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2026年

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2026/06/30 6月30日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月30日

己に如かざる者を
友とせず

子曰わく、忠信を主とし、
己に如かざる者を友とすること無かれ。
過てば則ち改むるに慨ること勿かれ。
(子罕第九)
〔訳】先師が言われた。
「忠信を主として、自分には及ばない友と
交わっていい気になってはならない。過て
ば改めるのに誰に遠慮がいろうか」
*学而第一にもあるが、どういう意味でここに入
れたものであろうか。


「誠実さと信頼を何よりも大切にしなさい。
自分より劣っている人ばかりを友として、
現状に満足してはならない。
もし間違いを犯してしまったなら、
世間体やプライドの意識を捨て、
すぐに改めなさい」
・・・人間は間違えを犯します。
しかし、
自分に都合の良い仲間ばかりの環境にいると、
間違いを指摘されることなく、
言い訳ばかりが上手くなっていきます。
忠信を主してくれる仲間がいれば、
自分の過ちに気づかされ、
正すことができます。
「良い仲間を選ぶこと」
「自分の過ちを改める素直さを持つこと」
…人間として成長するために大切なことですね。
 

2026/06/29 6月29日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月29日

苗にして秀でざる者あり

子曰わく、苗にして秀でざる者あり。
秀でて実らざる者あり。
(子聿第九)
【訳】先師が言われた。
「よい苗がよく成長しても、穂が出ないも
のがある。穂が出ても、実らないものもあ
るねえ」
*顔淵の早く亡くなったことを惜しまれたものと
思う。


「せっかく芽が出て育ったのに、
穂が出ないまま終わってしまうものがある。
また、見事に花が咲いたとしても、
実を結ばないまま終わってしまうものもある」

【簡単な解説】
1. この言葉の背景(孔子の悲しみ)
この言葉は、孔子が最も目をかけ、自分の後継者として深く愛していた愛弟子・顔淵(がんえん)が若くして亡くなった時に、その死を悼んで呟いたものと言われています。

苗(なえ): 才能の芽が出ること

秀(ひい)づる: 成長して花が咲く(穂が出る)こと

実(みの)る: 成果を上げ、立派な人間として大成すること

顔淵はまさに「花が咲き、これから大いなる実を結ぶ(大成する)」という直前で命を落としてしまいました。孔子は、彼の早すぎる死を「実を結ばずに終わってしまった」と心から惜しみ、悲しんでいるのです。

2. 私たちの人生への教訓(立志立命の視点)
この言葉は単なる悲しみの言葉にとどまらず、後世を生きる私たちへの「戒め」や「励まし」としても受け取ることができます。

継続と努力の大切さ
・・・どんなに素晴らしい才能があっても、
努力を惜しんでしまえば花は咲きません。
一時、華やかに注目されても、
最後までやり遂げなければ
本当の成果には繋がらないのです。
…坂村真民先生の
「念ずれば花開く」
という言葉が言っているように、
楽すれば…ではないのです。
…念ずれば…ですね。
 

2026/06/28 6月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月28日


之を鐸ぬるを貴しと為す ②

説ぴて繹ず、従いて改めずんば、
吾之を如何ともする末きのみ。
(子竿第九)
【訳】「喜んで意味を考えず、言葉に従う
だけで改めようとしないようでは、私には
どうしようもないよ」
*人の話を謹聴し、又随喜するのは、よいことは
いうまでもないが、それは一時のことで、更に
行動に移すことが重要である。子路は一見粗雑
のようだが、実行を重んじたので、次々に聞く
ことを恐れた。孔子は彼を忌揮なくたしなめら
れながら、一面ではこよなく信愛されたのであ
る。


「褒め言葉にただ喜ぶだけで、
その裏にある本当の意味を深く考えようとしない。
正しいアドバイスに『その通りですね』と
素直に返事をしながら、
自分の行動を改めようとしない。
口先や表面だけで言葉を受け流している人は、
どうしてやることもできない。…お手上げだ。」
・・・「良いアドバイスを聞いて、
『いい話を聞いた』で終わらせない。
大事なのは、「今から、ここから、自分から」
…ですね。
 

2026/06/27 6月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月27日

之を繹ぬるを貴しと為す ①

子曰わく、法語の言は、能く従うこと無からんや。
之を改むるを貴しと為す。
巽與の言は、能く説ぶこと無からんや。
之を繹いるを貴しと為す。
(子竿第九)
【訳】先師が言われた。
「筋の通った正しい言葉には、誰でも従わ
ないことはなかろうが、それによって改め
ることが大切である。ものやわらかい言葉
には誰でも喜ばないことはなかろうが、そ
の意味をよく判断することが大切である」


「道理にかなった正しいアドバイスや
厳しい忠告をされたら、
『なるほど、その通りだ』と納得せざるを得ない。
でも、納得するだけで終わったら意味がない。
大切なのは、
それを聞いて行動や悪いクセを『改める』ことなのだ。
また、お世辞や耳ざわりの良い褒め言葉を言われたら、
誰だって嬉しくなるよね。
でも、ただ喜んでいるだけではダメだ。
大切なのは、
その言葉の裏にある相手の本心や本当の意味を、
一歩引いて『見極める』ことなのだ」
・・・「厳しい言葉」「優しい褒め言葉」
それぞれの正しい受け止め方を言われています。
正論を聴き、
納得しただけで、行動を変えなかったら成果なしです。
褒め言葉を聴きいても、
お世辞に浮かれるな、調子に乗るなということですね。
「裸の王様」にならないよう、常に前進。
…です。
 

2026/06/26 6月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月26日

四十五十にして
聞くこと無くんば

四十五十にして聞くこと無くんば、
斯れ亦畏るるに足らざるのみ。
(子竿第九)
【訳】「ところが、四十五十になっても謙
虚に学ぶことのないような者は、もう畏れ
るには足らないよ」
*「聞く」とは問学求道。「聞こゆる」と読み、
「世に名の聞こえる」とする説もある。


「若者の可能性は恐るべきものだが、
もし40代、50代になっても、
謙虚に新しいことを学ぼうとせず、
誰からも話を聞こうとしないような
人になってしまっていたら……
その時は、もうその人を『一目置く』必要なんてない。
大した人物ではないということだ」
・・・「四十にして惑わず」
「五十にして天命を知る」…ですね。
森信三先生は40歳までに
「持って生まれた、
使命の書かれた封筒を開封しなさい」
…と言われています。
 

2026/06/25 6月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月25日

後生畏るべし

子曰わく、後生畏るべし。
焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。
(子竿第九)
【訳】先師が言われた。
「青年は恐れねばならない。将来彼らが今
のわれわれには及ばないと、誰が言い得よ
うか」
*老人の中には、今の青年はなってないとか不用
意に言うことがあるが、孔子は青年に限り無い
望みを抱いて積極的に教育をされたのである。
孔子の晩年に純真な青年が各地から蛸集した
のもこの心情の反映ではなかろうか。


「あとに生まれてくる若い人たちの可能性は、
本当に侮れないものだ。
未来を生きる彼らが、
今の私たちに追いつけないなんて、
どうして言い切れるだろうか。
いや、きっと超えていくだろう」
・・・「最近の若いものは……」という愚痴は、
古代エジプトや古代中国の時代から
あったと言われています。
しかし、
若い世代は、
私たちが持っていない新しい視点や、
これからの時代を生き抜くエネルギーを持っています。
一人の人間としてその可能性を見守りたいものですね。
 

2026/06/24 6月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月24日

未だ其の止まるを見ず

子、 顔淵を謂いて曰わく、惜しいかな。
吾其の進むを見るなり。
未だ其の止まるを見ざるなり。
(子竿第九)
【訳】先師は顔回のことをこう言われた。
「惜しい人物だったなあ。私は彼が常に進
むのを見たが、まだそのとどまる所を見た
ことがなかった」


「本当に惜しい、素晴らしい人物を亡くしてしまった。
私は、彼がいつも一歩一歩、
前へと進み続けている姿ばかりを見ていた。
途中で立ち止まったり、サボったり、
現状に満足して歩みを止めてしまう姿なんて、
ただの一度も見ることがなかったのに……」
・・・才能にあぐらをかかず、
常に、昨日より一歩前へ進み続けること。
「生涯学び」…なのですね。
才能薄い私は、
生涯前進し続ける意識を強く持つことが、
唯一、
自身を生かす人生につながるのだと考えます。
 

2026/06/23 6月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月23日

たとえば山を為るが如し

子曰わく、たとえば山を為るが如し。
未だ一きを成さずして、止むは吾が止むなり。
たとえば地を平かにするが如し。
一きを覆すと難も、進むは吾が往くなり。
(子竿第九)
【訳】先師が言われた。
「修行というものは、たとえば山を造るよう
なものだ。もう一もつこで完成するのに止め
るのは、自分の責である。また窪地を平らに
するのにたとえ一もつこでもあければ、それ
だけ自分が仕事を進めたことになる」


「人生や学び、仕事というものは、
たとえば大きな山を造るようなものだ。
あとたった一杯分の土を盛れば山が完成する
というところで『もういいや』とやめてしまうのは、
他の誰のせいでもない、自分自身がやめたからだ。
逆に、でこぼこな土地を平らにするような
ものでもある。
たとえほんの一杯分の土を運んで
ひっくり返しただけだとしても、
一歩でも前に進んだのであれば、
それは自分自身が進めた成果なのだ」
・・・「やめるのも自分、進むのも自分。
すべての鍵は、自分自身」…なのですね。
何かを成し遂げようとするときに大切なのは
「継続」「自分自身の意志の強さ」です。
論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月23日

たとえば山を為るが如し

子曰わく、たとえば山を為るが如し。
未だ一きを成さずして、止むは吾が止むなり。
たとえば地を平かにするが如し。
一きを覆すと難も、進むは吾が往くなり。
(子竿第九)
【訳】先師が言われた。
「修行というものは、たとえば山を造るよう
なものだ。もう一もつこで完成するのに止め
るのは、自分の責である。また窪地を平らに
するのにたとえ一もつこでもあければ、それ
だけ自分が仕事を進めたことになる」


「人生や学び、仕事というものは、
たとえば大きな山を造るようなものだ。
あとたった一杯分の土を盛れば山が完成する
というところで『もういいや』とやめてしまうのは、
他の誰のせいでもない、自分自身がやめたからだ。
逆に、でこぼこな土地を平らにするような
ものでもある。
たとえほんの一杯分の土を運んで
ひっくり返しただけだとしても、
一歩でも前に進んだのであれば、
それは自分自身が進めた成果なのだ」
・・・「やめるのも自分、進むのも自分。
すべての鍵は、自分自身」…なのですね。
何かを成し遂げようとするときに大切なのは
「継続」「自分自身の意志の強さ」です。
 

2026/06/22 6月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月22日

徳を好むこと
色を好むが如く

子曰わく、吾未だ徳を好むこと、
色を好むが如くする者を見ざるなり。
(子竿第九)
【訳】先師が言われた。
「私はまだ色事を好むほど徳を好む者を見
たことがない」
*色を好むは本能的である。徳は本来、報いを求
めず真心から薇む、即ち陰徳をいうのである。
弘法大師を祀る高野山の奥の院には、貧者の一
灯とて千数百年燃え続けている灯明がある。こ
れは貧女の陰徳に感銘した人が次々受け継いだ
証である。孔子もまた時代を超えて会心の笑
みをもらされるであろう。


「私はこれまでに、
美しい異性に心を惹かれるのと同じくらい、
心から『正しい生き方や内面の美しさ』を追い求め、
愛する人を見たことがない」
・・・『正義の道を歩むこと(健善)』
を言われているのだと思います。
確実に…ゆっくりとですが、歩み続けます。
 

2026/06/21 6月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月21日

昼夜を舍かず

子、 川の上に在りて曰わく、
逝く者は斯の如きか。
昼夜を舍かず。
(子竿第九)
【訳】先師が川のほとりで言われた。
「時の流れはこの水のようなものであろうか。
昼も夜も休むことはない」
*孔子は五十前に易を学んだのが、天命を知る大
きな動機となったのではなかろうか。万物は変
化してやまないが、変易の中に変わらないもの
即ち不易の法則が通っている。易経には「天行
は健なり。君子以て自ら彊めて息まず」とある
ように自己鞭捷的であって、仏教的無常観と解
するは当たらないと思う。


孔子先生が川の流れを見つめながら言われました。
「過ぎ去っていくあらゆるものは、
ちょうどこの川の水のようなものだ。
昼も夜も、
一瞬たりとも休むことなく流れ続けている」
・・・「太陽や星の動き、季節の移り変わりが、
1秒も休まずに健やかに動いているように、
君子も、自分を奮い立たせて
一瞬も努力を休んではいけない」
…という意味だそうです。
川の流れのように今この瞬間を精一杯生き、
学び続けることがとても大切なのですね。
 

2026/06/20 6月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...
2026/06/19 6月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月19日

我は買を待つ者なり

子曰わく、
之を沽らんかな、之を沽らんかな。
我は責を待つ者なり。
(子聿第九)
【訳】先師が言われた。
「売りたいなあ。私はよい買い手を待って
いる者だ」
*孔子は、自分の理想実現の場を求めて、各国を
巡歴しながら、いずこにも受け容れてくれる処
はなかった。弟子の子貢が冗談めいて「ここに
美玉がありますが、箱におさめておきましょう
か。それともよい買い手を求めて売りましょう
か」と尋ねたのに対し、孔子は笑って答えられた。


「売りたいものだね、本当に売りたいよ。
だがね、私は誰にでも安売りするのではなく
私の価値を正しく分かってくれる
『良い買い手』を待つ人間なのだ」
・・・広告宣伝のために、
安売りを行うことはもちろんあります。
それはただただ価値を落として
販売することとは大違いです。
理念を実現するプロセスは大切です。
 

2026/06/18 6月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月18日

子の疾病なり ③

且つ予其の臣の手に死なん與りは、
無寧二三子の手に死なんか。
且つ予縦い大葬を得ずとも、予道路に死なんや。
(子竿第九)
【訳】「また私はその俄仕立ての家来の手
に死ぬよりも、むしろ二、三の諸君の手に
よって死にたいものだ。それに自分はたと
い立派な葬儀をしてもらえなくても、道路
に野垂れ死にするようなことがあろうか」
*内心では子路の厚意を感謝しておられるように思われる。


「にわか仕立ての家来たちの手の中で死ぬよりも、
いつも一緒のお前たちの手の中で死にたいのだ。
立派な葬儀をしてもらえなくても、
私がお前たちに看取られながら、
道端で野垂れ死にするようなことがあると思うか?」
・・・いちばん大切なことは、
「心のつながり」ということです。
目先の「偽り」ではなく、
「誠実(正義の道)」を積み重ねていくことが
心のつながりである信頼は深まるのですね。
 

2026/06/17 6月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月17日

子の疾病なり ②

臣無くして臣有りと為す。
吾誰をか欺かん。
天を欺かんか。
(子聿第九)
【訳】「家来がないのにあるように見せか
けるとはなんたることなのか。私は誰をだ
ますか。天をだますのか。そんなことはで
きるものではない」


「本来、私には家来などいない身分なのに、
家来がいるかのように見せかけるとは、
いったい何ということだ。
私はこんな嘘をついて、
誰をだまそうというのか。
世間の人々をだますのか?
それとも、
すべてを見通している天をだまそうというのか?
天をだますことなど、
絶対にできるはずがないではないか」
・・・昨日に引き続き、
「誠実(健善)」です。
誰も見ていなくても、
「悪いことはしてはいけない。
いつもお天道様が見ている」
 

2026/06/16 6月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月16日

子の疾病なり ①

子の疾病なり。子路、門人をして臣たらしむ。
病、間なるときに曰わく、久しいかな。
由の詐を行うや。
(子竿第九)
【訳】先師の病気が甚だ重かつたとき、子路
は若い弟子たちを家来に仕立てて葬儀を執り
行う手はずを決めていた。病気が少し落ち着
かれた頃、先師が子路に向かって言われた。
「お前が私をだまそうとして久しいようだね」


「子路よ、
私をあざむくようなことを始めてから、
ずいぶん長い時間が経つ。
私は家来を持ってはいけない身分なのに、
家来がいるかのように見せかけて、
一体誰をだまそうというのだ。
天をだませるとでもいうのかい?
身分を偽った立派な
家来たちに看取られて死ぬよりも、
愛する弟子たちの腕の中で死にたい。
盛大なお葬式をしてもらえなくても、
道端に野垂れ死にするようなことには
ならないのだから」
・・・「見栄(みえ)」よりも「誠実」
であることが大切だということなのでしょう。
誠実(健善)こそが、
人生で一番価値があるということですね。
 

2026/06/15 6月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月15日

仰げば彌高く ③

既に吾が才を錫くせり。
立つ所有りて卓爾たるが如し。
之に従わんと欲すと難も、由末きのみ。
(子聿第九)
【訳】「自分の才能のあらん限りを尽して
みても、先生は自らの立つ所があって聾え
立っているようだ。先生の後に従っていこ
うと思っても、どうも手立てがない」


「私は、自分に与えられた才能のすべてを
出し尽くすところまで成長することができた。
ふと前を見上げると、先生はさらに遥か高い、
誰も到達できないような境地に、
圧倒的な存在感でそびえ立っていらっしゃる。
『よし、あそこまでついて行くぞ!』と
力を振り絞って進もうとしても、
もうこれ以上、どうやって近づけばいいのか、
その方法すら見当たらない。
その偉大さに圧倒されるばかりだ」
・・・お互いが相手を
「唯一無二の存在」として認め合っており、
歴史上最も美しい師弟関係の姿ですね。
 

2026/06/14 6月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月14日

日仰げば彌高く ②

夫子、循循然として善く人を誘う。
我を博むるに文を以てし、我を約するに礼を以てす。
罷めんと欲すれども能わず。
(子竿第九)
【訳】「ところが先生は、順序を立てて上
手に人を導かれる。私の識見を広めるのに
各種の書物や文物制度を以てせられ、私の
行いをひきしめるのに礼を以てせられる。
やめようかと思ってもやめることができない」


「先生は決して威張ったりせず、
ステップを踏んで、優しく、ゆっくり私を引っ張って、
やる気にさせてくれる。
幅広い知識や教養を教えて
私の視野を広げてくれたかと思えば、
礼儀やルールを教えて、
緩んだ私の行動をキュッと引き締めてくれる。
もうこれ以上は無理だ、
勉強を辞めようと思っても、
先生の魅力と教え方の素晴らしさに引き込まれて、
辞めることができない」
・・・仕事がキツくても
『この人についていきたい』と、
モチベーションが途切れない
素晴らしいリーダー鏡」なのですね。
 

2026/06/13 6月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月13日

仰げば彌高く ①

顔淵、哨然として歎じて曰わく、
之を仰げぱ彌高く、之を錨れぱ彌堅し。
之を贈るに前に在り、忽焉として後に在り。
(子竿第九)
【訳】顔淵が「ああ」とため息をついて言った。
「孔先生は仰げば仰ぐほど高く、切れば切るほど堅い。
前にあるからと見ていると忽ち後にある」


「顔淵が、しみじみとため息をついて言った。
『わが師の学問や人間性は、見上げれば見上げるほど、
どこまでも高くそびえ立っている。
追いついて切り込んでみようとぶつかってみても、
ダイヤモンドのように硬くて底が知れない。
目の前にいらっしゃると思って追いかけていると、
いつの間にか、はるか後ろから私を包み込んでいる。
捕まえようとしても、実体がつかめないのだ』」
・・・究極の師弟関係の言葉ですね。
慕ってくれる弟子がいたのですから、
何よりも励みになったに違いありません。
 

2026/06/12 6月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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6月12日

鳳鳥至らず、河、図を出さず

子曰わく、鳳鳥至らず、河、図を出さず。
吾已んぬるかな。
(子季第九)
【訳】先師が言われた。
「鳳鳥が飛んでこなくなった。
黄河からは図版も出てこない。
これでは私もおしまいだよ」
*鳳鳥も図版も聖天子出現の瑞兆とされる。
聖天子の出ないのを歎いた言葉。


「先生が言われた。
『素晴らしい世が来る前兆とされる伝説の鳳凰は、
一向に飛んでこない。
かつて聖なる王様が現れたときに、
黄河から現れたというおめでたい幻の巻物も、
さっぱり出てこない。
この世界に理想のリーダーが現れることは、
もうないのだろうか。
私の理想の国づくりの夢も、おしまいなのか』」
・・・どれだけ正しいこと、
素晴らしい理念を掲げて必死に頑張っても、
世の中は動いてくれません。
…自分のやってきたことは無駄だったのだろうか?
と、心が折れそうになっている瞬間なのですね。
『志』を捨てずに歩み続けることこそが、
本当の強さなのですね。
 

2026/06/11 6月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月11日

子、四を絶つ

子、 四を絶つ。
意母く、必母く、固母く、我母し。
(子牢第九)
【訳】先師は常に私意、執着、頑固、自我
の四つを絶たれた。
*ある時、松下電器の重役さんから、松下創業者
はよく「素直」になるようにと申したが論語の中
に類似の言葉があるだろうか、と問われた。
そこで私は論語の子竿篇の中にある「意母く、必
母く、固母く、我母し」の心の状態が「素直」に
当たるのではなかろうかと答え、更にその意味を
詳しく話した所、大変喜ばれたことがあった。


〇自分の「好き嫌い」や「偏見」で人を判断しない。
〇世の中に「絶対」はない、変化に対して柔軟に対応する。
〇過去の成功体験にこだわらず、他人の意見に耳を傾ける。
〇「自分が一番正しい」という傲慢さを捨てる。
・・・松下幸之助翁の
「素直な心」とつながっているのですね。
「自分は正しい、自分のほうが知っている」
というおごりを捨てたとき、
人は本来の知恵を発揮していけるのでしょうね。
 

2026/06/10 6月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月10日

吾其の両端を叩いて竭くす

鄙夫ありて我に問うに空空如たり。
吾其の両端を叩いて竭くす。
(子竿第九)
【訳】「もしそう(何でも知っていると)
思われるとしたら、無知な人が生真面目な
態度で私に尋ねたときに、物事のすみずみ
までよく聞いて、ねんごろに教えてやるか
らだろうか」


「(何も知らない私が、
なぜ見事な答えを出せるのか、その秘密を教えよう)
何も知識のない素朴な人が、頭をからっぽにして、
純粋に『教えてください』とやってくる。
私は、その問題の『プラスの面』と『マイナスの面』、
あるいは『始まり』と『終わり』といった、
物事の両端を徹底的に調べ、ぶつけ合い、出し尽くす。
そうやって、その人と一緒に
答えを導き出しているだけなのだよ」
・・・現代流に言うと、
コーチングの手法なのかもしれません。
コーチングの原点はここなのですね。…きっと。
 

2026/06/09 6月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月9日

吾知ること有らんや

子曰わく、吾知ること有らんや。
知ること無きなり。
(子竿第九)
【訳】先師が言われた。
「私はなんでも知っていようか。いや知ら
ないのだ」
*孔子は博学多識で一般の人からは人の及ばない
別人であると思われがちだったのであろう。彼
は常に自らを否定している。中脈の書にも「人
は皆私を知者というが、それは当たっていない。
例えば獣や魚を捕える網やわなや落とし穴に追
い込まれても、避けることすら知らない」と言
っておられる。


『私は、何でも知っている万能の知者だとでも思うかね?
いや、とんでもない。
私はまだまだ知らないことだらけなのだ』」
・・・「何でも分かっている」
と思い込んだ瞬間に成長は止まります。
「自分はまだまだ未熟だ」
という謙虚で好奇心を持ち続けることこそが、
本当の知性の証である、ということですね。
「私はまだまだ知らないことだらけ」
謙虚になれる一言。…心に刺さります。
 

2026/06/08 6月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月8日

大宰我を知れるか

子之を聞きて曰わく、大宰我を知れるか。
我少かりしとき賎し。
故に鄙事に多能なり。
君子は多からんや。
多からざるなり。
(子竿第九)
【訳】先師はこれを聞かれて言われた。
「大宰は私をよく知っているものであろう
か。私は若い頃、地位も低く貧しかったの
で、つまらないことがいろいろできるのだ。
君子は多能であることが必要だろうか。い
や多能なことなどいらない」


「(弟子たちの会話を耳にした)先生は、こう言われた。
『大宰は、私のことを本当によく分かっているね。
(皮肉混じりのユーモア)
私は若い頃、身分が低くてとても貧しかったんだ。
だから生きるために、
普通の人ならやらないような泥臭い雑用や、
つまらない仕事を何でも自分でやるしかなかった。
だから器用になっただけなんだよ。
人の上に立つリーダーにとって、
そんな細かいスキルがたくさんあることは重要かね?
いや、そんなものは必要ないんだよ』」
・・・
世間の見方…孔子は色んなことができて器用な便利屋。
弟子の見方…先生は天に選ばれた天才で、何でもできる人。
孔子自身の本音…若い頃に貧乏で苦労したから、
ただ雑用に詳しくなっただけ。
過去をすべてポジティブな力に変え、
本当に大切な本質を見失わない。
成長のためにとても大切なことですね。
 

2026/06/07 6月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月7日

夫子は聖者か

大宰、子貢に間うて曰わく、夫子は聖者か。
何ぞ其れ多能なるや。
子貢曰わく、
固に天之を縦して将に聖たらしめんとす。
又多能なり。
(子竿第九)
【訳】大宰(呉の総理大臣か)が子貢に尋ねた。
「孔先生は聖人なのでしょうか。なんとい
う多能な方でありましょうか」
子貢はそれに対して言った。
「もちろん天が生まれながらに聖人となる
ことを許しているのです。しかも、その上
に多能でもあられます」


「隣国の高い役職の人が、
孔子の優秀な弟子である子貢に尋ねた。
『君の先生は、神様のような聖人なのかね?
あの方は何でもこなせる器用な人だな』
それに対して子貢はこう答えた。
『もちろんです。天がはじめから、
先生を聖人になるように生み出されたのです。
さらに何でもできる素晴らしい能力も
兼ね備えておられるのです』」
・・・理想や高い理念を掲げるだけでなく、
それを現実にするための
実務能力やスキルも抜群に持っている、
理想と現実のどちらもトップレベルな人間こそが、
孔子というリーダーである。
…と言われているのですね。
 

2026/06/06 6月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月6日

文蕊に在らずや ②

天の未だ斯の文を喪ぼさざるや、
匡人其れ予を如何にせん。
(子聿第九)
【訳】「天がまだこの文(道)を滅ぼさな
い限り、匡の人たちは、絶対に私をどうす
ることもできないだろう」
*孔子が天下を周遊したのは、乱れ行く世に文王
の道を再現するにあった。文王の道は天の道で
ある。ゆえに天命を知る者でなければ、孔子の
如くこの不退転の行動は出来ない筈である。世
には知る者は多いが、これを行う者は少ない。
更にこれを成し遂げる者は甚だ稀である。


「天がまだ、この素晴らしい文化や道文を
この世から滅ぼそうとしていない以上、
あの匡の町の人たちが、
私を殺すことなどできようか。
絶対にできはしないのだ」
・・・言うだけ、知っているだけなら誰でもできる。
ピンチの時こそ本気度が試される。
あなたは自分の決めた道を、
どんな逆境でも貫き通す覚悟がありますか。
と、問いかけられているのですね。
『立志立命』…志を立て、天命に生きる。
森信三先生流だと
人生の使命の書かれた、
持って生まれた封筒を開封しなさい。
…ですね。
 

2026/06/05 6月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月5日

文蕊に在らずや ①

子、 匡に畏す。
曰わく、文王既に没したれども、文輩に在らずや。
天の将に斯の文を喪ぼさんとするや、
後死の者、斯の文に與るを得ざるなり。
(子竿第九)
【訳】先師が衛から陳へ行かれる途中の匡
の町で恐ろしい目に遭われた。そのとき先
師が言われた。
「聖人と仰がれる文王はすでに死んでこの
世にはいないが、その道は現に私自身に伝
わっているではないか。天がこの文(道)
を滅ぼそうとすると、私(後死の者)はこ
の文にあずかることができないはずだ」


「(孔子が匡という町で暴徒に囲まれ、
命の危険にさらされたとき、弟子たちに言った)
偉大な聖人・文王はもう亡くなってしまったが、
彼が遺した素晴らしい文化や文は、
いま、この私の中に受け継がれているではないか。
この尊い文化をこの世から滅ぼそうと思っているなら、
私のような後世の者に、この道を授けるはずがないのだ」
(※この言葉には、「だから、天が私を守ってくれる。
私はこんなところで死ぬはずがないのだから、
みんな安心しなさい」という力強い結びへと続く)
・・・「自分は何のために生きているのか」
「どんな使命があるのか」強く持っている人間は強い。
…と言うことですね。
永遠のテーマ『経営理念』。
世代を超えながら近づきたいと思います。
 

2026/06/04 6月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月4日

子竿に利を言う

子竿に利を言う、命とともにし、仁とともにす。
(子聿第九)
【訳】先師はまれに利益について言われた。
そのときには、常に天の命や人の道の本で
ある仁に照らし合わせて話された。
*西洋に起こった共産主義も資本主義も利を本に
して世界を風廃しようとしたが、共産主義が衰
え、次いで資本主義が怪しくなって来た。その
時に日本や中国では、義を本とする論語が注目
されるに至った。明治には脱亜入欧を説く者が
先覚者であったが、これからは存欧帰東と変わ
るであろう。


「先生は、
めったにお金や利益の話をされなかった。
話されるときがあったとしても、
それは必ず『天から与えられた使命』や
『人への思いやり』と合わせた話をされた」
・・・ホンダの創業者、本田宗一郎の言葉、
「理念なき行動は凶器、行動なき理念は寝言」
京セラの創業者、稲盛和夫の言葉
「理念なき利益は犯罪、利益なき理念は寝言」
元は二宮尊徳の言葉の様です。
「道徳なき経済は犯罪、経済なき道徳は寝言」
…ただ儲かればよいのではなく、
私たちの仕事は社会の役に立っているか。
関わる人を幸せにしているか。
この二つが大切なのだと考えています。
 

2026/06/03 6月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月3日

学は及ばざるが如くする

子曰わく、学は及ばざるが如くするも、
猶之を失わんことを恐る。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「学問は常に及ばないような気持ちで求め
てゆくが、なおその気持ちを失いはしない
かと恐れる」
*孔子は自らの足らなさを知って、生涯求めてや
まなかった人である。従って、謙虚になって誰か
らも学ぶことを忘れなかった。しかも単に学知に
止めないで、覚知に至るまで追究した。そこに自
ら説が生じ、止めんと欲しても止められなくなる
のである。


「学問をするときは、いくら学んでも
『まだまだ足りない、追いつけない』
という切迫感を持つことが大切だ。
謙虚に学び続けようとする姿勢を持てたとしても、
『いつの間にかその熱意を忘れて、
慢心してしまうのではないか』
と常に恐れるくらいでちょうどいいのだ」
・・・「学びに終わりはない」
「怖いのは慢心」…なのですね。
どれだけ学んでも「完璧」はなく、
「慢心」は成長の妨げてしまいます。
さらに怖いのは年齢を重なるほどに、
年上は少なくなり、
年下が増えていくことです。
知らず知らずに「慢心」が成長していくことです。
…どこまでも意識を強く持ち続けます。
 

2026/06/03 6月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月2日

吾は之を知らず

子曰わく、狂にして直ならず、
桐にして恩ならず、控控にして信ならずんぱ、
吾は之を知らず。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「志が甚だ大きいくせに真っ直ぐでなく、
無知であるのに生真面目でなく、馬鹿正直
であるのに誠実さがないとすれば、私はど
うしようもない」


「夢や大口ばかり叩くくせに、
素直な心がなく、裏でコソコソする。
知識や能力が足りないくせに、
まじめに努力しようともせず、横着をする。
パッと見はバカ正直に見えるが、
肝心なところで人を裏切り、誠実さがない。
もしそんな人がいるとすれば、
どう指導していいか分からないし、お手上げだ」
・・・欠点があること自体が問題ではなく、
「素直さ・真面目さ・誠実さ」
まで失ってしまったら、
人としてどうなのよ。…と言われているのですね。
〇能力が足りないなら、真面目にやる。
〇不器用なら、絶対に嘘はつかない。
わたし流に言うと、
『健全(正義の道)』…です。
 

2026/06/03 6月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
6月1日

其の政を謀らず

子曰わく、其の位に在らざれぱ、
其の政を謀らず。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「現在その地位に居らなければ、みだりに
その職務上のことについて口出しすべきで
はない」
*士は井戸の中の蛙となることなく、常に眼界を
拡げて大局を察知することを忘れてはならない。
しかしながら自らの職掌を忘れて、みだりに他
に干渉してはならない。易経にある「潜龍用う
る勿れ」とあるが、これは大人たるの心構えを
養う上に於て大切である。


「自分がその担当部署や責任ある立場に
いないのであれば、
あれこれと口出しをして、
他人の領域の仕事にまで余計な介入を
すべきではない」
・・・「言いたいことがあっても、
自分の立場や役割を考えて、
あえて言わない。
または適切なルートで伝える」
という大人の対応を言っているのですね。
昔は、結構そんな人がいましたが、
「自己主張」をする人は多くないですね。
…良くも悪くも。
 

2026/06/03 5月31日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月31日
危邦に入らず ②

邦道有るに、貧しくして且つ賎しきは恥なり。
邦道無きに、富み且つ貴きは恥なり。
(泰伯第八)
【訳】「国に道が行われているのに、貧し
くて地位の低いのは恥である。国に道が行
われず乱れているのに、豊かで高い地位に
あるのも恥である」


「社会に正しい道理が通り、
正しい政治が行われているにもかかわらず、
自分が貧しくてうだつが上がらないのは、
自分の努力や実力が
足りないから恥ずかしいことだ。
社会は不正や汚職がはびこっているのに、
自分が大金を稼ぎ、
高い地位に就いてふんぞり返っているのは、
不正に加担したり
魂を売ったりしている証拠だから、
これも恥ずかしいことだ」
・・・昨日の詐欺グループや
トクリュウ素子などのことを指しています。
私たちは地道でありつつ、
しっかりと正しい努力を積まなければないのです。
健善(正義の道)を歩み続けます。
論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月31日
危邦に入らず ②

邦道有るに、貧しくして且つ賎しきは恥なり。
邦道無きに、富み且つ貴きは恥なり。
(泰伯第八)
【訳】「国に道が行われているのに、貧し
くて地位の低いのは恥である。国に道が行
われず乱れているのに、豊かで高い地位に
あるのも恥である」


「社会に正しい道理が通り、
正しい政治が行われているにもかかわらず、
自分が貧しくてうだつが上がらないのは、
自分の努力や実力が
足りないから恥ずかしいことだ。
社会は不正や汚職がはびこっているのに、
自分が大金を稼ぎ、
高い地位に就いてふんぞり返っているのは、
不正に加担したり
魂を売ったりしている証拠だから、
これも恥ずかしいことだ」
・・・昨日の詐欺グループや
トクリュウ素子などのことを指しています。
私たちは地道でありつつ、
しっかりと正しい努力を積まなければないのです。
健善(正義の道)を歩み続けます。
 

2026/06/03 5月30日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月30日

邦に入らず ①

子曰わく、篤く信じて学を好み、
死を守りて道を善くす。
危邦には入らず、乱邦には居らず。
天下道有れば則ち見れ、道無ければ則ち隠る。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「篤く道を信じて学問を好み、死力を尽し
て道を実践する。道の行われない危ない国
には入らない。乱れた国には安閑と居られ
ない。天下に道が行われているときには、
事えて才能を発揮する。道が行われていな
いときには、退いて家に隠れる」


「正しい信念を強く持ち、熱心に学び続け、
命がけで自分の正しい道を全うしなさい。
だからといって無謀ではいけない。
危険な国、環境には近づかないこと。
治安が乱れた国、組織からは
すぐに立ち去りなさい。
良い時代や良い組織なら、
表舞台に出て才能を発揮して働きなさい。
道理が通らない暗黒の時代なら、
サッと身を引いて、
自分の身と心を守るのが賢明である」
・・・「いつでも、どこでも、
どんな環境でも全力で頑張る」
ではないということです。
詐欺グループやトクリュウ組織などは、
論外なのです。
「頑張る場所とタイミングをえらび、
逃げるべき時は逃げて、
自分を大切にしなければならないのですね。
 

2026/05/29 5月29日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月29日
三年学びて穀に至らざる

子曰わく、三年学ぴて穀に至らざるは、
得易からざるなり。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「三年熱心に学んで、なお自ら足らずとし
て仕官を望まない者は、甚だ得難い人物だ」
*孔子学園にも今の大学生のように、六芸所謂時
務学を修めて、早くよい所に就職することを第
一に考え、真に己の為に学ぶ者は甚だ少なかったと
思う。従って、学んで然る後に足らざるを知って
益々学業に専念する真の好学の徒に、孔子は大き
な期待をよせられたものと思われる。


「丸三年もの間、
一生懸命に学問をしていながら、
目先の報酬や就職のことばかりを考えず、
『自分はまだまだ学びが足りない』
とさらに学問に没頭するような人物は、
滅多にいるものではない。
本当に素晴らしい、得難い人材だ」
・・・「お金」や「ポジション」を得た結果
傲慢化?した人を何人も知っています。
私の尊敬していた経営者も・・・。
自身の人生の未来を考えさせられる出来事でした。
 

2026/05/28 5月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月28日

周公の才の美有りとも

子曰わく、如し周公の才の美有りとも、
騒且つ吝ならしめば、
其の余は観るに足らざるのみ。
(泰伯第八)

【訳】先師が言われた。
「たとえ周公のような才能があっても、そ
れを誇り、他人の長所をも認めないようで
あれば、そのほかのことは、もはや見るに
足らない」


「たとえ、あの偉大な周公旦のような、
素晴らしく美しい才能を持っている人だとしても、
もしその人が傲慢で威張り散らし、
他人のために自分の能力や富を出そうとしない
ケチであるならば、
その人のその他の部分など、もう見る価値はない」
・・・現代で言えば、
「優秀だけど、ものすごく傲慢で、
自分のノウハウを自然と身に着けている人」
…でしょうか。
評価に値しない人ということですね。
…評価に値する人を目指し、
・・・生涯修行。…です。
 

2026/05/27 5月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月27日

勇を好みて貧を疾めば乱る

子曰わく、勇を好みて貧を疾めば乱る。
人にして不仁なる、
之を疾むこと已甚しければ乱る。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「勇気を好んで貧乏を甚だ憎む人は(無理
に貧乏から抜け出そうと)乱暴するように
なる。不仁の人を憎むことが甚だしければ、
相手は乱を起こすようになる」


「行動力や勇敢さがあるのに、
貧しさを嫌う人は、
無理にそこから抜け出そうとして
不正や犯罪に走りやすい。
また、思いやりがない人を、
正義感から過剰に非難して追い詰めると、
その人は開き直って反乱を起こしてしまう」

現代的な視点での解説
この章は前半と後半で、2つの「やってはいけない極端」を教えてくれています。

① 前半:能力やエネルギーが「不満」と結びつく恐怖
「勇を好みて貧を疾めば乱る」

現代の解釈: バイタリティや行動力(勇)がある人が、自分の現状(貧しさや不遇な環境)に対して強い不満や焦り(疾む)を持つと、一発逆転を狙って一線を越えてしまいがちです。

具体例: 現代で言えば、「早く稼ぎたい」「今の低いポジションから抜け出したい」という強いエネルギーが空回りし、詐欺的なビジネスに手を染めたり、会社のルールを破って強引な利益を上げようとしたりする状態です。エネルギーがある人ほど、コントロールを失ったときに大きなトラブル(乱)を起こすという警告です。

② 後半:正論で相手を追い詰めすぎる恐怖
「人にして不仁なる、之を疾むこと已甚しければ乱る」

現代の解釈: 間違ったことや、思いやりのない行動(不仁)をする人を、正義感に任せて徹底的に叩きのめす(已甚しければ)のは危険です。

具体例: 職場のミスが多い部下や、マナーの悪い人に対して、「あなたが間違っている!」と正論で逃げ道を塞ぐまで責め立てると、相手は反省するどころか、逆上の極み(乱)に達します。SNSでの過剰な「炎上叩き」や、パワハラ的な叱責がこれに当たります。「正論による言葉の暴力」は、相手をモンスターに変えてしまうということです。

まとめ:この言葉から学べる教訓
・・・心のゆとり、心のブレーキが大切なのですね。
「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」
自分自身が窮鼠になって暴走しないこと、
そして他者を窮鼠にまで追い詰めないこと。
が大切なのです。
・・・とは言え、
感情が前に出るとマウントを取ろうとしてしまいます。
器づくりを心がけます。
 

2026/05/26 5月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月26日

民は之に由らしむくし

子曰わく、民は之に由らしむくし。
知らしむくからず。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「民は徳によって信頼させることはできるが、
すべての民に真実を知らせることは難しい」
*似而非(えせ)な民主主義者は、くし、ベから
ずを命令形として「由らせよ、知らすな」と解し
て、孔子及び論語は封建的・専制的だと非難する
好資料とした。しかし現実に政治の衝に当たって
見れば、この章の真意が自ら納得されると思う。


「人々を、正しい方針に従わせることはできる。
…しかし、
その方針の細かい背景などの理由のすべてを、
全員に完璧に理解させることは極めて難しい」
・・・「国民をバカにして情報を隠せ」
と、言っているわけではありません。
説明には限界があるのです。
リーダーは言葉以上に『信頼される人間性』を、
磨きなさい。
…ということを言われています。
私の器では正しい影をうつすに至りません。
…心します。
オールドメディアと言われるおおくの
TV、新聞ではこの考え方を利用して
情報操作をしているとも言われていますね。
 

2026/05/26 5月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月26日

民は之に由らしむくし

子曰わく、民は之に由らしむくし。
知らしむくからず。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「民は徳によって信頼させることはできるが、
すべての民に真実を知らせることは難しい」
*似而非(えせ)な民主主義者は、くし、ベから
ずを命令形として「由らせよ、知らすな」と解し
て、孔子及び論語は封建的・専制的だと非難する
好資料とした。しかし現実に政治の衝に当たって
見れば、この章の真意が自ら納得されると思う。


「人々を、正しい方針に従わせることはできる。
…しかし、
その方針の細かい背景などの理由のすべてを、
全員に完璧に理解させることは極めて難しい」
・・・「国民をバカにして情報を隠せ」
と、言っているわけではありません。
説明には限界があるのです。
リーダーは言葉以上に『信頼される人間性』を、
磨きなさい。
…ということを言われています。
私の器では正しい影をうつすに至りません。
…心します。
オールドメディアと言われるおおくの
TV、新聞ではこの考え方を利用して
情報操作をしているとも言われていますね。
 

2026/05/25 5月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月25日

楽に成る

子曰わく、詩に興り、礼に立ち、楽に成る。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「詩によって奮い立ち、礼によって安定し、
楽によって人間を完成する」
*礼は、社会的規範で、全体と部分、部分と部分
の間の秩序を保つ形式である。楽は、礼の実践
に於て和やかに調えていくものである。この両
者によって均衡のとれた平和な社会が実現する
のである。


「文学や言葉によって心を奮い立たせ、
マナーやルールによって社会に自立し、
音楽や調和の心によって人間性を完成させる」
・・・ルールや形の礼を身につけるだけでなく、
最後は相手を思いやる「心」を持って生きていこう、
ということを言われているのでしょうね。
 

2026/05/24 5月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月24日

死して後已む

曾子曰わく、士は以て弘毅ならざるべからず。
任重くして道遠し。
仁以て己が任と為す、亦重からずや。
死して後已む、亦遠からずや。
(泰伯第八)
【訳】曾先生が言われた。
「士は度量が広く意志が強固でなければな
らない。それは任務が重く、道は遠いから
である。仁を実践していくのを自分の任務
とする、なんと重いではないか。全力を尽
して死ぬまで事にあたる、何と遠いではな
いか」


「志のある者は、度量が広く、
意志が強固でなければならない。
私たちが背負っている任務はとてつもなく重く、
進むべき道はどこまでも遠いからだ。
『仁(思いやりの心、最高の人間愛)』を
実践していくことを、生涯の任務とするのだ。
これはなんと重い責任ではないか。
その任務は『死ぬまで続く』のだ。
なんと気の遠くなるような道のりではないか」
・・・「死ぬまで現役」の精神を胸に、
「もうこのくらいでいいや」と妥協することなく、
自分の役割を全うしていきます。
 

2026/05/23 5月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月23日

君子人か、君子人なり

曾子曰わく、以て六尺の孤を託すべく、
以て百里の命を寄すべく、
大節に臨んで奪うべからざるなり。
君子人か、君子人なり。
(泰伯第八)
【訳】曾先生が言われた。
「安心して幼い遺児を預けることができ、
また国政を任せることができ、大節に臨ん
でも節を曲げることのない人を君子人とい
うのであろうか。いうまでもなく真の君子
の人だ」
*一尺は二年半。六尺は十四、五歳の子。昔、諸
侯の国は方百里。


「まだ幼い主君の後継ぎの行く末を
安心して託すことができ、
一国の命運がかかった大仕事を任せることができ、
国家の危機や人生の重大な局面に直面しても、
決して自分の信念や引き受けた大義を曲げない人。
このような人こそを
『君子(真に立派な人)』と呼ぶのだろうか。
彼こそが本物の君子である」
・・・調子が良い時は、
誰もが立派に振る舞えます。…が、
逆境の時に「あの人なら絶対に大丈夫」と、
思われる人になれているか?
…と言うことなのですね。
人生を振り返ると恥ずかしくなってしまいます。
当年とって65歳ですが、
歩みを止めず一歩ずつ歩みます。
 

2026/05/22 5月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月22日

吾が友嘗て斯に従事せり

曾子曰わく、能を以て不能に問い、
多を以て寡に問い、有れども無きが若く、
実つれども虚しきが若く、犯されて校いず。
昔者、吾が友嘗て斯に従事せり。
(泰伯第八)
【訳】曾先生が言われた。
「才能のあるのに才能の乏しい人にも問い、
知識が多いのに知識の少ない人にも問い、
徳があってもまるでないように振舞い、迫
害を受けてもこれに仕返しをしない。昔、
私の尊敬する友達は生涯これを実行された
のだが」
*友というのは、おそらく顔回のこと。


「才能があるのに、
あえて才能の乏しい人にも意見を求める。
知識が豊富なのに、
あえて知識の少ない人にも教えを乞う。
立派な徳を持っているのに、自慢せず、
何も持っていないかのように謙虚に振る舞う。
人から理不尽な目にあわされても、
決して仕返しをしない。
昔、私の大切な友(顔回)は、
生涯ずっとこのような生き方を実践していた」
・・・志を立てて、
自分の宿命を生かすために大切なのは、
「まずプライドを空っぽにせよ」ということなのですね。
「傲慢になっていないか?」
「人の意見を素直に聞けているか?」と、
自分を振り返ります。
 

2026/05/21 5月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月21日

君子道に貴ぶ所の者三

君子道に貴ぶ所の者三。容貌を動かして、
斯に暴慢に遠ざかり、顔色を正しくして、
斯に信に近づき、辞気を出して斯に鄙倍に
遠ざかる。
(泰伯第八)
【訳】
「およそ為政者の在り方に大事なことが三つあります。
立居振舞いは荒っぽくなく、
また人を見下したりしないように、
顔色を正してまことの心を表すように、
言葉に気をつけて俗悪にならないように
することが大切でございます」


「リーダーが、
人の道として特に大切にすべきことが3つあります。
・身のこなし…立ち居振る舞いを落ち着かせることで、
乱暴さや傲慢さを遠ざけること。
・顔つき…表情を正しく整えることで、
相手に誠実さを感じさせること。
・言葉遣い…話し方やトーンに気をつけることで、
下品な言葉や道理に外れた発言をしないようにすること」
・・・
「私の振る舞いこそが、私のメッセージである」
いきなり「立派な人間」になるのは難しいですが、
まずは形から。
「形」から入って「心」へ至る。…ですね。
 

2026/05/20 5月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月20日

其の言うや善し

曾子言いて曰わく、
鳥の将に死なんとするとき、
其の鳴くや哀し・人の将に死なんとするとき、
其の言うや善し。
(泰伯第八)
【訳】曾先生が言われた。
「鳥が死ぬ前には、哀しげな声で鳴く。
人が死ぬ前には、その言葉は善いと申します
(私の最後の言葉をよくお聞きください)」


「鳥が死ぬ間際、その鳴き声はどこか悲しげで、
聞く者の心を打ちます。
同じように、人が死ぬ間際に遺す言葉には、
その人の本心がこもっており、
偽りのない善い言葉であるものです。
(これから私が言うことも、
どうか心して聞いてください)」
・・・
「極限の状態で見せる姿こそが、その人の真実である」
「言葉の重み」について考えさせてくれます。
当時の上司、山根部長の亡くなる数日前、
病院の部屋で私の手を握り
「たのむで・・・」との一言を思い出します。
 

2026/05/19 5月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

 

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月19日

曾子疾あり

曾子疾あり。
門弟子を召して曰わく、予が足を啓け、
予が手を啓け。詩に云う、
戦戦競競として深淵に臨むが如く、
薄泳を履むが如しと。
而今よりして後、吾免るるを知るかな、小子。
(泰伯第八)
【訳】
曾先生は病気が重くなって死の近いのを悟り、
弟子たちを枕元に呼んで言われた。
「私の手や足を出して見なさい。
詩経に『恐れおののいて深い淵に臨むように、
また薄い氷をふむように』とあるが、
これからは
もうそんなに気を遣う必要がなくなるだろう。
ありがたいことだ。
そうではないかね、みんな」
*曾子は弟子達と共に、孔子の教のままに孝経を
つくった。そのはじめに「身体髪膚之を父母に
受く、敢て穀傷せざるは孝の始めなり」とある。
そうしてこれを、生涯実践し、その実証を死の
床に於て自らの体を以て弟子達に示したのである。
曾子が後世「宗聖」と仰がれる所以もまたここに
あると思う。


死が近いことを悟ると、
弟子たちを枕元に呼び寄せて言われました。
「私の足を見てごらん、手を見てごらん。
(傷一つなく、無事だろう?)
『詩経』にはこう書かれている。
『いつだって、深い淵のそばに立っているように、
あるいは薄い氷の上を歩くように、
慎重に、恐れおののいて生きるべきだ』とね。
私は、親からもらったこの体を傷つけないよう、
これまでずっとそうして生きてきた。
だが、こうして死を迎えようとする今、
ようやく『もう大丈夫だ、やり遂げたぞ』と
安心することができたよ。」
・・・自分を大切にすることを、
わがままに生きることではなく、
自分という存在を、
親や先祖からの「預かりもの」と考えたのですね。
小さな志でも、
一生守り抜くことができれば、
人生の幕を閉じる時に
「ああ、よくやった」と、
ほめることが出来るのです。
「自分を大切に守り抜くこと」は、
立派な生き方なのだと感じています。

2026/05/18 5月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月18日

君子、親に篤ければ

君子、親に篤ければ、則ち民仁に興る。
故旧遺れざれぱ、則ち民倫からず。
(泰伯第八)
【訳】
「為政者(君子)が親戚に手厚くしたら、
民は自ずから思いやりが深くなる。
古いなじみを忘れなければ、
民は自ずから人情が厚くなる」


「リーダーが、
自分の身内や親族に対して手厚く接していれば、
それを見た人々の間にも、
自然と『思いやり』の心が育っていく。
リーダーが昔からの友人や古い付き合いを
大切にして見捨てないでいれば、
人々の心から人情が失われることはなくなるのだ」
・・・家族や親戚に優しく接していますか?
お世話になった人や古い友人をふと思い出し、
大切にしていますか?
その姿を、子供や後輩、部下が見ているのですね。
…先日、
大学時代の空手部の友人の経営する
バーへ典子さんと行ってきました。
当時の、
異常な体育会系青春の蘇る時間を過ごしました。
 

2026/05/17 5月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月17日

礼無ければ

子曰わく、恭にして礼無ければ則ち労す。
慎にして礼無ければ則ち葱す。
勇にして礼無ければ則ち乱す。
直にして礼無ければ則ち絞す。
(泰伯第八)
【訳】先師が言われた。
「恭しくして礼によらないと疲れる。
慎んで礼によらないといじける。
勇ましくて礼によらないと乱れる。
真っ直ぐで礼によらないと
人を締め上げることになる」


「・丁寧であっても、礼儀や節度をわきまえないと、
自分も相手も疲れ果ててしまう。
・慎重であっても、礼儀や節度を知らないと、
ただのビクビクした臆病者になってしまう。
・勇気があっても、礼儀や節度がないと、
ただ秩序を乱す暴れん坊になってしまう。
・正直であっても、礼儀や節度を欠くと、
正論で相手を追い詰め、苦しめることになってしまう」
・・・
丁寧すぎていませんか?
慎重すぎていませんか?
勇気が暴走していませんか?
正直すぎていませんか?
薬も、分量を間違えれば毒になるのです。
自分の言動に「相手への敬意』が備わっているか、
しっかり意識しながら日々送ります。
 

2026/05/16 5月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月16日

子、温にして属しはげし

子、温にしてはげし。威にして猛からず。
恭にして安し。
(述而第七)
【訳】先師は穏やかでいて厳しく、厳かで
あっても猛々しいところはなく、恭しくて、
しかも安らかな方であった。
*成人には二つの意味がある。その一つは、二十
歳に達した大人という意味であり、もう一つは、
人間らしい人間、立派な人物になるという意味
である。孔子は立派な人物となるべく生涯学行
にいそしんで完熟の境に達し、万世の師表と仰
がれるようになったのである。


「先生は、
穏やかで温かい雰囲気をお持ちだが、
同時に芯には凛とした厳しさがある。
威厳に満ちておられるが、
決して威圧的で荒々しいことはない。
礼儀正しく丁寧であるが、それでいて、
周囲をリラックスさせる安らかさを持っておられる」
・・・「優しくすると甘く見られる」
「厳しくすると嫌われる」と、
極端に考えがちです。…が、
「強さ」と「優しさ」は、
同じ「心(信念)」からの発信なのですね。
 

2026/05/15 5月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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5月15日

君子は坦かに蕩蕩たり

子曰わく、君子は坦かに蕩蕩たり。
小人は長えに戚戚たり。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「君子はいつも平安でのびのびとしている。
小人はいつでもくよくよして落ち着きがない」
*人の立居振舞から言葉に至るまで、すべて心の
反映である。従って俄かに人前をつくろおうと
しても、何かの拍子でばれるものだ。顔は化粧
である程度補うことが出来るが背中はどうにも
ならないのである。しかしその人柄は自然に後
姿に表れるものだ。


「徳のある立派な人は、
心にやましいところがなく、
いつも広々としてゆったりと落ち着いている。
反対に、器の小さい人は、
損得ばかりを気にしているので、
いつもビクビクして不安げで、
くよくよと悩んでいるものだ」
・・・のびのびと生きるためには、
テクニックではなく、
心の持ち方が大切なのですね。
自分に嘘をつかないこと。
「正しいか、正しくないか」で判断すること。
…昔から言われる、
「お天道様に恥じない自分でいること」です。
 

2026/05/14 5月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月14日

不孫ならんよりは
寧ろ固しかれ

子曰わく、箸れぱ則ち不孫、倹なれば則ち固し。
其の不孫ならんよりは寧ろ固しかれ。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「賛沢な人は尊大になりがちだし、
倹約家は頑固になりやすい。
どちらかと言えば、
尊大になるよりは頑固になるほうがよい」


「生活が派手で贅沢になると、
どうしても人は思い上がって、
他人を見下すような『不遜』な態度になりがちだ。
逆に、生活を切り詰めて倹約しすぎると、
どうしてもケチで世間知らずな
融通の利かない『頑固者』になりがちだ。
どちらかに偏ってしまうというのなら、
私は、思い上がって人を見下すよりは、
まだ融通が利かない頑固者である方がマシだと思う」
・・・「ケチになれ」
と、言っているわけではありません。
「ちょっと調子に乗ってないかな?」
と、自問自答してみることが大切なようです。
 

2026/05/13 5月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月13日

為んで厭わず、
訓えて倦まず

子曰わく、
聖と仁との若きは、則ち吾豈敢てせんや。
抑抑之を為んで厭わず、
人を誼えて倦まずとは、則ち謂うべきのみ。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「聖人とか仁者とかには、私は及びもつか
ないことだ。ただ私は、その境地を目指し
て学び、飽きることはない。また自分の体
得したことを通じて人を教えて怠らない。
こういうのが私だと言ってもらっても宜し
かろう」


「『聖人(完成された人)』や『仁者(徳を備えた人)』
と呼ばれるには、私はまだまだ及びません。
私はそれらの境地を目指して学ぶことを嫌がりません。
学んだことを人に伝えて導くことを決して怠りません。
もし私を評価してくれるなら、
『学び続け、教え続けることを止めない男だ』
と言われることが、しっくりきます」
・・・一生懸命に学び続けること。
そして、学んだことを誰かのために役立てること。
この二つを繰り返し継続している人こそが、
孔子の言う「最高の人物」なのだと言えますね。
「今日も、学び」
「今日も、伝える」
…学ぶ意識だけでなく、
伝える意識はとても大切ですね。
 

2026/05/12 5月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月12日

仁遠からんや

子曰わく、仁遠からんや。
我仁を欲すれば、斯に仁至る。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「仁は生まれながらに与えられているもので、
遠くに求めるものではない。
したがって、仁を実践しようと思えば、
仁は直ちに実現されるであろう」


「『仁(思いやり)』というものは、
そんなに遠くにあるものだろうか?
自分がいま『仁でありたい』と心から願えば、
その瞬間に仁は自分のものになるのだよ」
・・・例えば、
目の前の人に笑顔で接する、
落ちているゴミを拾う。
これらはすべて「仁」です。
才能もお金も必要ありません、
「やろう!」と思った瞬間に、
「思いやり」の人になっているのですね。
「いま、ここ」で
自分ができる小さな思いやりを
さらに意識して行きます。
 

2026/05/11 5月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月11日

其の進むに與するなり

子曰わく、其の進むに與するなり。
其の退くには與せざるなり。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「私は進んで教えを受けようとする
純真な心に組するのだが、
退く者は相手にしない」
*互郷という村は、当時話すことさえ避ける特殊
の所であった。思いがけなくその村の子が、孔
子にお目にかかって熱心に入門を願い、孔子は
これを快く聞き入れられた。門人達は不審に思
ってその真意を尋ねた。その時の孔子の答えが
これであった。これも孔子が信条を実践した
証であった。


「前向きに学ぼうとする
その姿勢を応援しているのだ。
過去に執着したり、
後ろ向きになったりする
姿までを肯定しているわけではない」
・・・この論語の背景には、
ある「事件」があったのだそうです。

『嫌われ者の村から来た少年
当時、「互郷」という村は、
素行の悪い人が多いことで有名な、
「近寄りがたい場所」でした。
その村から一人の少年が孔子のもとへ
教えを乞いにやってきました。
孔子の弟子たちは
「ガラが悪い村の子を弟子にするなんて」と驚き、
反対しました。
孔子は、
「彼が『これから、良くなりたい』とやってきた。
純粋な向上心を私は受け入れる。
彼がかつていた場所や、
これから投げ出してしまうようなことがあれば、
それは仕方がない。
大切なのは、今、一歩踏み出そうとしている意志だ』
と弟子に言いました。…とさ。
【この言葉のポイント】
・・・「過去」より「今」…そして「未来」
…人は基本、変わらない?
……自ら変わろうとする人だけが
大きな成長を遂げるのですね。
 

2026/05/10 5月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月10日

難いかな、
恒有ること

子曰わく、……亡くして有りと為し、
虚しくして盈てりと為し、
約しくして泰かなりと為す。
難いかな、恒有ること。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「・・・…無いのに有るかのように見せかけ、
内容が乏しいのに充実しているかのように
見せかけ、貧しいのに豊かのように見せか
ける者が多いが、どんなときにも変わらな
いのは甚だ難しいことだねえ」


「持っていないのに持っているふりをし、
中身が空っぽなのに充実しているふりをし、
苦しい生活なのにゆとりがあるふりをする。
そんな見栄を張ってばかりの世の中で、
いつでも自分を失わず、
変わらない心を持ち続けることは、本当に難しい」
・・・つい「自分を良く見せたい」と、
思ってしまうのは人間の性かもしれません。
「知ったかぶりをしていないか?」
「無理をして贅沢なフリをしていないか?」
背伸びをせず、地に着いた自分で居続けることが、
最も難しいけれど…、
最も価値のある修行なのかもしれませんね。
 

2026/05/09 5月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月9日

子、四を以て教う

子、四を以て教う。
文、行、忠、信。
(述而第七)
【訳】先師は常に四つの教育目標を立てて
弟子を指導された。典籍の研究、実践、誠
実、信義がそれであった。
*「教有りて類無し」「性相近きなり、習相遠
きなり」を信条とする孔子は、世に魁けて、志
のある者は誰でも学べる学校をはじめてつくっ
た。徳川時代の寺子屋や、明治五年学制発布に
よる小学区の私立学校や普通教育の起源となる
もので、文行忠信は孔子学園の一貫した教育目
標であった。


「孔子は、四つの柱を立てて弟子たちを教えました。
「文献を学び知識を広めること(文)」、
「学んだことを実際に行動に移すこと(行)」、
「真心を持って人と接すること(忠)」、
「人から信頼される誠実さを持つこと(信)」
・・・何か新しいことを学んだか?
学んだことを、具体的に行動に移したか?
自分の仕事や役割に、真心、100%の力を尽くしたか?
周囲の人に対して、信頼される振る舞いができたか?
と、自問しながら日々成長を目指します。
 

2026/05/08 5月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月8日

是れ丘なり

子曰わく、二三子、我を以て隠せりと為すか。
吾は隠す無きのみ。
吾行うとして二三子と與にせざる者無し。
是れ丘なり。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「諸君は、私が諸君に何か隠しておると思
うのか。私は何も隠すことはないのだ。私
は何事を行うにも諸君と共にしないことは
ない。これがありのままの私なのだ」


隠し事をせず、
プロセスを共有することで信頼が生まれます。
そして、
自分の行動を見せることが一番の説得力になります。
無理に自分を大きく見せないところに
誠実さがあらわれるのですね。
・・・日々誠実に生きているつもりですが、
…器の小さな自分に気づかされます。
 

2026/05/07 5月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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5月7日

桓魑其れ予を如何にせん

子曰わく、天徳を予に生せり。
桓魑其れ予を如何にせん。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「天は私に徳を授けられている。
桓魑ごときが私をどうすることもできないだろう」
*真の勇気は信念から自ら発するものである。そ
れが最も鮮明に顕示されるのは、生死の境にお
かれた極限状態の時である。孔子の五十にして
天命を知って後の発言や態度に窺い知ることが
できるのである。
なお、桓魑は宋の司馬(軍務大臣)で、孔子を
殺そうとした。


「天は、私に「道を広める」という使命、
そして徳を授けてくださった。
あの桓魋(かんたい)ごときが、
私を殺そうとしたところで、
天が与えたこの私をどうすることなどできようか。
いや、決してできないはずだ」
・・・仕事や生活の中で困難にぶつかったとき、
「自分は今、これをやるためにここにいるんだ」
という信念を持つことは、
折れない心の支えになるのですね。
「これは自分を試す試練だ」
「天が自分を見放すはずはない」
と考えることで、冷静さを取り戻せます。
…苦しんでいた35歳~45歳のころを思い出します。
無理やりそう自分に言い聞かせながら
乗り越えてきました。
 

2026/05/06 5月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月6日

三人行えば
必ず我が師有り

子曰わく、三人行えば、必ず我が師有り。
其の善き者を択びて之に従い、
其の善からざる者にして之を改む。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「三人が行動を共にしたら、
必ず自分の先生になる者がいるものだ。
その善い者を選んで素直に従い、
悪い者を見ては反省して
自ら改める」


「三人いれば、
その中に必ず自分の学びとなる人がいるものだ。
同行者のうち、良いところがある人を見れば、
それを見習って自分もそうなるよう努める。
逆に、良くないところがある人を見れば、
『自分もあんなふうになっていないか?』
と、わが身を振り返って、改める」
・・・どんな相手からも学ぶことができるのです。
学ぶかどうかは、相手のレベルではなく、
自分の心構え次第だということなのですね。
常にアンテナを張ることで、
多くのことが気にかかって仕方ない。
…いつのころからか、習慣になっているようです。
・・・もちろん見逃しもたくさんありますが。
 

2026/05/05 5月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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5月5日

怪力乱神を語らず

子、 怪・力・乱・神を語らず。
(述而第七)
【訳】先師は、弟子たちには、妖怪変化とか、
腕力ざたとか、乱倫なこととか、
神秘なこととかは話されなかった。
怪・力・乱・神は、常・徳・治・人に相
対して用いられている。
*古くから宗教の教祖と呼ばれる人の中には奇蹟
を行って人気を集める者があったが、孔子は平
常の道を履み行って、万人より敬慕される完熟
の風格が自ら備わったのである。それが最も身
近な子孫にも素直に受容されて今日に至る要因
となったものと思う。


怪: 常識では考えられないような怪奇現象や妖怪のこと。
力: 理屈抜きに暴力や腕力で解決しようとすること。
乱: 社会の秩序を乱すような反道徳的な事件や反乱のこと。
神: 神秘的で不可解な超自然現象や、根拠のない神力のこと。
・・・「人として、今この場所で、どう生きるか」
という現実を何よりも大切にされていたのですね。
信頼できるのは「徳(人間性)」と
「日々の正しい行い(正義の道)」の積み重ねです。
一日一日を大切に歩んでいきたいものです。
 

2026/05/04 5月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月4日

生まれながらに
之を知る者に非ず

子曰わく、我は生れながらにして之を知る者に非ず。
古を好み、敏にして之を求めたる者なり。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「私は、生まれながらに道を知る者ではない。
古聖の教えを好み、進んで道を求めた者である」
*私の知る恩師安岡正篤先生もまさに百科事典
のようだった。若い頃金鶏学院を創り、寝食を
共にされた、ある優秀な院生が、先生の電灯が
消えるまではと頑張ったが、遂に一週間もせず
にダウンしたと悔んでいた。


「私は、生まれつき何でも知っているような天才ではない。
ただ、古典を心から愛し、
人一倍熱心にそれを探し求めてきた人間なのだ」
・・・要は、
「自分は努力の天才だ」と言われているのですね。
徹底的に学び続けることが、人をつくるのです。
武蔵野の小山さんはまさに、努力の天才。
「成功していることを徹底的に真似る」
…のです。
もう一つ、健康についても努力は怠りません。
78歳の現在でも一日の移動距離は真似できません。
…しかも毎日。
 

2026/05/03 5月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月3日

其の人と為りや

子曰わく、……其の人と為りや、償を発
しては食を忘れ、楽しんでは以て憂を忘れ、
老の将に至らんとするを知らざるのみと。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「……その人柄は、道を求めて得られない
ときには自分に対して憤りを起こして食事
を忘れ、道を会得しては楽しんで心配事も
忘れ、そこまで老いが迫っているのも気づ
かないような人だ、とね」


孔子が言われました。
(私のことを聞かれたら、こう答えなさい)
「学問に打ち込めば夢中になりすぎて
食事をすることさえ忘れてしまい、
ひとたび真理を悟って楽しさを感じれば、
どんな悩みも忘れてしまう。
自分が年寄りだということさえ、
すっかり忘れているような人間だよ」
・・・孔子は自分のことを
「偉い聖人だ」とは言わず、
「ただの熱心な勉強家だよ」と言われたのですね。
私たちも「自分は何者か」と問われたとき、
肩書きではなく「○○に情熱を燃やしている」
と、語れるようになりたいものです。
『使命の書かれている、
持って生まれた封筒を開封しましょう』…森信三先生より
 

2026/05/02 5月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月2日

詩書執礼、
皆雅に言うなり

子の雅に言う所は、詩、書、執礼、皆雅に
言うなり。(述而第七)
【訳】先師が常に標準語で言われたのは、
詩経・書経および礼の書物であった。
*当時すでに詩や書や礼は古典として学徒からは
最も珍重されたものであろう。孔子の門下は各
地から千里を遠しとせずして蛸集していたが、
方言のために日常の会話は意の通じにくい処も
あったわけである。そこで標準語で綴られた古
典を重視したのであろう。現代の中国でもそう
だが、日本でもなお東北と九州の出身者には言
葉の壁が残っているところからも察せられる。


詩(詩経): 人間の感情や志を磨く
書(書経): 古の政治や歴史に学ぶ
礼(儀礼): 社会の秩序やマナーを身につける
孔子は、地方から集まった弟子たちのために、
・・・大切な学問を教える時は、
あえて「共通語」を使い、
相手への思いやりと、
文化を正しく伝えようとされたのだそうです。
どれだけ良い内容を話していても、
相手に伝わらなければ意味がありません。
最も伝わりやすい言葉を選ぶことは大切ですね。
…それなりの知識が必要ということになります。
 

2026/05/01 5月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
5月1日

易を学べば
大過無かるべし

子曰わく、我に数年を加え、五十にして
以て易を学べば、以て大過無かるべし。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「自分に数年を加えて五十になる頃までに
易を学べば、大きな過ちはなくなるだろう」
*孔子は人並はずれて行学に励み、四十にしてす
でに高い見識を持ち、立派な人物として仰がれ
るようになった。しかし深く自らを省みるにな
お過ちを知って、ひそかに悩むところもあった
のであろう。そこで絶対な天の道を説く易学に
求めたのである。


「私があと数年長生きして、
五十歳になるまで『易』を深く学ぶことができれば、
人生において、
大きな間違いを犯さずに済むようになるだろう」
・・・自然の摂理や易(天の道)に照らし合わせることで、
初めて自分の偏りに気づけるということなのですね。
変化の速い現代、
新しい価値観が生まれ続けています。
私たちに「学び直し」の大切さのことを
言われているのでしょう。
 

2026/04/30 4月30日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月30日

楽しみも亦其の中に在り

子曰わく、疏食を飯い水を飲み、
肱を曲げて之を枕とす。
楽しみも亦其の中に在り。
不義にして富み且つ貴きは、我に於て浮雲の如し。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「粗末な食物を食べ、冷水を飲み、肱を曲
げて枕として寝るような貧乏生活の中にも
楽しみはあるものだ。不義を行って財産や
地位を得ても、自分においては、浮雲のよ
うなものだ」


「玄米のような粗末な食事をし、水だけを飲み、
枕がなければ自分の腕を枕にして寝るような質素な暮らし。
そんな中にでも、
私は本当の楽しみを見つけることができる」
・・・「足るを知る」ということです。
どんな状況でも自分を楽しませる。意識、精神力。
物が溢れているかどうかと、
心が満たされているかどうかは、
全く別の問題なのですね。
 

2026/04/29 4月29日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月29日

慎む所は斉、戦、疾

子の慎む所は、斉、戦、疾。
(述而第七)
【訳】先師が慎んだ上にも慎まれたのは、
潔斎と戦争と病気であった。
*孔子は五十にして天命を知ったというが、常に
身心を清めたと思う。日本の神道では、誤祓は甚
だ重要な行事である。論語が日本に移入された根
底に相通ずるものがあったからであろう。
戦国時代に先立つ春秋末期に、戦争を排して道義
の昂揚を説き続けたのが孔子であった。父母に孝
養を第一義とした孔子は、父母より受けた身体髪
膚を穀傷しないことを孝の始めとしたのである。


「守るべきもの、恐れるべきものを忘れるな」
「お清め」:心を整え、目に見えない存在を敬うこと。
「戦争」:多くの命を奪い、国を滅ぼしかねない争い。
「病気」:自分自身の体を守り、健やかに保つこと。
・・・忙しい毎日の中で、
「心の乱れ」「人間関係の衝突」「不摂生」を
後回しにしてしまいがちです。
斉: 忙しい時こそ、
一度スマホを置いて心を静める時間を。
戦: 感情的な言葉で誰かを攻撃しそうになった時、
その代償を考える。
疾: 無理をせず、自分の体を労わる。
この3つを大切に扱うこと。
時代の変化が速い現代こそ
しっかり意識しなければならないことですね。
 

2026/04/28 4月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月28日

死して悔いなき者は
與にせざる

子路曰わく、
子三軍を行らば、則ち誰と與にせん。
子曰わく、暴虎礪河、死して悔なき者は、
吾與にせざるなり。
必ずや事に臨みて催れ、謀を好みて成さん者なり。
(述而第七)
【訳】子路は先師に尋ねた。
「もし全軍を動かして戦うときには、先生
は誰と共になさいますか」
先師が答えられた。
「虎を手打ちにし、大河を徒歩で渡り、死
んでも悔いないような無謀な者と私は一緒
にしない。誰かと一緒にと言うなら、戦に
臨んで恐れるくらいに計画を綿密にしてや
り遂げようとする者とだなあ」
*孔子は「志士仁人は生を求めて仁を害すること
なく、身を殺して仁を為すことあり」といい、
天下周遊中幾たびか生死の極限状態に遭遇した
が、道の体現者としての信念から死もまた辞さ
なかったのである。しかし無意味な死は畏れ、
敢て軽挙妄動することはなかった。
ただ子路は元来町のあんちゃんから孔子に傾倒
して門下になっただけに、時々生地を表すこと
が多かった。孔子は彼の将来を案じ、その都度
たしなめられた。


「先生が大軍を率いるなら、誰をパートナーにしますか」
(自分の勇気を見せつけたくて聞きました)
「素手で虎に立ち向かったり、
大河を歩いて渡ろうとしたりして、
『死んでも後悔しない!』なんて言う命知らずとは、
私は組まないよ。」
・・・「気合と根性で乗り切る」と、
勢いだけで進む人ではなく、
「本当に強い人は、誰よりも怖がり、誰よりも準備をする人だ」
…と言われているのですね。
「死ぬ気でやる」…は大切ですが、
「勝つために、生きるための工夫を尽くす」
ということが大切なのですね。
 

2026/04/27 4月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月27日

吾が好む所に従わん

子曰わく、富にして求むくくんぱ、
執鞭の士と錐も、吾亦之を為さん。
如し求むくからずんば、吾が好む所に従わん。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「私は富をどうしても求めなければならな
いものなら、行列のお先払いでも喜んでし
よう。だが、求めてはならないものなら、
私はたとえ貧乏をしても自分の好きなこと
をやりたい」


「もしお金が、
どうしても手に入なければならない物なら、
私はどんな泥臭い仕事だって喜んでやる。
でも、そうではないのであれば、
私は自分が心から
『志』と信じる道を歩んでいく」
・・・お金=豊かさ…なのか?
「精神的豊かさはお金では買えない」
と、言われているのですね。
 

2026/04/26 4月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月26日

唯我と爾と是れ有るかな

子、顔淵に謂いて曰わく、
之を用うれば則ち行い、之を舍つれば則ち蔵る。
唯我と爾と是れ有るかな。
(述而第七)
【訳】先師が顔淵に向かって言われた。
「用いられれば、自分の信念によって堂々と行
い、用いられなければ、退いて静かに一人道を
楽しむ者は、ただ私とお前くらいかな」


「世の中に認められて採用されれば、
精一杯その道を行い、
世に捨てられ用いられなければ、
未練を残さず身を引いて静かに隠居する。
『進退の潔さ』は、私とお前だけだろうね」
・・・評価されたら頑張る。
評価されなくても「自分を磨く」と割り切って学ぶ。
執着を捨てて、引くべき時はサッと引く。
その潔さが、人としての品格を高めるのですね。
 

2026/04/25 4月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月25日

哭すれば歌わず

子、喪ある者の側に食すれば、未だ嘗て飽
かざるなり。子、是の日に於て哭すれば、
則ち歌わず。
(述而第七)
【訳】先師は、喪中の者と食事をするときは、
相手の心情を思って十分に召し上がらなかっ
た。また先師は、死者を弔って声をあげて泣
いた日には、歌をうたわれなかった。


「喪中の人と一緒に食事をするときは、
相手の悲しみを思いやり、
お腹いっぱいになるまで食べるようなことは
決してなさいませんでした。
お葬式に参列して弔った日には、
歌を歌うようなこともしませんでした」
・・・形だけの礼儀ではなく、
「相手の心に寄り添う、本当の思いやり」
なのですね。
私たちは常に誠実であり続けなければならないのです。
 

2026/04/25 4月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月24日

憤せずんば啓せず

子曰わく、償せずんば啓せず。
排せずんば発せず。
一隅を挙げて三隅を以て反らざれば、
則ち復せざるなり。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「自分で理解に苦しんで歯がみをするほど
にならなければ、解決の糸口をつけてやら
ない。言おうとして言えず、口を歪めるほ
どでなければ、その手引きをしてやらない。
一隅を示して他の三隅を自分で研究するよ
うでなければ、二度と繰り返して教えない」


「やる気が爆発しそうな者だけを導く」
・・・「自発性」「主体性」が重要なのですね。
安易に答えを教えることは、
「考える力」を奪うことだと考えられていたのです。
AI聞けば「答え」が見つかる時代ですが、
「答えを知ること」と「身につけること」は、
別物だということなのです。
「見て覚えろ」「見て盗め」
は、…昔ばなしか。
 

2026/04/24 4月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月24日

憤せずんば啓せず

子曰わく、償せずんば啓せず。
排せずんば発せず。
一隅を挙げて三隅を以て反らざれば、
則ち復せざるなり。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「自分で理解に苦しんで歯がみをするほど
にならなければ、解決の糸口をつけてやら
ない。言おうとして言えず、口を歪めるほ
どでなければ、その手引きをしてやらない。
一隅を示して他の三隅を自分で研究するよ
うでなければ、二度と繰り返して教えない」


「やる気が爆発しそうな者だけを導く」
・・・「自発性」「主体性」が重要なのですね。
安易に答えを教えることは、
「考える力」を奪うことだと考えられていたのです。
AI聞けば「答え」が見つかる時代ですが、
「答えを知ること」と「身につけること」は、
別物だということなのです。
「見て覚えろ」「見て盗め」
は、…昔しばなしか。
 

2026/04/23 4月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月23日

束脩をを行う

子曰わく、束脩を行うより以上は、
吾未だ嘗て誘うること無くんぱあらず。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「かりそめにも束脩をおさめて入門したか
らには、心を込めて教えなかったことはない」
*束脩とは、乾肉を十束たばねたもの。
入門のしるし。


「入学の儀礼として、
ささやかな手土産を持って門を叩いた者であれば、
私はこれまで一度として、
真心を込めて教え導かなかったことはない。」
・・・入門するときには手土産を持ってきなさい。
…と言われているわけではありません。
「学びたい!」という純粋な意欲と、
最低限の礼儀さえあれば、
どんな人でも等しく受け入れ、
全力で向き合うという。
という姿勢を示しているのですね。
 

2026/04/22 4月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月22日

仁に依り、芸に遊ぶ

子曰わく、道に志し、徳に拠り、
仁に依り、芸に遊ぶ。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「人として正しい道に志し、これを実践す
る徳を本とし、仁の心から離れないように
する。そうして世の中に立つ上に重要な芸
に我を忘れて熱中する」
*当時の芸とは礼楽射御書数の六芸を言い、
「芸に遊ぶ」というのは、仕事に熱中すると
解してもよいと思う。


「正しい人の道(理想)を志し、
人間としての品性(徳)を根拠とし、
慈しみの心(仁)から離れず、
そして教養や芸術(芸)を自由に楽しむのだ。」
「高い理想を持ち、最後は仕事を心から楽しむ」
・・・人生を豊かにするためには、
「志し」「徳」「仁」そして、「芸」が必要なのですね。
その領域に近づくには、
まず、目の前の仕事を
『遊ぶ』ように夢中になることですね。
小山さんは78歳になった現在も、
『私にとって仕事は趣味だ』と言われています。
私は…現在64歳…頑張ります。
 

2026/04/21 4月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月21日

吾復夢に周公を見ず

子曰わく、甚しきかな、吾が衰えたるや。
久しきかな、吾復夢に周公を見ず。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「この頃、私の衰えも甚だしいものだ。理
想の人として尊敬してやまない周公の夢を
見なくなって久しいなあ」
*周公は姓が姫、名は旦・周の武王の弟。
周の王朝文化を創建した。魯の始祖。


「私の衰えも、ひどくなったものだ。
理想の人である周公のことを、
もう長いあいだ夢に見なくなってしまった」
・・・夢中になれるものがある限り、
人は青春です。
情熱を失った時に本当の老いが始まるのですね。
先日のサムエルウルマン『青春』
短縮バージョンです。 
    青春とは
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
臆病な精神のなかに青春はない
夢を失ったとき、はじめて老いる
大切なものは感動する心
次は何が起こるのだろうと
    眼を輝かせる子供のような好奇心
胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び
真の青春とは、
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
 

2026/04/20 4月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月20日

申申如たり、夭夭如たり

子の燕居するや、
申申如たり、夭夭如たり。
(述而第七)
【訳】先師が家にくつろいでおられるとき
は、のびのびとされ、にこやかなお顔をし
ておられた。
*孔子は決してコチコチの堅苦しい道徳家ではな
かった。家に在るときには和やかで、時には酒
を呑んで団樂されたこともあったものと思われ
る。それは世界三大聖人の中で孔子の子孫のみ
が七十九代続き、先祖の教を奉じ、その祭りを
受け継いでいる所からも察せられる。


「家にかえれば、申申(のびのび)として、
夭夭(にこやか)なひとであった」
・・・孔子は、
堅苦しいだけの頑固親父ではなかったということですね。
「オン・オフ」の達人、
「外では凛々しく、家では和やか」
…家にいることがストレス解消になっている。
私は、そうなのですが、
…典子さんにはストレスなのか否か?

 

2026/04/20 4月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月19日

是れ吾が憂なり

子曰わく、徳の修まらざる、学の講ぜざる、
義を聞きて徒る能わざる、不善の改むる能わざる、
是れ吾が憂なり。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「徳が身につかないこと、学が究められな
いこと、正しい道を聞いても行うことがで
きないこと、悪い行いを改めることができ
ないことの四つが、常に私の心をいためる
ものである」


「人間性を磨くことを怠っていないか。
学んだことを深く掘り下げているか。
正しいと分かっていることを即座に実行できているか。
自分の悪いクセや過ちをすぐに直せているか。
この4つのことができているだろうかと、
私はいつも自分自身を、気がかりに思っている」
・・・偉大な孔子が「自分はもう完璧だ」と、
あぐらをかくことなく、
「自分はまだまだできていないのではないか」と、
常に自分をアップデートしようとしている姿勢なのですね。
自己点検の指針として捉え、日々一歩前へ…。
 

2026/04/18 4月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月18日

何か我に有らんや

子曰わく、黙して之を識し、学ぴて厭わず、
人を誘えて倦まず。何か我に有らんや。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「黙っていて心に深く知り、学んで飽くこ
とがなく、人を教えて怠らない。そのほか
に私になにがあろうか」


「学んだことを、口にしなくても深く心に刻み込むこと。
生涯学び続けること。
人を教え導き、決して投げ出さないこと。
ただこれだけのことを積み重ねているだけだ。
私に自慢できるような特別な能力など他に何もない」
・・・「特別な才能がなければ成功できない」
と思いがちですが、
地道に学び、人のために役立てることを続けること。
それだけで道は開けるのです。
イエローハット創業者鍵山秀三郎氏が言われるように、
「誰もまねできないくらい徹底して続ける」
…ということですね。
 

2026/04/17 4月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月17日

述べて作らず

子曰わく、述べて作らず、信じて古を好む。
窺に我が老彰に比す。
(述而第七)
【訳】先師が言われた。
「私は古聖の道を伝えるだけで、自らの新
説は立てず、疑うことなく古聖の教えを好
む。そうしてひそかに、私が尊敬する老彰
(段の賢大夫)になぞらえているのである」


「私は、昔の聖人たちが残してくれた
素晴らしい教えを伝えているだけで、
新しい理論を作っているわけではない。
私は昔の教えを心から信じている。
そんな私の生き方は、
尊敬している老彭に近いのではないかと思っている」
武蔵野の小山さんは、
「真似は最大の創造」と言われています。
成功の法則と言われているものは、
紐解いていくと論語の中にあるようです。
 

2026/04/16 4月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月16日

仁の方

子曰わく、
……仁者は、己立たんと欲して人を立て、
己達せんと欲して人を達す。
能く近く臂を取る。仁の方と謂うべきのみ。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「……仁者は、自分が立とうと思えば先に
人を立て、自分がのびようと思えば先に人
をのばすように、日常の生活において行う。
これが仁を実践する手近な方法だ」


「本当に思いやりのある人(仁者)というのは、
自分が『成功したい』と思ったとき、
まずは周りの人を引き立て、成功させてあげる。
自分が『目標を達成したい』と思ったなら、
まずは周りの人が達成できるよう応援する。
自分の身近な気持ちをヒントにして、
相手の立場に立って行動すること。
これこそが『仁』を実践する一番の近道だ」
この教えは、
「自分と他人の幸せを共に考える」という点ですね。
自分がしてほしいことを、まず先に人にしてあげる。
それが最高の自己研鑽だとということです。
マズローの5段階欲求の最上位、
『自己実現』の段階です。
5段階 自己実現・・・・・・・・理念の達成
4段階 尊重の欲求・・・・・・人から認められたい・所得、
                                                   地位、ブランド
3段階 愛情の欲求・・・・・・人から良く思われたい、
                                                   集団に対する帰属感を含んだ欲求
2段階 安全の欲求・・・・・・未来に対しての不安解消・身を守る
1段階 生理的欲求・・・・・・食欲・睡眠
 

2026/04/15 4月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月15日

中庸の徳

子曰わく、中庸の徳たるや、其れ至れるかな。
民鮮なきこと久し。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「中庸の徳というものは、完全で最高だ。
しかし一般の人の間に行われなくなってか
ら久しいなあ」
*孔子の孫の子思が著したという中庸にも、孔子
の言として「なぜ中庸の道が行われ難いかを私
はよく知っている。それは賢者は中厭に過ぎ、
愚者は及ばないからだ」とある。論語にいう
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と軌を一にす
るものである。


「バランスを保つ力こそ、最高の人間性だ。
でも悲しいことに、
みんながそれを忘れてしまっている」
・・・理屈に走りすぎて、人の心が分からなくなる、
賢すぎる人。
学ばず、感情だけで動いてしまう、愚かすぎる人。
両極端を避け、常に「最適」を選び続ける姿勢こそが、
人間として最も完成された姿だと言われています。
真ん中という意味では、
立憲民主党と公明党でつくられた中道連合…
中道なのかな???…完全に左だと感じますね。
 

2026/04/14 4月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月14日

亦以て畔かざるくし

子曰わく、君子は博く文を学び、
之を約するに礼を以てせば、亦以て畔かざるべし。
(雍也第六)

【訳】先師が言われた。
「君子は広く典籍を学んで知見を豊かにし、
これを引き締めるのに礼を以てすれば、人
の道に背くことはないであろう」
*徒らに書を読むと雑識になり易く、こういう知
識を痴という。統一調和して物事に対する判断
が正確になると見識となり、これを以て敢然と
実行すると胆識となる。


「リーダーは、広く書物を読んで教養を身につけ、
さらにそれを『礼(社会のルールや節度)』に
照らしてギュッと引き締めることが大切だ。
そうすれば、
正しい道から外れるようなことは決してないだろう」
・・・現代はAIやネットで「知識」を得ることは簡単ですが、
「どう使うか」という、実践が伴わなければ、
頭でっかちで終わってしまいます。
知識を自分の「判断力」に変え、
さらにそれを実行する「決断力」へと高めていく。
そのためには、「学んだら、実行してみる」
…がとても大切なことなのですね。
 

2026/04/13 4月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月13日

知者は楽しみ、
仁者は寿し

子曰わく、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。
知者は動き、仁者は静かなり。
知者は楽しみ、仁者は寿し。(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。
知者は活動的であり、仁者は静寂である。
知者は変化を楽しみ、仁者は永遠の中に安
住する」
*「知者」は頭脳明断にして、世に立って物事を
正しく判断できるような人。
「仁者」は天命に安んじて悠々と行動し、教養
豊かな成徳の人。


「知恵のある人は、流れる水を楽しみ、
徳のある人は、どっしりとした山を楽しむ。
知者は、水のように変化を求めて活動的であり、
仁者(山のようにゆったりとして穏やかである。
知者は、変化の面白さを満喫し、
仁者は、心が安定し精神的に満たされて長生きする」
・・・理想的な人間のあり方を
「動」と「静」の二つのタイプに分けています。
「知者のようにテキパキ動くタイプか?」
「仁者のようにどっしり構えるタイプか?」
どちらが良い悪いではなく、
TPOで水のように柔軟に動く知恵が必要な時もあり、
山のように揺るがない安定感が必要な時もあるのですね。
 

2026/04/12 4月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月12日
仁者は獲ることを後にす

仁を問う。曰わく、
仁者は難きを先にして獲ることを後にす、
仁と謂うべし。
(雍也第六)
【訳】仁を尋ねた。先師が答えられた。
「仁者は労苦を先にして、利得を後にする。
これが仁というものだ」
*物の取与には四通りがある。取った上にも取る。
取って与える。与えて取る。与えた上にも与え
る。この四つのうち、取った上にも取るは動物
的、与えた上にも与えるは神仏的、中の二通り
は人間的である。孔子は仁者は与える方を先に
して取る方を後にするという。


「仁者は、人が嫌がるような苦労を先に引き受け、
その結果として得られる報酬のことは後回しにする。
この姿勢こそが『仁』と呼べるものだ」
・・・損得勘定を逆転させる生き方を言われています。
「人は日々の行いで、
『良いブーメラン』『悪いブーメラン』
を毎日投げ続け、
いずれそれは自分の元へ帰ってくる」
と言われています。
誰もが避けたがる苦労や、
時間のかかる地道な努力に進んで取り組むこと。
…これは何よりも『良いブーメラン』だと言えます。
です。責任を先に取る姿勢とも言えます。
『これをやったら何をくれる』は、
むしろ『悪いほうのブーメラン』…かもしれません。
 

2026/04/11 4月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月11日

奨遅、知を問う

奨遅、知を問う。子曰わく、民の義を務
め、鬼神を敬して之を遠ざく、知と謂うべし。
(雍也第六)
【訳】奨遅が知について尋ねた。
先師が答えられた。
「民として正しい道を履み行い、神を敬う
が遠ざけて頼らない・これを知というのだ」
*人には生まれながら誰にも与えられている知恵
と、生まれてから外部から吸収する知識がある。
知恵によって知識を駆使して正しく判断して間
髪を入れず実行することが肝要である。孔子は
知行合一を重んじた。


「人々が進むべき正しい道進むことに専念し、
目に見えない神仏の存在を敬いつつも、
寄りかかったり迷わされたりしない。
これこそが本当の『知』というものだ」
・・・自分のなすべきことを棚に上げて、
神様をたよってはいけないのです。
「人事を尽くして天命を待つ」
人生は、奇跡に頼って進むことはできません。
準備をしている人にだけ奇跡が舞い降りるのですね。
 

2026/04/10 4月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月10日

中人以上には
上を語るべし

子曰わく、中人以上には、以て上を語るべきなり。
中人以下には、以て上を語るべからざるなり。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「中以上の人には、高遠な哲理を説いてもよいが、
中以下の人には、高遠な哲理を説くべきではない」
*孔子と同じ時代だという老子の書に、
「上士は道(自然のルール)を聞いて勤め行う。
中士は存すが如く亡するが如し。下士は之を笑う。
笑わざれば道に非ず」とある。
孔子もまた相手の程度に応じて道を説いた。


「平均以上の能力や理解力がある人には、
理想や深い真理を話してもよい。
しかし、まだそこまで達していない人には、
高すぎる理想を話すべきではない。
まずは簡単なことから説きなさい」
・・・相手の成長段階に合わせた
最適なアドバイスをしなさい。
…といわれているのですね。
素晴らしい正論や理想であっても、
受け取る側の準備ができていなければ、
ただの「きれいごと」や「苦痛」になってしまいます。
「伝える」ではなく、「伝わる」が大切なのです。
…「伝えよう」と、ついつい力が入ってしまいます。
 

2026/04/09 4月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月9日

知る者は好む者に如かず

子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如かず。
之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「知る者は、好んでやる者には及ばない。
好んでやる者は、楽しんでやる者には及ばない」
*ある青年が大学を卒業して目指す企業に就職し、
直属の重役から「知好楽」の三文書を揮毫した
色紙を貰ったが、論語の言葉だと知り、これに
沿うべく努力を重ねた。因みにこの重役は抜擢
されて社長となった。


「単に知っている人は、
それを好きでやっている人にはかなわない。
それを好きでやっている人も、
楽しんでいる人には及ばないものだ」
・知るレベル
知識として理解しているのですね。
頭では分かっていますが、
「義務感」や「理屈」で行動しています。
・好きレベル
自分から進んでやりたいと思う段階です。
情熱があるため、
知識だけよりもずっと上達し、成果も出やすいのです。
・楽しむレベル
努力を努力と思わず、
そのこと自体が喜びになっている無敵の状態です。
損得や義務を忘れ、取り組む人は、
誰よりも強い力を発揮します。
「どうせやるなら、面白がってやったほうが勝ち」
・・・ですね。
 

2026/04/08 4月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月8日

人の生くるや直し

子曰わく、人の生くるや直し。
之を同いて生くるや、幸にして免るるなり。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「元来人はまっすぐなものだ。それを曲げ
て生きているのは、幸いに天罰を免れてい
るに過ぎない」
*人はすべて天のはたらきによって生まれたもの
で、元来誰でも澄んだ心の鏡を与えられている。
従って常にその鏡を磨き、たびたび自分を映し
て誤りのないようにするのが人の道である。


「人間がこの世に生きていけるのは、
その心が『真っすぐ(正直・素直)』だからだ。
心を曲げて不正直に生きているのに、
何事もなく無事に過ごせているとしたら、
それはたまたま運良く災難を免れているだけだ」
・・・人間が生きるエネルギーの源は
「直(正義の道)」ですね。
…とはいえ、小学4年生から空手道場に通い、
道場訓の最初の訓、「正義の道を守ること」
を意識し始めたのは30代半ばでした。
自分にとって必要な時期に、「はっとさせられ」
やっと深く考えるようになるのですね。
 

2026/04/07 4月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月7日

君子は文質彬彬

子曰わく、質、文に勝てば則ち野。
文、質に勝てば則ち史。
文質彬彬として、然る後に君子なり。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「質が文に勝てば野人肌である。文が質に
勝てば記録係のようだ。文と質とがうまく
均整がとれてこそ君子と言える」


質(中身)に勝る:成績は抜群だが、態度、姿勢悪い。
文(飾り)に勝る:口は達者だが、行動が伴わない。
「知識だけを追い求めるガリ勉は最低だ」
「質さえ良けれ良いのではなく、礼儀はも大切だ」
「本物になりたいなら、
中身を磨き、それを洗練された行動で
表現できるようになりなさい」
(6日~7日)だそうです。
・・・仕事はできるが挨拶もできない。
正しいことは主張するが行動は伴わない。
…どちらも二流だということですね。
 

2026/04/06 4月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月6日

女、君子の儒と為れ

子、子夏に謂いて曰わく、
女、君子の儒と為れ、小人の儒と為る無かれ。
(雍也第六)
【訳】先師が子夏に向かって言われた。
「お前は君子の儒となれ、小人の儒となる
のではないぞ」
*君子の儒とは、真実に道を求めて学ぶ人。小人
の儲とは、単に知識を究めて立身出世を求める
ような人。


「お前は、『君子の儒(くんじのじゅ)』になりなさい。
『小人の儒(しょうじんのじゅ)』になってはいけない」
『君子の儒』『小人の儒』
君子の儒:世のため人のために学問を役立てようとする人。
小人の儒:知識を「道具」として使い、人を見下したり、
自分の利益や出世のために勉強する人。
・・・他人を論破したり、
マウントを取ったりのために使っていないか?
…いますね。…そんな人。
「どれだけ知っているか」よりも、
「知識を使ってどう役立つか」が、
とても、とても、大事なのです。
 

2026/04/05 4月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月5日

女(なんじ)は画(かぎ)れり

冉求曰わく、子の道を説ばざるに非ず、
力足らざれぱなり。
子曰わく、力足らざる者は中道にして廃す。
今女は画れり。
(雍也第六)
【訳】冉求が言った。
「先生の説かれる道を喜ばないわけではあ
りませんが、ただ何分にも私の力が足りま
せんので、行うことができません」
先師が言われた。
「力が足りないかどうかは、力の限り努力
してみなければわからない。力の足らない
者は中途で倒れるまでのことだが、今お前
は初めから見切りをつけてやろうとしない。
それではどうにも仕方がないよ」
*私は若くして古今東西の学に通ずる稀代の碩学
安岡正篤先生に師事し、深く極めることなく安
易に生きてきた。ところが六十八歳の時に先生
が亡くなって、一年の心喪に服した。その間先
生の旧著を殆んど読み返す中に、先生との格差
の余りにも大きいのに驚き、次第に自己厭悪に
陥り、生きる気力を失いかけた。その時、この
章の「女は画れり」の一語に接し、忽然として
新たに生きようとする気力が湧いた。そうして
「仮名論語」の浄書を発願したのである。


「私は先生が説く『道』が
素晴らくないと思っているのではありません。
ただ、やり遂げるだけの力がありません」
「本当に力が足りない者というのは、
力の限りを尽くして、
道の途中で力尽きて倒れる者のことを言うのだ。
お前は、走ってみる前から勝手に限界を決めて、
立ち止まってしまっている。
それでは話にならない」
・・・「力不足」かどうかは、
精一杯やってみて、
途中で倒れた時に初めて証明されるのですね。
やる前から「無理です」と言うのは、
単なる「怠慢」や「逃げ」です。
…亡くなる直前まで、
日創研の論語セミナーを続けられた、
伊与田先生、木野先生を思い出します。
 

2026/04/04 4月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月4日

賢なるかな回や

子曰わく、賢なるかな回や。
一箪の食、一瓢の飲、随巷に在り。
人は其の憂に堪えず、回や其の楽しみを改めず。
賢なるかな回や。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「顔回はなんと立派な人物だろう。一膳の
飯と一椀の汁物しかない貧しい長屋暮らし
をしておれば、たいていの人は、その苦し
みに堪えられないものだが、回はそんな苦
境にあっても楽しんで道を行って変わるこ
とがない。なんと立派な人物だなあ回は」


「顔回という男は、なんと立派な人物だろうか。
一杯の飯と、一杯の水。
そんな質素な食事をして、路地裏の長屋に住んでいる。
普通は、そんな惨めな暮らしの苦しさに耐えきれず、
音を上げてしまうだろう。
顔回は、そんななかでも
『道』を求める心を変えることがない。
なんと立派な男なんだろう」
・・・顔回の姿は、
夢中になれるものや信念があれば、
どんな環境でも幸せに生きていける。
ということを教えてくれているのでしょうね。
逆に、どれだけ稼ぎまくろうと、
野球への情熱、野球の道を究めようとする、
大谷翔平選手もカッコよすぎます。
 

2026/04/03 4月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月3日

之を亡ぼせり、
命なるかな
伯牛、疾有り。子、之を問う。
胴より其の手を執りて日わく、
之を亡ぼせり、命なるかな。
斯の人にして而も斯の疾あるや、
斯の人にして而も斯の疾あるや。
(雍也第六)
【訳】伯牛が不治の病にかかった。先師が
見舞いに行かれて、窓から手を取り、歎い
て言われた。
「惜しい人がなくなる。天命かなあ。それ
にしてもこのような立派な人物がこんな病
にかかるとは。このような立派な人物がこ
んな病にかかるとは」
*伯牛吟塗篭姓は餓、名は耕。


「伯牛が重い病にかかってしまいました。
部屋には入らず窓越しに面会しました。
孔子は窓から手を入れて、
伯牛の手を握り、嘆き悲しんで言われました。
「この人を失ってしまうのか。
これも運命なのだろうか。
これほど立派な人物が、
どうしてこんな病にかからなければならないのか。
なぜこんな目に遭わなければならないのか……」
・・・どんなに実直に生きていても、
理不尽な運命や病に見舞われることがあります。
どんなに正義の道を歩んでも、
必ずしも報われるとは限らない。
…これは残酷な真実ですね。

 

2026/04/02 4月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月2日

未だ学を好む者を聞かず

孔子対えて曰わく、顔回なる者有り、学を好めり。
怒を遷さず、過を弐たびせず。
不幸短命にして死せり。
今や則ち亡し。
未だ学を好む者を聞かざるなり。
(雍也第六)
【訳】先師が(「弟子の中で誰が本当に学
を好むか」との問いに)答えて言われた。
「顔回という者がおりました。彼は怒りを
自分に関係のない者にまでうつさず、過ち
を二度と繰り返しませんでしたが、不幸に
も若死にをしまして、もうこの世には居り
ません。それからは、本当に学を好む者は
いないようでございます」


「お弟子の中で、
誰が一番熱心に学問に励んでいましたか?」
「顔回、彼は本当に学ぶことが好きな男でした。
嫌なことがあっても
他人に当たり散らすことはありませんし、
同じ失敗を二度繰り返すこともありません。
しかし、若くして亡くなってしまいました。
彼がいなくなった今、
彼ほど心から学問を愛している者は、
見当たりません」
・・・孔子にとって、勉強ができるとは
「知識ではなく、
学んだことを人格や行動にどう反映させるか。
そして、
感情をコントロールできることこそが、
学問の成果。
…と考えていたそうです。
 

2026/04/01 4月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月1日

丘の学を好むに如かず

子曰わく、十室の邑、必ず忠信丘が如き者有らん。
丘の学を好むに如かざるなり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「十軒ほどの小さな村にも、必ず私ぐらい
の忠信の人はいるだろう。しかし私の学を
好むのには誰も及ばない」


「たった10軒ほどの小さな村であっても、
私と同じくらい誠実で、嘘のない人物は、
必ずどこかにいるはずだ。
そんな彼らであっても、私のように
『学ぶことそのものを心から楽しむ』
という点においては、到底及ばないだろう」
・・・誠実な人はどこにでもいるけれど、
死ぬまで学び続ける人は多くないのですね。
努力は才能を凌駕すると信じていますので、
私の『学び』は、
精神が生きている限り続きます。
サムエル・ウルマンの『青春』を思い出しました。
短縮バージョンでどうぞ。

 青春とは
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
臆病な精神のなかに青春はない
夢を失ったとき、はじめて老いる
大切なものは感動する心
次は何が起こるのだろうと
眼を輝かせる子供のような好奇心
胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び
真の青春とは、
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
 

2026/03/31 3月31日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月31日

内に自ら訟むる者を見ず

子曰わく、已んぬるかな。
吾未だ能く其の過を見て、
内に自ら訟むる者を見ざるなり。
(公冶長第五)
【訳一先師が言われた。
「なんともしょうがない世の中だなあ。
私は、まだ自分の過ちを認めて、心の
底から自分を責める人を見ない」


「私はこれまで、自分の過ちに気づいたときに、
それを他人のせいにしたり言い訳したりせず、
自分の心の中で自らを厳しく裁き、
反省できる人を見たことがない」
・・・誰かに言われて反省するのではなく、
自分一人で自分のダメさを認めて、
自分を厳しく律することができる人のことを
言われているのですね。
…自分の心の中の裁判官を常に意識したいと思います。
 

2026/03/30 3月30日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月30日

蓋ぞ爾の志を言わざる ③

子路曰わく、願わくは子の志を聞かん。
子曰わく、老者は之を安んじ、
朋友は之を信じ、少者は之を懐けん。
(公冶長第五)
【訳】子路が言った。
「どうか先生の理想をお聞かせください」
先師が言われた。
「年寄りたちの心を安らかにし、友達とは
信をもって交わり、若者には親しみ懐かれ
るような人間になりたいね」


「お年寄りたちには、
『この人がいれば安心だ』と
心安らかに過ごしてもらい、
友人たちには、『この人は裏切らない』と
心から信頼されるようになり、
そして若者たちには、『あの人のようになりたい』と
慕われるような、
そんな温かな人間関係の中に生きる者でありたいね。」
・・・お年寄りには安心を、
仲間には信頼を、若者には夢を与えられる。
大きな大きな器ということですね。
残念ながら、
とても口に出せるような言葉ではない。
…が、一歩でも半歩でも前進できるよう
修行を続けます。
 

2026/03/29 3月29日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月29日

蓋ぞ爾の志を言わざる ②

顔淵曰わく、善に伐ること無く、
労を施すこと無からん。(公冶長第五)
【訳】顔淵が言った。
「善い行いをしても人に誇ることなく、
骨の折れることを人に押し付けることの
ないようにありたいものです」
*曲阜の顔淵を祭る復聖廟に珍らしくお
饗銭箱が置かれてある。透明なビニール
製であるが、いつも使い古したクシャク
シャの紙幣が一杯入っていた。これは貧
しくてもゆかしい心根の顔淵を偲んでの
ことではなかろうか。


「自分が何か良いことをしたとしても、
自慢したり誇ったりしないようにありたい。
また、自分が苦労して成し遂げたことを、
他人に恩着せがましく押し付けたりしない
人間になりたいです。」
・・・良いことをしてもドヤ顔せず、
苦労を愚痴ったり恩を着せたりしない。
これを『本物の徳』というのでしょう。
…蓋ぞ爾の志を言わざる①②をよみすすめると、
だんだん自分が恥ずかしくなってきます。
 

2026/03/28 3月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月28日

蓋ぞ爾の志を言わざる ①

顔淵、季路侍す。子曰わく、
蓋ぞ各々爾の志を言わざる。
子路曰わく、
願わくは車馬衣装、朋友と共にし、
之を敞りても憾むこと無からん。
(公冶長第五)
【訳】顔淵と季路(子路)が先師のそばに
侍っていた。先師が話しかけられた。
「どうだ、めいめい自分の理想を話し合っ
てみないかね」
子路が言った。
「立派な馬や車、衣服や毛皮を友と共に
使って、破れても惜しいと思わないよう
にあて、破れても惜しいと思わないよう
にありたいものです。


「自分の将来の夢や、志を話してみないか」
「私は、自分の持っている立派な車や馬、
服などを、友人と共に使いたいと思っています。
友人がそれらを使い古して
ボロボロにしてしまったとしても、
恨んだり惜しんだりしない、
そんな度量のある人間になりたいです」
・・・「道具より友人の方が大事だ。
と言えるような、人間になりたい」
…と言っています。
私欲のない純粋な志ですね。
…とても大切なこと。
……ですが、人間だもの。
 

2026/03/27 3月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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3月27日

左丘明之を恥ず

子曰わく、巧言、令色、足恭なるは、
左丘明之を恥ず、丘も亦之を恥ず。
怨を匿して其の人を友とするは、
左丘明之を恥ず、丘も亦之を恥ず。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「言葉巧みに、顔色をやわらげて人の機嫌
をとり、度を越して恭しく振る舞うのを左
丘明は恥じたが、私も恥じる。怨みを隠し
て友として親しく交わるのを左丘明は恥じ
たが、私もまた恥じる」
*左丘明は孔子の尊敬する先鍛か、
古代の有徳の人か不明。


「おべんちゃらを言い、
顔色をうかがって愛想を振りまき、
必要以上にペコペコと卑屈に振る舞うこと。
そんな生き方を『恥ずべきこと』と考えた」
・・・調子いいことばかり言って自分を偽ったり、
表面だけいい顔をして付き合ったりするのは、
人としてカッコ悪いですね。
「自分に正直に、誠実に生きよう」
…とはいえ、
社会では「建前」が必要な場面もあります。
「建前」=「うそ」
ではなく、礼儀やマナーを重視することは大切です。
 

2026/03/26 3月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
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2月26日

旧悪を念わず

子曰わく、伯夷・叔斉は旧悪を念わず。
怨是を用て希なり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「伯夷・叔斉は、たとえ旧い悪事があって
も永く根に持つことがなかった。だから人
から怨みを受けることは少なかった」
*伯夷・叔斉は股末の孤竹君の子。
兄が伯夷、弟が叔斉。


「伯夷と叔斉の兄弟は、
他人が起こした過ちや無礼を
いつまでも根に持ったりしなかった。
相手を許す潔さがあったから、
恨みを抱く人はほとんどいなかった」
・・・「許す」ことは相手のためだけでなく、
自分を感情から解放するために必要なことなのですね。
執着を捨て、自身の人生を軽やかにしたいと思います。
 

2026/03/26 3月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
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2月26日

旧悪を念わず

子曰わく、伯夷・叔斉は旧悪を念わず。
怨是を用て希なり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「伯夷・叔斉は、たとえ旧い悪事があって
も永く根に持つことがなかった。だから人
から怨みを受けることは少なかった」
*伯夷・叔斉は股末の孤竹君の子。
兄が伯夷、弟が叔斉。


「伯夷と叔斉の兄弟は、
他人が起こした過ちや無礼を
いつまでも根に持ったりしなかった。
相手を許す潔さがあったから、
恨みを抱く人はほとんどいなかった」
・・・「許す」ことは相手のためだけでなく、
自分を感情から解放するために必要なことなのですね。
執着を捨て、自身の人生を軽やかにしたいと思います。
 

2026/03/24 3月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月24日

晏平仲善く人と交わる

子曰わく、晏平仲善く人と交わる。
くして之を敬す。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「晏平仲は交際の道をよく心得ていた。
久しく交わっても、ますます人は彼を敬った」
*「久しく交わっている人をも敬って
変わらなかった」という説もある。
*晏平仲は斉の名大夫。晏は姓、名は嬰、
平は誼、仲は字。


「晏平仲は、すばらしい人間関係を築いていた。
彼がすごいのは、付き合いが長くなればなるほど、
相手からますます尊敬されるところだ。」
・・・逆に言うと、
付き合いが長くなればなるほど、
相手をいっそう敬い続ける。
…と言うことでしょうね。
どれだけ仲良くなっても、相手を雑に扱ったりしない。
だからこそ一生の信頼が築けるのです。
家族、親友、同僚など、
身近な人ほど難しい課題かもしれません。
 

2026/03/23 3月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

 

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月23日

君子の道四有り

子、 子産を謂う。君子の道四有り。
其の己を行うや恭、其の上に事うるや敬、
其の民を養うや恵、其の民を使うや義。
(公冶長第五)
【訳】先師が子産(鄭の名大夫)のことを
評して言われた。
「為政者の守るべき道に四つある。
第一は、自分の身の振る舞いを恭しくする。
第二は、上に仕えては慎み敬うことである。
第三は、民を養うには慈しみ、かつ恵み深いことである。
第四は、民を使うには道義にかなって公正であることである」


1.謙虚な振る舞い。
2.誠実な仕事ぶり。
3.思いやりある配慮。
4.筋が通っている。
・・・常に控えめで礼儀正しいく、
他人や組織に対して、敬意を持って真面目に仕える。
そして、慈しみの心と恩恵を忘れない。
さらに、誰もが納得する正義の道を外れない。
「正義の道を守ること」

2026/03/22 3月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月22日

何を以て之を文と謂う

子貢曰わく、孔文子は何を以て之を文と謂うや。
子曰わく、敏にして学を好み、
下もんはここもつこれぶんい間を恥じず、
是を以て之を文と謂うなり。
(公冶長第五)
【訳】子貢が尋ねた。
「孔文子(衛の大夫)は何ゆえに誼を文と
言うのでしょうか」
先師が答えられた。
「天性が明敏であって学問を好み、目下の
者にもへりくだって尋ねることを恥じなか
った。それで文と誰されたのだ」


「亡くなった孔文子様は、
なぜ『文』という立派な贈り名で呼ばれているのですか?
(それほどの人物だったのですか?)」
「彼は頭の回転が速いだけでなく、学問を愛していた。
そして何より、自分より地位の低い人や年下の人に対して、
教えを請うことを決して恥だとは思わなかったからこそ、
最高の敬意を込めて『文』と呼ばれているのだよ」
経営の神様松下幸之助翁は、
「わしは小学校も出て辺から、
会社の大学を出た優秀な人たちの話を
しっかり聴けるんや」
と言われていたそうです。
もい一つ、
「わしの耳が大きいのは人の話をしっかり聴くためや」
とも言われていたのだそうです。
 

2026/03/21 3月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月21日

唯聞く有らんことを恐る

子路、聞くこと有りて、
未だ之を行うこと能わざれぱ、
唯聞く有らんことを恐る。
(公冶長第五)
【訳】子路は、一つの善言を聞いて、まだ
それを行うことができなければ、さらに新
しい善言を聞くことを恐れた。
*子路の人物がよくわかる。


「善い教えを一つ聞いたなら、
それを自分自身で実行し終えるまでは、
次の新しい教えを聞くことを怖がっていた」
現代は、AIに聞けば無限に「良い言葉」や
「ノウハウ」が手に入る時代です。
それで分かったつもりになっているかもしれませんね。
「一つ学んだら、一つ実践する」。
これが、自分を成長させる。…が、なかなか難しい。
 

2026/03/20 3月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月20日

得て聞くべからざるなり

子貢曰わく、夫子の文章は得て聞くべきなり。
夫子の性と天道とを言うは、
得て聞くべからざるなり。
(公冶長第五)
【訳】子貢が言った。
「先生の詩書礼楽や国の制度についてのお
話はいつでも聞くことができるが、人の本
質や宇宙の原理などのお話は聞くことがで
きない」


日々の当たり前のことを丁寧に行う。
その積み重ねの先にしか、
本当の天道(真理)はないのですね。
「めったに聞けない(得て聞くべからざる)」からこそ、
行動や振舞いから師の教えを汲み取ろうと、
考えたのでしょう。
経営の神様松下幸之助氏から
「一緒に人について研究しよう」
と言われた、
木野親之先生の言葉を思い出しました。
 

2026/03/19 3月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月19日

其の言を聴きて
其の行を観る

子曰わく、始め吾人に於けるや、
其の言きそおこないしんいまわれひとおを聴きて其の行を信ず。
今吾人に於けるや、其の言を聴きて其の行を観る。
(公冶長第五)
【訳】先師はまた言われた。
「私は今までは、人の言葉を聞いて、その
人の行いを信じた。だが今は、その人の言
葉を聞いても、その行いを見てから信ずる
ようになった」


多く語る必要はありませんね。
言葉や表面に騙されるな、
『行動が真実』 …です。
 

2026/03/18 3月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月18日

朽木はほめるべからず

宰予、昼寝ぬ。
子曰わく、朽木はほめるべからず、
糞土のしょうはぬるべからず。
(公冶長第五)
【訳】宰予がだらしなく昼寝をしていた。
先師が言われた。
「腐った木には彫刻することはできない。
ぼろ土の垣根にはうわぬりをしても駄目だ。
そのようなお前をどうして責めようか。責
めても仕方のないことだ」
*宰予姓は宰、名は予、字は子我、弁舌のすぐ
れた人。


そのようなお前とは、
『やる気も根気も失ってしまったお前』
という意味ですね。
いくら能力が高くても使わなければないのと同じ、
5,000CC排気量のエンジンでも
アクセルが壊れていては、
軽自動車にも完全に劣る。
やる気がいちばん大切なのです。
 

2026/03/17 3月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月17日

一を聞いて以て
十を知る ②

子曰わく、如かざるなり。
吾と女と如かざるなり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「回には及ばないねえ。
実は私もお前と同じように、及ばないと思っているよ」
*顔淵は黙々として一見愚かのようだと評する者も
あった。子貢は弁説も巧みで孔門第一と一般からも
目された。しかし子貢は流石に顔淵には遠く及ばな
いと自覚していた。孔子もまた子貢と同じように及
ばないと述懐して顔淵を賞讃しながら、子貢に同調
するところに真の教育者の姿が窺われる。


自分より優れた人を見ても落ち込む必要はないのですね。
孔子でさえ「自分も及ばない」と認めているのです。
大切なのは、自分の現在地を知り、
優れた人を素直にリスペクトしながら、
自分なりの歩みを止めないことだと考えます。
一生修行。
我以外すべて師。…ですね。
 

2026/03/16 3月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月16日

一を聞いて以て
十を知る ①

子、子貢に謂いて曰わく、女と回と執れか愈れる。
対えて曰わく、賜や何ぞ敢て回を望まん。
回や一を聞いて以て十を知る。
賜や一を聞いて以て二を知る。
(公冶長第)
【訳】先師が子貢に話しかけられた 。
「お前と顔回とどちらが勝れていると思うか」
子貢が答えた。
「私はどうして回と肩を並べることができ
ましょうか。回は一を聞いて十(全体)を
知りますが、私は一を聞いてせいぜい二を
知る程度でございます」


「顔回という男は、一つのことを聞けば、
そこから十(すべて)を悟ってしまいます。
私は一つのことを聞いて、
二つのことが分かる程度にすぎません」
・・・自分よりも優れた存在を素直に認め、
敬意を払っています。
孔子はこの子貢の
「自分の立ち位置を正しく理解し、他者を認める謙虚さ」
を、高く評価していたのだそうです。
何度も登場しますが、
「実ほど頭を垂れる稲穂かな」…です。
 

2026/03/15 3月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月15日

焉んぞ俵を用いん

或ひと曰わく、雍や、仁にして俵ならず。
子曰わく、焉んぞ俵を用いん。
人に禦るに口給を以てすれば、屡曽人に憎まる。
其の仁を知らず、焉んぞ俵を用いん。
(公冶長第五)
【訳】ある人が「雍は仁者だが、口下手で
人を説き伏せる能力がありませんねえ」と言った。
先師が言われた。
「どうして口達者であることが必要であろうか。
人と話し合うのに、そのときには人を言いくるめ
ることができても、かえって人に憎まれることが多い。
雍が仁者であるかどうかは知らないが、仁者はどう
して口達者である必要があろうか」
*姓は再、名は雍、字は仲弓、孔子より二十九歳
若い弟子。孔門十哲の中に数えられる。言葉は
ゴッゴッし、ブッキラ棒であったが白圭の詩を
日々何度も繰り返し、よく反省して身を慎んだ。
孔子は、雍は立派な人物で諸侯として政治を執
らせることが出来ると信頼して、兄の娘をめあ
わせた程である。
子貢は弁説もさわやかで孔門第一の秀才と目さ
れる人であったが、孔子は、お前は器で、君子
にはまだ遠いと評しておられる。


うまく話せない。
口べただ。
と悩む必要はないのです。
大切なのは、言葉で飾ることではなく、
真心を持って行動すること。
その誠実さは、雄弁な言葉よりもずっと深く、
人の心に届くものですね。
 

2026/03/14 3月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月14日

吾未だ剛なる者を見ず

子曰わく、吾未だ剛なる者を見ず。
或ひと対えて曰わく、申根と。
子曰わく、根や慾あり。
焉んぞ剛なるを得ん。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「私はまだ本当に剛い人に会ったことがない」
ある人がこれに対して
「申根(孔子の門人)がいるではありませんか」と言った。
先師が言われた。
「根は慾が深い。どうして本当に剛い人と言えようか」


自分の利益や名誉、見栄といった「私欲」がある人は、
その欲に足元をすくわれます。
損得を考えたり、他人の目を気にしたりすることで、
信念がブレてしまうからです。
私利私欲に左右されず、
正しいと信じる道を貫き通せるのが本当の強さなのです。
何かに「執着」しているうちは、
本当の強さは手に入らないのですね。
 

2026/03/13 3月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月13日

女は器なり

子貢間うて曰わく、賜や何如。
子曰わく、女は器なり。
曰わく、何の器ぞや。
曰わく、腓職なり。
(公冶長第五)
【訳一子貢が尋ねて言った。
「賜(私)はどうでしょうか」
先師が言われた。
「お前は器である」
子貢は不満そうに尋ねた。
「それではどういう器でしょうか」
先師が答えられた。
「祭に用いる大切な器の瑚理(これん)だねえ」


自分の才能を磨き抜き、
その分野で、なくてはならない存在になることが
大切だと言われているのでしょう。
「自分はどんな『器』を目指したいか」、
…考えてみるのも良い機会かもしれませんね。
 

2026/03/12 3月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月12日

君子なるかな、若き人

子、子賤を謂う、君子なるかな、若き人。
魯に君子者無くんば、斯れ焉くにか斯を取らん。
(公冶長第五)
【訳}先師が子賤を批評して言われた。
「こういう人が本当の君子だねえ。魯のど
こかに成徳の立派な人物がいなければ、ど
うしてこのような立派な人物となり得たで
あろうか」
*子賎陸蓉津姓は識、名は不斉。孔子の門人。


「なんと立派な人物だろうか。
もしこの国に優れた先達がいなければ、
彼がこれほどまでに成長することはなかっただろう」
・・・もっと簡単に言うと、
一流の人物になりたければ、
一流の人が集まる環境に身を置きなさい。
…ということですね。
私も大学時代、
ウエイトリフティング部で
J世界選手権出場選手などと練習を共にすることで、
関西選手権では、
そこそこの成績を収めることが出来ました。
当時、
部は西日本選手権20連覇くらいだったかな?
そんな環境でしたので、
そこそこまで行けたのだと思っています。
 

2026/03/11 3月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月11日

君に事うるに数すれば

子曰わく、
君に事うるに数すれば、斯に辱しめらる。
朋友に数すれば、斯に疏んぜられる。
(里仁第四)
【訳】子瀞が言った。
「君に仕えてあまりにもしばしば諌めると、
かえって辱められるようになる。友達に対
してしつこく忠告すると嫌われ、うとんぜ
られるようになるものだ」


「よかれと思ってしつこくしすぎると、
かえって軽んじられ、疎まれてしまうものだ」
・・・アドバイスは、腹八分目。
相手の領域に踏み込みすぎないことが大切なのですね。
つい気になって一言言いたくなるものですが、
そんな時こそ「引き際」が肝心だということです。
…反省。
 

2026/03/10 3月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月10日

徳は孤ならず

子曰わく、徳は孤ならず、必ず隣有り。
(里仁第四)

【訳】先師が言われた。
「報いを求めず陰徳を積んでいる者は、
決して一人ぼっちではない。
必ず思わぬところにこれを知る者がいるものだ」
*如何にも人の為に善いことをしたとわかるよう
な徳を陽徳という。これとは逆に当然のことと
して報いを求めずそっと積む徳を陰徳という。
孔子の言う徳は陰徳である。易経には「積善の
家には余慶有り」これを有隣という。余慶は思
いがけない福である。


「徳のある者は、決して孤独ではない。
必ず理解者や共鳴者が現れるものである」
・・・見返りを求めず、
人知れず善い行いを積み重ねている人は、
決して独りぼっちで終わることはないのです。
必ずどこかに、
その姿をちゃんと見ていて、
心を通わせてくれる味方が現れるものなのです。
…と信じる人生は報われる。…と思います。
 

2026/03/09 3月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月9日

言に、訥行に敏

子曰わく、
君子は言に訓にして、行に敏ならんと欲す。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「君子は、たとえ口は重くても、
行いはキビキビしようと思うものだよ」
*いつか読んだ話だが、米国のカーネギー製鉄所
に、一人の少年が熱心に就職を頼みに来た。そ
こでみんながいやがる機械の掃除で給料のいち
ばん安い仕事を与えた。彼は喜んで、黙々とし
てきびきびとよく働いた。それから四十余年後、
寡黙実行のこの少年が鉄鋼王チャールズ・シュ
ワクプとなった。


「立派なリーダーというものは、
口数こそ控えめで慎重だが、
実行するとなれば、誰よりも素早く、
テキパキと動こうと努めるものだ」
・・・理屈をこねる前に、
まず手を動かす。返事よりも先に体が動く。
そんなシンプルで力強い姿勢が、
運命を切り拓くのですね。
 

2026/03/08 3月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月8日

約を以てす

子曰わく、約を以て之を失う者は鮮し。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「慎ましくして行き過ぎないように心がけて、
失敗する者は少ない」
*かつて日本の田舎には長く続いた素封家があり、
町には何代も続いた老舗があった。これらに共
通しているのは、歴代賛沢を戒め、倹約を旨と
したことである。先年数百年続いた富豪の代表
住友本家の墓に詣でたことがある。高野山の豪
華を競った大名家の墓石と異なり、歴代墓石の
質素に感服した。


「自分を律し、謙虚な態度を崩さない人で、
人生の大きな道を踏み外す(失敗する)人は、
多くありません」
・・・人が失敗するパターンの多くは、
成功した後の
「慢心(調子に乗る)」「行き過ぎた欲」です。
派手に振る舞ったり、
分不相応な贅沢をしたりすることで、
足元をすくわれます。
常に「謙虚」を心がけていれば、
安定した状態を長く保つことができるのですね。
 

2026/03/07 3月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月7日

躬の逮ぱざるを恥ず

子曰わく、
古者言を之れ出さざるは、
躬の逮ぱざるを恥ずればなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「昔の人々が軽々しく口に出さなかったのは、
実行がなかなか伴わないことを恥じたからである」
*人偏に言を書いて信となる。信は「まこと」言
行一致を意味する。しかし人知が発達するにつ
れて純朴さを失い、言葉が先行して実行が伴わ
ないことが多くなる。元来偽は人為で「い」で
あるが、行が伴わないことが多くなるにつれて
「ぎ」となった。


「昔の人がめったに大きなことを口にしなかったのは、
『言ったことが実行できない』ということを、
何よりも恥ずかしいことだと考えていたからです」
・・・「やるやる詐欺」にならないように、
言葉の重みを、自分の行動で支えるのですね。
…学生時代は勉強の「やるやる詐欺」は
…残念ながら日常でした。
小山さんは、まさに「即実行」の鬼ですね。
「まずやってみる」やってから変えていく。
PDCLAを大切にしています。
 

2026/03/06 3月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月6日

父母の年は
忘るべからず

子曰わく、父母の年は、知らざる可から
ざるなり。一は則ち以て喜び、一は則ち以て催る。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「父母の年は忘れてはならない。
一方では達者で長生きしていることを喜び、
一方では老い先の短いことを心配する」
*老子に「六親和せずして孝慈有り」とあるが、
孔子の時代すでに親の年齢を忘れる子が多かっ
たので、こういう教えが出来たのであろう。核
家族化が進んで、親の命日をも忘れる子が多く
なるのではなかろうか。


「親の年齢は、決して忘れてはいけない。
『こんなに長生きしてくれて嬉しい』
と長寿を喜び、
『あとどれくらい一緒にいられるだろう』
と老い先を案じて、
一日一日を大切にするためです。」
・・・親の年齢を常に意識をしておらず、
必要なときに計算をするくらいでした。
3KM手帳に、
親の年齢、妻の年齢、子供の年齢、孫の年齢を
毎年書くようになり、
意識し続けることが出来、
私のあるべき姿、行動を明確にできました。
 

2026/03/05 3月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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3月5日

父母在せば、遠く遊ばず

子曰わく、父母在せば、遠く遊ばず。
遊ぶこと必ず方あり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「父母が生きているうちは、
あまり遠くへ旅しないほうがよい。
やむを得ず旅に出たときは、
父母に心配をかけないように心がけることだ」
*方とは方角。行き先をはっきり明示すること。


「親が生きている間は、
心配をかけるような遠出は控えるのがいい。
遠くへ行く必要があるときは、
必ず『どこにいるか』を伝え、
安心させてあげなさい」
蔵野では、スケジュールの共有や
「ボイスメール」での報告を徹底しています。
「仕事ができる人は、相手を不安にさせない人だ」
という小山さんの考えです。
『自由にしてはいけない』ではなく、
自由に行動するなら、周りを安心させる義務を果たしなさい。
という、自立した大人のマナーのことですね。
 

2026/03/04 3月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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3月4日

敬して違わず
労して怨みず

子曰わく、
父母に事えては、幾くに諌む。
志の従われざるを見ては、
又敬して違わず、労して怨みず。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「父母にもし間違いがあれば、
それとなしに穏やかに諌める。
不幸にして聞き入れてもらえない場合には、
前のように敬って逆らうことなく、
父母のために骨折っても怨みには思わない」


「親に仕えるときは、もし親に間違いがあれば、
角が立たないよう穏やかにアドバイスをしなさい。
もし自分の意見が聞き入れられないと分かっても、
決して投げやりにならず、
これまで通り敬意を持って接し、
親のために尽くしなさい。
たとえ苦労しても、
それを恨みに思ってはいけません」
・・・小山昇さんは、
「決定権は上司(社長)。決定に従うのが組織」
と言われています。
まさにこの「敬して違わず」に通じています。
「正しいことを言っているのだから、
相手は従うべきだ」…ではありません。
「誠実に伝え、あとは相手を敬い続ける」
これは家族だけでなく、
人間関係すべてに応用できる、
「大人の姿勢」なのですね。
 

2026/03/03 3月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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3月3日

不賢を見ては内に自ら省みる

子曰わく、賢を見ては斉しからんことを
思い、不賢を見ては内に自ら省みるなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「知徳兼備の優れた人を見たら、
自分もそのようになりたいと思い、
つまらない人を見たら、自分はどうかと反省する」


「優れた人を見かけたら
『自分もあんな風になりたい』と目標にしよう。
ダメな振る舞いをする人を見かけたら、
相手を批判するのではなく
『自分も同じことをしていないか?』
と自分の心に問い直しなさい」
・・・小山さんは
『真似は最高の創造』と言われています。
若い女性シンガーソングライター・・・
誰だったか忘れてしまいましたが、
YouTubeで吉田拓郎さんが、
「いい曲を書くね。
どうやったらそんなにいい曲かけるの」と質問し、
女性は「ヒット曲の真似です」と答え、
拓郎さんは、
「大事、それとっても大事だよね」と返していました。
 

2026/03/02 3月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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3月2日

君子は義にさとる

子曰わく、
君子は義にさとり、
小人は利にさとる。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「君子は義に敏感であるが、
小人は利に敏感である」
*立派な人物は事を企てるに当たり本能的に
まず道義を考えるが、一般の人はまず利益を
考える。物事には必ず表裏先後がある。公益
事業はどこまでもまず義に灰(ひらめ)き、次いで
その裏に利を併せ考える。営利事業はまず利
に灰くが、次いで義を併せ考える。事を成就
するにはこの考えが肝要である。


「徳のある立派な人物は、
『人として正しい道か』ということを基準にする。
器の小さい人物は、
『自分に得があるか』ということを基準とする」
・・・「これは、儲かりそう!」と飛びつく前に、
「これは、胸を張れることだろうか?」
と、考えることのできる価値観が大切なのですね。
詐欺や闇バイトが横行するのは、
『小人は利に敏感である』の代表といえます。
 

2026/03/01 3月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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3月1日

夫子の道は忠恕のみ

子曰わく、参や、吾が道は一以て之を貫く。
曾子曰わく、唯。子出ず。
門人間うて曰わく、何の謂ぞや。
曾子曰わく、夫子の道は忠恕のみ。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「参(曾子の名)よ、私の道は一つの原理
で貫いているよ」
曾先生が「はい」と歯切れよく答えられた。
先師は満足げに出て行かれた。
他の門人が「どういうことですか」と問うた。
曾先生が答えられた。
「先生の道は、忠(まこと)と恕(思いやり)だと思うよ」


孔子先生が弟子の曾参に呼びかけました。
「参よ、私の生き方や教えには、
最初から最後まで一本、筋の通った
『たった一つの原理』があるんだよ」
曾参は「はい、承知いたしました!」と、
力強く答えました。
孔子先生が部屋を出ていくと、
他の弟子たちが不思議がって曾参に尋ねました。
「さっき先生が言った『一つの原理』って、
一体何のことだい?」 曾参は答えました。
「先生の道は、『忠』と『恕』。
これに尽きると思うよ」
・・・「自分の心に嘘はないか?(忠)」
「相手を思いやっているか?(恕)」
シンプルですが、この力強い指針があれば、
しっかりと「一本の筋」が通るはずですね。
 

2026/02/28 2月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月28日

礼儀を以て国を為めん

子曰わく、
能く礼譲を以て国を為めんか、何か有らん。
能く礼譲を以て国を為めずんぱ、礼を如何にせん。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「礼の根本である譲る心を以て国を治めれば、
なんの難しいことがあろうか。
その譲る心を以て国を治めなければ、
礼制がいかに整っていても
どうしようもないであるろう」


「『相手を敬い、譲り合う心』を持って国を治めるなら、
何一つ難しいことはない。
もしその譲り合いの心がなくて、
形だけのルールや儀礼ばかりを整えたところで、
そんなものは一体何の役に立とうか」
・・・国を治める立場ではなくとも、
社会の中で生きている限りなくてはならないのが、
『譲る心』ですね。
…年齢と共に頑なになることを感じてしまいます。
実ほど首を垂れる人間になるよう精進します。
 

2026/02/27 2月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月27日

利に放りて行えば、
怨多し

子曰わく、
利に放りて行えば、怨多し。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「自分の利益のみを思って行えば、
やがて互いに怨み合うようになることが多い」
*単に利によって始めた共同事業は、利益の分配
の段に及んで意見を異にして分裂することが多い。
昨今企業の吸収合併が日常茶飯事の如く行われて
いるが、長い目で見てはたしてうまく行くか甚だ
疑わしい。やはり確乎たる正しい理念を同じくす
れば、苦難の道も厭わず一致協力するようになる。


「自分の利益になることだけを基準にして動いていると、
いつの間にか周りから反感を買ったり、
仲間割れが起きたりして、
結局は恨まれることが多くなるものだよ。」
・・・「我利我利亡者」という言葉がありますね。
「他利他利豊者」を意識しながら人生を歩みます。
 

2026/02/26 2月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月26日

君子は徳を懐う||即日一
子曰わく、
君子は徳を懐い、小人は土を懐う。
君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。
【訳】先師が言われた。
「人の上に立つ者が
自分の行が徳に合することを思うのに対し、
人民はその土地に安んじて
耕作にいそしむことを思う。
上に立つ者が法制にかなう政治を思うのに対し、
人民は上から恵みを与えられることを思う」


「リーダーたる者は、
『自分の行いが道徳にかなっているか』と
常に自分を律することを考える。
一方で、
一般の人々は『今の土地で安心して暮らせるか』
という生活の安定を願うものだ。
・・・リーダーは、
社会のルールや仕組みが正しく機能しているかを
真剣に考えるが、
多くの人たちは、
自分たちにどんな利益や恩恵があるか、
ということを何より考えているのですね。
…もちろん私はウクライナ情勢や
進んでいる中国の他国への侵攻、
台湾進攻などに口を出せる立場ではありません。
「沖縄は中国の領土だ」
と言い始めている習近平はどこまで行こうとしているのか?
 

2026/02/25 2月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月25日

適も無く、莫も無し

子曰わく、
君子の天下に於けるや、
適も無く、莫も無し。
義に之れ與に比う。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「君子が政治にあたるときには、
ぜひともこうしなければならないと固執することもく、
絶対にこれはしないと頑張ることもない。
ただ道理に従っていくだけだ」


「リーダーたるもの、世の中のことに対して
『絶対にこうしなきゃダメだ!』と頑固になったり、
『これだけは絶対に嫌だ!』と拒絶したりしてはいけない。
ただ、その時その場において
『何が正しいか(義)』ということだけを基準にして、
柔軟に行動すべきだよ。」
・・・「執着を捨てて、本質を見極める」
ことが大切だと言われています。
「執着」は夢を実現するためにとても大切ですね。
しかし、
「オリンピックで金メダルを取る」
…世界で一人だけが達成するのです。
チャレンジすることはとても大切ですが、
50歳になっても60歳になっても・・・
では本末転倒です。
「執着を捨てて、本質を見極める」…大切です。
 

2026/02/24 2月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月24日

未だ與に議るに足りず

子曰わく、
士、道に志して、悪衣悪食を恥ずる者は、
未だ與に議るに足らざるなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「いやしくも道に志す人で
粗衣粗食を恥じるようでは、
まだ共に語るに足らない」
*幕末九州日田の地に全国から笈を負うて集まっ
た学徒三千。その日常を賦した塾主廣瀬淡窓の
詩がある。「道うことを休めよ他郷苦辛多しと。
同抱友有り自ら相親しむ。柴扉暁に出ずれば霜
雪の如し。君は川流を汲め我は薪を拾わん」


「志を立てて立派に生きようと願いながら、
自分の着ている服がボロいとか、
食べているものが質素だということを
恥ずかしがっているようでは、
まだ一緒に真理を語り合う仲間としては
物足りないね。」
・・・「粗衣粗食」という表現は、
「見栄を捨てなさい」
ということを意味していますね。
「言い訳」や「素直でない姿勢」
なども同じです。
松下幸之助翁の大切にされた言葉、
『素直』を心します。
 

2026/02/23 2月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月23日

朝に道を聞けば

子曰わく、朝に道を聞けば、
夕に死すとも可なり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「朝に人としての真実の道を聞いて
悟ることができれば、
夕方に死んでも悔いはない」
*これは道を求めて悩み苦しむ極点にある時に
自ら発する言葉であろう。孔子や釈迦も修行時
代には幾度も抱いた感情であると思われるが、
それだけに悟り得た時の歓喜は凡俗の想像を絶
するものであったと思う。
「世の人がすべて道を聞いて行うようになれば、
自分はいつ死んでもよい」とする説もある。


「朝、人として正しい道を悟ることができたなら、
その日の夕方に死んだとしても、何ら後悔はない。」
・・・『朝』と言われていますが、
要は、自分が生まれてきた価値、
森信三先生流だと、
持って生まれた使命の書かれた封筒を開封し、
人生をかけることのできる
「信念や使命」のことですね。
開封するためのツールの一つは
3KM手帳と言えるのでしょうね。
 

2026/02/22 2月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月22日

過を観て仁を知る

子曰わく、
人の過や、各々其の党に於てす。
過を観て斯に仁を知る。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「人の過ちは、
それぞれの仲間や心がけから出るものである。
したがって、過ちの内容を見て、
その人の仁、不仁がわかるものだ」
*過ちは、自らは正しいと思って行ったことが間
違っていたことを内省した時に感じる心情で、
所謂罪とはその次元を異にする。孔子はその過
ちを少なくしようと努めたが人の過ちを見てそ
の人柄をも察知された。


「人間の過ちというものは、
その人が属している仲間の性質や、
その人自身の日頃の心がけから生まれるものだ。
その人が、どんな過ちを犯したかを観察すれば、
その人の内面にある『仁(思いやり)』の深さや、
人間性の本質がわかるものなのである」
日創研の田舞さんがよく言っていました。
「花の周りに蝶が舞い、
ウンチの周りにハエが群がる
あなたは『花』なのか?『ウンチ』なのか?』
これも、あなた(私)自身の本質なのですね。
 

2026/02/21 2月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月21日

未だ仁を好む者を見ず

子曰わく、
我未だ仁を好む者、不仁を悪む者を見ず。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「私はまだ、本心から仁を好む者、不仁を
憎む者を見たことがない」
*人の真価は、その者が生死の極限状態に遭遇し
た時に表れるものである。孔子は幾度かその状
態を体験したが、生を求めて仁道に反すること
はなかった。この一句は孔子が当時の世相の中
に在って体験的事実としての発言であって千鉤
の重みが感じられる。


「私は、心から『仁(思いやり)』を愛し、
一点の迷いもなく
『不仁(思いやりに反すること)』を
憎み抜くような、本物の人物には、
いまだかつてお目にかかったことがない」
・・・この言葉をどう受け取るのか?
…それぞれです。
・・・そんな人いるはずない。
と言ってしまえばそれまでです。
「君たちは本物になりなさい」
と諭されているのでしょうね。…刺さります。
 

2026/02/20 2月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月20日

悪くにか名を成さん ②

君子は仁を去りて悪くにか名を成さん。
君子は食を終るの間も、仁に違うこと無く、
造次にも必ず是に於てし、顛浦にも必ず是に於てす。
(里仁第四)
【訳】「君子は、仁の道から離れてどこで
有徳の立派な人物だと称えられようか。君
子は、食事をする短い間も仁の行に違うこ
となく、あわただしい場合でも必ず仁の道
により、つまずいてひっくりかえるような
ときでも仁の道から離れることはない」


「君子が、
もし『仁(思いやり)』の心を捨ててしまったら、
一体どこにその名声や価値があるというのか。
本物の君子は、食事をしているわずかな時間でも
仁の道を外れることはない。
たとえ急ぎ慌てている時であっても、
つまずいてひっくり返るような切羽詰まった時でも、
常に仁の心と共にあり、
そこから離れることはないのである」
・・・忙しい時やイライラした時こそ、
「自分は仁から離れていないか?」
…修行が足りていない自覚。…常に自問自答。
「どんな時でも変わらない心」を目指します。
 

2026/02/20 2月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月19日

悪くにか名を成さん ①

子曰わく、
富と貴とは、是れ人の欲する所なり。
其の道を以て之を得ざれば、処らざるなり。
貧と賎とは、是れ人の悪む所なり。
其の道を以て之を得ざれば、去らざるなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「人は裕福になり高い地位に登りたいと願
うものだ。しかし正しい人の道によって得
なければ、それに満足していない。貧しく
なりたくないし低い地位におりたくないも
のだ。しかし正しい人の道によることがな
ければ、それから逃れようと焦らない」


「財産と高い地位は、誰もが欲しがるものである。
しかし、人間として正しい道で得たものでなければ、
そこに居続けてはならない。
貧しさと低い身分は、誰もが嫌がるものである。
しかし、たとえ不当にその境遇に陥ったとしても、
人間として正しい道を外れてまで、
そこから無理に逃れようとしてはならない」
・・・目先の損得に一喜一憂せず、
常に「正義の道」を進んでいくこと。
結果として揺るぎない品格と、運命を
育てていくのだということなのですね。
中国では「結果がすべて」と言われがちです。
中国人転売ヤーが多いのはそうした影響なのでしょうね。
「誰も見ていないが、お天道様が見ている」
と昔から言われています。
 

2026/02/20 2月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月18日

仁に志せば悪むこと無し

子曰わく、
筍しくも仁に志せば、悪むこと無きなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「かりそめにも仁に志したならば、
いたずらに人を退けたり拒んだりすることはない」
*一般には悪と解する者が多いが、安岡正篤先生
は悪むと読んで、対人関係の在り方と解している
のである。何れも通ずるものであると思う。


「ほんの少しでも、
相手を思いやる心を持っていたなら、
人をむやみに憎んだり、遠ざけたり、
拒絶したりすることはなくなるであろう」
ロシアのプーチンや、
中国の習近平に『仁』はあるのでしょうか?
最近はロシアや中国が世界を震撼させているので、
少し影が薄い北朝鮮の金正恩は、
娘を次期指導者に指名するとか?
世界には『仁』を感じない指導者は
まだまだ多いのですが・・・。
 

2026/02/17 2月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月17日

仁者のみ能く人を悪む

子曰わく、唯仁者のみ能く人を好み、
能く人を悪む。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「ただ仁者だけが先入観なく正しく人を愛し、
正しく人を憎むことができる」
*仁者は、澄んだ鏡の如く、人の正邪善悪が自ら
映るのである。宗聖と称せられる曾子の著「大学」
に「好みて其の悪しきを知り、悪みて其の美を知る
者は天下に鮮なし」とあるのは、これを表現したも
のと思う。


本当に私心のない、誠実な人だけが、
自分の感情に振り回されることなく、
その人の良さを正しく認め、
また、その人の悪さを正しく見抜くことができる。
・・・伊与田先生は、
「好みて其の悪しきを知り、悪みて其の美を知る」
『好きな相手であっても、その人の悪い点は冷静に認める。
嫌いな相手であっても、その人の良い点は素直に認める』
…ここが肝だと言われていました。
 

2026/02/16 2月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月16日

知者は仁を利す

子曰わく、不仁者は以て久しく約に処るべからず。
以て長く楽に処るべからず。
仁者は仁に安んじ、知者は仁を利す。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「不仁の者は長く逆境におることはできない。
また長く平安な生活をも続けることができない。
仁者は安んじて仁を実践し、
知者は仁の価値を知って仁を実践する」
*仁の道に生きることに安心を得ているのが仁者、
知者は自分に利益があるから行う。


徳のない人は、
苦境に立たされればすぐに音を上げる。
成功が続けばすぐに調子に乗って失敗する。
自分の中に軸がないからだ。
本当に徳のある人は、
常に『誠実であること』を通し続ける。
賢い人は、
誠実でいることが、
自分を一番の利益であり、
なかがあっても助けてくれると信じている。
だからその道を選ぶのだ。
・・・毎日政治の話が続きますが、
まずは、『国家』。
そして、『国民』です。
沈んでいく船の中で贅沢をさせてもらっても、
船が沈んでしまえば元も子もありません。
日本の政治が目指す一番は、
『沈まない日本』づくり、
ここに手を抜くことなく進めながら、
国民の豊かさにも常に目を向ける。
…であってほしいものです。
 

2026/02/15 2月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月15日

仁に里るを美と為す

子曰わく、仁に里るを美と為す。
択びて仁に処らずんぱ、焉んぞ知なるを得ん。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「仁に行の拠り所を持つのがうるわしい。
択んで仁によらなければ、
どうして知者と言えようか」
*この章は、日本婦人の心情を育てる上に於て
重要視されたものと思う。それは女性の名に多
く引用されている。例えば里子・仁美・里美・
美知子等。ある美知子さんの所望で色紙にこの
章を書いて大変喜ばれた。


思いやりのある温かい心を、
自分の心の拠り所として生きることは、
本当に素晴らしいことだ。
もし、自分の居場所や生き方を選ぶときに、
『誠実さや優しさ』を基準にしないのであれば、
いくら頭が良くても、
本当に賢い生き方をしているとは言えない。
・・・この文章を読むと、
昨日に引き続き、
今回の衆議院選挙で大敗した政党と、
大勝した政党の違いが良くわかります。
…大勝しすぎて、
ブレーキを踏みまくる議員も当選したのは、
少し厄介ですね。
 

2026/02/14 2月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月14日

吾何を以てか之を観んや

子曰わく、上に居りて寛ならず、
礼を為して敬せず、
喪に臨みて哀しまずんぱ、
吾何を以てか之を観んや。
【訳】先師が言われた。
「上位に居て寛容でなく、
礼を行って相手を敬わず、
葬儀に参って心から悲しまなければ、
何によって、その人柄を判断しようか」


マナーはよいが、
相手を見下して、敬意が感じられない。
冠婚葬祭の場でも、心からの感情を感じない。
どこを評価すればいいのだろう。
・・・パフォーマンスとしての善人からは、
心を感じない。
どれだけ立派なことをしても評価に値しないのですね。
衆議院選挙の結果が、
高市早苗首相の真の評価なのでしょう。
 

2026/02/13 2月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月13日

夫子を以て木鐸と為さん

二三子、何ぞ喪うことを患えんや。
天下の道無きや久し。
天将に夫子を以て木鐸と為さんとす。
【訳】
「皆さんはどうして各地をさまよっていることを
気になさることがあろうか。
天下に道の行われないのは久しいので、
天が先生を木鐸として、
道を知らせようとしているのです」
*木鐸は振子が木の鈴となっており、
役人が命令をふれまわすときに使う。


天下が乱れて久しい。
だからこそ、天は孔子先生を、
世の中を正しい道へ導くための木鐸として、
各地を歩かせているのだ。
今、うまくいっていないことには、
天が与えた使命がある。
孔子が権力を持って一箇所に留まっていたら、
その教えは世界に広がらいかもしれない。
各地を放浪したからこそ、教えが磨かれ、
現代まで続く智恵となったのです。
・・・「なぜ自分ばかりこんなに苦労するのか?」
と思うとき、
「私自身を成長させるための神からの試練」
…と、無理やり自分に言い聞かせながら、
今日まで歩んできました。
…これからも。
 

 

2026/02/12 2月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月12日

君、臣を使うに礼を以てす

定公問う、君、臣を使い、
臣、君に事うること、之を如何にせん。
孔子対えて曰わく、
君、臣を使うに礼を以てし、
臣、君に事うるに忠を以てす。
【訳】定公(魯の君主)が先師に尋ねられた。
「君が臣を使い、臣が君に仕えるのには、ど
うすればよいか」先師が答えられた。
「君は礼を以て臣を使い、臣は忠(まこと)
を以て君に仕えれば宜しいと思います」

「相手が動いてくれない」と嘆く前に、
相手に「礼(敬意)」を尽くしているか?
「上が分かってくれない」と腐る前に、
自分は「忠(誠実さ)」を持って向き合っているか?
権力を使って無理やり命令するのではなく、
一人の人間として尊重し、敬意を持って接すること。
これがリーダーの第一条件だ。
・・・『人は自分の鏡』と言います。
上の者が「礼」を尽くすから、
下の者は「忠」で応えたくなる。
下の者が「忠」であるためには、
上の者が「礼」を示さなければならない。
どちらか一方ではないのですね。
…「他人のふり見て我が降りなおせ」
という言葉もあります。
 

2026/02/11 2月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月11日

君に事うるに礼を尽す

子曰わく、君に事うるに礼を尽せば、
入以て諸えりと為すなり。
【訳】先師が言われた。
「君に仕えるのに礼を尽すのは当然であるが、
今の人はへつらいだと言う」
*孔子時代にはすでに仕官の基礎的な条件に礼
楽射御書数の六芸(りくげい)があった。中でも最も
重要視されたのが礼楽であった。下克上の風潮
が出て来るに従って、君に対して鄭重な礼を尽す
のを詣(へつらい)と見る傾向もあったのであろう。
しかし孔子はそんな風潮には従わないとの言葉
が内に秘められていると思われる。


「あんなに丁寧に礼を尽くすなんて、
主君へのへつらいで取り入ろうとしているだけだ。」
「周りがどう言おうと、私は正しいと思う礼を尽くす。
それを『へつらい』と呼ぶなら、呼ぶがいい。
私は私の道を歩む」
・・・自分が果たすべき誠実さを100%出し切る。
その姿勢が大切なのですね。
相手のためではなく、自分の生き方の問題だと考えます。
 

2026/02/10 2月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月10日

君子は争う所無し

子曰わく、君子は争う所無し。
必ずや射か。
【訳】先師が言われた。
「君子は争わない。
争うのは、ただ礼射ぐらいであろうか」
*日本の国技である相撲は中国古代の礼射の
ように最も礼節を重んずる。まず神域という
べき土俵を自分の身と共に塩払いをし、次い
で互いに拍手を打って礼拝し、勝負がすめば
互いに揖して下る。横綱はその最も典型であ
るべきである。相撲の神様と語り伝えられる
双葉山はまさにそうだった。


君子は、他人を蹴落としたり、
感情にまかせて言い争ったりはしません。
自分を磨くことに集中し、
勝ち負けを競うことをしないのです。
相手を倒すための争いではなく、
自分を高め合うための競いは積極的に行います。
・・・勝敗よりも、その過程の振る舞いが大切なのですね。
 

2026/02/09 2月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月9日

義を見て為さざるは勇無きなり

子曰わく、
其の鬼に非ずして之を祭るは諸なり。
義を見て為さざるは勇無きなり。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「自分の先祖でもないのに祭るのはへつらいである。
正義だと知りながら行わないのは勇気がないのだ」

損得勘定や世間体で動くのではなく、
健善(正義の道)に素直に従う強さを持ち人生を送ります。
 

2026/02/08 2月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月8日

なんぞ政(まつりごと)を為すことを為さん

子なんぞ政を為さざる。
子曰わく、書に云う、孝なるかな惟れ孝、
兄弟に友に、有政に施すと。
是れ亦政を為すなり。
笑ぞ其れ政を為すことを為さん。
(為政第二)
【訳】
「先生はどうして直接政治に携わらないのですか」
先師が答えられた。
「書経に『親には孝行を尽し、兄弟は仲良くすれば、
それが自ら政治を為すことである』とある。
これから見て、家庭生活をよくするのもまた政治だ。
どうして強いて政治に携わる必要があろうか」


家庭の中で、敬意を持って親に接し、
愛情を持って兄弟と接すること。
これは人間関係の基本であり、
人としての「誠実さ」を育てる訓練です。
「家庭を円満に治めているなら、
その影響力は自然と社会に広がり、
結果として政治を行っているのと同じだ」
・・・と言われています。
私たちが家庭を大切にし、
職場の人間関係を誠実に築くことは、
地味ですが、社会を良くする『源』なのですね。
『政治の根本は、日々の暮らしや家庭の中にある』
・・・心洗われます。
 

2026/02/07 2月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月7日

敬忠にして
勧ましむるには

季康子問う、
民をして敬忠にして以て勧ましむるには、
之を如何にせん。
子曰わく、之に臨むに荘を以てすれば則ち敬す。
孝慈なれば則ち忠あり。
善を挙げて不能を教うれば、則ち勧む。
(為政第二)
【訳】季康子(魯の大夫)が尋ねた。
「民に敬意と忠誠の念を以て仕事に精を出させるには、
どうすればよいか」
先師が答えられた。
「上に立つ者が、民に重々しい態度で臨めば、
敬意を払うようになります。
上に立つ者が、親に孝行を尽し、子や弟を慈しめば、
民は忠誠の念を持つようになります。
有徳の人を挙げ用い、
不能の者をねんごろに教え導けば、
自ら仕事に励むようになります」
*孔子の時代には政治の中心となるのが
天子・諸侯であった。
実際政務の担当者には卿・大夫・士がおり、
これに対して農工商の庶民がいた。
為政的立場にある者は、
民の信頼と尊敬を受けることが先決である。
そのためには権力の上に権威が備わることが肝要である。
その権威は人知れず自己研鍛を穣み重ねて、
仁徳を身に体することにより、
自ら顕現されるものである。


『上に立つ者が、自分自身を律し、
仕事や相手に対して真摯であれば、
周りは自然と背筋を伸ばし、
尊敬の念を持つようになります。
「まずは自分から襟を正せ」ということです。
リーダーが自分の家族を大切にし、
部下をわが子のように慈しむ心を持てば、
部下も「この人のために頑張ろう」
という忠誠心で応えるようになります。
優れた人を正当に評価して引き上げ、
不慣れな人や力不足な人を丁寧に育てる。
公平な環境があって初めて、
人は「自分も頑張ろう」と自発的に励むようになります』
・・・昨年からの体調不良もあり、
胸を張れる生活態度であるのか?
まずは、健康、そして…襟を正します。

 

2026/02/06 2月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月6日

人にして信無くんば

子曰わく、人にして信無くんば、
其の可なるを知らざるなり。
大車親なく、小車軌無くんぱ、
其れ何を以て之を行らんや。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「人であって信(まこと)がなければ、
どうにもしようがない。
それは牛に引かせる荷車に
轅(ながえ)のはしの横木がなく、
馬に引かせる車に鞭のは
しのくびきどめがないようなもので、
いったいどうして車を進めることができようか」


どんなに才能があっても、
どんなに高い志を語っても、
信(まこと)がなければ、
他人の力を借りることも、組織を動かすことも、
目的へ向かって進むこともできない。
どんなに優れたスキル(牛馬)を持っていても、
周囲からの信頼(留め金)がなければ、
その力は空回りし、
目標(車体)を前に進めることはできません。
「あの人の言うことなら協力しよう」と、
思われる「信」があって初めて、
人生という車は走り出すのです。
『スキルのある人 = 力の強い牛や馬』
『計画や目標 = 立派な車体』
『信頼関係 = 留め金(輗・軏)』
信用は、能力以上に
人を前進させるエネルギーになるのですね。
 

2026/02/05 2月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月5日

何を為さば民服せん

哀公問うて曰わく、
何を為さば則ち民服せん。
孔子対えて曰わく、
直きを挙げて諸を狂れるに錯けば則ち民服す。
柾れるを挙げて諸を直きに錯けば則ち民服せず。
(為政第二)
【訳】哀公(魯の君主)が先師に尋ねた。
「どうすれば民は心から服するか」
先師が答えられた。
「正しい人を挙げ用いて、曲がった人の上におけば、
民は心から服します。曲がった人を挙げ用いて、
正しい人の上におけば、民は心から服しません」


正しい人を上位職に据え、
正しくない人の上に配置すれば、
組織の風通しが良くなり、
「正しく頑張れば報われる」と納得します。
逆に、ずる賢い人や不誠実な人を、
実直な人の上に置いてしまうと、
組織のモラルは崩壊します。
「正直者が馬鹿を見る」状態になり、
リーダーを信頼しなくなります。
・・・誰が正しい人なのか?
見間違うと大変な組織が出来上がってしまうのですね。
今回の総選挙で正しい人が
国のリーダーになっていただきたいものです。
私流だと『健善』『正義の道』です。
 

2026/02/04 2月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月4日

女に之を知るを誘えんか

子曰わく、由、女に之を知るを誘えんか。
之を知るを之を知ると為し、
知らざるを知らずと為す。
是れ知るなり。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「由よ、お前に「知る」ということを教えようか。
知っていることは知っている、
知らないことは知らないと素直に言えるのが、
本当に知るということだ」
*由は名、姓は仲、字は子路または季路。
孔子より九歳若い門人。


人から良く見られたい。
無知だと思われたくない。
という心理から、曖昧な知識を
「知っている」と言い張ってしまうことがあります。
知らないことを「知っている」と言い張った瞬間、
そこから先の成長は止まってしまうのですね。
経営の神様松下幸之助翁は生前、
「小学校も出てへんから知らんことだらけや、
『知らんから教えてくれ』
と素直になんでも聴けるんや」
と言われていたそうです。
…「論語 一日一言」を読み進めるほどに、
毎月通っていた、伊與田覺先生の言葉を思い出します。
 

2026/02/03 2月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月3日

異端を攻むるは害のみ

子曰わく、異端を攻むるは、斯れ害のみ。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「本筋から外れた学問をするのは害があるだけだ」
*確乎たる志を持たずに多岐にわたって学ぶと
統一を失って雑学となり、
かえって迷いの本となる。
痴は物知り馬鹿を意味する。
それを防ぐには若い純良の時に立派な人物に師事し、
不易の真理を説く古典に親しむことが肝要である。
ある学者はそのことに気付き、
蔵書をすべて焼いて新たに出直したのである。


「本質を外れ、目先の知識ばかりを学ぶのは、
自分を成長させるどころか、
かえって迷わせるだけだ」
・・・ということだそうです。
『目的』と『手段』のことですね。
日創研では『意図』と『方法』と言っています。
目的が明確ではないのに、
手段ばかりを学ぼうとすると、
より目的を絞り絞りづらくなってしまうのです。
『少年よ大志を抱け』クラーク博士の有名な名言です。
少年よ、大志を抱け。
しかし、金を求める志であってはならない。
利己的な名声を求める志であってはならない。
名声という名の空しいものを求める志であってはならない。
人間としてあるべき姿を備えるために、志を抱け。

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立志立命の道
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2月3日

異端を攻むるは害のみ

子曰わく、異端を攻むるは、斯れ害のみ。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「本筋から外れた学問をするのは害があるだけだ」
*確乎たる志を持たずに多岐にわたって学ぶと
統一を失って雑学となり、
かえって迷いの本となる。
痴は物知り馬鹿を意味する。
それを防ぐには若い純良の時に立派な人物に師事し、
不易の真理を説く古典に親しむことが肝要である。
ある学者はそのことに気付き、
蔵書をすべて焼いて新たに出直したのである。


「本質を外れ、目先の知識ばかりを学ぶのは、
自分を成長させるどころか、
かえって迷わせるだけだ」
・・・ということだそうです。
『目的』と『手段』のことですね。
日創研では『意図』と『方法』と言っています。
目的が明確ではないのに、
手段ばかりを学ぼうとすると、
より目的を絞り絞りづらくなってしまうのです。
『少年よ大志を抱け』クラーク博士の有名な名言です。
少年よ、大志を抱け。
しかし、金を求める志であってはならない。
利己的な名声を求める志であってはならない。
名声という名の空しいものを求める志であってはならない。
人間としてあるべき姿を備えるために、志を抱け。

 

2026/02/03 2月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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2月2日

思うて学ぱざれば則ち殆し

子曰わく、
学ぴて思わざれば則ち罔(くら)し、
思うて学ぱざれば則ち殆し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「学ぶだけで深く考えなければ、
本当の意味がわからない。
考えるのみで学ばなければ、
独断に陥って危ない」


「勉強ばかりして頭が固くなっている人」と,
「自分の考えが絶対だと過信している人」、
どちらも危ういということですね。
年齢と共に体力低下、
さらに実行力低下…頭が固くなるばかり・・・
一生修行、
「仮説」と「検証」の繰り返し、
PDCLAを回し続け・・・歩み続けます。
 

2026/02/03 2月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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2月2日

思うて学ぱざれば則ち殆し

子曰わく、
学ぴて思わざれば則ち罔(くら)し、
思うて学ぱざれば則ち殆し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「学ぶだけで深く考えなければ、
本当の意味がわからない。
考えるのみで学ばなければ、
独断に陥って危ない」


「勉強ばかりして頭が固くなっている人」と,
「自分の考えが絶対だと過信している人」、
どちらも危ういということですね。
年齢と共に体力低下、
さらに実行力低下…頭が固くなるばかり・・・
一生修行、
「仮説」と「検証」の繰り返し、
PDCLAを回し続け・・・歩み続けます。
 

2026/02/03 2月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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2月2日

思うて学ぱざれば則ち殆し

子曰わく、
学ぴて思わざれば則ち罔(くら)し、
思うて学ぱざれば則ち殆し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「学ぶだけで深く考えなければ、
本当の意味がわからない。
考えるのみで学ばなければ、
独断に陥って危ない」


「勉強ばかりして頭が固くなっている人」と,
「自分の考えが絶対だと過信している人」、
どちらも危ういということですね。
年齢と共に体力低下、
さらに実行力低下…頭が固くなるばかり・・・
一生修行、
「仮説」と「検証」の繰り返し、
PDCLAを回し続け・・・歩み続けます。
 

2026/02/03 2月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
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2月1日

君子は周して比せず

子曰わく、
君子は周して比せず、小人は比して周せず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「君子は誰とでも公平に親しみ、
ある特定の人と偏って交わらない。
小人は偏って交わるが、
誰とも親しく公平に交わらない」
*現代政治家の中には、
選挙の際は誰とも等しく交わろうとするが、
当選するとたちまち自派他派を厳しく選別して
仇敵の如く見る者がある。
同党内に於てもいつしか派閥が形成されて
自由な意志表示が出来なくなり、
若い俊英も溌渕(はつらつ)性を失うことが多い。


「私利私欲のために群れるのではなく、
正義や信念に基づいて誰とでも対等に向き合いなさい」
・・・まるで、
現在進行形の総選挙を言われているようです。
日本では、失われた30年と言われていますが、
中国が元気であった30年の間、
顔色を見ながらの政治だったからでしょうか?
『日本の日本人のための日本の政治』
を強く期待しています。
 

2026/01/31 1月31日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月31日

君子は先ず行う

子貢、君子を問う。
子曰わく、先ず行う、其の言は而る後に之に従う。
(為政第二)
【訳】
子貢が君子のあり方について尋ねた。
先師が答えられた。
「まず実行して、言葉はその後だ」
*孔門十哲の言語の部に子貢と宰予がいる。
いずれも孔子に対して鋭い質問や意見を述べて
たしなめられることが多かった。
言行一致を信条とする孔子は、
常に両者の将来を嘱望しながら、
なお君子には遠いとされた。


「口より先に動け」
「まず、実行しなさい。
説明したり、理屈を言ったりするのは、
成果が出てからでいい」
・・・と、言われているのでしょう。
「口だけで、成果を伴わない」・・・信用を失います。
最も大切なのは『成果』。
成果は、行動の先にしかありませんね。
 

2026/01/30 1月30日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月30日

君子は器ならず

子曰わく、君子は器ならず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「できた人物は特定の働きを持った器のようではない」
*天は万物を生成化育してやまない。
中国理想の天子と称せられた舜は、
広く天下から有能の人物を抜擢し、
適材を適所に配置してその能を充分に発揮させて、
天下はよく治まった。
そうして自分は常に身を修めゆったりと南面するのみで、
直接政務には携わらなかったという。
論語では無為という。


「リーダーは専門性を持つだけでなく、
さらに大きな視野をもって、
全体を統括できる器を持ちなさい」
・・・ということです。
成長と共に視野を広げ、
全組織を統括することがとても大切なのです。
・・・が、
成長と共により専門性に特化する、
「学者」という職業もありますね。
 

2026/01/29 1月29日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月29日

温故知新

子曰わく、
故きを温れて新しきを知る、
以て師と為るべし。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「古いことを尋ねてそこから新しいことを知る者は、
人の指導者となることができる」
*温(温)は水と囚と皿の合字である。
囚人と錐も人の子である。
それに飯や湯を与えるのがあたたかい心である。
そうして心のなどんだ時に、
どうしてそんなことをしたのかとたずねるところから、
両方の意味がある。
又冷めた肉汁を適当な温度にあたためるところから、
ふるきをあたためるとも読む。


「古いもの」と「新しいもの」は対立するものではないのですね。
「過去を大切にする心(温故)」があるからこそ、
本物の「新しい知恵(知新)」が生まれるのです。
伊勢の名物『赤福餅』は、
創業300年以上になります。
「古いものを守りつつ、味は常に進化させています」
・・・まさに温故知新です。
 

2026/01/28 1月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月28日

人焉んぞ痩さんや

子曰わく、
其の以す所を視、其の由る所を観、
其の安んずる所を察れば、人焉んぞ塵さんや。
人焉んぞ痩さんや。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「その人が何をしているのか、
その人が何によって行っているのか、
そしてその人がどこに安らぎを持っているのか。
そういうことを観察すれば、
人の値打ちはわかるものだ。
したがって、自分を隠そうと思っても、
決して隠せるものではない」


「その人の価値観を見れば、
その人の本質は丸見栄になってしまう」
・・・言われています。
自分が何に喜びを感じる人間、
どういう価値観で生きていきたいか?
を、明確にしていきなさい。
・・・と言われているのでしょうね。
 

2026/01/27 1月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月27日

回や愚ならず

子曰わく、吾回と言う、
終日違わざること愚なるが如し。
退いてその私を省みれば、
亦以て発するに足る。
回や愚ならず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「私は顔回と一日中話をしても
彼はおとなしく聞いていて、まるで馬鹿のようだ。
ところが彼の私生活を見ると、
かえって私が教えられることが多い。
回は決して馬鹿ではない」


一見すると「ただの物分りの悪い人(愚か者)」
のように見えました。
しかし、師の言葉を受け止めようとする
「素直さ」の表れだったのです。
顔回が自分の前から去った後,
日々の暮らしの中で実行する姿を見て、
彼は言葉で返すのではなく、
行動で私の教えを証明しているのだと知ったのです。
本当の賢者は、・・・黙って実行する。
「学んだことを自分の生き方で証明する」
・・・ゆっくりと一歩ずつ…修行は続きます。
 

2026/01/26 1月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月26日

孝を問う②

子瀞、孝を問う。
子曰わく、今の孝は是れ能く養うを謂う。
犬馬に至るまで皆能く養うあり。
敬せずんぱ何を以て別たんや。
(為政第二)
【訳】子瀞が孝について尋ねた。
先師が答えられた。
「今では親に衣食の不自由をさせないのを
孝行と言うが、
犬や馬に至るまで皆よく養っているではないか。
敬わなければ、何によって犬や馬と区別しようか」
*子瀞は字。姓は言、名は催。孔子より四十五歳若い。


「行動(何をするか)」よりも
「心(どういう気持ちでするか)」が重要なのですね。
『心』がなければ、
それは本当の「孝」ではないのです。
では、
『心』どう育てるのでしょう?
『形から入って心に至る』・・・です。
『形(表面の行動)』→『心』→『形(真の行動)』
が、正しい順ですね
 

2026/01/25 1月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月25日

孝を問う①
孟武伯、孝を問う。
子曰わく、父母は唯其の疾を之れ憂う。
(為政第二)
【訳】孟武伯が孝行について尋ねた。
先師が答えられた。
「父母はただ子の疾(やまい)を心配するものであります」
*吉田松蔭は
「親思ふ心に勝る親心今日のおとづれ何と聞くらん」
と辞世の歌を残しているが、
親が子を思う真の心は昔も今も変わるものではない。
大阪生駒にある「でんぼの神様」
と称せはだしられる石切神社には、
年中跣足のお百度詣りが絶えない。
親心の表れである。


「私が親を思う気持ちよりも、
親が私を思う気持ちの方がずっと深い。
私の死を知ったら、親はどれほど悲しむだろうか」
「親というものは、たとえ自分がどんな状況にあっても、
子の身を案じるものです。
石切神社のお百度参りも、
自分の痛みよりも子の健康を願う親の無償の愛なのです」

『孝行をしよう』と力む前に、
『親が自分に何を望んでいるか』と、
自身に問いかけてみます。考えてみます。
『健康でいよう』『誠実に生きよう』
という考えが浮かびます。
・・・親への最高の恩返しになるのですね。
 

2026/01/24 1月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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1月24日

道くに徳、斉うるに礼

子曰わく、
之を道くに政を以てし、
之を斉うるに刑を以てすれば、
民免れて恥ずること無し。
之を道くに徳を以てし、
之を斉うるに礼を以てすれば、
恥ずる有りてかただ且つ格し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「国を治めるのに政令や法律のみにより、
統制するのに刑罰を厳しくすれば、
民は法の網を免れて恥じない。
国を治めるのに道徳を本とし、
統制するのに礼(慣習法的規範)によれば、
自ら省みて過を恥じ、
そうして自らを正していくようになる」


真のリーダーは自らの生き方で『徳』を示し、
お互いを『礼』で尊重するのです。
「ルールの穴」を探すのが上手な人がいます。
しかし、
最後は、「正義の道(健善)」だと考えています。
ルールを超えた、『健善』を目指すことが、
良い組織を築いていくのだと思います。
 

2026/01/23 1月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月23日

吾十有五にして学に志す

子曰わく、吾十有五にして学に志し、
三十にして立ち、四十にして惑わず、
五十にして天命を知り、六十にして耳順い、
七十にして心の欲する所に従えども、矩を瞼えず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「私は十五の年に聖賢の学に志し、
三十になって一つの信念を以て世に立った。
しかし世の中は意のままには動かず、
迷いに迷ったが、
四十になって物の道理がわかるにつれ迷わなくなった。
五十になるに及び、
自分が天の働きによって生まれ、
また何ものにも代えられない
尊い使命を授けられていることを悟った。
六十になって、
人の言葉や天の声が素直に聞けるようになった。
そうして七十を過ぎる頃から
自分の思いのままに行動しても、
決して道を踏み外すことがなくなった」
*孔子は生涯自己自身を向上するために
努力を怠らなかった人である。
この章は彼の一生を類推するうえで貴重である。


15歳(志学):「どう生きるか」の目標を定めた。
30歳(而立):自分の足でしっかり立ち、自信を持て。
40歳(不惑):知識が身につき、迷いがなくなった。
50歳(知命):「何のために生きるか(使命)」に気づいた。
60歳(耳順):どんな批判や意見も、
感情的にならず素直に受け入れる。
70歳(従心):自然と「正しい道」に一致するようになる。

60歳、感情的にならず素直に受け入れる。
70歳、ルールを意識しなくても、ルールを破らなくなる。
孔子が一生をかけて目指した、人間としての究極の姿なのですね。
焦らず、64歳の年齢にふさわしい課題に向き合えっていきます。
 

2026/01/23 1月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月22日

詩三百、
一言以て之を蔽う

子曰わく、詩三百、一言以て之を蔽う。
曰わく、思邪無し。(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「詩経にはおよそ三百篇の詩があるが、
その全体を貫く精神は〃思い邪なし〃ということである」
*詩経は、
だいたい周代の詩を孔子が編集したものと伝えられる。
当時は三百十一篇あったと言われるが、
現在に伝わっているのは三百五篇である。


「知識やテクニックを詰め込むことよりも、
まずは自分の心に嘘をつかず、
真っすぐな情熱を持って生きることが、
人間としての基本」
・・・ということを言われているそうです。
茨城の不動産業を営む会長と知り合いになりました。
私よりも3歳年上で、
中学から相撲部屋に入門し、
相撲をあきらめた後は、
途中、自衛隊なども経験しながら、
70以上の仕事を転々としたという猛者です。
70歳を目の前にしながらも、
夢を語りだすと目をギラギラとさせながら、
いつまでもしゃべりまくるパワーあふれる人です。
私自身、年齢を感じていましたが、
落ち着くにはまだまだ早い。
『真っすぐな情熱を持って生きる』…ですね。
 

2026/01/21 1月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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1月21日

政を為すに徳を以てす

子曰わく、政を為すに徳を以てすれば、
瞥えば北辰其の所に居りて、衆星之に共うが雌し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「仁の心から発する恕(おもいやり)の政治を行えば、
たとえば北極星が真北にあって動かずに、
多くの星がそれに向かってくるように、
その徳を慕って集まってくるものだ」


「力で支配するのではなく、
『人間としての魅力(徳)』で人を動かしなさい」
ということです。
人を動かそうとするなら、まず自分が北極星、
『お手本』にならなければならないのですね。
・・・思いやり。
自分がされたくないことは、人にもしない。
ジェネレーションギャップを小さくするためにも
・・・学び続けます。
「過去を学ぶ」から「現在を学ぶ」…ですね。
 

2026/01/20 1月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月20日

人の己を知らざるを患(うれ)えず

子曰わく、人の己を知らざるを患えず、
人を知らざるを患うるなり。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「人が自分を知ってくれなくても憂えないが、
自分が人を知らないのを憂えるのである」
*孔子の教育方法は、
医者が病に応じて薬を与えるように個別教育を重んじた。
従って個々人の能力や程度をまずよく知って、
最も適切な教えを垂れられた。
しかし人を知ることは容易ではない。
孔子は真の教育者として常にそこに意を注がれたと思う。


「他人に評価されないことを気にする暇があるなら、
相手のことを正しく理解できていない自分を反省しなさい」
という教えです。
自分をアピールする前に、
相手を思いやり、理解する心を持ちなさい。
これができれば、
おのずと周りからの信頼もついてくるのですね。
・・・つもりはあるのですが、
ジェネレーションギャップが
小さくないことを感じています。
 

2026/01/19 1月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月19日

君子は食飽くを求むること無し

子曰わく、君子は食飽くを求むること無く、
居安きを求むること無し。
事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す。
学を好むと調うべきのみ。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「学問修養に志す人は、飽食を求めない。
家で安閑と居ることを求めない。
物事にあたってはキビキビとし、
言葉は慎み、高徳の人について教えを受けて、
自分の行いを正していくような人こそ、
本当に学を好むということができる」


「本気で自分を磨きたいなら、
目先の心地よさに甘えず、
行動と言葉を律しなさい」
1月16日の独り言で
「頑張って正しくあろう」とするより、
「正しくあることを楽しむ」。
というのがありました。
正しくあることを楽しむためには・・・
実は「目先の心地よさに甘えない」ことが入り口です。
『一生懸命取り組めば…楽しくなる』
の法則の向こうに、
「正しくあることを楽しむ」があるのですね。
 

2026/01/18 1月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月18日

性を告げて来を知る

子曰わく、
賜や、始めて與に詩を言うべこれおうつらいしものきのみ。
諸に性を告げて来を知る者なり。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「賜(子貢の名)よ、
お前と初めて詩経を通じて
人生を語ることができるようになったねえ。
お前こそ一つのことを教えたら、
すぐ次のことがわかる人物だね」


「一つを教えれば、
その先にある大事なことまで理解できる」
という、弟子を絶賛した言葉です。
「一を聞いて十を知る」
という言葉があります。
そのためには事前の多くの知識や経験が必要です。
必要だから学ぶのではなく、
必要以上の事柄を
常に学び続ける姿勢が大切なのですね。
 

2026/01/17 1月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月17日

切蹉琢磨

子貢曰わく、
詩に云う、切するが如く瑳するが如く、
琢するが如く磨するが如しと。
其れ斯を之れ謂うか。
(学而第一)
【訳】子貢が尋ねた。
「詩経に『切るごとく、瑳(す)るごとく、琢(う)つごとく、
磨くがごとく、たゆみなく道に励まん」とありますが、
(立派な人物とは)こういう人を言うのでございましょうか」


「切磋琢磨」とは、もともと宝石や工芸品を作るプロセス。
切(せつ): 骨や角を「切り出す」
磋(さ) : 象牙などを「やすりで研ぐ」
琢(たく): 玉(ぎょく)を「ノミで打つ」
磨(ま) : 石を「磨き上げる」
人間学の修養も、これで完成だと思わずに、
どこまでも磨き続けることなのですね。
『死ぬまで修行』
修行ができなくなった時には
生きている価値があるのか?
自問自答しながら修行を続けます。
 

2026/01/16 1月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月16日

富みて礼を好む

子曰わく、可なり。
未だ貧しくして道をとれいこのものし
楽しみ、富みて礼を好む者には若かざるなり。
(学而第一)
【訳】先師が答えられた。
「かなりの人だね。
しかしまだ貧しくても心豊かに人の道を
履み行うことを楽しみ、
富んでもごく自然に礼を好んで行う者には及ばないよ」


「頑張って正しくあろう」とするより、
「正しくあることを楽しむ」。
・・・ということだそうです。
この心の余裕こそが、
運命を切り拓く大きな力になるのでしょうね。
そう思い込むことからスタートです。
 

2026/01/15 1月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月15日

富みて騎ること無き

子貢曰わく、貧しくして諸うこと無く、
みて驍ること無きは何如。
(学而第一)
【訳】子貢が尋ねた。
「貧しくても卑下して諸うことがなく、
富んでも驍り高ぶることのない者は、
立派な人物と言えるでしょうか」
*孔子の孫の子思(しし)が著した中庸に
「君子は自分の置かれた境遇に応じて行い、
その外を敢えて願わない。
富貴の時は富貴らしく貧賎の時は貧賎らしく、
郷に入っては郷に従い、
患難に遇えば徒らに憂えず恐れず節を守って変らない」
とある。
これを素行自得という。


貧しくても、権力者にすり寄ったり、
卑屈になったりして自分を安売りしない。
富みても、他人を見下したり、威張ったり、
贅沢に溺れたりしない。
この後の文で、孔子は
「貧しくても道を楽しみ、富んでも礼を好む者には及ばない」
と、続いています。
『実ほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな』
・・・ですね。
 

2026/01/14 1月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月14日

信義に近ければ、日言復むくし

有子曰わく、信義に近ければ、
言復むくきなり。
恭礼に近ければ、恥辱に遠ざかる。
因ること、其の親を失わざれぱ、
亦宗とすべきなり。
(学而第一)
【訳】有先生が言われた。
「約束してそれが人の正しい道(義)
に外れていなければ、約束通りに履み行うべきである。
丁寧さが礼にかなっておれば、人に軽んぜられることはない。
親族づきあいで、その順序を間違えることがなければ、
人として尊ぶべきである」


その約束やこだわりは、
本当に『正しい道』にかなっていますか?
その謙虚さは、自分を卑下しすぎて
『礼』を失っていませんか?
良かれと思ってやる行動も、
正しい基準、物差しがなければ失敗する。
というアドバイスですね。
「約束を守る」「丁寧に接する」という良い行動も、
『それは本当に正しいか?』『節度があるか?』
と自分に問いかけながら進むことを心がけます。
 

2026/01/13 1月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月13日

三年父の道を改むる無し

子曰わく、父在せば其の志を観、
父没すれば其の行を観る。
三年父の道を改むる無くんぱ、孝と謂う可し。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「父が生きているときには、その気持ちを察して、
それに添うように努め、父が亡くなられてからは、
その行われた跡を見て、これを継承するのがよい。
そうして三年の間、父のしきたりを改めず、
ひたすら喪に服する人なら、真の孝子と言えるであろう」


親が健在なときは、
その人の真価は行動だけでは測れません。
親が亡くなると、子は自由になります。
自分の判断で何でもできるようになります。
その自由な状況で「にどう振る舞うか」を見れば、
その人の真実の姿が明らかになるのです。
大切なことはは、親が亡くなった直後に、
すぐ方針を変えるのではなく、
少なくとも三年間は親の志を大切に守り、
供養する心を持ち続けることなのですね。
私も、すぐに方針を変えたことで
失敗をした例を知っていたので、
「2年間方針を変えない」と決意し、
社長業をスタートしました。
 

2026/01/12 1月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月12日

夫子は温良恭倹譲

子貢曰わく、夫子は温良恭倹譲、
以て之を得たり。
(学而第一)
【訳】子貢が言った。
「孔先生はお人柄がおだやかで素直、
恭(うやうや)しくして行いにしまりがあり、
それに謙虚で人に譲るところがあるので、
自(おのずか)ら先方より求められたのである」
*「先生はどの国においても指導者として迎えられているが、
これはご自分から求められたものか、
それとも先方から与えられたものか」
という子禽(しさん)の問いに答えた言葉。


温(おだやかさ)人を包み込むような優しさ。
良(素直さ)誠実でいて、偏りがないこと。
恭(うやうやしさ)礼儀正しく、自分を律して相手を敬う態度。
倹(しまりがある)贅沢をせず、自分を慎み、無駄な欲がないこと。
譲(ゆずる)自分の手柄を誇らず、謙虚に他人に道を譲ること。
「自分から求めて得たもの」ではなく、
「相手が与えずにはいられなくなって得たもの」
『徳を磨けば、道は自ずから開ける』
ということですね。
 

 

2026/01/11 1月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月11日

終を慎み遠きを追う

曾子曰わく、
終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに帰す。
(学而第一)
【訳】曾先生が言われた。
「親の葬儀を丁重にして真心から喪に服し、
そして先祖の祭を手厚くすれば、
民の人情風俗は自ら厚くなるものだ」
*戦後民法の改正によって家族制度は崩壊した。
更に急速に核家族化が進み、神棚や仏壇のない
家が多くなり、敬神崇祖の醇風美俗が失われつ
つある。神詣でや墓詣りに幼少の子や孫を連れ
て行くように心掛けることが、人情風俗をよく
する一助となると思う。


「目に見えない先祖を大切にできる人は、
今、目の前にいる他人のことも大切にできるはずだ。
その『先祖への敬意』こそが、
社会を良くする土台になる」
私たちは一人で生きているわけではなく、
親から子へ、何世代も続く命のリレーの中にいます。
今の自分があるのは、先祖がいるからなのです。
・・・「感謝の心」が湧いてきます。
日々線香あげ続けています。
 

2026/01/10 1月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月10日

改むるに禅ること勿かれ

忠信を主とし、
己に如かざる者を友とすること無かれ。
過てば則ち改むるに値ること勿かれ。
(学而第一)
【訳】
「忠信を第一とし、
安易に自分より知徳の劣った者と交わって
いい気になってはならない。
そして過ちに気がついたら、
改めるのに誰にも遠慮はいらないよ」


「誠実さを大切にし、甘えを捨てて、
間違いはすぐに認めよう」
「間違えた!」と思った瞬間に、
躊躇せずにパッと自分を修正する。
一番のポイントは躊躇しない「スピード」なのですね。
小山さんの原点は、論語なのかも・・・。
 

2026/01/09 1月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月9日

学べば則ち固ならず

子曰わく、君子、重からざれば則ち威あらず。
学べば則ち固ならず。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「上に立つ人は、
言動を重々しくしないと威厳がなくなる。
学べば独善、頑固でなくなる」
*孔子は常に己を修め、博く学んで怠らなかった
ので、その風貌は温良恭倹譲で、一見して敬愛せ
られ、近づいて学ぼうと思わせるものがあった。
ところが一般人は老いるにしたがって枯木の如く
固くなって、人から敬遠され、益々孤独となって
いくのである。


「学び続けることで、心と頭をやわらかく」
世の中には自分の知らないことがたくさんあります。
「なるほど、それは知らなかった!」と、
素直に認め、好奇心を持ち現代の感性に触れて行きます。
 

2026/01/08 1月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月8日

之を学びたりと請わん

子夏曰わく、賢を賢として色に易え、
父母に事えて能く其の力を蝿し、君に事えて能
く其の身を致し、朋友と交るに言いて信あ
らば、未だ学ばずと日うと雛も、吾は必ず
之を学ぴたりと謂わん。
(学而第一)
【訳】子夏が言った。
「学徳の備わった立派な人物を恋人を思うよりも敬愛し、
親に対しては全力を尽して孝養に励み、
君(国)に対しては身の安危をかえりみず忠誠を尽す。
友達と交わるときは絶対に二枚舌を使わない。
こうであれば、まだ書物を読んで学ばないと言っても、
私はすでに学んだ人だと言おう」


簡単にまとめると、
「勉強とは、本を読むことではなく、立派に生きることである」
「人の中身を見る」
「親を大切にする」「仕事に一生懸命」「友達を裏切らない」
学問とは、「知識を増やすこと」ではなく、
「誠実な人間になること」・・・だということです。
30歳くらいから実践しつつ、
研修を受けまくりました。
実践の入り口は旧社屋のトイレかスタートし、
15年続けた「トイレ掃除」です。
 

2026/01/07 1月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月7日

入りては孝、出でては弟

子曰わく、
弟子、入りては則ち孝、出でては則ち弟、
謹みて信、汎く衆を愛して仁に親しみ、
行いて余力あれば、則ち以て文を学べ。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「若者の修養の道は、家にあっては孝を尽し、
世に出ては長上に従順であることが第一である。
次いで言動を謹んで信義を守り、
人々を愛し、高徳の人に親しんで、
余力あれば詩書などを読むことだ」


「知識・勉強よりも、まず実践が先である」
「人間としての根っこの人格ができていない状態で
知識だけを身につけると、その知識を悪用したり、
鼻にかけたりする鼻持ちならない人間になってしまう」
ということですね。
ネットや本で得た「正論」を振りかざす前に、
まず目の前の家族や同僚に優しくできているか?
・・・まだまだ、心が幼いことを感じています。
1月4日からの流れを振り返ると
本を務む(土台が大事)
巧言令色少なし仁(うわべを飾るな)
三省(毎日振り返れ)
入りては孝、出でては弟(まず身近な実践から。勉強はその後だ)
ということだそうです。
 

2026/01/06 1月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月6日

吾日に吾が身を三省す

曾子曰わく、吾日に吾が身を三省す。
人の為に謀りて忠ならざるか、
朋友と交りて信ならざるか、
習わざるかを伝うるか。
(学而第一)
【訳】曾先生が言われた。
「私は毎日、自分をたびたび省みて、
よくないことははぶいておる。
人のためを思って真心からやったか、
友達と交わって嘘いつわりはなかったか、
まだ習得しないことを人に教えるようなことはなかったか」
*曾子 姓は曾、名は参、字は子輿、孔子より四十六歳若い。


「三省」:自分を映す3つの鏡
①「手抜きをせず、真心を尽くしただろうか?」
②「信頼を裏切らなかったか?」
③「受け売りで他人に教えなかったか?」
情報が溢れる現代では、
体験もしていない情報を簡単にシェアできます。
発信する前に「これは本当に自分が納得していることか?」
と一呼吸置くことの重要性ですね。
ある意味、現代社会には嘘があふれているのです。
 

2026/01/05 1月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月5日

巧言令色、鮮なし仁
(こうげんれいしょく、すぐじん)

子曰わく、
巧言令色、鮮なし仁。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「ことさらに言葉を飾り、
顔色をよくする者は、仁の心が乏しいものだよ」
*礼は、全体と部分、部分と部分を調和する潤滑油
のように重要である。俵(ねい)は仁と女の合字である。
内にある誠の心を女のようなやさしい言葉とおだや
かな態度で表現すれば、相手が素直に快く受ける。
しかし下心を以て表現すると、こびへつらいやおべ
んちゃらと、かえって相手から軽蔑される。


巧言: 相手の心地よいように、言葉を飾ること。
令色: 相手に媚びるように、表情を愛想よく取り繕うこと。
鮮(少)なし仁: そういう振る舞いをする者に、
本当の思いやりがあることは多くない。
言葉や表情という『外見』ばかりを整えて、
誠実な心が伴わないことは危険なことです。
「礼」は、潤滑油なのですね。
とは言え、表面を整えることが大切なのではなく、
心が表面に現れることがとても大切なのです。
内面を磨き表面ににじみ出るよう、
今年一年精進します。
 

2026/01/04 1月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月4日

君子は本(もと)を務む

君子は本を務む、本立ちて道生ず。
孝弟なる者は、其れ仁を為すの本か。
(学而第一)
【訳】
「何事でもまず本を務めることが大事である。
本が立てば、進むべき道は自ら開けるものだ。
したがって孝弟は仁徳を成し遂げる本であろうか」


根本がしっかり定まれば、
進むべき正しい道、
人生の指針は自ずと見えてくるのですね。
「小手先に走らない」
「足元を固める」
「自然体」を大切にし、
新年にあたり、自分の足元である、
家族や心構えを見つめ直します。
 

2026/01/04 1月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
12月3日

上を犯すを好む者は鮮なし

有子曰わく、其の人と為りや、
孝弟にして上を犯すを好む者は鮮なし。
上を犯すを好まずして乱を作すを好む者は
未だ之れ有らざるなり。
(学而第一)
【訳】有先生が言われた。
「その人柄が、家にあっては親に孝行を尽し、
兄や姉に従順であるような者で、
長上に逆らう者は少ない。
長上に好んで逆らわない者で、
世の中を乱すことを好むような者はない」


親を敬い、兄弟仲良くできるような温かい人間性が育っていれば、
その人は社会に出ても規律を乱すことなく、
平和を担う存在になる」

「立派な社会人になろうとする前に、
まず一番身近な家族に対して『敬い』と『愛』を持って接しているだろうか?
その小さな積み重ねこそが、
巡り巡って平和な社会を作る大きな力になるのだ」
 

2026/01/04 1月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月2日

人知らずしてうらみず

人知らずして偶みず、亦君子ならずや。
(学而第一)
【訳】
「人が自分の存在を認めてくれなくても、
怨むことなく、
自らなすべきことを努めてやまない人は、
なんと立派な人物ではないか」


新しく始めたサービスや仕事が、
例えば、「広ガスハウジング」の名称。
すぐには周囲に認められなくても焦りません。
大切なのは、他人の評価ではなく、
自分の信念だと信じています。
とはいえ、
「正しいことは必ず理解される」
というもう一つの信念を持ち続け、
進み続けます。
 

2026/01/04 1月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版

新年、
あけましておめでとうございます
2026年も、
よろしくお願いいたします。



論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月1日

朋遠方より来る

子曰わく、学ぴて時に之を習う、
亦説ばともえんぽうきたあしからずや。
朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「聖賢の道を学んで、時に応じてこれを実践し、
その真意を自ら会得することができるのは、
なんと喜ばしいことではないか。
共に道を学ぼうとして、
思いがけなく遠方から同志がやってくるのは、
なんと楽しいことではないか」


今年一年、
自分のために学び、それを実行に移していきます。
そうして自分を高めていけば、
必ず最高の出会いが待っていることでしょう。
2026年、3KM手帳の黙読から、
スタートします。