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2021年

2021年

2021/01/23 1月23日日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月23日
物をつくる前に人をつくる
私は、ずっと以前でしたが、当時の年若き社員に、
得意先から「松下電器は何をつくるところか」と尋ねられたならば
「松下電器は人をつくるところでございます。
あわせて電気商品をつくっております」
とこういうことを申せと言ったことがあります。
その当時、私は事業は人にあり、人をまず養成しなければならない、
人間として成長しない人を持つ事業は成功するものではない、
ということを感じており、ついそういう言葉が出たわけですが、
そういう空気は当時の社員に浸透し、
それが技術、資力、信用の貧弱さにもかかわらず、
どこよりも会社を力強く進展させる大きな原動力となったと思うのです。


システムや製品をつくるのはある意味簡単です。
・・・あくまでも『ある意味』です。
なぜならば、作りこみはある程度計算できるからです。
人の成長は、発信側受、け取り側それぞれの能力や感情、
そして意欲が関わるからですね。
ライバル企業との差別化で一番難しく真似できないのが『人』です。
しっかりと『人づくり』『組織づくり』の整った企業が強いのは当たり前ですね。
 

2021/01/22 1月22日日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月22日
長年のツケを払うとき
戦後三十年間、政治の仕組み、教育のあり方、
またお互いのものの考え方、生活態度の中に、知らず識らず、
いろいろなムダや非能率が生まれ、増大してきた。
それがつもりつもって物価をジリジリと押しあげ、
とうとう今日の事態を招来したのである。
お互いに考えるべきことを考えず、
改善するべきことを改善してこなかった、
長年のたまりたまったツケがまわってきたのである。
だれが悪い、かれが悪いと責めあっているときではない。
そのツケはそれぞれの分に応じて払わなくてはならない。
その覚悟を真剣に持つことができるかどうか。
そこがきわめて大切な点だと思うのである。 


戦後30年間という書き出しなので昭和50年代に書かれたのでしょう。
『長年のたまりたまったツケがまわってきたのである。
そのツケはそれぞれの分に応じて払わなくてはならない。
その覚悟を真剣に持つことができるかどうか』
・・・平成、令和と時代は進み、
時代時代に応じて過去を修正しつつも、
新たなツケをためてきているように感じます。
これからもそれの繰り返しのなるのでしょうか?
コロナでの緊急事態宣言後の国民対応も政府の対応も・・・。
ツケを払おうとしているようには思えない。・・・私だけ?
 

2021/01/21 1月21日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月21日
当たってくだける
ある時会社で社員が集まってさかんに議論している。
どうしたのかと尋ねると、
「この製品を新しく発売するのですが、これが売れるかどうか検討しているのです」と言う。
そこで私は「それはさぐるより仕方がないのではないか。
売れるか売れないかを、ある程度議論することは必要だが、
ある程度以上は議論してみてもはじまらない。
あとは〃当たってくだけるだ。
それは買ってくれる人に尋ねるより仕方ないのではないか」と言ったのである。
ある程度考えた後は、勇気を持ってやる。
そういうことが商売だけでなく政治にも、その他あらゆる日常生活の分野においても、
ときに必要だと思うのである。


議論をしつくす事が最も大切。・・・ではないのです。
こんな場合、あんな場合、こう考える人もいる・・・・、
どこまでも尽きることはないでしょう。
大切なことは進みながら修正することです。
「PDCAをまわす」と言いますね。
「60%〜80%議論が進むと実行」
80%まで進めたらもはや完成の域と言えるのかもしれませんね。

2021/01/20 1月20日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月20日
苦情から縁がむすばれる
需要家の方からいただくおほめの手紙はもちろんありがたいけれども、
苦情の手紙をいただくのもありがたいことだと思います。
かりに苦情を言わない方はそのまま
「あそこの製品はもう買わない」ということで終わってしまうかもしれません。
しかし不満を言ってくださる方は、そのときは「もう買わない」というつもりでも、
こちらがその不満を丁重に扱って、不満の原因をつかむとともに、
誠心誠意対処すれば、その誠意が通じ、かえって縁がむすばれる場合が多いと思います。
ですから、苦情を受けたときは「縁がむすばれる好機」と考え、
一つの機会として生かしていくことが大事だと思うのです。


平原さんのVMだったと記憶します。
白木のお客様のところに訪問する際タブレットでお客様情報を確認したところ、
つい先日クレームを起こしていたことを知りました。
訪問し、最初に「先日はクレームを起こして申し訳ありませんでした」
とお詫びをしたところお客様は、
「そんなことも共有できているのか、良い会社だね。これからもよろしく」
と言っていただいたそうです。
平原さんの訪問時対応に感謝です。
 

2021/01/19 1月19日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月19日
人情の機微を知る
人間の心というものは、なかなか理屈では割り切れない。
理論的にはこうしたらいい、と考えられても、
人心はむしろその反対に動くということもあろう。
一面まことに厄介といえば厄介だが、
しかし、やはりある種の方向というか、法則的なものがあるとも考えられる。
そうしたものを、ある程度体得できるということが、
人情の機微を知るということになるのだと思う。
では、人情の機微を知るにはどうしたらいいか。
それはやはり、いろいろな体験を通じて、多くの人びととふれあうことである。
そうした体験に立ちつつ、常に素直な目で人間というものを見、
その心の動きを知るということが大切だと思う。


幸之助翁が言われる『人間の研究』の一つです。
『人情の機微』は無理を可能に動かしてしまうこともあるのです。
・・・逆もあります。
「ここに法則がある」と言われており、
この法則を知っていることで仕事だけでなく、
人間同士が関わる多くのことがうまくいくのですね。
『いろいろな体験を通じて、多くの人びととふれあうことである』
とも言われています。
積極的に多くの人と関わる意識を持ち続けることで、
後の人生が大きく変わるのです。

2021/01/18 1月18日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月18日
水道の水のように・・・
加工された水道の水は価値がある。
今日、価あるものを盗めばとがめられるのが常識だが、
通行人が門口の水道の栓をひねって存分に飲んだとしても、
とがめたという話はきかない。
直接、生命を維持する貴重な価値ある水でさえ、
その量があまりに豊富であるゆえに許されるということは、われわれに何を教えるか。
それは、すなわち生産者の使命は貴重なる生活物資を、
水道の水の如く無尽蔵たらしめることである。
いかに貴重なるものでも、量を多くして無代に等しい価格をもって提供することにある。
われわれの経営の真の使命はまさにここにあると思うのである。


幸之助翁の『水道哲学』ですね。
大量生産で多くの人に安価で製品を行き渡すことが使命だといわれました。
この哲学は現在も生き続けています。
しかし、新たな価値観として『差別化』があります。
同じものが大量にあると安いものが売れ、
希少価値のある少数のものは高いものが売れるのです。
生産数量限定の希少な車はあっという間に売り切れ、
その希少中古車の価格は新車よりも高くなるという現実です。
トヨタ2000GTという車はつい先日オークションで1億円以上の金額で落札されたそうです。

2021/01/17 1月17日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月17日
決意を持ち続ける
指導者にとって大事なことの一つは、志を持つということである。
何らかの志、決意というものがあってはじめて、事は成るのである。
だから志を立て決意をするということが必要なわけだが、
それは一度志を立て、決心すればそれでいいというものではない。
むしろ大事なのは、そうした志なり決意を持ち続けることであろう。
そのためには、やはり、たえずみずからを刺激し、
思いを新たにするようにしなくてはならない。
一度志を立て、決意することによって、
非常に偉大なことを成し遂げられるのも人間であるが、
その志、決心をなかなか貫き通せない弱さをあわせて持つのも、
これまた人間である。


私はこの年齢になって『志』とは、
‶『志』を持つ″というよりも
‶『志』が湧き上がり自覚を持つ″
が正しいような気がしています。
音楽家は「小さいころから一つの楽器をやり続けた」という人は多いのですが、
多くは「やらされていたが、いつしか楽しくなった」と聞きます。
スポーツ選手は自らという人が多い一方それで成功する人はあまりにも一握り。
「今、目の前」に与えられたもの一つのことに集中しやり続けてながら、
その中、まらはその延長に『志』を見つけ強化する。
松下さん、藤沢さん、土屋会長、田舞さん、小山さん、
ニトリの似鳥会長も「今、目の前」に集中してきたのですね。
その他多くの著名な成功者は圧倒的にこちらだと思っています。








松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月17日
苦労 

昔の言葉ですが、
「しんどいことは買ってでもせよ。苦労は買ってでもせよ。
苦労をいやがってはいけない。
苦労はむしろ買ってでもしなければならなどということを、
私どもは子どもの時分に教えられたものです。
苦労を厭(い)うというような貧困な心弱いことではいけない、
苦労はすすんでしなければならない、苦労は買ってでもしなければならない、
そうしてこそ真人間になるのだ、ほんとうの筋金入りの人間になるのだ、
単なる知識、学問ではいけないのだ、それを超えた強いものを心の根底に培って、
はじめて諸君が習った知識なり学問が生きてくるのだ、その根底なくしては学問、
知識はむしろじゃまになるのだ、諸君の出世のじゃまになるのだ、
こういうような教えを、私は聞いたことがあります。
そのときは、非常にひどいことを言うな、という感じもしたのですが、
長い人生を経て、いま顧みますと、その言葉のいかに尊いものであるかを、
しみじみと味わうのです。
『社員稼業』
自問自答
自分ははたして“筋金入りの人間”か。
これまで得た学問・知識を十分に生かせているか。
 

2021/01/16 1月16日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月16日
武士道と信頼感
昔、武士は庶民の上に置かれ、尊敬されていた。
これは一つには、
武士が武力を持っていたからとも考えられるが、それだけではない。
やはり武士は道義に厚く、武士としての精神を忘れず、
いわゆる武士道に徹することにより、
庶民の信頼と尊敬をかち得ていたものと思う。
これは会社の中でも言える。
経営者には経営者道、従業員にはいわば従業員道ともいうべきものがあると思う。
それぞれ当然やるべきことがある。
これをお互いに責任を持って貫いてゆくというところに、
信頼関係の基礎があり、その信頼関係を高めてゆく推進力があるのではないだろうか。
まずお互いの立場で、それぞれの道に徹したい。


それぞれがやるべきこと。
小山さんが言う役職別のやるべきことを整理してみました。
社長 決定とチェック
幹部 スピード実行と個々の実行チェック
担当 実行と自己管理








松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月l6日
全身全霊

いささか厳しい言い方をすれば、本業に全身全霊をささげて、
そこに喜びが湧いてこないというようなことでは、
その本業から去らなければならないという見方もできると思います。
能力の問題ではありません。
それに全身全霊を打ちこむ喜びをもつかもたないかの問題です。
力が及ばない、という人はたくさんあると思います。
しかし、及ばないなりに一心に打ちこむならば、
その姿はまことに立派なものがあると思うのです。
そういう姿が、人に感銘を与え、人を動かすことになります。
そこに知恵と力とが集まって、成果を生むことができるようになってきます。
ところが、そういうものがなかったら、いくら力があったとしても、
それだけにとどまって、大きな成果はあげられないと思います。
ですから、そういう意味で、本業に全身全霊を打ちこんで、
なお興味が湧かないというのは許されないことだといえましょう。
『経営心得帖』
自問自答
これが自分の“本業”だと言い切れないのはなぜか。
全身全霊を打ちこんで事にあたることにいまだ足らざるものがあるからではないか。
 

2021/01/15 1月15日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月15日
青春とは心の若さ
〃青春とは心の若さである。
信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動をつづけるかぎり、
青春は永遠にその人のものである〃
これは私があるヒントを得て座右の銘としてつくった言葉である。
当然ながら、人はみな毎年歳をとってゆく。
それはいわば自然の徒である。
しかし私は、精神的には、
何歳になろうとも青春時代と同じように日々新たな気持を持ち続けることができるはずだと思う。
その精神面での若さを失いたくないというのが、かねてからの私の強い願いなのである。
特に最近は、心は絶対に老いさせないということが、
個人的にも、また周囲の環境からも要請されていることを強く感じている。


本日のタイトルを見た瞬間にある詩を思い出した人も少なくないでしょう。
サムエル・ウルマンの“青春”ですね。
久々のフルバージョンです。
青春とは
真の青春とは
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
薔薇色の頬真赤な唇しなやかな身体
そういうものはたいした問題ではない
問題にすべきはつよい意思ゆたかな想像力もえあがる情熱
そういうものがあるかないか
こんこんと湧きでる泉のように
あなたの精神は今日も新鮮だろうか 
いきいきしてるだろうか
臆病な精神のなかに青春はない
大いなる愛のために発揮される
勇気と冒険心のなかにこそ青春はある
臆病な二十歳がいる既にして老人
勇気ある六十歳がいる
青春のまっただなか年を重ねただけで人は老いない
夢を失ったときはじめて老いる
歳月は皮膚にしわを刻むが
情熱を失ったとき精神はしわだらけになる
苦悩、恐怖、自己嫌悪それらは精神をしぼませごみくずに変えてしまう
誰にとっても大切なものそれは感動する心
次は何が起こるのだろうと眼を輝かせる子供のような好奇心
胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び
さあ限をとじて想いうかべてみよう
あなたの心の中にある無線基地
青空高くそびえ立つたくさん光輝くアンテナ
アンテナは受信するだろう偉大な人々からのメッセージ
崇高な大自然からのメッセージ
世界がどんなに美しく驚きに満ちているか
生きることがどんなに素晴らしいか
勇気と希望ははえみを忘れず
いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり 
あなたはいつまでも青春
だがもしあなたの心のアンテナが倒れ
雪のように冷たい皮肉と氷のように頑固な失望におおわれるならば
たとえ二十歳であったとしてもあなたは立派な老人
あなたの心のアンテナが今日も青空高くそびえ立ち
いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり
たとえ八十歳であったとしてもあなたはつねに青春
真の青春とは若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある







松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月16日
三年はかかる

最初はつまらないと思えた仕事でも、何年間かこれに取り組んでいるうちに、
だんだんと興味が湧いてくる。
そしてそれまで自分でも気づかなかった自分の適性というものが開発されてくる。
そういうことがよく起こりえます。
つまり、仕事というものは、やればやるほど味の出てくるものだということです。
そして、そうした仕事の味が多少ともわかってくるようになるまでには、
「石の上にも三年」のことわざどおり、
やはり、普通は三年はかかるといえるのではないでしょうか。
昔、私の若かったころには、入ってすぐに辞めるというような人は、
今日に比べて少なかったように思います。
それは一つには、
仕事の種類自体がそれほど多くなかったということにもよるでしょう。
しかしそうしたこと以上に、先輩やいろいろの人から、
「石の上にも三年」のことわざをたびたび聞かされ、
また自分でもそう言い聞かせて我慢をし、辛抱をした。
そのうちに、だんだんと仕事の味、
仕事の喜びを見出すといったことであったのではないかと思います。
私は、昔も今も、
仕事のかたちは変わっても、その本質には、何ら変わりはないと思います。
『社員心得帖』
自問自答
「最低3年」と後輩に言い聞かせるだけの人生を自分ははたして歩んできただろうか。
仕事の味をわかっているだろうか。

2021/01/14 1月14日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月14日
不景気またよし
好景気は結構だが、不景気は感心しないという。
たしかに、その時点時点で見るとそうであろう。
けれども、そういう一コマ一コマであっても全体について見たら、
不景気の過程もまた偉大なる生成発展の一つであるとも考えられる。
不景気のときには苦しく困難ではあるが、
不景気なるがゆえにはじめて得られるものがある。
不景気になったために知らなかったことを知った、
ある悟りを開いたということがある。
それによって次の手が打てる。
だから不景気のときには、伸びているところも少なくない。
そういう見方をするならば、不景気もまた結構ということになると思うのである。


二宮尊徳(金次郎)の「二宮翁夜話」で紹介されていたと記憶しています。
『台風が時々来るのは良いことだ。
台風は建物などに被害を及ぼすが、
しっかりと手を入れていればそうそう壊れるものではない。
一部に腐りが出ていたり、壊れかけていると被害にあうものだ。
壊れたことで限界であったことを教えてくれる。
また、台風が来ても壊れないよう日頃の手入れが大切だということを教えてくれるのだ』
このような文章でした。
幸之助翁の言われる「不況またよし」と同じ価値観を感じます。
大きな事業を成し幸せな人生を送る人の価値観ですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月14日
ほんとうの勉強

人間というものは、とかく易きにつきやすいもので、
5年、10年と順調に伸びている状態が続くと、
どうしても、どこかにゆるみが生じて、いざというときの備えを怠りがちになる。
もちろん数多くある会社の中には、10年間順調な伸びが続いていて、
なおかつどこもゆるんでいないという会社もあるだろう。
しかし、それはよほど指導者が油断をせずに、
勝って兜の緒を締めさせているところで、そういうところは、まあ10社に1社ぐらい、
あとの9社は、だいたい社長はじめみんなの心がゆるんでいるものである。
そこへパッと不景気が来れば、ガタンと来る。そういうことが多いわけである。
だから、3年に一ぺんぐらい、ちょっとした不景気が来る、
10年に一ぺんぐらいは、大きな不景気が来るということは、
一面ではお互いの身のため、会社のためだということができると思う。
ほんとうは、好況のときにどうしていたかが不況になって生きてくるのだけれども、
やはり人間というものは、どんなに賢い人でも、
事にあたって多少つまずかないと身に入らない。
そう考えて、不況というものには逃げないでこれに立ち向かい、
社内のゆるみを引き締め、改善すべき点を徹底的に改善していくことが大事だと思う。
不況のときこそ、身にしみてほんとうの勉強ができるいい機会だということである。
『松下幸之助経営語録』
自問自答
不況や危機はいずれやってくる。
“ゆるみ”はないか。“備え”は万全か。
 

2021/01/13 1月13日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月13日
枠にとらわれず
私たちは仕事を進めていく際に、
ともすれば自分で自分の枠を決めてしまってはいないか。
たとえば、ラジオのデザインにしても、
元来、デザインは固定したものでないのだから、
三角でも円でもよいはずなのに、ほとんど箱型である。
このことに限らず、不思議なことに人間は自ら枠をつくり、
その中に入ってしまうという悪い傾向がある。
これも自己を保身する一つの行き方かもしれないが、
窮屈な枠の中で窮屈なものの考え方をしていては、
心の働きも鈍くなり、自由自在なよい智恵が出てくるものではない。
ものにはいろいろな見方がある。
時と場合に応じて自在に変えねばならない。
そこにこそ発展が生まれるのである。


木野先生から聞いたお話です。
「TVやラジオ、ステレオなどが真空管だった時代、
幸之助はこのラジオを小さくするよう技術者にいらいをしました。
試作品を見た幸之助は『大きすぎるもっと小さく』とさらに依頼をしたのです。
技術者が『真空管はこれ以上小さくできません』と答えたところ、
『真空管を使わないで作ればよい』と言いました。
結果トランジスタラジオが開発されたのです。」
枠にとらわれていては技術の革新はないという例の一つですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月13日
きょうの最善、あすの最善

最近は老舗といわれるところでもつぶれていくところが少なくないでしょう。
それは、多くの場合、過去の暖簾(のれん)にとらわれて、
社会の移り変わりに対応できないところに一つの原因があるように思うのです。
もちろん、
先代や先々代が営々として築いてきた暖簾は、店の信用がこもった大切なものです。
けれど、
変化の激しい今日、ただ過去の暖簾に頼っていてはあすの発展は生まれません。
常にお客さんの要望を適切にキャッチし、刻々とそれにこたえるよう努めて、
日々新しい信用を生み出していくことが大切なんですな。
たとえ自分の会社でヒット商品を出したとしても、それに安心するのではなく、
その商品をライバルとしてすぐつぎのよりお客様に喜ばれる商品を考えていく、
そういう日に新たな姿を生み出していくことこそ大事だと思うのです。
きょうの最善はあすになればもう最善ではない。
あすはあすの最善を生み出していかなければならないということなんですね。
『人生談義』
自問自答
日々新しい信用を生み出すことができているだろうか。
 

2021/01/12 1月12日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月12日
人生を設計する
毎日、なにがなしに仕事をしている、ということでは困ると思います。
何でもいい、何か一つの目的を持つ。
そういうものを日々持ってそして同時に、
一カ月先、あるいは一年なら一年の間には、こういうことをやってみるのだ、
という一つの自己設計とでもいうものを持つことが大切だと思います。
そして、それはうまくいく場合もありますし、うまくいかない場合もあります。
しかし、これはもう仕方がありません。
仕方がないけれども、そういうものを持っているということ、
次つぎに生んでいくということ、
それが、私は生きがいというものにつながっていくと言ってもいいと思うのです。


『追い回されながら仕事をする』
最初は誰しもそうでしょう。
まずはこなすことが大切です。
ここから先が『差』のつくところ。
「慣れたおかげでしごとがらくになった」で終わるのか?
「さらに効率の良い仕事をするために工夫・改善をする」に踏み込み成果を出す。
ただただ働いているだけでは成長はありません。
疑問を持ち、目標を明確にし実行していくことが大切なのです。
・・・ここに『差』が生まれます。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月12日
立ち上がる

今皆さんに読んでいただいているPHPの雑誌を発行して、
23年になるんです。昭和21年11月3日にPHP研究所をつくったんですが、
その翌年に機関誌を発行して、ずっと続いているんであります。
当時、私は精神的に非常な苦悩に陥りました。
政治が非常に崩れてもうどうすることもできない。
極端にいえば、自殺でもせねばならんような状態に私は追いこまれました。
しかしそのときにじっと耐えられたんですね。
そしてPHPの研究をしようということになったんです。
これは私の逃げ道であったかもしれません。
そういうふうに非常に苦しい状態に追いこまれたから、
PHPというものを考えたということもあろうと思うんですね。
そういうことがなく、戦後苦しい中にも相当の光明を見出しておったなら、
あるいはPHPは考えなかったかもしれない。
しかし光明すらも見失うほど苦しんだところにPHPを生み出したということは、
やはりとことんまで落ちてしまうのを途中で歯をくいしばって、
一つの枝にぐっとすがりついたというような姿やと思うんです。
そのすがりついたのがPHPであったと私は思うんであります。
そうでありますから、苦しいこともありましょうが、
苦しむこともよろしいと思うんです。苦しまねばならんと思います。
しかしその最後に、それに堕してしまってはならない、
苦しさだけに堕してしまってはならない。
そこでやはり何らかの境地をひらいて、そしてもう一ぺん立ち上がらないといかん。
皆さんが仕事をなさる過程には、しばしばそういうことがあろうと思います。
簡単に投げ捨ててしまう人もたくさんあるでしょう。
それでは非常に残念な結果に終わる場合が多いと思うんです。
やはり耐えて耐えて耐えていくところに非常に大きな自己錬成
というものができてきて、
立派な人間となっていくんじゃないかという感じがいたします。
『松下幸之助発言集第6巻』(昭和11年の発言より)
自問自答
残念な結果で終わる人間に
なってはいけない……。

2021/01/11 1月11日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編
松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月11日
日本のよさを知る
私は日本ほど恵まれた国はないと思うのです。
一億という人口があって、しかも一民族であり一言語である。
気候、風土も非常に好ましい状態に霞かれている。
こういう国を擁して偉大なる発展をしないというのはどうかしています。
素直に考えてやっていけば、
次つぎとこの国を生かしていく道ができてくると思うのです。
そのためにはまず自分の国というものをよく知らなければいけない。
われわれは日本を、日本人というものを知らなくてはならない。
むろん何もかもよいというのではありません。
欠点は欠点で、これは当然直さなければいけませんが、
それを差し引いても、まだ余分にいいところがだいぶ残ると思うのです。


コロナ感染拡大中の「今」の日本の姿は?
TV番組でインタビューを受けた若者は、
「友人がコロナに感染したが、
症状もなく風邪みたいなもんだとわかったので自粛するつもりありません」
と言っていました。
周りの人への感染は心配ではないですか?の問いに、
「気にしすぎていたら行動できません」
と答えていました。
・・・・・・感染拡大は収まるのでしょうか???
・・・ではありますが、
ヨーロッパやアメリカの感染拡大比較するとまだまだ小さい。
インタビューの若者たちが日本の代表ではなく、一部の見解なのでしょう。
・・・が、その一部の人たちが感染を拡大させているには違いなさそうです。
飲食店が休業要請を受け入れない場合の罰金も大切ですが、
日本の良さを失わないためにも、
行動を慎むことのできない人に罰金を科すことも必要ではないでしょうか?






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月11日
仕事が好きである

社員としての生活、特に責任ある立場に立ち、
何人もの部下をもって仕事をするというようになれば、
なかには自分の思うとおりに動いてくれない部下も出てきます。
いちいち理屈を言う人もあるし、誤解する人もあるし、
なかなか自分の意を素直にくんでくれないという場合が生じてくる。
そんなとき、人間であればだれでも、ときには〃かなわんなあ″〃困ったなあ〃〃わずらわしいな
あ〃と思います。
しかし、そう思っても、その一方でまた、
〃なんとか誤解をなくしてあの人たちを立派に育てよう、
協力してもらえるようにしよう〃と思い直し、
みずからを慰めるということが必要です。
そうでないと仕事の成功は望めないと思います。
そして、そうした思い直し、気分の切り替えができるかどうか、
それが私は、その人が仕事が好きかどうかにかかっていると思うのです。
好きであれば、それがそれほどの苦もなくできます。
一時的には〃わずらわしい、困ったな〃と思っても、
つぎの瞬間には〃その苦労を乗り切ることが面白いんだ〃
ということでかえって勇気が湧いてきます。しかし、嫌いだとそうはいきません。
嫌いな人は、だんだんその苦しさがっのってきて、頭が痛くなってくる。
そして〃もう自分はこの仕事から逃げたいなあ〃といったことになってくるわけです。
それでは仕事を全うすることはできません。
『社員心得帖』
自問自答
困ったときにあきらめず
いま一度“思い直す”ことができていたか、
できているか。
2021/01/10 1月10日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月10日
社会にやらせてもらう
お互いの仕事なり職業というのは、それぞれに自分の意志で選び、
自分の力でやっているようではあるが、
本来は社会がそれを必要としているからこそ成り立つものである。
つまり、自分がやっているのではなく、
社会にやらせてもらっているのだということが言えると思う。
床屋の仕事でも、髪をキチンとしたいという人びとの要望があって、
はじめてそれが必要とされるのである。
このことは、どんな仕事についても同じである。
そういうことを考えてみると、
そういう仕事を世間からやらせてもらえるのは、
ほんとうにありがたいことだという感謝の念も生じてくると思うのである。


確かに、需要のないところに商品・製品は生まれることはなく、
事業としても成り立ちません。
奇抜な技術を生かした製品が登場することもありますが・・・、
消えてなくなる運命を背負ってしまいます。
時代を先取りしすぎたものも同じ運命を背負います。
需要とは時代・環境に則したタイミングがあるのです。
広ガスたかたが現在あるのは、
私たちを支持していただくお客様のおかげですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月10日
心の改革

本年になりましてからは、この一月十日、本年度の経営方針につきまして、
一応のお話をいたしたのであります。
本年は非常に悪い年でありますが、
しかし、悪い年やといっていたずらに引っこみ思案になったり、
また意気消沈をしていたならば、悪い年はさらに悪くなる、それではいけない、
悪い年というものは考え方によると、非常にわれわれにものを考えさせる年である、
また、平生考えられなかったことを考える年である、
そういうことになるとわれわれは考えたい。
だから非常に悪い年は、同時に心の改革ということが行われて、
そしてそれが将来非常な発展の基礎になるんだ、
というような意味の話を申しあげたと思うのであります。
そうして考えてみますと、悪い年は必ずしも悲観する年ではない、
それは新たに出発するところのめでたい年である、
だから皆さんしっかりひとつやってください。
今日、不景気なり、その他もろもろの困難に直面はしておりますが、
その直面しているということをいたずらに恐れてはならない。
むしろこういうときにこそ、すべてにおいてものの考え方を変えて、
今まで考えつかなかったものも考えつくことができる、
ですから、この不景気を迎えたということは、
考え方によると非常に意義のある年である、というようなお話を申しあげまして、
皆さんにもよくご了承願い、会社は力強く活動に入っているのであります。
『松下幸之助発言集第25巻』(昭和33年の発言より)
自問自答
悪い年は悲観する年ではない。
めでたい年なのだ。
考え方を変えるチャンスなのだ。
 

2021/01/09 1月9日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月9日
雨が降れば傘をさす
経営者たるものは、すべて天地自然の理法に基づいて行動しなければならない。
これは何もむずかしいことを言っているのではない。
たとえば雨が降ったら傘をさすということである。
つまり集金をせねばならぬところには集金に行く、
売れないときには無理に売ろうとせずに休む、また売れるようになれば作る、
というように大勢に順応するということである。
集金すべきところから集金もせずに、
新たに資金を借りようとする人があるようだが、
金を借りるのならば、まず集金に全力を尽す。
それでもなお資金がいるときにはじめて借りる、
という至極簡単な当たり前のことを、どれだけ的確に行なうかが非常に大事なのである。


「物を買うとお金を払う」
あたりまえのことなのですが・・・。
昔は特殊な管理をしなくても回収できていました。
時代は変わりました。
税金を納めない人、NHKの受信料を払わない人、
電気代、ガス代、果ては病院への医療費まで・・・。
TV番組で、ある病院では医療費回収の特別担当者を置いているところもあるそうです。
「水は高いところから低いところへ流れる」
当たり前の流れの中に私たちの日常があります。
水の流れを断ち切ったり、
低いところから高いところに水を流そうとすると必ず痛い目に合うことでしょう。





松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月9日


君が「徳が大事である。なんとかして徳を高めたい」ということを考えれば、
もうそのことが徳の道に入っているといえます。
「徳というものはこういうものだ。こんなふうにやりなさい」
「なら、そうします」というようなものとは違う。もっとむずかしい複雑なものです。
自分で悟るしかない。その悟る過程としてこういう話をかわすことはいいわけです。
「お互い徳を高めあおう。しかし、徳ってどんなもんだろう」
「さあ、どんなもんかな」というところから始まっていく。
人間としていちばん尊いものは徳である。だから、徳を高めなくてはいかん、と。
しかし、技術は教えることができるし、習うこともできる。
けれども、徳は教えることも習うこともできない。自分で悟るしかない。
前にお釈迦さんが悟った話をしたでしょう。お釈迦さんでも、修行して、
いかに艱難辛苦しても、悟れないときは悟れないわけです。
悟れるときは、何の苦労もせずに悟れた。
けれど、私が思うには、お釈迦さんは終始一貫
「悟りをひらきたい。この宇宙というものについての道を知りたい」
という要求だけは強かったわけですね。
死にかけて、倒れて気絶するというその瞬間でも、
それだけは忘れずに求めていたのだと思います。
それで、菩提樹の下でホッと悟りをひらいた。
そんなもんですからね、君がそういうことを考えることはいいと思うし、
私に質問していること、その過程を踏んでいるわけです。
だから、そういう心がまえでやっていってください。私もしっかりやるから。
『リーダーを志す君へー松下政経塾塾長誰話録』
自問自答
大事だと思うことを要求する!
自分に強く要求する!
自分で悟る!
 

2021/01/08 1月8日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月8日
祈る思い
みずから何もせずしてただ神仏にご利益を願うというようなことは、
人間としてとるべき態度ではないと思う。
また、そんな都合のよいご利益というものはあり得ないだろう。
しかし人間がほんとうに真剣に何かに取り組み、
ぜひとも成功させたい、させねばならないと思うとき、
そこにおのずと何ものかに祈るというような気持が湧き起こってくるのではないか。
それは神仏に祈念するというかたちをとる場合もあろうし、
自分なりにそれに準ずるものを設定して願うという場合もあろう。
そういうことは一つの真剣さの現われであり、
またみずからの決意を高めるという意味からも、大いにあっていいことだ。


神仏に願い事をする『願掛け』は、
「ただでお願いをする」ということではありません。
『自分の大切なものを差し出す代りに願いをかなえて下さい』ということなのです。
「お供え物」「お賽銭」であったり、
「何か大切なものを断ちます」「差し出すものがないのでお百度を踏みます」なのですね。
大成功経営者に神仏を敬う人が多いですね。
松下幸之助翁も熱心な信者でした。




松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月8日
大志と"足もと”

「青年よ大志を抱け」という古い言葉があります。これは非常に大事なことです。
青年が大志を抱いて励んでいくということは、
きわめて大切なことだと思うのであります。
しかし、ただこの「青年よ大志を抱け」という言葉だけに浮かれてはならない
という感じもいたします。
この、大志を抱くということを、ぼく自身がどのように考えていたかと申しますと、
実は私は、皆さんの年ごろのときに、
「青年よ大志を抱け」というような言葉に励まされたことはないんです。
私の二十歳のころを顧みますと、ともかくも生活を安定させたいというような、
ごく平凡な願いであったんです。
もちろんそうは申しましても、
その生活に対しては、ただなにげなしにやるというのではなく、
きょう一日をよくしたい、きょう一日を一所懸命やってみたいというようなことは、
真剣に考えておったように思うんでありますが、
大志を抱いて、その仕事についたということは、正直なところないと思うのです。
しかし、約五十年たって考えてみますと、
大志を抱いて仕事をして成功したということはいえないけれども、
その日その日というものを、まじめにやってきたということによって、
大志をもって仕事に取り組んだのと同じような成果をあげてきたのではないか
という感じがします。
そういう自分の体験から見ますと、大志を抱くということも、
それ自体はまことに大事で立派なことですが、大志を抱くがために、
遠く遠方をみつめて、きょう一日の足もとを顧みないというような場合も、
私は相当あるんやないかという感じがします。
大志を抱いて成功しないという人もある。
大志を抱かずして一日一日を績み重ねて、
ついに大志を抱いたと同じような成果をあげるという人もある。
私の場合はどちらかというと、大志をもたずして、
大志を抱いた人と同じような成果をあげたことになるんやないか
という感じがいたします。    
『松下幸之助発言集第11巻』(昭和42年の発言より)
自問自答
抱いた大志は大切にしたい。
でも、きょう一日の自分の“足もと”も大切にしなければー。

2021/01/07 1月7日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月7日
熱意は磁石
いかに才能があっても、知識があっても、
熱意の乏しい人は画ける餅に等しいのです。
反対に、少々知識が乏しく、才能に乏しい点があっても、
一生懸命というか、強い熱意があれば、そこから次つぎとものが生まれてきます。
その人自身が生まなくても、
その姿を見て思わぬ援助、目に見えない加勢というものが自然に生まれてきます。
それが才能の乏しさを補い、知識の乏しさを補って、
その人をして仕事を進行せしめる、全うさせる、ということになるわけです。
あたかも磁石が周囲の鉄粉を引きつけるように、
熱心さは周囲の人を引きつけ、周囲の情勢も大きく動かしていくと思うのです。


業績=能力×心の姿勢×意欲×意欲
という公式があります。
『意欲』は二乗なのですね。
幸之助翁の言われる熱意とは『心の姿勢』×『意欲』×『意欲』
『心の姿勢』は目には見えません。
形、行動をとりつくろえばとりあえずは何とかなるでしょう。
『意欲』を周りの人に評価してもらうには・・・、
『継続』ですね。
継続できない=意欲0という評価になってしまうかも・・・。
能力0の人はいないでしょう。
業績という成果が出ない=『意欲』の問題です。
意欲0だと掛け算なので答えは0になってしまいます。
人を引き付ける磁力=熱意は意欲が最も大切ということですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月7日
志を失わない

やることなすことが裏目にばかり出る。
懸命に努力しているのに、どうもうまくいかない。
そのような状況に陥って頭を悩ますことが、長い人生にはときにあります。
そんなときに大事なのは、やはり志を失わず地道な努力を続けること。
およそ物事というものは、すぐにうまくいくということはめったにあるものではない。
根気よく辛抱強く、地道な努力をたゆまず続けていくことによって、
はじめてそれなりの成果があがるものだという気がします。
私が二十二歳で独立し、
自分で考案したソケットの製造販売を始めたときもそうでした。
四カ月ほどかかつてつくりあげたソケットも、
売れたのは当時のお金でたった十円足らず。
仕事を続けるどころか、
あすの生計をどうするかという状態にまで追いこまれてしまいました。
もしそのときに、もうダメだということでその仕事をあきらめてしまっていたら、
今日の私も、松下電器という企業もなかったのはいうまでもありません。
しかし私は、それが考えに考えぬいたすえに強く決心して始めた仕事だけに、
何としてもやめてしまう気になれず、なんとかよりよいソケットをつくれないかと、
苦しい生活の中で、改良の努力を続けました。そうこうするうちに年の瀬も迫って、
窮状はさらにつのったのですが、そこへ思いもかけず、ソケットの技術を生かして、
扇風機の部品の一つである碍盤(※がいばん)というものをつくってくれないか、
という注文が舞いこんできたのです。
そのおかげでどうにか行きづまりが打開できて、
事業を軌道に乗せる道がひらけたのでした。
※扇風機の速度調整スイッチを取り付ける絶縁盤。
『人生心得帖』
自問自答
根気、辛抱、地道、結局はそれが“注文”を呼びこむ。
やめないことが、結局は成功を呼びこむ。

2021/01/06 1月6日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 [愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月6日
素直な心とは
素直な心とはどういう心であるのかといいますと、
それは単に人にさからわず、従順であるというようなことだけではありません。
むしろ本当の意味の素直さというものは、
力強く、種極的な内容を持つものだと思います。
つまり、素直な心とは、私心なくくもりのない心というか、
一つのことにとらわれずに、
物事をあるがままに見ようとする心といえるでしょう。
そういう心からは、物事の実相をつかむ力も生まれてくるのではないかと思うのです。
だから、素直な心というものは、真理をつかむ働きのある心だと思います。
物事の真実を見きわめて、それに適応していく心だと思うのです。


松下幸之助翁の『素直』とは、
私心なくくもりのない心
一つのことにとらわれずに、物事をあるがままに見ようとする心
真理をつかむ働きのある心
物事の真実を見きわめて、それに適応していく心
だと言われているのですね。
私は経営理念のなかで『健善』と表現しています。
さらに幸之助翁は『素直』だけをテーマに一冊の本を書かれています。
・・・とても奥深い。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月6日
死ぬに死ねない

志を大きくもって、一所懸命にやったら、必ず成功します。
松下電器は、初めは、いわば自分が食べていくために仕事をしたわけです。
だから大きな工場をつくるとかは、夢にも思いませんでした。
せめて、病気になっても食うことができるようにということだけを考えたのです。
それが今日の松下電器にまでなった。
政経塾は、それとは違い、最初から志をもって、
全身全霊を打ちこんでやろうということを決意してやっているわけです。
だから、成功を信じて私の志は変わらないのです。
私は、敗戦のときはいっさいの財産を凍結されました。
さらに、仕事もないのに一万五千人の従業員を抱え、
給料を払わなければならなかったりして、日本一の借金王にもなりました。
そんなどうしょうもないときもありましたが、それでも今日あることを得たのです。
艱難が汝を玉にするということわざがありますが、
人生にはどうにもならないこともあります。
もう逃げるに逃げられない、死ぬに死ねないということもあるのです。
それでも志さえ失わずにいれば、やれるわけです。
『君に志はあるかー松下政経塾塾長問答集』
自問自答
志とは何か?
もうどうにもならない、逃げるに逃げられない、
死ぬに死ねないというときに自分を支えてくれるものではないか。

2021/01/05 1月5日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月5日
先見性を養う
先見性を持つことは指導者にとってきわめて大切なことだ。
先見性を持てない人は指導者としての資格がないといってもいいほどである。
時代というものは刻々と移り変わっていく。
昨日是とされたことが、今日は時代遅れだということも少なくない。
だから、その時代の移り行く方向を見極め、変わっていく姿を予見しつつ、
それに対応する手段を打っていくことによって、
初めて国家の安泰もあり、企業の発展もある。
一つの事態に直面して、慌ててそれに対する方針を考えるようなことでは、
物事は決してうまくいかない。心して先見性を養いたい。


先見性を養うためには何をすればよいのでしょう?
何かの出来事に対してこれから先何が起こるか?
たくさんシュミレーションしてみます。
1度や2度ではありません。
日々その出来事自体が刻々と変化し続けます。
その度何度も何度もシュミレーションしていくのです。
これを一つの出来事だけでなく、
いろいろな出来事に対してのシュミレーションをを行い、
現実にどう変化していったかを確認して検証します。
ここでもPDCAを回し続けるということですね。
少しづつ養われていくことでしょう。




松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月5日


私は人はすべて希望を失ってはいけない、いいかえると、
あすに夢をもてと言いたい。
この夢をもつということが、
人生においてどんなに大切なことかわからないと常々考えている。
私は昔から、非常な夢の持ち主である。だから早くいえば、
仕事もいっさい夢から出ているわけだ。
よく人から「あんたの趣味は何ですか」と聞かれるが、
私は「私には趣味はないですな。
まあ、しいていえば、夢が趣味ということになりますかな」と、
答えることにしている。
実際、夢ほどすばらしいものはない。
空想はいくらでも描けるし、きりはない。
広い未開の地に行って、そこの開拓王になることだってできるし、
大発明をして社会に非常な貢献をすることもできるし、
あるいは巨万の富をもつことも夢では成り立つ。
私みたいに芸のない者は、夢でも描かんことにはしょうがないかもしれないが、
そういう意味で空想もまた楽しいものだと思っている。
これを私の夢の哲学とでも名づけようか。
『仕事の夢 暮しの夢』
自問自答
「仕事は夢から出ている」「夢が趣味」という
人生もいいのではないかー。
 

2021/01/04 1月4日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

[愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月4日
はじめに言葉あり
「はじめに言葉あり」という言葉がある。
聖書の中にあるそうで、私はその深い意味はよく知らないが、
これは経営にもあてはまることではないかと思う。  
つまり、経営者、指導者はまずはじめに言葉を持たなくてはならない。
言いかえれば、一つの発想をし、目標をみなに示すということである。
あとの具体的なことは、それぞれ担当の部署なり社員なりに考えてもらえばいい。
しかし、最初に発想し、それを言葉にすることは、経営者がみずからやらなくてはいけないと思う。
そしてそれは、企業経営だけでなく、日本の国全体として望まれることであろう。


これは木野先生が言われていた、
『はじめにに理念あり』のことですね。
「理念達成する方法は山ほどあるがどこへ向かうのかを明確にする『理念』。
これはトップにしかできない仕事だ」
と言われたそうです。
その元になっているのは「はじめに言葉あり」だったのでしょう。・・・たぶん。





松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月4日
運命に優遇される人

私に、あなたのような子どもがおるならば、あるいは孫がおるならば、
私は自分の体験をすっかり話し、そして、やはり言うでしょう。
言ってやりたいと思います。
「おまえにはおまえの考えがあるだろう。
しかし、もし、わしの言うことに多少の真理があり、共鳴するところがあるなら、
おまえもそんなつもりでやってみないか」
自分の適性に生きて、
喜びをもってきょうの日の仕事に徹するーそれが勇気のある人だと私は思うのです。
一つのことでも、こんな仕事はという、とざされた考え方もあれば、
こんな仕事をすることができると考える、ひらかれた心もある。
前者は運命につぶされ、後者は運命に従って運命に優遇される人なのです。
あなたはどこまでも後者でなければなりません。
『若さに贈る』
自問自答
眼前の仕事に対して、前向きな“ひらかれた心”
取り組むことができているだろうか。
 

2021/01/03 1月3日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

[愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月3日
不確実な時代はない
不確実性の時代と人はよく言います。
事実、 思わぬことが次つぎと起こって混乱することがよくありますが、
私は不確実性ということは肯定しません。
なぜなら、 不確実な現象は全部人間自身の活動の所産であり、
人間自身が不確実な考えを持ち、
不確実な行動をするところに起こってくるものだと思うからです。  
だから、不確実な考えや行動をやめたら、確実になってくる。
そういう自覚で仕事をすることが大切だと思います。     
未来 は‶確実性の時代″だという発想の転換、
未来に対処する基本的姿勢の転換こそ、
今日、私たちお互いの緊急重要事ではないかと思うのです。


まさに今。
コロナ渦は不確実な時代そのものせす。
経済が大切なのか?
人の命が大切なのか?
もちろん経済は大切ですが経済そのものは死にません。
・・・個々の店舗、企業では残念な立ち位置に追いやられることもあるでしょう。
人の命を第一に考えつつ、個々に手厚い補助を差し伸べ、
後々経済全体の立て直しを図ることが大切だと私は思うのです。
不確実な時代だからこそ、『より確実』を探し続けることだと・・・。




松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月3日
成功は運のせい

もっとも私は〃運〃というようなものを否定するわけではない。
むしろそういうものがお互い人間の上には、
目には見えなくても働いているのではないかと考えている。
私自身の経営については、このように考えてやってきた。
すなわち物事がうまくいったときは
〃これは運がよかったのだ〃と考え、
うまくいかなかったときは〃その原因は自分にある〃と考えるようにしてきた。
つまり、成功は運のせいだが、失敗は自分のせいだということである。
物事がうまくいったときに、それを自分の力でやったのだと考えると、
そこにおごりや油断が生じて、つぎに失敗を招きやすい。
実際、成功といっても、それは結果での話であって、
その過程には小さな失敗というものがいろいろある。
それらは一歩過てば大きな失敗に結びつきかねないものであるが、
おごりや油断があると、そういうものが見えなくなってしまう。
けれども、〃これは運がよかったから成功したのだ〃と考えれば、
そうした小さな失敗についても、一つひとつ反省することになってくる。
反対に、うまくいかなかったときに、
それを運のせいにして〃運が悪かった〃ということになれば、
その失敗の経験が生きてこない。
自分のやり方に過ちがあったと考えれば、
そこにいろいろ反省もできて、同じ過ちはくり返さなくなり、
文字どおり「失敗は成功の母」ということになってくる。
そして、そのように〃失敗の原因はわれにあり〃という考えに徹するならば、
そうした原因を事前になくしていこうという配慮ができるようにもなる。
だから、それだけ失敗も少なくなって、
どういう状況下にあっても経営が順調にいくという姿になってくるわけである。
『実践経営哲学』
自問自答
失敗を運のせいにしていなかったか。
成功を自分“だけ”の力によるものだと
思いこんでいなかったか・・・。

 

2021/01/02 1月2日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

[愛蔵版]松下幸之助一日一話

PHP総合研究所編

1月2日
信念は偉大なことを成し遂げる
私は、弘法大師の開かれた高野山にのぼって、非常に教えられたことがあります。
いまでこそ自動車道路も電車もケーブルもできていて、
便利といえば便利ですが、お山を開かれた千百数十年前に、
あれだけへんぴなところを開拓し、
そこに道場をたてるという弘法大師のご執念というか、
信念というものは、想像もできないほど強いものがあったと思うのです。
ものは、想像もできないほど強いものがあったと思うのです。
われわれはなかなか弘法大師さんの境地にふれることはできません。
けれども、私はそのとき、やはり人の心、一念、
信念というものは偉大なことを成し遂げるものだということを痛切に感じて、
私も自分の分に応じた一念、信念を持たなければいけないなと感じたのです。


数年かけバイクで四国八十八ヶ所の八十八番を終え、一番寺に。
そして高野山に向かうため最終フェリーに乗船し、
下船後、何とか宿を見つけ翌日高野山へ。
経営に悩みの多い日々を送っていた時期でしたので、
時々会社を離れ経営を俯瞰する時間になっていたと思います。
多くの研修に参加し少しづつ思いが信念に成長していったころです。



松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月2日
自分の意志

若いあなたがたに言っていいことかどうかわからないが、私はこう思っている。
人間は、見方によれば、90%までは運命によって決められている、と言ってよい。
残り10%を自分の意志で左右することができるのだ、と。
90%は決まっているのでは努力のしがいがない。
努力によって、自分の運命を100%変えることができると言って、青年を激励したい。
それを、ほとんど決まっているのだと言ってしまったのでは面白くない気もします。
しかし、ここを突き抜けていくと、ばたばたしなくていい。いわゆる安心立命がある。
私は、世の多くの人々と同じく、困難多き人生を経てきたと言ってもよいけれど、
そうした諸困難を、ことごとく自力で克服したとは思わない。
そういう状況におかれたからこうなったのだと思う。
そういう運命だったことを承認するだけである。
だから、今ある自分を誇る必要も気負う必要もない。そう考えているのです。
どうにかなる10%を努力すれば、その10%は非常な効果がある。
だが、ばたばたしても10%の違いではないか。
『若さに贈る』
自問自答
人生は、自分の意志で左右できる部分が
10%“しか”ないと考えるか、
10%‘‘も”あると考えるか。
 

 

2021/01/01 1月1日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

明けましておめでとうございます。

2021年は『松下幸之助一日一話』をお届けします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年のの続きが残っています1月17日まで掲載します。


[愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月1日  
心あらたまる正月

 竹にフシがなければ、ズンベラボウで、とりとめがなくて、
風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。
竹にはやはりフシがいるのである。
同様に、流れる歳月にもやはりフシがいる。
ともすれば、とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。
せめて年に一回はフシをつくって、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。
そういう意味では、お正月は意義深くて、おめでたくて、心もあらたまる。
日ごろ考えられないことも考えたい。
無沙汰のお詫びもしてみたい。
そして、新たな勇気と希望も生み出したい。
すがすがしくて、さわやかで、お正月はいいものである。


毎年更新し続ける3KM手帳は、私たちの『フシ』の一つですね。
昨年暮れに完成した3KM手帳を元旦に読み直すことで、
しっかりとした節になるのですね。
幸之助翁の言われる、
『新たな勇気と希望も生み出し、
すがすがしく、さわやかな、お正月』にしたいですね

松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月1日
成功

私はいろいろな人から、よく思いもよらぬことを聞かされる。
「あなたの事業経営の秘訣は?」
「あなたの金儲けのコツはどこにあるのか」
「億万長者になるには、何か特別なやり方があるのですか」
「人使いの上手な手には、どんな方法がありますか」
等々、まるで、私が経営の神様か、金儲けの天才でもあるかのような質問攻めである。
私は、そんなとき、よく言うのだが、世の中には、そんな秘訣とか、コツとか、
それさえ心得ていれば何でもできるという当意妙法なんて、
絶対にありえない、と考えている。
私に言わせると人間万事、世の中のすべては、
天の摂理で決まるのが90%、あとの10%だけが、人間のなしうる限界だと思うのである。
こんなことを言うと、「おまえは運命論者」だと決めつけられそうだが、
私の言う90%天の摂理論は、世間でよく言う「運命論」とは、
ちょっとニュアンスが違うのである。
つまり、私の言いたいことは、「絶対に無理をしない」ことなのである。
宇宙大自然に逆らわず、
むしろ宇宙や大自然にとけこんで、これと一体になりきってしまう。
これが人間のほんとの姿であり、その結果あらわれてくるものが、
世の中で言う成功とか成就とか、
あるいは億万長者ということになるのではなかろうか。
だから、非常に簡単なことである。
『仕事の夢暮しの夢』
自問自答
「成功の秘訣はない」「人間のなしうることには限界がある」と考える。
「絶対に無理をしない」ようにする-
それが成功の秘訣なのだろうか⁉