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2023年

2023年

2023/12/31 12月31日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

2023年一年有難うございました。
よいお年をお迎えください。

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月31日

終わりの価値を高める

人生は、宇宙のとてつもなく長い歴史からすれば、
わずかな一閃にすぎないものかもしれない。
しかしだからこそ、
その一瞬に満たない生の始まりよりは終わりの価値を高めることに、
われわれの生の意義も目的もある。
私はそう考えています。
もっと言えば、
そうであろうと努める過程そのものに人間の尊さがあり、
生の本質があるのだと思います。


『終わりの価値』は大切ですね。
「経営の神様稲盛和夫」という言葉も終わり価値ですね。
私たちは途中の価値を気にしすぎて本質を見失うことも多々。
『許す心』無くして
『終わりの価値』を高めることは出来ませんね。
・・・・2024年も修行継続。
 

2023/12/30 12月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月30日

挫折が実になる

若いときに苦難に出遭っても、
挫折を経験しても、絶対にへこたれてはなりません。
それは、神様が与えてくれた「成長の糧」だと考えることです。
神様は苦難を与え、それを糧にして、
「今からの人生を素晴らしく生きなさい」と励ましておられるのです。


「若い時の苦労は買ってでもしろ」
と父親である創業者が良く言っていました。
「そんな馬鹿な人はいない」と思っていましたが、
後に学んだ『成功哲学』『3KM』『7つの習慣』・・・
多くの本に、表現は違うが記述してある内容でした。
多くの皆さんが体験的に学んでいることでしょう。
 

2023/12/29 12月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月29日

苦しみの先にある喜び

仕事における喜びというのは、
飴玉のように口に入れたらすぐ甘いといった単純なものではない。
労働は苦い根と甘い果実を持っているという格言のとおり、
それは苦しさやつらさの中からにじみ出してくるもの。
仕事の楽しさとは苦しさを超えたとこるに潜んでいるものだ。


仕事に限りませんね。
『人生における喜び』と置き換えれます。
若かりし頃は楽して儲けたいと考えていました。
・・・飴玉探しをしていたのです。
そして出会った、
誰でも成功できるのです。…『ナポレオンヒル成功哲学』
これだと思いタバコを止め7年ローン。
学ぶほどに…「苦しみの先に成功がある」ことがわかり、
そこから私の読書と研修の努力人生が始まったのです。

 

2023/12/28 12月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月28日

魂の旅立ち

死によって私たちの肉体は滅びますが、
心魂は死なずに永世を保つ。
私はそのことを信じていますから、
現世での死とはあくまでも、
魂の新しい旅の始まりを意味します。
だからその旅立ちに向けて周到な準備をすべく、
最後の二十年は人生とは何かを改めて学び、死への準備をしたい。
そう考えて得度(とくど)を決意したわけです。


『経営の神様』になるために・・・と、稲盛和夫氏が考えて、
「魂の旅立ち」を決意した・・・訳ではありませんよね。
そのような下心なく「魂の旅立ち」を決意される人だから、
周りが勝手に神に祭り上げたのですね。
・・・目指せ『許す心』。…と、今日も修行。
 

2023/12/27 12月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月27日

人生の勲章

私たちは魂だけを持って来世に行く。
財産も名誉も持っていけない。
一人で旅立たなければならない。
勲章は、より美しくなった魂、心の輝きだけなのである。


昨日は第3者の目線で感想を書きました。
・・・自分の目線で魂を磨き美しくする。
魂磨きのツールを紹介します。
昨日も書いた3KM手帳(幸せ360°手帳)ですね。
3KMという哲学に基づいた魂磨き手帳なのです。
積み上げた過去の3KM手帳が
自身の勲章になることは間違いないと、
自信をもって宣言できます。
 

2023/12/26 12月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月26日

美しい魂をつくる

どんなに財産を貯め込んでも、名声を獲得しても、
多くの人を従える権勢を誇っても、
人生を終え、死を迎えるときには、
肉体をはじめ形あるものは何一つとして持っていくことはできない。
しかし、すべてが無に帰してしまうわけでもない。
人間が心の奥底に持っている「魂」だけは、
人生の結果として残り、来世まで持ちこすことができる。
ならば、人生の目的とは美しい魂をつくることにあり、
人生とはそのように魂を磨くために与えられた、
一定の時間と場所に他ならない。


命とは『魂』磨き美しく作るためのものなのですね。
美しく磨き上げ、美しく作られた魂は
肉体がなくなっても魂だけは残ります。
人によっては『神』という領域で残る人もいます。
松下幸之助氏、稲盛和夫氏、
この二人は経営の神様と言われていますね。
3KMという『人生360°、全方位の幸福設計哲学』を
確立した土屋公三氏の魂は脈々と成長し続けています。
・・・死刑囚も塀の中で学ぶ機会が与えられ、
魂磨きを続けるのだそうです。
 

2023/12/25 12月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月25日

苦しき世の生き方

生きていくことは苦しいことのほうが多いものです。
時に、
なぜ自分だけがこんな苦労をするのかと
神や仏を恨みたくなることもあるでしょう。
しかし、
その苦労は魂を磨くための試練だと考える必要があるのです。
苦労とは、試練であり、
おのれの人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。
試練を「機会」としてとらえることができる人。
そういう人こそ、
限られた人生を本当に自分のものとして生きていけるのです。


・・・・大切です。…実感しています。
「神様は、自分が乗り越えることのできない試練は与えない」
・・・初めて聞いたのは田舞さんからだったと思います。
「なぜ自分だけ・・・」と思いながらも、
修行だと思い。いや…無理やり言い聞かせ乗り越えてきました。
おかげでずいぶんと成長し評価もいただいています。
・・・が、まだまだ中途半端であることは明らかです。
まだまだ「神様仏様を恨みに思いつつ…苦労を続けます。
 

2023/12/24 12月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月24日

趣味は必要か

「仕事だけが人生ではない。趣味や娯楽も必要だ」と言われる方がいます。
しかし、
私に言わせると、
それは、本業である仕事に打ち込むことのできない人が、
その代替として、
趣味などに自分の喜びを見出そうとしているだけなのです。


それは言えますね。
小山さん、田舞さんはどう見ても仕事が趣味です。
私はそこまでの域には達していません。
・・・が、社長に就任しゴルフを趣味から外しました。
就任前のせっせと練習し、
平均スコアは85?86?くらいだったでしょうか?
今は年に数回のお付き合い。…スコアは100くらい。
時間を取られる趣味はやめたのです。
・・・尺八は合間時間が使えるのでいいですね。
車とバイクは持っているのが・・・趣味。
 

2023/12/23 12月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月23日

誰よりも働く

社長が会社の中で誰よりも一番働く人でなければなりません。
従業員よりも先に帰って、
「ガンバレ、ガンバレ」とだけ言っている社長の下で、
従業員が働くわけがない。
上に立つ者が誰よりも一所懸命に頑張って、
下の者から「かわいそうだ」と思われるほどでなければならないのです。
そうでなければ、人はついてきてくれません。


40歳前後くらいだったでしょうか?
平均睡眠時間5時間くらいの時期もありました。
今は8時間を目標にしています。…あくまでも目標。
コロナ以降広島市への出張はできるだけお断りしていますので、
身体はずいぶん楽になりました。
スケジュール帳は数か月先までびっしりで、
商工会、法人会、その他の会合のほとんどを
私のスケジュールに合わせてもらいます。
・・・すると、
またスケージュールが埋まり…空き日がなくなって行きます。
市の会議は一ヶ月くらい前の連絡なので調整が・・・。
それでも「かわいそう」までは到達していないな。
 

2023/12/22 12月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月22日

トップのつとめ

社長をはじめ企業のトップに立っ者は、
自分の能力を100%、企業に注入できてはじめて、
社長であり、トップなのです。
本当はプライベートな時間すらもとれないぐらい厳しいのがトップです。


35歳で社緒に就任。
それ以来年を追うごとに時間が無くなり、
ある日長男が小学校に上がる前だったでしょうか、
「お父さんまた来てね」と言われてしまいました。
・・・コロナで世界が大混乱。
マスクと消毒は欠かせず、
会社と家を行ったり来たりの日々が続きました。
まだマスクは離せませんが、
日常はずいぶん落ち着いてきました。
プライベートはまだまだ多くの時間を取れていませんが、
1年に一度の長期休暇を利用しての夫婦旅行は欠かせません。
体力があったころは点滴を打ちながら仕事をしていましたが、
・・・それはもうしません。…?できません。
 

2023/12/21 12月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月21日

有言実行

世の中ではよく、「不言実行」が美徳とされますが、
私は「有言実行」を大切にしています。
まず自らが手を挙げて「これは自分がやります」と名乗りをあげ、
自分が中心となってやることを周囲に宣言してしまうのです。
そう宣言することで、
周りと自分自身の両方からプレッシャーをかけ、
自分自身を奮い立たせるとともに、
自らを追い込んでいくことによって、
目標の達成がより確実となるのです。


私も宣言をしないと、
自分しか知らない約束をなかったことにしてしまいます。
稲盛和夫氏の言われるように
『宣言することで、
周りと自分自身の両方からプレッシャーをかけ、
自分自身を奮い立たせるとともに、
自らを追い込んでいくことによって、
目標の達成がより確実となるのです』
は大切ですね。
私の場合は、
『周りからプレッシャーを自身で強く意識する』
その意識が自身の良いプレッシャーになっていました。
 

2023/12/20 12月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月20日

真の事業家

「利を求むるにも道あり」。
真の事業家は、人の道を踏み外さないように、
その範囲で利益を追求する。


昨日の私の感想の解説のような一言ですね。
本日も私流だと、
「利を求むるにも正義の道」
儲け方だけではなく、使い方も正義の道です。
 

2023/12/20 12月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月19日

強欲企業の限界

企業は人間の集まりであるから、
どうしても、
欲望から発した「もっと儲けよう」という行動が出てきてしまう。
しかし私は、自社の利益だけを最大にしようと経営を行い、
それで成功し続けているような企業はあり得ないと考えている。


その時の環境、状況によって、
『もっと儲けよう』の解釈は大きく違います。
「強欲にとにかく儲けよう」
「赤字だから黒字目指してもっと儲けよう」
ではまったく意味が違います。
私の考えは、
「儲けは大きいほどよい」です。
・・・ただし、続きがあります。
『儲けは大きいほど良い。
そして、
社員に還元し、社会の役立つことに投資する』
儲けることが悪いわけではありませんね。
 

2023/12/18 12月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月18日

働く価値観を改める

働くということに対する価値観を改めることが、
今の日本にとって最も重要だ。
なるべく働かずに多くのお金をもらうのがいいのではなく、
懸命に働くことで、生活の糧を得るだけでなく、
精神的な満足が得られ、人間を磨くことにもつながるのだ、
という考え方を多くの人が持つようになるべきだ。


私の思いは経営理念にある通り、
人間を磨くことにより、
精神的な満足が得られることだと考えています。
「経営理念」
豊かで健善(全)な
「暮らし」「環境」「成長」

私たちは、
豊かで健善(全)な「暮らし」を提案・実現する事で、
お客様の笑顔を創ります。

私たちは、
子供や孫たちの明るい未来を願い、
豊かで健善(全)な「環境」を創ります。

私たちは、
仕事を通し「成長」を続ける事で、
豊かで健善(全)な社会、企業、
そして暖かい家庭を創ります。
 

2023/12/17 12月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月17日

二宮尊徳の生き方

私は、日々の仕事に打ち込むことによって、
人格を向上させていくことができると考えています。
つまり、一所懸命働くことは、
単に生活の糧をもたらすのみならず、人格をも高めてくれるのです。
その典型的な例は、二宮尊徳です。
彼は生涯を通じ、田畑で懸命に働き、
刻苦勉励を重ねていく中で真理を体得し、人格を高めていきました。
そのような尊徳であったからこそ、
リーダーとしてたくさんの人々の信頼と尊敬を集め、
多くの貧しい村々を救うことができたのです。


有名な「二宮金次郎像」のモデル…ではなく本人。
子供時代は「薪を背負って本を読んでいる人」くらいの認識でした。
社会に出て研修や講演に通い始め、
テーマとして二宮尊徳をより知ることになりました。
積小為大(せきしょういだい)
意味は、
『小さなものを積み重ねないと、
大きな事を為すことができません。 
大きな志があったとしても、
いきなり大きな事を為すことは出来ません。
毎日の積み重ねが大切です』
日々確実に一歩一歩。
 

2023/12/16 12月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月16日

照る日曇る日

人生は、照る日もあれば曇る日もある。
幸運が巡っているときはもちろんのこと、
災難に遭ったときにも、修行だと思い、
自分が生かされていることに「ありがとう」と感謝することが、
心を清らかにし、運命をよい方向へ導く。


学生時代は『曇る日』からは逃げようとしていました。
経営を意識するようになり、
ナポレオンヒル、3KM、日創研、武蔵野・・・・
学ぶほどに『幸運が巡っているときはもちろんのこと、
災難に遭ったときにも、修行』と考えるようになりました。
『自分が生かされていることに「ありがとう」と感謝』
ここはまだまだ修行が足りないと感じています。
『許す心』に至るまで学び続けます。
 

2023/12/15 12月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月15日

逆境なおよし

順境なら「よし」。
逆境なら「なおよし」。
自分の環境、境遇を前向きにとらえ、
いかなるときでも、
努力を重ね、懸命に働き続けることが大切だ。

松下幸之助翁の言葉ですね。
経営の神様稲盛和夫。
先輩経営の神様松下幸之助に学んでいたことがよくわかる
今日の一言です。
神様も、いきなり神様ではないのです。
学び続けることは大切ですね。
 

2023/12/14 12月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月14日

災難の考え方

災難に遭うことにより過去の業は消える。
そこで、
「ありがたい。この程度の災難ですんでよかった」
と感謝し、明るい方向に考え方を変えていく。
災難さえも前向きに解釈することで、
運命をよい方向に変えることができる。


災難はないに越したことはありません。
困難、クレームは自身のやり方に原因があることも多いですが、
事故、天災、泥棒被害…災難は、
突然予告なしの自身の原因なしが多い。
それでも『自身の準備がもっとできていたら?』
と考えることは出来そうですね。
とは言え、
最近の災害を見ていると「この程度の災難で・・・」
と言えない大災害も少なくありません。
 

2023/12/13 12月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月13日

天は見ている

長い人生の旅路では、
失望や、困難、試練のときが何度もある。
しかし、それは、自分の夢の実現をめざし、
すべての力を奮い起こして誠実に努力をする、
またとない機会でもある。
天は誠実な努力とひたむきな決意を、決して無視はしない。


「お天道様が見ている」と昔から言いますね。
・・・何より、自分自身が見ています。
大谷翔平選手のストイックな姿勢を見ていると、
『努力は絶対に裏切らない』と信じることができますね。
 

2023/12/12 12月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月12日

高邁な志を抱く

何かを成そうとすれば、大きなエネルギーを必要とする。
だからこそ、誰から見ても、どこから眺めても、
立派だと言えるような高邁な志、目的意識がなければ、
自分の持てる力のすべてを出し切ることも、
周囲の人々から協力を得ることも、
成功を続けることもできないのである。
*高邁(こうまい):志などがたかく、衆にぬきんでていること。


「高邁な志」とまでは言えませんが、
広ガスたかたは高齢者向け暮らし支援サービスを進めてきました。
・・・が、
コロナ過でいろいろなことがストップしてしまい、
この数年大きな変化はありませんでした。
気持ちを新たに高齢者だけではなく、
子育て世代へのサービスを開発していきます。
 

2023/12/11 12月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月11日

豊かな人生

人は得てして、恵まれた環境にあっても、
与えられた仕事をつまらないと思い、不平不満を口にします。
しかし、それで運命が好転するわけではありません。
与えられた仕事を天職と思い、
その仕事を好きになるよう努力し、さらに打ち込むのです。
そうするうちに不平不満は消え、
仕事も順調に進むようになっていくはずです。
そして、さらに懸命に働き続けていくことで、
素晴らしい考え方や人格を自分のものにすることができ、
結果として物心ともに豊かな人生を送ることができるのです。


最近では『転職』ということばを聞く機会が増えてきました。
成功の法則では『天職と思い打ち込む』とあります。
時代の変化で法則が変わってきているのか?
ブームなのか?は、わかりませんが、
基本は法則だと私は考えています。
バブル期の人で不足時代を思い出します。
 

2023/12/09 12月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月10日

反省ある日々 ②

私は、
「反省ある日々」を通じてかちえた「人格」こそが、
最も堅固であるばかりか、
何にも増して気高いものであり、
それこそがわれわれをして、
素晴らしい人生へと導いてくれるものと固く信じています。


『「反省ある日々」を通じてかちえた「人格」こそが、
素晴らしい人生へと導いてくれる』
私も、固く信じています。
・・・道のりは平たんではありません。
一歩一歩歩み続けるしかありません。
歩みを進めます。
・・・日々、一日一言を読み反省。…そして修行。
 

2023/12/09 12月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月9日

反省ある日々 ①

人間は誰しも完壁ではあり得ず、
時に間違いを引き起こしてしまいます。
しかし、そのたびに素直に「反省」し、
再び同じ誤りをしないように懸命に努めていく
その日々の繰り返しが、
少しずつ人間性を高めてくれるのではないでしょうか。


私の人生は仮説と検証。
・・・そして失敗と反省の繰り返しです。
おかげで成長できたとも感じています。
・・・が、『許す心』には程遠く、
これからも反省の日々を積み上げ向上を目指します。
 

2023/12/08 12月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月8日

利他の心を
判断基準にする

利己にとらわれない正しい判断基準、
価値観を持つことができるようになってはじめて、
私たちは「足るを知る」ことができ、
心から「豊かさ」を実感することができる
ようになる。


「利他の心(精神)」「足るを知る」
自身、度々使っている言葉でした。
その向こうにあるのが『許す心』。
そして得られるのが「豊かさ」
・・・気づけて良かった。
・・・還暦を越えてやっとかよ。
・・・毎日書き続ける…前を向き修行。
 

2023/12/07 12月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月7日


12月4日の経営12力条④を飛ばしていました。
ごめんなさい。

経営12力条 ④

10. 常に創造的な仕事をする
今日よりは明日、明日より明後日と
常に改良改善を絶え間なく続ける。
創意工夫を重ねる
11. 思いやりの心で誠実に
商いには相手がある。相手を含めてハッピーであること。
皆が喜ぶこと
12. 常に明るく前向きに、
夢と希望を抱いて素直な心で


「常に創造的な仕事をする」
「常に明るく前向きに」
この二つは、そこそこ実践できていると思います。
「思いやりの心で誠実に」
ここはまだまだテーマのままです。
再々登場の『許す心』。
意識をしながら心に染み込むまで学び続けます。
 

2023/12/06 12月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月6日

成功に至る道

成功に至る近道などあり得ない。
情熱を持ち続け、生真面目に地道な努力を続ける。
このいかにも愚直な方法が、
実は成功をもたらす王道なのである。


20代前半の頃は近道を探していました。
そして見つけたのが『成功哲学』・・・成功の法則です。
知れば知るほど、学べば学ぶほど・・・
成功に近道はないことに気づき、努力を始めました。
元々の素質の低さから現在の器もしれてはいますが、
それでも努力の結果は出ていると、自覚もあります。
30歳くらいの時だったでしょうか?
先輩経営者に「王道を歩け」と言われたことを思い出します。
 

2023/12/05 12月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月5日

正しい道義

大きな志を実現していくには、
多くの人々の力を結集していかなければならない。
そのときに大切になるのが、「正しい道義」である。
高邁(こうまい)な志を持って、
ひたむきに努力を続ける人の周りには、
自然と志を同じくする人が集まってくる。
そのようにして末広がりに仲間が増えていくことで、
やがて当初想像もできなかった
偉大な成功を実現することができる。
*高邁(こうまい):志などがたかく、衆にぬきんでていること。


「正しい道義」を目指しているつもりでいますが、
まだまだ修行が不足していることを自覚しています。
修行の行く先が『許す心』と知ったのもつい最近です。
多くの人々の力を結集できる組織の実現に向け、
学び続けます。
 

2023/12/04 12月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月4日

経営12力条 ⑤

「経営12力条」は、
「思いというのが、自分自身の人生を決める。
真我や理性・良心から出てくる強い思いであれば、
それは必ず結果として表れる」
ということを前提にしてつくられています。
つまり、経12力条のすべての条文には、
「思いは必ず実現する」という思想が流れているのです。


『一念岩をも通す』の続きです。
「コケの一念岩をも通す」という言葉を最も耳にします。
コケとは、岩などに張り付いている『苔』ではなく、
『虚仮』のことで、
「内容が浅いこと。深みのないこと。未熟な人」を指します。
未熟な人であっても、一途に頑張れば、やがて必ず成就する。
・・・という意味ですね。
『虚仮の一念岩をも通す』
 

2023/12/03 12月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月3日

’ 経営12力条 ③

7. 経営は強い意志で決まる
経営には岩をもうがつ強い意志が必要
8. 燃える闘魂
経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要
9. 勇気をもって事に当たる卑怯な振る舞いがあってはならない|’


『雨だれ岩をうがつ』ですね。
先日奈良の春日大社に行ってきました。
参道には数百年前からの石段がありますが、
ごつごつとした鋭利感はなく、角が取れて磨かれています。
当然、誰かが磨いたわけではなく、
何百万人?何千万人?が、
その上を歩きつつけた結果磨かれたのです。
私の大好きな言葉の一つに
『一念岩をも通す』があります。
・・・継続は力。
 

2023/12/03 12月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月2日

|’ 経営12カ条 ②

4.誰にも負けない努力をする地味な仕事を一歩一歩堅実に、
弛まぬ努力を続ける
5.売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える

入るを量って、出ずるを制する。
利益を追うのではない。利益は後からついてくる
6.値決めは経営
値決めはトップの仕事。
お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である


私が社長になったときがお客様週のピークでした。
翌年からは少子高齢化、人口減少が続いています。
売上の減少をカバーしつつ、経費を削減を続けてきました。
元々経費削減をしっかり行っていた組織ではなく、
効果はてきめん。
過去最高利益も記録したこともありました。・・・が、
経費削減だけで企業の継続はあり得ません。
『売上を最大限に延ばす』
広ガスたかたの最大のテーマです。
 

2023/12/01 12月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
12月1日

経営12ヵ条 ①

「経営12ヵ条」は、
人間として何が正しいかという
最もベーシックで普遍的な判断基準に基づきます。
だから業種や企業規模の違いはもちろん、
国境や文化、言語の違を超えて通じるものです。
*
1. 事業の目的、
意義を明確にする公明正大で大義名分のある高い目的を立てる
2. 具体的な目標を立てる立てた目標は常に社員と共有する
3. 強烈な願望を心に抱く潜在意識に透徹するほどの
強く持続した願望を持つこと


確かに特別なことではありません。
・・・とは言え、多くに人が行っているとも言えません。
3KMの考え方と同じものですので、
手帳を使いしっかりと自身を管理していくことが大切なのですね。
2023年中に2024年3KM(幸せ360°)手帳を
完成させていきます。
 

2023/11/29 11月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月30日

極楽と地獄

修行僧が、老師に「地獄とは、どんな所か」と尋ねた。
老師は答えた。
「地獄には、大きな釜にうどんが煮えている。
食べるには、長さ一メートルもある長い箸を使うしかない。
そのため、うどんをつかむことはできても、
口に入れることができない。
皆、自分が真っ先に食べようと、狂ったようになり、
しまいには、うどんは飛び散ってしまい、
誰も食べることはできない」。
修行僧は、
「それでは極楽とはどんな所か」と尋ねた。
老師は答えた。
「実は、極楽も同じようになっている。
ただ、人々はうどんを長い箸でつまむと、
釜の向こう側にいる人に、
『どうぞお先に召し上がってください』とすすめる。
相手は有り難く受け、
『ごちそうさまでした。今度はあなたがどうぞ』と、
うどんをすすめ、全員がおいしいうどんを食べることができる」。
われわれの人生においても自分のことのみを考えるのか、
それともお互いに思いやりを持って接するかによって、
極楽にも地獄にもなり得るのだ。


・・・なるほど。
極楽と地獄の環境は同じなで、
そこに住む人たちの価値観が違うだけなのですね。
『利他の精神』を持つ人たちが集団になれば、
極楽になってしまう。
・・・イスラエルとハマスは地獄と化していますね。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出しました。
・・・いかにも地獄の結末です。
 

2023/11/29 11月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月29日

人間的成長の分水嶺(ぶんすいれい)

苦難に直面したときに、
打ち負かされて夢を諦めてしまったり、
いい加減なところで妥協をしてしまったりするのか、
あるいは苦労を苦労と思わず、
ひたむきに努力を重ねることができるのか。
ここに人間的に成長できるかどうか、その分水嶺があるのです。


この代表は大谷翔平選手ですね。
どこまでもあきらめない・・・・と言うよりも、
大きく超越しどこまでも成長を目指し続けています。
野球界で世界一の年俸を手にする日も
遠くないのではないでしょうか。
他のスポーツなど含め、
天才と言われた選手たちがつぶれていった大きな要因が、
「妥協」と「ひたむきな努力」の成長の分水嶺だと思います。

 

2023/11/28 11月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月28日

損な役を引き受ける勇気

成功すればするほど、偉くなればなるほど、
謙虚に振る舞わなければならない。
自分が最も損な役を引き受けるという勇気がなければ、
上に立ってはならない。
自己犠牲を払う勇気のない人が上に立てば、
その下に位置する人たちは不幸になる。


『いやだなと思うものほど引き受ける』
という成功の法則があります。
もちろん「いやなもの」の定義は『正義の道』。
闇バイトなど社会倫理からはずれるものはいやで当たり前です。
人は、経験や体験の少ないものほど「いや」と感じるので、
あえて、引き受けて成長へのチャレンジにするのですね。
・・・いくつになっても大切なことであり、
これが薄れるとどんどん生意気になっていくのでしょう。
・・・気を付けます。
 

2023/11/27 11月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月27日

信頼は心の反映

信頼関係は自分自身の心の反映だ。
たとえ、自分が損をしたとしても、人を信じていく。
その中でしか信頼関係は生まれない。
信頼とは、外に求めるのではなく、
自らの心の内に求めるべきものなのだ。


『許す心』・・・毎日書いています。
稲盛和夫氏の言われる「利他の精神」は、
私が言う『健善』『正義の道』の
さらに上位のものだと感じています。
『許す心』があって、
「利他の精神」へたどり着くことができるのでしょう。
反省の日々、後悔の日々。・・・学びつつ成長。

 

2023/11/26 11月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月26日

心を高める、経営を伸ばす

企業の業績をさらに立派なものにしていこうとするなら、
経営者がその人間性を高め、
人格を磨いていく以外に方法はない。
私自身、京セラの創業間もない頃から、
「経営がトップの器で決まるならば、
トップである私自身の器を磨き、
大きくしていかなければいけない」
と強く思い、懸命に努力を重ねてきた。


私は人間性を高め、人格を磨くことを意識してきました。
成果も出ていると自覚しています。
・・・が、
元々が小さな器でしたので、現在の器が成長した姿です。
日々一歩一歩前進を続けます。
 

2023/11/26 11月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月25日

真我(しんが)

真我は人間の心の中心部をなす、きわめて美しいものです。
それは愛と誠と調和に満ち、真・善・美を兼ね備えている。
人間は真・善・美にあこがれずにはいられない存在ですが、
それは、心の真ん中にその真・善・美そのものを備えた、
素晴らしい真我があるからにほかなりません。
あらかじめ心の中に備えられているものであるからこそ、
私たちはそれを求めてやまないのです。


初めて『真我』という言葉を聴きました。
「人間の本性は生まれながらにして善である」
という性善説を解説しているかのようです。
そしてたどり着く先が「許す心」なのでしょうね。
 

2023/11/24 11月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月24日

魂の本質

誠実、謙虚、愛情、素直、やさしさ、
思いやりという言葉が指し示す方向をめざしていけば、
魂の本質に近づくことができ、
素晴らしい人生を送ることができる。


『誠実、謙虚、愛情、素直、やさしさ、思いやり』
松下幸之助氏と同じことを言われています。
・・・というか、
松下幸之助氏からしっかり学ばれているのですね。
そして、『許す心』に至る。
まだまだ遠い道のりですが、
やっと至る先が『許す心』と明確になり、
光が見えてきた気がします。
・・・やっとです。
 

2023/11/21 11月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月23日

最高の行為

「利他」とは、仏教でいう慈悲の心のことであり、
またキリスト教でいう愛の心のことであり、
言い換えれば「世のため人のために尽くす」ことですが、
私はそのような行為こそが、
人間として最高の行為であると考えています。


人間としての最高の行為『利他』。
まだまだ・・・まだまだ遠い道のりです。
『許す心』に一歩でも近づくために…歩みを止めません。
 

2023/11/21 11月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月22日

不易なるもの

私は、自分がそうであったように、
「仕事に打ち込んで、世の中に役立ち、自分自身も幸せだった」
と感じられる生き方が、時代がどう変わろうと、
最終的にはみんなが求めているものではないかと思います。
世の中がどのように変わっても、
善を追求するという人間の本質は変わらないからです。


そうですね。
不変なるものは『健善』。
・・・『正義の道』ですね。
正義の道を歩み続ける強い思いはありますが、
残念ながら気づくと踏み外し、足をくじいていたりします。
学び続けながらしっかりと正義の道を凝視し、歩みます。
 

2023/11/20 11月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月21日

やさしくなければ

作家のレイモンド・チャンドラーは、小説の中で、
「男は強くなければ生きていけない。
しかし、やさしくなければ生きていく資格がない」
と記しましたが、
これは男だけではなく、経営者にも通じるものです。
強いだけの経営者に人は魅力を感じません。
強さの中に秘められたやさしさがあってこそ、
魅力あふれる、誰からも慕われる経営者になれるのです。


「男は強くなければ生きていけない。
しかし、やさしくなければ生きていく資格がない」
このフレーズは、とても有名でかっこいいですよね。
・・・確かに経営者にも通じる。
男として、人として、経営者として・・・
そして、昨日の『許す心』を目指し…今日も修行。
 

2023/11/20 11月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月20日

許す心

心を高めることが現世の中で一番重要なことだとすれば、
許せないものを許そうとすることは
人間の感情において最も厳しい葛藤であり、
最大の修行をさせられていると考えられる。
しかし、
これを乗り越えていくことが何よりも心を高めることにつながり、
それによって魂が光り輝くはずだ。


『許す心』
「人間の感情において最も厳しい葛藤であり、最大の修行」
と、経営の神様、稲盛和夫氏が言われています。
器づくり、日々修行、一生修行・・・
と言いつづけていますが、
行きつく先が『許す心』なのですね。
・・・葛藤し続けます。
 

2023/11/18 11月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月19日

逆境はチャンス

逆境とは、自分自身を見つめ直し、
成長させてくれる、またとないチャンスなのだ。
逆境をネガティブにとらえて悲嘆に暮れるのではなく、
志をより堅固にしてくれる格好の機会ととらえて、
敢然と立ち向かうべきだ。
試練を通してこそ、志は成就する。


私は逆境と出くわす度に成長できたと振り返ります。
最初は逃げないことで必死でしたが、
歳を重ねるごとに行き当たりばったりではなく、
逆境を乗る越えるために
考えていた夢や目標がその手段になることも体験しました。
まずは『絶対に逃げない』ことですね。
 

2023/11/18 11月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月18日

人生の大則

素晴らしい人生を送るための生き方も、
立派な業績をあげるための方法も、
決して複雑なわけではありません。
成功を収めても、謙虚さを忘れず、足ることを知り、
すべてのことに感謝し続けること。
一方、不運に出遭っても、それを素直に受け入れ、
前向きな生き方を続けること。
そのようにして素晴らしい人格を身につけるよう、
常に心を整え、
心を高める努力を倦まず弛まず重ねていきさえすればいいのです。


『謙虚』『足るを知る』『感謝』『素直』
・・・確かに。
複雑ではありませんが到達するのは簡単ではありません。
「心を高める努力を倦まず弛まず(うまずたゆまず)重ねる」
簡単に言うとやり続けることです。・・・修行を続けます。
 

2023/11/17 11月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月17日

努力の報酬

なぜ、私が京セラやKDDIといった企業を設立して
今日のように発展させることができたのか。
私は寝ても覚めても仕事に没頭し、
それこそ「狂」がつくほど、凄まじい勢いで働いていました。
「世のため人のため、この事業を何としても成功させたい」
と強く願い、必死の思いでひたむきに仕事に取り組んでいました。
その努力の報酬として、
天の「知恵の蔵」に蓄積されている
叡知の一部を与えていただいたのではないかと思うのです。


つい先ほど2度目のMVP受賞が発表大谷選手、
2度の満票受賞は史上初だそうです。
その大谷翔平選手だってそうですね。
あれほど真面目に野球に取り組んでいる努力人はいません。
「ニューヨークもホテルと球場しか行ったことが無く、
街のことは全く知りません」
とインタビューに答えていたほど。
日常から野球のことを優先し、
どう生活するのが野球に役立つかを考えながらだそうです。
天の「知恵の蔵」に蓄積されている
叡知の一部を与えられ一人だと思います。
努力の報酬が『天才』『神』などと言われるのでしょうね。
 

2023/11/16 11月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月16日

小善と大善

親が子どもを甘やかすあまり、
子どもは自分では何もできないようになってしまい、
成長するに及んで人生を誤ってしまうということがある。
逆に、厳しい親に育てられた子どもは、
自分を鍛錬(たんれん)することを学び、
人生における成功者になるということがある。
前者を小善、後者を大善という。


『小善』は昔から変わっていないといえます。
昔は教えが正しければ厳しくても『大善』でした。
「スポ根」と言われる言葉が通用する時代はそうでした。
今の時代は「教え方」も正しくなければ『大善』ではありません。
「信頼関係」も大前提ですね。
『小善』は昔から変わっていないといえます。
 

2023/11/16 11月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月15日

短所も将来役に立つ

勇気がないというと一見、欠点であるかのように聞こえる。
しかし、臆病なるがゆえに、
いざというときに備え、周到な準備をする。
慎重で臆病な人間をよく育てていけば、
いずれ素晴らしい人材に転化する。
つまり、長所だけでなく、短所と見えるものですら、
その人の将来にとっては役立つものになり得るのだ。


先日書いた『くよくよする』もそうですね。
11月13日の感想の一部をコピペします。
『私の場合は結果をある意味クヨクヨと考えています。
クレームや問題、課題が残った場合は特に考えています。
どうすれば最善だったのだろうか?
「意識を集中し、考え続けている」のです。
寝ているときにも考えていることがあります。
・・・というか、寝ずに考えているのか?
『カラーで見えるまで考え抜く』
この繰り返しが成長だと思えています』
 

2023/11/14 11月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月14日

撤退の決断をする

なぜそういう決断をしたのか。
「刀折れ、矢尽きた」という精神状態であったからだ。
物質的な要素はともかく、
情熱がなければ、新しい事業や開発などできない。
もし、情熱が尽きるような状態まで追求して、
それでも成功しないのであれば、私は満足して撤退する。
根の限り戦うことが前提だ。
しかし、すべてが思いどおりになるわけではない。
そのときに、真の引き際が判断できなければならない。


これまでに何度となく撤退の決断をしてきました。
『理念なき利益は罪悪。
利益なき理念はたわごと』
二宮尊徳の言葉です。
他での利益を投入できるうちはまだましでしょうか?
他部門を巻き込んで赤字を出すようでは手遅れです。
利益なき情熱はたわごとであり
・・・行き過ぎると罪悪。
撤退の決断を誤ると多くの人を不幸にします。
 

2023/11/13 11月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月13日

カラーで見えるまで考え抜く

新しい事業を始めるときに、
疑問や不安を抱いたことは一度もない。
それは、寝ても覚めても、
常にテーマに意識を集中し、考え続けているからである。
疑問が一点も残らないほど、
起こり得るあらゆる細目を考え抜いているのだ。
繰り返しシミュレーションを行い、
カラー映像で見えるようになるまで続ける。
その「鮮明なビジョン」が成功へと導くのだ。


『カラーで見えるまで考え抜く』
よい表現ですね。
これは、テーマや目標、
新しいことにチャレンジする場合だけではありません。
私の場合は結果をある意味クヨクヨと考えています。
クレームや問題、課題が残った場合は特に考えています。
どうすれば最善だったのだろうか?
「意識を集中し、考え続けている」のです。
寝ているときにも考えていることがあります。
・・・というか、寝ずに考えているのか?
『カラーで見えるまで考え抜く』
この繰り返しが成長だと思えています。
・・・が、新たな課題は限りなく続いています。
 

2023/11/12 11月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月12日

強く一筋に思う

理想に対して、
「そうは思うが、現実には難しい」という気持ちが心の中にあっては、
物事の成就が妨げられる。
人は自分が信じてもいないことに、努力できるはずがありません。
強烈な願望を描き、心からその実現を信じることが、
困難な状況を打開し、物事を成就させるのです。


若いころは「引退までは、まだまだ先がある」という意識でしたので、
「すぐには無理だがあきらめなければ成就する」と考えていました。
残りの人生鵜を考えるようになり・・・
私が現役の間には成就できそうもないことが出てきます。
「私の代では時間が足りなくても、二代…三代で成就する」
ために、夢の共有、引き継ぐタイミング、
退くタイミングを考えるようになりました。
世代を超えて『強く一筋に思う』ことの大切さを実感する。
・・・今日この頃です。

 

2023/11/11 11月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月11日

成功を持続する

経営が正しいかどうかは、
成功を長期にわたって持続できるかどうかによって決まる。
経営でも政治でも、学問の世界でも、成功したことが偉いのではない。
成功を持続できるかどうかが問われる。
成功に驕(おご)らず、謙虚に、
自分を律する強い克己心を持ち続けられることが、
人間としての本当の偉さなのだ。


広ガスたかたは現在61年目を歩んでいます。
ここまでは『持続』企業としての評価をいただいています。
・・・が、それは、これからを保証するものではありません。
人口の減少がますます加速する中で、
広ガスたかたの市場は急速に小さくなっています。
これから先の『持続』には、
「お客様数拡大」または、
お客様一人当たりの「単価アップ」が必要です。
これまでの「持続は」お客様拡大(維持)でここまで来ました。
これから先を考えるとそれにも限界があるようです。
しっかり未来を見据えて歩みます。
 

2023/11/10 11月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月10日

リーダーシップと謙虚さ

経営者は、強烈なリーダーシップを持つと同時に、
一方ではそれを否定するような謙虚さを兼ね備えていなければならない。
強いリーダーシップだけでは暴走してしまうし、
謙虚さだけでは企業集団をダイナミックに
引っ張っていく力強さが足りなくなる。


『強いリーダーシップ』・・・暴走。
『謙虚』・・・力強さの不足。
『強烈なリーダーシップ』と、『それを否定するような謙虚さ』
思いっきり心に突き刺さります。
一日たりともおろそかにできません。
・・・日々修行。・・・一生修行。
 

2023/11/09 11月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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11月9日

私心が組織をダメにする

トップに立つ人間には、いささかの私心も許されない。
基本的に個人という立場はあり得ない。
トップの「私心」が露わ(あらわ)になったとき、
組織はダメになる。


露わにならないために、
人としての器づくり修行を続けています。
・・・が、・・・思うようにはいきません。
「形から入って心に至る」
形だけでも簡単ではありません。
一生修行を続けながら
少しでも『心』に染み込ませていきたいものです。
 

2023/11/09 11月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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11月8日

普遍的に正しい判断

邪(よこしま)な心では、正しい判断はできない。
「自分にとって」都合のよい判断ではなく、
「人間にとって」普遍的に正しい判断を、
私たちは心がけるべきなのである。


私の表現では、『健善』『正義の道』です。
松下幸之助氏は『宇宙根源』
稲盛和夫氏は『利他の精神』
と表現されていますね。
 

2023/11/07 11月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月7日

道徳を守ろうとする思い

道徳を説く人が聖人君子である必要はない。
道徳を守り切ることはできないけれど、
道徳を大切に思い、
守りたいと思っていることこそが大切だ。


道徳やマナー、ルールや法律・・・
守り切れている人は一人もいないのではないでしょうか?
・・・人間だもの。
日創研の田舞さんは
「自分ができていないから指導者の資格はないと考えてしまうと、
指導者の資格者は一人もいない。
指導する人は自分を棚に上げて指導しろ」
と言われています。
稲盛氏が言われるように
「道徳を守ろうとする思い」がとても大切ですね。
 

2023/11/06 11月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
11月6日

物事の本質に立脚する

新たな領域では、何度も壁に当たり、行き詰まることを経験する。
そのような局面では、
当面の問題点の克服だけに終始してしまい、
何とかクリアしたとしても、
目標に対して若干のズレが生じることがある。
そして、何度もこの当面の解決を行ううちに、
いつのまにか当初の目標からは大きく逸脱してしまう。
その場限りの判断をし、原点に立ち返らないために、
このような結果を生む。
原点を見すえ、物事の本質に立脚した判断こそが、
未踏の領域で成功をもたらすのだ。


目標を達成する為の『手段』なのですが・・・、
いつの間にか『手段』を目標にしていることがあります。
・・・何度か繰り返すと、
「目標からは大きく逸脱」の状況です。
「原点を見すえ、物事の本質に立脚した判断こそが、
未踏の領域で成功をもたらす」
・・・原点とは何が『目標』であるかに立ち返ることですね。
 

2023/11/04 11月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
11月5日

六波羅蜜(ろくはらみつ)

お釈迦様は「悟り」を開くためには
六波羅蜜という修行の方法があると言っておられます。
その六波羅蜜の修行の最初に出てくるのが「布施」です。
「布施」というのは施しをするという意味ですが、
それは人様を助けるということです。
二番目には「持戒(じかい)」。
これは戒律を守ることです。
人間としてしてはならないことを定めて、
その教えを守れと言って、われわれに正しい道を示しておられるのです。
三番目には「精進」。
一所懸命努めなさい、働きなさい。
人生を生きていくためには働くことが何よりも大事だと説かれているのです。
四番目には、「忍辱(にんにく)」。
どんなにつらいことがあっても、
何があっても耐え忍ぶのですよと言われています。
五番目の「禅定(ぜんじょう)」とは、
一日一回でもいいから、「心を静かに保ちなさい」ということです。
そうすれば、「智慧(ちえ)」、
つまり「悟り」に至ることができるというのです。
私は会社をつくったときから、
何も知らないままこのような思いを心に抱き、実践に努めてきました。


1)布施
2)持戒
3)忍辱
4)精進
5)禅定
6)知恵:悟りを完成
まずはお布施、「大切なものを差し出す」ことからなのですね。
『利己』ではなく、『利他』からすべてが始まる。
・・・果てしなく修行が続きます。
・・・・一生修行。
 

2023/11/04 11月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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11月4日

世のため人のための経営

資本主義社会の中でリーダーシップをとる人に今求められているのは、
「選ばれし者」としての倫理観だ。
元来、イギリス貴族や日本の武士に見られるように高い地位にある人は、
尊敬に値する哲学、価値観を持っていた。
今リーダーは、「自分のため」という考え方を脇に置き、
「世のため人のため」という
考え方に立脚した経営を行うことを使命として
自覚しなければならない。


たまたまであった『創業者の息子』が、
きちんと次期の経営者であることを意識することは、
二世経営者としてとても大切だと思います。
私は『第二期の創業者』と意識をもち、
新たな取り組みを模索しつづけました。・・・今も。
足元を見ない経営はとても危険ですが、
行く先を見ずに足元だけを見る経営も
時代の変化についていけずこちらも危険です。
ここでは二頭を追うことが大切ですね。
 

2023/11/03 11月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月3日

苦労の代償

責任が重く、一瞬の気の休まりもなく、
気の遠くなるような努力を継続してはじめて、当たり前と評価される。
経営者とは考えれば考えるほど、割の合わない仕事かもしれない。
そのような厳しい生き様に値する代償を経営者は得られるのか。
・・・得られると思う。
経営者が身を挺して努力しているために、
多くの社員が今日、また将来に希望をつないで生活し、
そのため経営者を信頼し、尊敬してくれる。
この金銭では代えられない、
人の喜びや感謝を受けているということこそ、
苦労に値する代償ではないか。


「責任が重く、一瞬の気の休まりもなく、
気の遠くなるような努力を継続してはじめて、
『当たり前と評価』される。」
私は、元来自分に甘い性格でしたが、
「経営失敗は、地域に暮らし当社とお取引のある、
当時の2万人以上の人たちの暮らしを脅かす」
と言い聞かせて、自身を脅迫してきました。
・・・死をむかえたとき、
「善い人生だった」と一言いえる人生にしたいものです。
 

2023/11/02 11月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月2日

大義名分を共有する集団

リーダーは、
まずは集団のめざすべきところを明確にしなければならない。
つまり、大義名分のある目的を確立するとともに、
その共有に努め、
全従業員が心から喜んで協力してくれる集団をつくり上げることが大切だ。


稲盛和夫氏がいかに松下幸之助から学んでいたかがよくわかりますね。
松下幸之助、最後の伝道師といわれた木野親之氏が、
入院中であった幸之助氏のベッドから手を握られ、
「頼むで、頼むで」と託されたのが、
『松下理念経営』だったのだそうです。
その松下理念経営こそが
『大義名分を共有する集団』を意味しているのです。
「全従業員が心から喜んで協力してくれる集団をつくり上げること」
・・・私は器づくりに日々励みます。
 

2023/11/01 11月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
11月1日

事業の大義名分

集団が心を一つにして事業に迩進するためには、
どうしても事業の「大義名分」が必要となる。
その事業が世の中に対してどのような意義を持ち、
どのように貢献するのかという、次元の高い目的が必要となる。


『経営理念』ですね。
経営の神様、松下幸之助翁は松下電機(パナソニック)の経営を
『松下理念経営』と表現していました。
上記にある、
「事業が世の中に対してどのような意義を持ち、
どのように貢献するのかという、次元の高い目的」
ですね。

広ガスたかた「経営理念」
豊かで健善(全)な
「暮らし」「環境」「成長」
私たちは、
  豊かで健善(全)な「暮らし」を提案・実現する事で、
    お客様の笑顔を創ります。
私たちは、
  子供や孫たちの明るい未来を願い、
    豊かで健善(全)な「環境」を創ります。
私たちは、
  仕事を通し「成長」を続ける事で、
    豊かで健善(全)な社会、企業、
      そして暖かい家庭を創ります。

 

2023/10/31 10月31日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月31日

読書の意義

自分自身を高め、磨くために努めて読書すべきだ。
もちろん、人生において一番重要なことは、
実際の経験を通して学ぶことだ。
しかし、
読書は、それらの経験をもっと意味のあるものにしてくれる。


昨日の感想の続きになります。
大学時代からたまに本を読むようになり、
ナポレオン・ヒルを知ったのもPHP出版の
「THE 21」という本でした。
その後、かなりの勢いで本を読むようになり、
自身の体験だけが学び出ないことを知り、
さらに読書に勢が付きました。
『第二の人格』には本は欠かせない存在ですね。
 

2023/10/30 10月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月30日

第二の人格

素晴らしい哲学は、理性で理解するだけでなく、
繰り返し学び、自らの血肉としていこうと努めなければ意味がない。
そうすることによって、
自分がもともと持っていた性格の歪みや欠点を修正することができ、
新しい人格、いうなれば「第二の人格」をつくり上げることができる。


自身を一言で言うなら「いい加減な人」。
高校時代までは適当でいい加減な生活をしていました。
大学時代、超体育会系(当時の)クラブで、
いい加減なことをやっては先輩に殴られる日々。
社会人になり二代目経営者を意識。
結婚し子供ができたことに自分以外の人の人生への責任。
ナポレオン・ヒル、日創研、3KM、武蔵野、……研修。
当時のいい加減さと比較すると・・・
『別人』と、友人からも言われています。
 

2023/10/29 10月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月29日

成功と失敗の分水嶺

損をしてでも守るべき哲学、苦を承知で引き受けられる覚悟、
それが自分の中にあるかどうか。
それこそが本物の生き方ができるかどうか、
成功の果実を得ることができるかどうかの
分水嶺(ぶんすいれい)になるのではないでしょうか。


これはとても大切ですね。
何があっても、『絶対に逃げない覚悟』。
この覚悟があればたいていのことは乗り越えていけます。
・・・もちろん半端ない苦しみを伴います。
助けてくれる人も出てきます。
・・・逃げる人に協力する人はいないと断言します。
このことはナポレオン・ヒルの成功哲学にも書かれていますね。
 

2023/10/29 10月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月28日

国境を超えた普遍性

グローバル化が進み、
ときには外国人と渡り合わなくてはならない場面も出てくるかもしれない。
そういうときも、
判断の基準は「人間として正しいかどうか」ということであり、
そのことを常に自分の胸に手を当てて問うことだ。
それは国境を超えた普遍性を有するため、
多少の文化的な衝突はあっても、
根っこのところでは、必ず彼らも理解してくれる。


人口の減少が進む中・・・
特に安芸高田市はとても顕著。
・・・廃業も少なくありません。
これからの時代の生き残り方は、
『グローバル化』または『超独自化』
このどちらかしかないのかもしれません。
「人間として正しいかどうか」は当然、普遍性です。
広ガスたかたの目指す道は『超独自化』です。
キーワードは『人』と考えています。
 

2023/10/27 10月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月27日

王道の経営

「王道」とは、「徳」に基づいた政策のことであり、
「徳」とは、中国では古来、
「仁」「義」「礼」という三つの言葉で表されていました。
「仁」とは他を慈(いくつ)しむこと
「義」とは道理に適(かな)うこと
「礼」とは礼節を弁(わきま)えていること
この「仁」「義」「礼」、三つを備えた人を
「徳のある人」と呼んでいました。
つまり、「徳で治める」とは、
高逼な人間性で集団を統治していくことを意味するのです。


昔はわき道が大好きでした。
いつだったか経営者の先輩から
「王道を走ったほうがいいよ、
脇道は事故も起こりやすい」
とアドバイスをもらい、
車の運転も、経営も「王道」を意識するようになりました。
・・・が、
「徳」がまだまだ薄っぺら・・・否めません。
 

2023/10/26 10月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月26日

大企業の責任

大企業は経済社会の健全な発展に貢献するために、
つまり、自らの強大な力をコントロールするために、
一般企業よりはるかに厳しい自己管理のルールを確立し、
自らを律するように努めるべきである。
大企業の経営者は、まず、企業や企業群が巨大化してゆけば、
必ず社会に対して破壊的な影響を及ぼす可能性があることを
認識しなくてはならない。


経営の神様松下幸之助翁は
「企業は公器(こうき)。
企業は「おおやけのうつわ」である。
決して私欲のための道具に使うものであってはいけない」
と言われていたそうです。
松下幸之助最後の愛弟子(まなでし)といわれた
木野親之先生から度々教えられな中の一つです。
 

2023/10/25 10月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月25日

資本主義のモラル

資本主義は、
厳しいモラルがあってこそはじめて正常に機能する。
自由な経済社会というものは、
金儲けのためなら何をしてもいいというものでは決してない。
資本主義の担い手である経営者が
誰から見ても普遍的に正しい経営哲学を確立し、
自らを厳しく律していかなくてはならない。


『資本主義のモラル』、
時代に合わせてキッチリしているのが武蔵野です。
その時代、時代に合わせ表現は変わっています。
しかし、根底にあるものは変わっていません。
私たちの時代は高校卒業後であれば、
タバコを吸っていても何も言われることはありませんでした。
・・・これも、その時代、時代に合わせのひとつ。
ビッグモーターの経営計画書の元は武蔵野ですが、
その表現は25年以上前のもので今の時代には合っていませんね。
 

2023/10/24 10月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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10月24日

才能を私物化してはならない ②

才能を持って生まれた人間は、
天が与えてくれたリーダーとしての役割を
まず果たさなければならないはずです。
才能を誇り、
傲慢に振る舞うリーダーであってはならないはずです。
天賦(てんぷ)の才(さい)を決して私物化してはなりません。
謙虚で自らの才を集団のために行使するリーダーであるべきです。


昨日の続きです。
「単なる特技ではなく
世のため、社会のため、集団のために」
私物化してしまうと傲慢になってしまうのですね。
『実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな』
実り成長するほどに謙虚な人が、
『世、社会、集団』のリーダーと言われているのです。
・・・学び続けます。
 

2023/10/23 10月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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10月23日

才能を私物化してはならない ①

私は、才能というものは、集団を幸福へ導くため、
天が人間の世界に一定の割合で与えてくれた資質だと思っています。
そのため、たまたま才能を授かった者は、
それを世のため、社会のため、集団のために使うべきであって、
自分のために使ってはならないと考えています。


色々な分野でのそれぞれの才能がありますね。
それらを単なる特技にしてはならないということですね。
TVゲームもスマホでの通信ゲームに変わり、
今や「eスポーツ」といわれるようになりました。
多くの人をまきこむ一大イベントで、
プロチームもあると聞きます。
単なる特技で終わらすことなく、
世のため、社会のため、集団のためになっています。
 

2023/10/21 10月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月22日

全(まった)き人格者となる

リーダーとは、全き人格者でなければならない。
集団を正しい方向に導くため、
能力があり、仕事ができるだけでなく、
自己研錨に努め、心を高め、心を磨き、
素晴らしい人格を持った人にならなければならない。


・・・そのつもりで研修三昧、
修行の日々を送っています。
・・・つもりです。
一生かけても到達はできないでしょうが、
一歩でも前進。
 

2023/10/21 10月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月21日

経営者の真価

真の経営者とは、自分の全智全能、
全身全霊をかけて経営を行っている人のことを言います。
どんなに素晴らしい経営手法や経営理論、
経営哲学を頭で理解していても、
真の経営者になれるわけではありません。
命をかけるくらいの責任感で毎日を生き、
その姿勢をどのくらいの期間続けてきたかということで、
経営者の真価が決まるのではないかと思います。


・・・真の経営者には程遠いと感じてます。
『命をかけるくらいの責任感で毎日を生きる』
毎日を継続はできていません。
・・・ぶつ切りの継続です。
7つの習慣、「第3の習慣:最優先事項を優先する」の
「時間管理マトリックス第二領域」だけは
意識し続ける努力を続けています。
『真価』に近づけるよう日々修行。
 

2023/10/19 10月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月20日

両刃(もろは)の剣

闘争心や勝ち気や負けん気などといったものは両刃の剣である。
それがなければ会社は発展しないが、
一方、過剰になってしまうと会社を破綻させてしまう。
成功の原因と没落の原因は同じであることを十分理解しておく必要がある。


日本刀や包丁のように片側だけに刃といているのではなく、
両面に刃のついている刀や包丁をイメージしてみてください。
『一方ではとても役に立つが、
他方では大きな被害をもたらすようなリスクを伴う』
という意味のたとえですね。
私は、『感謝』が、自分側の刃にカバーつけるのだと思っています。
・・・思っているが・・・出来ているか?
・・・修行。一歩ずつ。一歩ずつ。
 

2023/10/19 10月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
10月19日 

西郷隆盛と大久保利通

西郷隆盛の「志」や「誠」だけでは、経営はできない。
一方、大久保利通の「合理」や「論理」だけでは、
人心を掌握し、集団をまとめていくことはできない。
明治維新を成し遂げた、この二人の歴史的人物から、
温情と非情、大胆と細心というように、
両極端を同時に併せ持たなければ、
新たに物事を成し遂げることはできないということを私は学んだ。


『理念なき利益は罪悪。
利益なき理念はたわごと』
二宮尊徳の言葉です。
初めて見た時、とても心に響いた言葉です。
 

2023/10/19 10月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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10月18日 

社長の五条件

第一に、公私の区別を峻厳(しゅんげん)として設けること。
第二に、企業に対する無限大の責任感を持つこと。
第三に、自分が持っている「人格」「意志」をすべて企業に注入すること。
第四に、従業員の物心両面の幸福の追求のため、
誰よりも努力する存在であること。
第五に、従業員から尊敬されるために、心を高め、哲学を極めること。


昨日の『偽・私・放・奢』生涯のテーマに続き、
現役である今、
さらに意識し、より実践すべきテーマですね。
『従業員の物心両面の幸福の追求のため、
誰よりも努力する存在であること』
強く、強く、意識から潜在意識に落とし込みます。
 

2023/10/17 10月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月17日

偽・私・放・奢(しゃ)

リーダーたるべき人は、中国の古典にあるように、
「偽」「私」「放」「奢」、
この四つの思いから離れた人間でなくてはならない。
すなわち、
偽りがあってはならないし、
利己的であってはならないし、
わがままであってはならないし、
奢(おご)りの心があってはならない。
簡単にいえば、リーダーとなるべくき人は、
人格高潔な人でなくてはならない。


『偽・私・放・奢』
偽りがあってはならない。 
利己的であってはならない。
わがままであってはならない。
奢(おご)りの心があってはならない。
意識はしていますが、
実践はどれほどか・・・。
生涯をかけてのテーマですね。
生ある限り修行です。
 

2023/10/16 10月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月16日

組織はリーダーを映す鏡

リーダーの行為、態度、姿勢は、それが善であれ悪であれ、
本人一人にとどまらず、集団全体に野火のように拡散する。
集団、それはリーダーを映す鏡なのである。


今シーズンのカープを見ているとよくわかります。
昨シーズンの戦力と大きく変わらない中で、
しかも終盤にはけが人続出という中でシーズン2位という成績。
そして横浜とのファーストステージを2連勝。
新井監督の勝ちに対する執念を感じます。
もちろん選手全体に拡散、
勝ちに対する意識の共有ができていますね。
頑張れカープ。
 

2023/10/16 10月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月15日

信賞必罰

経営は、信賞必罰でなければならない。
しかし、厳しい姿勢の陰に温かい思いやりが垣間見られるような、
経営者の行動があってはじめて、従業員もついてきてくれる。


歯車も同じですね。
超高精度にまったく隙間なく作ってしまうと、
歯車同氏が密着しすぎ動かないそうです。
歯車もわずかな余裕、ゆとりが必要なのです。
『厳しい姿勢の陰に温かい思いやりが垣間見られるような・・・』
人間関係にも余裕、ゆとりが必要なのです。
・・・まだまだ未完成の私には難しいところです。
 

2023/10/16 10月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月14日

得意技を磨く

中小企業が新規事業、多角化に成功する秘訣は、
まず得意技を持ち、徹底的にそれを磨くことから始まる。


なんでもそうですね。
八方美人は最終的には信頼されません。
まず何か一つで大きな信用・信頼を築くのはとても大切です。
 

2023/10/12 10月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月13日

多角化は登竜門

マーケットに限界がある以上、会社を成長させたいのなら、
どうしても新規の事業を起こし、多角化を図る必要がある。
また、一つの事業の盛衰により、
会社の命運を左右されないためにも、多角化は必要となる。
多角化とは、
中小企業が中堅企業へと脱皮するための登竜門となるものである。


家庭用LPガスのマーケットは縮小の道を進んでおり、
人口が減少し続ける中では多くのマーケットは同じ運命です。
私たちはこれまでも『住宅・不動産』を手掛けていましたが、
今後は大きな柱に育てていくことが必要だと考えています。
しっかりと登竜門を抜けていきたいですね。
 

2023/10/12 10月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月12日

高い目的を持つ

事業の目的は、
人間として最も崇高な願望に基づくものでなければならない。
なぜ、次元の高い目的が必要なのか。
金銭欲や名誉欲は、罪悪感を伴うため、
今、しなければならない仕事に対するエネルギーのレベルを下げてしまうからだ。
素晴らしい目的を持っていれば、恐れや罪悪を感じることなく、
エネルギーのレベルを最大限に上げることができる。


『ソフトバンクの孫正義さんが、
若者に対して話をしているのをYouTubeで観ました。
「夢は大きい方がいい、どうせ100%叶うことはなく、
頑張ってせいぜい50%とか60%いければいい方だと思う。
だから叶いそうな夢よりできるだけ大きな夢を持った方がいい。」
なるほどなと思いました』
以前、中村さんの返信メールにあったものです。
印象的だったので書き留めていたものを
そのまま引用させていただきました。
 

2023/10/11 10月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月11日

「みんなのために」

「みんなのために」
という思いから強力な事業計画を立てたときには、
仕事はうまくいく。
自分だけ儲けようという思いならば、
いくら頑張って立派な計画を立てたとしても、
妨害があったりしてなかなかうまくいかない。


『みんな』って誰のことでしょう?
日創研の田舞さんは「我、以外すべてお客様」と言います。
初めて聞いたのは20歳代後半の頃でしたが、
・・・正直、ピンと来ていませんでした。
自信、『自分だけ儲けよう』が、
まだまだ強かった時代だったのだと振り返ります。
まずは口先からのスタート、形から入って心に至る。
・・・ですね。
 

2023/10/10 10月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月10日

経営者の器

小さな企業の経営で成功を収めた経営者が、
企業が発展し、その規模が大きくなるにつれ、
経営の舵取りがうまくとれなくなってしまい、
会社をつぶしてしまうことがある。
それは、組織が大きくなっていくにつれ、
経営者が自分の器を大きくすることができなかったからだ。


似鳥昭雄社長は、
一代で誰もが知っている大企業ニトリを育てました。
奥さんと二人で創業した町の家具屋さんから
現在のニトリに・・・。
誰でもできるわけではありません。
・・・とは言え、創業時から現在の器だった訳ではなく、
企業の成長と共に・・・いえ、
似鳥社長の成長と共にニトリは大きくなっていったのですね。
 

2023/10/09 10月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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10月9日

成長する企業

企業が伸びていくというのは、
トップの人間としての器量が伸びていくということだ。
ただ単に企業が伸びていって、
それにトップがついていくということは絶対にあり得ない。
また、企業で働く従業員も成長していかなければ、
企業規模は拡大していかない。


私が研修マニアでい続けている理由はまさにそれ。
『経営トップの人間としての器量』という意味で、
完全なる自信には程遠いからです。
『企業は人なり』は経営者だけではなく、全社の総合力です。
人の成長失くして企業の安定も成長もないと考えています。
 

2023/10/09 10月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月8日

ナンバー2の要件

ナンバー2の要件とは、
第一に「人物」、
第二に「管理会計学的な計数に明るい人」、
第三に「部下の意見に耳を傾け、
衆知を集めて物事を決めていく人」である。


第一の「人物」だけでよいのではありません。
第二の「管理会計学的な計数に明るい人」だけでもありません。
もちろん第三の
「部下の意見に耳を傾け、衆知を集めて物事を決めていく人」
だけだと、単なるいい人。
バランスが良ければよいわけでもありません。
小さなパワーでは周りに影響しません。
成長を続けることは、どこまでもいっても終わりはありませんね。
 

2023/10/06 10月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月7日

相棒

「人」という字の成り立ちで分かるように、
人間は一人では立っていない。
同じように、自分一人で経営していくのは難しい。
やはり相棒というものが必要だ。


社長就任当時は・・・一人ぼっち経営でした。
顧問の中村さんが、
「社長の暴走を止めるのが仕事と思っていたが、
役員の仕事は社長の方針を
スピードをもって実現することだと気づいた」
と言ってもらうまでは。
その後、方針実現のための仲間広がり、
さらに相棒として育ってくれることでしょう。

☆☆★★_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
広島ガス高田販売株式会社
住吉 峰男
TEL:0826-42-3331  
FAX:0826-42-3445
携帯:090-6836-2701
http://hirogas-t.co.jp/
 

2023/10/06 10月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
10月6日

人事の要諦

人事は公明正大に行い、公平を旨とすること。
私心をはさむことがあってはならない。


私利のための私心はありませんが、
組織の安定のため公明正大とは言えない人事もありました。
急速に『公明正大』『公平』を目指していきたい考えです。
 

2023/10/05 10月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月5日

実力主義

組織を運営していくうえで重要なことは、
本当に実力のある人が、その組織の長につくことである。
温情主義により、実力のない人物を、
年長だという理由だけでリーダーにしたのでは、
会社経営は行き詰まり、全従業員がその不幸を背負うことになる。
たとえ十分な経験がなくとも、素晴らしい人間性と能力を有し、
仕事に対して熱意を持ち、人間として尊敬され、
信頼される人物を適材適所に配置してこそ、
会社は厳しい競争に打ち勝ち、成長することができる。


以前の日本の組織は、
『年功序列型組織』と言われていました。
現在の多くの組織では『実力主義組織』になってきていますが、
それでも『日本型実力主義組織』という
独特の形をつくっており、
それは世界でも評価されていると聞きますね。
 

2023/10/04 10月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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10月4日

よい上司とは

世間では、「よきにはからえ」とばかりに、
部下に仕事を一任するのがよい上司だという考えもあるようだが、
ただ任せればいいというものではない。
部下を放任しているような上司に限って、
真剣に考えたり判断したりすることから逃げていることが多い。

昨日の続きですね。
幸之助 「部下に仕事を任せっきりにしたらあかん」
木野  『以前、部下に仕事を任せなければ部下は育たん。
と言われました』
幸之助 「任して任さずや」
・・・本日の一言にあるように、
部下を放任しているような上司に限って、
真剣に考えたり判断したりすることから逃げていることが多い。
・・・と言うことですね。
 

2023/10/03 10月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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10月3日

よい判断を下す

簡単な判断をするときは軽くあしらい部下任せで、
重要だと思ったときだけ自分で十分に検討するということが一般的だ。
しかし、日頃いい加減な判断をしていては、
「いざ鎌倉」と力んでみても、よい判断は下せないものである。
どんな些細な問題でも集中し、
真剣に考える習慣をつけなければならない。


つぶやきメールに度々登場の、
松下幸之助最後の愛弟子『木野親之』先生に聞いたお話です。
・・・先日も書きました。
「幸之助は、仕事は『任せて任さず』と言いました。
任せてはいるが、後方でしっかり目を離さず、
場合によっては、
いつでも出ていけるくらいのつもりでいることやで」
・・・投げっぱなしトップにならないよう意識します。
 

2023/10/02 10月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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10月2日

不揺不屈の精神

経営者にはどんな困難に遭遇しようとも
めげない不撓不屈(ふとうふくつ)の一心が必要だ。
一所懸命に、真剣にひたむきに、ただ思え。
邪心(じゃしん)なく、気高く、一筋に。


昨日の闘魂に引き続き・・・ですね。
…知り合う多くの経営者は皆さん
…「苦しい体験を乗り越えながら現在がある」
…と言われます。
・・・と昨日書きましたが、
『不揺不屈の精神、闘魂なしで経営は成功しない』
・・・経営だけではありませんね。

 

2023/10/01 10月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
10月1日

闘魂

経営者は一国一城の主として、
「誰にも負けるものか」という気概、
激しい格闘技にも似た闘魂を持ち、
社員を率いていくべきである。


表に出すか?
心に秘めるか?
は別として、とても大切ですね。
・・・というより、『それなしで経営は成功しない』
と、言い切りたいですね。
知り合う多くの経営者は皆さん
「苦しい体験を乗り越えながら現在がある」
と言われます。
 

2023/10/01 9月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月30日

事業の神髄

相手の人を助けてあげる、
相手に施しをしてあげることによって
われわれの事業は成功していく。
事業の神髄はそこにあり、
利他の心がなければ真の事業の成功はない。


昨年亡くなられた松下幸之助最後の愛弟子、木野親之氏から、
「幸之助は、経営は成功するようにできているんやで。
と、言っていました。
失敗する人は、失敗するようにするから失敗するんや、
企業は私欲の道具ではなく、
公器だということをわすれたらあかん」
と言われていたそうです。
 

2023/09/29 9月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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9月29日

買収・合併の心得

買収や合併とは、
全く文化の違う企業が一緒になることであり、
企業間の結婚のようなものである。
したがって、
最大限相手のことを思いやる必要がある。


まだその経験はありませんが、
人口の減少は止まるはずもなく、
いつかはその日が来ると思っています。
私たちの地域で信頼され続ける会社であり続け、
勝ち残る企業を目指します。

 

2023/09/28 9月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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9月28日

会社と仕事を好きになる

経営者ですから、まず自分の会社を好きになること、
自分がやっている仕事を天職だと思って好きになることです。
好きだからこそ、バカみたいに頑張れるのです。
会社をどこまで大きくしようなんていうことは
考える必要はありません。
毎日を精いっぱい生きる、
今日よりは明日がさらに進歩するような工夫を重ねる。
それさえすればいいのです。


私の一番やりたい仕事は『建築設計』なのです。
日建学院で勉強し二級建築士に合格し、
次は一級建築士を受検しようと考えていました。
・・・が、
経営者としての仕事が忙しくなったことで、
学院で学ぶ時間が取れなくなり諦めてしまいました。
一番好きな仕事は『建築設計』ですが、
それよりもさらに好きになった会社、組織を優先することが
とても楽しみになったのです。
苦難の道ですが前進は止めません。
 

2023/09/27 9月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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9月27日

組織に命を吹き込む

組織とは、本来無生物だが、
経営者の意志や意識が吹き込まれることによって、
あたかも生物のように、ダイナミックに活動をし始める。
そのように組織に命を吹き込むことこそが、
トップである社長のつとめなのではないだろうか。


務めだと考えており、信じています。
・・・が、簡単なことではありません。
組織に命を吹き込めるよう、
学び続け、器磨きを続けていきます。
 

2023/09/26 9月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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9月26日

ガラス張りの経営者

一般的には、
経営者として自由になるお金が少しくらいあってもいいではないか、
また自分は経営のためにこれだけ苦労しているのだから、
少しはいい目にあってもいいではないかと、ついつい思いがちです。
しかし私は、それで失う迫力に比べれば、後ろめたさがなく、
従業員をグイグイと引っ張っていく迫力、自信、
勇気といったものを経営者が持つほうが、はるかに得策だと思います。


新米社長時代、
プライベートでよく出入りしていたバイク屋さんがあります。
ある時、バイク屋の社長に「会社は社長のもの」と言われ、
価値観が合わないことに気づきました。
その日以来そのバイク屋さんには顔を出さなくなりました。
松下幸之助氏は『会社は公器』と言われています。
 

2023/09/25 9月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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9月25日

トップの器

企業を発展させていこうとするなら、
まずは経営者が人間としての器、言い換えれば、
自分の人間性、哲学、考え方、人格というものを、
絶えず向上させていくよう、
努力を重ねていくことが求められるのです。


・・・昨日の続き。
これからも学び続け器を磨きます。
年齢と共に上向き角度が低くなっている自覚はありますが、
それでも『刃を研ぐ』ことを継続します。

 

2023/09/24 9月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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9月24日

経営者の人生観

経営の目的は、
経営者の人生観とも言い換えることができるでしょう。
いびつな人生観から生まれる、狂ったような情熱は、
一時的には成功につながることもあるでしょうが、
やがては必ず失敗に結びつきます。
これに対して人生観や哲学が浄化され、
立派なものになっていると、
成功を収めた後、
同じ要因で失敗するといったことはなくなるのです。


稲盛和夫氏の言われる『利他の精神』
松下幸之助氏の言われる『宇宙根源』『自然の摂理』
私は、『健善』『正義の道』と表現していますが、
還暦を越え…まだまだ道なかば。
まだまだ学び続けます。

 

2023/09/24 9月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月23日

大義に尽くす

事業を行う以上、
必ず利益は上げなければならないが、
こうした利益はあくまでも結果であって、
事業を通じて「世のため人のため」という
大義に尽くさなければならない。


社会人になりたての頃は自分のために働いていました。
家族ができて…家族のためにと考えるようになり、
社長になり…社員の為、お客様の為と考えるようになってきました。
立場が人をつくるというのは本当ですね。
商工会会長になり、新たな立場で学んでいます。
 

2023/09/22 9月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月22日

現場を熟知する

社長が毎日現場に出て、
現場の大ベテランにならなければならない。
現場に行って、
社員が「もううるさくてかなわん」というぐらいにならないといけない。


社長に就任したころは、
仕事のすべてを知ろうとしました。
・・・とはいえ、
一度にすべての仕事を知ることは出来ません。
まずはガス部門から・・・、
仕事の流れを知るために業務フローを作成。
当然現場を直接見ながら聴きながら。
作成中にも多くの問題点を発見することができ、
その後の業務改善につながりました。
現在は業務の効率化のためのシステム開発を進めることで、
当然のように現場ヒアリングを進めています。
 

2023/09/21 9月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月21日

自己満足が成長を止める

経済変動が激しいときでも、
常に利益率が五%を示す企業がある。
これは、自らの常識に基づいて目標を設定しているからだ。
自分で考えた利益率に達したことで満足してしまい、
それ以上の向上を望まなくなってしまうのだ。


経営に限らず、
人間は『満足』を感じた瞬間から
成長を望まなくなるようにできています。
「人間はそういう作りになっている」
ということをしっかり自覚することが
幸せな人生づくりにとても重要です。
克服するには、
あえて目標を設定し日々取り組み続けるのです。
これは・・・3KMですね。
自己の成長を一生止めないことが幸せ人生を築いていくのです。
 

2023/09/20 9月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月20日

常識を疑う

私は常々、経営において固定観念を持つことを戒めている。
利益率や組織のあり方など、
経営の常識と言われているものほど恐ろしいものはない。


最も怖いのは『業界の常識』だと考えています。
最近のビッグモター事件も、
中古車業界に及んでいます。
ひょっとすると・・・業界あるあるかもしれません。
私たちの業界にも
業界あるあるが存在しているのではないか?
業界に長くいると当たり前の常識になっているものが
少なくないと考えることがとても大切なのですね。
 

2023/09/19 9月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月19日

人間性のよい人を雇う

どんなに賢い人を雇うにしても
人間性のよい人を雇うことです。
絶対に能力だけで採用してはなりません。
今、うちにはこういう優秀な専門家が
喉から手が出るほどほしいと思っても、
人間性が伴っていない人は雇ってはなりません。


30年以上前、
地下鉄サリン事件を起こした人たちも、
優秀な専門家の人たちばかりでした。
オウム真理教が洗脳してしまったということもありますが、
価値観が一般社会とは大きくずれており、
多くの被害者を出しました。
一番大切なことは『人間性』『価値観』ですね。
 

2023/09/18 9月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月18日

継続が非凡を生む

あまり立派でない会社には賢い人は誰も寄りつかないし、
よしんば入ってくれてもすぐに辞めてしまい、
鈍な者だけが残る。
ところが、四十年経ってみると、当時愚鈍そうに見えた人が、
非凡な人に変わっている。
継続が平凡な人を非凡に変えたのである。
一つのことを飽きもしないで、
生涯を通じて努力をしてきた人、
そういう人が、結局は名人、達人と言われるようになる。


『継続が非凡を生む』
私の知る継続の達人は、
掃除物見様と言われているイエローハットの創業者、
鍵山秀三郎氏です。
『誰でもできることを誰もまねできないくらい徹底的にやる』
これが『凡事徹底』ですね。
私たちがコロナ後に参加し始めた
「安芸高田掃除をする会」は、
鍵山秀三郎氏が立ちあげられた「掃除をする会」の
全国組織の支部の一つです。
 

2023/09/17 9月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月17日

たくましい社員を育てる

トップが何でもやると、
社員が育たないという声を聞くことがあります。
しかし、そんなことで育たない社員なら、育たなくていいのです。
バリバリ働く社長の後からついてきて、見よう見まねでも、
社長と同じくらいに
仕事ができるような人間が育ってくれなければ意味がありません。


昔はそうだったですね。
職人の世界では当たり前でした。
私の場合、
社会人一年生時代の先輩は、
「見て盗め、自分で考えて行動しろ」
と言いつづけました。
1~10まで教えてくれることはありませんでしたが、
自分で行動した後の質問には答えてくれました。
 

2023/09/16 9月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月16日

真っ先に行動で示す

どんなに多くの、どんなに美しい言葉を並べ立てても、
行動が伴わなければ人の心をとらえることはできません。
自分が他の人にしてほしいと思うことを、
自ら真っ先に行動で示すことによって、
周りの人々もついてくるのです。


30年位前から10年間トイレ掃除を続けました。
創業者からトイレ掃除禁止を言い渡されましたが、
隠れながら10年続け、現在の環境整備にバトンタッチ。
このつぶやきメールも25年近く続いています。
甲田さんに引き継いでもらっていることも
ありますが・・・
思いを共有できていないままのものもあります。
その意味でも・・・率先垂範ができていない。…反省。
 

2023/09/15 9月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月15日

ベクトルをそろえる

私の考えを分かってくれない人に
どこまで分かってもらえるようにするか、
そのことに私は多くの時間をとりました。
一時間でも二時間でも、
分かってくれない従業員が考えを変えるまで話を続けたのです。


ずいぶん以前、
会社は普通のガス屋で、
私の時間はたっぷりありました。
何時間も話し込んだりすることもありました。
若いころの甲田さんはそれを何度も経験しています。
「すり合わせ」という意味では大切だったと振り返りますが、
・・・甲田さんは大変だったと思います。
・・・中村さん、大畠さんも。
・・・・・・ご負担をおかけしました。
 

2023/09/15 9月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月14日

理念の力

一般に、企業経営の重要な要素は人材や商品、設備、
資金といった目に見える資源であると考えられている。
しかし、経営理念や経営哲学といった目に見えないものも、
企業が繁栄し、存続していくうえで欠かせない重要なものだ。
資金力があり、優秀な人材を集めたとしても、
企業の理念や哲学が明確でなく、
従業員のベクトルがそろっていなければ、
組織としての力を発揮することはできない。


稲盛氏は松下幸之助の『理念経営』を学ばれていたそうです。
幸之助氏の講演でただ一人手を上げて質問をした
というエピソードを聴きました。
神様から理念経営を学び
自身も経営の神様と言われるようになったのですね。
理念への魂の入り方が違います。
神様は、やはり『心』のレベルが
多くの人とは桁が違っているようです。
3KMを継続することで一歩一歩、歩み続けます。
 

2023/09/15 9月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月13日

経営と人の心

企業というのは人間の集まりをどうするかということである。
だから経営は人の心の動きを抜きにして語れないし、
実際に人の心を無視して経営はできない。


経営者にとって・・・いや人間にとって、
最も大きなテーマなのだと思います。
稲盛和夫氏、松下幸之助氏は経営の神様と言われていますが、
実は人の心を最も理解されていたのでしょう。
幸之助の愛弟子と言われて木野親之氏は、
「二人で人間の研究をしようと言われ、
幸之助と度々その話をしていた」
と言われていました。
稲盛氏は「利他の精神」と言われています。
 

2023/09/12 9月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月12日

一番大切な経営資源

私は「経営において確かなものは何だろうか」
ということを絶えず真剣に考えていた。
悩み抜いた末に、「人の心」が一番大事だという結論に至った。
移ろいやすく不確かなものも人の心なら、
ひとたび互いが信じ合い通じ合えば、
限りなく強固で信頼に足るもの、それも人の心なのである。


・・・その通りですね。
「ひとたび互いが信じ合い通じ合えば、
限りなく強固で信頼に足るもの、
それも人の心なのである」
私には、人としての『器』と『愛』がまだまだ足りていません。
『一生修行』を胸に、日々歩み続けます。
 

2023/09/11 9月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月11日

損益計算書

毎日の数字に注意を払わずに事業を行うということは、
一日中、計器を見ずに飛行機を操縦するようなものだ。
それでは自分がどこを飛んでいるのかも、
どこへ着陸しようとしているのかも分からなくなってしまう。
損益計算書は、経営者の日々の行動を描き出したものなのだ。


日々の損益を示す計器を私は持っていません。
月次の全社損益や部門損益は見えるようにしています。
稲盛和夫氏は一人一人の生産性を上げるための
アメーバ経営を提唱されていますが、
それを実現するための計器の精度を高められていたのですね。
JALではこのアメーバ経営でV字回復したのですね。
飛行機の一便単位で損益を出せる仕組みに成長したと、
なにかの本で読んだ記憶があります。
 

2023/09/11 9月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月10日

値決め

経営の死命を制するのは、値決めである。
値決めにあたっては、価格を下げ、大量に販売するのか、
それとも価格を上げ、少量販売であっても利幅を多く取るのか、
価格設定はいくらでもある。
値決めは経営者の思想の反映であると言ってもよい。


値決めは『経営の死命』。
まさに生死を分けるのです。
・・・とはいえ、
それに気づくまで何年もかかってしまいました。
気づかずに経営を進める経営者は、
なぜ黒字なのか?なぜ赤字なのか?
分らないまま経営していると言えます。
そこだけで経営できるほど簡単ではありませんが、
『値決め』をするためのサービスを創造することが大切だと
考えています。
 

2023/09/09 9月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月9日

売り上げを最大に、
経費を最小に

「売り上げを最大に、経費を最小に」することこそ、
経営の真髄と言えるものである。
一般には、
「こういう業種では、利益率はこんなものだ」
という暗黙の常識を基準に経営をしている。
ところが、この原則からすれば、
売り上げはいくらでも増やすことができるし、
経費もいくらでも減らすことができる。
その結果、利益をどこまでも増やすことができるのである。


業種を変えたり増やしたりすることで、
いくらでも売り上げを増やすことができます。
暗黙に常識を変えると、
いくらでも売り上げを増やすことができます。
経費は手を打たずにいると自然と上がりますが、
打つ手はいくらでもあります。
IT化の促進、DXなどもその一つです。
・・・とはいえ、
どれも簡単にはできません。
自身が学びまくり成長を続けることは不可欠なことですね。
 

2023/09/07 9月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月8日

上場 ②

上場はゴールではなく、
あくまでも新たなスタート地点であり、
企業はその後もさらに発展していかなければなりません。
だからこそ、私は上場のとき、
「創業のときの初心に返って、さらに社員と一緒に汗みどろ、
粉まみれになって、頑張ろう!」
そのように社員に説き、また自分自身、
決意を新たにしたことを今もよく覚えています。


「上場を目標とする経営者も少なくない」
と昨日書きました。
「上場はリスクもはらんでいます」
とも書きました。
稲盛氏は、
「上場はゴールではなく、
あくまでも新たなスタート地点」と言われており、
上場を目標とする多くの経営者とは考えが違いますね。
JAL再建も「利他の精神」を唱える経営の神様、
稲盛和夫氏にしか、なしえなかったと思っています。

 

2023/09/07 9月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月7日

上場 ①

私は京セラを上場したとき、
自分の持ち株を一株も売却することなく、
新規に株式を発行して、
その売却益はすべて会社に入るようにしました。
また、当時三十歳代後半を迎えていましたが、
上場を機に「これまで以上にひたむきに働こう」と思ったものです。
なぜなら、上場したからには、
それまでのように社員やその家族のことばかりではなく、
一般の投資家の方々の幸せまでも考えなければならなくなるからです。
「一息入れる」どころか、責任がより大きく、より重くなったわけです


上場を目標とする経営者も少なくありません。
・・・何のため?
「より規模を拡大するための資金の調達ため」
という経営者も多いのですが、
稲盛氏は上場を機に
「一般の投資家の方々の幸せまでも考える」
と言われています。
上場も「利他の精神」を前提とされているのですね。
しかし、上場はリスクもはらんでいます。
 

2023/09/05 9月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月6日

企業経営の根幹

私にとって企業経営とは、
開発した製品を、製造に移管し、販売し、
売り上げを上げる。
そして、この売り上げと費やした経費との差額が損益という、
たったそれだけのことである。


昨日の、
「残ったものだけが『利益』です」
どうやって残すか?
どれだけ残すか?
どれだけ未来に残すか?
未来の投資のために『残す』ことが経営だと考えています。
 

2023/09/05 9月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月5日

倹約を旨とする

経営に余裕ができると、
ついつい「これくらいはいいだろう」とか、
「何もここまでケチケチしなくても」というように、
経費に対する感覚が甘くなりがちです。
ひとたびこのような甘い感覚が身についてしまうと、
景気が悪くなったときに、あらためて経費を締め直そうとしても、
なかなか元に戻すことはできません。
どのような状態であれ、常に倹約を心がけなければなりません。


経営者の失敗はここから始まります。
もっとひどいのは、
「持っているお金」と「通過するお金」を勘違いして
お金を使ってしまうこと。
入ってくるお金はすべてが持ち物ではありません。
入ってくるということは必ず出ていくところがあるのです。
多くの場合は「仕入れ」があっての販売です。
そして「経費」は必ず発生するのです。
残ったものだけが『利益』です。
 

2023/09/04 9月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月4日

利潤は士の禄に同じ

石田梅岩は、
「商いは、卑劣な行為ではない。
商人が利潤を得ることは、
武士が俸禄をもらうことと本質的には何も変わらない」
と言っています。
この教えの根底にあるのは、卑怯な振る舞い、
不正な振る舞いで利益を求めてはいけないということです。
*俸禄(ほうろく)=給与


江戸時代には『士農工商』といわれ、
利益を得る商売人は低く扱われていました。
しかし、利益とは、お客様の満足に対する報酬です。
人をだまして得た利益ではないのです。
サービスを提供する側と受ける側、
ウイン・ウインが成り立つ取引なのですね。
 

2023/09/03 9月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月3日

企業が泣いている

貸借対照表を見て、内部留保が少なく、
やせ衰えているのに経営者が気づいていないことがある。
利益が出ているので、それでよしとしているのだ。
しかし、それでは企業がひもじい思いをして、
声を出して泣いているのではないか。


P/L経営の経営者は多いですね。
利益を出すと税金を納めることになるので、
利益を出さない努力をする経営者もいるくらいです。
しかし、
コロナウイルスなどでの予想外の不景気・・・など、
思いもよらないことがあっても耐える体力は必要です。
いざというときの投資も必要です。
強い企業になるために自己資本比率を高めていく。
税金を納めた分だけ内部留保が増えて行きます。
税金を納め続けることは企業体力を強くしていくのですね。
強い企業体質のためにB/S経営は不可欠です。
 

2023/09/03 9月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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9月2日

石垣の経営

会社は城の石垣のようなものだ。
石垣には、大きな石もあれば、小さい石もある。
同様に、大きな売り上げの事業もあれば、
小さな売り上げの事業もある。
大きな石だけを並べても風雪には耐えられず、
小さい石が間に詰まっているから、石垣ががっちり組まれる。
大きな石、小さな石を積んでいって、
一つの大きな石垣をつくり上げていく。
そのように、大小さまざまな事業を組み上げる。
それが経営だ。


何だってそうですね。
よくたとえに出てくるのがプロ野球の巨人。
FAやトレードなので他球団から主力選手を多く獲得しています。
が、野球は4番バッターばかり集まっても成り立ちません。
バントのうまい選手、足の速い選手などの総合力。
巨人はスター選手が多く年俸も高い・・・割には、
勝ててない印象ですね。
 

2023/09/01 9月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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9月1日

会社経営とは

会社経営とは、マラソンレースのようなものではないだろうか。
そうすれば、創業して間もないベンチャー企業は、
長丁場のレースに遅れて参加した素人ランナーのようなものだ。
それでもレースに参加するのであれば、
私は百メートル競走のつもりで走りたい。
そんな無茶な走り方では身体が持たないと思う人もいるだろうが、
遅れて参加し、マラソンの経験もないランナーには、
それしか道はない。
それができないのなら、最初からレースには参加しないほうがいい。


創業者には二世経営者に無いパワーがあります。
二世経営者はバトンを受け取った人です。
ゼロからすべてを起こした創業者は偉大です。
途中から新規で参入する創業社長は、
業界を創った創業者よりもさらにパワーが必要なのです。
某中古車屋さんの二世経営者は、
何か大きな勘違いをしていたようですね。
 

2023/08/31 8月31日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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8月31日

21世紀の経営者

何に頼ることもなく、何にとらわれることもなく、
独立自尊の精神を持ち、
自らの力で自らの道を切り拓いていける人。
誰よりも柔軟で、自由な発想でビジネスの展開ができる人。
それが21世紀に新しい事業を大きく育てることができる経営者だ。


21世紀が意味しているのは、『夢』『未来』です。
・・・若い人にとっては ? ? ? でしょう。
私たち20世紀生まれの人間は
21世紀という言葉に夢を抱きました。
21世紀から来たネコ型ロボット、
ドラえもんが雑誌に掲載され始めたのは
1960年代の後半だったと記憶しています。
『夢』をもち、『未来』を切り開くのが、
21世紀の経営者なのですね。

 

2023/08/30 8月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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8月30日

全員参加の経営

命令されて仕事をする場合、
人は無目的で無意識的な行動をしているにすぎません。
一方、経営への参加を求めた場合、
命令されなくても自ら積極的に自分の考えを述べると同時に、
仕事を何としても成功させようと努力する責任感、
使命感が芽生えることになります。


よくある例えですが、
機関車と新幹線の違いですね。
一方は、動力を持つ先頭車両の機関車がが
動力を持たない後続車両を引っ張るスタイルです。
もう一方の新幹線は各車両とも動力を持っています。
この二つの性能差は言わずもがな。・・・ですね。
目指すは『全員経営』・・・ですね。
 

2023/08/29 8月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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8月29日

99%はゴールではない

パーフェクトをめざしても、
ミスがゼロになるわけではないかもしれない。
しかし、だからといって99%でも結構だとなれば、
今度は90%でも仕方がないということになる。
いや、80%でもいいじゃないか、
70%でもいいじゃないかとなるだろう。
そうすると会社の経営は甘くなっていき、
どんどん社内の規律も緩んでいくであろう。
100%は100%なのである。


『99%まで行けば惰性で100%に届く』
こんな保証はありません。
100%以降は色々でしょうが、
100%までは上りの階段のようなもので
99段まで行けば勝手にもう一歩は知らないうちに・・・
ってことはありません。
1位と2位、0と1(無と有)、99%と100%
実はこの『1』の壁は大きいのですね。
 

2023/08/28 8月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月28日

サービスに限界はない

価格や品質、納期などで徹底的なサービスをするには限界がある。
しかし、お客様に対する態度、サービスに限界はない。


昨日の感想に続く一言ですね。
『提供サービスの成長に限界はない』
・・・を胸に、歩み続けます。
マクドナルドの「スマイル0円」というサービスもありますね。
 

2023/08/27 8月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月27日

壁を越える

まず、無理だと考えられていることでも粘りに粘ってやり抜き、
成功させることです。
自分の中に固定化された常識を壊してみることです。
「自分はここまでだ」という頑固な固定観念が、
成功へ至る一線を越えることを妨げているのです。
壁を乗り越えたという自負と自信が、
その人を強く粘りのある人間に変えていきます。
そして、この粘りがさらなる成功へと導いていくのです。


広ガスたかたの独自サービス。
スタートしたときは多くの批判がありました。
お客様からだけではなく社内からも・・・
粘り強く続け・・・お客様から評価され始め、
・・・社内からの批判もなくなり、
サービスも拡大していきました。
コロナ過ということもありましたが、
ここ数年、
提供サービスの面での大きな変化成長があったとは言えません。
今期はコインランドリー新店舗がスタートし、
9月からの新年度にむけての弾みになりました。
提供サービスの面での成長を目指し歩みます。

 

2023/08/26 8月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月26日

瞬間瞬間を充実させる

瞬間瞬間を充実させ、小さな一山ごとに越えていく。
その小さな達成感を連綿と積み重ね、果てしなく継続していく。
それこそが一見、迂遠に見えるものの、
高く大きな目標にたどり着くために、最も確実な道なのです。


昨日の感想で書いた、
『今日という一日、人生の一歩を充実させての
連続、継続、習慣の人生』
を「瞬間瞬間を充実させる」と表現されています。
・・・連続、継続、そして習慣ですね。
まさに3KM、土屋会長の教えです。
 

2023/08/25 8月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月25日

「今」を生きる

北極圏のツンドラ地帯では、
短い夏の間に多くの植物がいっせいに芽吹き、
できるだけ多くの花を咲かせ、
種をつくって、ごく短い生を精いっぱい、濃密に生きようとします。
そうすることで長い冬に備え、
次世代へ自分たちの生命を託そうとしているのでしよう。
まさに雑念も余念もなく、
ただひたすら「今」を生き切ろうとしているのです。


「明日のことは考えず、今を見る」…ではありません。
人生は短日の積み重ねではなく、
人生360°全方位幸せの成功人生に向かっての日々継続です。
「明日もあるから今日でなくてもいいや…ではなく、
今日のことは今日」
今日という一日、人生の一歩を充実させての連続、
継続、習慣の人生です。
 

2023/08/24 8月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月24日

この世にムダはない

天地自然は、この宇宙で必要であるからこそ、
私たちを存在させています。
誰一人、何一つ偶然に生をうけたものはなく、
したがってムダなものはこの世には一切ありません。


私たち一人ひとり、すべての人が奇跡。
・・・というお話は何度もしてきました。
そして私たちが体験するすべてのことは、
偶然ではなく必然なのですね。
つらい体験をするたび、
「この体験は私に何かを学ぶための試練なのだ」
・・・何かとは、何なのだろう?
無理やりいくつも答えをだしながら、
『なにか』を問い続けていました。
 

2023/08/23 8月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月23日

愛の持つ偉大な力

「与えよ、さらば与えられん」、
あるいは「情けは人のためならず」と、
愛が持つ偉大な力が古今東西で説かれているように、
あなたが差し出した愛は、必ずあなたに返ってきて、
あなた自身を幸福にしてくれる。


まずは、「情けは人のためならず」の解説から。
『情けをかけることはその人のためになりませんよ』
という意味ではありません。
『他人に情けをかけると、
まわりまわって自分のところにその情けが帰ってきます』
という意味なのです。
昨日の「利他ブーメラン」と『利己ブーメラン』の
お話の通りです。
 

2023/08/22 8月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月22日

宇宙の福を受ける

利他の思いを常に抱き、
感謝しながら生きている人は必ず宇宙の〃ラッキー〃を受けられる。
一方、自分だけよければいいという
利己のかたまりのような悪しき心を持っている人は、
やることなすこと、思うとおりには進んでいかない。


あると思います。
本当に神様がいて何かをしてくれるということではありませんが、
因果応報の法則は働いていると思っています。
ナポレオン・ヒルの成功哲学のなかでは、
『私たちは毎日ブーメランを投げ続けている。
利他のブーメランと、利己のブーメランです。
そしてそのブーメランは
いずれ自分のところに帰ってくるのです」
・・・のような内容だったと記憶しています。
 

2023/08/21 8月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月21日

単純な真実

人生は思うようにはならない。
しかしそれは、
単純な真実の投影におびえているにすぎない。
単純な真実とは、自分の心のことをいう。
つまり、自分の心に描く映像が邪魔をして、
幸せがつかめないのだ。


潜在意識に刻まれている先入観、固定概念など、
場合によっては自分も気づいていない心の傷や呪縛。
・・・等もありますね。
30年位前に、
『ブレイクスルー研修』に参加したことがあります。
素直でない私は多くは出てこなかったのですが、
隣の人は自分の闇と対面し泣きながら大声でわめいていました。
自分自身を開放させてあげることが
いかに大切を知ることができた研修でした。
 

2023/08/19 8月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
9月20日

万難を排してやり抜く

万難を排し何としてもやり抜くという勇気がなければ、
どんな知識も役立つことはない。
多くの人が、こうしたほうがいいと知っていても、
それを実行することをためらうのは、勇気がないからだ。
なぜ、勇気を奮い起こすことができないのか。
それは「自分」を大事にしようとするからだ。
「人から謗(そし)られ、嫌われはしないだろうか」などと考え、
自分を守ろうとすることで実行できない。
自分を大事にしようとする気持ちを放り出してしまえば、
どんな困難なことでも実行できるはずだ。


私は社長に就任するとき、『独りぼっち』を覚悟しました。
私がやろうとしていたことは
LPガスの業界では受け入れられないと分かっていたからです。
・・・当時の業界は本当に生ヌル業界でした。
とは言えいきなり変化は起こしませんでした。
1年半は先代のやり方を踏襲し、
それからゆっくり改革を進めました。
・・・当時は本当に独りぼっちで苦しい毎日でした。
現在は、多くの仲間と共に改革の歩みを進めています。
 

2023/08/19 8月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月19日

本当のチャレンジ

「チャレンジ」という言葉を口にしてはならない。
それは困難に立ち向かう勇気、
長期の苦労にも耐え得るスタミナなどの
裏付けがあってはじめて口にできる言葉なのだ。
このような要素を全く備えていないのに、
「チャレンジ」という言葉を使う人を、
「蛮勇(ばんゆう)」をふるう人というのだ。
*蛮勇:周りへの配慮をせず、乱暴な大胆さ

・本当のチャレンジは、
『血尿が出ようとも、どんな困難も乗り越える』
そのような覚悟が必要なのですね。
ノー天気なポラス思考で、
なんでもかんでも前向き風に振舞うことではないのです。
・・・たいてい、こんな人に限って逃げ足が速い。
 

2023/08/18 8月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月18日

理想を見失わない

「こうあるべきだ」という理想を最初に描いて、
それに近づくにはどうするかを
考える真の理想主義者でなければならない。
現状の改良・改善ばかりしていると、
やりやすい方向に改善しがちだ。
何か壁に突き当たったとき、ほかに行く道はないかと探す。
このとき道が二つあったとすれば、
安易に行きやすい道のほうを選んでしまうのだ。


松下幸之助が言う『理念経営』ですね。
「絶対にぶれない経営理念ができたら、
経営者としての仕事の80%は完成だ」
と、木野親之先生は教えられたそうです。
一生をかけて目指すものが早く明確になった人が勝利しますね。
 

2023/08/16 8月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月17日

状況の奴隷になるな

われわれは状況の奴隷であってはならない。
状況の奴隷になってしまうと、
状況が悪いことを理解し、
自分の夢が非現実的であったという結論を出すだけになってしまう。
しかし、強い願望を持っている人は、
問題を解決するために創意工夫と努力を始め、
目的に到達するまで、決して諦めない。


・・・なるほど。
できない言い訳を並べていくことを、
『状況の奴隷』というのですね。
状況を壊すための熱意と努力、…あきらめの悪さ。
戦国時代から現代まで、…成功を手にしたのは、
口先だけではなく、
『行動の伴う「ああ言えば、こう言う」タイプ』
の人たちなのですね。
 

2023/08/16 8月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月16日

知識、見識、胆識(たんしき)

知識を持つだけでは、実際にはほとんど役に立ちません。
知識を「こうしなければならない」という信念にまで高めることで、
それを「見識」にしていかなければいけない。
しかし、それでもまだ不十分です。
さらにその見識を、
「何があろうともオレは絶対に実行する」という
強い決意に裏打ちされた、
何事にも動じない「胆識」にまで高めることが必要なのです。


『知識』…頭に入ってきた情報です。
『見識』…知識をもとに、
価値観や経験を加え自身の考え方になったものです。
『こうしなければならない』
『胆識』…見識をもとに、
実際に行動に移す意欲のことです。
『何があろうともオレは絶対に実行する』
へぇー(知識)、なるほど(見識)・・・
・・・で、終わってはならないのです。
 

2023/08/15 8月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月15日

知識より体得を重視する

「知っている」ことと「できる」ことは必ずしもイコールではない。
知っているだけで、できるつもりになってはいけない。
情報社会となり知識偏重の時代となって、
「知っていればできる」と思う人も増えてきたようだが、
「できる」と「知っている」の間には、深くて大きな溝がある。
それを埋めてくれるのが、現場での経験である。


自転車に乗る。
平泳ぎをする。
オリンピックのメダリストにどれだけ講義を受けても、
それだけで自転車に乗れるようになったり、
平泳ぎをマスターすることはできません。
自転車乗りの練習をしながら、何度も倒れながら、
身体で覚えます。
平泳ぎも、クロールも
「陸上で練習し、いきなり泳げました」
という人を私は知りません。
『「できる」と「知っている」の間には、深くて大きな溝がある。
それを埋めてくれるのが、現場での経験である』
・・・ですね。
 

2023/08/14 8月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月14日

真正面から立ち向かう

何事に対しても、ど真剣に向き合い、
ぶつかっていく…これは「自らを追い込む」ということでもある。
それはすなわち、困難なことであっても、そこから逃げずに、
真正面から愚直に取り組む姿勢を持つ、ということ。
困難さから目をそらして逃げてしまうか、
正面切って立ち向かうことができるか。
そこが大きな成功を手にすることができるか否かの分かれ道なのだ。


本気で『経営者になる』という覚悟を持つまでの私は、
逃げ道を探し続ける人生だったのかもしれません。
私が社長に就任し、
会長に就任したばかりの会長は出社しなくなり、
・・・自分ですべてを決定する困難に直面。
「自らを追い込む」決意が固まったのです。
当時、どんなに体調が悪くても
突然に会社を休むことはできませんでした。
・・・今では、ずいぶん組織が強化成長し、
体調優先で身体を休めています。
 

2023/08/12 8月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月13日

自らを追い込む

困難な状況に遭遇しても、決してそこから逃げてはいけません。
追い込まれ、もがき苦しんでいる中で、
「何としても」という切迫感があると、
ふだん見過ごしていた現象にもハツと気づき、
解決の糸口が見つけられるものです。


松下幸之助の最後の愛弟子と言われた、
木野親之先生から聴いたお話です。
「どれだけ追い込まれても絶対にあきらめたらあかんで、
追い込まれて、追い込まれて、追い込まれて、
さらに追い込まれても、
それでも考え続けもがき続け絶対にあきらめんかったら、
解決の意図口が必ず見えてくるやで。
血の小便が出てもあきらめたらあかん」
と言われたことがあるそうです。
 

2023/08/12 8月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月12日

原理原則に立ち返る

込み入って複雑そうに見える問題こそ、
原点に立ち返って単純な原理原則に従って判断することが大切だ。
さじを投げたくなるような難しいことに直面したら、
素直な目と単純明快な原理に基づいて、
事の是非、善悪を判断すればいい。


昨日も書きましたが、
『事の始まりから今現在までの事実』
そのためのかかわった人すべてからの「情報収集」。
一人一人から丁寧に。
・・・そしてつじつまの合わないことは
関係者全員を集め情報のすり合わせを行います。
『事実』の解明ですね。
 

2023/08/12 8月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月11日

単純化して考える

紛糾している状態のままでは問題を解くことはできません。
もつれた糸をほどくように、
なぜその問題が起こったのかという、
原点にまで戻らなければならないのです。
現状から一歩ずつさかのぼり、発端までたどってみるのです。
すると、どういう変遷をたどってここまで紛糾したのかが
よ問題が複雑になる以前の状態というのは、よくわかります。
問題が複雑になる以前の状態というのは、驚くほど単純なものです。
その単純な状態をベースにして、解決を図るのです。


私が問題を解決する場合、
徹底的に情報を収集しまくります。
瞬間的な事実ではなく、
事の始まりから今現在までの『事実』。
誰かが「こう思った」とか「こう感じた」とかではなく、
『現実・現場・現物』徹底的に『事実』を紐解きます。
この作業が「単純化」の近道だと信じています。
 

2023/08/12 8月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月10日

哲学が企業を動かす

哲学がなければ企業は動かない。
そもそも、企業というものが人間の集団である限り、
そこに一つの「考え方」「理念」あるいは「哲学」がなければ、
その集団を率いることは不可能なはずである。
また、その「考え方」は普遍的な価値観に基づいた、
集団全員から共感を得られるようなものでなくてはならない。
そのような哲学がなければ、
単なる烏合の衆(うごうのしゅう)と化してしまう。


『経営理念』は経営者の哲学を表現したものだと思っています。
私の哲学の入り口は、
ナポレオン・ヒルの『成功哲学』。
それを知るまでの人生は、
まったく逆の人生を歩んできたと感じています。
還暦を越えた今でもまだまだ中途半端ですが、
命のある限り究めることを目指し歩み続けます。
・・・日々修行です。
 

2023/08/09 8月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月9日

優れた企業経営者

優れた企業を経営できる人は、
お客様に、より多くの利益をもたらすことができる人だ。
このような姿勢で経営のできる人は
自分の会社にもより多くのビジネスをもたらし、
利益を呼び込むことができる。


部下のいない若かりし時代は
自分のことだけ考えればよかった。
結婚し始めて他人の人生を背負い、
子供ができて
自分の命に引き換えてでも守る存在であることを自覚。
会社で役職がつくほどに部下の利益を考えるように・・・。
自分の利益を優先する人は経営者に向かない。
・・・というよりも周りの人が迷惑します。
 

2023/08/08 8月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月8日

四つの創造

企業を発展させるには創造しかない。
その創造とは、「新しい需要の創造」
「新しい市場の創造」「新しい技術の創造」、
そして「新しい商品の創造」という、
四つの創造が揮然一体(こんぜんいったい)
となっていなければならない。


5年25%の法則というのを聞いたことがあります。
『5年間で25%以上の変化がない組織は衰退し、
5年間で25%以上の変化を起こす組織は繫栄する』
何を変化させるのか?
代表的なものが本日の『四つの創造』、
「新しい需要の創造」「新しい市場の創造」
「新しい技術の創造」「新しい商品の創造」
ですね。
 

2023/08/07 8月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月7日

私の経営観

会社を経営するために、前例や常識など、
これがなければならないという発想は私にはない。
ものの本質とは何か、
ものの道理や価値や必要性とはどういうことか、
常に問いつつ経営を進めていくことが必要だ。


・・・レベルは違いますが、私も同じ経営観です。
業界の中に勝ち続けるヒントはありません。
業界の外で評価される『物事の本質』の中に
新たなヒントがあると考えています。
入り口は伊吹卓氏の講演だったでしょうか?

 

2023/08/05 8月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月6日

手の切れるような「仕事」

私は、「手の切れるような製品」でなくてはならないと考えてきた。
これは、真新しい紙幣のような手触りを感じさせる
素晴らしい製品という意味である。
そのような製品でなければ、
お客様に本当に満足してもらうことはできない。


なるほど、
真新しい紙幣のような手触り・・・。
そもそも紙幣に描かれているデザインは
職人さんが手彫りした原版をもとに印刷をするのだそうです。
私は、手の切れるような・・・で、
日本刀をイメージしてしまいました。
以前、刀匠を訪ねてお話を聴かせていただき、
作品も見せていただきました。
鋭い刃を持つ本物はとても美しいものでした。
 

2023/08/05 8月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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8月5日

完壁主義を貫く

仕事においては、消しゴムでは絶対に消せないときがあります。
また、「やり直しがきく」という考え方でいる限り、
小さなミスを繰り返し、
やがて取り返しのつかないミスを犯す危険性をはらんでいると
言っていいでしょう。
いかなるときでも「やり直し」は絶対にきかないと考え、
日頃から「有意注意」を心がけ、一つのミスも許さない、
そんな「完壁主義」を貫いてこそ、仕事の上達があり、
人間的な成長もあるのです。


色々なものがデジタル化される現在。
何でも簡単にリセットされたり削除されてしまいます。
しかし人間関係にはデジタル化はありません。
しでかしたことはなかったことにならないのです。
・・・反省をし、
以降の人生、行動でゆっくり取り戻すしかありません。
人間ですもの100%はありません。・・・が、
目指すのは100%の「完璧主義」。
反省を繰り返し、
PDCLAを回し続けることが大切ですね。
 

2023/08/03 8月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月4日

有意注意 ②

「これは些細なことだから部下に任せよう、
これは大きなテーマだから自分で考えよう」
ということをしていたのでは、
「いざ鎌倉」というとき、
つまりたいへん大事なことを自分の判断で決めなければいけないときに、
ふだんからの「有意注意」の習慣がないものだから、
考えることも、決めることもできない。
そのために失敗する例がよくある。
したがって天風先生は、
「人生においてはどんな些細なことでも全神経を集中して
物事を考えることを習慣にしなさい」
とおっしゃっているのです。


経営の神様、松下幸之助氏は、
「任せて任せず」と言われていますね。
「部下に仕事を任せたのだからすべてを任せる」
という考え方もあるでしょう。
場面によっては必要でしょう。
しかし、その場合でも部下に仕事を投げたのではありません。
しっかりと自分でも考え、部下の考えとの調整もしますし、
最後の責任をしっかり持つためにも・・・
丸投げではないのです。
 

2023/08/03 8月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月3日

有意注意 ①

私は「有意注意」という言葉をよく使います。
自分で意識をそちらに向ける、
つまり「意を注ぎなさい」ということです。
一方、
音がしてそちらをバツと振り向くのは「無意注意」と言います。
何も意識しないで、
音がしたので驚いて反射的に振り向いただけのことです。
中村天風先生は
「生きていくには、常に意識して物事をしなさい。
無意識にしてはいけない」とおっしゃっています。
このことは、経営の場合にも非常に大事なことで、
どんな些細なことでも意識を集中して物事を考えなければなりません。


・・・なるほど。
意識をしていることを『有意』
意識をしていないことを『無意』
という言い方をされているのですね。
たとえば繁盛している飲食店に行ったとします。
「わー、おいしい」「インスタ映えする」などは
反応的な『無意』の状態です。
「このお店はなぜ人が集まるのか?」
「お店のデザイン、雰囲気は他店と何が違うのか?」
「味の違いは?」などは、
色々な観察や疑問をもって意識をしている『有意』ですね。
ずいぶん以前ですが、伊吹卓氏の講演を何度も聴きました。
「意識をもって疑問をもって物事を見ると、
成功のヒントが見つかる。
ただただ感動していては何も見えない」
と言われていました。
以降私は家族で食事に行っても
『有意』でお店を観察するようになりました。
 

2023/08/01 8月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月2日

今日よりは明日、
明日よりは明後日

継続が大切だといっても、
それが「同じことを繰り返す」ことであってはなりません。
継続と反復は違います。
昨日と同じことを漫然と繰り返すのではなく、
今日よりは明日、明日よりは明後日と、
少しずつでいいから、必ず改良や改善をつけ加えていくこと。
そうした「創意工夫する心」が
成功へ近づくスピードを加速させるのです。


『継続』と『惰性』、見え方は同じですが、
似て非なるものです。
『継続』はPDCLAが回っていますので、
進化し続けているのです。
『惰性』は単に同じことの繰り返しですね。
本日の一言では、稲盛氏は『反復』と表現されています。
 

2023/08/01 8月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
8月1日

継続する力

世の「天才、名人」と呼ばれる人も
「継続する力」を活かした人たちです。
果てしのない努力を長年にわたり継続していくことで、
素晴らしい技と人間性を自分のものとしていったのです。
努力を「継続する力」、
それは「平凡な人」を「非凡な人」に変えることができるほど、
強大なパワーを持っているのです。


今最も注目されている『天才』は大谷翔平選手でしょう。
『名人』と言えば、藤井聡太七冠。
藤井聡太七冠は自身の成長のためにAIをいち早く導入し、
休みがあれば常に学び続けていることは有名です。
大谷選手は日々の生活もすべて野球の為、
記者に「ニューヨークの町、で一番のお気に入りは?」
と聞かれ、
「球場とホテルしか言ったことが無いのでわかりません」
と答えたそうです。
七つの法則、第3の法則の第二領域、
「緊急ではないが大切なこと」
キーワードは『継続する力』ですね。
 

2023/07/31 7月31日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月31日

人生の宝

つらいこともあった、楽しいこともあった、
いろんなことがあった。
それらのことに遭遇しながら生きてきて、どういう魂になったのか。
それが人生の宝であり、人生の目的ではなかろうか。


企業人としては、
次の人へバトンを渡すタイミングを探り始めている現在。
振り返ると・・・本当に色々なことがありました。
・・・し、いろいろなことが現在進行中。
10年単位で振り返ると、今あることへの感謝ばかりです。
・・・ただし、
つい先日のすべての出来事に感謝できるほど
人間ができているわけではありません。
・・・が、
数年たつとそれも感謝に変わっていくのだと思っています。
過去の出来事が私を作ってくれました。
 

2023/07/30 7月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月30日

世界に誇る日本へ

一人ひとりの日本人が、利他の心を持ち、
世のため人のために尽くそうと思い始めるとき、
日本は本当に素晴らしい国になれるのだと思います。


世界の中で、
『利他の精神』ランキングは相当上位・・・
いや、・・・世界一かも。
とは言え、詐欺集団がはびこる現在の日本は、
『利他の精神』にヒビが入ってきているのかも?
コロナ過で、コミニュケーションが希薄になったのも要因か?
アフターコロナをどう築いていくのかも重要ですね。
 

2023/07/30 7月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月29日

社会をよくする道

現代の混迷した社会を思うとき、
私たち一人ひとりが、
どのような環境に置かれようとも自らを磨き、
人格を高めようとひたむきに努力し続けることが、
一見迂遠(うえん)に思えても、
結局は社会をよりよいものにしていくと信じています。


武蔵野では「成長の基本は環境整備」と言っています。
不必要なものを徹底的に捨て(整理)、
次使いやすいようにしまいやすいように並べる(整頓)。
誰でもできることをだれもまねできないくらい徹底する。
鍵山秀三郎氏の凡事徹底の精神ですね。

 

2023/07/28 7月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月28日

感謝の言葉

「ありがとうございます」
という感謝の言葉が心から自然に発せられるようになれば、
人は謙虚になれる。
同時にこの一言は、周囲の人をも和ませる。


そうなのかもしれません。
私が『謙虚』という言葉を使うようになったのは、
「ありがとうございます」
が使えるようになってからなのでしょう。
 

2023/07/26 7月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月27日

欲望から感謝へ

おのれの欲望を抑圧して我慢するのではなく、
今あるものに対して感謝の心を持つことだ。
今ここにこうしてあることをありがたいと思い、
それに感謝できることは、
心が豊かで充実しているという証である。
欲望から感謝へ・・・そのような心の転換が今、
世の中に必要なのではないだろうか。


久々に人間という奇跡のお話。
『命は当たり前ではない』
父親が生涯かけて作る精子の数はおよそ3兆5000億個です。
1日に換算しますと、1億5000万個の精子を作ります。
父親になる平均年齢が約32歳ですから、
18歳から50歳と考えたとして、
生涯作れる精子の期間の半分が子供を作れる期間と考えます。
1億7500万個が子供を作れる期間の精子の数になります。
母親が生涯かけて作る卵子の数は400個前後と言われています。
母親になる平均年齢は約31歳です。
16歳から40歳と考えても24年間しかありません。
女性も約半分と考えても
200個の卵子が子供を作れる期間の数と言うことになります。
あなたが生まれてきた奇跡の確率を求めますと、
分母は、1億7500万×200=1400兆
『1,400,000,000,000,000分の1』(1,400兆分の1)
(・・・多分間違ってないと思います)
私の電卓では計算できない桁数です。
この確率は妊娠する確率でしかありません。
無事生まれてくる確率は、
93.8%ですから更に確率が下がると言うことになります。
・・・私たち一人ひとり全員が奇跡の存在です。
さらに父親と母親が出会う確率を考えると、
・・・私たち一人ひとり全員が奇跡の存在です。
そう考えると、
今こうして生きていることに感謝せざるを得なくなります。
昨日も書きましたが、
多くの研修で学ばなければ今の価値観の自分もいません。
・・・ですが、煩悩からぬけでることはできていません。
稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月27日

欲望から感謝へ

おのれの欲望を抑圧して我慢するのではなく、
今あるものに対して感謝の心を持つことだ。
今ここにこうしてあることをありがたいと思い、
それに感謝できることは、
心が豊かで充実しているという証である。
欲望から感謝へ・・・そのような心の転換が今、
世の中に必要なのではないだろうか。


久々に人間という奇跡のお話。
『命は当たり前ではない』
父親が生涯かけて作る精子の数はおよそ3兆5000億個です。
1日に換算しますと、1億5000万個の精子を作ります。
父親になる平均年齢が約32歳ですから、
18歳から50歳と考えたとして、
生涯作れる精子の期間の半分が子供を作れる期間と考えます。
1億7500万個が子供を作れる期間の精子の数になります。
母親が生涯かけて作る卵子の数は400個前後と言われています。
母親になる平均年齢は約31歳です。
16歳から40歳と考えても24年間しかありません。
女性も約半分と考えても
200個の卵子が子供を作れる期間の数と言うことになります。
あなたが生まれてきた奇跡の確率を求めますと、
分母は、1億7500万×200=1400兆
『1,400,000,000,000,000分の1』(1,400兆分の1)
(・・・多分間違ってないと思います)
私の電卓では計算できない桁数です。
この確率は妊娠する確率でしかありません。
無事生まれてくる確率は、
93.8%ですから更に確率が下がると言うことになります。
・・・私たち一人ひとり全員が奇跡の存在です。
さらに父親と母親が出会う確率を考えると、
・・・私たち一人ひとり全員が奇跡の存在です。
そう考えると、
今こうして生きていることに感謝せざるを得なくなります。
昨日も書きましたが、
多くの研修で学ばなければ今の価値観の自分もいません。
・・・ですが、煩悩からぬけでることはできていません。
 

2023/07/26 6月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月26日

素直な心がもたらすもの

感謝の心が幸福の呼び水なら、
素直な心は進歩の親であるかもしれません。
自分の耳に痛いこともまっすぐな気持ちで聞き、
改めるべきは明日といわず、今日からすぐに改める。
そんな素直な心が私たちの能力を伸ばし、
心の向上を促します。


若い時の私は、
身近な人に「ありがとう」と言えてなかったと振り返ります。
いつの間にか言えるようになりました・・・ではなく、
多くの研修に参加する中で『感謝』が大切。
だからきちんと言葉に出す。
最初は絞り出すような「ありがとう」でした。
・・・感謝の心はまだまだ成長途上です。
 

2023/07/25 7月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月25日

ネガティブかポジティブか

自分が置かれた環境をネガティブにとらえて、
卑屈になり、恨みつらみを募らせていくのか。
それとも、困難な要求を、自分を伸ばしてくれる機会として、
ポジティブに受け取るのか。
いずれの道を取るのかによって、
行き着くところが大きく異なってしまうのは、
仕事も人生も同様です。


ここでも『明確な目標』は大切です。
いろんな闇から抜け出るのを後押ししてくれるのです。
ポジティブにも二種類あると考えています。
単に陽気なポジティブ、ノー天気に明るい人。
そしてもう一つは、
目標に向かい創造的なポジティブな人ですね。
 

2023/07/24 7月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月24日

明るく希望を持って次の行動へ

十分に反省した後は、新しい目標に向かって、
明るく希望を持って、行動を起こしていけばいいのです。
たとえ生きてはいられないと思うような重大なことが起ころうとも、
決していつまでも心をわずらわせてはなりません。
感性的な心の悩みを払拭し、
明るく前向きに新しい方向へ新しい行動を起こしていくのです。
そのような人は、たとえどんな窮地におちいろうとも、
後に必ず成功を遂げていくことができるのです。


目標があること。
その目標が明確であること。
『目標』が失敗をクヨクヨ悩まないコツ。
コツという表現でよいのかは?ですが、
目標があるから反省の後クヨクヨから抜け出せるのです。
目標のない人は他に目を向けるところが見つからず、
悩み続けることになりやすい。
・・・と思っています。
 

2023/07/22 7月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月23日

失敗してもクヨクヨ悩まない

人生では、時に失敗してしまうことがあります。
そのようなときも、決してクョクョと感性的に悩んではなりません。
失敗した原因をよく考え、反省はしなければなりません。
「あんなバカなことをなぜしたのだろう」と、
厳しく自省をしなければなりません。
しかし、十分に反省したのであれば、後は忘れてしまうことです。
人生でも仕事でも、
いつまでもクョクョと思い悩むことは、百害あって一利なしです。


若い時はクヨクヨ悩むのです。
・・・私も経験があります。
クヨクヨ悩む経験をたくさんしながら年齢を重ねると、
悩みを克服するすべを会得していくのですね。
その過程にあるのが、稲盛氏の言われる、
「失敗した原因をよく考え、反省はしなければなりません。
後は忘れてしまうことです」
しっかり反省した後・・・開き直ることが大切なのです。
 

2023/07/22 7月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月22日

非凡なる人 ②

平凡な人材を非凡に変えたものは何か。
一つのことを飽きずに黙々と努める力、
いわば今日一日を懸命に生きる力です。
また、その一日を積み重ねていく継続の力です。
すなわち継続が平凡を非凡に変えたのです。
安易に近道を選ばず、
一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。
夢を現実に変え、思いを成就させるのは、
そういう非凡なる凡人なのです。


・・・何ということでしょう。
昨日の『凡事徹底』を丁寧に解説して頂きました。
 

2023/07/21 7月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月21日

非凡なる人 ①

創業間もない京セラでは、優秀で利発な人に限って、
「この会社には将来がない」と辞めていきました。
残ったのは、気の利かない、
平凡で、転職する才覚もない鈍な人材でした。
しかし、その鈍な人材が十年後、二十年後には
素晴らしいリーダーとなっていったのです。


鍵山秀三郎氏の『凡事徹底』ですね。
「誰でもできることをだれもできないくらい徹底的にやる。
そしてどこまでも継続する」
これこそ『非凡』です。
『徹底』を継続する人こそがリーダーなのです。
 

2023/07/20 7月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月20日

一歩一歩の努力 ②

「一歩一歩では、歩みが遅く、
一生かかっても大きなことができないのではないか」
と考えられるかもしれません。
しかし、そうではありません。
一歩一歩の積み重ねの結果は、相乗作用を引き起こしていくのです。
つまり、日々の地味な努力が生む小さな成果は、
さらなる努力と成果を呼び、
その連鎖はいつのまにか信じられないような高みにまで、
自らを運んでくれるのです。


私は社長に就任した当時、
「一つのことを成就するためには3年はかかる」
と自分に言い聞かせながら努力を続けました。
今日と明日では目に見えた違いは見えませんが、
3年単位だと結果が見て取れました。
・・・しかし、
「本当に成就するには10年かかる。
絶対にあきらめるな。
あなたがやろうとしている変化は必ず起こる」
と、先輩経営者にエールをいただきました。
 

2023/07/19 7月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月19日

一歩一歩の努力 ①

若い人は、「偉大なことを実現したい」という、
夢と希望を持つものです。
ただし、
それが一歩一歩の地味な努力から生まれるということだけは
知っていてほしいと思います。


宝くじに当選するような人生はありません。
逆に宝くじに当選した人で不幸になっている数は少なくないそうです。
・・・最近は高額宝くじ当選者が不幸にならないための
当選者セミナーまであるそうです。
夢と希望が成就するのは
『一歩一歩の地味な努力』があるからなのですね。
 

2023/07/18 7月18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月18日

若い人たちへ ②

好きになれば、どんな苦労も厭わず、努力を努力と思わず、
仕事に打ち込めるようになる。
仕事に打ち込めるようになれば、おのずと力がついていく。
力がついていけば、必ず成果を生むことができる。
成果が出れば、周囲から評価される。
評価されれば、さらに仕事が好きになる。
こうして好循環が始まるのです。
まずは、自分の強い意志で仕事を好きになる。
他に方法はありません。
そうすることで、人生は実り豊かなものになっていくのです。


どうすれば好きになるのでしょう?
答は一所懸命に取り組むことです。
いやいや、仕方なく取り組んで好きになるはずがありません。
一所懸命に取り組むと、楽しくなり、
さらに一所懸命取り組むと、好きになるのです。
 

2023/07/17 7月17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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7月17日

若い人たちへ ①

私は、若い人たちに強調したいのです。
「自分の好きな仕事を求めるよりも、
与えられた仕事を好きになることから始めよ」と。
自分の好きな仕事を求めても、
それは「青い鳥」を探しているようなものです。
そのような幻想を追うよりも、目の前の仕事を好きになることです。


超、超、チョー大切なところです。
成功し、幸せな人生を送った人たちの多くが言っていますね。
・・・すべての人かもしれません。
「仕事を選ぶことが幸せな人生を送る方法ではない。
今、目の前の仕事に情熱を傾けることで、
幸せな人生がやってくるのです」
成功の法則にもしっかり記してあります。
 

2023/07/16 7月16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月16日

善き思いをベースとする文明へ

物質文明の巨大さに匹敵するだけの精神文明を
築かなければならない。
その精神文明の根幹にあるのは人間の善き思いである。
この「善き思い」を開花させなければならない。
そうすれば、物質的に豊かで、便利で生活しやすい上に、
人間が互いに思いやり愛し合う「楽園」が実現する。


物質文明の巨大さに匹敵するだけの
「思いやりの心文明」ということでしょうか。
確かにその通りだと思います。
まずはウクライナに一日も早く平和が戻ることを祈ります。

 

2023/07/15 7月15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月15日

思いやりの心

人類が備えるべき思想の軸とは何か。
大切なのは「思いやりの心」を持つこと。
これは仏教でいえば「慈悲」、
キリスト教でいえば「愛」。
この最も大切な心を人類は見失いつつある。
何としても、そのような「思いやりの心」をもう一度、
蘇らせる必要がある。
そうすれば、われわれが抱えている問題の多くは、
おのずから解決へと向かうはずだ。


基本的には「思いやりの心」はとても大切です。
多くのことがこの「思いやりの心」で成り立っていると思います。
・・・が、
なりすまし詐欺、クレーマー、あおり運転・・・・・
どう対応すればよいのか?
彼らが「思いやりの心」を持つことで確かに解決。
・・・が、そんな世にはならない。
そこは例外の人たちだと割り切り、
「思いやりの心」をもって経営も進めたいと考えます。

 

2023/07/14 7月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月14日

ど真剣に生きる

自然界では、すべての生物が与えられた時間、
限られた一瞬一瞬を、精いっぱい、ど真剣に生きているのです。
「今」を必死に、懸命に生きることで、
小さな生命を明日へとつなげている。
私たち人間も草花に負けず、
一日一日をないがしろにすることなく、
ど真剣に生きていかなくてはなりません。


昨日の『生かされている』なかで、
『ど真剣に、必死に、懸命に生きる』。
大きなスケールでなければ理解しにくいのだと思います。
私たちはどう考えても地球という星の中で
生かされているのは間違いのないことですから。
 

2023/07/13 7月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月13日

生かされている私

われわれは、「この現世で生きている」とみな思っている。
しかし、人生でたいへんな苦労をした人は、
「生かされている」と気づく。
この「生かされている」と気づいたときが、
人間が謙虚で、敬虔(けいけん)になれるきっかけとなる。

※敬虔=うやまいつつしむこと


なるほど・・・そうですね。
謙虚な人は「自ら生きている」とは言わないですね。
「生かされている」と思えているから謙虚でいるのですね。
まだまだ中途半端な私です。
・・・修行。
 

2023/07/12 7月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月12日

自分で考える 

経営に行き詰まると、安易に人に問う経営者がたくさんおられます。
それも中小企業が、大企業に聞くのならまだ分かりますが、
大企業が、成功したという中小企業の風聞を聞いて、
その方法を聞きに行くとすれば、
そういう心構えこそが、経営がうまくいかなくなる理由なのです。


私は研修マニアです。
たくさんの講演やセミナーに参加しています。
多くの成功、失敗の話を聴きまくり、
自分で考えるための知識と知恵を蓄えるために、
これからもマニアであり続けます。

 

2023/07/11 7月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月11日

人生も経営も一人旅

人生というのは、お釈迦様がおっしゃったように、
ただ一人の旅なのです。
生まれるときも一人なら、死ぬときも一人、
誰もついてきてはくれません。
経営も突きつめれば、経営者は一人きりなのです。
それなのに、自分の力で歩くことをしないで、
「どうすればいいのか」と、常に人に聞いている人がいます。
そんな生き方では、人生も歩けないし、
経営だってうまくいくはずがありません。


『経営者は孤独』
田舞さんがいつも言っています。
私自身もこれまでの人生を振り返ると、
本当に孤独だったな・・・と振り返ります。
私は研修マニアを自負していますが、
経営者の集まる研修には孤独な人たちがたくさん集まり、
酒を飲みながら
日頃できない話ができるからなのかもしれませんね。
 

2023/07/10 7月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月10日

垂直登攀(すいちょくとうはん)

自分に妥協を許し、安易な道を選べば、
その瞬間は楽でも、
夢や高い目標を実現することができずに、
必ず後悔することになります。
人生や仕事におけるどんな困難な山も、
安易に妥協することなく、
垂直に登り続けていくことが大切です。
強い意志を持って、
一歩一歩地道な努力を日々継続する人は、
いくら遠い道のりであろうとも、
いつか必ず人生の頂上に立つことができるに違いありません。


「いくつかの選択肢がある場合、
一番いやだなと思うものを選びなさい」
ナポレオン・ヒルで学んだのだと記憶しています。
稲盛和夫氏の言われる『垂直登攀』は
同じような意味だととらえています。
「一歩一歩地道な努力を日々継続する人は、
いくら遠い道のりであろうとも、
いつか必ず人生の頂上に立つことができるに違いありません」
私もそう信じています。
 

2023/07/09 7月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月9日

尺取り虫

人生の歩みの中には、
楽をしてひとつ飛びできるようなジェット機などはありません。
自分の足で、自分で歩いていくしかないのです。
夢を実現するための手っ取り早い手段や近道があると思うなど、
とんでもないことです。
一歩一歩を尺取り虫のように進んでいく、
これが偉大なことへチャレンジする姿勢です。


大谷翔平の野球への姿勢
人生=野球
日々、何をするにも野球が前提。
食事はもちろん、
睡眠にこだわることは有名ですね。
ベッドや枕、・・・寝るときにも野球。
WBCのブルペン捕手を務めた鶴岡慎也氏は、
「大谷は、日々の生活すべてを野球のために使っている。
こんな選手は他にはいない。」
と言っていました。
あの大谷は、
『尺取虫人生』の世界一実践者なのかもしれませんね。
 

2023/07/08 7月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月8日

運命は宿命にあらず

大事なことは、
因果応報の法則のほうが運命よりも若干強いということです。
私たちは、持って生まれた運命さえも、
善きことを思い、善きことを行うことによって、
善き方向に変えることができる。
人間は運命に支配される一方で、自らの善思善行によって、
運命を変えていける存在でもあるのです。


昨日の続きのような一日一言です。
運命は変えられるのです。
運命を変えるのは『利他の精神』と、
稲盛和夫氏は言いつづけられました。
私は、『健善』『正義の道』を使っています。
 

2023/07/07 7月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月7日

人生の縦軸と横軸

運命は、人生を貫いていく縦軸として存在する。
もう一つ、横軸に因果応報の法則が存在する。
因果応報の法則とは、善因は善果を生み、
悪因は悪果を生むということだ。
この二つの法則『運命と因果応報』によって、
われわれの人生はできあがっている。


運命と宿命ですね。
運命は変えられる。
宿命は変えることができない。
この二つをしっかりと理解し整理することで、
運命を切り開くことができるのですね。
松下幸之助氏は『宇宙根源の法則』と表現されました。
 

2023/07/06 7月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月6日

美しい思いやりの
心を抱く

こころが呼ばないものは、決して周囲に現象として現れない。
こころの中に
自分だけよければいいという利己的な気持ちを抱けば、
その抱いたような事や物が周囲に現れるし、
逆に美しい思いやりに満ちたこころ、利他のこころを抱けば、
やはり周囲にそういうものが現れてくる。


「花に蝶が舞い、うんこにハエが舞う。
あなたは花ですか?それともうんこですか?」
・・・と、
30年前に田舞さんに言われたことを思い出します。
蝶やハエは、仲間だけでなく、
現象も含んでいたのだと・・・30年かけて気づきました。
 

2023/07/05 7月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
7月5日

行ない、思いは
必ず結果を創る

われわれが行っていること、思っていることが、
何年先か何十年先かは分からないが、
やがて必ず「結果」をつくっていく。
そのときにあわてふためいて悲しんでももはや遅い。
このことを心にとめて、日々善きことを行うようにしていきたい。


昭和40年代の初めころ??だったでしょうか。
ウルトラセブンのウルトラ警備隊が使っていた  
腕時計型テレビ無線機にとても憧れました。
特撮の世界であり、
現実の世界では一生目にすることはないと思っていました。
・・・スマホの機能はそれを凌駕しています。
チャットGTPはさらにそれをはるかに超えています。
私たち一人一人の人生も同じですね。
自身、何を思い、何をするのか?・・・結果は必ず。
3KMの土屋公三氏は強く訴えておられました。
 

2023/07/05 7月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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7月4日

労働の価値と意味

働くということは人間にとって、
もっと深遠かつ崇高で、大きな価値と意味を持った行為です。
労働には、単に生きる糧を得るという目的だけではなく、
欲望に打ち勝ち、心を磨き、
人間性をつくっていくという副次的な機能があるのです。


『副次的な機能』と表現されていますが、
実は本質なのかもしれません。
松下幸之助氏の言われる、
「物事は成功するようになっている。
それをわざわざ失敗するように行ってしまうのだ」
は、『本質を追求する物事は成功する』
という意味ではないかと思うのです。

 

2023/07/05 7月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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7月3日

人間としての「生き方」

一所懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、
善き思い、正しい行いに努めること、
素直な反省心でいつも自分を律すること、
日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること。
そのような当たり前のことを一所懸命行っていくことに、
まさに生きる意義があるし、
それ以外に、人間としての「生き方」はないように思います。


一所懸命働くこと。
感謝の心を忘れないこと。
善き思い、正しい行いに努めること。
素直な反省心でいつも自分を律すること。
日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること。
それ以外に、人間としての「生き方」はない。
文章をばらしただけですが、わかりやすくなり、
昨日に続き・・・私に刺さりまくりです。

 

2023/07/02 7月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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7月2日

日々懸命に

人格を練り、
魂を磨くには具体的にどうすればいいのでしょうか。
山にこもったり、
滝に打たれたりなどの何か特別な修行が必要なのでしょうか。
そんなことはありません。
むしろ、この俗なる世界で
日々懸命に働くことが何よりも大事なのです。


修行を特別なものと感じている人が多いですね。
稲盛和夫氏が言われるように、
『社会で日々懸命に働くことが何よりも修行』
決して逃げてはいけません。
常に前を向き「Win-Win」に挑んでいきたいものです。
『戦い続ける』という意味ではありません。

 

2023/07/01 7月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
7月1日

人生は魂の修行の場

人生というのは魂の修行の場ではないか。
苦難は魂を純化、深化させるために与えられている試練であり、
成功体験もその人間が
どこまで謙虚でいられるかを試すものでしかない。


その通りだと思います。
『苦難は魂を純化、深化させるために与えられている試練であり、
成功体験もその人間が
どこまで謙虚でいられるかを試すものでしかない』
とてもぐさりと心に突き刺さります。
謙虚と傲慢どちらも過ぎると害になります。
ちょうど良い点を探すためにも
行ったり来たりを繰り返す必要がありますね。
 

2023/06/30 6月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月30日 

病める現代の処方箋

欲を離れること、
誠を貫くこと、
人に尽くすこと。
それこそ、病める現代の処方菱である。
これは、人間が正しく生きていくための哲学であり、
真の道徳といえる。


『心の病』の治し方ですね。
私も何度も心療内科を受診した経験があります。
その経験からも『心の病』の治し方だと思っています。
・・・というか、
「欲を離れること」「誠を貫くこと」「人に尽くすこと」
これが精神の支えになったと・・・、
私自身の体験から出来上がった考えです。

 

2023/06/29 6月29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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6月29日

リーダーの使命

指導的立場にあるリーダーと呼ばれる人々は、
自らの言動が人間として恥ずべきところが少しでもないか、
常に厳しく自問していくべきではないでしょうか。
あらゆる分野でリーダーと呼ばれる人々を先頭に、
一人ひとりが
人間として正しいことを追求するようになってはじめて、
社会全体のモラルが向上し、
健全な社会が築かれていくのだと思います。


ずいぶん昔は、「誰も見ていないから・・・・」
という意識が強い人間でした。
30歳くらいから多くの研修や講演に参加し、
経営の神様、松下幸之助氏や稲盛和夫氏・・・
多くの経営者の考え、姿勢を学び、
「お天道さまが見ている」を意識するようになりました。
とは言え仏様のような行動はとれるはずはありません。
自分の中での『線』をしっかり持つことを意識しています。
 

2023/06/28 6月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月28日

真のリーダーとは

真のリーダーとは、人生において、ひたむきに仕事に打ち込み、
その中で人格を高め続けているような人物ではないでしょうか。
そのような人間であれば、
リーダーとして権力を委ねられた後も、
堕落することも傲慢になることもなく、
集団のために自らを犠牲にして懸命に働き続けてくれるはずです。


『組織のために自らを犠牲にして懸命に働き続ける』
自らを完全に犠牲にし・・・というほどの自信はありません。
・・・が、
振り返るとずいぶん家族と自身の身体に負担をかけてきました。
これからもいろいろな出来事はあるでしょうが、
『謙虚』を意識していきたいと思います。

 

2023/06/27 6月27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月27日

成功を持続させる秘訣

大成功を収め、人々の羨望を集めていた人が、
いつのまにか没落を遂げていく──。
謙虚さを失い、ただ「自分だけよければいい」
というような利己的な思いを抱き、自分勝手に行動するなら、
すべてを生成発展させようとする宇宙の意志に逆行し、
一度成功したとしても、それが長続きしないのです。
そうであるなら、
私たちは心の中に頭をもたげる
利己的な思いをできる限り抑えるように努め、
他に善かれと願う「利他」の思いが
少しでも多く湧き出るようにしていかなければなりません。


成功、成長を続けつつ、どこまでも謙虚。
以前にも書きましたが、
私が経営者になる以前から尊敬していた経営者・・・。
晩年はさみしい人生を送られていました。
知恵と才能をうまく表現する素晴らしい経営者…でした。
歳を重ねてなお謙虚な経営者こそ
本当の成功経営者だと感じた出来事でした。
 

2023/06/27 6月26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月26日

成功の秘訣

私は全国各地の企業経営者の方々から、
いろいろな相談を受けます。
質問の多くは
「どうしたら京セラやKDDIのように成功できるのですか」
というもので、
何か成功する秘訣があるのではないかと思っているのです。
しかし、私は「成功するための特別な方法はありません。
あなたを中心に社員全員が誰よりも一所懸命働くようになれば、
必ず成功できるのです」といつも答えています。


私は社長になってゴルフの回数が減りました。
社長になるまでに多くの研修を受け、
誰よりも一所懸命働くことが成功の道と知ったからです。
ゴルフよりも仕事を優先し研修を優先してきました。
「歳を取ってまたゴルフをやればいいや」
と思ってきましたが、・・・ますます減っています。
 

2023/06/25 6月25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月25日

ひたすら善意に

物事をいいほうに善意に解釈をしていくことが大切です。
悪いほうに悪意に受け取っては、人生はどんどん暗くなります。
仮に相手が自分に対して悪意を持って何かをしかけようとも、
「あの人はバカじゃないだろうか」と疑われるくらい、
ニコニコしながら受け流すのです。
そんなあなたを見て、
「あの人はよほどのバカだよ。あそこで怒らなくてどうするのだ」
と見下す人もいるかもしれませんが、そういうくだらない、
悪意に満ちた悪口などは気にせず笑い飛ばしていればいいのです。


反省。・・・反省。・・・反省。
しっかり意識し・・・
「年齢と共にさらにひどくなった」と言われぬよう、
円熟を意識しながら、何とか角熟人生を目指します。
 

2023/06/24 6月24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

6月24日

善意と悪意

物事というのは、善意で考えるのと悪意で考えるのとでは、
おのずからたどり着くところが違ってくるものだ。
たとえば人と議論するにしても、
何とかやり込めてやろう、悪いのは相手のほうだから、
その非を認めさせてやろうと思ってやるのと、
相手も困っているだろうから、
いい解決策を一緒に考えようと思ってやるのとでは、
同じ問題を扱っても結論は異なってくる。
相手に対する「思いやり」のあるなしがその差を生むのである。


市で最も重要なポストに就く重要な人物。
なにかにつけディベート大会。
・・・ディベートの勝ち負けで物事は進みません。
ディベート大会は終了にして、しっかり耳を傾けませんか?
実るほど首を垂れる稲穂かな。・・・謙虚な植物です。
 

2023/06/23 6月23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月23日

弱点を受け入れる

劣等感にさいなまれず、自分の欠点を素直に受け入れ、
それを克服する努力をしなければならない。
自分の弱点を否定するのではなく、
それをあるがままに受け入れ、
向上のステップとしなければならない。
できるようなふりをしてはいけない。
できないことを認めて、そこからスタートするのだ。


このことも芳村詩風先生の『人間の格』に書かれています。
『人間はそもそも不完全な生き物』
不完全であるからこそ
それをおぎなうための発明を繰り返し今日がある。
不完全の自覚こそが成長のもとになる。
できないことは助けてもらえばよい。
しかし、何か一つ秀出るものを持ちなさい。
弱い人間であることを認め無理せず行きましょう。
・・・何か一つは気張りましょうね。
 

2023/06/22 6月22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月22日

自信を持つ

真に創造的なことを始めようとする際、
最も重要なことは、自分自身に対する信頼、
つまり自信を持つことである。
自分の中に確固たる判断基準を持ち、
それを信じ行動できるようでなければ、
創造の領域で模索する間に、道を見失ってしまう。


『確固たる判断基準』
を持つためにとても重要なことがあります。
「時代を読む」ことです。
単なる創造ではなく、現実の延長に何が起こるのか?
ここが大切なのですね。
経済新聞や業界新聞を読むことは当然ですが、
常にアンテナを張り経済のトレンド情報を
仕入れまくり・・・整理整頓をすることです。
旅行ではなく、
未来を読むための海外視察というのもありますね。
セブンイレブンはアメリカ視察から
プロジェクトがスタートしたことは有名です。
・・・巨大ショッピングモールも。
 

2023/06/21 6月21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月21日

一芸に秀でる

私はある宮大工の方が対談されているのをテレビで見て、
感心させられたことがありました。
齢は七十歳くらいでしょうか、
小学校を出てからずっと宮大工としてつとめてこられた方が、
大学の哲学の先生と対談をしておられたのですが、
先生もタジタジになるぐらい、素晴らしい話をされていました。
「大工の仕事を究める」ということは、
ただ単にカンナをかけて
素晴らしい建物を造れるようになるだけではなく、
自らの人間性をも
素晴らしいものにつくり上げることに通じるのです。
つまり、一芸に秀でた人、物事の本質を究めた人は、
万般あらゆるものに通じるようになるのです。


『一芸に秀でる角熟人生』
芳村思風先生の
「人間の格」という著書にかかれている言葉です。
「円熟人生」という言葉がありますが、
『角熟人生』とは、
人間は必ずしも丸くならなくてよいという考え方です。
なにか一つに徹底的に秀でていれば、
その他のことは個性だと言われています。
たとえば、裸の大将山下清画伯。
決して円熟ではないが、
絵にかけてはとびぬけた才能を発揮しながら、
超角熟人生を送った天才ですね。
 

2023/06/20 6月20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月20日

知恵の蔵②

美しい心を持ち、夢を抱き、
懸命に誰にも負けない努力を重ねている人に、
神はあたかも行く先を照らす松明(たいまつ)を与えるかのように、
「知恵の蔵」から一筋の光明を授けてくれるのではないでしょうか。
「知恵の蔵」とは、真筆に生きるすべての人にひらかれている、
私はそう信じています。


『松明は自分の手で』
私の最も敬愛するホンダの創業副社長、
藤沢武夫氏の著書のタイトルです。
藤沢氏もまた、
「知恵の蔵」を信じ経営をされていたのだと想像します。

 

2023/06/19 6月19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月19日

知恵の蔵①

この宇宙のどこかに、
「知恵の蔵(真理の蔵)」
こともいうべき場所があって、
人間は自分でも気がつかないうちに、
その蔵に蓄えられた「叡知」を、
新しい発想やひらめきとして、引き出してきた。
汲めども尽きない「叡知の井戸」、それは宇宙、
または神が蔵している普遍の真理のようなもので、
私自身もまた、必死になって研究に打ち込んでいるときに、
その叡知の一端に触れることで、
画期的な新材料や新製品を世に送り出すことができた。


『知恵袋』は人様が持っています。
『知恵の蔵』は神様が持っているのですね。
松下幸之助氏は『宇宙根源の法則』を説いておられますが・・・
・・・知恵の蔵の存在を示しておられたのかも。
 

2023/06/18 6月18日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月18日

謙虚であれ

謙虚、つまり謙(へりくだ)ると言えば、
何かみっともないような感じを抱かれる人もあるかもしれませんが、
それは誤りです。
人は、自分に誇るものが何もないからこそ威張り、
ふんぞり返って自己顕示欲を満たそうとするものなのです。
もし控えめに、
謙虚に振る舞うことによって他人からバカにされたなら、
それはバカにする人間が間違っているのです。


反対言葉で理解すると分かりやすいですね。
『傲慢(ごうまん)であれ』・・・慢心のさらに上。
昨日の感想に書いた、
「満は損を招き、兼は益を受く」
慢心で損を招くのです。
傲慢は身を亡ぼすことになりかねません。
 

2023/06/17 6月 17日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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6月17日

ただ謙のみ福を受く

「ただ謙のみ福を受(う)く」、
これは世間一般に信じられていることとは相容(あいい)れない。
通常は、たとえ傲岸不遜であっても、
大胆不敵に生きていくような人が成功すると考えられているが、
決してそうではない。
そのような人は、一時的に成功を収めたとしても、
いつか没落をしていくものだ。
反して、内に燃えるような情熱を秘めてはいるが、
あくまでも謙虚で誠実な人こそ
が、天佑(てんゆう)もあり、大成をしていく。


中国の古典で、
「謙虚であり続ける人だけが真の幸せをさずかる」
という意味ですね。
「満は損を招き、兼は益を受(う)く」
というのもあります。
慢心は損を招き、謙虚は益をさずかる。
ここでの表現『受く』は「得る」ではなく
あくまでも『受く』なのですね。
「対価を得る」ではなく、
「結果としてさずかる」のですね。
 

2023/06/16 6月 16日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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6月16日

哲学とともに生きる

原理原則に基づいた哲学をしっかりと定めて、
それに沿って生きることは、物事を成功へと導き、
人生に大きな実りをもたらす。
しかし、それは決しておもしるおかしい楽な道ではない。
哲学に準じて生きるということは、
おのれを律し、縛っていくということであり、
むしろ苦しみを伴うことが多い。
ときには「損をする」こともある苦難の道を行くことでもある。
ただ長い目で見れば、
確固たる哲学に基づいて起こした行動は、
決して損にはならないものだ。


『哲学』はとても大切ですね。
私の人生を変えた『哲学』の入り口は、
ナポレオン・ヒルの『成功哲学』です。
ここから哲学って何?…が、スタートし、
松下幸之助の経営哲学も知りました。
 

2023/06/16 6月 15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月15日

哲学を求める

才覚が人並みはずれたものであればあるほど、
それを正しい方向に導く羅針盤が必要となります。
その指針となるものが、理念や思想であり、また哲学なのです。
そういった哲学が不足し、人格が未熟であれば、
いくら才に恵まれていても「才あって徳なし」、
せっかくの高い能力を正しい方向に活かしていくことができず、
道を誤ってしまいます。


サリンを使った大量殺人など大事件を起こした、
『オーム真理教』
安部元首相襲撃事件がきっかけで、最近・・・と言っても、
ずいぶん昔から大きな社会問題になっている
『統一教会(世界平和統一家庭連合)』
などは、
大学生や20代の社会人を積極的に勧誘しているそうです。
『人生の哲学』が未成熟な若い人たちが対象です。
オーム真理教は、
優秀な学生をスカウトしサリンを作らせました。
『理念、思想、人生の哲学』とても大切です。
と言っている私もそれを意識し始めたのは29歳の時。
・・・そういえば大学生の時、・・・らしき人に、
「時間ありますか?」と度々声をかけられたな。
日々、クラブが忙しく、断りつづけていましたね。
 

2023/06/13 6月14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月14日

苦難と僥倖(ぎょうこう)

私たちは、苦難あるいは僥倖、
そのいずれの「試練」に遭遇しても、
決して自らを見失わないようにしなければなりません。
つまり、
苦難に対しては真正面から立ち向かい、さらに精進を積む。
また成功に対しては謙虚にして驕らず、
さらに真摯に努力を重ねる。
そのように日々たゆまぬ研鑽に励むことによってのみ、
人間は大きく成長していくことができるのです。
*僥倖(ぎょうこう): 思いがけない幸運


きちんと意識できるなら、
二つの選択肢があれば、
「苦難の道を行け」とアドバイスします。
が、理解して進む人は多くない。
理解はできないが、それでも進む人・・・も多くない。
・・・おすすめですよ。
スティーブン・R・コビー氏の『七つの習慣』、
第3の習慣「最優先事項を優先する」の第2領域
『急がないが、大切なこと』
ここを習慣になるまで続けてください。
こちらも・・・別な意味での試練です。
 

2023/06/13 6月13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月13日

成功という試練

私は、「試練」とは、
一般的にいわれる苦難のことだけを指すのではないと考えています。
人間にとって、成功さえも試練なのです。
成功した結果、地位に騎り、名声に酔い、財におぼれ、
努力を怠るようになっていくのか、
それとも成功を糧に、さらに気高い目標を掲げ、
謙虚に努力を重ねていくのか
によって、その後の人生は、天と地ほどに変わってしまうのです。
つまり、天は成功という「試練」を人に与えることによって、
その人を試しているのです。


この成功という試練が一番人生を狂わすかも・・・・。
成功したら『悦に入る』ことは当たり前。…人間だもの。
ただし、ここが『勘違い』の始まりになることも多いのです。
人生の一瞬だけ悦に入りましょう。
一瞬の成功から覚め、次のマイルストーンを目指すのですね。
『謙虚』を失い、信用を失墜した・・・
若いころに尊敬していた大先輩経営者もいました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな…」
 

2023/06/12 6月12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月12日

試練は幸福をもたらす

試練を、絶好の成長の機会としてとらえることができる人、
さらには、人生とは心を高めるために与えられた期間であり、
魂を磨くための修養の場であると考えられる人——。
そういう人こそが、限りある人生を、
豊かで実り多いものとし、
周囲にも素晴らしい幸福をもたらすことができるのです。


強く実感しています。
昨日感想の中で書いた、
『人生で出くわす課題や障害という試練』ですが、
人の成長に欠かせないものだと思うのです。
その時は「逃げたい」と感じるのは当たり前のこと。
しかし、逃げずにその試練で得た経験のすべてが
知識として蓄積され、知恵も元を形成していきますね。
『試練は絶好の成長の機会。
人生とは心を高めるために与えられた期間であり、
魂を磨くための修養の場である』
心に響く言葉ですね。
・・・そう言えばむかし、
『若い時の苦労は買ってでもしろ』とよく言われました。
 

2023/06/11 6月11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月11日

試練は人生の分岐点

私は、人間的成長には「試練」が不可欠だと考えている。
「試練」に直面したときに、
打ち負かされてしまうのか、妥協してしまうのか。
それとも、「試練」に対時し、苦難を克服しようと、
さらに努力を重ねることができるのか。
ここに人生の分岐点がある。


私もそう考えています。
私の場合はスポ根世代で、
体罰やハラスメントは当たり前の時代でした。
ゆえに、
現在の社会にそのまま当てはめることはできません。
しかし、人生で出くわす課題や障害という
試練を乗り越える『根性』は人生にとってとても重要で、
それを鍛えることはとても大切なことだと考えます。

 

2023/06/10 6月10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月10日

自分に打ち勝つ

ガリ勉を非難してはならない。
ガリ勉とは遊びに興じたり、テレビを見たりという、
目先の快楽を求めようとする自分自身に打ち勝つことだ。
遊びたい気持ちを抑えて、
懸命に勉強に励んだに違いない。
そのような自分自身に打ち勝つ強さが、
人生という長い旅路で成功するためには必要なのだ。


ガリ勉って学校の勉強だけなのでしょうか?
学ぶことすべてが当てはまるのではないかと考えます。
藤井聡太七冠は、
子供のころから将棋のがり勉だったのでしょうね。
・・・スポーツや音楽楽器を学ぶことも、
私の中では同じ類ですね。
 

2023/06/09 6月9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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6月9日

好きこそものの上手なれ

「好き」こそが最大のモチベーションであり、
ひいては成功への道筋になる。
好きであれば、自然に意欲も湧くし努力もするので、
最短距離で上達していく。
人から見ればたいへんな苦労も、
本人には苦どころか、楽しみとなる。


これが人生で一番の成功ですね。
小山さんは、
「仕事が楽しくて仕方ない。」
田舞さんはさらに、
「仕事が楽しく、寝る間も惜しい」
と言われています。
ここまで言い切る人はそうそういません。
多くの場合は、
一所懸命に取り組む。
すると、『楽しくなる』
さらに一所懸命を続けると、
『好きになる』
という、ステップで少しずつ。
 

2023/06/08 6月8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月8日

好きなればこそ

京セラをつくってからというもの、
私は朝早くから夜遅くまでずっと仕事に打ち込んできました。
近所の人から
「おたくのご主人は一体何時に帰ってこられるのですか」
と呆れられたり、
田舎の両親からも
「そんなに働いたのでは身体を壊してしまう」
と頻繁に心配する手紙が届きました。
はたから見ればたいへんに思えるのでしょうが、
本人は好きでやっているのですからつらくもないし、
疲れもそれほど感じないのです。


30年近く前、
「成功しようと思っているなら、
勉強に時間をかけるよりも、
周りの人よりも『2倍の時間』働け。
そうすれば必ず成功する。
・・・・が、その後のステップもある」
と言われました。
当時、
「創業して3年間は休みを取らない。
車も3年間軽自動車に乗り続ける」
と言っていた先輩経営者は、
成功の道を歩んでいきましたが・・・、
その後、遊び方が・・・少々派手目に・・・。
そして・・・・・・。
 

2023/06/07 6月7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月7日

いい仕事をする条件③

そして三つ目は、
「地道な作業を続けていくことを厭わないこと」。
仕事は、日々、継続してこそ進歩がありじみます。
地味な仕事を、日々続けていく中でこそ、
確かな技術と経験が蓄積されていくのです。
そのような地味な努力を厭わず、
「継続する力」がない限り、優れたものづくり、
自他ともに満足するような仕事は不可能と言っていいでしょう。


七つの習慣・・・第3の習慣で出てくる、
『時間管理のマトリックス表、第二領域』
のお話ですね。
私もこの「継続力」が無い限り、
人生の成功はないと感じています。
・・・というか・・・言い切りたい。
 

2023/06/06 6月6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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6月6日

いい仕事をする条件②

二つには、
「理屈より経験を大切にすること」。
ものづくりでは、教科書を読むと、
こうやればいいと書いてあります。
理論的にはそのとおりなのですが、
実際にはそう簡単ではありません。
現場で実際に手を汚し、
試行錯誤を繰り返してみないと
分からないことのほうが多いもので、
理論と経験則がかみ合ってこそ、
素晴らしい技術開発が可能になるのです。


「理屈より経験を大切にすること」
とありますが、
『理論と経験則がかみ合ってこそ』
と締められています。
先人の理論を学び、
そして自分で検証を重ねながら、
さらにブラッシュアップしていくことが重要なのですね。
 

2023/06/05 6月5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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6月5日

いい仕事をする条 ①

いい仕事をするために必要不可欠なことそれは何でしょうか。
一つは、
「細部まで注意を払うこと」。
雑用のような単純作業でも、
いや、単純作業であるからこそ、
丹念にていねいにこなす必要があります。
「神は細部に宿りたまう」というドイツの格言があるように、
仕事の本質は細部にあります。
いい仕事は、
細部をおろそかにしない姿勢からこそ生まれるものなのです。


掃除の神様、イエローハットの創業者、
鍵山秀三郎氏が真っ先に頭に浮かびます。
『凡事徹底』
誰でもできる普通のことを、
だれもまねできないくらい徹底的にやるのですね。
日本各地に掃除をする会が立ち上がり、
日本の経営者意識を変えたと言えるでしょう。
『環境整備』はその延長線上にあるとも言えますね。

 

2023/06/04 6月4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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6月4日

繊細に取り組む

製品には、つくった人の心が表れる。
粗雑な人がつくったものは粗雑なものに、
繊細な人がつくったものは繊細なものになる。


30年位前、名古屋にある
リンナイ、ガステーブル工場を見学しました。
工場の中には「製品こそわが命」と書かれた紙が
いたるところに貼ってあり、
ラインの上にもぶら下げられていました。
そこでガステーブルを組み立てている人たちが、
とてもいきいきと働いておられる姿。
そこからは、私たちが送り出している製品だという
誇りのようなものを感じたのです。
 

2023/06/03 6月3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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6月3日

大胆に構想する

今まで誰も試みなかった前例のないことに挑戦するときには、
周囲の反対や反発は避けられない。
それでも、
自分の中に「できる」という確固とした思いがあり、
すでに実現しているイメージが描けるならば、
大胆に構想を広げていくべきだ。


私たちが提供する、
『他社がまねできない、ガス屋を越えた独自サービス』
は、挑戦の積み重ねで気づくとここまで来ていました。
燃料の小売り会社が採択されることはまずないと言われる、
経済産業省の「ものづくり補助金」の採択を受けました。
また一つ、
大胆な取り組みのステップを踏み出すことができました。
これからも、
地に足をつけつつ、大胆に進みたいと思います。
 

2023/06/02 6月2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
6月2日

できない理由

できない理由を並べ立てる人がいる。
それでは新しい事業を達成することはできない。
何もないことを前提として、
目標を達成するために必要な人材や設備、
技術をどう調達するかを考えなくてはならない。


・・・・多いですね。
成功困難タイプです。
まずは、達成する理由、達成の道のり、達成後のイメージ。
それから、できない理由である「障害」を出していきます。
その障害を取り除きながら進めば・・・
・・・達成ですね。

 

2023/06/01 6月1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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6月1日

夢に酔う

ビジネスを成功させるためには、
夢を抱いてその夢に酔うということがまず必要だ。
夢に酔っていればこそ、それを実現させる情熱が湧いてくる。
もちろん、実際に事業に着手したら、
いつまでも夢に酔っているのではなく、
スタートした瞬間から、理性的に判断し、
無用な危険を避け、実際的な方策について考え尽くし、
仕事を成功に導くようにしなければならない。


まずは夢を描き夢に酔う。
スタをした瞬間から、
ONとOFFの切り替えが大切ですね。
夢の実現を目指す現実ではON。
「理性的に判断し、
無用な危険を避け、
実際的な方策について考え尽くす」
OFFの時間では、
「酒を酌み交わし、夢を語り夢に酔う」
とてもとても大切なONとOFFです。
 

2023/05/31 5月31日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月31日

人生のバイブル

私は、
「善きことを思い、善きことをするときには、
天地が味方する」
ということを人生のバイブルとしてこれまで歩んできた。


私のバイブルは、
松下幸之助日々の言葉の中で紹介されている、
「人生は、演出も演技も自分でする生きた芝居、
腕次第、やり方次第でいくらでもいい芝居になる」
そして人生という芝居の大原則は、
『健善(正義の道を守ること)』です。
 

2023/05/30 5月30日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月30日

仕事をする人の完成

ラテン語に、
「仕事の完成よりも、仕事をする人の完成」
という言葉があるそうですが、
その人格の完成もまた仕事を通じてなされるものです。
いわば、哲学は懸命の汗から生じ、
心は日々の労働の中で練磨されるのです。


『指示されたことができる』
『指示をすることができる』
『何を指示するかを考え、指示する人と共有ができる』
・・・まだまだ続くでしょう。
完成のステップアップは留まることはないのですね。
 

2023/05/29 5月 29日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月29日

万病に効く薬

一所懸命に働くことが、
人生を素晴らしいものに導いてくれるのです。
働くことは、
まさに人生の試練や逆境さえも克服することができる
「万病に効く薬」のようなものです。
誰にも負けない努力を重ね、夢中になって働くことで、
運命も大きく開けていくのです。


『一所懸命に働くことは、万病に効く薬』
ものすごく実感しています。
先日から書き続けていますが、
40歳の前後5~6年くらいでしょうか?
私は病に包まれていました。
心の病だけでなく、甲状腺の病気を発症し、
ホルモンのバランスを崩したことも要因の一つでした。
が、課題を多く抱えじっくりと休むわけにもいかず・・・
まさに一所懸命取り組みました。
無茶苦茶な無理をすることは善くありませんが、
多少無理をしているくらいのほうが、
精神が身体を支えてくれると振り返ります。

 

2023/05/28 5月28日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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5月28日

感性的な悩みをしない②

人生や仕事で起きる障害や問題に、
感情や感性のレベルでとらわれても何も解決しない。
苦しければ苦しいほど、理性を使うべきだ。
合理的に考え尽くし、一所懸命に努力をし、
まさに「人事を尽くし」たなら、
あとはうまくいくのだろうかなどと余計な心配はせず、
ただ成功を信じて「天命を待つ」ことだ。


『人事を尽くして天命を待つ』
人事を尽くしてない人ほど口に出す言葉・・・?
本当に人事を尽くす人は、
口に出さず行動に出し続けるのでしょうね。
 

2023/05/27 5月 27日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月27日

感性的な悩みをしない①

感性的、感覚的なことで悩んだり、
ふさぎ込んではいけない。
現世では、頭を悩まし、
心を惑わすようなことはいくらでも起きてくる。
そんなことで心労にとらわれても、何も解決しない。
そんなことより精進に努めることだ。
そうすれば、必ず魂は磨かれ、心は高まり、運命は開かれていく。


社長就任後から40代前半のころまではいろいろ悩みました。
感性的、感覚的なこともたくさんありました・・・。
アイデアノートを何冊も書き溜め、
方向が見えて来た頃から精進に勤め始めたのでしょう。
・・・・運命を開くために命を使います。
 

2023/05/26 5月 26日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月26日

反省を習慣化する

忙しい毎日を送っている私たちは、
つい自分を見失いがちである。
そうならないためには、
意識して反省をする習慣をつけなければならない。
反省ある日々を送ることにより自分の欠点を直すことができ、
人格を高めることができる。


昨日に続きますね。
新米社長は、何をやるにしても初体験尽くし。
反省失くして一日は終わらないのです。
・・・反省しすぎて寝むれない日々。
・・・心の病で病院にも通いました。
「こんなにボロボロになりながら
頑張っている自分は素敵だ」
と、無理やりエールを送っていた時代です。
そのころ書き留めたアイデアノートは後々の、
経営品質賞で言う『他にはない独自経営』に役立ちました。

 

2023/05/25 5月 25日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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5月25日

失敗から学ぶ

将来を見通すことができるなら、
状況に適した行動をとれるように人生を計画することができる。
しかし反面、若いときに失敗や苦労を経験したために、
人間として成長し、人生を強く生きることができる。
ただし、そのためには、
自分自身を客観的に見る素直さを持ち、
過去の失敗から学ぼうとする謙虚な心を持って
一所懸命努力することが必要だ。


社長に就任したばかりのころ
・・・といか、
・・・それから長らくは体験するすべてのことが…初体験。
当時を振り返り、
やってくる『人口減少問題』『環境と化石燃料問題』をかかえ、
半端ではない危機感を抱いていました。
自身、決めていたことは、『絶対に逃げないこと』だけでした。

 

2023/05/24 5月 24日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月24日

解決の糸口

どんなことがあっても成功を勝ち取るのだ、
という切迫した気持ちを持つ。
加えて物事を素直に見られる謙虚な姿勢を忘れない。
そうすれば、ふだんは見過ごしてしまうような、
ごく小さな解決への糸口を見つけることができる。


ですから、神が助けたくなるのです。
先日も書きましたが、
坂本龍一氏の『戦場のメリークリスマス』は、
「追い込まれ過ぎていて、
自分で譜面を書いた記憶がない」
と、言われていますが、
逆に言うと、
記憶できないほど、とことん集中しまくり、
『ふだんは見過ごしてしまうような、
ごく小さな解決への糸口を見つけることができた』
のかもしれませんね。
 

2023/05/23 5月 23日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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5月23日

無限の可能性を信じる

絶対に「できない」と言ってはなりません。
難しい課題を前にしたら、
まずは自分の無限の可能性を信じることです。
「今はできないかもしれないが、
努力をすればきっとできるはずだ」と、
まずは自分の可能性を信じ、
次に必要となる能力をいかに伸ばしていくかを、
具体的に考え尽くしていかなければなりません。
それこそが明るい未来へと続く扉を開けることになるのです。


『絶対に「できない」と言ってはなりません』
成功を収めた人たちの多くが同じことを言っています。
ノー天気で努力しない人たちも同じことを言います。
次に必要となる能力をいかに伸ばしていくかを、
具体的に考え尽くすひとと、
何も考えず良い結果だけを想像する人・・・
結果が同じはずはありませんね。
 

2023/05/22 5月 22日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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5月22日

持てる力を出し切る

「おまえがそこまで努力したのなら、
その願望が成就するよう助けてやらなくてはなるまい」と、
神が重い腰を上げるくらいまでの徹底した仕事への打ち込みが、
困難な仕事にあたるとき、
また高い目標を成し遂げていくときには絶対に必要になるのです。


先日も出てきた、
『神が降りてくる』のお話ですね。
「おまえがそこまで努力したのなら、 
その願望が成就するよう助けてやらなくてはなるまい」
と、本当に神様が降りてはこないでしょうが、
神がかった出来事というのは本当にあるのです。
これは多くの人が人生の中で体験していることと思います。
「松下幸之助は、晩年、
『私人生は、運がよかった。・・・と思うよ』
と言っていた」
と、木野親之先生から聴いたことがあります。
 

2023/05/21 5月 21日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月21日 

理想を目指す

最初に到達すべき理想を描き、
どんな障害があろうと、まっしぐらに進んでいく。
めざす頂が明確に見えているからこそ、
峻険(しゅんけん)な岩場に果敢に挑戦し、
それを越えて、
何があっても登ろうという気力が生まれるのだ。


『気力』はとても大切ですね。
目標や理想に向かう気力は絶大です。
・・・が体調を崩し一時的に気力を失うこともあります。
健康管理にはしっかりと注意を払わなくてはならないですね。
・・・実感です。
 

2023/05/21 5月 20日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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5月20日

信じる道を行く

これが正しい道だと固く信じているのであれば、
その道がどんなに険しかろうと、
どんな悪天候に遭遇しようと、
その道をまっすぐ頂上まで登るべきだと、私は心に決めた。
以来私は全員が一緒に頂上に到達できるように、
他人へと同様、自分にも常に厳しい姿勢で臨み続けた。
安易な道はたいていの場合、ゴールへ導いてくれないのである。


私にとっての『信じる道』とは、
今進んでいる、足元にある道。・・・ですが、
行く手は一本道ではなく、目標に続くいくつかの道です。
目標がぶれていては、
道を変えて瞬間に目標から離れていくかもしれません。
目標をしっかり見据え、
道を選択しながら進むことが大切です。
「一番困難だと思う道を選択することが良い」
・・・と言われていますね。

 

2023/05/19 5月 19日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月19日

羅針盤なき航海

創造的な領域では、基準とするものがない。
真っ暗闇で嵐が吹きすさぶ海原を、
羅針盤も持たず航海していくようなものだ。
創造の領域では自分自身の中に羅針盤を求めて、
方向を定め、進んでいかなければならない。


昨日の違和感の続きです。
違和感を感じただけでは羅針盤のない航海です。
違和感を明確にして、さらに解決策を創る。
この作業が羅針盤づくりですね。
羅針盤を持つことで方向だけでなく、
ぶれない精神も成長するのです。
 

2023/05/18 5月 18日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
5月18日

答えは現場にある

答えは常に現場にある。
しかしその答えを得るには、
心情的には仕事に対する誰にも負けない強い情熱や、
深い思い入れを持つことが必要である。


創造、工夫はどこから出てくるのでしょう?
現場を景色として見ていると、想像も工夫も出てきません。
同じ現場を『強い情熱や、深い思い入れ』持って見ると、
気になることがたくさん目につき始め、
どうすればもっと使いやすくなるだろう?
どうすればもっと美しくなるだろう?
などと違和感が湧き上がってきます。
この違和感が創造、工夫のたまごなのですね。

 

2023/05/17 5月 17日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月17日

現場には神がいる

仕事の現場には、神がいる。
どんなに工夫をこらし、試行錯誤を重ねてもうまくいかず、
壁にぶち当たって万策尽きたと思えることがある。
そういうときはいったん冷静になって、
もう一度周囲を観察し直してみることだ。
すると神の声が聞こえてくる。
現場や製品のほうから、
「こうしたらどうだと解決のヒントをささやきかけてくる」
ことがある。


これは、松下幸之助語録として、
よく似た話を木野親之先生に聞いたことがあります。
『万策尽きてもあきらめず…もがき続ける』
先日の『創造』のお話と同じです。
その時には出てこなかった大切なキーワード『冷静』。
『もがき続ける』も、
『てんぱって』もがいているのか。
『冷静』にもがいているのか。
神が降りてくるか?降りてこないのか?
の差があるのですね。
 

2023/05/16 5月 16日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月16日

素人の発想

新しい事業を発展させるためには、
何にもとらわれない自由な発想が必要である。
また、そのような自由な発想は
既成概念に染まりきった専門家からではなく、
素人から生まれるものだ。


私は、本田宗一郎氏と藤沢武夫氏の創業した、
ホンダの大ファンです。
本田宗一郎氏の他に無い独創的な発想で創り上げた技術、
藤沢武夫氏の他に無い独創的な発想の経営手腕。
ホンダは自由な発想がいっぱいなのです。・・・昔は。
若い技術者が自由な発想で開発をしていましたね。
今も、自動車レースやバイクレースを見ていると、
その独創性は感じています。
『ホンダレーシング HRC Sakura』では
若い技術者が自由な発想でエンジン開発をしているそうです。
市販車にもホンダらしさを・・・。
 

2023/05/15 5月 15日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月15日

真の無頼性

ビジネスにおいても、科学、芸術の世界においても、
イノベーションを起こそうとするなら、
自由な精神がなければ、真の成功を期すことはできない。
つまり、独立心を持つこと、人に頼らないことだ。
安易に妥協したり、分かったふりをしないことだ。
頼らないということは、自由だということ。
他に頼らず、自分に頼らなければならない。
創造的な領域では、真の無頼性が求められる。


創造には『自由な精神』が大切なのです。
・・・独立心を持つこと、人に頼らないこと。
を、勘違いしてはいけません。
まずは、とことん真似をすることが創造の一歩です。
たとえば、
『絵』を真似できない人に新たな創造的な絵が描けるか?
・・・音楽でも、スポーツでも同じですね。
最初はあこがれる人の真似から入るのです。
いきなり『創造』の領域には行けません。
技術的な支えの上に
『自由な精神』が乗っかることが『創造』です。

 

2023/05/14 5月 14日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月14日

創造のプロセス

創造というものは、
意識を集中し、潜在意識を働かせて、
深く考え続けるという苦しみの中から、
ようやく生まれ出るものだ。
決して単なる思いつきや
生半可な考えから得られるものではない。


『創造は苦しみの中から生まれてくる』
しかも、
深く考え続けることで・・・ようやく生まれるのですね。
先日亡くなった坂本龍一氏が、
ずいぶん以前のTV番組で言っていました。
「大島監督に、
主演俳優だけでなく、映画音楽も担当させてください。
と、直接お願いをして承諾をいただきました。
戦場のメリークリスマスの作曲は、
とことん苦しみぬき・・・追い込まれ・・・最終的には、
どうやって譜面を書いたか覚えていないんです。
苦しみながら・・・いつの間にか寝落ちて、
起きたら譜が書き込んでありました」
谷村新司さん、さだまさしさんTV番組でも言っていました。
「曲作りで、とことん苦しんで、追い込まれて・・・
もう、どうしようもないというころまで追い込まれたとき、
フレーズの神が降りてくるんですよ」
創造は苦しみの中から生まれてくるのです。

※坂本龍一(ウイキペディア)
俳優として出演した大島渚の監督『戦場のメリークリスマス』で
映画音楽も手掛け、日本人初の英国アカデミー賞作曲賞を受賞した。
1987年公開の映画『ラストエンペラー』では日本人初のアカデミー
作曲賞を受賞し、同曲でゴールデングローブ賞 作曲賞、1989年
第31回グラミー賞最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞など
世界的な音楽賞を総なめした。
 

2023/05/13 5月 13日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月13日

活路を開く

豊かな時代に、新たな活路を開くには、
自分を極限にまで追い込める強さと勇気を
持たなければならない。


マズロー野5段階欲求
1.生理的欲求・・・・・・食欲・睡眠
2.安全の欲求・・・・・・未来に対しての不安解消・身を守る
3.愛情の欲求・・・・・・人から良く思われたい・集団に対する帰属感
4.尊重の欲求・・・・・・人から認められたい・所得、地位、ブランド
5.自己実現・・・・・・・・理念の達成
今の時代は、
生理的欲求、安全の欲求に対し大きな不満はない時代で、
2~2.5段階に多くの人が入っていると言えるのでしょう。
先日も出てきた『安逸』を求めやすい時代です。
だからこそ稲盛さんの言われるように
「自分を極限にまで追い込める強さと勇気を
持たなければならない」のですね。
 

2023/05/12 5月 12日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月12日

信念、志、勇気

先賢の高邁(こうまい)な知識をどんなに学んでも、
経営論や技術論をいくら習っても、
道を究めようという強い信念、高い志、
勇気を持って臨まなければ、
身に心に深く刻み込まれることはない。
それでは、いざ実践しようというときに役に立たない。
※ 高迩(こうまい):志などがたかく、衆にぬきんでていること。


『志』は自身の心の中に生まれるものです。
誰かに「このように志を持ちなさい」と言われたので、
それが私の『志』です。
どこに行くのか、
どうありたいのかは自分が決めるのですね。
そうしなければ本当の『信念』はもてません。
 

2023/05/11 5月 11日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月11日

心にある障壁

より高く自らを導いていこうとするならば、
あえて幾重に立ちふさがる障壁に立ち向かって
いかなければならない。
そして一番大きな障壁は、
安逸(あんいつ)を求める自分自身の心だ。
自分自身に打ち勝つことにより、
障壁を克服し、卓越した成果をあげることができる。
※安逸(あんいつ):心のおもむくままに気軽に


子供が生まれるまでの私は安逸を求めていました。
結婚したことで少し心の障害を取り除きましたが、
基本、安逸を求めていることに変わりはありませんでした。
親になった自覚はとても大きいもので、
自身の安逸よりも大切なものがあると気づいた瞬間です。
・・・とはいえ、
何を基準とするかは入り色ですが、
向かった方向は
すべてにおいて正しいとは言えなかったと感じています。
『健善』『正義の道』からは大きく外れていないまでも・・・
反省するところは少なくありません。
 

2023/05/10 5月 10日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月10日

リーダーの資質②

現在では、
呂新吾が言う第三等の資質しか持っていない人、
つまり、聡明才弁の人をリーダーに選ぶことが、
世の東西を問わず、広く行われています。
たしかにこのような人材は
能吏として役に立つことは間違いありません。
しかし、彼らが果たして立派なリーダーとしての
人格を備えているかどうかは疑問だと思うのです。
私は現在、世界の多くの社会が荒廃している原因は、
このように第三等の資質しか持っていない人材を
リーダーとして登用しているからだと思うのです。


確かに、
『第三等の資質』を大きく評価していた時代がありますね。
今でも少なくはありませんが、
リーダーとしての評価基準を
大きく変えようとしている企業もたくさんあります。
現在国が進める、
年収アップを含めた働き方改革が
世界の中での日本の評価をどう変えていくかは
まだ見えていません。
世界との競争力を回復するのか?
このままさらに評価を落としていくのか?
中国だけでなくインドの経済成長にも注目したいですね。
 

2023/05/09 5月 9日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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5月9日

リーダーの資質①

リーダーの資質について、中国の明代の
著名な思想家である呂新吾は、政治のあり
方を説いた著書「坤吟語(しんぎんご)」の中で、
「深沈厚重ナルハ是レ第一等ノ資質」と述べています。
つまり、リーダーとして一番重な資質とは、
常に深く物事を考える重厚な性質を持つ人格者であるべきだ、
と言っているのです。             
さらに呂新吾は、同じ『岬吟語』の中で、
「聡明才弁(そうめいさいべん)ナルハ是レ第三等ノ資質」
と述べています。
つまり、頭がよくて才能があり、弁舌が立つことは、
三番目の資質でしかない、と言っています。


私は3番目、第三等の資質でやってきたわけではありません。
そこは昔から私を知っている人はみんな知っています。
・・・この能力は極めて低い。
1番目の資質・・・人格者・・・でもありません。
努力、意欲、学び、知恵、発想・・・・???
7つの習慣、第3の習慣『最優先事項を優先する』
時間管理マトリックスの第2領域に時間をかけた
半生だということは自信があります。
・・・何番目かの資質???
 

2023/05/08 5月 8日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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5月8日

本音でぶつかれ

経営課題を解決していこうと思えば、
「あなたのやり方のここが問題だと思います。
こうすべきでしょう」
と幹部同士でもズバズバ本音で議論しなければならないのに、
ストレートなものの言い方をして
人間関係が壊れてしまっては困ると、
どうしても建前で話をしてしまう。
経営では毎日が修羅場ですから、
建前論で済ませられるわけがない。
会社を伸ばしていこうと思えば、
本音をぶつけ合わなければならないのです。


本音を伝えてくれる幹部が増えてきました。
それは、
私にケンカ売りに来るということではありません。
本音を伝える人は、本気で私の話も聞いてくれます。
もちろん、
私が本気の姿勢でなければ本気の議論は成り立ちません。
・・・自らの姿勢を反省しつつ組織の成長を進めます。
 

2023/05/07 5月 7日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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5月7日

渦(うず)の中心に立つ

会社など集団の中で仕事を円滑に進めていくには、
それがどんな仕事であれ必ず、
エネルギッシュに
中心的役割を果たしてくれる人が必要となります。
そのような人を中心に
あたかも上昇気流が湧き起こるかのように、
全員を巻き込んで組織が大きく動いていく。
そんな自分から積極的に仕事に向かい、周囲に働きかけ、
仕事をダイナミックに進めていける人を、
私は「渦(うず)の中心で仕事をしている人」と表現しています。


確かにエネルギッシュで中心的役割を果たす人がいます。
人間的にも魅力があります。
が、決して善い人の代表・・・というわけでもありません。
ホンダの創業者、本田宗一郎氏は、
社員を殴ることは度々、超トップダウン・・・
とにかく癖が強いのです。
若いころはいつもしかめっ面の本田宗一郎。
・・・ですが、
エネルギッシュでいつも中心にいる天才技術者。
とても慕われている魅力的な人だったそうです。
 

2023/05/06 5月 6日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月6日

正道に困難はつきもの

世の中の多くがご都合主義、
あるいは自分の利害得失で生きている中で、
真面目に、原理原則を貫いて生きていこうと思えば、
いろいろと困難に遭遇してしまう。
しかし、正道を実行する人が困難に遭遇するのは当然のことだ。
だからこそ、困難を楽しむくらいの境地にならなければ、
正道を実践し続けることはできない。


『健善』『正義の道』
私のキーワードの一つです。
悪の誘惑だけが『正義の道』をはずれる訳ではありません。
世の中では悪事と言われないまでも
『正義の道』を外れることは多いのです。
田舎道での横断歩道の信号無視、
捕まらない程度のスピード違反・・・
道交法に限らず日常のなかで
「多くの人もやっている」ということは多いのです。
『正義の道』は実は結構険しいのですね。

 

2023/05/06 5月 5日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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5月5日

筋は通っているか

物事に筋が通っているか、
すなわち道理にかなっているかどうかを判断するためには、
単に論理的に矛盾がないかということだけではなく、
それが人としてとるべき道に照らし合わせて、
不都合がないかということの確認が必要だ。


「水は高いところから低いところに流れる」
これが私の物事の判断基準です。
この事柄は低いところから
高いところに水を流そうとしていないか?
方法、手段は水が流れるように水路を掘り進めれば、
必ず低い目的地にたどり着きます。
地形(障害)によっては右に向いたり左に向いたり・・・、
くねくねしながら水路を掘り続けます。
稲盛さんの言われる『筋道』と考え方は同じです。
 

2023/05/04 5月 4日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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5月4日

大切な価値観

「人間として正しいことを追求する」ということは、
どのような状況に置かれようと、
公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実
というような言葉で表現できるものを
最も大切な価値観として尊重し、
それに基づき行動しようというものです。


昨日感想で書いた、
7つの習慣『原則にもとづくパラダイムシフト』
「誠実」「公正」「貢献」「可能性」「成長」など
のことですね。
『原則にもとづくパラダイムシフト』は、
とても大切な価値観に基づいているのです。
松下幸之助翁は『素直』とも表現されています。
私自身のキーワードは『健善』。
「正義の道を守ること」です。

 

2023/05/03 5月 3日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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5月3日

人間として正しいこと’

現在の社会は、不正が平然と行われていたり、
利己的で勝手な行動をとる人がいたりと、
決して理想的なものではないかもしれません。
しかし、世の中がどうであろうと、
私は「人間として何が正しいか」を自らに問い、
誰から見ても正しいことを、
つまり、人間として普遍的に正しいことを追求し、
理想を追い続けようと決めたのです。


詐欺グループの犯罪、あおり運転、無人営業店での窃盗・・・
7つの習慣で言う
『原則』から外れたパラダイム(ものの見方)を
まかり通そうとしています。
原則にもとづいたパラダイムシフトを常に意識していたい。
「誠実」「公正」「貢献」「可能性」「成長」など
原則のキーワード
松下幸之助・・・宇宙根源
稲盛和夫・・・利他の精神
私・・・健全、正義の道
 

2023/05/02 5月 2日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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5月2日

人格は変化する

努力家で謙虚であったはずの人が、
いったん権力の座に就くと、
一転、傲岸不遜になることがあります。
一方、身を誤った人間であっても、
心を入れかえ、研鑽と努力を重ねて、
素晴らしい人格者に一変した例もあります。
リーダーを選ぶにあたり、「人格」というものが、
絶えず変化していくものであることを忘れてはなりません。  
※ 傲岸不遜(こうがんふそん):相手を見下す態度


若かりし頃、
尊敬する経営者の変わっていく姿を目の当たりにし、
『成長するほどに頭を下げることのできる人』
を目指そうと心に誓いました。
その誓い通りの現実を歩んでいるのか?
反省をしながら改めていきます。
『松下幸之助は「頭を下げ下げやってきたんだ」と言っていました』
という木野先生の言葉を思い出します。
 

2023/05/01 5月 1日稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
5月1日

人格=性格+哲学

人間が生まれながらに持っている性格と、
その後の人生を歩む過程で学び身につけていく哲学の両方から、
人格というものは成り立っている。
つまり、性格という先天性のものに
哲学という後天性のものをつけ加えていくことにより、
私たちの人格は陶冶されていくのです。
※ 陶冶(とうや):育成・養成


もって生まれたDNAに書き込まれた性格は基本変わりません。
・・・が、
まったく変わらないわけではありません。
生活習慣病と言われるいくつかの病気は、
生活習慣によって発症します。
性格も習慣によって性格も変わるとも言えます。
哲学を学び、良い習慣をつくることで、
人格はより高みに向かい登っていくのですね。

 

2023/04/30 4月 30日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月30日

完全主義を習い性とする

私は、仕事に関して完全主義だ。
完全主義を自分に課し、
毎日を生きることはたいへんつらいことだ。
しかし、習い性となれば、苦もなくできるようになる。
経営者は、完全性を追求することを、
日々の習慣としなければならない。


『習い性』とは習慣にすることですね。
成功の法則にも出てくる『良い習慣』づくり。
・・・毎日この『稲盛和夫一日一言』を読み進めると、
コロナ過の3年間、アナグマ社長で過ごしてきたことを
反省させられることばかりです。
『完全主義を習い性とする』
コロナで振り出しに戻った感が強いので、
また一歩ずつ歩みます。
 

2023/04/29 4月 29日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月29日

お客様第一主義を貫く

お客様に接する姿勢としては、
お客様の召使いとも呼べる位置づけを
甘んじて受け入れるように言ってきた。
「甘んずる」という意味は、嫌々という意味ではない。
自ら喜んで、気持ちよく
お客様の召使いを務めるように言ってきたのである。
お客様の召使いが務まらないようでは、
どんな立派な販売戦略も画に描いた餅でしかなく、
一時的に成功したとしても単発に終わり、
持続的な成功を収められるはずはない。
お客様に対して徹底的に奉仕をすること、
これも経営の大原則の一つである。


ESとCSどちらが先かという議論になることがあります。
『お客様第一主義』を唄うとCSが先と思ってしまいます。
・・・が、本当にそうでしょうか?
『「甘んずる」という意味は、嫌々という意味ではなく、
「自ら喜んで、気持ちよく」お客様の召使いを務める』
と、稲盛氏は表現されています。
「自ら喜んで、気持ちよく」であればESですよね。
どちらが先ではなく、
ESとCSは両輪でどちらかが欠けても
どちらもとも成り立たないものなのです。
ESを上げるにはCSを上げる。
CSを上げるにはESを上げる。
『利他の精神』はES、CSどちらも高めるのです。
 

2023/04/28 4月 28日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月28日

大家族主義で経営する

経営者と労働者という対立関係ではなく、
あたかも親子や兄弟のような関係で、
互いに助け合い、励まし合いながら、苦楽を共にしていく。
家族のような関係であれば、
経営者は従業員の立場や権利を尊重し、
従業員は経営者と同様に会社のためを考えて行動できるはずだ。
私はこのような関係を、
「大家族主義」として、会社経営のベースとしてきた。


私も同じ考えです。・・・が、
組織での、その表現方法には問題があったと・・・と、
振り返ります。
一昨年、還暦を迎え老体ではありますが、
次世代の広ガスたかたの強い組織を育てるために、
今の時代に合った表現方法を学びなおし、
大家族主義での経営を目指します。

 

2023/04/27 4月 27日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月27日

見えるまで考える

夢が大きければ大きいほど、
その実現までの距離は遠いものになる。
しかし、それでもそれが成就したときの姿や、
そこへ至るプロセスを幾度もシミュレーションし、
眼前に「見える」まで濃密にイメージしていると、
実現への道筋がしだいに明らかに見えてくるとともに、
そこへ一歩でも近づくためのさまざまなヒントが、
何げない日常生活からも得られるようになっていくものだ。


3KM手帳のビジュアライズページですね。
『夢が成就したときの姿や、
そこへ至るプロセスをシミュレーションし、
眼前に「見える」まで濃密にイメージしていると、
実現への道筋がしだいに明らかに見えてくる』
本日の一言は、正にビジュアライズページの解説です。
土屋ホームや3KMを導入している企業で行っている、
『ビジュアライズコンテスト』は、さらにそれを進める、
とても素晴らしい仕組みだと思います。
 

2023/04/26 4月 26日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月26日

夢見る夢夫

私は自分のことを「夢見る夢夫」と呼んでいる。
果てしのない夢を次から次へと見続け、
その夢の中で事業を展開していく。
仕事を離れているときでも、
私は願望を常に心に抱いている。


夢見る私は・・・
最近、現実に引き戻される出来事に遭遇しています。
・・・が、
夢を捨てたわけではありません。
私の進み方の間違いを確認し、修正し、
果てしのない夢を次から次へと見続け、
その夢の中で事業を展開していきます。
「実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな」
・・・私はまだまだ頭(ず)が高い。
 

2023/04/25 4月 25日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月25日

身の丈を超える夢を

自分の人生を
自分の力でしっかりと創造していける人というのは、
必ずその基盤として、大きすぎるくらいの夢、
身の丈を超えるような願望を抱いているものだ。
私にしても、
自分をここまで引っ張ってきてくれた原動力は、
若いときに抱いた夢の大きさ、
目標の高さだったといってもいいだろう。


社長に就任した当初、『責任』が原動力でした。
経験の乏しい私は『創造』の領域を目指し、
経験を補うためにあちらこちらの研修に参加しまくり…、
夢らしきものが見え始めました。
何度かの改修を繰り返し、
『経営理念』という夢が描けたのは
40歳を目の前にしたころでした。

 

2023/04/24 4月 24日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月24日

シンプルにとらえる

私たちはともすると、
物事を複雑に考えてしまう傾向があります。
しかし、物事の本質をとらえるためには、
実は複雑な現象をシンプルにとらえなおすことが必要なのです。
事象は単純にすればするほど本来の姿、
すなわち真理に近づいていきます。
たとえば、一見複雑に思える経営というのも、
つきつめてみれば、売り上げを極大に、
経費を極小にという単純な原理に尽きるのです。
いかにして複雑なものを
シンプルにとらえなおすかという考え方や
発想が大切なのす。


若かりし頃は・・・
物事を深く掘り下げることができず、
シンプル・・・ではなく、単純に見ていました。
見落としが多くミスが目立ちました。
・・・あえて、深く掘り下げることを意識しました。
掘り下げることが標準となってきたある時期、
かえって複雑に物事を考えていることに気づき、
『掘り下げた後のシンプル』を目指すようになりました。
現在は、あえて、シンプルを意識しています。
『シンプルに整理しなおす』が正しい表現でしょうね。
 

2023/04/23 4月 23日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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4月23日

闘争心を燃やす

経営には「闘魂」が不可欠だ。
もともとは柔弱でケンカもしたことがない、
闘魂のかけらも見受けられないけれども、
ひとたび経営者となった瞬間に、
多くの従業員を守るために敢然と奮い立つ、
そんな経営者でなければ、従業員の信頼を得ることはできない。
なぜ、そのようなことができるのか、
それは自分の会社、
従業員を何としても守るという強い責任感であろう。
その責任感を経営者が持てば、腹はすわってくる。


ここは強く意識しています。
社長は、会社で起こる問題を
誰かに会づけてしまうことはできません。
『絶対に逃げることはできない』のですね。
就任当初はわからないことだらけで・・・
とんでもない解決方法を実践していたりもしました。
それでも、当時は他に方法がありませんでした。
当時は経営の師匠、経営者の仲間とも、
相談できるほどのお付き合いではなかったのです。

 

2023/04/22 4月 22日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月22日

率先垂範

経営者の働きぶりを見て、
従業員が「うちの社長ぐらい努力する人はいない。
あれでは身体を壊すのではないか」と感じ、
自分たちももっと働こうと思わせるくらいに
一所懸命働いていなければ、
経営者の指示命令は徹底されない。


率先垂範は、
決して現場での作業を指しているのではありませんね。
立場、それぞれの役割の範疇のなかでの率先垂範です。
それぞれのポジションで、
一ヶ月、一年、・・・十年先を見据えたうえでの
率先垂範が大切なのですね。

 

2023/04/21 4月 21日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月21日

自己犠牲を払う

働きやすい職場を築こうとする場合、
それはリーダーが自分の都合を優先した、
自分が仕事をしやすい環境ではなく、
職場の大多数の人が働きやすい環境でなければならない。
リーダーにとってのみ都合のよい職場を望むなら、
部下は誰もついてこない。
自分の部下を優先し、彼らが働きやすいと感じる環境を、
リーダーが自己犠牲を払って築いてこそ、
部下をして奮い立たせ、
部下の信頼と尊敬、職場の協調と規律、
そして発展が得られるのである。


松下幸之助の理念経営を学び始めた30代後半から
自己犠牲の精神を意識し続け・・・
てきたつもりでした。
振り返ると、時代の変化に対応しきれておらず、
負担軽減は進んでいません。
基本の考え方から学びなおしているところです。
 

2023/04/20 4月 20日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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稲盛和夫著 致知出版
4月20日

謙虚にして驕らず

人間はある程度成功すると、傲慢になり、
自分だけよければいいという利己心が出てくるようになる。
しかし、少しばかりの成功で驕り高ぶってしまうようでは、
その成功は決して続かない。
どんなに成功しても、相手を思いやるやさしい心を、
善き思いを持ち続けることが必要である。


毎回書きますが、
成功の定義・・・
もちろん『事』は成功の代表です。
気を付けなければならないのは、
『年齢』という成功の蓄積です。
『事』成功に対する謙虚。
そして『年齢』に対する謙虚。
・・・しっかり意識していきます。
 

2023/04/19 4月 19日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月19日

純粋な心

澄んだ純粋な心には真実が見える。
しかし利己心に満ちた心には、複雑な事象しか見えない。
物事をあるがままに見ることのできる純粋な心を持つよう
努力すべきだ。
物事をあるがままに見て、
さらに自己犠牲を払ってでも成し遂げようという
心構えができていれば、克服できない問題などない。


「利己心に満ちた心は持ち合わせていない」
と自信をもって言えます。
・・・が、
『純粋な心』・・・さらなる『自己犠牲』。
昨日の『無私』・・・。
修行の道の険しさを強く感じます。

 

2023/04/18 4月 18日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
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4月18日

無私

人を動かす原動力は、ただ一つ、
公平無私ということだ。


『公平無私』
自身を振り返り見た時、
・・・『公平』はしっかり意識しているつもりですが、
『無私』の領域には程遠い・・・。
価値観の環境整備という修行は一生続きます。

 

2023/04/17 4月 17日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月17日

執着からの解脱

人間が一番強くなるのは、執着から解脱したときだ。
「他に善かれかし」と考えれば、
その分、我欲が引っ込む。
心が高まっていくのは、実はここからなのである。


昨日の一言の解説のような本日の一言です。
「他に善かれかし」とは、
昨日の『公の道』と同じ意味ですね。
「我欲」とは、もちろん『私利私欲』。
この私利私欲からの『解脱』のためには・・・
『足るを知る』ことです。

 

2023/04/16 4月 16日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月16日

正道を貫く

長い目で見れば、
正道を貫くことが、一番楽なことなのです。
なぜなら、
繕(つくろ)い隠そうとするものが何もないからです。
自分の名誉や地位、財産などにこだわりがあり、
それを必死に守ろうとして、複雑怪奇な策略を企てる、
そんなことをするものだから、
みんな樵悴(しょうすい)してしまうのです。
一方、「そんな下らないものは何もいらない」
と思えるようになれば、
策など一切弄する必要はありません。
これが一番簡単で楽なことなのです。
ただし、それには、
自分というものを無にしていかなければなりません。
これがたいへん難しく、勇気がいることなのです。


私流、『健善』『正義の道』、
すなわち『公の道』ですね。
正反対の道は、
『私利私欲の道』です。
ただし、「欲を持たない」ことが良いわけでもない。
・・・と考えます。
意欲を高めるには『欲』はとても大切で、
重要なことは『足るを知る』ということです。
 

2023/04/16 4月 15日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月15日

正々堂々

企業経営には、
権謀術数が不可欠だと感じている人が多いかもしれないが、
そういうものは一切必要ない。
今日一日を一所懸命に生きさえすれば、未来は開けてくる。
また、正々堂々と人間として
正しいやり方を貫けば運命は開けてくる。
*権謀術数(けんぼうじゅつすう)=たくみに人をあざむく策略


『話し上手が営業上手』・・・ではありません。
『聴き上手』が、お客様の心をつかむのですね。
経営戦略を立てる上でも『原理原則』が大切です。
『原理原則』とは、先日も書き込みした、
経営の神様お二人、
松下幸之助は『宇宙根源』『自然の摂理』。
稲盛和夫は『利他の精神』。
私は、『健善』『正義の道』。
「7つの習慣」では、
誠実、公正、貢献、可能性、成長・・・・
と表現されていますね。
 

2023/04/14 4月 14日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月14日

リーダーたるべき人

会社がうまくいきだすと傲慢になってしまう経営者や、
役職が上がるにつれ、威張るようなリーダーでは、
社員の心は離れていってしまいます。
地位や名誉、金といった利己の欲望を抑え、
集団のために謙虚な姿勢で尽くす
「無私」の心を持ったリーダーであれば、
部下は尊敬し、心から従ってくれるはずです。


若いころは周りに年上も多く『謙虚』で周りと接しやすい。
・・・ですが、
年を重ねるごとの先輩は少なく、年下ばかり。
知らず知らずのうちに傲慢に・・・
しかも時代は変化しつづけているのも関わらず、
自分の若かりし頃のイメージがこびりつき・・・
時代の変化からは置いてきぼり。
・・・『無心』をしっかり意識します。
 

2023/04/12 4月 13日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月13日

単純な規範を守る

嘘をついてはいけない
人に迷惑をかけてはいけない
正直であれ
欲張ってはならない
自分のことばかりを
考えてはならない
誰もが子どもの頃、
親や先生から教わったにもかかわらず、
大人になるにつれて忘れてしまう単純な規範。
これを生きる指針に据え、
人生において守るべき判断基準とすべきです。


車の免許を取ったときには、
『信号機のない横断歩道に
渡ろうとする人がいたら一旦停止する』
誰でも知っている当たり前のことですが・・・
最近では社会問題になっています。
警察も取り締まりを強化しているそうです。
 

2023/04/12 4月 12日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月12日

原理原則に従う

常に「原理原則」に基づいて判断し、行動しなければならない。
「原理原則」に基づくということは、
人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、
人間として正しいものを正しいままに貫いていこうということだ。
人間としての道理に基づいた判断であれば、
時間や空間を超えて、
どのような状況においてもそれは受け入れられる。


成功の法則での基本中の基本ですね。
「7つの習慣」では、
誠実、公正、貢献、可能性、成長・・・・
と、表現されています。
経営の神様、松下幸之助は『宇宙根源』。
稲盛和夫は『利他の精神』と言っています。
私は、『健善』『正義の道』をキーワードとしています。
 

2023/04/11 4月 11日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月11日

判断基準の原点

私は、自分なりの判断基準を持っていた。
それは、小さい頃に両親や年長者からしつけられた、
「していいこと、してはいけないこと」
という教えをベースとした、プリミティブな規範でしかなかった。
しかし、それは人間として最も基本的な判断基準であった。


「水は高いところから低いところに流れる」
当たり前ですね。
当たり前のことを当たり前にやるからうまくいくのですね。
何か問題や障害に出くわしたとき、
『高いところにある問題や障害の解決方法という水路を
どこに向かって掘り進めると良いのか?』
と考えることにしています。
その時のキーワードが、
36歳?、37歳くらいから使い始めた『健善』です。
・・・最近ではもっとわかりやすい
『正義の道』というキーワードも使っています。
 

2023/04/10 4月 10日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月10日

本能を抑える

人間は、しばしば本能をベースとして判断を行う。
しかし、それでは動物と同じだ。
本能を抑えなければならない。
利己的な欲望が出てきたときに、
意識してそれを抑え込もうとすることが必要なのだ。
そうすることで、理性を発揮し、正しい判断を行うことができる。


『性欲の強い人』は、
それだけで成功の種を持っているそうです。
意欲、行動力、バイタリティーにたけているからです。
ただし、条件があります。
『本能で生きないこと』
本能で進むと犯罪者にもなりかねません。
『性欲が強く、かつ、自分を律しコントロールできる人』
成功の種を発芽させる可能性の高い人だということですね。
 

2023/04/09 4月 9日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月9日

「思い」の力

純粋な美しい「思い」は、
どんなに優れた知性にもまさる、強大なパワーを持っている。
「他に善かれかし」と願う、美しい「思い」には、
周囲はもちろん天も味方し、成功へと導かれる。
一方、いくら知性を駆使し、策を弄しても、
自分だけよければいいという低次元の「思い」がベースにあるなら、
周囲の協力や天の助けも得られず、
さまざまな障害に遭遇し、挫折してしまうのです。

*弄(ろう)する=もてあそぶ


稲盛和夫の唱える『利他の精神』。
ただし、ここでしっかり心しておかなければならないのが、
二宮尊徳が唱えた、
『理念なき利益は罪悪。利益なき理念は寝言』
ここでの理念とは『利他の精神』と置き換えることができます。
『利他』の実践には
経済力も大切だということを忘れてはいけません。
そしてもう一つ大切なこと。
それは『足るを知る』ということです。

 

2023/04/08 4月 8日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月8日

人の上に立つ人

人の上に立つ者には才覚よりも人格が問われる。
人並みはずれた才覚の持ち主であればあるほど、
その才におぼれないよう、つまり、
余人にはない力が誤った方向へ使われないよう
コントロールするものが必要になる。
それが徳であり、人格なのだ。


『人の上に立つ者には才覚よりも人格』
自身を悪人だとは思いませんが、
・・・人格者とはとても言えません。
日々の修行を積み、徳を積み・・・
届きはしませんが・・・一歩でも近づくために、
一生を費やし人格者への道を歩み続けたいと思います。

 

2023/04/07 4月 7日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月7日

天風哲学

中村天風さんは、私の人生において、
精神的、哲学的にたいへん大きな影響を与えた方です。
その天風さんは、次のように言っておられます。
「自分には輝くような未来が待っているのだ、
素晴らしく明るくて、幸せな人生が拓けていくのだと、
それをただ一点、建設的に、ポジティブに、
前向きに思い、明るく人生を考えなさい。
決して陰々滅々(いにんめつめつ)とした
暗い思いを持ってはなりません」
天風さんがひらかれた天風哲学はたいへん深遠なものですが、
我々凡人に対しても分かりやすいように、
「明るく前向きに考えていきなさい」と、
単純な言葉で諭しておられるわけです。


30年位前に数冊読んだ記憶はあります。
内容までは・・・記憶にありません。
・・・が、当時、元気と意欲をいただいた記憶。
稲盛さんが書かれているように、
「自分には輝くような未来が待っているのだ、
素晴らしく明るくて、幸せな人生が拓けていくのだ」
そのためには、
「明るく前向きに考えていきなさい」
という内容だったのでしょう。
・・・とてもわが身に染み込んでいるとは言えません。
しっかり意識をして進み続けます。
 

2023/04/05 4月 6日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月6日

仕事のエネルギー

仕事をやり遂げるためにはたいへんなエネルギーが必要です。
そしてそのエネルギーは、自分自身を励まし、
燃え上がらせることで起こってくるのです。
自分が燃える一番よい方法は、仕事を好きになることです。
どんな仕事であっても、
それに全力で打ち込んでやり遂げれば、
大きな達成感と自信が生まれ、
また次の目標へ挑戦する意欲が生まれてきます。
その繰り返しの中で、さらに仕事が好きになります。
そうなれば、どんな努力も苦にならなくなり、
素晴らしい成果をあげることができるのです。


広ガスグループの西部販売(西中国)で修行中、
私はまず、売り上げ数字を意識しました。
もちろん最初は先輩につき仕事の基本を習いました。
一人で営業するようになってからは、
誰にも負けないくらいのボリュームの仕事を意識し、
・・・入社一年半後、気づくと年間売上営業課で2位。
1位は驚異的な大先輩がおり大きな差でしたが・・・。
学んだことは、
『一生懸命の度合いにあった成果がついてくる。
そして目標を追うことが楽しくなり、
そのために知識や技術を増やそうと努力するで
仕事そのものが楽しくなる』
ということです。

 

2023/04/05 4月 5日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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4月5日

いい仕事をするために

いい仕事をするためには、仕事と自分の距離をなくして、
「自分は仕事、仕事は自分」
というくらいの不可分の状態を経験してみることが必要です。
すなわち、心と身体ごと、仕事の中に投げ入れてしまうほど、
仕事を好きになってしまうのです。
いわば仕事と「心中」するくらいの
深い愛情を持って働いてみないと、
仕事の真髄をつかむことはできません。


楽しいこと、好きなことは誰に言われなくても
熱中して取り組みますね。
「楽しくなる、好きになる」ためには?
・・・どうすればいいのでしょう。
それは、『一所懸命』に取り組むことです。
真剣に取り組み続けると楽しくなってきます。
それを繰り返し成果が目に見えてくることで、
好きになってくるのですね。
まずは、『一所懸命』です。

 

2023/04/04 4月 4日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

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4月4日

すべてに「善かれかし」

すべてに対して「善かれかし」という利他の心、
愛の心を持ち、努力を重ねていけば、宇宙の流れに乗って、
素晴らしい人生を送ることができる。
対して、人を恨んだり憎んだり、
自分だけが得をしようといった私利私欲の心を持つと、
人生はどんどん悪くなっていくのです。


くしくも昨日記した、
『利他の精神』『宇宙根源』のことが書かれています。
「稲盛和夫の一日一言」を
ひとりごとメールのテーマにしており、
感想を書き込みながら、
これまでの人生を振り返り考えさせられたり、
・・・・反省させられたり。
 

2023/04/03 4月 3日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月3日

満は損を招き、謙は益を受く

中国の古典『書経」に、
「満は損を招き、謙は益を受く」という言葉があります。
古来、満ち足りて騎り高ぶる者は大きな損失を被り、
一方、常に謙虚に、「相手に善かれかし」と考えている者は、
素晴らしい幸運を勝ち取る。
これは、まさに時代を超えた世の道理であり、
それは二十一世紀の今日も決して変わることはないはずです。


『人は良い境遇の時に悪い種をまき、
人は悪い境遇の時に良い種をまく』
と言われる語源は中国の古典にあったのですね。
「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」
謙虚に生きたいと常々考えています。
・・・本当に謙虚な人生であったかは、
還暦を超えた年齢である
これからの生き方が決めてくれるのでしょう。
稲盛さんの言われる『利他の精神』
松下さんの言われる『宇宙根源』
を心します。 

2023/04/03 4月 2日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月2日

魂を磨く

死を迎えるときには、
現世でつくり上げた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、
魂だけ携えて新しい旅立ちをしなくてはならない。
俗世間に生き、さまざまな苦楽を味わい、
幸不幸の波に洗われながらも、
やがて息絶えるその日まで、
倦(う)まず弛(たゆ)まず一所懸命生きていく。
そのプロセスそのものを磨き砂として、
おのれの人間性を高め、精神を修養し、
この世にやってきたときよりも
高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。
このことより他に、人間が生きる目的はない。


この世を去るとき、
次世代の人たちにお荷物や負債を残すことは罪なことです。
かといって、財産を残しすぎることも罪なこと。
それは常に罪なのではなく・・・ある意味罪です。
受け取る人たちの姿勢にもよるのでしょう。
私の知り合いでも
兄弟で裁判をして争っている人もいました。
稲盛さんの言われるように、
『人間性を高めるための精神修養』
これを究めた人たちは
どんな場合でも幸せでありつづけるのでしょうね。
 

2023/04/01 4月 1日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
4月1日

人生の目的

われわれは、
運命と因果応報の二つの法則によって波潤万丈の人生を生きている。
その波潤万丈の人生の中で心を高め、
心を純化し、人格を磨いていく。
それが人生の目的である。


『宿命は変えられないが、運命は変えられる』
と言われます。
それこそが因果応報の法則です。
人毎日自分の行いというブーメランを投げ続けており、
何れそれが自分の手元に帰ってくる。
ブーメランは善いブーメラン、悪いブーメランがあるのです。
善い行いをすればいずれよい報いがあり、
悪い行いをすればいずれ良くない報いがあるのですね。
 

2023/03/31 3月 31日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月31日

人生は素晴らしい

自分の人生は素晴らしく明るいと信じて、
困難、苦労、苦難にめげず、未来を明るく描いていく。
厳しい現実の中で、
つい負けそうになる自分を励ましながら、明るく振る舞っていく。
そのような姿勢こそが人生をひらいていくのです。


まずは『人生は素晴らしい』と信じること。
・・・日々自身を慰め、言い聞かせています。
・・・昨日に引く続き、
サムエル・ウルマンの“青春”
短縮バージョンです。
青春とは
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
臆病な精神のなかに青春はない
夢を失ったときはじめて老いる
大切なものは感動する心
次は何が起こるのだろうと眼を輝かせる子供のような好奇心
胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び
真の青春とは、
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
 

2023/03/30 3月 30日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月30日

夢は人生の飛躍台

私たちはいくつになっても夢を語り、
明るい未来の姿を描ける人間でありたいものだ。
夢を抱けない人には創造や成功がもたらされることはないし、
人間的な成長もない。
なぜなら、夢を描き、創意工夫を重ね、
ひたむきに努力を重ねていくことを通じて、
人格は磨かれていくからだ。
夢や思いというのは人生のジャンプ台である。


『夢は人生のジャンプ台』
還暦を越えてジャンプをしようとするとケガをする。
・・・身体の話ですね。
人生は身体とは全く違っており、
いくつになってもジャンプできるのですね。
精神は一生青春です。

久々に
サムエル・ウルマンの“青春”を
フルバージョンでお届けします。

青春とは
真の青春とは
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある

薔薇色の頬真赤な唇しなやかな身体
そういうものはたいした問題ではない
問題にすべきはつよい意思ゆたかな想像力もえあがる情熱
そういうものがあるかないか

こんこんと湧きでる泉のように
あなたの精神は今日も新鮮だろうか 
いきいきしてるだろうか
臆病な精神のなかに青春はない

大いなる愛のために発揮される
勇気と冒険心のなかにこそ青春はある

臆病な二十歳がいる既にして老人
勇気ある六十歳がいる
青春のまっただなか年を重ねただけで人は老いない

夢を失ったときはじめて老いる
歳月は皮膚にしわを刻むが
情熱を失ったとき精神はしわだらけになる
苦悩、恐怖、自己嫌悪それらは精神をしぼませごみくずに変えてしまう

誰にとっても大切なものそれは感動する心
次は何が起こるのだろうと眼を輝かせる子供のような好奇心
胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び
さあ限をとじて想いうかべてみよう

あなたの心の中にある無線基地
青空高くそびえ立つたくさん光輝くアンテナ
アンテナは受信するだろう偉大な人々からのメッセージ
崇高な大自然からのメッセージ

世界がどんなに美しく驚きに満ちているか
生きることがどんなに素晴らしいか
勇気と希望はえみを忘れず
いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり 
あなたはいつまでも青春
だがもしあなたの心のアンテナが倒れ
雪のように冷たい皮肉と氷のように頑固な失望におおわれるならば
たとえ二十歳であったとしてもあなたは立派な老人

あなたの心のアンテナが今日も青空高くそびえ立ち
いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり
たとえ八十歳であったとしてもあなたはつねに青春
真の青春とは若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
 

2023/03/29 3月 29日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月29日

能力は向上する

「能力を未来進行形でとらえる」ことができる者が、
困難な仕事を成功へと導くことができる。
「何としても夢を実現させよう」と強く思い、
真熱な努力を続けるならば、能力は必ず向上し、
道はひらけるのである。


なるほど。
「能力を未来進行形でとらえる」
という言い方があるのですね。
若いころに考えていたことは、
多くの経験を乗り越え60歳にもなれば、
それまでの経験や知識で進んでいけるものと考えていました。
・・・甘いにもほどがありますね。
現実は、今なお日々新しいことへのチャレンジです。
幸せな人生へのチャレンジを止めてしまえば話は別です。
『まだまだ発展途上で、
自分はこれからもますます成長し、
そしてチャレンジし続ける』
人生、死ぬまで挑戦。
 

2023/03/28 3月 28日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月28日

一つを究める

一つのことに打ち込み、
それを究めることによって、
人生の真理を見出し、
森羅万象を理解することができるようになる。
もし広くて浅い知識しかなければ、
それは何も知らないことと同じだ。


成功の法則の一つです。
徹底的に『狭く深く』ということですね。
もちろん他のことは全くできなくてよい。
・・・というわけではありませんが、
一つが徹底的に光っていれば、
他のことは個性と言われるようになります。
森羅万象は松下さん流に言うと『自然の摂理』ですね。
 

2023/03/27 3月 27日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月27日

実体験が財産となる

偉大な仕事をなしうる知恵は、
経験を積むことによってしか得られない。
自らが身体を張って取り組んだ実体験こそが、
最も貴い財産となる。


先日もありましたが、
潜在意識に書き込まれるのは実体験です。
潜在意識の活用は、
幸せな人生を送るために重要な役割を持っています。
経験体験を通して、
自分自身の良い価値観を形成することがとても大切なのですね。
松下幸之助の『自然の摂理』、稲盛和夫の『利他の精神』も、
こうして出来上がっていったのだと思います。
 

2023/03/27 3月 26日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月27日

実体験が財産となる

偉大な仕事をなしうる知恵は、
経験を積むことによってしか得られない。
自らが身体を張って取り組んだ実体験こそが、
最も貴い財産となる。


先日もありましたが、
潜在意識に書き込まれるのは実体験です。
潜在意識の活用は、
幸せな人生を送るために重要な役割を持っています。
経験体験を通して、
自分自身の良い価値観を形成することがとても大切なのですね。
松下幸之助の『自然の摂理』、稲盛和夫の『利他の精神』も、
こうして出来上がっていったのだと思います。
 

2023/03/26 3月 26日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月26日

製品の語り掛ける声に
耳を傾ける
愛情を持って、謙虚な目で製品をじっと観察することで、
神の声にも似た「製品の泣き声」が必ず聞こえてきます。
つまり、製品の不良や機械の不具合が自然と見えてきて、
製品のほうから、また機械のほうから、
「こうしたらどうだ」
と、問題解決の糸口をささやきかけてくれるのです。
それはちょうど、優れた医師が心拍音や心拍数の異変から、
立ちどころに患者の身体の異常を感知するのに似ています。


とても良い表現ですね。
興味のないものからは何も見えも、聞こえもせず、
・・・何も学べません。
単なる景色です。
景色だって興味を持てば感動します。
関心を持てば持つほど多くの学びがあるのですね。
小山さんの本にもあるように、
『愛』とは関心を持つことです。
 

2023/03/25 3月 25日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月25日

潜在意識を活かす

潜在意識には、複雑な判断を正しくかつ容易に下す力がある。
強烈な出来事やたび重なる経験は、潜在意識に蓄積される。
そして顕在意識に代わって驚くべき速さで、
正しい判断をするようになる。
つまり、あらゆることを真剣に繰り返すことにより、
迅速に正しい判断を下せるようになるのだ。


潜在意識は経験体験の蓄積で出来上がります。
『自分自身の独自の見方、考え方』です。
「顕在意識に代わって驚くべき速さで、
正しい判断をするようになる」
とありますが、
原則に基づくものの見方、考え方で
潜在意識を創っていくことが大切です。
原則とは、私流に言うと『健善』『正義の道』です。
 

2023/03/24 3月 24日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月24日

創造的な仕事とは

創造的な仕事とは、
高度な技術を開発することばかりではない。
今日よりは明日、
明日よりは明後日と創意工夫をこらし、
改良、改善を積み上げていくことも、
立派な創造なのである。


当社の毎月の取り組み『改善』は立派な創造ですね。
・・・ただし、
真似は立派な創造なのです。
・・・同じ改善ばかりだと創造とは言いません。
それは惰性かな?
 

2023/03/23 3月 23日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月23日

状況妄動(もうどう)型の人間

妄動型の人間であってはならない。
状況妄動型とは、「こうしたい」と思っても、
社会情勢、経済情勢などから、
すぐに実現困難であると諦めてしまう人のことを言う。
一方、
心の奥底からこうありたいという強い願望を持った人であれば、
周囲の環境がいかに難しくとも、
願望を実現するための方法を考えていく。
そこに努力と創意が生まれてくる。


状況妄動型の人は、
最終的には言い訳ばかり言っている人なのですね。
諦めて言い訳をするのは簡単で、ある意味もっともらしい。
・・・当然もっとらしい言い訳をしているのですから。
これまでチャレンジしようともしていなかった
ものづくり補助金に初めて応募し、
製造業ではない私たちが採択され
・・・アドバイザーの先生も困惑。
「申請書を、これまでで一番読み込みました。
これまでにない事業なので私も未経験ですが、
一緒に頑張りましょう」
と言っていただきました。
第一回目のアドバイスを受け、
ここから本当の山に入るのだなと気を引き締めました。
・・・すでに多くの困難に直面しています。
 

2023/03/22 3月 22日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月22日

寝ても覚めても思い続ける

強烈な願望とは、
「寝ても覚めても忘れない」願望のことです。
たまに思い出す程度の、
すぐ忘れてしまうような思いは強烈な願望とは言わないのです。
それは例えて言えば、惚れてしまって、
もう寝ても覚めてもその人のことばかり思っているという、
そういう状態です。
そういう状態が「強烈な願望を心に抱く」ということです。


「『本気』とは?」
ずーと以前、・・・30年位前?・・・質問を受けました。
答は『恋愛』でした。
自身の恋愛時代を振り返ったとき、
しっかりと落とし込むことができました。
まさに、「寝ても覚めても」ですね。
・・・現代でも通じるのだろうか?
 

2023/03/21 3月 21日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月21日

可能性を信じることから生まれるもの

新しいことを成し遂げられる人は、
自分の可能性をまつすぐに信じることができる人だ。
可能性とはつまり、「未来の能力」のこと。
現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、
新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられない。


「育てるとは忍耐です」
と、松下幸之助翁の言葉です。
なにせ『他人と過去は変えらない』のですから。
他人を変えるには忍耐なのです。・・・でしょうか?
・・・その前にやること。
『自分と未来は変えられる』が先ですね。
まず自分を変えるための『忍耐』ですね。
「信念」「継続」・・・そして『習慣』になったとき、
周りを巻き込む準備ができるのです。
準備のために・・・一生修行。
 

2023/03/20 3月 20日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月20日

高い目標を掲げ達成する

高い目標を掲げながら、
あまりにその道のりが遠ければ、
目標自体を断念してしまう。
眼前の一日しか見なくていい。
今日一日を懸命に努める。
その一日は尺取り虫みたいな歩みだが、
気がつけば思いも寄らないところにまで到達しているものだ。


『高い目標を掲げながら、
あまりにその道のりが遠ければ、
目標自体を断念してしまう。
眼前の一日しか見なくていい』
私は一歩ずつ歩むことを意識しています。
まさに、本日の一言の通りを意識し続けて歩んできました。
 

2023/03/19 3月 19日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月19日

高い目標が大きな成功をもたらす

高い目標を設定する人には大きな成功が得られ、
低い目標しか持たない人にはそれなりの結果しか得られない。
自ら高い目標を設定すれば、
そこに向かってエネルギーを集中させることができ、
それが成功の鍵となる。


私は尺八オーディション全科目合格を目指しています。
「本曲」「古典」「新曲」「現代曲」
の四曲を合格することでいただけるのです。
「新曲」だけは合格しましたが、
2022年までに
全国でわずかに41人だけが全科目合格という難関です。
高い目標ですが・・・
これからも一歩一歩、歩み続けます。
 

2023/03/18 3月 18日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月18日

能力を伸ばす方法

一見「無理だ」と思える高い目標にもひるまず、
情熱を傾けて、ひたむきな努力を惜しまない。
そのように努めることが、
私たちの能力を、自分自身も驚くほど伸長させる。
あるいは眠っていた潜在能力を大きく開花させていく。


一歩一歩着実に歩む精神こそが、
「無理」だと思える高い目標を達成する唯一の方法ですね。
遠すぎて達成しないかもしれませんが、
間違いないことは着実に前進を遂げていることですね。
尺八は、20年以上かけて一歩一歩の着実な進歩を・・・
・・・私自身は感じています。

 

2023/03/17 3月 17日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月17日

未来進行形で考える

目標を立てるときには、
「自分の能力以上のもの」を設定する。
・・・それが私の考えです。
今の自分では「とてもできそうもない」
と思われるほどの困難な目標を、
「未来の一点で達成する」ということを決めてしまうのです。
そして、その「未来の一点」にターゲットを合わせ、
現在の自分の能力をその目標に対応できるまで
高める方法を考えていくのです。


昨日の続き・・・しかも、
『未来対応型問題解決シート』『実行計画』のお話しです。
私たちは、武蔵野が使っているものを使っていいますが、
稲盛和夫氏は誰かに言われたわけでもなく、
それを実践されていたのですね。
 

2023/03/16 3月 16日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月16日

チャンスをつかむ人

素晴らしいチャンスは、ごく平凡な情景の中に隠れている。
それは強烈な目標意識を持った人の目にしか映らないものだ。


私たちの共有語の中で言うと、
『未来対応型問題解決シート』を使い、
しっかりと目標を意識している人ということになりますね。
そして実行計画を進める中でさらにPDCLAをまわし、
チャンスの女神が来るのを待つだけでなく、
自らもチャンスの女神の正面に回り込むのです。
・・・チャンスの女神は後ろ髪がありませんから。
 

2023/03/15 3月 15日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月15日

「プラス方向」の考え方

仕事や人生を実り多きものにしてくれる、
正しい「考え方」をご紹介したい。
・常に前向きで、建設的であること。
・みんなと一緒に仕事をしようと考える
協調性を持っていること。
・明るい思いを抱いていること。
・肯定的であること。
・善意に満ちていること。
・思いやりがあって、やさしいこと。
・真面目で、正直で、謙虚で、努力家であること。
・利己的ではなく、強欲ではないこと。
・「足るを知る」心を持っていること。
・そして、感謝の心を持っていること。
将来を担うべき若い人々が、
このような「考え方」を持って一所懸命に働くことを通じ、
素晴らしい人生を歩まれることを心から願っている。


私の『健善』『正義の道』に近いと感じる、
『善意に満ちていること』にスポットを当ててみます。
先日の一言で紹介された、
『小善は大悪に似たり』
『大善は非情に似たり』
まさに非情と思えるその行為こそが、大善なのです。
スポットを当てた『善意に満ちている』は、
大悪なのか?それとも非情なのか?
そしてもう一つ、
『足るを知る』
自身にも問いかけ直していきたいと考えています。
 

2023/03/14 3月 14日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月14日

雄弁家(ゆうべんか)

雄弁な人は、性々にして言葉をもてあそぶ。
相手に自分のことを理解してもらいたいのであれば、
感情を分かち合うことだ。
変に技巧に走らず全身全霊を傾けて、誠実に話すのだ。
誠実さこそが、聞き手と話し手を結びつける。


大学で先生は
普段使わない専門用語や英語の使用が多く、
私には話そのものがチンプンカンプになってしまいます。
ここで言う『誠実』とは聞き手のレベルにあわせて、
いかに理解しやすい言葉で伝えようとすることです。
・・・回数を重ねるごとに言葉も選べるようになってきますね。
 

2023/03/13 3月 13日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月13日

才子の落とし穴

私があまり才子を買わないのは、
才子というのは性々にして、
今日をおろそかにする傾向があるからです。
才子はその才知ゆえになまじ先が見えるから、
つい、今日一日をじっくり生きる亀の歩みを厭(いと)い、
脱兎(だっと)のごとく最短距離を行こうとする。
しかし、功を焦るあまり、
思わぬところで足をとられることもまた少なくありません。


そうですね、私もそう思います。
ここで言われている才子とは、
『センスの良い人』ととらえています。
努力をせずともセンス良く何でもこなし、瞬発力のある人ですね。
天才型ともいうのかな?
イチロー選手や大谷選手のように、
天才が努力をすれば鬼に金棒ですよね。
・・・天才型には多くないのかな・・・。
プロスポーツ選手の中には・・・
いつの間にかいなくなった天才も少なくありません。
 

2023/03/12 3月 12日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

 稲盛和夫一日一言 

稲盛和夫著 致知出版

312

 

楽観的に構想し、悲観的に

     計画し、楽観的に実行する

 

新しいことを成し遂げるには、

「こうありたい」という夢と希望を持って、

楽観的に目標を設定することが大切です。

しかし、計画の段階では、悲観的に構想を見つめ直し、

起こり得るすべての問題を慎重に考え尽くさなければなりません。

そして、実行段階においては、

「必ずできる」という自信を持って

楽観的に明るく実行していかなければならないのです。

これは、まさに陽転思考です。

マイナス思考は言うに及ばず、

プラス思考はそれだけではノー天気な思考に・・・。

目標設定はプラス思考、

計画はマイナス思考をしっかり踏まえた現実思想。

だから、実行後の大きな障害に心折れずに

自信をもって進んでいけることになるのですね。

昨日の一言、

稲盛和夫氏には「長期経営計画は立てない」とのことでしたが、

自身の頭の中には『構想』はしっかりあるのですね。

2023/03/11 3月 11日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月11日

なぜ長期計画を立てないか

私は、長期の経営計画を立てたことはありません。
今日のことさえうまくいかず、明日も分からないのに、
十年先が見えるわけがないと思っていたからです。
そのため私は、今日一日を一所懸命に過ごそう、
そして今日一日一所懸命に仕事をし、さらに工夫を重ねれば、
明日が見えてくるだろうと考えてきました。
そして、その一日の連続が、五年たち、十年たつと、
大きな成果になっているだろうというように考えたのです。


経営の神様だからできたことですね。
決して凡人が真似てはいけないことだとお感じます。
稲盛和夫氏は、
7つの習慣の時間管理マトリックス第二領域を
意識なくこなす天才だったのではなかろうかと・・・。
または長期経営計画は立てないが、
自分の夢、目標、生きたい先を
誰よりも明確に持っていたのかもしれませんね。
 

2023/03/10 3月 10日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月10日

大善は非情に似たり②

逆に信念を持って厳しく指導する上司は、
けむたいかもしれませんが、
長い目で見れば、
部下を大きく成長させることになりますこれが大善です。
真の愛情とは、
どうあることが相手にとって本当によいのかを
厳しく見極めることなのです。
「大善は非情に似たり」。
周りから見ればると思える行為も、
それはその人を大きく育てるために必要な愛のムチなのです。
まさに非情と思えるその行為こそが、大善なのです。


『まさに非情と思えるその行為こそが、大善なのです』
ただし、それは7つの習慣でいう
『原則にのっとった』が大前提です。
私流に言うと、『正義の道』
稲盛さん流だと『利他の精神』
松下さん流だと『宇宙根源の法則』
・・・です。
 

2023/03/09 3月 9日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月9日

大善は非情に似たり①

人間関係の基本は、愛情を持って接することにあります。
しかし、
それは盲目の愛であったり、溺愛であってはなりません。
上司と部下の関係でも、信念もなく部下に迎合する上司は、
一見愛情深いように見えますが、
結果として部下をダメにしていきます。
これを小善といいます。
「小善は大悪に似たり」と言われますが、
表面的な愛情は相手を不幸にします。


『表面的な愛情は相手を不幸にする』
気を付けなければいけません。
稲盛さんはとても愛情深い人ですが、
上司と部下の関係は、信念をもって厳しいと思われても、
『利他の精神』を持ち成長を願い接することが
とても、とても大切なことなのですね。
 

2023/03/08 3月 8日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月8日

心は心を呼ぶ

確かに人の心ほど、
はかなく移ろいやすく頼りのないものもありません。
しかし、世の中でこれくらい強固で重要なものも
ないのではなかろうかと思います。
歴史をひもといてみても、
人の心の結びつきがもたらした
偉大な業績は枚挙にいとまがありません。
また逆に、人心の荒廃が、
集団の崩壊をもたらした例もわれわれは数多く知っています。
心は心を呼ぶということを忘れてはなりません。


・・・何も言えません。
一生をかけて、心磨きを続けます。
 

2023/03/07 3月 7日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月7日

心をベースにした経営

私は、人の心をベースにした経営を行ってきました。
言い換えれば、どのようにすれば、
強固で信頼し合える心の結びつきというものを
企業内において実現できるかということに、
焦点を絞って経営を進めてきました。
愛されるためには愛さなければならないように、
心をベースにした人間関係を築くには、
素晴らしい心の持ち主に集まってもらえるような素晴らしい心を、
経営者自らが持たねばなりません。


30歳になったころから松下幸之助の理念経営を知り、
本を読み始め、
木野親之先生からも直接学び続けてきました。
ここで言われている『心をベースとした経営』です。・・・が、
私自身の成長も足りておらず、
価値観のすり合わせも同じレベルをいったり来たり・・・。
それでも・・・一歩一歩、歩み続けます。
 

2023/03/06 3月 6日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月6日

経営者の勇気

経営者はまず、
集団のために自己犠牲を払うことをも厭わないような
高潔(こうけつ)な哲学を持っていなければならない。
取り巻く環境がいかに変わろうとも、
たとえば事業が成功し、名誉と多額の収入を得るようになったとしても、
自分の欲望を抑制する克己心(こっきしん)、
真の正義を重んじる勇気を持っていなければならない。


私の3KM手帳には、
毎年、墨をすり筆で書き記した言葉があります。
「正義の道を守ること」はその一つです。
空手道修武官の道場訓の最初の言葉です。
私利私欲の心が動いたときには
常にそれは正義の道なのかを問い、
それから答えを出すようにしています。
私利私欲0%・・・とは言いませんが、
問い直すことでずいぶん我慢することができています。
 

2023/03/05 3月 5日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月5日

リーダーの自信

リーダーシップを発揮するには、
「自分はいつも公明正大だ」
と言えるだけの迫力が必要です。
「―切不正なことはしていない」
と言い切れるところに迫力は生じるし、
その公明正大さが経営者に自信を与え、
困難な局面に立ち向かう勇気を湧き立たせてくれるのです。


正直・・・
・・・残念なことですが、
「一切」とは言い切れません。
しかし、不正と言い切るほどのこともしていません。
「一切」という言葉を使うことのできるよう、
着実に前進し続けてきたことには自信があります。
「一切」と言い切れる日を目指します。

 

2023/03/04 3月 4日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月4日

六つの精進④

「六つの精進」を毎日実践し続けていけば、
やがて自分の能力以上の素晴らしい人生が
開けていくのではないかと思いますし、
事実、私自身はそのようにして人生を歩んできました。
素晴らしい人生、幸福な人生、平和な人生を得たいと思うならば、
また立派な企業経営をしたい、
社員に喜んでもらえるような素晴らしい経営をしたいと思うならば、
この「六つの精進」を忠実に守ることが大切です。


何も言うことはありません。
3KM手帳に書き加え精進します。
*六つの精  稲盛和夫
①  誰にも負けない努力をする人よりも多く研鑽する。
②  謙虚にして驕らず(おごらず)
③  反省ある毎日を送る
④  生きていることに感謝する
⑤  善行、利他行を積む
⑥  感性的な悩みをしない
 

2023/03/03 3月 3日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月3日

六つの精進③

⑤善行、利他行を積む
「積善の家に余慶(よけい)あり」。
善を行い、他を利する、思いやりある言動を心がける。
そのような善行を積んだ人にはよい報いがある。
⑥感性的な悩みをしない
いつまでも不平を言ったり、
しかたのない心配にとらわれたり、
くよくよと悩んでいてはいけない。
そのためにも、後悔をしないくらい、
全身全霊を傾けて取り組むことが大切である。


人は日々色々な活動や行いをしています。
その活動や行いごとにブーメランを投げているのです。
ブーメランには『善いブーメラン』『悪いブーメラン』があり、
いつか自分のところに帰ってくるのです。
稲盛さんの言われている、『善行』『利他行』のことですね。
*六つの精  稲盛和夫
①  誰にも負けない努力をする人よりも多く研鑽する。
②  謙虚にして驕らず(おごらず)
③  反省ある毎日を送る
④  生きていることに感謝する
⑤  善行、利他行を積む
⑥  感性的な悩みをしない
 

2023/03/02 3月 2日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月2日

六つの精進②

③反省ある毎日を送る
日々の自分の行動や心のありようを点検して、
自分のことだけを考えていないか、
卑怯な振る舞いはないかなど、
自省自戒して、改めるよう努める。
④生きていることに感謝する
生きているだけで幸せだと考えて、
どんな小さなことにも感謝する心を育てる。


生きているだけで感謝ですね。
30年以上前高速道路で事故を起こし、
奇跡的に事なきを得ましたが、
就寝前に家族の寝顔を見ながら、
「葬式を出さなくて済んだ、明日もこれまで通りの暮らしが続く」
と考えると涙が止まりませんでした。
 

2023/03/01 3月 1日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
3月1日

六つの精進①

心を磨く指針として、
次のような「六つの精進」が大切ではないかと考えてきた。

① 誰にも負けない努力をする人よりも多く研鑽する。
また、それをひたむきに継続すること。
不平不満を言うひまがあったら、1㎝でも前へ進み、
向上するように努める。
② 謙虚にして驕らず(おごらず)
「謙は益を受く」という中国古典の一節のとおり、
謙虚な心が幸福を呼び、
魂を浄化させることにもつながっていく。


『誰にも負けない努力』
瞬間的な努力量だけではなく、
習慣化された努力の積み重ねがとても大切ですね。
常に一歩前進。
もう一つの『謙虚』。
若い時は多くの人が自然と謙虚です。
・・・周りよりも若輩なので当然です。
60歳、70歳と年齢を重ね、
『謙虚』であり続けることが重要なことです。・・・が、
年長に近づくほどに・・・、気づかぬうちに・・・・、
・・・・・・意識し続けます。
 

2023/02/28 2月 28日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月28日

額に汗して得た利益

「額に汗して自分で稼いだお金だけが、本当の“利益”なのだ」。
私にはそんなきわめて単純な信念がありました。
それは、
人間として正しいことを貫くという原理原則に基づいたものでした。
ですからバブルのときに、利益が得られると投資の誘いを受けても、
「欲張ってはならない」と自戒することはあっても、
心を動かされることはなかったのです。


心動かされることは・・・ありました。
・・・が、
バブルがはじけて倒産した多くの企業を
目の当たりにしていましたので
田舞さんからも
「社長は社長の仕事をして利益を出せ、
投資的なことは一切してはいけない」
とのことばもあり、そこは今もしっかり実践しています。
プライベートでもそこは守っています。
 

2023/02/27 2月 27日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月27日

利を求むるに道あり、
利を散ずるに道あり

企業である限り、利益を追求することは当然である。
しかし、
利益を追求するにあたっては、人間として守るべき道理がある。
人をおとしめたり、騙したりするなど、
悪どいやり方で利益を求めてはいけない。
また、
たとえ正当な方法によって得られた利益であっても、
その使い途は道理に沿ったものでなければならない。
私利私欲のためではなく、世のため人のために使われるべきである。


「利益は世の中のために使う」
社長になった27年前、その感覚はありませんでした。
もちろん、
「私利私欲」のためではないことは強烈に意識していました。
小山さんに相談したところ、
「借り入れしなさい」と、アドバイス。
借り入れを行い「次の手は?」と、さらに相談。
「借り入れしなさい」と、追加アドバイス。
・・・手持ちのお金が潤沢になり、
現在の、
「システム自社開発」
「暮らしの御用聞きサービス」
のスタートのきっかけになりました。
 

2023/02/26 2月 26日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月26日

利益を誇りに思う

利益を追求することは決して恥ずべきことではない。
自由競争の原理が働いているマーケットにおいて、
堂々と商いを行い、得た利益は正当なものだ。
むしろ、
経営者と従業員が額に汗して勝ち取った利益だから、
誇りに思うべきものなのだ。


『利益』とはとても崇高なものだと考えています。
『詐欺』とは全く違うものです。
利益はお客様に喜ばれた対価です。
詐欺は他人からだまし取ったお金です。
大きな利益は、
お客様の心を震わせるほどの感動からしか生まれません。
利益の小さい企業は、
お客様満足が高いと言えない企業かもしれませんね。
 

2023/02/25 2月 25日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月25日

商いの極意

商いの極意は、お客様から信用されることだと言われている。
もちろん、
信用は商売の基本だが、信用の上に徳が求められ、
お客様から尊敬されるという次元がある。
尊敬にまで達する、お客様との絶対的な関係を築くこと、
それこそが真の商いではないだろうか。


全社一丸となって、
お客様から信頼されることがとても重要なのですね。
全社一丸は、
一人一人の心がけの積み上げです。
常にお天道様が見ておられる意識が大切ですね。
昔からずーーーっと同じです。
 

2023/02/24 2月 24日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月24日

志に拠って立つ

固い志に拠(よ)って立つ人は、
目標へと続く道筋が眼前から消え去ることは決してない。
たとえ途中でつまずいても、くじけても、
また立ち上がって前へ前へと進むことができる。
逆に、志なき人の前には、
いかなる道もひらかれることはない。


「何があっても揺るがない信念というほどの固い志」
ということですね。
確かに、固い志に拠って立つ人は
しっかりと道をとらえているでしょうし、
もし途中で災害や障害に見舞われても
目的地へ向かうための新たな道をさがし得ることでしょう。
「道が敷かれていないではないか」という人は、
志とは言わないまでも、
まずは小さくても良いので明確な目標を持つことが大切ですね。

 

2023/02/23 2月 23日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月23日

ベストではなくパーフェクト

ベストという言葉は、他と比較して、
その中では最もいいといった意味で、
いわば相対的な価値観である。
したがって、レベルの低いところでもベストは存在する。
しかし、私がめざすのはベストではなく、パーフェクトである。
パーフェクトはベストとは違って絶対的なものだ。
他との比較ではなく、完全な価値を有したもので、
他がどうであれ、
パーフェクトを超えるものは存在し得ない。


広ガスたかたはシステムと共に成長してきました。
システム開発ではパーフェクトを目指しながら、
多くの制約の中でベストをチョイスするという
妥協を強いられながら開発してきました。
が、頭の中にはパーフェクトがイメージされており、
現場からのシステム改善要請や仕事の変化に合わせて
バージョンアップを重ねるごとに、
開発時の制約が他の修正を重ねたことで
開発可能になったりすることもあります。
開発打合せではまずはパーフェクトを考えています。
 

2023/02/22 2月 22日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

2月22日

本物になる人

大胆なだけでは、パーフェクトな仕事はできません。
繊細なだけでは、新しいことにチャレンジする勇気は生まれません。
仕事をする場合、どうしても豪快さと綴密さという、
二律背反するような性格を備え、
局面によって使い分けられる人が必要です。
私は、繊細でシャープな神経の持ち主が、
場数を踏むことによって、
真の勇気を身につけていったときにはじめて、
本物になると思っています。


『大胆な人』と『繊細な人』
どちらのタイプが成功するのだろう?
20代の私は、いろいろ考えていました。
職種にもよっても違うな…営業は『大胆』タイプの人が成功する?
などと考えていましたが、
結果は…「やらかす」まで大胆にやり切って大失敗…
すごく優秀な上司の表面的な大胆さだけを真似している、
お客様から信頼されない先輩も見てきました。
繊細タイプの人もたくさん分析させていただきました。
何より勉強になったのは成功している優秀な人たちでした。
表面的には超大胆でありながら、
その大胆を支えるのは繊細を超え『緻密』と言えるほどのデータ解析。
身近では、小山さんが圧倒的です。
TV番組を見ていて超大胆で緻密を感じるのは、
ニトリの似鳥社長、星野リゾートの星野社長ですね。
昨日の一言のテーマ『両極端を併せ持つ』人たちですね。
 

2023/02/21 2月 21日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月21日

両極端を併せ持つ

バランスの取れた人間性を持たなければならない。
つまり、慎重さと大胆さの両方が必要なのだ。
一つの人格の中に、相反する両極端を併せ持ち、
局面によって正常に使い分けられる人間でなければならない。


『慎重』『大胆』の天秤ですね。
支点から皿までの距離が短いほど不安定で、
距離が長いほど安定します。
両端の皿の距離が長いほど『極端』ということですね。
バランスの良い人とは支点から、
両側の慎重皿、大胆皿までの距離が長い人ということなのですね。
 

2023/02/19 2月 20日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月20日

インスピレーションの源 ②

人はインスピレーションを外に求めがちだ。
しかし私は、内に求める。
自分が今やっている仕事の可能性をとことん追求して、
改良を加えていくと、
想像もつかないような大きな革新を図ることができる。


答は外にはないのですね。
ヒントはあると思っています。
大きな悩みや障害にぶち当たると、
広島で一番品ぞろえの良い本やで、
何時間もヒントのありそうな本探しをしていました。
一度に10冊以上の本を買い込みヒントを探しまくりです。
重要なことは、
あくまでもヒントで答えは書いてありませんので、
ヒントの中から自身で『答えをしぼり出す』ことでした。
・・・還暦を過ぎ、コロナを言い訳にさぼっているようです。
 

2023/02/19 2月 19日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月19日

インスピレーションの源 ①

真にクリエイティブなインスピレーションは、
神からの啓示を願うほどの切羽つまった状況、
そして謙虚で真蟄な態度からしか生まれてこない。
そのためには、まず困難に真正面から取り組む姿勢が必要なのだ。


以前にも書きましたが、
「血の小便を流すほどの困難に立ち向かっていると神が降りてくる」
木野親之先生から聞いた、松下幸之助の言葉です。
逃げようとする姿勢を見せると絶対に神は降りてこないそうです。
神とは『クリエイティブなインスピレーション』のことなのですね。

 

2023/02/18 2月 18日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月18日


誰にも負けない努力

いくら人並みの努力を続けても、
みんなが等しく努力を重ねている中にあっては、
ただ当たり前のことをしているだけです。
人並み以上の誰にも負けない努力を続けていかなければ、
大きな成果など期待することはできないでしょう。
「誰にも負けない努力」とは
「ここまでやったからいいのだ」といったように、
ゴールがあるものではありません。
終点を設けず、
先へ先へと設定されるゴールを果てしなく追いかけていく。
そんな無限に続く努力のことです。


プロ選手は、プロになるために練習をつづけた人たちではありません。
プロ選手としての練習はプロになってスタートです。
大谷翔平選手はとんでもない素質を持っていたことを
日本で活躍していた時から知っています。
・・・が、
ベイブルースの記録を抜き世界の頂点をさらに進み続けるとは
想像していませんでした。
しかし、ひじの手術後、
戦列復帰した時のあの成長した身体を見た時、
未来を感じさせられました。
そして2023年・・・彼の身体はもっと成長していました。
まさに、『無限に続く努力』を感じます。
・・・自身のぬるさを反省。

 

2023/02/17 2月 17日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月17日

製造者の責務

「もう、これ以上のものはない」
と確信できるものが完成するまで努力を惜しまない。
それが創造という高い山の頂上をめざす人間にとって
非常に大事なことであり、義務ですらあるのです。


『完成』とはその瞬間の最高品質です。
・・・あくまでもその『瞬間』であり、
以降の最高品質は保証できません。
車も同じですね。
新型車が発表され、
しばらくするとモデルの初期トラブルが出てきます。
品質向上のため部品の改良は頻繁に行われますので、
どんどん品質が良くなります。
新型車が出て完成形ができるのは、
生産の最終ラインロッドと言えるのでしょう。
発表時と比べるとずいぶん品質が良くなっており、
プロに言わせると「走りが全く違う」というレベルの車もあるそうです。
・・・が、新型車が発表され、また繰り返しです。
「もう、これ以上のものはない」は永遠のテーマです。
 

2023/02/16 2月 16日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月16日

 

愚直さを喜ぶ

もし今、
「真面目に働く」ことしか自分には能がないと嘆くような人がいたら、
その「愚直さ」こそを喜べと言いたい。
つまらないように見える仕事でも、粘り強く続けることができる、
その「継続する力」こそが、仕事を成功に導き、
人生を価値あるものにすることができる、
真の「能力」なのです。


「愚直さ」「継続する力」
私は社会人になってから身につけてきました。
子供のころから楽しいと感じることは継続できていましたが、
成長につながるものではありませんでした。
ナポレオンヒルを学び、講演や研修に参加し、
松下幸之助の本を読むようになり、
初めてきちんと「愚直さ」「継続する力」を意識したのです。
趣味での代表が、空手、尺八、津軽三味線です。
津軽三味線の先生には
「練習する時間は取れないのですが、絶対やめずに通います」
宣言をしましたが・・・信じてなかったようです。
最近では、・・・先生に、
「家で練習してこなくても継続するとちゃんと上達するものですね」
と言われています。
『愚直さ』『継続する力』は偉大です。
 

2023/02/15 2月 15日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月15日


もうダメだというときが
仕事の始まり

一つのことをやり始めたら、それをやり抜く執念、
また達成するまで継続する力が、
成功のための必須条件となります。
「もうダメだ」と思った時点を終点とせず、
仕事の再スタート地点と考え、
成功を手にするまでは絶対に諦めない粘り強さ。
自分に限界を設けない、
あくなき挑戦心----それこそがピンチをチャンスに変え、
失敗さえ成功に結びつけることを可能とするのです。


・・・3年ぶりの研修リアル参加。
昨日も書きましたが、
コロナ過を言い訳に足踏みを続けていることに気づきました。
お客様数は6,100から5,900に減少したことが証明しています。
『あくなき挑戦心』を意識し、
『仕事の再スタート地点と考え、
成功を手にするまでは絶対に諦めない粘り強さ』
強く意識します。
 

2023/02/14 2月 14日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月14日

もっといいやり方はないか ②

昨日の努力に少しの工夫と改良を上乗せして、
今日は昨日よりもわずかながらでも前進する。
その、よりよくしようという姿勢を怠らないことが、
後に大きな差となって表れてくる。
決して通い慣れた同じ道は通らないということが、
成功に近づく秘訣なのです。


昨日も書きましたが、
コロナ過での3年間で仲間と大きな差がついたと感じます。
再々書きますが、
元来、怠け者の私は・・・
『研修は自身の生命線である』ことを改めて確認しました。

 

2023/02/13 2月 13日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月13日

もっといいやり方はないか ①

私は技術者あがりのせいもあって、
これでいいのか、もっといいやり方はないかという疑問を、
いつも自分に投げかけることを習い性としてきました。
そういう目で見れば、雑用ひとつとっても、
そこに工夫の余地は無数にあるものです。
どんなに小さなことにも工夫改良の気持ちを持って取り組んだ人と、
そうでない人とでは、長い目で見ると驚くほどの差がついているものです。


「もっといいやり方はないのか?」
私も絶えず考えていました。・・・が、
コロナ過で、じーっとして動かないでいる期間・・・
どんどん考えなくなっていることに気づいていませんでした。
2023年より研修での出張を再開し仲間と直接触れ合うことで、
そのことに気づいたのです。
変化しつづける仲間は、コロナ過でもしっかり活動していました。
・・・2023年よりしっかり再開します。
 

2023/02/13 2月 12日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月12日

素直な心 ②

素直な心とは、自分自身のいたらなさを認め、
そこから努力を始めるという謙虚な姿勢のことです。
とかく能力のある人ほど、人の意見を聞かず、
たとえ聞いても反発するものです。
しかし本当に伸びる人は、素直な心を持って人の意見をよく聞き、
常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です。
自分にとって耳の痛い言葉こそ、
自分を伸ばしてくれるものだと受け止める謙虚な姿勢が必要です。


昨日の文章が心にぐさりと刺さったことは、
まだまだ素直さが残っていると自身を慰めます。
『実るほど頭を垂れる稲穂かな』
ドライフラワーみたいにシャキッとしているが、
乾燥してそれ以上は実らない人間にならないよう、
『謙虚』を意識します。
 

2023/02/11 2月 11日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月11日

素直な心 ①

「素直な心」とは進歩の親です。
素直な心があればこそ、人間は成長、進歩していくからです。
この「素直な心」の大切さを説かれたのは、松下幸之助さんでした。
幸之助さんは、小学校さえも満足に行かれていないのに、
松下電器(現パナソニック)という大企業をつくり上げられましたが、
その原動力とは、まさに素直な心なのです。


とにもかくにも吸収しまくる姿勢ですね。
…年齢を重ねると知識や経験がじゃまして素直さが薄れていく。
他人を見ているとよくわかるのですが、
自分のことはわからないのです。
こういう文章に触れなければ反省することも多くありません。
稲盛和夫一日一言はそういう意味でも心に刺さります。
 

2023/02/11 2月 10日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月10日

成功と失敗は紙一重

成功する人と、そうでない人の差は紙一重だ。
成功しない人は、必ずしも責任感がないわけではない。
違いは、粘り強さと忍耐力だ。
失敗する人は、壁に行き当たったときに、
体裁のいい口実を見つけて努力をやめてしまう。


2023年広ガス会互礼会で広ガスたかたは
優良企業表彰の筆頭で、代表して表彰を受けました。
広ガスたかたはクループの中でも
高齢化率が高く人口減少が著しい地域でサービスを提供しており、
現在の経営は決して右肩上がりという訳ではありません。
・・・が、
環境はそれぞれ違えどもグループ他社も
何もしないで右肩上がりの経営ができるわけではないのです。
私たちは『粘り強さと忍耐力』、
ギリギリのところで他社にない独自サービスを提供し続け、
新たなサービスを提供することが今回の表彰につながったのですね。
2023年(60期―61期)は、取り組み続けている
『新築』の商品化と販売強化を進めていきます。

 

2023/02/09 2月 9日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月9日

仕事の中に喜びを感じる

人間が本当に心からの喜びを得られる対象は、仕事の中にこそある。
仕事をおろそかにして趣味や遊びの世界に喜びを見出そうとしても、
一時的には楽しいかもしれないが、
決して心から湧き上がるような喜びを味わうことはできないはずだ。
真面目に一所懸命仕事に打ち込み、
つらさや苦しさを超えて何かを成し遂げたときの達成感。
それに代わる喜びはこの世にはない。


「仕事の中に人生がある」ですね。
田舞さん、小山さんを見ているとまさにそれ。
「・・・仕事は趣味だから楽しくて仕方ない」の領域。
稲盛さんも同じなのですね。
一所懸命やると楽しくなり、天職を得・・・
仕事を趣味の領域に・・・、まさに自己実現の王道です。
 

2023/02/08 2月 8日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月8日

天職

「天職」とは出会うものではなく、
自らつくり出すものなのです。


昨日の続きですね。
一所懸命、…心不乱に仕事に打ち込む。
苦しみの中から喜びがにじみ出る。
打ち込んでいるうちに仕事を好きになってくる。
・・・そして、『天職』となる。
・・・・・・のですね。
 

2023/02/07 2月 7日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月7日

打ち込む

自分の仕事がどうしても好きになれないという人は、
とにかくまずは一所懸命、…心不乱に仕事に打ち込んでみることです。
そうすることで、
苦しみの中から喜びがにじみ出るように生まれてくるものです。
「好き」と「打ち込む」はコインの表と裏のようなもので、
その因果関係は循環しています。
好きだからこそ仕事に打ち込めるし、
打ち込んでいるうちに仕事を好きになってくるものです。


30年位前、研修で「ゴミ拾い実習」を体験したことがあります。
最初はいやいや、仕方なくメンバーの後ろをついて歩いていました。
ふと気づくと道路にへばりついたタバコが目につき始めました。
当時は当たり前の光景だったので、
目につくゴミばかり拾っていたのでしょう。
メンバーが見過ごしたタバコを拾っているうちに、
あちこちにポイ捨てされたタバコが気になり、
キョロキョロ探して拾い集めるように・・・、
気づくと、とても楽しくて仕方ない状態です。
体験を通し、嫌なことでも、
『一生懸命やると楽しくなる』法則を知りました。

 

2023/02/06 2月 6日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月6日

修行

自分に与えられた仕事に、愚直に、真面目に、地道に、
誠実に取り組み続けることで、自然と欲望を抑えることができます。
夢中になって仕事に打ち込むことにより、
怒りを静め、愚痴を慎むこともできるのです。
また、そのように日々努めていくことで、
自分の人間性も少しずつ向上させていくことができるのです。
その意味では、「働くこと」は、修行に似ています。


武蔵野の小山さんは、
「人生の中にしごとがあるのではない。
仕事の中に人生がある』
と言われています。
いくつかの理由があるのですが、
その一つが、本日の『修行』です。
『成長は社会とかかわる回数、成長は他人とかかわる回数」
とも言われており、
「仕事こそが人生の修行」だということなのです。
 

2023/02/04 2月 5日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月5日

精進(しょうじん)

誰しも恵まれた人生、幸運な人生を送りたいと考えている。
だが、いい人生というのは天から降ってくるものではなく、
自分の心を磨くことによって得られる。
だからまずは、美しい心になるように日々努力することが大切だ。
心を磨くにあたって基本になるのが「勤勉」であり、
仏教ではこれを「精進」と呼ぶ。
それは仕事に限らず、
何か一つのことに没頭したり、打ち込むことだ。


私のスケジュールは数か月先までいっぱいです。
この状態は20年以上続いています。
「今日の私を支えているのは研修」と私は言いつづけていますが、
もう一つ、スケジュール満載過ぎて、
はた目にはそこそこ『勤勉』と言えるのかもしれません。
商工会や法人会など会社以外のスケジュールも
「住吉さんの空いている日はいつ?合わせるよ」と言われます。
詰め込みまくったスケジュールは勤勉でない私の
『精進』につながっていたとも言えます。
 

2023/02/04 2月 4日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月4日

自然の摂理

動物にしても、植物にしても
必死に一所懸命生きていかなければ、生き残れない。
それがこの自然界の徒なのだ。
しかし、人間だけは「誰にも負けない努力」とか、
「一所懸命生きる」ということを言えば、
何か特別なことのように感じている。
成功するために、一所懸命に働かなければならないのではなく、
生きていくために、「誰にも負けない努力」で働く、
それが自然の摂理なのだ。


百獣のライオンといえども生きるために必死で狩りをします。
狩りに失敗し続け飢えてしまうライオンや、
狩りの最中に必死で抵抗する他の動物に命を奪われることもあります。
・・・確かに人間は自然の摂理から外れた
『ぬるい世界』のをつくってしまったのかもしれません。
「誰にも負けない努力」「一所懸命生きる」
・・・自然の摂理通りに頑張ります。

 

2023/02/03 2月 3日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月3日

従業員のために

経営者は、自分の欲望だけを満たそうとしてはなりません。
企業に集う全従業員の幸福を考えなければならないのです。
もし会社が傾けば、
会社の将来に賭けて懸命に働いてくれている従業員を
路頭に迷わせてしまいます。
経営者とは、そうならないために、
先頭に立って努力している人のことです。
そういう人が抱く「自分の会社を立派にしたい」という願望は、
美しいものだけに、長いスパンで見れば必ず報われていくのです。


ここは常に意識しまくっています。
・・・とは言え、短期的幸福ではなく長期的な幸福です。
目先でいかに贅沢を提供できるかではなく、
長期で安定した幸福です。
その一つが『3KM』であり、
『7つの習慣』はそれを支えるバイブルです。
 

2023/02/02 2月 2日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月2日

動機善なりや、
私心なかりしか ②

第二電電(現KDDI)設立前、
約六カ月もの間、毎日、どんなに遅く帰っても、
たとえ酒を飲んでいようとも、必ずベッドに入る前に、
「動機善なりや、私心なかりしか」と自分に問い続けました。
通信事業参入の動機が善であり、
そこに一切の私心はないということを確認して、
ようやく手を挙げたのです。


新たな事業、サービスを導入するときに確かに考えます。
『動機善なりや、私心なかりしか』
とまではとても言えませんが、
私のイメージする『暮らし』にまち合う事業なのか?
私のイメージする『暮らし』を支えるサービスなのか?
広ガスたかたは突拍子もないガス屋と思っている人も多いのですが、
『暮らし』の幹をとても大切にしています。
 

2023/02/01 2月 1日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
2月1日

動機善なりや、
私心なかりしか ①

大きな夢を描き、それを実現しようとするとき、
「動機善なりや」と自らに問わなければなりません。
自問自答し、動機の善悪を確認するのです。
また、仕事を進めていくうえでは、
「私心なかりしか」という問いかけが必要です。
自己中心的な発想で仕事を進めていないかを
自己点検しなければなりません。
動機が善であり、私心がなければ、結果は問う必要はありません。
必ず成功するのです。


『動機が善であり、私心がなければ、
結果は問う必要はありません。
必ず成功するのです』
人間死ぬまで修行と言います。
そろそろ隠居と考えた時に
修行を放棄しようとするのかもしれませんね。
「動機善なりや」「私心なかりしか」
・・・意識しまくります。
 

2023/01/31 1月 31日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月31日

幸福の鍵

幸福になれるかどうか、それは心のレベルで決まる
私たちがどれだけ利己的な欲望を抑え、
他の人に善かれかしと願う「利他」の心を持てるかどうか、
このことが幸福の鍵となるということを、
私は自らの人生から学び、確信しています。


人間だもの・・・欲にまみれてます。
人生は『我利我利亡者』。
しかし、人間は成長の動物です。
『他利他利豊者』に変身できるのです。
・・・修行。
 

2023/01/30 1月 30日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月30日

足るを知る

膨れ上がる欲望を満たそうとしている限り、
幸福感は得られません。
反省ある日々を送ることで、際限のない欲望を抑制し、
今あることに「感謝」し、「誠実」に努力を重ねていく。
そのような生き方の中でこそ、幸せを感じられるに違いない。


『足るを知る』人生の成功法則の一つですね。
なにかで成功し、それなりの富を得て欲望をかなえていく。
サクセスストーリーのようですが・・・
破滅の道にのってしまったのかもしれません。
すべてを得ようとすると、
本当に大切なものを後に失う法則です。
『なにかを得たら何かを捨てる』法則。
これが人生360°、
一生にわたり幸せな人生を送るための法則なのですね。
…大切なものを失わないために『足るを知る』を肝に銘じます。
 

2023/01/29 1月 29日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月29日

心に描く

心が呼ばないものが自分に近づいてくることはなく、
現在の自分に起こっているすべての現象は、
自分の心の反映でしかありません。
私たちは、怒り、恨み、嫉妬心、猜疑(さいぎ)心など
否定的で暗いものを心に描くのではなく、
常に夢を持ち、明るく、きれいなものを心に描かなければなりません。
そうすることで、実際の人生も素晴らしいものになるのです。


木野親之先生が幸之助翁から聞かされたお話と被りますね。
・・・というか、
稲盛氏は幸之助翁を崇拝し多くを学ばれていたことがうかがえます。
「人生に偶然はない。
人生の必要な時に必要な人や必要な出来事合うようになっている」
嬉しかったり、悲しかったり、腹が立ったり・・・
その出来事は私にとって『今、必要な何か』を学び取りなさい。
と言っており、
そう物事をとらえることで、すべてが好転するのです。
 

2023/01/28 1月 28日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月28日

一宇宙の意志

私は、この宇宙には、すべての生きとし生けるものを、
善き方向に活かそうとする
「宇宙の意志」が流れていると考えています。
その善き方向に心を向けて、
ただひたむきに努力を重ねていけば、
必ず素晴らしい未来へと導かれていくようになっていると思うのです。


松下幸之助翁の言葉では「宇宙根源」ですね。
水が高いほうから低いほうに流れるように、
私たちの身の回り、地球、はては宇宙まで
すべては法則に従って動いているのです。
その法則通りに従うことですべてのことが好転するのです。
「『経営はうまくいくようにできている。
うまくいかない手段をあえて選ぶからうまくいかない。
宇宙根源に耳を傾けることや』と幸之助は言っていました。」
と、木野親之先生から聞きました。
すべてに『宇宙根源の法則』『宇宙の意思』が働いているのです。
 

2023/01/27 1月 27日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月27日

「ど真剣」な人生

いつも燃えるような意欲や情熱を持って、
その場そのとき、
すべてのことに「ど真剣」に向かい合って生きていくこと。
その積み重ねが私たち人間の価値となって、
人生のドラマを実り多い、充実したものにするのだ。


「ど真剣」
…まさに稲盛和夫氏の人生を象徴している言葉だと感じます。
京セラ創業から成長、
そして世間も「絶対に失敗する」と言っていたJAL再建。
当時、稲盛和夫氏が再建にかかわることを知り、
私も勝手に立ち会うことを決めJALの顧客となりました。
「2009年の年末、稲盛さんはJALの再建は自分の人生にとって
最もしんどい仕事になることは間違いない」
と言われていたとJAL元会長補佐の太田嘉仁氏が言われています。
ここには書ききれない「ど真剣」JAL再建伝記、
『JALの軌跡』という本が2018年に致知出版社から出版されています。
現在も購入できますので是非ご一読ください。
私も5年ぶりに本棚から出してみました。
 

2023/01/26 1月 26日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月26日

人生というドラマ

人生とはドラマであり、演ずる主役が自分なのだ。
一生かけてどういうドラマを描くかが問われている。
運命は生まれたときから決まっていると言われるかもしれない。
しかし自分の心を高めていくことによって、
運命をも変えることができる。
素晴らしい心根は、必ず天に通じていくからだ。


「松下幸之助 一日一言」
『人生は演出も演技も自分でやる生きた芝居。
腕次第、やり方次第でいくらでもいい芝居になる』
同じことを言われていますね。
稲盛和夫氏も松下幸之助翁の信者の一人だったそうです。
『幸之助翁の講演会で手をあげて鋭い質問をした』
というエピソードを聞いたことがあります。
 

2023/01/25 1月 25日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

125

 

美しき人間の本性

 

仏教で、「一人ひとりに仏が宿っている」と教えるように、

人間の本性とはもともと美しいものです。

「愛と誠と調和」に満ち、また「真・善・美」、

あるいは「良心」という言葉で表すことができるような、

崇高なものであるはずです。

人間は「反省」をすることで、この本来持っている、

美しい心を開花させることができるのです。

昨日の続きですね。

『人間は「反省」をすることで、この本来持っている、

美しい心を開花させることができるのです』

まずは失敗を隠さない。

隠そうとする姿勢はすでに反省ではなく、

 

言い訳の領域ですものね。

2023/01/25 1月 24日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月24日

反省と利他の心

「反省」をするということは、
ともすれば利己で満たされがちな心を、
浄化しようとすることです。
私は「反省」を繰り返すことで自らを戒め、
利己的な思いを少しでも抑えることができれば、
心の中には、人間が本来持っているはずの
美しい「利他」の心が現れてくると考えています。


人間は失敗を経験し、
その失敗を反省することで成長するのです。
失敗を『恥ずかしい』『隠したい』と思うことが、
すでに『利己』、自己中心なのですね。
この年になって「なるほど」と思うことができます。
振り返ると、
若い時は失敗を言い訳で何とかごまかそうとしていました。
まずは失敗をオープンにする姿勢、
そして言い訳して自分の利益を守るのではなく、
反省をして自分の目先の利益を捨てること。
これが『利他』へ成長していくということなのですね。
 

2023/01/23 1月 23日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月23日

苦労は成功の土台

人生で経験してきた、
数え切れないくらいたくさんの苦労や挫折は、
ちょうどオセロの石が一気に黒から白に返るかのように、
後にすべて成功の土台となってくれる。


『苦労や挫折は、
ちょうどオセロの石が一気に黒から白に返るかのように、
後にすべて成功の土台となってくれる』
心にしみるいい文章ですね。
これを信じて苦労や挫折に挑むか挑まないかは
あなた次第です。
信じた人だけが救われます。

 

2023/01/22 1月 22日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月22日

悩みなき成長はない

「あいつは、かわいそうだ」
人間というのは、周囲からこう言われるくらい不幸な境遇に、
一度は置かれたほうがいいのかもしれません。
ちょうど冬の寒さが厳しければ厳しいほど、
桜が美しい花を咲かせるのと同じように、
悩みや苦しみを体験しなければ、人は大きく伸びないし、
本当の幸福をつかむことができないのでしょう。


重要なのは、
『単なる、かわいそうな境遇』ではなく、
その境遇に立ち向かう姿勢ですね。
かわいそうな境遇にから逃げてしまっては、
成長はありません。
どんな場合でも、
「この、かわいそうな境遇を乗り越えて美しい花を咲かせる」
という、『立ち向かう姿勢』『挑む姿勢』
があってこその成長です。

 

2023/01/21 1月 21日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月21日

仕事を好きになる

人間は、好きな仕事ならば、どんな苦労も厭わない。
そして、どんな苦労も厭わず、努力を続けることができれば、
たいていのことは成功するはずだ。
つまり、自分の仕事を好きになるということ
この一言で人生は決まってしまうと言って過言ではない。


自分の趣味に関しては誰にも強制されなくても、
どんな苦労も楽しく感じます。
『仕事が趣味』という、小山さんや田舞さんは仕事が楽しく、
どんな苦労も厭わず、努力を続けることができているので
成功しないわけありませんよね。
楽しくなるためのコツがあります。
それは『一生懸命取り組むこと』です。
嫌なことでも一生懸命に取り組んでいると楽しくなり、
さらに一生懸命続けると少しずつ好きになってくるのです。
好きだから・・・ではなく好きになることが大切なのですね。

 

2023/01/20 1月 20日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月20日

仕事を愛する

「自分の製品を抱きしめたい」
私は、製品開発にあたって、いつもそう思っていました。
自分の仕事、自分の製品に対し、それくらいの愛情を注がなければ、
いい仕事などできないのではないでしょうか。


『製品』だけではなく、『仕組み』『サービス』なども同じです。
『抱きしめたい』も他の表現もできそうです。
様は、『製品』や『仕組み』『サービス』に恋い焦がれ、
恋愛するのですね。
『本気』とは?
恋愛をしてどうやったら彼(彼女)とお付き合いできるのか?
と、悩んだり、夢に見たり・・・
わくわく、ドキドキが止まらず夜も寝むれない・・・
これを『本気』というのです。
私も「私の『仕組み』『サービス』を抱きしめたい」
と心から思っています。

 

2023/01/19 1月 19日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月19日

神の啓示

毎日毎日悩み苦しんでいると、
ある瞬間に、神の啓示のように、アイデアが心にひらめくことがある。
これは、逆境に勇敢に立ち向かい、
人間として何が正しいかを問い続けて仕事に没頭しているときに、
神が与えてくれる霊感(インスピレーション)だと私は考えている。


私は、『神が降りてくる』と言っています。
ずーいぶん以前、谷村新司さんが、
「曲の締め切りまじかになってもよいフレーズ書けず、
苦しみまくっていたら、突然降りてくるんですよ、神が」
と言っていたのです。
同じような話を、さだまさしさんも言っていました。
経営の神様松下幸之助の最後の愛弟子、
木野親之先生も幸之助に赤字会社の社長に抜擢され、
苦労の連続の中で『神が降りてくる』経験を何度もしたと言われており、
「血の小便が出るほどと立ち向かいつづけた人にだけに降りてくる。
と、幸之助は言っています」と、付け加えられたのです。
 

2023/01/18 1月 18日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月18日

素直な目

一切のものにとらわれてはいけません。
素直な目で現象を見なければなりません。
先入観を持っていては、物事はその真実を語ってくれません。
一方では、
「何としてもやらなければならない」という思いがありますから、
もう一方では、苦しければ苦しいほど、
現象をつぶさに見つめ直すという素直な姿勢が必要となるのです。
そうすれば、今まで見過ごしていたものを、
ハッと見つけるものです。


『現実』『現場』『現物』の3現は素直の基本だと考えます。
以前の私もそうでしたが、
話を聞いてすべてをわかって気になり進んでいました。
本当に理解するためには、
多くの質問をぶつけていかなければならないことを知りませんでした。
質問をして掘り下げていくと、
実はその人もすべてを把握していたわけではないことが判明したりします。
物事や話から先入観を持つことは危険ですが、
先入観を持ちながら物事や話に接していることに
私たちは気づいていないことが多いのです。
素直になるためには、
いつも通りの…知らず知らずに先入観を持つ自分を捨て、
あえて、
『たくさんの質問をしながらとことん掘り下げる』という意識が大切です。

 

2023/01/17 1月 17日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月17日

人を動かすもの

人を動かす原動力は、ただ一つ公平無私ということです。
無私というのは、自分の利益を図る心がないということです。
あるいは自分の好みや情実で判断しないということです。
無私の心を持っているリーダーならば、部下はついていきます。
逆に自己中心的で私欲がチラチラ見える人には、
嫌悪感が先立ち、ついていきかねるはずです。


『公平無私』意識しながら社業を進めています。
・・・が、
意識していれば、「できている」訳ではありません。
『公平』は自分以外の人が対象となるので
残念ながらあいまいになりがちです。
『無私』は自身の姿勢なのでこちらは
あいまいにならないようしっかり意識しています。
・・・意識…です。
 

2023/01/15 1月 16日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月16日

自燃性の人

物には、他からエネルギーを受けて燃えるものと、
それでも燃えないものと、そして自分自身で燃えるものとがあります。
つまり、火を近づけると燃え上がる可燃性のもの、
火を近づけても燃えない不燃性のもの、
自分で勝手に燃え上がる自燃性のものと、
物質は三つに分かれますが、人間も同様です。
物事を成そうとするには、自ら燃える者でなければなりません。


『自燃性』『可燃性』『他燃性』『不燃性』
と4つに分けることもあります。
自然性の人:自ら燃え、そして燃え続けることが出来る
可燃性の人:火が近づくと一瞬燃えが、すぐに気持ちは鎮火する
他燃性の人:人の影響や人からの指示により燃える
不燃性の人:何をしても燃えない
イチロー選手や大谷選手などプロスポーツで活躍している人は、
はどう見ても『自然性』ですね。……しかし、
野球に限らず、複数年契約を結び収入が安定すると、
成績の落ちる選手も多いそうです。
・・・『自然性』を維持する意識も大切です。

 

2023/01/15 1月 15日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月15日

狂であれ

かねてから事をなすにあたっては、「狂であれ」と言っている。
バリアを越えるには、
それを打ち破れるだけのエネルギーが必要となるからだ。
エネルギーとは、それに従事している人の情熱だ。
燃えるような熱意、すさまじい根性と執念などが、
バリアを越えるエネルギー源であり、チャレンジの必要条件となる。


『〇〇バカ』 『〇〇狂い』ですね。
田舞さん、小山さんはまさにそれ、
仕事バカ、仕事狂い。
『趣味が仕事』なのです。
田舞さんは今でも
「寝るよりも仕事をしているほうが、ストレスがたまらない」
小山さんは
「仕事に差し支えるなら早く帰って寝る」
と言っています。
TV番組「お宝鑑定団」にも骨董バカ、おもちゃバカなど、
半端ない人たちが登場しますね。
芸術家にも多いと感じます。
・・・というかそんな人でなければ芸術家として成り立たないのでしょう。
なにか一つ、バカ、狂、と言われる『何か』を持ちたいものです。
 

2023/01/14 1月 14日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月14日

着実に歩む

いつも高く掲げた目標ばかりを見ていてもダメなのです。
あまりにも遠い道のりを歩こうと思うと飽きもするし、
自分の力のなさを感じてしまって頓挫してしまいます。
高く掲げた目標は潜在意識にしまっておいて、
一日一日を着実に歩み続けると、
とてつもないところまで歩いていけるものなのです。


目標の目線はしっかり高い位置に置くこと。
これはとても大切です。
小さな目標を達成しながら次の目標を定めていると、
とんでもない場所に到着…いや、不時着することになります。
前進するときは足元を見ながら一歩一歩です。
そして目標方向に進んでいるかを定期的にチェックするのですね。
どの位置、どの場所にいるかは再々確認が必要ですが、
どれくらい進んだかは再々確認しなくてもよいのです。
数ヶ月、数年単位で振り返ったとき、
「ずいぶんと進んだものだ」と気づかされます。
 

2023/01/13 1月 13日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月13日

一歩一歩前に進む

手練手管(てれんてくだ)を駆使し奇策を弄(ろう)して、
付焼刃の成功を収めたとしても、
地に足の着かない栄華(えいが)が長く続いたためしはない。
大切なことは正しい道を踏みしめて、
一歩一歩前に進むことだ。

手練手管(てれんてくだ):あらゆる手段を講じだますこと
栄華(えいが):栄えること


詐欺で得たお金で、本当の幸せはつかめないのです。
詐欺ではなくても、
うわべだけのテクニックやちょっとしたごまかしも、
それを続けていればやはり本当の幸せはつかめません。
目的が何なのか?
詐欺やうわべの結果ではなく、
正しい成長がもたらす結果は似て非なるものですね。
正しい成長に近道はありません。
 

2023/01/12 1月 12日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月12日 

経営はトップの器で決まる

経営者の人格が高まるにつれ、企業は成長発展していきます。
私はそれを「経営はトップの器で決まる」と表現しています。
会社を立派にしていこうと思っても、
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」というように、
経営者の人間性、
いわば人間としての器の大きさにしか企業はならないものなのです。


「会社は社長の器以上に大きくならない」
と言われ続けています。
「会社は社長の影」と表現する人もいます。
影は太陽に照らされできたものですが、
同じ時刻、同じ場所での影は元の人間が大きくなければ大きくなりません。
「会社という影を見れば、その会社の経営者の器がわかる」
ということなのです。
これは会社だけではなく『家庭』も同じと言われていますね。
 

2023/01/11 1月 11日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月11日 

成功するまで諦めない

成功するかしないかは、その人の熱意と執念に強く関わっている。
成功しない入は体裁のいい理由をつけ、自分を慰め、すぐ諦めてしまう。
何かを成し遂げたいなら、狩猟民族が槍一本を持ち、
どんなに雨風が吹こうと、
獲物の足跡を何日も追い続け、その住処を見つけ、
つかまえるまで決して諦めないというような生き方が必要だ。


『成功するまで諦めない』
私が初めて知った成功の法則の一つです。
ナポレオンは、
『吾輩の辞書に失敗の文字はない』と言っています。
「私は失敗をしない」
と、高飛車な姿勢のことを言っているわけではありません。
「成功するまであきらめないから失敗という言葉は必要ない」
と言っているのですね。
典子さんと私、二人での人生は、
『成功するまで諦めない』ことからスタートでした。
結婚の後、ナポレオン・ヒルの成功哲学を知りました。
 

2023/01/10 1月 10日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月10日

強烈な願望を持つ

願望を成就につなげるためには、並に思ったのではダメだ。
生半可なレベルではなく、強烈な願望として、
寝ても覚めても四六時中そのことを思い続け、考え抜く。
頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、
切れば血の代わりに「思い」が流れる。
それほどまでにひたむきに、強く一筋に思うこと。
そのことが、物事を成就させる原動力となる。


『切れば血の代わりに「思い」が流れる』
昨日の私の感想を強く解説した言葉ですね。
松下幸之助翁は「血の小便が出るまで」と表現されていましたが、
さらに強い表現です。
血管の中にも染み込み、血液をも『思い』の色に染めてしまう。
『切れば血の代わりに思いが流れる、強烈な願望』
とても心にしみる言葉です。
・・・これも手帳に書き加えます。
 

2023/01/09 1月 9日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月9日

思いは必ず実現する

思いは必ず実現する。
それは、人が「どうしてもこうありたい」と強く願えば、
その思いが必ずその人の行動となって表れ、
実現する方向におのずから向かうからです。
ただそれは、強い思いでなければなりません。
漠然と思うのではなく、「何がなんでもこうありたい」
「必ずこうでなくてはならない」といった、
強い思いに裏打ちされた願望、夢でなければ実現しないのです。


『「何がなんでもこうありたい」「必ずこうでなくてはならない」
といった、強い思い』
・・・ってどんな思いでしょう。
あくまでも私の体験・経験ですが、
思いが強すぎ、どう進めるかを考えていたら寝られなくなってしまう。
寝ても…夢に出る。・・・妻から寝言で言っていたと聞かされる。
本当に寝ても覚めても思いつづけるのです。
・・・ある意味健康と引き換えにしても叶えたいと思うくらいの、
『強い思い』だと考えています。
 

2023/01/08 1月 8日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言
稲盛和夫著 致知出版
1月8日

チャレンジ精神を持つ

人は変化を好まず、現状を守ろうとしがちです。
しかし、新しいことや困難にチャレンジせず、
現状に甘んじていては、退歩が始まります。
現状を否定し、高い目標を設定し、
常に新しいものにチャレンジしていかなければなりません。
ただ、チャレンジという言葉は勇ましく快い響きを持つ言葉ですが、
そのためには困難に立ち向かう勇気や
どんな苦労もいとわない忍耐、努力が必要です。


実は、
私たちが現状を保つだけで『も常にチャレンジ』が必要なのです。
私たちは確実に年齢を重ね、
その重ねた年齢にそぐう知識や知恵を期待されています。
・・・ということは、
何もしないでいると重ねてきた年齢、
『年の功』の期待に応えることができません。
飛行機も翼に空気の抵抗を感じなければ高度を維持できず
墜落してしまいます。
私たちも『年の功』の期待高度をたもつことはとても大切ですし、
出来ればより空気の少ないより高い高度で飛行できれば
より飛躍できるのですね。
より高い高度をを目指す「チャレンジ精神」です。
 

2023/01/07 1月 7日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言
稲盛和夫著 致知出版
1月7日

『徳』に基づく経営

権力によって人間を管理し、
または金銭によって人間の欲望をそそるような経営が、
長続きするはずはありません。
一時的に成功を収めることができたとしても、
いつか人心の離反を招き、必ず破滅に至るはずです。
企業経営とは永遠に繁栄をめざすものでなければならず、
それには「徳」に基づく経営を進めるしか方法はないのです。


昨日の『心の手入れ』を習慣にするということですね。
人間は良いことも悪いことも繰り返せば必ず上手になると言われ、
幸せな人生を送るには良い習慣をたくさん身につけること言われています。
『徳に基づく人生』で因果応報の法則に従い、
人生360°、全方位幸せな人生を送りたいものです。

 

2023/01/06 1月 6日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言
稲盛和夫著 致知出版
1月6日

心の手入れ

立派な経営をするのに、大切なのは心の手入れだ。
それは、業種が何であろうと、規模がどれくらいであろうと、
国がどこであろうと変わらない。
経営者自身が常に悪しき思いを打ち払い、
心の手入れを怠らずに人徳を高めていけば、
因果応報の法則に従って、物事はよい方向へ運び、
大輪の花を咲かせるに違いない。


なるほど、
『心の手入れ』とは徳を積むということなのですね。
「私たちの日々の行いはブーメランである」
と聞いたことがあります。
良い行いのブーメランを投げるといつか良いことが帰ってくる。
悪い行いのブーメランを投げるといつか悪いことが帰ってくる。
ブーメランによって帰ってくるタイミングも違うし、
失速するブーメランもあるでしょう。
しかし、
因果応報は稲盛和夫氏の言われるように『法則』なのです。
 

2023/01/05 1月 5日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言
稲盛和夫著 致知出版
1月5日

真心

人は金銭のためでなく、名誉のためでなく、
権勢(けんせい)欲のためでもなく、
真心によって突き動かされたときにこそ、
どんな困難にも負けることなく、
最大の力を発揮して立ち向かうことができる。


お金、名誉、勝ち負け・・・、
最初はそれで良いと思います。
「若いころの3KM手帳は〇年後のありたい姿に、
○○購入、△△購入・・・・・と、
お買い物リス帳のような内容だった」
と、3KMに長年取り組む多くの社長が一様に口にします。
まずは『欲』を持つことが大切です。
・・・が、
それだけで年齢を重ねるとどこかで失敗の道へ迷い込んでしまいます。
京セラ創業者稲盛和夫氏が『経営の神様』と言われるようになったのは、
『真心』と言われるほど心を育まれたからだと思います。
 

2023/01/04 1月 4日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言 
稲盛和夫著 致知出版
1月4日

反省と努力

ほとんどの人は心の大切さに気づかず、
心を立派にしようなどということに関心を持たない。
まずは、心を高めなければならない、
心を美しくしなければならない、と思わなければならない。
そうしても、
われわれは煩悩(ぼんのう)、欲にまみれた人間であるから、
なかなかそうはなれない。
なれないけれども、「ならなければならない」と思い、反省する。
この反省があるから、また努力をしようと心がける。
このことが人生にとっては大切なのである。


『心のありかた』高め変えるには?
心の在り方を学び続けても心は見えません。
心は、意識をしていない何気ない普段の行動に出てしまいます。
何気ないから意識しない。・・・反省もできない。
『客観的に自身を振り返る』
還暦を越えたこの年になってよりその重要度に気づかされています。
『反省から心に至る』のですが、
反省と心の間には『行動・実行』が入り、
『反省→行動→心』です。
形から入って心に至る。…形を飛ばすと心に到達しませんね。
 

2023/01/03 1月 3日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言
稲盛和夫著 致知出版
1月3日

経営者の要件

福沢諭吉は、経営者のあるべき姿を、こう表現しています。
『思想の深遠なるは哲学者のごとく、
心術の高尚正直(しんじゅつこうしようげんろく)なるは 
元禄武士のごとくにして、
これに加うるに小俗吏(しょうぞくり)の才をもってし、
さらにこれに加うるに土百姓の身体をもってして、
はじめて実業社会の大人たるべし』
この言葉は、そのまま人生方程式に当てはまります。
土百姓の身体、つまり、頑健(がんけん)な身体は、
誰にも負けない努力をする「熱意」にあたり、
小俗吏の持つ、放っておけば悪さをしかねない才能、
経営でいうところの商才は「能力」にあたります。
そして「考え方」にあたるのが、
「思想の深遠なるは」「心術の高尚正直なるは」
という部分です。
つまり、哲学者が持つような素晴らしい思想を持ち、
かつ元禄武士が身につけていたような素晴らしい心根を持ち、
そのうえ小俗吏が発揮したような才能と、
土百姓の頑健さを備えていなければ、
立派な経営者にはなれないのです。


『哲学者が持つような素晴らしい思想を持ち、
かつ元禄武士が身につけていたような素晴らしい心根を持ち、
そのうえ小俗吏が発揮したような才能と、
土百姓の頑健さを備えていなければ、
素晴らしい人生は送れない』
福澤諭吉も
『人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』
と同じことを言われていたのですね。
私はあえて3KMの、
『人生・結果・成果=能力×意欲2×心の姿勢』
を持ち出し、『意欲は2乗』『心の姿勢は-100点~+100点』
であることを強調させていただきます。
 

2023/01/02 1月 2日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

稲盛和夫一日一言
稲盛和夫著 致知出版
1月2日

人生方程式②
考え方

この能力と熱意に、考え方が積でかかる。
考え方とは、人間としての生きる姿勢であり、
-100点から、+100点まである。
つまり、世をすね、世を恨み、
まともな生き様を否定するような生き方をすれば、
マイナスがかかり、
人生や仕事の結果は、能力があればあるだけ、
熱意が強ければ強いだけ、大きなマイナスとなってしまう。
素晴らしい考え方、素晴らしい哲学を持つか持たないかで、
人生は大きく変わってくる。


3KMでは
「心の姿勢が、ものの見方・考え方にあらわれる」
と表現されていますね。
『お金儲け』をキーワードにした、社内でよく使う例です。
「お客様に喜んでいただくサービスや商品を提供する」
「なりすまし詐欺で荒稼ぎする」
・・・どちらもお金儲けには変わりありませんが、
お客様の喜びが感動まで至ると+100点ですが、
詐欺はとてつもなく重い犯罪です。
一方は感動、一方は犯罪。
心の姿勢は(ものの見方・考え方)二重丸で重要です。

 

2023/01/01 1月 1日 稲盛和夫一日一言 稲盛和夫著 致知出版

あけましておめでとうございます。

今年一年、皆様にとって良い年になりますよう
ご祈念申し上げます。


2023年は「稲盛和夫一日一言」を送信します。

 
稲盛和夫一日一言
稲盛和夫著 致知出版
1月1日


人生方程式①
熱意と能力

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力この方程式は、
平均的な能力しか持たない人間が、
偉大なことをなしうる方法はないだろうか、という問いに、
私が自らの体験を通じて答えるものである。
まず、能力と熱意は、それぞれ0点から
100点まであり、それが積でかかると考える。
すると、自分の能力を鼻にかけ、努力を怠った人よりも、
自分にはずばぬけた能力がないと思い、
誰よりも情熱を燃やし努力した人のほうが、
はるかに素晴らしい結果を残すことができる。


3KM手帳では、
業績=能力×意欲2×心の姿勢
と書かれています。
表現と『意欲(熱意)の2乗』は違いますがよく似ています。
・・・実は、
3KMの発案者土屋会長、
稲盛和夫氏の『盛和塾』塾生でした。
でどこは稲盛和夫氏の『人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』
だそうです。
人生・仕事の結果・・・業績・結果
考え方・・・・・・・・心の姿勢
熱意・・・・・・・・・意欲2(2乗=意欲×意欲)
能力・・・・・・・・・能力
特にこだわったのは、意欲を2乗しとこと。
私も『意欲2』がよりしっくり落ち着きます。
今年一年、『意欲2』の年にします。…早速3KM手帳に書き加えます。

今年もどうぞよろしくお願いします。