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2024年

2024年

2024/05/08 5月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月8日

本音でぶつかれ

経営課題を解決していこうと思えば、
「あなたのやり方のここが問題だと思います。
こうすべきでしょう」
と幹部同士でもズバズバ本音で議論しなければならないのに、
ストレートなものの言い方をして人間関係が壊れてしまっては困ると、
どうしても建前で話をしてしまう。
経営では毎日が修羅場ですから、
建前論で済ませられるわけがない。
会社を伸ばしていこうと思えば、
本音をぶつけ合わなければならないのです。


先日山田さんが提案に来てくれました。
「ガスの解約と警報機リースの解約を連動にして
警報機リースの解約手続きの忘れを防ぎたいのです」
というものです。
「その場合、ガス漏れ警報機をはずし忘れない?」
「警報機を外し忘れても次に使うわけではなく捨てるだけですから」
とのこと。…ある意味、鋭い本音。
「オール電化になるのに、
ガス漏れ警報器だけを残していることへの
広ガスたかたの不誠実さが問題で、
きちんとはずして持ち帰ったことのチェックをしたいのです。
信頼されていれば、
また何かのチャンスでお取引が始まるかもしれません」
「分かりました、信頼、信用は第一優先事項ですね」
山田さんは、本音で食い下がってきますので、
最終的にお互いの理解が深まるという場面は度々です。
 

2024/05/07 5月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月7日

渦(うず)の中心に立つ

会社など集団の中で仕事を円滑に進めていくには、
それがどんな仕事であれ必ず、
エネルギッシュに中心的役割を果たしてくれる人が必要となります。
そのような人を中心にあたかも上昇気流が湧き起こるかのように、
全員を巻き込んで組織が大きく動いていく。
そんな自分から積極的に仕事に向かい、周囲に働きかけ、
仕事をダイナミックに進めていける人を、
私は「渦の中心で仕事をしている人」と表現しています。


全部門の黒字経営を目指しています。
各部門の『渦の中心』の活躍を期待しています。
まずは各部門のトップは、
『渦の中心人物』であることをしっかり自覚し、
『数字が人格』を意識し、戦略的にPDCLAを回す人。
・・・まずは、相談、提案の回数を増やすこと。
その回数が多い部門ほど現在の業績も良いですね。
 

2024/05/06 5月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月6日

正道に困難はつきもの

世の中の多くがご都合主義、
あるいは自分の利害得失で生きている中で、
真面目に、原理原則を貫いて生きていこうと思えば、
いろいろと困難に遭遇してしまう。
しかし、正道を実行する人が困難に遭遇するのは当然のことだ。
だからこそ、困難を楽しむくらいの境地にならなければ、
正道を実践し続けることはできない。


昨日の続きですね。
正道、『正義の道』は一つではない。
いくつもある正道の中から最適な道を選ぶのは、
簡単であるはずがありません。
困難に遭遇して当たり前ということです。
困難をいくつか乗り越えると、
次の困難が楽しみになってきます。…もちろん苦しいのですが。
マラソンの選手が同じようなことを言っていました。
 

2024/05/05 5月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月5日

筋は通っているか

物事に筋が通っているか、
すなわち道理に適(かな)っているかどうかを判断するためには、
単に論理的に矛盾がないかということだけではなく、
それが人としてとるべき道に照らし合わせて、
不都合がないかということの確認が必要だ。


よくある勘違い。
「筋道は一つだけではない」ということです。
筋道が一つだけであれば世の中は簡単なのですが、
そうはいきません。
人生にも経営にも勝者や敗者はいなくなるはずです。
皆が同じ筋道を通ればいいのです。
・・・そうはいきません。
だから、
多くの筋道をシュミレーションすることが大切。
そして、不都合のない道を選ぶには学びも大切です。
 

2024/05/04 5月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月4日

大切な価値観

「人間として正しいことを追求する」ということは、
どのような状況に置かれようと、
公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、
誠実というような言葉で表現できるものを
最も大切な価値観として尊重し、
それに基づき行動しようというものです。


私はこの大切な価値観を『健善』と言い表しており、
23年前につくった経営理念に『健善』を初めて使いました。
当時は、
「健全よりもさらに健全な公正、公平、正義、勇気、
…謙虚などです」
と解説していましたが、
今は『正義の道』と言っています。
 

2024/05/03 5月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月3日

人間として正しいこと

現在の社会は、不正が平然と行われていたり、
利己的で勝手な行動をとる人がいたりと、
決して理想的なものではないかもしれません。
しかし、世の中がどうであろうと、
私は「人間として何が正しいか」を自らに問い、
誰から見ても正しいことを、
つまり、人間として普遍的に正しいことを追求し、
理想を追い続けようと決めたのです。


私も真っ白な王道を走り続けたいですね。
・・・とは言え、
白に近いグレーゾーンは利用してしまいます。
自動車の制限速度は最たるものでしょう。
50Km/hの道路をいつもACC、60Km/h設定です。
オバースピードですが、周りはもっと早い・・・。
政治家の政治献金のように、
ほぼ黒の…無理やりグレーゾーンを利用することはありません。
・・・どこまでを不正というのでしょう?
そもそも定義のあいまいな社会です。
 

2024/05/02 5月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月2日

人格は変化する

努力家で謙虚であったはずの人が、
いつたん権力の座に就くと、
一転、傲岸不遜(ごうがんふそん)になることがあります。
一方、身を誤った人間であっても、
心を入れかえ、研錨と努力を重ねて、
素晴らしい人格者に一変した例もあります。
リーダーを選ぶにあたり、「人格」とい
うものが、絶えず変化していくものである
ことを忘れてはなりません。
*傲岸不遜(ごうがんふそん):おごり高ぶって人を見下す。


人格は変化しつづけ…
最終的にはDNAに刻まれた姿に戻るのか?
高齢になり認知が入り、
意識をしていた倫理観が薄れるとともに
それが現れるのではないかと最近は思っています。
優しくなったり、怒りっぽくなったり、
人を気遣うようになったり、傲慢になったり…人それぞれ。
その年齢は人によりまちまちでしょうが、
倫理観をしっかり意識できるうちは
間違いなく人格は変化しつづけると私も考えています。
「形から入って心に至る」
形から入り、それを習慣とすることで『人格』にも至るのですね。
 

2024/04/30 5月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月1日

人格 = 性格 + 哲学

人間が生まれながらに持っている性格と、
その後の人生を歩む過程で学び身につけていく哲学の両方から、
人格というものは成り立っている。
つまり、性格という先天性のものに
哲学という後天性のものをつけ加えていくことにより、
私たちの人格は陶冶(とうや)されていくのです。


遺伝子が受け継いだ、「もって生まれたもの」は確かにあります。
それだけで人生は決まりません。
自身を振り返ってもそう考えます。
むしろ、多くの場合は稲盛氏の言われる、
「人生を歩む過程で学び身につけていく哲学」
さらに多くの「知識」だと私も思うのです。
持って生まれた宿命は変えることができませんが、
運命は大きく変えることができますね。

 

2024/04/30 4月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月30日

完全主義を習い性とする

私は、仕事に関して完全主義だ。
完全主義を自分に課し、
毎日を生きることはたいへんつらいことだ。
しかし、習い性となれば、苦もなくできるようになる。
経営者は、完全性を追求することを、
日々の習慣としなければならない。


『完全主義』とは『習い性』と言われているのでしょうか?
私は『完全主義』とは考えたことがありませんが、
自称、研修マニア。…習い性です。
何でもかんでも経験があるわけではありませんし、
経営者になってからの体験は初めのことだらけでした。
ゆえに、最初は、
経験体験のある先輩経営者が講師の研修を選び、
参加しまくりました。
・・・時代は変化しつづけるので、
還暦を越えた今でも止めることができません。

 

2024/04/29 4月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月29日

お客様第一主義を貫く

客様に接する姿勢としては、
お客様の召使いとも呼べる位置づけを
甘んじて受け入れるように言ってきた。
「甘んずる」という意味は、嫌々という意味ではない。
自ら喜んで、
気持ちよくお客様の召使いを務めるように言ってきたのである。
お客様の召使いが務まらないようでは、
どんな立派な販売戦略も画(え)に描いた餅でしかなく、
一時的に成功したとしても単発に終わり、
持続的な成功を収められるはずはない。
お客様に対して徹底的に奉仕をすること、
これも経営の大原則の一つである。


「甘んずる」一般的には…我慢するイメージですが、
あえて、『自ら喜んで、持ちよく』と断りを入れられています。
えっ、って思ってしまいますね。・・・印象に残ります。
「お客様に対して徹底的に奉仕をすること、
これも経営の大原則の一つである」
・・・私は最近、「徹底的」が崩れたお店との
お付き合いをやめることにしました。
あらためて大原則を強く意識します。
 

2024/04/28 4月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月28日

大家族主義で経営する

経営者と労働者という対立関係ではなく、
あたかも親子や兄弟のような関係で、
互いに助け合い、励まし合いながら、苦楽を共にしていく。
家族のような関係であれば、
経営者は従業員の立場や権利を尊重し、
従業員は経営者と同様に会社のためを考えて行動できるはずだ。
私はこのような関係を、
「大家族主義」として、会社経営のベースとしてきた。


とても大切だと考えており、
常にその心構えで実践しています。
・・・とは言え、
私はそう考え行動していますが、
あくまでも「自分では実践している」であり、
社員の皆さん、社員さんの家族、お客様からの評価は
まちまちだと思います。
私の人間力不足・・・一歩前進を掲げ…修行。
 

2024/04/27 4月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月27日

見えるまで考える

夢が大きければ大きいほど、
その実現までの距離は遠いものになる。
しかし、それでもそれが成就したときの姿や、
そこへ至るプロセスを幾度もシミュレーションし、
眼前に「見える」まで濃密にイメージしていると、
実現への道筋がしだいに明らかに見えてくるとともに、
そこへ一歩でも近づくためのさまざまなヒントが、
何げない日常生活からも得られるようになっていくものだ。


『眼前に「見える」まで濃密にイメージ』…とは、
夢に到達するまでに立ちはだかる問題・課題・障害など、
一つ一つを乗り越えていくポロセスが明確になることです。
まさに、見えるまで考える。
夜も寝れないくらいの悩み…です。
・・・が、喜び、楽しみ、生きがいにも成長します。
 

2024/04/26 4月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月26日

夢見る夢夫

私は自分のことを「夢見る夢夫」と呼んでいる。
果てしのない夢を次から次へと見続け、
その夢の中で事業を展開していく。
仕事を離れているときでも、私は願望を常に心に抱いている。


昨日の感想で書いた後半文章を手を加え引用します。
『夢見る夢夫』
人生の中で『本当に描きたい夢』を目標として掲げましょう。
3KMの開発者土屋公三氏は
「私の掲げた目標(夢)で言うと、
とっくに日本中を土屋ホームで
埋め尽くしているはずだったんですけどねー。
しかし、大きすぎる目標(夢)のおかげで
土屋グループ2社上場した今があると思っています。
達成できそうな目標(夢)を掲げていたらとても今はなかった」
と晩年言われていました。
 

2024/04/25 4月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月25日

身の丈を超える夢を

自分の人生を自分の力でしっかりと創造していける人というのは、
必ずその基盤として、大きすぎるくらいの夢、
身の丈を超えるような願望を抱いているものだ。
私にしても、自分をここまで引っ張ってきてくれた原動力は、
若いときに抱いた夢の大きさ、
目標の高さだったといってもいいだろう。


先日の『燃え尽きないため』にも必要ですね。
目標は大きいほど良いですね。
到達するための段階目標はいくつかのステップがあります。
ステップ目標を到達目標としてしまうと、
知らず知らずのうちに燃え尽きてしまうことがあるのです。
寝てみる夢ではなく、
人生の中で『本当に描きたい夢』を目標として掲げましょう。
3KMの開発者土屋公三氏は
「私は掲げた目標で言うと、
とっくに日本中を土屋ホームで
埋め尽くしているはずだったんですけどねー。
しかし、大きすぎる目標のおかげで
土屋グループ2社上場した今があると思っています。
達成できそうな目標を掲げていたらとても今はなかった」
と晩年言われていました。
 

2024/04/24 4月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月24日

シンプルにとらえる

私たちはともすると、物事を複雑に考えてしまう傾向があります。
しかし、物事の本質をとらえるためには、
実は複雑な現象をシンプルにとらえなおすことが必要なのです。
事象は単純にすればするほど本来の姿、
すなわち真理に近づいていきます。
たとえば、一見複雑に思える経営というのも、
つきつめてみれば、売り上げを極大に、
経費を極小にという単純な原理に尽きるのです。
いかにして複雑なものをシンプルにとらえなおすかという
考え方や発想が大切なのです。


『一見複雑に思える経営というのも、
つきつめてみれば、売り上げを極大に、
経費を極小にする』
単純な原理に尽きる…と言われています。
言い訳をいかに排除するか?
もちろん無視するかではありません。
『売り上げを極大に、経費を極小に』
を、阻害する原因を一つ一つつぶしていくことです。
まずはシンプルに発送することですね。
 

2024/04/23 4月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月23日

闘争心を燃やす

経営には「闘魂」が不可欠だ。
もともとは柔弱でケンカもしたことがない、
闘魂のかけらも見受けられないけれども、
ひとたび経営者となった瞬間に、
多くの従業員を守るために敢然と奮い立つ、
そんな経営者でなければ、従業員の信頼を得ることはできない。
なぜ、そのようなことができるのか、それは自分の会社、
従業員を何としても守るという強い責任感であろう。
その責任感を経営者が持てば、腹はすわってくる。


闘争心は大きなエネルギーですね。
とても大切です。
注意しなければいけないことがあります。
闘争心を燃やした相手を越えたと自覚したとき、
認められた時、燃え尽きてしまうことです。
なぜそのようなことになるのでしょう。
そもそもの目標は、
例えば「業績」「売上」であったはずなのですが、
闘争心を燃やした「相手に勝つ」ことが『目標』となり、
勝ったことで目標を見失うのですね。
手段を目標にしてしまうことは多々あってしまいます。
時々『目標』は何だったのか確認しなおすことが大切です。
 

2024/04/22 4月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月22日

率先垂範

経営者の働きぶりを見て、
従業員が「うちの社長ぐらい努力する人はいない。
あれでは身体を壊すのではないか」と感じ、
自分たちももっと働こうと思わせるくらいに
一所懸命働いていなければ、
経営者の指示命令は徹底されない。


未来へ向かうための情報収集の研修、
地元社会貢献活動に多くの時間をとっています。
休日には習い事も入れており、
…3ヶ月くらいはスケジュールに従い動いています。
小山さんや田舞さんを見ていると、
社長はそんなものだと思っていますが・・・、
商工会、法人会、スポーツ協会…などのスケジュール調整は、
ほぼ私に合わせていただいています。
今週も金曜日までPM20:00頃までぎっしり。
・・・見なきゃよかった。
 

2024/04/21 4月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月21日

自己犠牲を払う

働きやすい職場を築こうとする場合、
それはリーダーが自分の都合を優先した、
自分が仕事をしやすい環境ではなく、
職場の大多数の人が働きやすい環境でなければならない。
リーダーにとってのみ都合のよい職場を望むなら、
部下は誰もついてこない。
自分の部下を優先し、彼らが働きやすいと感じる環境を、
リーダーが自己犠牲を払って築いてこそ、
部下をして奮い立たせ、部下の信頼と尊敬、
職場の協調と規律、そして発展が得られるのである。


15年前、武蔵野で学び始めたころは
『経営はトップダウン』
と小山さんは言っていました。
・・・が、時代に合わせながら今はまったく違うフェイズです。
広ガスたかたでもトップに入ってくる情報が増え、
改革・改善を進めています。
経営計画書は3年で大きく変わりました。
読み返すと、さらに進めたいところがたくさん出てきます。
幹部が関わってくれていることが
とても強力な手助けになっており、
これからも働きやすい職場を目指し歩み続けます。
 

2024/04/20 4月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月20日

謙虚にして驕(おご)らず

人間はある程度成功すると、傲慢になり、
自分だけよければいいという利己心が出てくるようになる。
しかし、少しばかりの成功で驕り高ぶってしまうようでは、
その成功は決して続かない。
どんなに成功しても、相手を思いやるやさしい心を、
善き思いを持ち続けることが必要である。


私が『謙虚』という言葉を意識し始めたのは
いつの頃からでしょうか?
先日書いた、
尊敬していた先輩経営者の人生の影響は大きいですね。
もう一人の先輩経営者、
創業社長で会社も着実に成功していましたが、
車は軽自動車でした。
創業時の自分との約束、
「創業し3年間は休まない。3年間は軽自動車に乗り続ける」
を守られていたのです。
「社用車はクラウンを使わない」と私も約束をしました。
社長就任、最初の車はホンダの1000㏄でした。
 

2024/04/19 4月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月19日

純粋な心

澄んだ純粋な心には真実が見える。
しかし利己心に満ちた心には、
複雑な事象しか見えない。
物事をあるがままに見ることのできる
純粋な心を持つよう努力すべきだ。
物事をあるがままに見て、
さらに自己犠牲を払ってでも
成し遂げようという心構えができていれば、
克服できない問題などない。


本日の一言を読み返し・・・、
まだまだ、心が痛みます。
『純粋な心を持つよう努力すべき』
・・・一生、努力を続けます。
生涯、修行。
 

2024/04/18 4月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月18日

無私

人を動かす原動力は、
ただ一つ、
公平無私ということだ。


そんなことはみんなが知っていますね。
しかし、多くの人ができていません。
というか、いるのかな…そんな人。
・・・と言ってしまっては元も子もありません。
だから気づいたときからスタートするのです。
「いつか、いつかと思うなら、今」
 

2024/04/17 4月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月17日

執着からの解脱

人間が一番強くなるのは、執着から解脱したときだ。
「他に善かれかし」と考えれば、
その分、我欲が引っ込む。
心が高まっていくのは、実はここからなのである。


社会人になりたての頃は『車』のために働いていました。
完全に我欲ですね。
結婚を決め、車を売り払い、
・・・お金のかからない普通の車に。
他人の人生を始めて背負うことになりました。
その後、
子供ができて初めて自分の命に代えても守りたい命の自覚。
その後も少しずつ執着は薄れてきました。…が、
・・・解脱の域ではありません。
 

2024/04/16 4月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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4月16日

正道を貫く

長い目で見れば、正道を貫くことが、一番楽なことなのです。
なぜなら、繕(つくろ)い隠そうとするものが何もないからです。
自分の名誉や地位、財産などにこだわりがあり、
それを必死に守ろうとして、複雑怪奇な策略を企(くわだ)てる、
そんなことをするものだから、
みんな樵悴(しょうすい)してしまうのです。
一方、
「そんな下らないものは何もいらない」と思えるようになれば、
策など一切弄する必要はありません。
これが一番簡単で楽なことなのです。
ただし、
それには、自分というものを無にしていかなければなりません。
これがたいへん難しく、勇気がいることなのです。


わたし流『健善』『正義の道』。
若い時から実践しようとしていたわけではありません。
『健善』を使い始めた30代後半からでしょか。
20代の前半ころは『戦略的』を意識していましたが、
当然、後々しわ寄せがくることになりますよね。
現在、完全な正義の道…とは言いませんが、
大きく外れないよう意識をしながら歩んでいます。
 

2024/04/15 4月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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4月15日


正々堂々

企業経営には、権謀術数(けんぼうじゅっす)
が不可欠だと感じている人が多いかもしれないが
そういうものは一切必要ない。
今日一日を一所懸命に生きさえすれば、未来は開けてくる。
また、正々堂々と人間として
正しいやり方を貫けば運命は開けてくる。
※権謀術数:人を巧みに欺く策略


経営だけではありませんね、営業も同じです。
営業トークの上手な人が
成績を上げる営業マンだと思う人が多いでしょう。
私もそう思っていましたが、
多くの有名営業マンの本を読むと違っていました。
『話し上手なのではなく、人の話をとことん聴ける人』
とのことだったのです。
事実、義理の兄は三菱重工で船や橋をつくっていましたが、
バブルがはじけ三菱自動車に出向し
自動車を売ることになったのです。
寡黙でしかもどもりもある義兄ですが、
トップの成績を上げたのだそうです。
「わからんけど、買ってもらえたんよ」・・・と言っていました。
 

2024/04/13 4月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
4月14日

リーダーたるべき人

会社がうまくいきだすと傲慢になってしまう経営者や、
役職が上がるにつれ、威張るようなリーダーでは、
社員の心は離れていってしまいます。
地位や名誉、金といった利己の欲望を抑え、
集団のために謙虚な姿勢で尽くす
「無私」の心を持ったリーダ-であれば、
部下は尊敬し、心から従ってくれるはずです。


20代のころ、憧れの経営者がいました。
当時は№2でしたが、その後トップ経営者になられたのです。
・・・が、
数年後、社長を降りることになってしまったのです。
社長に就任後それまであった謙虚な姿勢が薄れたことにあります。
あの憧れの経営者が・・・・大きなショックでした。
『謙虚』がいかに大切我を思い知らされた出来事です。

 

2024/04/13 4月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月13日

単純な規範を守る

嘘をついてはいけない
人に迷惑をかけてはいけない
正直であれ
欲張ってはならない
自分のことばかりを
考えてはならない

誰もが子どもの頃、親や先生から教わったにもかかわらず、
大人になるにつれて忘れてしまう単純な規範。
これを生きる指針に据え、
人生において守るべき判断基準とすべきです。


30代後半には『健善』を判断基準にしていました。
50代前半くらいから『正義の道』を追加し、
判断基準にしています。
年齢と共に表現も単純になっています。

 

2024/04/12 4月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月12日

原理原則に従う

常に「原理原則」に基づいて判断し、行動しなければならない。
「原理原則」に基づくということは、
人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、
人間として正しいものを正しいままに貫いていこうということだ。
人間としての道理に基づいた判断であれば、
時間や空間を超えて、
どのような状況においてもそれは受け入れられる。


昨日の一日一言に続き、
『健善』『正義の道』が私の原理原則と言い切ります。
・・・とは言え、
小さなことまで言うと完全正義とは言えません。
50キロ制限の道路を50キロでは走っていません。
60キロに設定しそれを超えることはまずありません。
・・・絶対ではありません。
・・・が、私なりの節度を持った『正義の道』を歩んでいます。
 

2024/04/12 4月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月11日

判断基準の原点

私は、自分なりの判断基準を持っていた。
それは、小さい頃に両親や年長者からしつけられた、
「していいこと、してはいけないこと」
という教えをベースとした、
プリミティブな規範でしかなかった。
しかし、それは人間として最も基本的な判断基準であった。
※プリミティブ:原始的な様子


私のつくった経営理念には「健善」という
変わった言葉を使っています。
当時は、「健全」よりもさらに『善』の「健善」と
説明していましたが、
今は、もっと簡単に「健善」とは
『正義の道』と説明しています。
 

2024/04/10 4月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月10日

本能を抑える

人間は、しばしば本能をベースとして判断を行う。
しかし、それでは動物と同じだ。
本能を抑えなければならない。
利己的な欲望が出てきたときに、
意識してそれを抑え込もうとすることが必要なのだ。
そうすることで、
理性を発揮し、正しい判断を行うことができる。


マズローの5段階欲求は、
① 生理的欲求・・・・・・食欲・睡眠
② 安全の欲求・・・・・・不安解消・身を守る
③ 社会的欲求・・・・・・集団に対する帰属感を含んだ欲求
④ 尊重の欲求・・・・・・人から認められたい・所得、地位、ブランド
⑤ 自己実現・・・・・・・・理念の達成
と成長していきます。
一段一段飛び越して進むことは出来ないものだと言われており、
その時に『本能を抑え、足るを知る』ことが必要になるのですね。
「① 生理的欲求」を抑えず、食べたい放題、寝たい放題だと、
それは『私利私欲』の領域です。
「② 安全の欲求」へ移行するためには、
『本能を抑え、足るを知る』・・・なのです。
それ以降も同じですね。
本能を抑え、足るを知り、謙虚でいること。
 

2024/04/09 4月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月9日

「思い」の力

純粋な美しい「思い」は、
どんなに優れた知性にもまさる、強大なパワーを持っている。
「他に善かれかし」と願う、美しい「思い」には、
周囲はもちろん天も味方し、成功へと導かれる。
一方、いくら知性を駆使し、策を弄しても、
自分だけよければいいという低次元の「思い」がベースにあるなら、
周囲の協力や天の助けも得られず、
さまざまな障害に遭遇し、挫折してしまうのです。


『私利私欲は低次元の極み』…ですね。
とは言えあれが欲しい。これが欲しい。
・・・といった『欲』はもちろんあります。
それは悪いわけではありません。
『欲』はパワーの源です。
自分に向けた欲だけではなく、
家族と旅行をしたい。家族と住める家が欲しい。
…等の『欲』もあります。
経験、体験を積み、人としての器が大きくなるにつれ、
会社や社会とのかかわりへ『欲』も成長するのですね。
 

2024/04/08 4月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月8日

人の上に立つ人

人の上に立つ者には才覚よりも人格が問われる。
人並みはずれた才覚の持ち主であればあるほど、
その才におぼれないよう、
つまり、余人(よじん)にはない力が誤った方向へ使われないよう
コントロールするものが必要になる。
それが徳であり、人格なのだ。


経営の神様松下幸之助氏の著書を何冊も読み、
たいせつな『人格』を意識するようになりました。
とは言え、簡単に作れるようなものではありません。
とにかく日々修行という意識を持ち、
一日一日を積み上げていくしかありませんでした。
いまだに中途半端な私の器・・・、
私利私欲を捨てる旅は死を迎えるまで続くことでしょう。
 

2024/04/06 4月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月7日

天風哲学

中村天風さんは、私の人生において、
精神的、哲学的にたいへん大きな影響を与えた方です。
その天風さんは、次のように言っておられます。
「自分には輝くような未来が待っているのだ、
素晴らしく明るくて、幸せな人生が拓(ひら)けていくのだと、
それをただ一点、建設的に、ポジティブに、前向きに思い、
明るく人生を考えなさい。
決して陰々滅々(いんいんめつめつ)とした
暗い思いを持ってはなりません」
天風さんがひらかれた天風哲学はたいへん深遠なものですが、
我々凡人に対しても分かりやすいように、
「明るく前向きに考えていきなさい」と、
単純な言葉で諭しておられるわけです。


20年以上前でしょうか?
中村天風氏の本を何冊も読みました。
稲盛和夫氏が書かれているように
『自分には輝くような未来が待っているのだ、
素晴らしく明るくて、幸せな人生が拓(ひら)けていくのだと、
それをただ一点、建設的に、ポジティブに、前向きに思い、
明るく人生を考えなさい』
当時、いろいろなことがうまくいかず
苦しんでいるときでしたので、
天風氏の本には勇気づけられた時期でした。
…先日の佐々木清次さんのCDと共に。
負けてたまるか 佐々木清次 (youtube.com)
 

2024/04/06 4月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月6日

仕事のエネルギー

仕事をやり遂げるためにはたいへんなエネルギーが必要です。
そしてそのエネルギーは、自分自身を励まし、
燃え上がらせることで起こってくるのです。
自分が燃える一番よい方法は、仕事を好きになることです。
どんな仕事であっても、それに全力で打ち込んでやり遂げれば、
大きな達成感と自信が生まれ、
また次の目標へ挑戦する意欲が生まれてきます。
その繰り返しの中で、さらに仕事が好きになります。
そうなれば、どんな努力も苦にならなくなり、
素晴らしい成果をあげることができるのです。


佐伯区五日市に暮らしていた独身時代、
ガーランドというテニスクラブに入っていました。
「住吉さん次の日曜日、
高齢者ホームの清掃ボランティアに参加しませんか」
とメンバーのユキちゃんに誘われて、
・・・ユキちゃんについていくことにしました。
各部屋を掃除して回るのですが、
正直、最初はそんなに意欲的ではありませんでした。
・・・っていうかみんなについて掃除してました。
タラタラやっているとなかなか進まないので、
仕方なく意欲とスピードをアップ。
すると、・・・楽しくなってきたのです。
楽しく、一生懸命やっていると
入居の高齢者から感謝の言葉をかけていただくようになり、
さらに楽しくなっていくのでした。
『どんな仕事であっても、
それに全力で打ち込んでいると楽しくなっていく』
という体験をさせていただきました。
 

2024/04/05 4月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月5日

いい仕事をするために

いい仕事をするためには、仕事と自分の距離をなくして、
「自分は仕事、仕事は自分」
というくらいの不可分の状態を経験してみることが必要です。
すなわち、心と身体ごと、仕事の中に投げ入れてしまうほど、
仕事を好きになってしまうのです。
いわば仕事と「心中」する
くらいの深い愛情を持って働いてみないと、
仕事の真髄をつかむことはできません。


よく聞く「今の若い人は・・・・」
この言葉は私たちの時代にも言われていましたし、
高齢を迎えた先輩たちの時代も言われていました。
なんと、エジプトの遺跡にも書かれているそうです。
若者が、社会人になったとたんに
「自分は仕事、仕事は自分」
なんて考える人・・・ほぼいません。
私も車のために働いていました。
「自分は仕事、仕事は自分」を意識し始めたのは、
社長としての責任を背負うことが決まってからのことです。
・・・この意識が高い人ほど、
役職の責を担っていただくことになります。
 

2024/04/04 4月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月4日

すべてに「善かれかし」

すべてに対して「善かれかし」という利他の心、
愛の心を持ち、努力を重ねていけば、
宇宙の流れに乗って、素晴らしい人生を送ることができる。
対して、人を恨んだり憎んだり、
自分だけが得をしようといった私利私欲の心を持つと、
人生はどんどん悪くなっていくのです。


わたし流のことばを使うと『健善』『正義の道』ですね。
『健善』は経営理念をつくったときからつかっています。
・・・とは言え、
「私利私欲はまったくありません」・・・とは言えません。
他人に迷惑をかけない『欲』はモチベーションの元になります。
本で読んだか、誰かの講演で聴いたのか忘れましたが、
「性欲が強いことは大切なことだ、
性欲はエネルギーの大きさを示すのだ。
ただし、それを倫理に反して表現しようとすることは罪」
と、言った内容でした。
あくまでも他人、
すべての人に『迷惑をかけない』ことは前提です。
 

2024/04/03 4月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月3日

満は損を招き、
謙は益を受く

中国の古典『書経」に、
「満は損を招き、謙は益を受く」という言葉があります。
古来、満ち足りて騎(おご)り高ぶる者は大きな損失を被り、
一方、常に謙虚に、「相手に善かれかし」と考えている者は、
素晴らしい幸運を勝ち取る。
これは、まさに時代を超えた世の道理であり、
それは二十一世紀の今日も決して変わることはないはずです。


「満は損を招き、謙は益を受く」
普段使いなれない言葉遣いですが、
解説の内容は極めて分かりやすいですね。
経営の神様松下幸之助氏は、
「私は頭を下げながら、下げながら今日までやってきました」
と言われていたそうです。
『実るほど首を垂れる稲穂かな』
・・・謙虚。
 

2024/04/02 4月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月2日

魂を磨く

死を迎えるときには、
現世でつくり上げた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、
魂だけ携(たずさ)えて新しい旅立ちをしなくてはならない。
俗世間に生き、さまざまな苦楽を味わい、
幸不幸の波に洗われながらも、
やがて息絶えるその日まで、
倦(う)まず弛(たゆ)まず一所懸命生きていく。
そのプロセスそのものを磨き砂として、
おのれの人間性を高め、精神を修養し、
この世にやってきたときより
も高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。
このことより他に、人間が生きる目的はない。


『この世にやってきたときより
も高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。
このことより他に、人間が生きる目的はない。』
稲盛和夫氏はそう言い切られています。
62歳の今、「なるほどその通りだな」と考えます。
大学生の私がこの文章を読んだら・・・
今と同じように受け取らなかったことでしょう。
「人生の中での出来事という『すり砂』で
さらに人間を磨き続けなければならないな」
と思う、今日この頃です。
 

2024/04/01 4月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月1日

人生の目的

われわれは、運命と因果応報の二つの法則によって
波潤万丈の人生を生きている。
その波潤万丈の人生の中で心を高め、
心を純化し、人格を磨いていく。
それが人生の目的である。


・・・そうですね。
私たちは、
人生の中で遭遇した出来事を
乗り越えながら成長をするのですね。
社会に出るまでは、
ある意味準備された学校など出来事を体験し、
テストや試験という障害を乗り越えながら成長してきました。
社会に出てからは準備されていない出来事と、
予期せぬ障害に出会い、
苦しみながら乗り越えることでさらなる成長を続けるのです。
『神様は、あなたが乗り越えることのできない問題や障害を
決してあなたに与えない。
・・・必ず乗り越えることができるのです』
 

2024/03/31 3月31日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月31日

人生は素晴らしい

自分の人生は素晴らしく明るいと信じて、
困難、苦労、苦難にめげず、未来を明るく描いていく。
厳しい現実の中で、つい負けそうになる自分を励ましながら、
明るく振る舞っていく。
そのような姿勢こそが人生をひらいていくのです。

・35歳ころからの10年間本当に苦しみました。
・・・が、
それを支えたのはタイトルにある、
『人生は素晴らしい』だったと振り返ります。
「明るい未来に夢を持ち進み続ける自分は素敵だ」
と自身に語り続けました。
当時よく聞いていた、
『佐々木清次の負けてたまるか』のYouTubeです。
負けてたまるか-佐々木清次 (youtube.com)
 

2024/03/30 3月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月30日

夢は人生の飛躍台

私たちはいくつになっても夢を語り、
明るい未来の姿を描ける人間でありたいものだ。
夢を抱けない人には創造や成功がもたらされることはないし、
人間的な成長もない。
なぜなら、夢を描き、創意工夫を重ね、
ひたむきに努力を重ねていくことを通じて、
人格は磨かれていくからだ。
夢や思いというのは人生のジャンプ台である。


私は『夢』語って成長してきました。
広ガスたかた未来の経営者には、
ぜひ『夢』を語ってほしいと考えています。
経営者も含め社員全社員で夢を語っていては
足元はぐらぐらになってしまいますが、
「経営トップは『夢』を語らなくてはならない」
と、経営の神様松下幸之助氏は言われています。
木野先生からも何度も聞かされました。
 

2024/03/29 3月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月29日

能力は向上する

「能力を未来進行形でとらえる」ことができる者が、
困難な仕事を成功へと導くことができる。
「何としても夢を実現させよう」と強く思い、
真摯な努力を続けるならば、能力は必ず向上し、
道はひらけるのである。


向上心を持ちやり続ければ必ず成長しますね。
それを確認し証明するための習い事が、
尺八と津軽三味線です。
尺八は20年以上継続中です。
・・・ですが、夢を抱いたのは7~8年前でしょうか?
尺八オーディション4曲の合格を目指します。
津軽三味線は60の手習いで始めました。
…成長はゆっくりです。…が、辞めません。
レッスン以外の練習は・・・ほぼできていません。
・・・尺八の練習にあてています。
先生には曲の数を進めるのではなく、
完成度を上げることをお願いしています。
毎回のレッスンは超地道です。
・・・着実に、ゆっくり成長中です。
仕事でも同じように経営の師匠に習い歩んできました。
 

2024/03/28 3月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月28日

一つを究める

一つのことに打ち込み、それを究めることによって、
人生の真理を見出し、
森羅万象(しんらばんしょう)を理解することができるようになる。
もし広くて浅い知識しかなければ、
それは何も知らないことと同じだ。


一つを究めた偉大な郷土の先輩、
坂田道信(成美)氏。
森信三先生との出会いで複写はがきをスタート。
数年後には複写はがきの第一人者となられ、
後に『ハガキ道』と言われるようになりました。
日本中で講演を行われたり、
日本中から向原町の自宅へ研修に来られたりしていたことは、
案外地元の人は知りませんでした。
一つのことを究めることで、
森羅万象、松下幸之助氏が言われる
『宇宙根源』『自然の摂理』が、
少しずつ理解されていくのですね。
 

2024/03/27 3月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月27日

実体験が財産となる

偉大な仕事をなしうる知恵は、
経験を積むことによってしか得られない。
自らが身体を張って取り組んだ実体験こそが、
最も貴(とうと)い財産となる。


最も貴いのは実体験ですね。
・・・が、それだけに頼っていると、
知恵の元になる知識が追いつかないかもしれません。
本は体験の不足を補う重要なアイテムです。
「バカにつける薬は本」
土屋ホームの創業者であり3KMの開発者、
土屋公三氏がたびたび言われていました。
 

2024/03/26 3月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月26日

製品の語りかける声に耳を傾ける

愛情を持って、謙虚な目で製品をじっと観察することで、
神の声にも似た「製品の泣き声」が必ず聞こえてきます。
つまり、
製品の不良や機械の不具合が自然と見えてきて、
製品のほうから、また機械のほうから、
「こうしたらどうだ」
と問題解決の糸口をささやきかけてくれるのです。
それはちょうど、優れた医師が心拍音や心拍数の異変から、
立ちどころに患者の身体の異常を感知するのに似ています。


NHKや民放の番組へ何度も登場している、
三重県の今井電子サービス、今井和美さん。
家電修理の達人で見たこともない家電や、
修理部品もないほど古い家電など、
なんでも修理してくれるのです。
修理の前にまず仕組みの理解からスタートです。
まさに、製品の語り掛ける声に耳を傾けながらの修理です。
是非、YouTubeで「今井和美」「今井電子サービス」
などで検索してみてください。
とても魅力的なおじさんで、
きっとファンになってしまうことでしょう。
 

2024/03/25 3月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

 

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月25日

潜在意識を活かす

潜在意識には、複雑な判断を正しくかつ容易に下す力がある。
強烈な出来事やたび重なる経験は、潜在意識に蓄積される。
そして顕在意識に代わって驚くべき速さで、
正しい判断をするようになる。つまり、
あらゆることを真剣に繰り返すことにより、
迅速に正しい判断を下せるようになるのだ。


これは潜在意識の一つの活用法ですね。
そのほかに問題や課題を潜在意識に刷り込み、
顕在意識では意識していなくても、
問題や課題を解決するヒントを
日常生活中で発見する手助けをしたりもします。
トラウマは、
強烈な体験が潜在意識に刷り込まれたことで起きる現象で、
潜在意識が私たちに与える影響は小さくないのです。
経験、体験を積む。
問題や課題を強く意識し続ける。(…続けるがポイント)
潜在意識の活用は成長、成功のキーワードです。

2024/03/24 3月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月24日

創造的な仕事とは

創造的な仕事とは、高度な技術を開発することばかりではない。
今日よりは明日、
明日よりは明後日と創意工夫をこらし、
改良、改善を積み上げていくことも、立派な創造なのである。
潜在意識には、複雑な判断を正しくかつ容易に下す力がある。
強烈な出来事やたび重なる経験は、潜在意識に蓄積される。そ


高度な技術の開発や改良、改善だけが創造ではありません。
他社のベンチマーク、TV番組や本など、
どこにスポットを当て、何を真似するか?
ただただ景色を見るように見ているだけでは真似できません。
目や耳から入る情報を自分の仕事と同リンクさせるか?
頭の中で情報の環境整備を進めること、
・・・それがまさに『創造』です。
『真似は最高の創造』なのですね。
 

2024/03/23 3月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月23日

状況妄動型の人間

状況妄動型の人間であってはならない。
状況妄動型とは、「こうしたい」と思っても、
社会情勢、経済情勢などから、
すぐに実現困難であると諦めてしまう人のことを言う。
一方、
心の奥底からこうありたいという強い願望を持った人であれば、
周囲の環境がいかに難しくとも、
願望を実現するための方法を考えていく。
そこに努力と創意が生まれてくる。


「それじゃぁ、だめだね、あきらめよう」
型人間ではだめです。・・・ということですね。
「それじゃぁ、どうしたら良いのか?
どうすれば乗り越えることができるのか?」
と、あきらめが悪く、ひつこくチャレンジし続ける。
あきらめず創造し続けることで何枚もある成功の扉が、
一枚一枚開かれて成就するのですね。
 

2024/03/22 3月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月22日

寝ても覚めても
思い続ける

強烈な願望とは、「寝ても覚めても忘れない」願望のことです。
たまに思い出す程度の、
すぐ忘れてしまうような思いは強烈な願望とは言わないのです。
それは例えて言えば、惚れてしまって、
もう寝ても覚めてもその人のことばかり思っているという、
そういう状態です。
そういう状態が「強烈な願望を心に抱く」ということです。


『本気とは恋愛です。
本気で打ち込むとは寝ても覚めても思いつづけることです』
日創研の田舞さんに35年位前に聞きました。
結婚までのいろいろな出来事から、
思いっきり納得させられました。
仕事も手につかず、寝ても覚めても・・・・
日創研の田舞さん、武蔵野の小山さんは、
仕事に恋愛している人の代表ですね。
・・・最近の若い人たちの『恋愛』も
私たちの時代と同じのなのでしょうか?
出会いはマッチングアプリというのはあたりまえらしい。
 

2024/03/21 3月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月21日

可能性を信じることから創日生まれるもの

新しいことを成し遂げられる人は、
自分の可能性をまつすぐに信じることができる人だ。
可能性とはつまり、「未来の能力」のこと。
現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、
新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられない。


昨日の続き、
頑張れスペースワン、頑張れカイロス。
カイロスを成功させるためには、
これまでの知識、技術の頂点の集約。・・・ではありませんね。
まさに『未来の能力』。
現在ではない知識、技術を『知恵』によって超えていく。
新たな知識、新たな技術を開発しつつ成功の道は開けるのです。
人生も同じなのでしょう。
子供の頃は新しい知識や技術を日々積み上げていました。
大人になっても、高齢になっても同じことだと思っています。
・・・もちろん吸収スピードは落ちまくりますよ。
 

2024/03/21 3月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月20日

高い目標を掲げ達成する

高い目標を掲げながら、
あまりにその道のりが遠ければ、目標自体を断念してしまう。
眼前の一日しか見なくていい。
今日一日を懸命に努める。
その一日は尺取り虫みたいな歩みだが、
気がつけば思いも寄らないところにまで到達しているものだ。


このテーマで頭に浮かぶのは、
「スペースワンのカイロス」ばかりです。
繰り返します。
『高い目標を掲げながら、
あまりにその道のりが遠ければ、目標自体を断念してしまう。
眼前の一日しか見なくていい。
今日一日を懸命に努める。
その一日は尺取り虫みたいな歩みだが、
気がつけば思いも寄らないところにまで到達しているものだ』
頑張れスペースワン、
頑張れカイロス。
・・・そして私たち。
 

2024/03/19 3月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月19日

高い目標が大きな成功をもたらす

高い目標を設定する人には大きな成功が得られ、
低い目標しか持たない人にはそれなりの結果しか得られない。
自ら高い目標を設定すれば、
そこに向かってエネルギーを集中させることができ、
それが成功の鍵となる。


私が3KM手帳を使い始めたころは、
『「150歳まで生きる」とか「宇宙に行く」とか・・・
完全に寝てみる夢でしかないようなことは目標にしない』
というルール?がありました。
これからの未来を考えると完全に夢とは言えないのかもしれませんね。
本当に到達する意欲をもって進んでいくことができれば、
大きい夢、高い目標を掲げることは大切なことだと思います。

 

2024/03/18 3月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月18日

能力を伸ばす方法

一見「無理だ」と思える高い目標にもひるまず、
情熱を傾けて、ひたむきな努力を惜しまない。
そのように努めることが、私たちの能力を、
自分自身も驚くほど伸長させる。
あるいは眠っていた潜在能力を大きく開花させていく。


『ひたむきな努力』って何でしょう?
日創研の田舞さんは研修の中で、
「人の努力とはそのことにかけた時間です。
周りの人たちよりも1.5倍の時間をかけ続ける人は、
それなりの成功をします」
と言われました。
以来、当時とても頑張っていたゴルフも、
プライベートではいかなくなり、
何に時間をつかうかを考えるようになりました。
7つの習慣、第3の習慣にある第二領域だと後に知りました。
 

2024/03/16 3月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月17日

未来進行形で考える

目標を立てるときには、
「自分の能力以上のもの」を設定する。…それが私の考えです。
今の自分では「とてもできそうもない」
と思われるほどの困難な目標を、
「未来の一点で達成する」ということを決めてしまうのです。
そして、その「未来の一点」にターゲットを合わせ、
現在の自分の能力をその目標に対応できるまで高める方法を
考えていくのです。


『目標は、自分の能力以上のものを設定する』
・・・多くの人は出来そうな目標であったり、
頑張ればできそうな目標を設定しようとします。
失敗に終わりましたが、
先日、和歌山県の民間打ち上げ場から発射された、
スペースワンの「カイロス」。
民間でロケットなんて想像もつきませんよね。
「失敗も成功の過程である」と言われていました。
耳介は成功してほしいものです。
なんせ、種子島から打ち上げられるH2ロケットは、
国家予算進められています。
民間会社でのロケットというだけで
その目標がいかに大きいか・・・・。
 

2024/03/16 3月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月16日

チャンスをつかむ人

素晴らしいチャンスは、
ごく平凡な情景の中に隠れている。
それは強烈な目標意識を持った人の目にしか映らないものだ。


チャンスはすべての人に平等にやってくるが、
アンテナを張りめぐらせている人でなれば、
そのチャンスを見過ごしてしまうということです。
チャンスは自ら光り輝いていないのです。
チャンスを見つけるアンテナ。
・・・それが目標意識なのですね。
 

2024/03/15 3月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月15日

「プラス方向」の考え方

仕事や人生を実り多きものにしてくれる、
正しい「考え方」をご紹介したい。
・常に前向きで、建設的であること。
・みんなと一緒に仕事をしようと考える
協調性を持っていること。
・明るい思いを抱いていること。
・肯定的であること。
・善意に満ちていること。
・思いやりがあって、やさしいこと。
・真面目で、正直で、謙虚で、努力家であること。
・利己的ではなく、強欲ではないこと。
・「足るを知る」心を持っていること。
・そして、感謝の心を持っていること。

将来を担うべき若い人々が、
このような「考え方」を持って一所懸命に働くことを通じ、
素晴らしい人生を歩まれることを心から願っている。


社長に就任したのは35歳で、
当時は『若手社長』と言われていました。
経営を学び始めたばかりで、
松下幸之助氏、稲盛和夫氏、本田宗一郎氏などの
著書を読みまくっていました。
もちろん尊敬する経営者、藤沢武夫氏の著書も。
『プラス方向の考え方』を学び、
そうありつづけようと努力を続けてきました。
・・・まだまだ道なかばですが。
気が付くと、
『将来を担うべき若い人々が、
このような「考え方」を持って一所懸命に働くことを通じ、
素晴らしい人生を歩まれることを心から願っている』
・・・願うほうに近い年齢になっています。
それでも、もうひと踏ん張り。
 

2024/03/14 3月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月14日

雄弁家

雄弁な人は、性々にして言葉をもてあそぶ。
相手に自分のことを理解してもらいたいのであれば、
感情を分かち合うことだ。
変に技巧に走らず全身全霊を傾けて、誠実に話すのだ。
誠実さこそが、聞き手と話し手を結びつける。

雄弁であることは・・・あるに越したことはありませんね。
12回シリーズで毎月行われる、
3KMのインストラクター養成セミナーは、
多くの企業から様々な方が受講されており、
人前ではほとんど話したことの無いような人もいます。
そんな人たちのお話は心に響かない。…でしょうか?
最初の何度かはそうですが12回に近づくほどに、
その人の魂が伝わってくるようになるのです。
雄弁ではありませんが、
・・・とつとつとではありますが、
自分の思いを、
全身全霊を傾けて、誠実に話しつづけ、
周りの人の心をひきつけるのです。
・・・私も引き付けられました。
雄弁すぎると、話半分くらいに・・・と思ってしまうのです。
 

2024/03/12 3月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月13日

才子の落とし穴

私があまり才子を買わないのは、
才子というのは往々にして、
今日をおろそかにする傾向があるからです。
才子はその才知ゆえになまじ先が見えるから、
つい、今日一日をじっくり生きる亀の歩みを厭い、
脱兎のごとく最短距離を行こうとする。
しかし、功を焦るあまり、
思わぬところで足をとられることもまた少なくありません。


ここで言われる才子とは、努力しない天才のことですね。
努力する天才とは、大谷翔平のような人。
天才と言われる人は、
努力しなくても周りの人よりもできてしまうので、
努力を怠ってしまいがちなのですね。
そういう意味では、
努力を続ける人のほうが結果をつくることが多いと言えます。
天才であろうが、そうではなかろうが、
努力、継続を続け、
『良い習慣』をたくさん作った人が最後の勝者です。
 

2024/03/12 3月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月12日

楽観的に構想し、悲観的に
計画し、楽観的に実行する

新しいことを成し遂げるには、
「こうありたい」という夢と希望を持って、
楽観的に目標を設定することが大切です。
しかし、計画の段階では、悲観的に構想を見つめ直し、
起こり得るすべての問題を慎重に考え尽くさなければなりません。
そして、実行段階においては、
「必ずできる」という自信を持って
楽観的に明るく実行していかなければならないのです。


昨日の私の感想を明確にされていますね。
夢は大きく、計画は緻密に、厳しくつくりあげ、
さらに詳細にチェックをいれる。
さらに、『実行は楽観的』にと言われています。
実行はプラス思考。
・・・ノー天気思考ではありません。
 

2024/03/11 3月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月11日

なぜ長期計画を
立てないか

私は、長期の経営計画を立てたことはありません。
今日のことさえうまくいかず、
明日も分からないのに、
十年先が見えるわけがないと思っていたからです。
そのため私は、今日一日を一所懸命に過ごそう、
そして今日一日一所懸命に仕事をし、
さらに工夫を重ねれば、
明日が見えてくるだろうと考えてきました。
そして、その一日の連続が、五年たち、十年たつと、
大きな成果になっているだろうというように考えたのです。


長期計画(夢)のための長期計画を
立てたことが無いという意味でしょう。
ただただ夢のような目標をつくるのではなく、
大きな夢を描きながらも、
計画は緻密に、厳しくつくりあげ、
さらに詳細にチェックをいれる。
足元だけを見ながら進んだら、
現在の京セラになっていたわけではないはずです。
もちろん、
金融機関は融資するときに長期計画を求めますね。
 

2024/03/11 3月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月10日

大善は非情に似たり ②

逆に信念を持って厳しく指導する上司は、
けむたいかもしれませんが、長い目で見れば、
部下を大きく成長させることになります。
これが大善です。
真の愛情とは、
どうあることが相手にとって本当によいのかを
厳しく見極めることなのです。
「大善は非情に似たり」。
周りから見れば厳しすぎると思える行為も、
それはその人を大きく育てるために必要な愛のムチなのです。
まさに非情と思えるその行為こそが、大善なのです。

信念の前提は『正しい価値観』だと思うのです。
そこはしっかり見極めなければなりません。
真の愛情なのか、私利私欲が奥に潜んでいるのか?
逆に、
良い人には注意が必要です。
『調子の良い人』はもちろんですが、
『心地が良いだけ人』にも気をつけましょう。
『人として心地よいが、しっかり厳しさも持っている人』
は、成長機会もしっかりと考えてくれている人ですね。
 

2024/03/09 3月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月9日

大善は非情に似たり ①

人間関係の基本は、愛情を持って接することにあります。
しかし、それは盲目の愛であったり、
溺愛であってはなりません。
上司と部下の関係でも、信念もなく部下に迎合する上司は、
一見愛情深いように見えますが、
結果として部下をダメにしていきます。
これを小善といいます。
「小善は大悪に似たり」と言われますが、
表面的な愛情は相手を不幸にします。


『「小善は大悪に似たり」と言われますが、
表面的な愛情は相手を不幸にします』
とても重要であり、大切なことであります。
・・・が、
発信者の器や真の正義感、
正しい価値観などに大きく左右されますね。
〇〇ハラスメントという言葉。
これは受け手の感じることで発信者の決めることではありません。
・・・そこがとても難しいところなのです。
発信側はそれにも気を付けつつも
『小善は大悪に似たり』
を強く意識しなければならないと考えています。
 

2024/03/08 3月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月8日

心は心を呼ぶ

確かに人の心ほど、
はかなく移ろいやすく頼りのないものもありません。
しかし、
世の中でこれくらい強固で重要なものも
ないのではなかろうかと思います。
歴史をひもといてみても、
人の心の結びつきがもたらした
偉大な業績は枚挙にいとまがありません。
また逆に、人心の荒廃が、
集団の崩壊をもたらした例もわれわれは数多く知っています。
心は心を呼ぶということを忘れてはなりません。
「今日一日は憧れるのをやめましょう」
の大谷選手の一言は


昨年のWBCを思い出します。
代表選手だけではなく、日本中が熱狂していました。
『一枚岩』という言葉がありますが、
心のつながりの強さが偉大な功績をつくっていくのですね。
「今日一日は憧れるのをやめましょう」
の大谷選手の一言はしびれました。
 

2024/03/07 3月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月7日

心をベースにした経営

私は、人の心をベースにした経営を行ってきました。
言い換えれば、どのようにすれば、
強固で信頼し合える心の結びつきというものを
企業内において実現できるかということに、
焦点を絞って経営を進めてきました。
愛されるためには愛さなければならないように、
心をベースにした人間関係を築くには、
素晴らしい心の持ち主に集まってもらえるような素晴らしい心を、
経営者自らが持たねばなりません。


私は、人の心をベースにした経営を行おうと努力しています。
まだまだ私の器は発展途上です。
素晴らしい心の持ち主に集まってもらえるような素晴らしい心を、
経営者自らが持つための修行を続けていきます。
一歩でも、半歩でも前進。前進。前進。
 

2024/03/06 3月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月6日

経営者の勇気

経営者はまず、
集団のために自己犠牲を払うことをも厭(いと)わないような
高潔(こうけつ)な哲学を持っていなければならない。
取り巻く環境がいかに変わろうとも、たとえば事業が成功し、
名誉と多額の収入を得るようになったとしても、
自分の欲望を抑制する克己心(こっきしん)、
真の正義を重んじる勇気を持っていなければならない。


東名高速道路であおり運転を繰り返した末、
追い越し車線に車を止めさせ、後続のトラックが追突。
家族4人を死傷させた石橋和歩被告に、
裁判長は懲役18年を言い渡しました。  
退廷する際、被告は裁判長に対し、
「俺が出るまで待っとけよ」と言い放ったそうです。
稲森和夫氏の言われる、
『自分の欲望を抑制する克己心、
真の正義を重んじる勇気を持っていなければならない』
その意識があればこんな大きな事件にはならなかったのでしょう。
その意味では経営者に限らず人の上に立つ人、
いえ、すべての人が、
『真の正義を重んじる勇気』を持つことはとても大切ですね。
 

2024/03/05 3月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月5日

リーダーの自信

リーダーシップを発揮するには、
「自分はいつも公明正大だ」
と言えるだけの迫力が必要です。
「一切不正なことはしていない」
と言い切れるところに迫力は生じるし、
その公明正大さが経営者に自信を与え、
困難な局面に立ち向かう勇気を湧き立たせてくれるのです。


・・・『一切』と言える自信はありません。
法定速度は常に少しだけオーバーしています・・・
パトカーやレーダーで止められたことはない程度。
・・・が、…しかし、
大きな問題になるようなことの無いようには注意しまくっています。
最近は、不倫や不正、日々の行動なども注意を払っています。
・・・ここには書けませんが、
「この程度のこと、多くの人がやってるから・・・」
と言われても絶対にその誘いには乗らないことにしています。
基本的には『公明正大』…を目指し意識しています。
・・・人間だもの。
 

2024/03/04 3月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月4日

六つの精進 ④

「六つの精進」を毎日実践し続けていけば、
やがて自分の能力以上の
素晴らしい人生が開けていくのではないかと思いますし、
事実、私自身はそのようにして人生を歩んできました。
素晴らしい人生、幸福な人生、平和な人生を得たいと思うならば、
また立派な企業経営をしたい、
社員に喜んでもらえるような素晴らしい経営をしたいと思うならば、
この「六つの精進」を忠実に守ることが大切です。


六つの精進
① 誰にも負けない努力をする
② 謙虚にして語らず
③ 反省ある毎日を送る
④ 生きていることに感謝する
⑤ 善行、利他行を積む
⑥ 感性的な悩みをしない
瞬間、瞬間でそれぞれを意識していますが、
出来事によっては意識が飛んでいることもあります。
・・・3KM手帳に新たに書き込み
六つの精進を意識に滲み込ませていきます。
 

2024/03/02 3月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月3日

六つの精進 ③

⑤善行、利他行を積む
「積善(せきぜん)の家に余慶(よけい)あり」。
善を行い、他を利する、思いやりある言動を心がける。
そのような善行を積んだ人にはよい報いがある。
⑥感性的な悩みをしない
いつまでも不平を言ったり、
しかたのない心配にとらわれたり、
くよくよと悩んでいてはいけない。
そのためにも、後悔をしないくらい、
全身全霊を傾けて取り組むことが大切である。


自身に対しての、昨日の続きが『⑤善行、利他行を積む』
・・・ですね。
『どんな小さなことにも感謝する心を育てる』ための修行が、
善行を積むことだと考えています。
いい年になっているのに…先の見えない修行は続きます。
 

2024/03/02 3月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月2日

六つの精進 ②

③反省ある毎日を送る
日々の自分の行動や心のありようを点検して、
自分のことだけを考えていないか、
卑怯な振る舞いはないかなど、
自省自戒して、改めるよう努める。
④生きていることに感謝する
生きているだけで幸せだと考えて、
どんな小さなことにも感謝する心を育てる。


色々なことに、ずいぶん感謝できるようになったと思います。
・・・というか、
子供のころからひねくれものの私は、
そもそも感謝が足りていない人間だったと振り返ります。
62歳になってやっとこの程度。
どんな小さなことにも感謝する心を育てるため、
修行の日々を意識し続けます。
 

2024/03/01 3月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月1日

六つの精進 ①

心を磨く指針として、
次のような「六つの精進」が大切ではないかと考えてきた。
① 誰にも負けない努力をする
人よりも多く研鑽する。
また、それをひたむきに継続すること。
不平不満を言うひまがあったら、
一センチでも前へ進み、向上するように努める。
② 謙虚にして語らず
「謙は益を受く」という中国古典の一節のとおり、
謙虚な心が幸福を呼び、
魂を浄化させることにもつながっていく。


「謙は益を受く」…中国古典の一節。・・・とありますが、
現在の中国の在り方を見ると信じることができませんね。
自己主張が激しく、順番を待てず奪い合いの争い。
先日TVニュースだったかな?
中国で「大谷翔平」を商標登録した会社?
があると紹介していました。
「球団など「大谷翔平」を使いたい人がいれば譲ってもいい」
と、言っておりました。・・・高く売りつけるのでしょうね。
 

2024/02/28 2月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月29日

土俵の真ん中で相撲をとる

「土俵の真ん中で相撲をとる」とは、
常に土俵の真ん中を土俵際だという気持ちで
何事にも臨むということです。
そうすれば、万一予期しないトラブルが発生しても、
余裕があるため、十分な対応が可能となります。
常に安全弁を置き、確実に進めていく、
それが仕事をするということなのです。


理想ですね。
思いは間違いなくその思いですが、思った通りには行きません。
しかし、
その思いまで捨ててしまっては自身の支えを失ってしまい、
逃げ出しいてしまいたくなってしまいます。
常に理想を胸に置き続け弱い自分と闘い続けます。
 

2024/02/28 2月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月28日

額に汗して得た利益

「額に汗して自分で稼いだお金だけが、本当の〃利益〃なのだ」。
私にはそんなきわめて単純な信念がありました。
それは、
人間として正しいことを貫くという原理原則に基づいたものでした。
ですからバブルのときに、利益が得られると投資の誘いを受けても、
「欲張ってはならない」と自戒することはあっても、
心を動かされることはなかったのです。


大学生の時代、
本当にたくさんのお金をパチンコ屋さんに貢ぎました。
バイトもしていましたが、
きちんと親からの仕送りもちろんもありました。
ピンチになれば助けてもらえるという甘えもありました。
博打は負けるようになっている。
創業者は個人では株投資などをしており、
バブルの崩壊とともに大きな損を出していました。
「会社では株や土地などの投資はしない」
と決めていたそうです。
私は個人でも会社でも投資的なことはしないと決めています。
投資は取り扱う企業が利益を出すようになっている。
・・・が、
株で大儲けしている人を見ると羨ましいとは思う。
・・・本当に一生続くのかな?
 

2024/02/27 2月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月27日

利を求むるに道あり、
利を散ずるに道あり

企業である限り、利益を追求することは当然である。
しかし、利益を追求するにあたっては、
人間として守るべき道理がある。
人をおとしめたり、騙したりするなど、
悪どいやり方で利益を求めてはいけない。
また、たとえ正当な方法によって得られた利益であっても、
その使い途は道理に沿ったものでなければならない。
私利私欲のためではなく、世のため人のために使われるべきである。


昨日の続きですね。
経営の神様松下幸之助は、
『企業は公器』と言っています。
決して私物ではないのです。
・・・とは言え、
「神様、幸之助も儲けたくて創業しました。
創業間もなく、倒産の危機があったが、
それは人様のためではなく、
自分のための事業だったからだと悟ったのです」
と、木野親之先生から聞きました。
 

2024/02/26 2月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月26日

利益を誇りに思う

利益を追求することは決して恥ずべきことではない。
自由競争の原理が働いているマーケットにおいて、
堂々と商いを行い、得た利益は正当なものだ。
むしろ、
経営者と従業員が額に汗して勝ち取った利益だから、
誇りに思うべきものなのだ。


利益とはお客様の感謝、感動と比例するのだと考えており、
経済の循環の中での正しいものだと考えています。
ですから利益を恥じると思ったことはありません。
決して暴利をむさぼったわけではありません。
一言で『利益』とってもその受け取り方は様々ですね。

 

2024/02/24 2月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月25日

商いの極意

商いの極意は、お客様から信用されることだと言われている。
もちろん、信用は商売の基本だが、
信用の上に徳が求められ、お客様から尊敬されるという次元がある。
尊敬にまで達する、お客様との絶対的な関係を築くこと、
それこそが真の商いではないだろうか。


『信用の上に徳が求められ、
お客様から尊敬されるという次元がある』
『徳』の道は険しいですね。
・・・と言うよりも、
自身の『徳』の積みかたが未熟すぎるのでしょう。
『尊敬の域に達する』
・・・尊敬されたいと考えていませんでしたが、
域に達することは大切なことですね。
・・・真の商いを目指します。
 

2024/02/24 2月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月24日

志に拠って立つ

固い志に拠って立つ人は、
目標へと続く道筋が眼前から消え去ることは決してない。
たとえ途中でつまずいても、くじけても、
また立ち上がって前へ前へと進むことができる。
逆に、志なき人の前には、いかなる道もひらかれることはない。


『目標』とは、まだまだ途中にあるものなのでしょう。
『志』とは目標よりもはるか先にあり、
目標は通過点に過ぎないのですね。
ですので、稲盛氏は途中の目標を見失っても、
『志』というはるか先がわかっていれば、
目標も筋道も修正をすることができる
と言われているのだと思います。
 

2024/02/23 2月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月23日

ベストではなく
パーフェクト

ベストという言葉は、他と比較して、
その中では最もいいといった意味で、いわば相対的な価値観である。
したがって、レベルの低いところでもベストは存在する。
しかし、私がめざすのはベストではなく、パーフェクトである。
パーフェクトはベストとは違って絶対的なものだ。
他との比較ではなく、完全な価値を有したもので、
他がどうであれ、パーフェクトを超えるものは存在し得ない。


『ベスト』と『パーフェクト』を
しっかり使い分ける意識が大切ということですね。
目指すは、絶対的なパーフェクト。・・・ですね。
日本語はとてもあいまいなところがあります。
たとえば「いいです」という言葉、
『良いです』なのか?
『いやです』なのか?
この言葉だけではわかりません。
先日TV番組であいまいな日本語について、
どう受け取ったかを出演者ごとに話をしていました。
ある人は「こうしか取れないでしょう」と言っていましたが、
他の人は全く違う受けとり方をしていました。
人によって取り方はまちまち。
意図を共有するために、
お互いが質問攻めを繰り返すことはとても大切ですね。
 

2024/02/22 2月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月22日

本物になる人

大胆なだけでは、パーフェクトな仕事はできません。
繊細なだけでは、新しいことにチャレンジする勇気は生まれません。
仕事をする場合、どうしても豪快さと綴密さという、
二律背反するような性格を備え、
局面によって使い分けられる人が必要です。
私は、繊細でシャープな神経の持ち主が、
場数を踏むことによって、
真の勇気を身につけていったときにはじめて、
本物になると思っています。


物事を全く逆の立場から俯瞰する。
とても、とても大切です。
しかし、持ち合わせた自身の価値観で、
まったく違う価値観で物事を見ることは容易ではありません。
『他人の意見に耳を傾ける』
「言うとおりにする」ではありません。
しっかりと聴いて、聴いて、聴いて…そして判断決定をする。
凡人が本物に近づくための過程だと思います。
 

2024/02/21 2月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
2月21日

両極端を併せ持つ

バランスの取れた人間性を持たなければならない。
つまり、慎重さと大胆さの両方が必要なのだ。
一つの人格の中に、相反する両極端を併せ持ち、
局面によって正常に使い分けられる人間でなければならない。


理想的ですね。
意識して使い分けようとしています。
・・・が、
自身の本質、・・・価値観がどうしても先行してしまうようです。
周りにいろいろな意見の人を置くことで、
その調整を図る努力をしています。
とことんぶつかったうえで・・・最後の決定は社長の責任。
方向転換、修正も社長の責任。
スピード感がとても大切ですね。
 

2024/02/19 2月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月20日

インスピレーションの源 ②

人はインスピレーションを外に求めがちだ。
しかし私は、内に求める。
自分が今やっている仕事の可能性をとことん追求して、
改良を加えていくと、
想像もつかないような大きな革新を図ることができる。


インスピレーションを外に求めることは
間違いではないと思っています。
ただし、
『自分がやっている仕事をしっかりと理解し、
そのうえで可能性をとことん追求していること』
これが前提ではないでしょうか?
そういう意味では、
『先ずは内、そしてヒントは外』
最後は、小山さんの言う『真似は創造』。…ですね。
 

2024/02/19 2月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
2月19日

インスピレーションの源 ①

真にクリエイティブなインスピレーションは、
神からの啓示を願うほどの切羽つまった状況、
そして謙虚で真摯な態度からしか生まれてこない。
そのためには、
まず困難に真正面から取り組む姿勢が必要なのだ。


昔の私は…特に高校生時代、
困難から逃れるための策ばかり練っていました。
大学時代は姑息に逃げようとすると…先輩から鉄拳制裁。
・・・仕方なく正面から取り組む振り。
しかし社会に出てからは
その(仕方なくの)姿勢が先輩から評価されました。
その後、あちこちの研修で、
『困難に真正面から取り組む姿勢』
の大切さを学び、取り組み姿勢を意識し実践しています。
・・・現在は次のフェーズに入っていますが。
 

2024/02/19 2月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
2月18日

誰にも負けない努力

いくら人並みの努力を続けても、
みんなが等しく努力を重ねている中にあっては、
ただ当たり前のことをしているだけです。
人並み以上の誰にも負けない努力を続けていかなければ、
大きな成果など期待することはできないでしょう。
「誰にも負けない努力」とは
「ここまでやったからいいのだ」といったように、
ゴールがあるものではありません。
終点を設けず、
先へ先へと設定されるゴールを果てしなく追いかけていく。
そんな無限に続く努力のことです。


大谷翔平のキャンプを見ている限りでは、
周りの選手と同じようなトレーニング、や練習です。
・・・が、
実は『人並み以上の誰にも負けない努力』続けています。
ウエイトトレーニングなどの基礎練習は、
他の選手とは比較にならないほど
しっかりルーティーンにしているそうです。
シーズン中の試合のある日でも、
もっと言うと、投手として登板する日でも
トレーニングルーティーンを守っています。
「未来のためには休むことなどできない」
と、TV番組で言っていました。
 

2024/02/16 2月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 

稲盛和夫著 致知出版

217

 

創造者の責務

 

「もう、これ以上のものはない」

と確信できるものが完成するまで努力を惜しまない。

それが創造という高い山の頂上をめざす人間にとって

非常に大事なことであり、義務ですらあるのです。

経営トップに、この意識が無ければその資格はない。

と断言します。

道のりは組織の成熟度など多くの要因で、

様々な道を選択できます。

・・・が、

「もう、これ以上のものはない」

を目指すことは『絶対』です。

もうここで良い。…は無いのです。

スケジュール上の踊り場は必要ですが、

次の準備ができていない踊り場で満足してはならないのです。

・・・ですから、いつも未来を創造し続けています。

変化の停止は破滅へ向かいます。

 

トップに立つ人の義務です。

2024/02/16 2月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月16日

愚直さを喜ぶ

もし今、「真面目に働く」ことしか自分には能がない
と嘆くような人がいたら、
その「愚直さ」こそを喜べと言いたい。
つまらないように見える仕事でも、粘り強く続けることができる、
その「継続する力」こそが、仕事を成功に導き、
人生を価値あるものにすることができる、
真の「能力」なのです。


度々登場する、『愚直』をテーマにした、
森信三先生の人生二度なしです。
まずは、『愚直に10年』。
本当に目指すべき「使命」が見えてくるはずです。

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2024/02/15 2月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月15日

もうダメだというときが
仕事の始まり

一つのことをやり始めたら、それをやり抜く執念、
また達成するまで継続する力が、
成功のための必須条件となります。
「もうダメだ」と思った時点を終点とせず、
仕事の再スタート地点と考え、
成功を手にするまでは絶対に諦めない粘り強さ。
自分に限界を設けない、あくなき挑戦心。
それこそがピンチをチャンスに変え、
失敗さえ成功に結びつけることを可能とするのです。


『困って、困って、困って、困って、困って、困って・・・・・
考えて、考えて、考えて、考えて、考えて、考えて・・・・・
悩んで、悩んで、悩んで、悩んで、悩んで、悩んで・・・・・
もうどうしようもない・・・・
・・・それでも逃げずに悩み、挑み続けると、
神が降りてくるんやで』
「経営の神様松下幸之助のことばです」
幸之助最後の伝道師、木野親之先生から直接聞きました。
谷村新司氏も以前TV番組で同じようなことを言っていました。
 

2024/02/15 2月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月14日

もっといいやり方は
ないか ②

前日の努力に少しの工夫と改良を上乗せして、
今日は昨日よりもわずかながらでも前進する。
その、よりよくしようという姿勢を怠らないことが、
後に大きな差となって表れてくる。
決して通い慣れた同じ道は通らないということが、
成功に近づく秘訣なのです。


私は、この『昨日よりもわずかながらでも前進する』を
意識し続けて今日まで来ました。
・・・健康状態の悪い日などは当然別です。
「子供のころからそうでした」・・・とは全く言えず、
意識し始めたのは、ナポレオン・ヒルの成功哲学を知り、
日創研や3KMを学ぶことで
その意識が強くなってきたと振り返ります。
26歳?、27歳?頃からだったでしょうか?
 

2024/02/13 2月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月13日

もっといいやり方は
ないか ①

私は技術者あがりのせいもあって、
これでいいのか、もっといいやり方はないかという疑問を、
いつも自分に投げかけることを習い性としてきました。
そういう目で見れば、雑用ひとつとっても、
そこに工夫の余地は無数にあるものです。
どんなに小さなことにも工夫改良の気持ちを持って取り組んだ人と、
そうでない人とでは、
長い目で見ると驚くほどの差がついているものです。


私もこの「もっといいやり方はないか」は意識してます。
・・・が、私一人では限界があり、
現場からの提案がとても的を得ています。
広ガスたかたのシステムは、
現場からのフィードバックで、PDCLAをまわしながら、
成長を続けています。

 

2024/02/13 2月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月12日

素直な心 ②

素直な心とは、自分自身のいたらなさを認め、
そこから努力を始めるという謙虚な姿勢のことです。
とかく能力のある人ほど、人の意見を聞かず、
たとえ聞いても反発するものです。
しかし本当に伸びる人は、
素直な心を持って人の意見をよく聞き、
常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です。
自分にとって耳の痛い言葉こそ、
自分を伸ばしてくれるものだと受け止める謙虚な姿勢が必要です。


昔よりは素直に向かって少し前進したでしょうか?
『自分自身のいたらなさを認め、
そこから努力を始めるという謙虚な姿勢』
には程遠いと感じていますが、
確実に周り人たちを頼りにしていますし、
頼らなければ先に進めない状況です。
『自分にとって耳の痛い言葉こそ、
自分を伸ばしてくれるものだと受け止める謙虚な姿勢』
を意識していきます。
 

2024/02/11 2月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月11日

素直な心 ①

「素直な心」とは進歩の親です。
素直な心があればこそ、人間は成長、進歩していくからです。
この「素直な心」の大切さを説かれたのは、松下幸之助さんでした。
幸之助さんは、
小学校さえも満足に行かれていないのに、
松下電器(現パナソニック)という大企業をつくり上げられましたが、
その原動力とは、まさに素直な心なのです。


日創研が開催する、
伊與田覺(いよたさとる)先生の論語セミナーに数年通いました。
会場は京都の霊山歴史館。
坂本龍馬の墓と道を隔てたところです。
霊山歴史館はパナソニックの所有で、
地下には松下幸之助氏も使っていた応接室があり、
『素直』と書かれた直筆の額が飾ってありました。
当時木野親之先生からも、
松下幸之助が最も大切にしていた言葉だと聞かされました。
「小学校中退やから、皆わしより勉強してるんや、
だから誰からも素直に聞いて学ぶんや」
と、言われていたそうです。
 

2024/02/09 2月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月10日

成功と失敗は紙一重

成功する人と、そうでない人の差は紙一重だ。
成功しない人は、必ずしも責任感がないわけではない。
違いは、粘り強さと忍耐力だ。
失敗する人は、壁に行き当たったときに、
体裁のいい口実を見つけて努力をやめてしまう。


『失敗しても成功するまであきらめない』
私の手帳に書き記している言葉の一つです。
「成功の法則」を学ぶきっかけにもなりました。
妻、典子さんとの結婚生活スタートにもつながりました。
・・・金脈は、1m先、
あともう少し掘り進めたところにあるかもしれません。
 

2024/02/09 2月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月9日

仕事の中に喜びを感じる

人間が本当に心からの喜びを得られる対象は、
仕事の中にこそある。
仕事をおろそかにして趣味や遊びの世界に喜びを見出そうとしても、
一時的には楽しいかもしれないが、
決して心から湧き上がるような喜びを味わうことはできないはずだ。
真面目に一所懸命仕事に打ち込み、
つらさや苦しさを超えて何かを成し遂げたときの達成感。
それに代わる喜びはこの世にはない。


小山さん、田舞さんは完全にこの領域・・・
というか超えている。
仕事が趣味になっているのです。
田舞さんからメールが入ってくる時間が異常で、
いったいいつ寝ているのだろうと心配になるくらいです。
小山さんはしっかり時間を振り分け家庭の時間をつくっていますが、
大きな病気を経験されており、
最近では奥様が仕事にも帯同されることもあります。
ここまでとは言いませんしできませんが、
仕事の中に喜びを感じることは、
自身の人生にとっても大切なことだと思います。
 

2024/02/09 2月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月8日

天職

「天職」とは出会うものではなく、
自らつくり出すものなのです。


昨日の続きですね。
自分探しではなく、
自分づくりですね。
自分創造といういい方も良いかもしれません。
昨日の一所懸命、一心不乱が、
自分を創造していくのだと思っています。
昨日の文章少し書き換えます。
一所懸命取り組むことで楽しくなり、
それを続けることで好きになる。
そして一生懸命取り組むようになり、
『天職になる』。
 

2024/02/09 2月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月7日

打ち込む

自分の仕事がどうしても好きになれないという人は、
とにかくまずは一所懸命、
一心不乱に仕事に打ち込んでみることです。
そうすることで、
苦しみの中から喜びがにじみ出るように生まれてくるものです。
「好き」と「打ち込む」はコインの表と裏のようなもので、
その因果関係は循環しています。
好きだからこそ仕事に打ち込めるし、
打ち込んでいるうちに仕事を好きになってくるものです。


好きだから一生懸命取り組む。
当たり前ですね。
しかし、一所懸命に取り組むことで、
いきなり好きにはなりませんが、その作業が楽しくなります。
30年位前、日創研の研修で体験しそのことを学びました。
一所懸命取り組むことで楽しくなり、
それを続けることで好きになる。
そして一生懸命取り組むようになるのだと思っています。
一所懸命ありて一生懸命。

 

2024/02/06 2月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月6日

修行

自分に与えられた仕事に、
愚直に、真面目に、地道に、誠実に取り組み続けることで、
自然と欲望を抑えることができます。
夢中になって仕事に打ち込むことにより、
怒りを静め、愚痴を慎むこともできるのです。
また、そのように日々努めていくことで、
自分の人間性も少しずつ向上させていくことができるのです。
その意味では、「働くこと」は、修行に似ています。


稲盛和夫氏は、「働くことは、修行に似ています」
と言われていますが、
私は、働くことは修行そのものと考えています。
人生の中で睡眠時間を除いて、
最も時間をとっているのが「働く時間(仕事)」です。
『幸福な人生』を考えるとき「働く時間(仕事)」を抜きにして
人生を語るわけにはいかないのです。
働く時間で幸福は決まるとは絶対に言いません。
個人、家庭はとても重要です。
ですから、『幸福な人生』を送るためには、
人間性、価値観、器…を大きく成長させるための負荷が
「働く時間(仕事)」だと考えています。
 

2024/02/05 2月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月5日

精進

誰しも恵まれた人生、幸運な人生を送りたいと考えている。
だが、いい人生というのは天から降ってくるものではなく、
自分の心を磨くことによって得られる。
だからまずは、美しい心になるように日々努力することが大切だ。
心を磨くにあたって基本になるのが「勤勉」であり、
仏教ではこれを「精進」と呼ぶ。
それは仕事に限らず、
何か一つのことに没頭したり、打ち込むことだ。


『「精進」とは、
何か一つのことに没頭したり、打ち込むことだ』
と、稲盛和夫氏は言われています。
一つのことにうちこむ。
頭に浮かぶ、森信三先生の人生二度なしをお送りします。

森信三
人生二度なし

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2024/02/04 2月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月4日

自然の摂理

動物にしても、植物にしても必死に
一所懸命生きていかなければ、生き残れない。
それがこの自然界の徒(おきて)なのだ。
しかし、人間だけは「誰にも負けない努力」とか、
「一所懸命生きる」ということを言えば、
何か特別なことのように感じている。
成功するために、一所懸命に働かなければならないのではなく、
生きていくために、「誰にも負けない努力」で働く、
それが自然の摂理なのだ。


プロとアマチュアの違い。
アマチュアは、あるレベルに達すると努力を緩めます。
プロはどこまでもどん欲に向上しつづけようと努力します。
まさに一所懸命、誰にも負けない努力です。
スポーツに例えると分かりやすいと思いますが、
私たちも仕事でお金を稼ぐプロのはず。
・・・ですが、
いきなりスポーツ選手のように契約を打ち切られることはありません。
稲盛氏の言われるように
『成功するために、一所懸命に働かなければならないのではなく、
生きていくために、「誰にも負けない努力」で働く、
それが自然の摂理』
なのですね。
 

2024/02/04 2月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月3日

従業員のために

経営者は、自分の欲望だけを満たそうとしてはなりません。
企業に集う全従業員の幸福を考えなければならないのです。
もし会社が傾けば、
会社の将来に賭けて懸命に働いてくれている従業員を
路頭に迷わせてしまいます。
経営者とは、そうならないために、
先頭に立って努力している人のことです。
そういう人が抱く「自分の会社を立派にしたい」という願望は、
美しいものだけに、長いスパンで見れば必ず報われていくのです。


『自分の欲望ではなく全従業員の幸福』
これは私が社長に就任するときの願いです。
そのために自身に課せた課題は、
「クラウンやセルシオに乗らない」でした。
これは田舞さんのお話も影響しています。
田舞さんは、
「ボルボが欲しいが絶対に乗らない。
自分を律するために3ナンバーにも乗らない」
と言われていました。・・・今や多くの車が3ナンバーですが。
私もこれまで乗った一番高級車らしいのはアコード、
トヨタで言うと、カムリのクラスでしょうか。
 

2024/02/02 2月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月2日

動機善なりや、
私心なかりしか ②

第二電電(現KDDI)設立前、約六カ月もの間、
毎日、どんなに遅く帰っても、たとえ酒を飲んでいようとも、
必ずベッドに入る前に、
「動機善なりや、私心なかりしか」と自分に問い続けました。
通信事業参入の動機が善であり、
そこに一切の私心はないということを確認して、
ようやく手を挙げたのです。


昨日の感想の情報元の一つは、
昨年読んだ2月2日のものだったようですね。
『利他の精神』にそくした決定のために、
半年の間も自問自答を続ける・・・
やはり規模が規模だけにその期間を要したのでしょう。
‥私には私の器なりの課題がのしかかっており、
私なりに悩み続ける日々です。
 

2024/02/01 2月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月1日

動機善なりや、
私心なかりしか ①

大きな夢を描き、それを実現しようとするとき、
「動機善なりや」と自らに問わなければなりません。
自問自答し、動機の善悪を確認するのです。
また、仕事を進めていくうえでは、
「私心なかりしか」という問いかけが必要です。
自己中心的な発想で仕事を進めていないかを
自己点検しなければなりません。
動機が善であり、私心がなければ、
結果は問う必要はありません。
必ず成功するのです。
 

2024/01/31 1月31日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月31日

幸福の鍵

幸福になれるかどうか、それは心のレベルで決まる
私たちがどれだけ利己的な欲望を抑え、
他の人に善かれかしと願う「利他」の心を持てるかどうか、
このことが幸福の鍵となるということを、
私は自らの人生から学び、確信しています。


幸福の基準に絶対値というものはありませんものね。
アラブの石油王を基準にしてしまうと、
地球上は不幸な人ばかりで、上を見ればきりがない。
稲盛氏の言われている、
『どれだけ利己的な欲望を抑え、
他の人に善かれかしと願う「利他」の心が幸福の鍵』
というのはとても分かりやすい表現だと思います。
幸福の鍵とは自身の中にある基準なのですね。

 

2024/01/30 1月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月30日

足るを知る

膨れ上がる欲望を満たそうとしている限り、
幸福感は得られません。
反省ある日々を送ることで、際限のない欲望を抑制し、
今あることに「感謝」し、「誠実」に努力を重ねていく。
そのような生き方の中でこそ、幸せを感じられるに違いない。


「膨れ上がる欲望を満たそうとしている限り、
幸福感は得られません」
と、書き出されています。
若いころお付き合いのあった福山市の創業社長は、
「創業後3年は一日も休まない」
「今乗っている軽自動車を3年間乗り続ける」
この二つを自身での約束として創業されたそうです。
その後、経営は安定しであった頃はクラウンに乗っていました。
「少し成功すると、生活が派手になり経営を崩す人が多い。
周りにそんな人を見ていたので、自身の明確な課題にしたんです」
と言われていました。
私も社長になったときに乗っていた、
ホンダのロゴ(フィットの先祖?)にしばらく乗り続けました。
その後も周りからはクラウン、レクサスを進められますが、
ホンダに乗り続けています。
 

2024/01/29 1月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月29日

心に描く

心が呼ばないものが自分に近づいてくることはなく、
現在の自分に起こっているすべての現象は、
自分の心の反映でしかありません。
私たちは、怒り、恨み、嫉妬心、
猜疑心(さいぎしん)など否定的で暗いものを心に描くのではなく、
常に夢を持ち、明るく、きれいなものを心に描かなければなりません。
そうすることで、実際の人生も素晴らしいものになるのです。


『夢は肯定的に描く』
と、田舞さんが言っていました。
たとえば、
「~しない」ではなく、「~する」という表現をつかうのです。
3KM手帳に「あるべき姿」には肯定的な
表現が使ってあるでしょうか?
・・・ん~、意識しているはずですが、点検してみます。

 

2024/01/28 1月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月28日

宇宙の意志

私は、この宇宙には、
すべての生きとし生けるものを、善き方向に活かそうとする
「宇宙の意志」が流れていると考えています。
その善き方向に心を向けて、ただひたむきに努力を重ねていけば、
必ず素晴らしい未来へと導かれていくようになっていると思うのです。


松下幸之助氏の言われる「宇宙根源の法則」でしょうか。
「水は高いほうから低いほうに流れる」
と、同じように善き方へ向かおうとするのでしょう。
ただひたむきに低いほうへ水路を掘り進めるように、
間違いのない努力をすることで、
きっと素晴らしい未来が待ち受けるのですね。
間違った方向への努力は報われません。
 

2024/01/26 1月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月27日

「ど真剣」な人生

いつも燃えるような意欲や情熱を持って、
その場そのとき、
すべてのことに「ど真剣」に向かい合って生きていくこと。
その積み重ねが私たち人間の価値となって、
人生のドラマを実り多い、充実したものにするのだ。


私には「本気の人生」の方がはまります。
先日書きましたが、
『本気とは恋愛時代のあなた』
瞬間的には本気モードに突入しますが、
本気モード維持には程遠いですね。
私の能力では維持しようとすると身が持ちませんが、
能力に合わせて一歩一歩積み重ねます。
 

2024/01/26 1月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月26日

人生というドラマ

人生とはドラマであり、演ずる主役が自分なのだ。
一生かけてどういうドラマを描くかが問われている。
運命は生まれたときから決まっていると言われるかもしれない。
しかし自分の心を高めていくことによって、
運命をも変えることができる。
素晴らしい心根は、必ず天に通じていくからだ。


『人生は、
演出も演技も自分でする生きた芝居、
腕次第、やり方次第でいくらでもいい芝居になる』
(松下幸之助 日々のことば)
私の心を揺り動かした、ことばです。
私主演、私脚本、私演出のドラマ、『住吉峰男の人生』です。
まだまだ、このドラマは続きます。
皆さんも自分のドラマをつくってください。
 

2024/01/25 1月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月25日

美しき人間の本性

仏教で、「一人ひとりに仏が宿っている」と教えるように、
人間の本性とはもともと美しいものです。
「愛と誠と調和」に満ち、また「真・善・美」、
あるいは「良心」という言葉で表すことができるような、
崇高なものであるはずです。
人間は「反省」をすることで、この本来持っている、
美しい心を開花させることができるのです。


有名スポーツ選手は、
子供のころから『練習日誌』をつけている人が多いと聞きます。
『練習日誌』は反省ノートなのでしょう。
今日の練習を振り返ることで反省し、
明日のテーマを明確にしていく。
しかも毎日記録をしているのです。
本来持っている、美しい人間の本性・能力が
開花しないはずありませんね。
私は結構うじうじと振り返りますが、
・・・すべてを記録として残してはいません。…残念。
 

2024/01/24 1月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
1月24日

反省と利他の心

「反省」をするということは、
ともすれば利己で満たされがちな心を、浄化しようとすることです。
私は「反省」を繰り返すことで自らを戒(いまし)め、
利己的な思いを少しでも抑えることができれば、
心の中には、人間が本来持っているはずの
美しい「利他」の心が現れてくると考えています。


そうですね。
自身、本来持っているはずの『利他の心』を信じて、
利己で満たされがちな心の浄化を意識します。
この類の文章を読むたび思い出したように意識しています。
いつの日か毛穴から身体に染み込むと信じて
これからも繰り返します。
 

2024/01/23 1月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
1月23日

苦労は成功の土台

人生で経験してきた、
数え切れないくらいたくさんの苦労や挫折は、
ちょうどオセロの石が一気に黒から白に返るかのように、
後にすべて成功の土台となってくれる。


「ちょうどオセロの石が一気に黒から白に返るかのように」
素晴らしい表現ですね。
成功をつかんでもそれまでの日常とかわらぬ人生を送る人。
このような人はさらに大きな成功を収めるのでしょう。
代表は大谷翔平選手でしょうか?
あれだけの成功をおさめながら、
今なお土台作りを続けています。
…オセロ盤を広げながらさらに白石を増やし続ける。
どこまでも今が土台作りととらえ続ける精神。
真似したい。・・・が、
修行が足りないどころの話ではありません。
 

2024/01/23 1月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月22日

悩みなき成長はない

「あいつは、かわいそうだ」
人間というのは、周囲からこう言われるくらい不幸な境遇に、
一度は置かれたほうがいいのかもしれません。
ちょうど冬の寒さが厳しければ厳しいほど、
桜が美しい花を咲かせるのと同じように、
悩みや苦しみを体験しなければ、人は大きく伸びないし、
本当の幸福をつかむことができないのでしょう。


いくつかのつらい出来事に遭遇していますが、
その一つに、人身事故があります。
当時、私は県外出張、部長はグループの会議だったと思います。
部長の運転で広島へ向かう途中、
白木のガソリンスタンドの手前で、
脇道から自転車に乗った女の子が、
・・・ガシャン…女の子は数メートル飛んで道路わきに頭から。
部長はお巡りさんと事故検証。
私は事故後に合流したおばあさんと、
出張荷物をかかえたまま救急車へ同乗。
病院で彼女の父親が私を見るなり怒鳴られましたが、
おばあさんが「この人は運転していた人の会社の社長」
と説明して頂きお父さんは冷静に・・・
しかし、女の子は意識のないまま…
とてもとても長い時間でした。
現場検証を終えた部長も他の社員が運転する車で病院へ…。
「お二人がいても何もできないのだから今日は帰ってくれ」
…私と部長は安佐北警察署へ出向きさらに事情聴取。
対向車線の車のドライバーが、
「女の子がすごいスピードで飛び出す前から見ていた。
飛び出す前からぶつかると思ってみていた」
との証言もあり、その日は出張を取りやめ帰宅。
翌日、病院にお見舞いに行くと・・・
女の子はとても元気な様子。
脳震とうで意識を失っていたが、
腕の打撲だけですぐに退院できるとのこと。
・・・奇跡だとおもいました。
彼女のお父さんから後に、
「真摯な対応をいただきありがとうございました」
と言ってもらいほっとしました。
運転をしていた部長もおとがめはありませんでした。
20数年前の出来事です。
 

2024/01/21 1月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月21日

仕事を好きになる

人間は、好きな仕事ならば、どんな苦労も厭わない。
そして、どんな苦労も厭わず、努力を続けることができれば、
たいていのことは成功するはずだ。
つまり、自分の仕事を好きになるということ。
この一事で人生は決まってしまうと言って過言ではない。


「好きだから一生懸命できる」
・・・当然ですね。
しかし、
『一生懸命やるから好きになる』
ころもまた真実です。
個人で郵便番号をいただいたハガキ道の坂田道信氏。
「森信三先生に複写はがきを続けなさい」
と言われた一言で、後々人生が変わります。
とにかく言われた通り何年も複写はがきを続けるうち、
人生が変わってきたのです。
日本中から講演依頼が来るようになり、
複写はがきを日本中に広める伝道師なられたのです。
複写はがきを『ハガキ道』に育て、
坂田先生自身は、伝道師、神と呼ばれるようになりました。
武蔵野の矢島専務も、定期的に食事を共にされていたそうです。
安芸高田市向原町にご自宅があるのですが、
安芸高田市外でのみ講演依頼を受けておられたそうです。
・・・時々お願いをして、
こっそり安芸高田市でも小さな勉強会を開催して頂きました。
・・・その時、
NHKでの特集番組DVDとラジオのCDもいただきました。
坂田先生は、
『一生懸命やるから好きになる』の代表だと思っています。
 

2024/01/21 1月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月20日

仕事を愛する

「自分の製品を抱きしめたい」
私は、製品開発にあたって、いつもそう思っていました。
自分の仕事、自分の製品に対し、
それくらいの愛情を注がなければ、
いい仕事などできないのではないでしょうか。


松下幸之助最後の伝道師と言われた、
木野親之先生からも同じような話を聴きました。
「幸之助は製品開発者を呼び、
この製品は君にとって愛(いと)おしいてたまらんもんか?
夜も抱いて寝たくなるほどでないとあかん」
と言われたそうです。
田舞さんから「本気とは?」と質問されたことがあります。
「答えは、恋愛時代のあなたです」…と。
確かに人生であれほど本気の期間はなかった…と。
「愛は盲目」と言いますが、『愛』とは『本気』だったのですね。
 

2024/01/21 1月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月19日

神の啓示

毎日毎日悩み苦しんでいると、ある瞬間に、
神の啓示のように、アイデアが心にひらめくことがある。
これは、逆境に勇敢に立ち向かい、
人間として何が正しいかを問い続けて仕事に没頭しているときに、
神が与えてくれる霊感(インスピレーション)だと私は考えている。


昨年亡くなった谷村新司さんが同じことを言っていました。
坂本龍一さんに至っては、
「戦場のメリークリスマスは
どうやって作曲したか覚えていない。
曲ができず、毎日苦しんでいた。
ある日、疲れ切って意識を失いピアノに伏せてしまった。
気が付いたとき、五線譜に音符が入っていた。」
と番組で語っていました。
ナポレオン・ヒルは、『潜在意識の活用』と言っています。
潜在意識に問題を刷り込むことで、
意識していないときも
潜在意識が答を出そうとしているのだそうですよ。
 

2024/01/18 1月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月18日

素直な目

一切のものにとらわれてはいけません。
素直な目で現象を見なければなりません。
先入観を持っていては、物事はその真実を語ってくれません。
一方では、
「何としてもやらなければならない」という思いがありますから、
もう一方では、苦しければ苦しいほど、
現象をつぶさに見つめ直すという素直な姿勢が必要となるのです。
そうすれば、今まで見過ごしていたものを、
ハツと見つけるものです。


「思い込み」「先入観」はとても危険です。
1月2日のJAL機と海上保安庁機の事故。
まさに「思い込み」が引き起こしたと言えます。
機長、副機長二人の耳が聴いていた、
「停止線で止まって待て」の指示を
脳はどう認識したのでしょうか?
副機長が亡くなっている今、
より詳しいことはわかりませんが、
機長、副機長とも、
同じことばを聞き…たまたま同じ判断をしてしまったのでしょう。
私は重要案件であるほど何度も聴き返し、
「素直」にたどり着く努力をしています。

 

2024/01/17 1月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月17日

人を動かすもの

人を動かす原動力は、ただ一つ公平無私ということです。
無私というのは、自分の利益を図る心がないということです。
あるいは自分の好みや情実で判断しないということです。
無私の心を持っているリーダーならば、部下はついていきます。
逆に自己中心的で私欲がチラチラ見える人には、
嫌悪感が先立ち、ついていきかねるはずです。


『公平無私』、これこそが『許す心』。
・・・と考えると、やはり遠い道のりです。
『徳』を積む修行を続けるしかありませんね。
たとえ体調を崩し、たとえ床にふせてしまおうが、
意識だけは一日一歩、いや半歩でも前進。
 

2024/01/16 1月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月16日

自燃性の人

物には、他からエネルギーを受けて燃えるものと、
それでも燃えないものと、
そして自分自身で燃えるものとがあります。
つまり、火を近づけると燃え上がる可燃性のもの、
火を近づけても燃えない不燃性のもの、
自分で勝手に燃え上がる自燃性のものと、
物質は三つに分かれますが、人間も同様です。
物事を成そうとするには、自ら燃える者でなければなりません。


私の場合、もともと「不燃性」の人間でした。
・・・が、
年齢と共に体験が増え、
会社の代表はもちろん、商工会青年部の部長、
広島県青年部連合会副会長、
LPガス協会青年部中国ブロック代表・・・
周りの勘違いもあり色々な役を経験させていただきました。
現在、商工会会長、法人会副会長・・・
暴力監視追放協議会会長という警察関係にも・・・
不燃性から可燃性そして場合によりますが、
自燃性も落ち合わせることとなった…気がします。
・・・周りに火をつけられた?
 

2024/01/14 1月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月15日

狂であれ

かねてから事をなすにあたっては、
「狂であれ」と言っている。
バリアを越えるには、
それを打ち破れるだけのエネルギーが必要となるからだ。
エネルギーとは、それに従事している人の情熱だ。
燃えるような熱意、すさまじい根性と執念などが、
バリアを越えるエネルギー源であり、
チャレンジの必要条件となる。


昨日書いた成功体験こそ「狂であれ」の実践でした。
・・・自らの意思で熱意、根性、執念を持ったわけではなく、
超体育会系の『狂』の中にいただけです。
・・・逃げたくても逃げる根性すらなく、
仕方なく『狂』の中で頑張り続けました。
『狂』すれば向上する。…記録が伸びる。
という体験をしたのです。
きっと自らの意思であれば
もっと大きく成長したのだろうと振り返ることができます。
35歳で経営者になり、
バリアを越えるため自らを『狂』に追い込む意思を持ちました。
 

2024/01/14 1月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月14日

着実に歩む

いつも高く掲げた目標ばかりを見ていてもダメなのです。
あまりにも遠い道のりを歩こうと思うと飽きもするし、
自分の力のなさを感じてしまって頓挫してしまいます。
高く掲げた目標は潜在意識にしまっておいて、
一日一日を着実に歩み続けると、
とてつもないところまで歩いていけるものなのです。


『着実に歩む』
人生の歩み方で最も大切にしています。
ナポレオン・ヒルを知るまでは近道ばかり探していました。
「楽して儲けたい」「無駄になる努力はしたくない」
・・・と、考えていました。
・・・「努力をしない」という実践もしていました。
大学を卒業するとき、
「父の後を継ぎ経営者になる」ことを決め、
近道を探しましたが・・・そんなものはありません。
『成功哲学』を学ぶほどに、
一歩一歩着実な努力しか成功の道はないことを知りました。
学生時代の理不尽運動部で耐えた4年間。
記録が向上したことでの成功体験も後の役に立ちました。
 

2024/01/13 1月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月13日

一歩一歩前に進む

手練手管(てれんてくだ)を駆使し奇策を弄して、
付焼刃の成功を収めたとしても、
地に足の着かない栄華(えいか)が長く続いたためしはない。
大切なことは正しい道を踏みしめて、一歩一歩前に進むことだ。


手練手管(てれんてくだ)とは、
小手先のテクニックといった意味になるでしょうか。
ここで言う成功をお金儲けと考えると、
…最悪は『詐欺』ですね。
企業目的は『永続』。
人は必ず死を迎えますが、
企業は人を介して世代を超えていくことができます。
そのためには私流の『健善』『正義の道を守ること』
しかし、聖人君主であれ…とは言いません。
・・・そんな人いません。…と思います。

 

2024/01/12 1月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月12日

経営はトップの器で決まる

経営者の人格が高まるにつれ、企業は成長発展していきます。
私はそれを「経営はトップの器で決まる」と表現しています。
会社を立派にしていこうと思っても、
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」というように、
経営者の人間性、
いわば人間としての器の大きさにしか企業はならないものなのです。


私は自身を『研修マニア』と言っています。
「経営はトップの器で決まる」ということを知り、
多くの研修や講演に参加し始めました。
元々、私自身、器らしきものすら感じていませんでしたので、
成長はもちろん実感しています。
・・・が、器づくりに終点はなく、
現状はいつも中途半端でいびつな器です。
これからも率先して学び続け器づくりを継続します。
 

2024/01/11 1月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月11日

成功するまで諦めない

成功するかしないかは、
その人の熱意と執念に強く関わっている。
成功しない入は体裁のいい理由をつけ、
自分を慰め、すぐ諦めてしまう。
何かを成し遂げたいなら、狩猟民族が槍一本を持ち、
どんなに雨風が吹こうと、獲物の足跡を何日も追い続け、
その住処(すみか)を見つけ、
つかまえるまで決して諦めないというような生き方が必要だ。


私は妻、典子さんとの結婚でこの成功体験をし、
『失敗しても、成功するまで諦めない』
を、当時(20代)の座右の銘にしていました。
振られたけどストーカーを続けた。・・・ではありません。
簡単に言うと、
一度振られたけど、三角関係の結婚レースに勝利したのです。
『諦める』って誰が決めるのか?
他人から言われたときではなく、自分が決めた時に決まります。
「諦めていない」と言いつづければ、
それはまだチャレンジの真っただ中ということですね。

 

2024/01/10 1月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月10日

強烈な願望を持つ

願望を成就につなげるためには、並に思ったのではダメだ。
生半可なレベルではなく、強烈な願望として、
寝ても覚めても四六時中そのことを思い続け、考え抜く。
頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、
それほどまでにひたむきに、強く一筋に思うこと。
そのことが、物事を成就させる原動力となる。


『切れば血の代わりに「思い」が流れる』
昨年この言葉を目にし、3KM手帳に書き加えました。
あれから1年たったのですね。
コロナで変化できない期間が続き、
身体も頭もなまってしまったのか・・・
2024年は変化の見える年にしていきます。
稲盛和夫氏は
『切れば血の代わりに「思い」が流れる』ですが、
松下幸之助氏が言われる
「血の小便が出るまで」の血の代わりに
『思いの小便』が出るくらいの明確な『思い』を実現させます。
 

2024/01/09 1月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月9日

思いは必ず実現する

思いは必ず実現する。
それは、人が「どうしてもこうありたい」と強く願えば、
その思いが必ずその人の行動となって表れ、
実現する方向におのずから向かうからです。
ただそれは、強い思いでなければなりません。
漠然と思うのではなく、
「何がなんでもこうありたい」
「必ずこうでなくてはならない」といった、
強い思いに裏打ちされた願望、夢でなければ実現しないのです。


PHP出版の「The21」という雑誌で
ナポレオン・ヒル・プログラムを知り、
タバコを止め7年ローンでプログラムを購入しました。
その後、
ナポレオン・ヒルの著書『思考は現実化する(上下巻)』が出版され、
その後に出版されたナポレオン・ヒルの著書も読みあさりました。
・・・簡単に言うと、稲盛和夫氏の本日の一言です。
『思考は現実化する』は、劇画版、図解版も出ています。
機会があればぜひ手に取ってみてください。
 

2024/01/08 1月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月8日

チャレンジ精神を持つ

人は変化を好まず、現状を守ろうとしがちです。
しかし、新しいことや困難なことにチャレンジせず、
現状に甘んじていては、退歩が始まります。
現状を否定し、高い目標を設定し、
常に新しいものにチャレンジしていかなければなりません。
ただ、チャレンジという言葉は
勇ましく快い響きを持つ言葉ですが、
そのためには困難に立ち向かう勇気や
どんな苦労も厭(いと)わない忍耐、努力が必要です。


誰でも知っているが、誰にもできることではありません。
だからやった人は確実に成功への一歩を歩むことができます。
・・・しかし、
明確な成果が見えてくるまでに多くの人が歩みを止めます。
本当の成功は忍耐と努力の向こうにあるのです。
覚悟を決めて10年…ですね。
久々に森信三先生の
「人生二度なし」です。

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし、五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
すると、この十年が人生で最も面白い。
 

2024/01/07 1月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月7日

「徳」に基づく経営

権力によって人間を管理し、
または金銭によって人間の欲望をそそるような経営が、
長続きするはずはありません。
一時的に成功を収めることができたとしても、
いつか人心の離反を招き、必ず破滅に至るはずです。
企業経営とは永遠に繁栄をめざすものでなければならず、
それには「徳」に基づく経営を進めるしか方法はないのです。


「経営とは儲けること」ではなく、
「経営とは永続すること」と学びました。
もちろん儲けは必要ですが、目的ではありません。
経営の神様稲盛和夫氏は、
「徳」に基づく経営を進めるしか方法はない。
・・・まだまだその領域には程遠い存在ではありますが、
それでも「企業永続」のためにこの命、使い切るつもりです。

 

2024/01/06 1月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月6日

心の手入れ

立派な経営をするのに、大切なのは心の手入れだ。
それは、業種が何であろうと、
規模がどれくらいであろうと、国がどこであろうと変わらない。
経営者自身が常に悪しき思いを打ち払い、
心の手入れを怠らずに人徳を高めていけば、
因果応報の法則に従って、物事はよい方向へ運び、
大輪の花を咲かせるに違いない。


『因果応報』
ナポレオン・ヒル『成功哲学』では、
「ブーメランの法則」といっています。
私たちは毎日ブーメランを投げ続けています。
良い行いのブーメランと悪い行いのブーメランです。
そのブーメランはいつの日か、
まわりまわって自分の元に返ってくるのです。
と解説しています。
日本では「情けは人の為ならず」
他人に情けをかけるとまわりまわって返ってくる。
という、ブーメランの法則と同じ意味のことわざもありますね。
日々、『心の手入れ』修行を続けます。

 

2024/01/05 1月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月5日

真心

人は金銭のためでなく、名誉のためでなく、
権勢欲(けんせいよく)のためでもなく、
真心によって突き動かされたときにこそ、
どんな困難にも負けることなく、
最大の力を発揮して立ち向かうことができる。


「会社を大きくし株を売る」
資本主義の現代社会では珍しいことではありません。
現に、会社だけでなく自宅へも
M&A仲介会社から度々案内があります。
・・・開封すらしていませんが。
まさにお「金のための経営者」の姿…かもしれません。
社員のため、お客様のための企業であり続けるため、
広ガスたかたの経営の『承継』、
そして株の『承継』が私にとっての最大のテーマです。
…あくまでも『承継』です。…「継承」ではありません。
 

2024/01/04 1月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月4日

反省と努力

ほとんどの人は心の大切さに気づかず、
心を立派にしようなどということに関心を持たない。
まずは、心を高めなければならない、
心を美しくしなければならない、と思わなければならない。
そうしても、
われわれは煩悩(ぼんのう)、欲にまみれた人間であるから、
なかなかそうはなれない。
なれないけれども、
「ならなければならない」と思い、反省する。
この反省があるから、また努力をしようと心がける。
このことが人生にとっては大切なのである。


ひとは、心を高めなければならない。
私は…
煩悩、欲にまみれた人間であるから
いつも「ならなければならない」と思い、後で反省する。
そして、また努力をしようと心がける。
・・・確かに…この繰り返しです。
いつか『許す心』に到達したいものです。
 

2024/01/03 1月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月3日

経営者の要件

福沢諭吉は、
経営者のあるべき姿を、こう表現しています。

思想の深遠なるは哲学者のごとく、
心術の高尚(こうしょう)正直なるは元禄武士のごとくにして、
これに加うるに小俗吏(しょうぞくり)の才をもってし、
さらにこれに加うるに土百姓(どびゃくしょう)の身体をもってして、
はじめて実業社会の大人(だいじん)たるべし
※俗吏(ぞくり): 役人
この言葉は、そのまま人生方程式に当てはまります。
土百姓の身体、つまり、頑健な身体は、
誰にも負けない努力をする「熱意」にあたり、
小俗吏の持つ、放っておけば悪さをしかねない才能、
経営でいうところの商才は「能力」にあたります。
そして「考え方」にあたるのが、
「思想の深遠なるは」「心術の高尚正直なるは」
という部分です。
つまり、哲学者が持つような素晴らしい思想を持ち、
かつ元禄武士が身につけていたような素晴らしい心根を持ち、
そのうえ小俗吏が発揮したような才能と、
土百姓の頑健さを備えていなければ、
立派な経営者にはなれないのです。


タイトル「経営者の要件」となっていますが、
『人として大切なこと』が私にはピンときます。
「志」・「心」・「才」・「健」
一文字ずつにするとこうなるでしょうか。
特に「志」は単に思いではなく、
『哲学』と福沢諭吉は言っているのですね。
私が初めて『哲学』意識したのは、
ナポレオン・ヒルの『成功哲学』です。
 

2024/01/02 1月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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1月2日

人生の方程式 ②
考え方

この能力と熱意に、考え方が積でかかる。
考え方とは、人間としての生きる姿勢であり、
マイナス一○○点からプラス一○○点まである。
つまり、世をすね、世を恨み、
まともな生き様を否定するような生き方をすれば、
マイナスがかかり、人生や仕事の結果は、
能力があればあるだけ、熱意が強ければ強いだけ、
大きなマイナスとなって素晴らしい考え方、
素晴らしい哲学を持つか持たないかで、
人生は大きく変わってくる。


土屋会長の熱い語りを思い出します。
『熱意2』(熱意の2乗)以外はおなじです。
出所が稲盛和夫氏であることは明らかです。
・・・が、
「熱意が他を大きく引き離し影響している」
と力強く強調していること以外は。
自身、2024年は熱意をもち『許す心』を追求し続けます。
 

2024/01/01 1月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和6年、
この一年が皆様にとって良い年になることを祈念いたします。


昨年、『許す心』という自身の人生テーマに気づくことができました。
稲盛和夫氏への感謝と、
「テーマ許す心」を前提に、私自身、学び直すため、
2024年も昨年と同じ『稲盛和夫一日一言 致知出版』
を題材とさせていただきます。

『稲盛和夫一日一言』稲盛和夫氏の前書きです。

まえがき
「魂から発せられた言葉は、表現が少々稚拙であっても、聞く人の魂に語りかけ、感動を
与える。全身全霊を乗せた言葉にはある種の「霊力』があるからである。つまり言霊であ
る。一所懸命、なんとか相手にわかってほしいという思いを込めて、文字通り心の底から
出た言葉は、やはり、単なる話のための言葉よりも訴える力が強いのは確かだ。聞き手の
感動を呼び起こすのもそれゆえにほかならない」「PHP』誌(1986年9月号)に、
私はこのように記している。
実際に、全身全霊を込め、あたかも魂をほとばしらせるがごとく話すことを、私は常と
してきた。若い頃から、目標を立て追求していくにあたり、将来の姿、具体的な展開、
さらには社会的な意義までを考え尽くし、それを幹部や部下が腹落ちするまで、徹底して
話すように努めてきたのである。相手が納得するまで話しきると、くたくたに疲れてしまう。
まるで話すことによって、私のエネルギーが相手にすべて送り込まれ、自分が抜け殻に
なってしまったかのようであった。このことを、私は「エネルギーを転移する」と呼んでいる。
本書は、私から読者諸兄へのエネルギー転移の書である。私の「一言」が、読者の皆様
の魂に届き、その人生や経営を、さらに豊かで実り多いものにすることに役立つなら、著
者として望外の幸せである。
稲盛和夫

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月1日

人生方程式 ①
熱意と能力

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力この方程式は、
平均的な能力しか持たない人間が、
偉大なことをなしうる方法はないだろうか、
という問いに、私が自らの体験を通じて答えるものである。
まず、能力と熱意は、それぞれ0点から
100点まであり、それが積でかかると考える。
すると、自分の能力を鼻にかけ、努力を怠った人よりも、
自分にはずばぬけた能力がないと思い、
誰よりも情熱を燃やし努力した人のほうが、
はるかに素晴らしい結果を残すことができる。


3KM手帳にある
[人生・仕事の結果=考え方×熱意2×能力]
注目は『熱意2』です。
稲盛和夫一日一言では、
[人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力]
『熱意』になっています。
実は稲盛和夫氏の考え方をもとに、
土屋公三氏は『熱意』は2乗に値すると考え、
3KMでは、
[人生・仕事の結果=考え方×熱意2×能力]
と書き換えたのですね。
土屋会長は、2乗の意味を熱く語ってくれました。
・・・懐かしい思い出です。