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2025年

2025年

2025/04/27 4月27日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月27日

運命を待つ

人は誠実に努力してもって運命を待つがよい。
もし失敗したら自己の智力の及ばぬためと諦め、
さらに力を尽くさねばならぬ。
かくの如くしてあくまで勉強するならば、
必ず好運命に際会する時が来る。


『人事を尽くして天命を待つ』
に近いでしょうか。
結果として失敗であっても「力及ばず」理解し、
力不足を補い超えるための勉強を続けるならば
必ず運命は開ける。
・・・という意味ですね。
誠実に真摯に努力する。
わたし流だと、『健善な努力』…です。
 

2025/04/26 4月26日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月26日

誉(ほま)れは結果

誉れの生ずるは、
けだし生ずるの日に生ずるにあらずして、
由(よ)って来たるところがある。


評価されるのは
評価される瞬間に何かがあったのではなく、
評価される以前に評価に値する行動があったからです。
・・・というような解釈でしょう。
評価はあくまでも結果なのですね。
 

2025/04/25 4月25日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月25日

名誉と責任

名誉と責任は、
なお糾える縄の如きものである。
名誉を名誉たらしむるは、
すなわち責任を重んずるに在る。


企業で言うと、
「役職と責任は切り離さ事ができない」
ということですね。
責任を軽んじていると、
たとえ役職を得たとしてもそれは一時的で、
信頼を失うことになってしまうのですね。
 

2025/04/24 4月24日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月24日

平常の誠意が力となる

平常誠意をもって事に当たっておれば、
いざという場合に、それが非常なる力となって、
自分の助けとなるものである。


「誠意をみせろ」はお金の要求です。
ここではもちろん、
過剰な誠意を指しているわけではないですね。
もちろん忖度でもありません。
健善な誠意です。
良くも悪くも、因果応報と言えます。
 

2025/04/23 4月23日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月23日

満身の気力

およそ事に当たり物に接するには、
すべて満身の気力をもってすることを心掛けねばならぬ。
世間の事物について、往々禍害を生ずることあるは、
すなわち満身の気力の注がれぬところから起こるのである。


「往々禍害を生ずることあるは」とは、
「たびたび災いや害が生じることがあるのは」
という意味です。
災いや害が生じることがあるのは、
全身全霊の力を注いでいないことが
原因となって起こると言われています。
私も倒産した社長を何人も知っていますが、
その多くは「本気で経営していなかった」…と感じています。
・・・遊んでいる暇があったら研修に通いなさい。
・・・・勉強しなさい。
・・・・・それでも成り立つことは簡単ではないのです。
 

2025/04/22 4月22日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月22日

専心一意

人はすべて自己の勤務または責任に対しては、
いかにも謹直に気を小さく持ちて、
取り扱う業務には脇目も振らず、
専心一意、これを処理して行かねばならぬ。
人に貴ぶところはここに在る。


『謹直に気を小さく持ちて』
・・・真面目に、謙虚に。…ということです
そして、
自分に与えられた仕事は、
わき目も振らず一心に取り組みなさい。
と言われています。
先日も書きました、
森信三先生の人生二度なしです。

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2025/04/21 4月21日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月21日

すべて意味がある

実務上には詰(つま)らぬことは一つもない。
たとえ小さな仕事でも
事業その物の上から見ればいずれも重要であって、
その一つを欠いても完全に運ばれるものでない。
ゆえに詰らなく見えることでも、
一生懸命に働く人でなければ、
重要な仕事は、なおさら托(たく)することは出来ない。


「一生のうちに出会う人や出来事には必ず意味がある」
と言われています。
昨日の独り言で言った事故以来、
常に、出会う人や出来事の意味を考えるようになりました。
その積み重ねは、その後の人生に大きく役立っていると、
この年になり振り返っています。
・・・お勧めします。
 

2025/04/20 4月20日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月20日

大道の上に立つ

国家社会のために尽くさんと欲する者は、
天地人を一貫する大道(仁)の上に立たねばならぬ。


30年前は、
裏道や近道が大好きでした。
スピード違反も大好きでした。
・・・が、
大きな事故を起こし家族を失いかけました。
車はローンだけ残して廃車になってしまったのですが、
奇跡的に家族全員が無事でした。
それ以来、道路も経営も大道を進んでいます。
スピードも絶対に捕まらない程度です。
 

2025/04/19 4月19日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月19日

不変不易の道

世の中に万古に通じて不変不易の道が一つある。
それは仁義忠孝である。
約言せば人道である。
• 不変(ふへん): 決して変化しないこと。
• 不易(ふえき): 永久に変わらないこと。
• 万古(ばんこ): いつまでも。
• 仁(じん): 思いやり、慈しみ、他人を大切にする心。
• 義(ぎ): 正しさ、道理、なすべきことを行う心。
• 忠(ちゅう): まごころ、誠実さ、組織などに対する忠実な心。
• 孝(こう): 親を敬い、大切にする心。


わたし流にいうと、
「健善」
「正義の道」
・・・です。
自身が絶対に外してはならないと決意した道です。
 

2025/04/18 4月18日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月18日

勉強の面白さ

勉強して自分の事業を整頓してゆくほど、
世の中に面白いことはない。


私は研修マニアです。
研修は私の生命線です。
なぜ研修を受けまくっているのか?
『勉強して自分の事業を整頓してゆくほど、
世の中に面白いことはない』
と考えているからです。
 

2025/04/17 4月17日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月17日

学者の任

真正の学者と言われる人ならば、
常に経世済民の事を稽(かんが)え、
国家の隆昌(りゅうしょう)をもって
己れの任となす人たるべきはずである。
*経世済民(けいせいさいみん): 世をおさめ、民をすくう
*国家の隆昌(りゅうしょう): 国家が栄え、発展すること


実践者と研究者の違いですね。
経営者は実践者。
学者・コンサルは研究者なのです。
経営者は研究者から学びながら実践を行っています。
どちらかだけで経営が上手くいくわけではないのですね。
 

2025/04/16 4月16日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月16日

学問の役割

学問ある者が、経験の智識を具(そな)えた人より、
必ずしも偉いとは言い得ないが、
偉くなるに、より多くの便宜を有している。
また学問は天才を作ることは出来ぬけれども、
天才を、より早く啓発、助長する力がある。


学問と経験
学問、知識は成功の基にはなるが、
経験よりも尊い。・・・とは言っていません。
しかし、
この基ある人が経験を積むと
成功の可能性はより高いということですね。
経営の神様稲盛和夫氏がJALを1年で黒字化した時、
「1年で再建できたのは
JALの社員は知識が高く基が優秀であったから」
と言われていました。
 

2025/04/15 4月22日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月22日

専心一意

人はすべて自己の勤務または責任に対しては、
いかにも謹直に気を小さく持ちて、
取り扱う業務には脇目も振らず、
専心一意、これを処理して行かねばならぬ。
人に貴ぶところはここに在る。


『謹直に気を小さく持ちて』
・・・真面目に、謙虚に。…ということです
そして、
自分に与えられた仕事は、
わき目も振らず一心に取り組みなさい。
と言われています。
先日も書きました、
森信三先生の人生二度なしです。

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2025/04/15 4月15日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月15日

方向を定める

学生はその方向をしかと定め、
一意奮進に努力すべきである。
世に出た都合次第で、官吏にもなろう、
教師にもなろう、実業家にもなろうというような、
フラフラした考えをもって、学問に従事するは、
すなわち将来を誤る基である。


「成功の法則」中の一つですね。
社会に出たら一つのことに集中し一心不乱に。
昨日紹介した、森信三先生の人生二度なしでも言われています。
現在は、新卒3年で40%が転職する社会です。
さらに何度も転職を繰り返す。
中小零細ではもっと高い転職率と聞きます。
成功の法則が変わっていくのか?
成功の法則から外れていく人が増えるのか?
・・・危惧しています。
 

2025/04/14 4月14日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月14日

道は一つ

道は誰にも行い得らるるものである。
人にはみな道を行うに足るだけの力がある。
ただその力と道とに大小の差があるに過ぎぬ。
賢者の道も不肖者の道も、
共に道の道たるに至ってはすなわち一つである。


二宮尊徳の残した言葉ですね。
森信三先生の言われる
「人間が持って生まれた使命の書かれた封筒」
と同じではないかと思うのです。
「人生二度なし」です。
職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2025/04/13 4月13日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月13日

道の価値

道は実行によってはじめて価値を生ずるものである。
神棚や仏壇の中に片付けておいては、
道もまた煤(すす)けて価値を生ぜぬものである。


道は飾り物ではないのです。
使ってこそ価値がある、
進んでこそ価値があるのですね。
人生という道を止まらず、一歩でも先へ。
 

2025/04/12 4月12日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月12日

君子はすべて道理に合う

一挙手一投足、
陰に陽にすべて道理に合うのが君子で、
これに外れるのが小人である。


簡単に言うと、
『裏表のない人間』
ということですね。
表では正義、裏では悪。
・・・というほど大きな裏表はありませんが、
全てをオープンにできるか?
正義のための嘘というのが必要な場面も・・・
・・・健善(正義の道)を外れないところでの
戦略的なことは・・・やはりあります。
 

2025/04/12 4月11日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月11日

君子と小人

論語に
『君子ハ義二喩リ、小人ハ利二喩ル』ということがある。
この利と義との差別が、すなわち君子と小人との別である。
思想高尚にして、小利に汲々(きゅうきゅう)とせず、
一旦覚悟したる事は、必ずこれを貫くという、
堅実なる志操を有するもの、これ君子である。
これに反してただその一身を本位として、
自己の利益にのみ拘泥(こうでい)するもの、これ小人である。


『君子 は、道徳的な正しさ「義」を重んじます。
目先にとらわれることなく、高い理想をもち、
一度決めると、どんな困難にも立ち向かう。
小人は、個人的な利益「利」に執着します。
道徳的なことよりも自分の得になることを考え、
私利私欲を追求します』
・・・ということですね。
 

2025/04/11 4月10日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月10日

善人の意義

善人はいつの時代でも必要である。
あたかもごく良い品は、
いかなる不景気の時も、よく売れると異ならない。


私たち流にいうと、経営理念にある『健善』ですね。
人口が減少し、
私たちのマーケットがこの15年で34%も減少する中で、
広ガスたかたは90%で耐え続けています。
私たちが『豊かで健善な暮らしを提案実現する』という思いを持ち、
前進し続けているあかしだと考えています。
 

2025/04/11 4月9日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月9日

実質を良くする

総じて物を広めるは、
自ら売ることを意味するものである。
ゆえに広告も必要であるが、
第一にその品物の実質を良くしなければならぬ。
しからざればその広告はややもすれば、
羊頭(ようとう)を掲げて狗肉(くにく)を売ることとなる。


『羊頭を掲げて狗肉を売ることとなる』とは、
見た目は羊の頭を掲げているが、
現実には犬の肉を売るという意味だそうです。
どんなにすばらしい広告を打っても、
見かけばかりで中身の伴わない
「羊頭を掲げて狗肉を売る」行為になってしまうと言われています。
広ガスたかたの提供するサービスを充実するためにも
私たち自身が学び続け成長することが大切なのですね。
 

2025/04/11 4月8日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月8日

人気は己れの内にある

人気は他方より来るものでなく、
己れより出づるものである。
人気の来たり、人気の去る所以は、
その源を尋ぬれば、必ず内に在りて外に在るのではない。
己れに在りて人に在るのではない。



表面的な人気を求めるのではなく、
内面を磨き、人としての本質的な魅力を
高めることが重要だと言われているのですね。
私も、
30歳を過ぎたころから多くの研修で学び続け、
そう考えるようになり内面を磨こうと努力し続けています。
現在、経営者としてだけではなく、
安芸高田市の商工会、法人会、総合計画委員会、
警察署暴力追放対策協議会・・・
など多くに関わらせていただいています。
まだまだ頂ははるかかなたですが、
それでもゆっくり成長していると感じています。
 

2025/04/11 4月7日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月7日

人気の根源

広告も必要、自己表現も必要であるが、
これらは外部的誘導手段に過ぎずして、
内部的実質を充実するこそ、人気を博する根源である。
心身の力を尽くし、着実に勤勉に、その業を営みてこそ、
はじめて人気が集まって、その業が繁昌するのである。


優良な企業のM&Aをしたとします。
その企業が繫栄するのは当たり前ですね。・・・当面は。
当然ですが、
10年後、20年後繁栄は保障されていないのです。
逆に、
優良とは言えない企業のM&Aをした場合は?
当然ですが、組織経営者の腕の見せ所です。
これができないトップであれば、
先ほどの優良な企業も倒産まっしぐら…かも。
もっと言うなら、
本体企業の10年後、20年後は
相当危ないと言えるのかもしれません。
・・・常に未来のために、革新の連続ですね。
 

2025/04/06 4月6日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月6日

青年の不満

新たに実業界に出る青年輩が
自分の望む事務を与えてくれぬと言うて不平を鳴らすは、
自らその無能、不勉強を表明すると同じことである。
総じて人はその事務を執るに当たり、
最も細心に勉強すれば、
その事務は完全に出来て、委託した人は、必ず満足する。
一事に満足すれば二、三、四、五と、
ついには眼の回るほど忙しくなるものである。


「自分の希望する仕事を与えられないと不満を言うのは、
自身の能力不足や努力不足を自ら認めているようなものだ」
と言われています。
今も昔も同じなのですね。
どんな仕事であっても、徹底的に勉強し取り組めば、
必ずこなすことができ、
新たな仕事へ取り組むチャンスも増えるのですね。
社会人としての学びとは、
教えられるのを待つことではありません。
自ら学ぶ姿勢を持つ人が成功への架け橋を上っていきます。
 

2025/04/05 4月5日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
4月5日

学校と社会

学校出身の青年は、実社会においては徒弟である。
学校において得たる智識は、必ずしも実社会の知識と同視し難い。
否、学校教育は、実社会に出づる準備に過ぎない。
本当の智識、生きた学問は
実社会に立ってはじめて習得するのである。
*  徒弟(とてい):見習い


大学を首席で卒業しても社会では見習いです。
…当たり前ですね。
社会では、それぞれの社会で学ぶのです。
ですから、
学業優秀の人が、社会でも優秀という保証はありません。
スタートラインの違いは
学業の差ほど出るものではないのですね。
・・・私はそう信じてここまで歩んできました。
 

2025/04/04 4月4日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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4月4日

百錬(ひゃくれん)の鉄、萬朶(ばんだ)の桜

実業家はその志操を堅実にし才気を煥発(かんぱつ)していわゆる
「凝ツテハ百錬ノ鉄トナリ。発シテハ萬朶ノ桜トナル」
というようにありたい。


「凝ツテハ百錬ノ鉄トナリ。発シテハ萬朶ノ桜トナル」
精神を集中し、何度も鍛えることでとても固い鉄になる。
日本で言うと刀鍛冶のイメージでしょうか?
後半は
内から発する思いを表現することで、
美しい桜のように周りを魅了することができる。
・・・このようにありたいものだ。…と言うことだと思います。
・・・・・・奮闘の日々は続きます。
 

2025/04/03 4月3日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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4月3日

思考の鍛錬(たんれん)

商人たるものは必ず信念がなくてはならぬ。
而(しこう)してまず思想を鍛錬する必要がある。
思想を鍛錬して信念を修養しなければ、
文明の商人としてその成功を期待することは出来ぬ。


思想の鍛錬とは、
自身の考えを深めるため、
知識や教養をより深めることです。
これをたゆまなく続けることが経営者には大切なのです。
ここには自信があります。
私の生命線は、『学び続けること』と考えており、
異業種交流会、研修、ベンチマーク・・・は、
私が現役の間は止めません。
 

2025/04/02 4月2日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

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4月2日

寡黙敏捷(かもくびんしょう)

自分が信じぬことは言わず。
知った以上は必ず行うという念が強くなれば、
自然に言語は寡黙になり、行為は敏捷になるものである。
孔子曰く
「君子ハ言二調ニシテ行二敏ナランコトヲ欲ス」と。


「君子ハ言二調ニシテ行二敏ナランコトヲ欲ス」
調べました。
・言葉の重みを理解し、発言には責任を持つこと。
・行動力と実行力を高め、目標達成に向けて努力すること。
・言葉より行動が大切であるということ。
・・・だそうです。
言葉は慎重に選びなさい。
迅速に行動しなさい。
・・・ということですね。
 

2025/04/01 4月1日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

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4月1日

剛毅強力

自信なき者には、大事業は出来ぬ。
ゆえに剛毅(ごうき)もって志を立て、
強力もって事に当たらねばならぬ。



何事にも屈しない強い意志を持って志を立て、
強いじっこ威力をもって事に当たらねばならぬ。
自信を持つことはとても重要と言われています。
自信を持つためには学ぶこと。
学ぶとは、『まねること』。
とことんまねて、自身を強化。
 

2025/03/31 3月31日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

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3月31日

その日の事はその日に

人々その日の事は、必ずその日に済ませ、
後日に事の残らぬよう勉むべきである。


「その日のことは、その日に」
私の年齢になると物忘れが多く、
その日ではなく、つい今しがたのことが思い出せない。
そこで私が気を付けていること。
これをしようと思いその場所へ向かう。
途中で目に付いた何かを先にやってしまうと、
何をするためにその場所へ向かっているのか、
わからなくなることがあります。
だから私はやるべきことが終わってから
次のことをやるようにしています。
そのため、
同じ場所を行ったり来たりすることがありますが、
やろうとしていることを忘れてしまうよりは効率が良い。
・・・と考えるようにしています。
 

2025/03/30 3月30日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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3月30日

天命

人の世に処するにおいて何者か知らん、
自然に我を助けてくれる霊妙なる力があるように感じられる。
この感応がすなわち天命である。


「私を助けてくれる、神のような存在いる」
と、渋沢氏は言われています。
経営の神様といわれている、
松下幸之助翁、稲盛和夫翁も
「人生のピンチでは天に救われた」
というような意味のことを言われています。
稲盛氏の天の不思議な力への感謝が、
後に得度へつながったのだそうです。
稲盛氏は65歳の時に仏門に入られており、
僧侶でもあったのですね。

 

2025/03/29 3月29日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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3月29日

天の働きと人間の役割

天は実に霊妙なる者である。
公明なる者である。
正大なるものである。
天は社会のため、国家のために尽くす人々に対して、
必ず幸福を与うるものであるから、
我々は社会のため、国家のために、
自己の責務を尽くすが、その本分である。
これを満足に務むるだけ、それだけ自己
の本分を完(まっと)うすることになり、
その本分を完うするところに幸福が在るのである。
ゆえに人はただ自己の本分を尽くす上において、
不足なきや否やと自ら省みるところに、
安心立命がある。
俗にいう「あきらめ」とはこの事で、
この一念に向かって、惑わず、倦(う)まず、
直進すべきである。


「天は、社会へ貢献する人必ず幸せにしてくれるのだから、
私たちは、社会のために尽くす責任がある」
と言われています。
卵が先か?鶏が先か?
どちらかが先ではなく、車の両輪ですね。
・・・一輪だけでは走行できません。
もう一つ、
「あきらめ」とは本人が諦めたことを自覚し、
挑戦をやめることを言います。
挑戦を続ける限り『終わり』ではなく、
『挑戦中』なのです。
 

2025/03/28 3月28日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月28日

満身の精神を以てすべし

一事ヲ為シ、
一物二接スルニモ必ズ満身ノ精神ヲ以テスベシ。
瓊事(さじ)タリトモ、筍且(かりそめ)二付ス可カラズ。
* 瓊事(さじ):つまらないこと、些細なこと
筍且(かりしめ:いい加減なこと、中途半端なこと


何事に対しても渾身の思いを持ち取り組みなさい。
つまらないことでもいい加減に対応してはならないのです。
・・・日々、
渋沢栄一氏の文章と全身全霊で取り組み続けています。
・・・解説書が欲しい。
 

2025/03/27 3月27日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月27日

軽薄才子となるなかれ

人は軽薄才子となるなかれ、
また無責任なる批評家となるなかれ・


才があっても軽はずみな行動をとってはいけません。
無責任に人を批判してはいけません。
・・・ということでしょう。
最近のSNSは、とても便利ですが、一方、
陰口を、顔を見せずに世間にオープンにする危険なツールです。
無責任なSNS投稿が命まで奪うことを自覚してほしいものです。
・・・日々、
渋沢氏の当時の言い回しの解釈に苦闘しております。
 

2025/03/26 3月26日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月26日

交際の要旨

交際の要旨は、事に当たりて切実に考え、
人に対して、いささかも誠意を欠かず、
いかなる階級の人に向かっても、言々句々、
すべて自己の衷情(ちゅうじょう)を披瀝(ひれき)するに在る。
世に至誠ほど、偉力あるものはない。


「誠実さほどおおきな影響を及ぼすものはない」
ということを言われています。
「衷情を披瀝する」とは、
「偽りのない気持ちを、すべてを打ち明ける」
ということです。
誠実さは、信頼関係を築く上でとてもとても重要なのですね。
・・・心の浄化を進めます。
 

2025/03/25 3月25日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月25日

交際は社会の根本

交際とはすこぶる広義にして、
個人間はもちろん、政治界、経済界、
一つとしてこれが必要を認めないところはなく、
社会あれば、必ず交際あり、
人として社会に生存するにおいて、欠くべからざる根本要義である。


確かに、人付き合いは社会の根本ですね。
正直、プライベートでも
自分のやりたいことだけをやっているわけではありません。
仕事や地域の役職を優先しなければならないことは少なくありません。
先日も、個人的には優先したい孫との時間を
お付き合いの時間に割くことにしていました。
幸い、そのお付き合いに行かなくてもよくなったことで、
孫との時間をすごすことができました。
…奇跡的にラッキーでした。
……昔から家族には負担ばかりかけています。
 

2025/03/24 3月24日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月24日

理想の人物

およそ人は理想的にいえば、
深沈にして機敏、機敏にして深沈、
よく静と動とを兼ね、
水も山も共に楽しむ者とならねばならない。


冷静でありながら、事に合わせて機敏な対応のできる人物。
要するに、
バランスの取れた人物が理想と言われているのですね。
「意識としては常にバランスを意識することは大切ですが、
人間はそれほど器用ではない。
まずは得意なところを徹底的に伸ばしなさい。
不得意なことへの意識はもっていなさい」
と、芳村思風先生は言われています。
 

2025/03/23 3月23日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一著 致知出版
3月23日

動中の静、静中の動

真の智者には、動中自ら静があり、
真の仁者には、静中自ら動がある。


真に知恵のある人は、忙しくしている中でも、
心の平静を保つことができる。
平静を保っているなかでも、内に燃える野心がある。
・・・という意味でしょうか。
常に冷静に自身を分析しながら
この瞬間に大切な行動がとれる人。
・・・自身を振り返り…恥ずかしい限りです。
 

2025/03/22 3月22日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月22日

常識 ②

英雄豪傑も非凡ではあるが、愚人もまたである。
而(しこう)して英傑中にも非常識の人がある。
凡人にも常識を備えた者がある。
余は世を挙げて英雄豪傑たらんよりは、
むしろ常識を備えた凡人の多からんことを望むものである。


英雄豪傑、現在の政治家ですかね。
立派な人たちばかりですが、
政治とお金問題に関しては…非常識?
今回のおみやげ商品券も、
法的に問題があるかどうかでなく、
なぜこの期に及んでこのようなおみやげを・・・
まさに、
「英雄豪傑たらんよりは、
むしろ常識を備えた凡人の多からんことを望む」…ですね。
 

2025/03/21 3月21日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月21日

常識 ①

常識とは事に当たりて、矯激に馳せず、
頑固に陥(おちい)らず、よく是非善悪を見分け、
利害得失を識別し、言語、挙動すべて
中庸に適(かな)う者がそれである。
これを学理的に解釈すれば、智識、情愛、意志の三者が、
各々(おのおの)権衡(けんこう)を保ち、
平等に発達したるものを言う。


頑固にならず、善悪を見分け、利害得失を判断し、
言動も安定しており、知性、感情、意志のバランスも良い人。
ということですね。
先日、あるところでの対応に感情的になってしまいました。
今振り返っても、頭にくるのですが、
常識人の意識はその瞬間薄れていたことは間違いありません。
・・・まだまだ若い。・・・修行が足りていませんね。
 

2025/03/20 3月20日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月20日

道 ②

仁義孝悌の道は、他人に強要されて、行うべきものでなく、
自動的に、いつも同じ程度に行わなければならない。
見栄や強要に余儀なくされて行うものは偽善であって、
道ではない。


仁:思いやりの心
義:正義
孝:親や先祖への感謝、敬愛
悌:兄弟姉妹に対する尊敬と調和
見栄や強要で行うのは正しい善ではない。…と言われていますが、
『形から入って心に至る』
ということは変実的だと考えています。
・・・心に至るためには、
行動を習慣化することですね。

 

2025/03/19 3月19日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月19日

道 ①

道とは道路の意味で、人間の行路を進むにおいて、
ぜひとも履(ふ)まねばならぬものである。
「道ハ須爽(しゅゆ)モ離ルベカラズ、
離ルベキハ道二非(あらざ)ルナリ」
と孔子が言われた通り、
吾人(ごじん)が日常の坐作(ざさ)進退は、
ことごとく道に準拠すべきものである。


道徳、正義の道は、離れてはいけない。
離れなければいけないのは、
道徳、正義の道ではないものである。
・・・というような意味でしょう。

 

2025/03/18 3月18日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月18日

実践躬行(きゅうこう)

道徳は国家の教えでもあり、また個人の教えでもある。
ゆえに国家個人、貴賎上下を通じて、
実践躬行すべきものである。


道徳、正義の道を自らが実践実行すべきだと言われています。
・・・なぜ、サギや闇バイトがこれほど横行しているのか?
・・・やはり、一人ひとりの意識。
世界に目を向けると、
中国マフィアのサギ拠点といわれる
ミヤンマーで何千人もの人がサギに関わらされていた。
組織は完全解体なのでしょうか?
 

2025/03/17 3月17日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月17日

智の力、仁の力

是非得失、利害、安危等をよく識別して、
一身一家、さては一国を発展せしむるは「智」の力である。
ゆえに智の貴むくきは論なきことなれども一方に偏すれば術数に
陥(おちい)り、狡滑(こうかつ)、輻臓(へんまん)等の悪徳を
敢(あ)えてして憧(はばか)らぬようになる。
これを救うはすなわち仁の力である。


論理、筋道、理屈などはとても大切なのですが、
それだけに頼りすぎると、
論破することにはたけているが、
他人に対するいつくしみやおもいやりを感じません。
自分だけに都合の良い某国のAIのようですね。
どこかの県知事、どこかの元市長を連想するのは私だけ?
 

2025/03/16 3月16日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月16日

志士の務め

自己の利殖を第二に置き、
まず国家社会の公益を考え、
道理の命ずるがままに、
働くのが志士の務めである。


物であれ、立場であれ、
それが周りの人の幸せのためになるのでなければ、
自己の利殖です。・・・もちろん論外。
周りの人の幸せを貫くための『健善(正義の道)』は、
ぬるま湯の道ではありません。
自分にとっても周りの人にとっても、
平坦ではないいばらの道なのです。
楽ができる『ぬるま湯の道』と『正義の道』は
まったく違うのですね。
・・・目指そうとしているのはどっち?
 

2025/03/15 3月15日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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3月15日

事業の目的

およそ事業を営むには、
まず国家社会の利益を目的とせざるべからず。
国家社会の利益となる事にて、
自家の利益とならぬはずはない。


経営の神様、松下幸之助翁は、
『会社は公器』
「会社は公(おおやけ)ための組織である」
と言われています。
幸之助翁が言われる『公』とは、
当時は日本国民を指していたのでしょうね。
『「国家、国民の利益になることをやっているのだから、
成り立たないはずがない」…と、幸之助は言っていました』
と、木野親之先生が生前何度もお話をされていました。
 

2025/03/14 3月14日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月14日

老舗(しにせ)の信条

老舗が把持する堅実なる営業方針は
永劫(えいごう)不変の信条である。
*把持(はじ):しっかりと持つ


この普遍の信条とは、
現代の言葉で言う『経営理念』ではないかと思います。
経営の神様松下幸之助翁は、
『理念経営』を推奨、実践し、
世界のパナソニックの礎を作りました。
会社の価値観の根底になるもの、
まさしく不変の信条だと考えます。
 

2025/03/13 3月13日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月13日

理財の妙用

理財の妙用は、永遠を期するに在り。
速効を求むれば多く敗る。


理財の妙用とは、
財産を有益に活用すること。
…優れた投資ということでしょう。
急いで儲けようとしてはいけない。
最も悪いのはばくち的な投資。
株も短期的に儲けようとするとひどい目にあいます。
ニーサなど比較的安全と言われる投資も、
トランプ就任以降、ど偉いことになっているようです。
・・・が、長期的な投資なので数年単位で見ていきましょう。
 

2025/03/12 3月12日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月12日

競争とは熱

競争を替(たと)えてみれば、あたかも人体の熱の如きものである。
人間を活かすも殺すも熱である。
商人を活かすも、殺すも競争である。
ゆえに商人は常にその平熱を保つことに注意せねばならぬ。


平熱を保つとは、
常に『競争を続けている』ということですね。
高熱とは、到底無理な相手と競争をすること。
熱が低いとは競争をしないこと。
瞬間的には楽ができます。・・・が、死に至ります。
企業の目的は創造(成長)。
・・・と、ドラッガー氏が言ています。
 

2025/03/11 3月11日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月11日

善意と悪意の競争

善意の競争は、商業繁昌の基であるが、
悪意の競争は早晩必ずその商店の繁栄を阻止し、
その商人の信用を傷くるものである。


私の大切にしている『健善』。
わかりやすい言葉では「正義の道」。
・・・とはいえ、
私の経営は、
お釈迦様のような完全なる善の経営とは言えません。
グレーはセーフ…『黒(悪)』ではない道も・・・。
多くの大成功経営者の伝記の中でも、
「綱渡りだったが渡り切った」
のような意味の文章もあります。
間違いないのは綱渡りの綱の向こうには
『善』が見えているのですね。
 

2025/03/10 3月10日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月10日

国家に尽くす

商にあれ、工にあれ、あるいは労力にあれ、
その業体が正理公道に背(そむ)かぬ上は公私の別を立てる要はない。
その営む仕事に力を尽くすは、
すなわち国家に尽くす所以(ゆえん)である。
国家の分子たる個人が、道理正しい業体を営んで、
盛んに進んでゆけば、
すなわち、国家もまた従って盛んにもなり、強くもなる。
ゆえにこの商業は個人のため、この工業は国家のためと、
差別を付ける要はない。
ただし事業は選ばなければならぬ。
何となれば道理正しい業体と、
法律に触れずとも卑しむべき業体があるからである。


国が反映していなくては私たちの豊かさもありません。
豪華客船の中で行列のできる、
とても反映しているお店があったとします。
その豪華客船が沈没してしまったら・・・。
日本の中で暮らしている私たちは、
国の繁栄とともにあるのですね。
そのためには、
せっせと納税の義務を…積極的に果たします。
・・・政治家の皆さん、
日本のために正しくお使いください。
 

2025/03/09 3月9日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月9日

気力を注ぐ

事に大なるあり、小なるあり、
満身の気力を注がずともよさそうに見えることもある。
さりながら大なり、小なり、
気力を注がないで、その効を奏し得た例はない。
ちょっと人に接するにもそうである。
充分に気力を注いで話したことは、感応力が甚だ強い。
戯(ざ)れ事でも、遊び事でも、やはりその通りで、
事々物々満身の気力を注いでやるということは、
人のこの世に処するにおいて
忽(ゆるが)せにすべからざることである。
筍且(かりそめ)の考えを持たず、
慰(なぐさ)みに物をせぬよう心せねばならぬ。


そうですよね。
気力を注いだ取り組みと、
やっつけで進めた取り組みでは当然成果が違います。
やりがいも充実感も当然違います。
『楽を考え、優先する10年』
『あえて力以上のぎりぎり線で意欲的に取り組んだ10年』
・・・この差は、
簡単に埋めることのできなほど大きいのです。
 

2025/03/08 3月8日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月8日

現状維持は退歩

自分は僅かに現状を維持しているとして、
他人もまた同様なればよいが、
人は進んで止まぬのが世の常であるから、
結局現状維持は、
取りも直さず自分が退歩する勘定になるのである。


広ガスたかたは20年以上止まらず進化し続けています。
とはいえコロナ化の4年間は・・・、
私自身への負荷は随分減りました。
出張も減り、商工会や法人会その他の会議も減りまくり、
身体的には楽な期間でした。
結果・・・提供サービスの進化は止まってしまいました。
現状維持の4年間だったと振り返ります。
現在は数か月のスケジュールが一杯で、
高付加の日々を送っています。・・・が、充実もしています。
新たな提供サービスも構想中です。
 

2025/03/07 3月7日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月7日

道徳も進化する

世の中には何事も進化のないものはない。
宇宙も進化し、生物も進化し、
美人の容貌(ようぼう)さえ進化があるという。
世間の一切万事、
みな進化の痕(あと)が歴々として眼に映らぬものはない。
したがって道徳にもまた進化あるべきはずである。


世の中のすべて、
日本の法律も進化し続けていますね。
自動車と道路交通法はどちらが先か?
・・・自動車ですね。
法律の進化は後追いです。
車の自動運転も
日本以外では現実に走行している国もありますが、
まだ法律は確立していません。
・・・AIもそうです。
道徳も後追いで進化し続けることは当たり前と言えそうです。
 

2025/03/06 3月6日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月6日

人間の真価

古来人は食うために働くか、
働くために食うかという問題があるが、
人たる以上、誰か食うために働く者があろう。
働くために食うというにおいて
はじめて人の人たる真価を認めらるるのである。


ここで言われている仕事とは単なる作業ではなく、
創造的な労働ですね。
志・使命の達成のために働くのです。
生まれながらにして持っている、
使命の書かれた封筒をぜひ開封してください。
森信三
人生二度なし

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2025/03/05 3月5日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月5日

人間と禽獣

衣食住の三者は、
人の生活において必須欠くべからざる要件で、
一面より観れば人はみなこれがために活動するようにも見える。
かくも重要のものではあるが、
ただこの事にのみ汲々(きゅうきゅう)として、
また他を顧みるいとまなきようでは、
禽獣(きんじゅう)と択(えら)ぶところなく、
甚だ卑しむべきものである。


生きるためだけに働くのでは山にいる動物と変わりない。
人間として生まれたからには、
志を持ち進んでいきたいものだと言われています。
森信三先生は、
「すべての人が、生まれながらにして持っている、
使命の書かれた封筒を開封しなさい」
と言われています。
 

2025/03/04 3月4日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
3月4日

武士道

人は至誠を本とし、いやしくも道理に適(かな)い、
本分に背(そむ)かぬ事であれば、勇往邇進(まいしん)し、
公益をはかる意気がなければならぬ。
これすなわち武士道である。

武士道の中に、
「独りよがりであってはならない」とあります。
SNSが日常的なツールになり、誹謗中傷を含め、
独りよがりが横行しているのではないかと危惧します。
陰口は、人目につかないところで行ってほしいものです。
渋沢氏は「公益をはかる意気」と期されていますが、
武士道の「命をかけて組織へ殉ずる」こと。
・・・が公益、「正義の道」だと思っています。
 

2025/03/03 3月3日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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3月3日

至誠

人格には、血もあり、涙もあり、かつ、
暹(たくま)しき精神を持たなければならいはもちろんであるが、
要するにその中に至誠が籠もっておらぬと、
完全な人格とは言い得ない。
すなわち至誠をもってすべての事に当たり、
而(しこう)して言語を慎み、善悪の弁別を誤らぬ等、
種々の美徳が総合して、
はじめて完全なる人格となり得るのである。
一言もってこれを蔽(おお)えば、至誠は人格の根本である。
*至誠(しせい):きわめて誠実


わたし流に簡単に言います。
『正義の道を守ること』
・・・以前「正義の象徴を」Googleで検索していたら、
「正義の象徴ジャングル大帝レオ」が出てきました。
以来、
私の本棚には「ジャン靴大帝レオ」が飾ってあるのです。
多くの人は飾ってあることを知らないと思います。
 

2025/03/02 3月2日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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3月2日

学問の目的

学問は就職の綱にあらず。
地位を釣る餌にも非(あら)ず。
また卒業証書は立身出世の手形に非ず。


その通りですね。
経営の神様、松下幸之助は小学校を中退し丁稚奉公しました。
ホンダの創業者、本田宗一郎は小学校を卒業後、
自動車修理工場に丁稚奉公しました。
学問と出世はある意味関係がないのですね。
・・・二人とも、
社会人になって学びまくったとの記述があります。
過去は関係ありませんが、
今何をするか・・・
ここは未来に向かって大きな差が出るところです。
 

2025/03/01 3月1日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
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3月1日

学問と経験

学問は一種の経験であり、
経験はまた一種の学問である。
老人も青年も、この辺の消息を了解するを要す。


当時は学校で学んで社会に出ることが、
まだまだ一般的とは言えない時代であったのでしょう。
小学校も出ていない人も少なくはなかったのだと思われます。
「経験」対「学問」の構図があった時代と想像します。
現在は、掛け算のできない大学生もいるそうで、
「大学」=「学問」という構図も崩れているようです。
 

2025/02/28 2月28日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

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2月28日

貧民救済の意味

彼は彼なり、我は我なりとて、我意を通さば、
富者はますます富む一方に、
貧困者の増加するは、自然の勢いである。
かくて貧富の懸隔(かんかく)ますます甚だしければ、
すなわち両者の反目を免れ難く、
ついに社会の秩序を乱るに至るであろう。
されば適当なる方法の下に、貧民救助を行うは、
秩序を保つ所以(ゆえん)にして、また社会の経済を維持して、
安全を保つ必要条件である。


『秩序を保ち、社会の経済を維持して、
安全を保つ必要条件である』
…と、言われていますね。
・・・来年度予算を通すための高校の授業料無償化?
私立は制限はありますが、
高額な授業料の高校でも約2/3は出るそうです。
公立高校と同額補助であれば私は納得ですが・・・。
私立も無償化目指すのであれば、
公立高校を廃止して、
私立高校一本にすればよいのではないかと・・・。
一律無償化を進めようとする意図が私には不明です。
 

2025/02/27 2月27日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月27日

後進者を育てる

学問を修めて実務に就いた者は、
ますますその事業の範囲を広めてもって
後進者に好位置を与うることを心掛くべきである。
これすなわち国を向上せしむる所以(ゆえん)の唯一の務めである。


「事業の範囲」と言われていますが、
『仕事や人間としての幅』に変換したほうがわかりやすいでしょう。
そして後輩の成長にかかわりなさい。
このことが会社や地域を発展させひいては国のためにもなる。
…と言うことですね。
広ガスたかたの経営理念では、
『仕事を通し「成長」を続ける事で、
豊かで健善(全)な社会、企業、
そして暖かい家庭を創ります』
・・・温かい家庭づくりを挙げています。
 

2025/02/26 2月26日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月26日

商業と学問

商売人は自己の商業の強固に発達することを
勉(つと)むくべきはもちろんであるが、
さてその商業の強固に発達する原因は何であるか。
結局その人の思想が堅実にして、
事に処し物に応じて、適当なる働きを為すにある。
その働きは何によりて得るかというに、
学問の力によらなければならぬ。


「経営と学問」
私は社長就任後から経営の勉強を続けています。
ドラッガーなどの本を読むことはもちろん、
研修や講演にも毎月かよっています。
「何をそんなに学ぶことがあるの?」
と言ってくれる経営者もいますが、
私よりもさらに何倍も学び続ける経営者もたくさんいます。
これからも続く、
経営者としての判断を誤らないためにも
これからも学び続けます。
 

2025/02/25 2月25日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月25日

家庭と社会

社会は家庭の拡大されたものであるから、
家庭を作る人々が個々に道を履(ふ)み、
徳を行うに由(よ)って、自ずから改良せられ、
向上されて行くものである。


社会は、大きな家族なのですね。
とはいってもあまりピンときません。
しかし、オリンピックなどでは、
「頑張れ日本」と声を揃えます。
もちろん会社も家族です。
…こちらの意識も社長になってから芽生えてきました。
地域のいろいろな役を受けるようになり
その意識は拡大されています。
 

2025/02/24 2月24日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月24日

社会の良否

社会の良否は、住む人の人格に因(よ)る。


組織の良否、善悪は組織内の人たちの価値観によるのですね。
暴力団やサギ集団の価値観に寄って行く人たちもいます。
ミヤンマーに拠点を持つサギ組織に
騙されて連れてこられた人たちは、
あくまでも騙されて監禁された誘拐被害者でしょう。
 

2025/02/23 2月23日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月23日

建設的と模倣的

およそ世の中の事物進歩には、建設的と模倣的とある。
而(しこう)してその模倣的に、善と悪とある。
すなわち孟子(もうし)の『堯(ギョ)ノ服ヲ服シ、
.堯ノ言ヲ称シ、堯ノ行ヲ行ハバ、是(コ)レ堯ノミ。
桀(ケツ)ノ服ヲ服シ、桀ノ言ヲ称シ、桀ノ行ヲ行ハバ、是し桀ノミ」
と言えるは、すなわちそれである。


「真似は最大の創造」と小山さんは言われています。
落とし穴があります。
表面だけを真似してはいけないのです。
なぜこのうわべなのかその理由を
しっかり知らなければならないのですね。
模倣は良いが、表面だけだと…悪。
ということでしょう。
 

2025/02/22 2月22日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月22日

進歩の要件

およそ世の中は、
何事も進歩発展が必要であるけれども、
向こう見ずにただ進むわけにはゆかぬ。
殊に国家の進歩に至っては、
よく進みつつ、後をも顧み、
確(しか)と地盤を踏みしめて、
頚(つまず)き倒れぬよう注意せねばならぬ。


勢いだけで進み続けてはならないのです。
思わぬけがを負うことになってしまいます。
・・・が、
何かを乗り越えるときには『勢い』は必要です。
時、場所、場面に対応しながら進むことが大切ですね。
 

2025/02/21 2月21日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月21日

教育の方法

教育は、広からんよりは、むしろ精(くわ)しからんを要す。
注入的ならんよりはむしろ自修的ならんことを欲す。
而(しこう)してその学ぶ人の素質をして、
孝悌(こうてい)、忠信、誠実、律義ならしむるにおいては、
完全の域に達するに庶幾(ちか)からん。


『感謝の心を持ち、
詰め込むのではなく、自主的に専門的に学ぶ』
ということだと思います。
高校の時化学や物理は得意ではありませんでしたが、
資格取得に必要だったので学びなおしました。
当時、「高校時代に戻ったら成績上がるな」と、
感じていました。
 

2025/02/20 2月20日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月20日

教師と生徒

今の教師と生徒との間に、
昔のような師弟間の情誼(じょうぎ)恩愛がないのは
これ今日教育界における大欠点である。
今日の教師を視るに、
その多くはただ文字を講義し、
義理を伝授すれば本分を尽くしたものの如く考え、
生徒もまたあたかも寄席にて軍談でも聴くような気持ちでおる。
書生の心得も違うているが、
教師が日雇人のような気持ちでいては、
立派な人物の出ようはずがない。


昭和と令和の教育現場も大きく変わっていますが、
明治のころでもそうだったのですね。
私の時代は手を挙げる教師もいましたが、
その教師からは愛を感じました。
現代では教師が手を挙げると事件になります。
ゆとり教育が日本に穴をあけ、
働き方改革で日本経済は沈没してしまうのか?
 

2025/02/19 2月19日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月19日

猛烈な活動力と
緻密な考慮

人は猛烈なる活動力を有すると共に、
綴密なる考慮を持たねばならぬ。


結婚しない若者が増えています。
「結婚とは、愛」
・・・なのでしょうか。
もちろん大切な要素ですが、
結婚に必要なのはもう一つ、
『勢い』だと考えています。
結婚に限らず、
人生にとっての大切な壁を乗り越えるときには
『勢い』が必要なのですね。
・・・そしてさらにもう一つ「考慮」。
 

2025/02/19 2月18日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月18日

時勢を識(し)る

人の世に処する、
もちろん智識を進めねばならぬが
またよく時勢を識(し)るを必要とする。
智識ありて時勢に通じ、そのなす事を
択(えら)びて、誠心誠意これを勉強するならば、
必ず満足なる成功をとげ得られるのである。


これは現在も同じですね
時の変化は自分の成長を待ってくれないのです。
変化を知るだけでなく、
変化に対応する知識も必要です。
昔の変化は今ほど大きくなかったので、
「なれていく」も、
対応方法の一つだったかもしれませんが、
現在では「学ぶ」の意識がなければついていけませんね。
 

2025/02/17 2月17日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月17日

身のほどを知る

世に成功熱に浮かされ、野猪(やちょ)的に進む者が多いが、
その多く失敗に終わるは、身のほどを知らぬからである。
各自に天の使命を自覚し、
国家、社会の公利公益を念頭に置きて、
その材能、その力量に応じて、事に当たるに非(あら)ざれぱ、
事業は成就し難いものである。


『天命の自覚』自分自身が進むべき道。
封筒に書かれた使命です。
外してはならないのが『公利公益』。
正義の道です。
そして最後に大切なのこが、『力量に応じて』。
わからないことは学びましょう。
 

2025/02/16 2月16日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月16日

忍耐の時

よく事に通じて、勤勉であっても、
目的通りに事の運ばぬ場合がある。
これはその機のいまだ熟せず、
その時のいまだ到らぬのであるから、
ますます勇気を鼓(こ)して忍耐しなければならぬ。


顕著なものに「教育」「学習」があります。
教えたものは必ず伝わっているか?
学んで知っていることはその通り行動できているか?
・・・そんなはずありませんよね。
習慣と言えるほどに体に染みつくまで
私たちは何度繰り返したことでしょう。
日創研の田舞さんは、
『教員は忍耐。教育とは我慢』
と言っています。
 

2025/02/15 2月15日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月15日

修養を積む

咄瑳(とっさ)の事変に処するには、
あらかじめこれに処する修養を積まねばならない。


昨日の私の感想のことですね。
『心を安らかに天命に任せ、どんな時にも動じない』
何か大事に出くわしたとき、
とっさに、安心立命のようにはいきません。
『そのためには、学び続けること、
経験し続けること、逃げないこと。
積み上げながら、『安心立命』に近づいていきます』
学習、経験が足りていない新米経営者時代は、
ストレスで胃潰瘍になり病院に度々通っていましたが、
逃げださずに事に当たり、学び続け、
経験を積むことで動揺することは極めて少なくなりました。
小山さんはさらに多くの経験や学びで
仙人級の安心立命を感じますね。
 

2025/02/14 2月14日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月14日

余の守本尊

余の安心立命は、論語すなわち仁義道徳である。
これ実に余の守本尊で、終身変わらざる金科玉条である。
運命とか僥倖(ぎょうこう)とかいう道理以外の禍福は
余の毫(ごう)も心に関せざものである。
*安心立命:心を安らかに天命に任せ、どんな時にも動じないこと
*守本尊:あなたを守護してくれる仏様
*金科玉条:重要な法律や規則のこと
*僥倖:思いがけない幸い


『安心立命』が、
いかに自身の幸せな人生を創造してくれるかを
語られています。
『心を安らかに天命に任せ、どんな時にも動じない』
そのためには、学び続けること、
経験し続けること、逃げないこと。
積み上げながら、『安心立命』に近づいていきます。
 

2025/02/13 2月13日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月13日

安心立命 ②

人はその胸中に確乎(かっこ)たる安心立命がなけれぱ、
事変に遭遇(そうぐう)するかまたは厄難(やくなん)に出逢う時は、
たちまちその態度を乱して、
周章狼狽(しゅうしょうろうばい)するものである。
*安心立命:心を安らかにして天命にまかせ、動揺しないこと
*周章狼狽:予想外のことが起き慌てること


予想外のことが起き慌てないためにも、
絶対にぶれないものを持っていなければならないのですね。
安心立命のためにも、経営理念必要です。
会社にとって最もぶれない考え方だと言えます。
私は経営理念のほかに、自身価値観をブラさないため、
手帳に、本や講演から拝借した言葉をたくさん書いています。
 

2025/02/12 2月12日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月12日

安心立命 ①

非凡明快なる決断は安心立命から生ずるものである。
人として安心立命なき時は、
事に当たりてとかく決断が鈍りて、
邁進(まいしん)し得られぬものである。
安心立命ある人は必ず自ら信ずるところがあるから、
国家の危殆(きたい)に際しても、
自若として、これに応ずることが出来るのである。
*安心立命:心を安らかにして天命にまかせ、動揺しないこと


並はずれる決断は、
心を安らかにして天命に任せ、動揺しないこと。
重要な決断をする時こそ冷静に判断しなければならないのです。
2025年もすでに大きな決断を迫られています。
いささかも舞い上がることなく、
しっかりと将来を見据え『健善』を胸に、
・・・冷静な決断をしていきます。
 

2025/02/11 2月11日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月11日

成功の要諦 ②

またその事の善悪を弁別しなければならぬ。
これすなわち智識と耐忍を要する所以(ゆえん)である。
多くの事柄は年月を重ねて、
はじめてその効果の酬(むく)い来たるものである。
これを待つのが忍耐である。
この忍耐がなうては、強いものも砕かる。
ゆえに怠らず、屈せず、進んで止(や)まざるところに、
成功の実があるのである。


昨日の『信念を持ち継続してことに当たる』
何に信念を持つかということですね。
「目先で正しそうなこと」・・・ではなく、
真に正しいこと、わたし流だと、『健善』です。
そして最後は忍耐。・・・我慢、我慢、我慢ですね。
全ての成果は人の成長とともに。
そう簡単に結果が出ないことを心しておかなくては
『諦め癖』がついてしまいます。
 

2025/02/10 2月10日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月10日

成功の要諦 ①

およそ事を成すには、その守る所を堅くし、
その行為を篤(あつ)くし、
忍耐をもって事に撓(たわ)まいようにせねばならぬ。
事業は単純なるものでない。
志操堅実にして、事に当たりては、
不撓不屈の精神を強くせねばならぬ。



『信念を持ち継続してことに当たる』
ということですね。
30歳になる頃の私の手帳には、
『信念』『継続』をシステム手帳にはさんでいました。
40歳になる前、『健善』を追加し、
『健善』『信念』『継続』を
現在使用中の手帳に入れ続けています。
 

2025/02/10 2月9日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月9日

文明の進歩と仁義道徳

物質文明の進歩は、
ややもすれば仁義道徳と相容れぬことが多い。
その弊として、
極端なる個人主義となり、自我思想となり、
ついに道徳と経済とが、乖離(かいり)分裂して、
かえって文明の退歩を促(うなが)すおそれがある。
ある一部の実業家中には、利益さえ得れば、
仁義道徳は必要ないと心得ている者がある。
これ甚だ誤れる考えで、
もしかかる人が海外貿易などに携(たずさ)われば、
ただ自己一身の利慾(りよく)にのみ馳せて、
不正不道徳の行為
を敢(あえ)てし、小にしては信を外人に失うて、
我が経済の発達を阻害し、
大にしては国際間の紛擾(ふんじょう)を
醸(かも)す如きことがないとも限らぬ。
実に警戒を要すべきことである。


ごくごく簡単に言うと、
『利益さえあれば名によしても良いということではない。
仁義道徳を重んじなければ大きな問題に発展する』
ということを言われているのですね。
「短時間高額のホワイト案件」なる、
闇バイト募集に踊らされる人がいますが、
SNSなど含め、
『文明の進歩と仁義道徳』が問われているようです。
 

2025/02/10 2月8日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月8日

平和隆昌の条件

内に厚く忠恕(ちゅうじょ)の道を行い、
外に博(ひろ)く智識の働きを運(めぐ)らせぱ、
世の中の事は円満に進展し、
互いに平和隆昌の生活を遂げ得るものである。


内には思いやり、
外には知識や学びを活用する。
という意味でしょう。
忠恕という言葉を渋沢栄一氏は度々使っていたようです。
・・・心します。
 

2025/02/07 2月7日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月7日

守るべき信条

真正の富を作らんと思う人は一つの守るべき信条がなければならぬ。
それは仁義道徳である。
各人仁義道徳に背かぬようになれば、
自ずから不義不徳の行為は絶えて各種の業務は正しき発達を遂げ、
かくて実業界の富力も増進し、
その廓清(かくせい)をも見るのである。
*廓清:たまった悪いものを払いのぞききよめる


簡単に言うと、
広ガスたかたの経営理念にもある、
『健善』、正義の道でしょう。
正義の道を守り続けることで、
これまでにたまっていた悪いものも浄化されていくのですね。
 

2025/02/06 2月6日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月6日

真正の富

経済事業は、
すべて富を得るをもって目的とするものであるが、
我も富み人も富み、
而(しこう)して国家の進歩発達を資(たす)くる富にして、
はじめて、真正の富と言い得るのである。


奪う利益であってはならないのです。
提供した結果の利益でなければいけません。
お客様満足と利益は両輪です。
バランスが悪ければ継続できませんね。
 

2025/02/05 2月5日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月5日

正義の事業

国家社会を益する事業でなくては、
正義の事業とは言われぬ。
一個人がいかに富んでも、社会全体が貧乏では、
その人の幸福は維持出来ぬはずである。


例えば、
船の中の繁盛している売店を経営しています。
今、この瞬間もお客様でいっぱいです。
…が、この船は船体に穴が開いており、
そのままにしておくと沈没してしまうのです。
・・・だとすると、
優先順位は目先の利益ではないですね。
船あっての売店ですから。
国家あっての…安芸高田市あっての、
広島ガス高田販売です。
 

2025/02/04 2月4日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月4日

志すとは行うこと

志すことは必ず行わねばならぬ。
行わざる志は、空砲である。
無駄花(むだばな)である。


そりゃそうです。
「志すとは思うこと」・・・だとすると、
思うだけで何も進まず成就しません。
叶えるためには行動することです。
『実行なくして成就なし』ですね。
 

2025/02/03 2月3日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月3日

処世の要件

多年蛍雪(けいせつ)の労空(むな)しからず、
学業成って世の中に出づる青年は、
あたかも鳥が巣立ちをしたと同じである。
そこで第一に注意すべ処世の要件は、
その地位と言行の一致を図ることである。
*処世(しょせい):世間と交わってうまく生活していくこと。世渡り。


学業に励んできたことは無駄ではなかった。
そして社会へ飛び立っていく。
・・・というような解釈でしょうか。
第一に注意すべき処世の要件は、
『言行一致』だといわれています。
私も多くの人と関わりを持ってきましたが、
『言行一致』に大きくずれのある人は、
人間関係(信頼)の強化には不向きだと思っています。
 

2025/02/02 2月2日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月2日

立志の工夫

立志の工夫としては、
まず自己の頭脳を冷静にし、
自分の長所と短所を精細に比較考察し、
またその境遇が、
果たしてその志を遂げしむるや否やをも考慮し、
かくて前途確かな見込みの立ったところで
その方針を定めるがよい。


これが人生の使命だと思う事柄を書き出す。
手当たり次第ということではありませんが、
他の使命だと思う事柄が出ていたらまた書き出す。
何度も繰り返すうち
『これが自身の封筒に書かれた使命だ』
としっくりと来るものがあるはずです。
しっくりと来るまでに「立志の工夫」を
何度も繰り返していることでしょう。
 

2025/02/01 2月1日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
2月1日

立志とは

立志とは一生を有意味に終わるよう
あらかじめ志を決定することである。


森信三先生は、
『人生の使命の書かれた、
持って生まれた封筒を開封する』
と表現されています。
自分自身が生まれてきた使命を知り、
そして志を立てるのですね。
進み方は・・・それぞれですね。
私はスケジュールをいっぱいにして、
自身がさぼらないよう管理しています。
・・・意思が弱いから。
 

2025/01/31 1月31日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月31日

成功の原理

一度従事した仕事は、これを完成するまでは、
止めぬという心掛け、すなわち忍耐力が肝要である。
かくの如き辛抱ありて、多年の経験を積んでこそ、
はじめて成功の人となり得るのである。


『一度従事した仕事は、これを完成するまでは、
止めぬという心掛け、すなわち忍耐力が肝要である』
とは、『習慣』づくりです。
七つの法則の第3の法則、
時間管理マトリックスの第二領域を習慣にすること。
成功のために必要な原理です。
 

2025/01/30 1月30日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月30日

職業に貴賎なし

いやしくも世に処して身を立てんとならば、
その職業のいかん、身分のいかんを問わず、
終始自己の力を本位として、活動し、
須爽(しゅゆ)も道理に背(そむ)かざることを心掛けて、
しかる後にその栄達の計をなすことこそ、
真の意義あり、価値ある人というべきである。


昨日の一言の感想を先走ってしまいましたね。
心にしっかりと留め置くチャンスととらえ、
連続、
森信三(もりのぶぞう)先生の『人生二度なし』です。
森信三
人生二度なし

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2025/01/30 1月29日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月29日

仕事は神聖なもの

世の中の仕事は、たとえ賤業(せんぎょう)たりとも、
よくこれを勉め、よくこれを拡(広島空港)むれば、
すなわち国家に公益を与うものである。
ゆえ
いや
に何を貴しとし、何を賤(いや)しと言うことはない。
いかなる業務でも、神聖と思って遣(や)らねばならぬ。


『仕事に貴賤はない』と言われます。
仕事に、「身分や価値が高い」とか、
「身分や価値が低い」とかはないのです。
違うのはただ一つ、『覚悟』です。
・・・森信三先生の、「人生二度なし」を
久々に・・・
森信三
人生二度なし

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2025/01/28 1月28日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月28日

覇道と王道

実業者にして、
その一家の富のみを図るは、覇道である。
公利公益を勉(つと)むるは王道である。


・・・なるほど。
違いを明確には知りませんでしたが、
覇道とは、私益に近く、
王道とは、公益ということなのですね。
王道政治は公のため。…民主主義とは違います。
覇道政治は武力や権力での統治ということですね。
 

2025/01/28 1月27日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月27日

本末を誤るな

人はその常道を踏み、
その本分を尽くして得たる報酬によって、
一身を立つべきものである。
然(しか)るに単に自己の利益のみを主とし、
利益を得んがために、商売を為すというならば、
すなわち報酬を得たいために、職務を執るというに同じく、
つまり報酬さえ得れば、職務はどうでもよいこととなる。
これ本末を誤るの甚だしきものである。
世に悖徳(はいとく)の少なからざるは、
多くはこの誤解に因(よ)る。
※ 悖徳(はいとく)=背徳:道徳にそむくこと。


利益とは、働いた報酬としてのものであります。
単に儲けるためにサギや闇バイトは、
常道(正義の道)とは違うということですね。
背徳が常態化しつつある世の中・・・
SNSの嘘発信も同じですね。
 

2025/01/28 1月26日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月26日

信用の根源

商業上の信用というものは、
どこから起るかというに、偽らざるが根源である。
偽らぬという根源がなければ、信用の生じようがない。


『商業上』ということわりがあります。
ここでは金銭の授受だと考えます。
昔は、
「お盆・お正月前に借り入れをきれいにする」
という風習?文化?がありました。
いつの間にかそれが崩れ、
払わない人勝ちが大きな社会問題になったのです。
もちろん、信用は崩れていきますね。
広ガスたかたでも不良残の有無で
サービスの差別化を進めていきました。
 

2025/01/25 1月25日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月25日

信用を高める

商業の信用を高めるには、いかなる手段によるべきか、
もしその道徳を進めずして、信用を保たんと欲するは、
なお木に縁って魚を求むる類である。。
ゆえに信用を高めるには、まずその思想を高め、
行為を篤実(とくじつ)にし、志操を剛毅(ごうき)にせねばならぬ。


信用を高めるための『目先の手段』はないのです。
コツコツ、真面目に目の前のことに取り組む。
さらにこれを積み上げていくことが…信用。
・・・ですね。
『一発逆転の信用』・・・って、ありませんから。
 

2025/01/24 1月24日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月24日

人のあり方 ②

人はその分に従うて業を励み、
誠実をもって渡世を勉(つと)むくきである。
これ貴重なる信用を得る所以(ゆえん)の最も正しき行程である。


簡単に言うと、
「高望みをしすぎるな」ということでしょう。
近年では転職サイトが大流行しています。
結果得しているのはサイト運営会社だと聞きます。
先日ある金融機関の支店長と話をしたときもこの話題でした。
公務員や有名会社も定着率に苦しむ時代、
さらに厳しくなれば・・・運営会社はさらに。
 

2025/01/23 1月23日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月23日

人のあり方 ①

すべて世の中を進めて行く者は人である。
これを衰えさせる者もまた人である。
荀子(じゅんし)の
「活人アリテ活法ナク、乱人アリテ乱国ナシ」とは、
いかにも名言である。
人はすなわち国の要素で、土地ばかりでは、国とは言われない。
人ばかりでも、また国とは言われない。
人と土地と和合して、はじめて国が成り立つのである。
ゆえに人たるものは、
ただ自己さえ幸福なればよいということを祈念してはならない。


「活人アリテ活法ナク、乱人アリテ乱国ナシ」
個人の乱れが、法律や組織、社会の乱を引き起こし、
その結果国全体が不安定になる。
ということだそうです。
闇バイトサギや強盗が横行する日本はどこへ行くのでしょう。
・・・というよりも
「海外ではそもそも横行しており、
警戒感の緩い日本が狙われている。
海外で行方不明になり犯罪に携わらされることもある」
と、TV番組で言っていました。
 

2025/01/23 1月22日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月22日

謙徳を守る

我より彼に向かって働き掛けるは、
誠に愉快であるが、
よく謙徳を守り毫(ごう)も傲(おご)る色なきは、
まことに床(ゆか)しく、
かつ人を惹(ひ)き付くる力の強いものである。


「実ほど頭を垂れる稲穂かな」
と同じことを言っているのだと思います。
偉そうにしている人は人をひきつけない。
『謙虚』でいなさい。
・・・年を重ねるほどに謙虚でいる人を多くありませんものね。
 

2025/01/21 1月21日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月21日

活発

繁忙なる業務に従事する人は、
別して、活発に立ち働かねばならぬ。
活発とは、自己の任務を愉快に敏活に処断することである。
ただしその言語態度は常に丁寧懇切なるを要す。


常に忙しく働いていることが幸せの道。
と言われているのでしょう。
忙しいからと言ってがさつに仕事を進めてはならないのです。
せっかくの幸せの道を踏み外れてしまうことになってしまいます。
 

2025/01/20 1月20日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月20日

学問と実務

学問を離れて実務なく実務の外に学問のあるわけなく、
一にして二、二にして一で、
これを引き離して考えるのは、大間違いである。
畢寛(ひっきょう)学問は実務を助けるから必要なので、
学問と実務とは、終始離るべからざるものとして、
生涯講習しなければならぬ。


まさに私が研修マニアでい続ける理由です。
・・・とはいえ、
ここに書かれているほど立派ではなく、
学び続けるのをやめると衰退していきそうで怖い。
・・・が、本音でしょうか。
 

2025/01/19 1月19日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月19日

死ぬまで学問

学問すなわち実務、実務すなわち学問である。
学校で学ぶ学問は、後に学ぶ実務の
下栫(したごしら)えである。
ゆえに人は死ぬまで学問と考えなくてはならぬ。


学校で勉強していなくても手遅れということはありません。
私は社会に出てから相当学び続けている自信はあります。
40歳くらいの時そこそこ追いついたかなと感じましたが、
学生時代から社会に出ても勉強し続けている友人には
とてもかなわないことも自覚しました。
まだ63歳、学び続ける時間はたっぷりあります。
 

2025/01/18 1月18日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月18日

習慣は少年時代に決まる

少年時代の頭脳に記憶したる事は老後に至っても消失せず、
明確に存在しておるものである。
ゆえに習慣は少年時代が最も大切である。


その通りだと思います。
・・・私は少年時代にその習慣を頭脳に記憶しておらず、
成人してから苦労しながら多少ましになってきました。
『後悔、後に立たず』と言いますが、
取り返しがつかないということはありません。
・・・どの年齢からでも、
努力と継続で習慣をえることはできると信じています。
そのためにも3KM手帳の活用は大切ですね。
 

2025/01/17 1月17日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月17日

習慣の力

勉強を習慣とすれば、
必ず勉強せざるを得ぬようになる。
怠惰(たいだ)を習慣とすれば、
怠惰はさらに怠惰を生ずるに至る。
およそ怠惰ほど悪癖を生じ易いものはない。


習慣の力は偉大です。
それを自身に証明するために尺八を辞めずに続けています。
一昨年、箏を長く続けている二人の方から誘われて、
和泰(わかな)という和楽器ユニットを結成しました。
継続年数にしては上手ではありませんが、
・・・それでも…習慣の力は偉大です。
「研修マニア」を自称していますが、
それも学ぶことを習慣にするため
自分自身にそう言い聞かせています。
 

2025/01/16 1月16日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月16日

勤勉精励(きんべんせいれい)

何事に当たるにも全力を傾注せよ。
勤勉精励は、成功の要素である。


力の限りを尽くして学業、仕事に励むこと。
昨日の人望の作り方ですね。
『一所懸命、真面目に』は幸せの要素です。
 

2025/01/15 1月15日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月15日

人望

何業を営むにも、
人望ほど大切なるものはない。


人望ってどうやってつくるのでしょう。
「人望の作り方スケジュール」なんてありませんよね。
日々、一所懸命、真面目に取り組んだ結果、
振り向いたらついてきているものなのでしょう。
 

2025/01/14 1月14日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月14日

人の和 ②

新興の事業が、天運に因(よ)って、
いかに勃興(ぼっぱつ)発展しても、
これを維持する人にして、人の和を得ざれば、
とても永久に持続することは出来ない。
またこの天運とても、決して、永久的のものでない。
必ず終煩(しゅうそく)する時がある。


人の和がなければ、
いかに事業がうまくいったとしても永久には持続しない。
心しなくてはならない重要な事柄です。
・・・が、
十人十色と言われるように、
複数の人が集まるといろいろなことが発生します。
価値観をすり合わせることが『和』へつながると信じ、
これからも歩み続けます。
 

2025/01/13 1月13日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月13日

人の和 ①

個人の仕事でも会社の事業でも、
天運よりは、人の和が大切である。
人の和だにあらば、よし逆境に立っても成功するものである。
ここにいう和とは、四つの要件を具備せねばならぬ。
第一、志操の堅実なること。
第二、知識の豊富なること、
第三、勉強心の旺盛なること、
第四、忍耐力の強固なること、
この四つを具備し、
而(しこう)して和を得れば天の時も地の利も、
顧慮する要なからん。


まずは、『志操』ですね。
「志、信念をもって、積極的に行動すること」
広島ガス高田販売で言うと、
『経営理念』が中心にあります。
「経営理念」
豊かで健善(全)な
「暮らし」「環境」「成長」

私たちは、
豊かで健善(全)な「暮らし」を提案・実現する事で、
お客様の笑顔を創ります。

私たちは、
子供や孫たちの明るい未来を願い、
豊かで健善(全)な「環境」を創ります。

私たちは、
仕事を通し「成長」を続ける事で、
豊かで健善(全)な社会、企業、
そして暖かい家庭を創ります。

30歳を超えたころに受講したセミナーで
経営理念を考えはじめて、
39歳での日創研TTセミナーで完成しました。
ベビースターラーメンのおやつカンパニー、
松田社長(当時)に、
「素晴らしい志だ」と言われたことは良い思い出です。
 

2025/01/12 1月12日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月12日

成功への道程

およそ新創の事業は一直線に無難に進み行かるべきものでない。
あるいは蹟(つまず)きあるいは悩み、
種々の困難を経、辛苦(しんさん)を嘗(な)めて、
はじめて、成功を見るものである。


簡単に言います。
「成功するにはたくさん失敗しなさい」
…つまずき、悩み、困難を乗り越え、
たくさんつらい思いをして、
その向こうにあるのが成功なのですね。
私は「何かをなそうとするときには最低3年かかる」
と自身に言い聞かせながら乗り越えてきました。
 

2025/01/11 1月11日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月11日

巧遅拙速(こうちせっそく)

総じて事業を興すにあたりては、
拙速を貴ぶは甚だ危険である。
巧遅の大過なきに如(し)くはない。
*巧遅拙速:遅くて上手いよりも、下手でも速いほうがよい


『下手でも早いほうが良い…というのは危険である。
遅くて上手いとまではいわないが、
それなりの速さでうまいほうが最も良い』
ということでしょう。
早くても使い物にならなければ…なんのこっちゃ。…ですね。
 

2025/01/10 1月10日 渋沢栄一 一日一言      渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月10日

元気 ②

かの気位が高いという、その気位も元気であろう。
また、いわゆる独立自尊も、ある場合には、
元気とも言い得よう。
(略)
しかし自治自活ということは、
自己に相当の働きがある上からは、
まことに嘉(よみ)すべきことであるけれども、
自尊はややもすれば尊大偲傲(きょうご)の悪徳に陥る弊があるから、
注意せねばならぬ。
人と争い、理非に構わず、あくまで剛情を張るが如きは、
決して元気ではない。
また、かの大言壮語も、元気ではない。


『強情を元気と誤解するな』(渋沢栄一著)
という本が出版されています。
「自己主張する」「我を張る」などが、
元気がいいということではない。
自分が間違えていたときは素直に認め、謝罪する。
自分よりも身分の低い人であろうと、
自分より素晴らしい人には話を聞きにいく、
そんな謙虚で柔軟な態度でいなさい。
ということを指しているそうです。
 

2025/01/09 1月9日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月9日

元気 ①

元気とは何ぞや。
孟子(もうし)は「浩然(こうぜん)ノ気』と称して、
次の如く説かれた。
「其ノ気タルャ、至大至剛ニシテ、
直(なお)キヲ以(もっ)テ養ヒ而(しこう)シテ
害(そこな)フナクンバ則チ天地ノ間二塞シ」と、
この至大至剛の一句が甚だ面白い。
すなわち至誠をもって養うて、飢えしむるなくんば、
すなわち至大至剛のものとなるべく、
これすなわち真の元気である。


・・・私には難しすぎて…理解ができておりません。
「真の元気」で私がいちばん最初に思い浮かんだ
サムエル・ウルマンの“青春”フルバージョンお届けします。

青春とは

真の青春とは

若き肉体のなかにあるのではなく

若き精神のなかにこそある

薔薇色の頬真赤な唇しなやかな身体

そういうものはたいした問題ではない

問題にすべきはつよい意思ゆたかな想像力もえあがる情熱

そういうものがあるかないか

こんこんと湧きでる泉のように

あなたの精神は今日も新鮮だろうか 

いきいきしてるだろうか

臆病な精神のなかに青春はない

大いなる愛のために発揮される

勇気と冒険心のなかにこそ青春はある

臆病な二十歳がいる既にして老人

勇気ある六十歳がいる

青春のまっただなか年を重ねただけで人は老いない

夢を失ったときはじめて老いる

歳月は皮膚にしわを刻むが

情熱を失ったとき精神はしわだらけになる

苦悩、恐怖、自己嫌悪それらは精神をしぼませごみくずに変えてしまう

誰にとっても大切なものそれは感動する心

次は何が起こるのだろうと眼を輝かせる子供のような好奇心

胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び

さあ限をとじて想いうかべてみよう

あなたの心の中にある無線基地

青空高くそびえ立つたくさん光輝くアンテナ

アンテナは受信するだろう偉大な人々からのメッセージ

崇高な大自然からのメッセージ

世界がどんなに美しく驚きに満ちているか

生きることがどんなに素晴らしいか

勇気と希望はえみを忘れず

いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり 

あなたはいつまでも青春

だがもしあなたの心のアンテナが倒れ

雪のように冷たい皮肉と氷のように頑固な失望におおわれるならば

たとえ二十歳であったとしてもあなたは立派な老人

あなたの心のアンテナが今日も青空高くそびえ立ち

いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり

たとえ八十歳であったとしてもあなたはつねに青春

真の青春とは若き肉体のなかにあるのではなく

若き精神のなかにこそある
 

2025/01/08 1月8日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月8日

経済に国境なし

経済に国境なし。
いずれの方面においても、
我が智慧と勉強とをもって進むことを主義としなければならぬ。
しかし道理に適(かな)うことでなければ、
国内でもよろしくない。
国際間でもよろしくない。
また他の欠点あるいは微力に乗ずるが如きは、
決して商工業者のなすべきことではない。


当時は海外の情報はとても入手しづらく、
情報も正確なものではなかったのではないかと想像します。
現代では経済に国境がないことは周知の事実です。
それどころか手の中の小さなAIが
世界中のいろいろなことを瞬時に教えてくれます。
現代社会においては、
「情報に国境なし」です。
制限している国やサイバー攻撃を仕掛ける国もありますが・・・。
永遠のテーマは『世界平和』でしょうか。
『宇宙平和』というような時代は来るのかな?
 

2025/01/07 1月7日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月7日

商売のルール

国際間の商売は、あくまでも至公至平、
すなわち仁義道徳をもって進まねばならぬ。
これすなわち真正の富を増す所以(ゆえん)にして、
国内のこととは自ずから異なるところありと考えるは、
一種の迷誤である。


2024年、世界では…
アウガにスタン紛争
クルド・トルコ紛争
シリア内戦
イエメン内線
ミャンマー内戦
ロシア・ウクライナ戦争
と多くの争いが…今も続いています。
渋沢氏は商売でお話をされていますが、
それだけではなく、宗教、民族、政権、領土・・・・
多くのことが要因です。
『世界平和のルール』・・・せめて核廃絶。
 

2025/01/06 1月6日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月6日

社会を善良に導く

社会を善良に導くには、
仁義道徳、孝悌(こうてい)忠信の道より外にない。
これを外にしては、
いかに身心を労するとも、
ついに画餅(がくい)に帰せざるを得ない。


少し違いますが、
『仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌』
NHK人形劇 新八犬伝 で出てきた「8つの玉」ですね。
仁:思いやり、慈しみの心
儀:道理、道徳にかなうこと
礼:守るべき作法、敬うこと
智:物事を正しく判断する力
忠:真心、君主に仕える道
信:あざむかないこと、誠実
孝:父母によく仕えること
悌:兄弟の仲がいいこと
これこそが、「正義の道」、
経営理念の「健善」です。
 

2025/01/05 1月5日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月5日

道を修め徳を積む

道を修め徳を積むは、
すなわち人たる天分に最も忠実なるものである。
この道理によりて、百般の事物が処理されて、
はじめて社会の安寧(あんてい)秩序が保たれ、
かつその改良進歩が期待されるのである。


私流にいうなら、
『正義の道』を歩み続けることだと思っています。
「水は高いほうから低いほうに流れる」
・・・当たり前ですね。
正義の道とは当たり前の道です。
誰でも知っている道です。
・・・なぜ、脇道を進もうとするのでしょう。
 

2025/01/04 1月4日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月4日

根を養う

多く葉を摘まんと思えば、
その枝を繁茂させなければならない。
その枝を繁茂させようと思えば、
その根を培養せねばならない。


根をどう育てるか?
私たちは見えている枝葉、花や実などは気にします。
…が、根をあまり気にしません。
養分の入り口は根なのにもかかわらず。
根が育たなければいずれは花や実はおろか、
枝葉、そして幹まで死んでしまします。
大切なのは、
私たちが社会の一員として成長し続けるための『根』。
学び続けることは『根』だと私は考えています。
一生勉強は、元気の秘訣。
 

2025/01/03 1月3日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月3日

根抵(こんてい)は身体

適材が適所を得て、よくその力を発揮するには、
健全なる身体が必要である。
ゆえに人は少青年時代に、大いに身体を鍛練して、
根抵を固めて置かねばならぬ。


根底である健全なる身体づくり大切ですよね。
しかし、
それは、少年時代に限ったことではありません。
私は63歳になった今でも『根底づくり』を意識しています。
身体だけではなく、内臓や脳、さらには精神です。
12日、空手の寒げいこで今年も冷たい川に入り精神修養。
尺八も小学校の音楽での邦楽出張授業。
邦楽出張コンサートなど・・・
実は精神的には大きな負担を感じています。
・・・が、「これこそが精神を鍛えるのだ」
と自身を鼓舞し3年後には
『素晴らしい演奏』と言ってもらえるよう、
へたくそな演奏を繰り返します。
 

2025/01/02 1月2日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月2日

最上の域に達する

およそ世の中の事は、
決して一人一己、一代一世に成り立つものでない。
第二世、第三世と、引き続いて善い人が出て、
ついに最上の域に達するものである。


世の中の変化はすごいですよね。
カラーテレビが出たときは驚きました。
TVが録画できるビデオデッキができたときにも驚きでした。
さらには撮影用のカメラ…肩に担ぐほど大きなものでしたが、
技術の進歩に感動すらしました。
同じ時期に肩に担ぐ携帯電話が・・・
数年後、弁当箱くらいになり、
さらに数年後、ポケットに入る大きさに。
・・・先日TV番組で若者に、
当時のビデオテープを見せたら、
「なぜこんなに大きいの?私はいらない。
スマホのほうが便利だから」
と、言っていました。
・・・いきなりスマホが出たわけではないのにね。
「何世代にもわたって技術を進歩させた結果ですよ」
と言ってあげたかった。
いずれ、車からハンドルもタイヤもなくなるのかな?
 

2025/01/01 1月1日 渋沢栄一 一日一言 渋沢栄一著 致知出版

新年あけまして
おめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

2025年は「渋沢栄一 一日一話」です。
渋沢栄一氏は「日本の資本主義の父」と言われており、
近代日本経済の父として知られています。
多くの企業や銀行の設立にかかわり、
日本経済基盤を築いたのです。
・第一国立銀行(みずほ銀行)
・抄紙会社(王子製紙)
・大阪紡績(東洋紡績)
・東京瓦斯(東京ガス)
・東京海上保険会社(東京海上日動)
・・・これはほんの一部です。


渋沢栄一 一日一言 
渋沢栄一著 致知出版
1月1日

新しき時代に

新しき時代には
新しき人物を養成して
新しき事物を処理せねばならぬ。


気持ち新たなる新年です。
「日々新た」と言いますが、
新年ほど新を意識できるタイミングは他にありませんね。
3KM手帳を開き、
今年一年の抱負(豊富)を確認する最適な日です。
新しい一年のスタートです。
今年も一年よろしくお願いします。