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2021年

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2021/04/12 4月12日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月12日
使命観を持つ
人間は、ときに迷ったり、おそれたり、
心配したりという弱い心を一面に持っている。
だから、事を成すに当たって、ただ何となくやるというのでは、
そういう弱い心が働いて、力強い行動が生まれてきにくい。
けれども、そこに一つの使命を見出し、使命観を持って事に当たっていけば、
そうした弱い心の持ち主といえども、非常に力強いものが生じてくる。
だから指導者は、つねに事に当たって、
何のためにこれをするのかという使命観を持たねばならない。
そしてそれをみずから持つとともに、人びとに訴えていくことが大事である。
そこに〃千万人といえども我ゆかん〃の力強い姿が生まれるのである。


豊かで健全な『暮らし』『環境』『成長』
広ガスたかたの経営理念であり、
『私の使命』です。
30代前半、二世経営者セミナーで、
当時広ガスたかたにはなかった経営理念を創りました。
現在の経営理念の元になるものです。
その後2度の編集によって現在の経営理念となりました。
最初は「きれいごと」・・・ある意味大ぼらです。
しかし歩みを進めるごとに信念となり、
さらに使命だと気づきました。
土屋公三会長は「大ぼらは成功の前触れ」と言われます。
その場しのぎ的な大ぼらは詐欺ですが、
信念を持ち行動していく大ぼらは成功へと化けていくのですね。
 

2021/04/11 4月11日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月11日
夢中の動き
「この観音さまはノミがつくってくれた。自分は何も覚えていない」
というのは、版画家、棟方志功さんの言葉である。
私はたまたまこの棟方さんが観音さまを彫っておられる姿をテレビで拝見し、
その仕事に魂というかすべてをつぎ込んでおられる姿に深く心を打たれた。
一つ一つの体の動きが意識したものでなく、
まさに〃夢中の動き〃とでもいうか、そんな印象を受けたのである。
その姿から、
人間が体を動かしてする作業というものの大切さをつくづくと感じさせられた。
機械化に懸命な今日だからこそ、魂の入った作業というものの大切さを、
お互いに再認識する必要があるのではないだろうか。


精度をとことん追求すると最後は人間です。
日本製鉄室蘭製鉄所に見学に行ったことがあります。
原子力発電所の大型タービンだったと記憶しています。・・・記憶が怪しい?
ミクロン単位の最後の仕上げは、
なんと職人がペーパーで制度を出していました。
機械で精度を図ることはできますが、
機械でその精度を出すのは難しいそうです。
最後の仕上げは人間が魂を注入するのですね。
 

2021/04/10 4月10日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月10日
新入社員を迎えて
新入社員を迎えると、
会社にも個々の職場にも新鮮な雰囲気が生まれてくる。
先翠の人びとも、自分の初心を改めて思い起こし、
そこにみずから心機一転の思いを持つ。
この時期は一つの飛躍のための得がたい機会であるとも言える。
しかし、そうしたプラス面とともに、
新入社員が加わることによるマイナス面も見忘れてはならない。
いかに優秀な素質を持った人でも、
仕事についてはまったく経験がないのだから、
先輩が一から教えなければならない。
ということは、先輩たちの能率も落ち、
会社全体の平均的な実力は一時的には低下してしまう。
このことをはっきり認識した上で、
さらに気を引き締めてやることが大切だと思う。 


短期的なことでいうと教育をする先輩社員は、
自分一人で仕事をするよりも指導する分負担が増えるのです。
新人が大きく羽ばたくためにはもちろん必要な負荷です。
先輩社員はそれでもきちんと成果を出すことが大切ですし、
新人は早く戦力になることが重要です。
先輩から素直に吸収し先輩を超える戦力となるよう頑張ってください。
 

2021/04/09 4月9日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月9日
国民の良識を高める
民主主義の国家として一番大事なものは、
やはりその民主主義を支えてゆくにふさわしい良識が
国民に養われているということでしょう。
さもなければその社会は、いわゆる勝手主義に陥って、
収拾のつかない混乱も起こりかねないと思います。
ですから、国民お互いがそれぞれに社会のあり方、
人間のあり方について高度な常識を養っていかなければなりません。
国民の良識の高まりという裏付けがあってはじめて、
民主主義は花を咲かせるのです。
民主主義の国にもし良識という水をやらなかったならば、
立派な花は咲かず、かえって変な花、醜い姿のものになってしまうでしょう。


民主主義は単に多数決でよいのか?
・・・という疑問があります。
自分たちの損得、目先の損得などを優先する人が多いとすると、
未来の日本、未来の地球はどうなってしまうのでしょう?
『民主主義の国にもし良識という水をやる』
一人一人が良識の価値観を高めることが大切だと思うのです。

2021/04/08 4月8日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月8日
魂を入れた教育
〃事業は人なり″と言われるように、
人材の育成ということは非常に大切だと思います。
最近ではどこの会社や商店でも、
従業員教育の制度や組織をもうけたりして、
教育に力を入れているようですが、やはり何よりも大切なのは、
その教育にいわば魂を入れることだと思うのです。
つまり、経営者なり店主の人格の反映というものが、
そこになくてはならないということです。
それは言いかえれば、経営者なり店主が働きにおいて模範的であること、
熱心であるということです。
経営者、店主にそういうものがあれぱしぜん従業員にも反映して、
従業員の模範的な働きが生まれ、人が育ってくると思うのです。


掃除の神様、
イエローハットの創業者鍵山秀三郎氏がまさにその人だと思います。
私も触発されトイレ掃除や洗車を10年続けました。
故あって今ではやっていません。
・・・が、
その10年が現在の環境整備につながっていると考えています。
現在は私自身が講師として勉強会をやり続けることが、
『魂を入れた教育』だと考えています。

2021/04/07 4月7日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月7日
同僚の昇進に拍手
われわれ人間としてありがちなことですが、
いかにも肚が小さいのではないかと思うことがあります。
たとえば、同じ戦場の同期の誰かが昇進すると、
それをしっとする、そしてひがむということが少なくありません。
また反対に失敗した人があると、
かげで喜ぶという心の貧困な風景もあるようです。
そういう人は、それこそ昇進させるに不足な人間なのです。
人間ができていないことを公表しているようなものだと思います。
ひとの昇進や成功に拍手を送る素直な心を持ち、
日々の仕事に命がけで打ち込むなら、
そういう人に適当な処遇をしない職場は、
まずないであろうというのが、私の考えです。


『他人の失敗は蜜の味』
と小山さんがいつも言われます。
これが人間の本来の心なのでしょう。
幸之助翁は『素直に』と書かれていますが、
最初は『心にもなく』が正しいのかもしれません。
それでも『ひとの昇進や成功に拍手』を送り続けることで、
心の在り方が変わり、
素直に拍手を送れる人間に成長するのだと考えています。
 

2021/04/07 4月6日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月6日
会社のよさを話す
外に出て自分の会社のことを悪く言う社員がいる。
それはやはり社員の教育が十分にできていないからであろう。
つまり、中には個人的不満があって会社の欠点を言う人もあろうが、
より多くは、会社のよさというものが
社員によく理解されていないからそういうことになるのだと思う。
この会社はこういう創業の理念を持ち、
こういった歴史、伝統があるのだ、こういうことを使命としているのだ、
そしてこのように世間に貢献し、これだけの成果を上げているのだ、
ということを常日ごろから社員に教えるというか訴える。
そういうことがきわめて大事だと思うのである。


社員の皆さんのおかげでお客様からお褒めの言葉をいただいています。
ボイスメールやチャットに入れていただくメッセージを読みながら、
とてもありがたく感謝に耐えません。
とは言え、
・・・クレームがなくなったわけではありません。
クレームは新たなチャレンジをしていけば、
どこまでも付いてきます。
だからさらに改善できより良いサービスになっていくのですね。
本当にありがとうございます。
 

2021/04/05 4月5日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月5日
学ぶ心
人は教わらず、また学ばずして何一つとして考えられるものではない。
幼児のときは親から、学校では先生から、就職すれば先輩から、
というように教わり、学んでのちはじめて自分の考えが出るものである。
学ぶという心がけさえあれば、宇宙の万物はみな先生となる。
物言わぬ木石から秋の夜空に輝く星くずなどの自然現象、
また先輩の厳しい叱責、後輩の純粋なアドバイス、
一つとして師ならざるものはない。
どんなことからも、どんな人からも、謙虚に、素直に学びたい。
学ぶ心が旺盛な人ほど、新しい考えをつくり出し、
独創性を発揮する人であるといっても過言ではない。


まずは『お客様から学ぶ』ことからですね。
ここをみっちりとやった上で、
お客様の潜在ニーズをくみ取るためには、
お客様から学ぶだけでなく、
幸之助翁の言われる『万物はみな先生となる』意識を強く持ち、
多くのことに「なぜ?」と疑問を持ち紐解いていくことが大切ですね。

2021/04/04 4月4日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月4日
会社に入ったからには……
会社を選ぶということは、
みなさんの将来の方向を決定する一番重大な問題だったろうと思います。
単に一ぺん入ってみようかということではなく、
この会社に生涯職を奉じようという固い決意を持って臨まれたと思うのです。
だから、今後長い生涯におもしろくないことや、
いろいろな煩悶が起こることもあるでしょう。
しかし
だからといって会社を辞めるというような頼りないことを考えるのではなく、
やはりどこまでもこの会社の社員として道を開いていこう
という覚悟を持っていただきたいと思います。
うまくいかない場合には他に転向するというようなことでは、
そこに力強いものは生まれてこないと思います。


『覚悟を決めて十年やる』
何度も登場する森信三先生の詩です。
人間の一生(人生二度なし)
職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、
どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、
二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、
四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、
五十までには群を抜く。
しかし、
五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、
新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、
六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、
月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、
七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、
それからまた、十年頑張る。
すると、
この十年が人生で最も面白い
 

2021/04/03 4月3日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月3日
まず人の養成を
最近では、サービスの大切さということがさかんに言われ、
どういう商売でも、それなりの制度なり、
体制というものを逐次充実させつつあると思います。
そのことは大いに結構であり、必要なことでしょうが、
その任にあたるサービス員の養成が十分でないと、
せっかくの体制も、いわゆる画龍点晴を欠くということになって、
魂の入らないものになってしまうおそれがあります。
ほんとうにお客様に喜んでいただけるサービスをしていくには、
やはり会社を代表して適切にものを言い、
適切に処置ができるという人の養成、訓練を第一に大切なことと考え、
その労を惜しまないということだと思います。


仕組みやシステムはお金を掛ければ真似できます。
人は真似できません。
本人の意思、良い習慣を積み重ねることでしか成長できません。
そのような人たちの集まった組織が弱いはずはありませんね。
 

2021/04/02 4月2日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月2日
人間はダイヤモンドの原石
私は、お互い人間はダイヤモンドの原石のごときものだと考えている。
ダイヤモンドの原石は磨くことによって光を放つ。
しかもそれは、磨き方いかん、カットの仕方いかんで、
さまざまに異なる、さん然とした輝きを放つのである。
同様に人間は誰もが、磨けばそれぞれに光る、
さまざまなすばらしい素質を持っている。
だから、人を育て、活かすにあたっても、
まずそういう人間の本質というものをよく認識し、
それぞれの人が持っているすぐれた素質が活きるような配慮をしていく、
それがやはり基本ではないか。
もしそういう認識がなければ、いくらよき人材があっても、
その人を活かすことはむずかしいと思う。


ダイヤモンドの原石は磨くことによって価値が高まります。
人間がダイヤモンドの原石であれば、
磨くことによって価値が上がっていくということですね。
人間を磨くとは?
良い習慣を積み上げることです。
 

2021/04/01 4月1日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
4月1日
縁あって
『袖振れ合うも他生の縁』という古いことわざがあるが、
人と人とのつながりほど不思議なものはない。
その人が、その会社に入らなかったならば、
その人とはこの世で永遠に知りあうこともなかっただろう。
考えてみれば人びとは大きな運命の中で、
縁の糸であやつられているとも思える。
こうしたことを思うと、人と人とのつながりというものは、
個人の意志や考えで簡単に切れるものではなく、
もっともっと次元の高いものに左右されているようである。
であるとすれば、
お互いにこの世の中における人間関係をもう少し大事にしたいし、
もう少しありがたいものと考えたい。


縁の不思議、奇跡。
私たちの両親が袖振り合ったところからスタートしています。
・・・すでに奇跡です。・・・が、
更に私たち一人一人の存在の奇跡を確認します。


( 確率思考への転換-FXトレーダーが教える確率思考 HP参照)
命は当たり前ではない
父親が生涯かけて作る精子の数はおよそ3兆5000億個です。
1日に換算しますと、1億5000万個の精子を作ります。
父親になる平均年齢が約32歳ですから、18歳から50歳と考えたとして、
生涯作れる精子の期間の半分が子供を作れる期間と考えます。
1億7500万個が子供を作れる期間の精子の数になります。
母親が生涯かけて作る卵子の数は400個前後と言われています。
母親になる平均年齢は約31歳です。
16歳から40歳と考えても24年間しかありません。
女性も約半分と考えても200個の卵子が子供を作れる期間の数と言うことになります。
あなたが生まれてきた奇跡の確率を求めますと、
分母は、1億7500万×200=1400兆
『1,400,000,000,000,000分の1』(・・・多分間違ってないと思います)
(1,400兆分の1)
私の電卓では計算できない桁数です。
この確率は妊娠する確率でしかありません。
無事生まれてくる確率は、93.8%ですから更に確率が下がると言うことになります。


・・・私たち一人一人が奇跡の存在だということがよく分かります。
この奇跡の命を何に使うのか?
まずは自身の命、そして両親、
何よりも命をつないで来ていただいたご先祖様に感謝です。

2021/03/31 3月31日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月31日
道は無限にある
お互い人間というものは、常にみずから新しいものをよび起こしつつ、
なすべきことをなしてゆくという態度を忘れてはならないと思います。
お互いが、日々の生活、仕事の上において、
そういう心構えを持ち続けている限り、
一年前と今日の姿にはおのずとそこに変化が生まれてくるでしょうし、
また一年先、五年先にはさらに新たな生活の姿、仕事の進め方が生まれ、
個人にしる事業にしろ、そこに大きな進歩向上がみられるでしょう。
大切なことは、そういうことを強く感じて、
熱意をもって事に当たるという姿勢だと思います。
そうすればまさに〃道は無限にある〃という感じがします。


世の中が変化しないとしたら、
成功の法則ではなく、『成功の公式』も現実的だと思います。
・・・が世間は日々変化しています。
しかも10年前とははるかに高速で・・・。
一つの意図(目的)に対して方法(道)は無限です。
しかし、意図すら朝令暮改をいとわぬ現代では意図が変化し続けるのです。
意図の変化を予測しつつ、
その一つ一つの意図に対して方法を探さなければならないのです。
柔軟な思考がとても大切ですね。

2021/03/30 3月30日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月30日
引き下がる決断
やるべきときにやる、引くべきときに引く、
いわゆるこの出処進退ということが、人間として、
とくに経営者として一番大事なことではないでしょうか。
たとえば、ある一つの仕事がもう一つうまくいかず、
やめた方がいいとなった場合、そこにはやはり何らかの犠牲が伴います。
世間からもいろいろな批判を受けるでしょう。
また信用も失墜するかもわかりません。
しかしそれを惜しんでいてはいけない。
惜しんでいるとなかなかやめられない。
やはりそういうものにとらわれず、
やめるべきものはやめるんだという引き下がる決断をすることが
経営者として大切だと思うのです。


撤退の決断は新たな事を起こす決断よりもはるかに難しいですね。
この撤退の決断を誤り倒産に追い込まれた会社はたくさんあり、
決して少ないか数の倒産理由ではありません。
事を起こすときは周りから賞賛されますが、
撤退では「失敗」のレッテルを張られるのです。
それが嫌で粘ってしまい・・・気づいたら手に負えない状況・・・。
・・・そして倒産。
『撤退』こそ勇気が必要で、ある意味一番難しい。
 

2021/03/29 3月29日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月29日
給料は社会奉仕の報酬
給料というものは、自分の生活を営む上で当然必要であるから、
働くことの一つの目的ではあろうが、
もっと大事な目的を忘れてはならないと思う。
それは、自分の仕事を通じて、あるいはそのつとめた会社、
商店を通じて、社会に尽していくということである。
いわば職業人として、産業人としての使命をよりよく遂行していくことである。
大きな意味で言えば、人間としての使命を果たしていくことにも通じると思う。
だから見方を変えれば、給料というものは、
そのように仕事を通じて社会に奉仕貢献していくことの報酬として
与えられるものとも考えられよう。


『給料は社会奉仕の報酬』というのほ実に的確ですね。
社会奉仕という理念がなければ、
給料のために『詐欺』をしてもよいということになってしまいます。
私たちが働いているのは、
仕事を通してお客様に豊かな心を持ってもらうためです。
お客様の喜び、笑顔が私たちのエネルギーの源です。
 

2021/03/28 3月28日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月28日
身を捨てる度胸
人生というものには、いろいろな問題があります。
しかし、それらのことも過ぎ去ってみると、
あのときに迷わないでやってほんとうによかったな、
というような場合が多いのです。
そこが大事なところだと思います。
ある場合には迷うこともあるでしょう。
しかし、しょせん迷ってもお互い自分の知恵裁量というものは、
ほんとうは小さいものです。
だから、
「これはもう仕方がない。
ここまできたのだからこれ以上進んで結果がうまくいかなくても、
それは運命だ」
と度胸を決めてしまう。
そうした場合には、
案外、困難だと思っていたことがスムーズにいって、
むしろ非常によい結果を生む、
ということにもなるのではないかと思うのです。 


「人にとって不必要な体験はない。
人は必要な時に必要な体験をし、
必要な時必要な人と出会う」
このことを知ってからは不安の度合いは薄れました。
・・・もちろん不安が消えてなくなることはありません。
しかし、前進する勇気は間違いなく大きくなりました。
幸之助翁が言われている、
『これ以上進んで結果がうまくいかなくても、それは運命だ』
の境地へ近づくことはできたと思います。

2021/03/27 3月27日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月27日
百年の計を立てる
終戦後、
日本が大きな経済発展を遂げてきたということは確かに事実ですが、
それが果たして真の経済発展であるかどうかというと、
いろいろ疑問があります。
少なくとも、
20年なり30年前に、20年後、30年後の日本を
こういう状態に持っていくんだという計画を立てて取り組んだのではなく、
いわば無我夢中で働き、ハツと気がついたら経済大国になっていた、
というのが実情だという感じがします。
しかしここへきて、今後ともこういう状態ではいけない。
本当に永遠に通じるような正しい哲理哲学のもとに、
大きな理念を打ち立て、
そして百年、二百年の計を立てる時期にいまはきていると思います。 


幸之助翁の書かれている通りですね。
日本は無我夢中で進んだ結果世界2位の経済大国になりました。
・・・勢いで2位まで上り詰めたが本物ではなかったのかも。
海外の評価もそうだったのかもしれません。
20年前にスポーツ少年団引率でドイツに行く機会がありましたが、
日本という国の経済に関心なく、
当時の小泉総理大臣も知らない現実です。
経済大国と浮かれていたのは日本だけだったのかな?
日本は、
『永遠に通じる正しい哲理哲学ち大きな理念』
を持つことが大切なのですね。
・・・政治は目先ばかりおっているように感じているのは私だけ?
私たちは政治に翻弄されない立場の一企業として、
『永遠に通じる正しい哲理哲学ち大きな理念』
を持ちたいと考えます。・・・日本にいる限り影響ありますが。
 

2021/03/26 3月26日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月26日
見えざる契約
今日、何千万人という需要者の方がたが、
生活を豊かにしていくために物が欲しいというとき、
それが現実に手に入らなければ、
非常に不自由な思いをせざるを得ないでしょう。
私たちはあらかじめそういうことを予期して、
万般の用意をしておかねばなりません。それはいわば、
私たちと大衆との見えざる契約だと思うのです。
別に契約書があるわけではありませんが、
私たちはこの見えざる契約、声なき契約をよく自覚する必要があります。
そして、その契約を遂行していくために、
常日ごろから万全の用意をしておくことが、私たち産業人に課せられた、
きわめて大きな義務であり責任だと思うのです。


『私たちとお客様との見えざる契約』
お客様の表面ニーズだけではなく、
潜在ニーズにどうこたえていくかということですね。
物のない時代は量の供給がそれにこたえることだったのです。
今や一家に数台の車も珍しくありませんが、
私の子供のころは平均すると一家に一台の車はありませんでした。
現在では新たな、
そして見えないニーズにこたえていかなければ生き残れない時代ですね。

2021/03/26 3月25日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月25日  
権限の委譲 
一人の人間の力というものはどうしても限りがある。
その限りある力以上のことをしたり、させたりすれば往々にして失敗する。
力にあった適正な範囲で事を行なうのが一番よいのであって、
その事が力に余るようであれば、
それを分割して何人かの力によって行なわせることが望ましい。
指導者としては、仕事を適切な大きさに分け、
その分野については責任と権限を委譲して、
各人の力に応じた仕事を徹底してしてもらうことを
考えなくてはならないと思う。
それぞれの責任範囲をはっきりさせることによって、
仕事にムダがなくなり、能率もあがるようになるのである。 


権限移譲の重要なところ。
『責任範囲をはっきりさせることによって、
仕事にムダがなくなり、能率もあがるようになるのである』
舞台を自由に広げる権限があるのではありません。
決められた舞台の中で権限があるのです。
基本がわかっていない人に権限があると、
決められた戦略も壊してしまいます。
報告、連絡、相談の少ない人に『権限移譲』すると危険なことになりますね。
 

2021/03/24 3月24日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月24日
協調性を持つ
みなさんが、それぞれの会社の社員である以上は、
多数の同僚と相接して仕事をしなければならないということになりますから、
人の立場を重んじない、いわゆる協調性の少ない人は困ると思うのです。
自分はこう思うが、あの人はああ思うのだな、
それも一つの考え方だろうな、というように人の言に耳を傾ける、
というところに協調性が成り立つのです。
もちろん、自己というものを卑屈にして協調せよというのではありません。
けれども自己にとらわれた主張は協調性を欠きます。
この点は、どのような立場にいようと考えなければならない、
非常に大事な問題ではないかと思います。 


極端な表現をすると協調性が薄くてもよいポジションは経営トップだけです。
トップ以外は協調性なくして成果は上げられません。
過去に優秀であるが協調性に問題のある人がいましたが、
狭い範囲では大きな成果を上げるのですが、
全社ではトラブルメーカーである面では大きなブレーキになってしまうのです。
もちろん経営トップも協調は大切ですがなれ合いになってはいけません。
経営は多数決ではうまくいきませんね。
経営トップに必要なのは『信念』と『忍耐』です。
・・・もちろん『信念』と思い込みは全く違います。

2021/03/23 3月23日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月23日
即断即行
昔から「兵は神速を貴ぶ」という言葉がある。
一瞬の勝機を的確につかむかどうかに勝敗の帰趨がかかっている場合がある。
そういうときにいたずらに篤踏逵巡していたのでは機会は永遠に去ってしまう。
だから大将たる者は、即断、即行ということがきわめて大事である。
これは何も戦にかぎらず、一国の運営、会社でも同じである。
情勢は刻々にうつり変わっていく。
だから一日の遅れが一年の遅れを生むというような場合も少なくない。
もちろんきわめて慎重に時間をかけて事を運ぶことが必要な場合もある。
しかし大事にあたって即断、即行できる見識と機敏な実行力は
指導者に不可欠の要件だと言えよう。


市政、県政、国政はトップの自由自在ではありません。
トヨタ「未来型都市」が進み始めました。
豊田章男社長は
「政治が絡むと街づくりは誰か一人の決定で進めない。
だから決定権者のいるトヨタがやります」
という内容のコメントをされていました。
さすがトヨタのトップ。
つくづく凄いリーダーです。

2021/03/22 3月22日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月22日
迷いと判断
私は極小の商売から今日までの間、
たとえば〃新しい仕事をすべきか否か〃を決める場合、
全部自分一人で決断してきたかというと、決してそうではありません。
自分はやりたいと思うけれども、
それだけの力があるかどうか自分で判断がつかないというときも実際ありました。
そういうときにはどうしたかというと、
第三者にすっかり打ち明けて
「いまこういうことで迷っているんだ、君ならどう思うか」
と尋ねました。
「それは松下君、あかんで」
「きみの力やったらやれる」
といろいろ言ってくれる。
迷ったときには、
私は得心のいくまで他人の意見を聞いてみるということをやりながら
だんだん大きぐなってきたのです。 


最初は「意見を聞く」というよりも
私のまとまっていない話を聞いてもらっていました。
話を聞いてもらいながら考えをまとめていたのです。
その後はその途中に逆に質問されたり、
自分はこう考えると意見をされることもありより考えがまとまっていきました。
聞きすぎて混乱するという経験もしたり・・・。
・・・考えはまとまったが実行責任者不在で消えていくこともあります。
現在は意見を聞かず一人で考えることはなくなっていますね。
 

2021/03/21 3月21日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月21日
春を楽しむ心   
草木は芽を出し、蕾はほころびて伸び伸びと成長する春の季節。
春はまさに万物成長のときと言えるでしょう。
私たちもこんな春を迎えて、大いにこれを楽しみ、
大いに成長していかなければならないと思います。
春を楽しむ心は、人生を楽しむ心に通じます。
長い人生には、ときには不愉快なこともあり、
面白くないときもありますが、
春を楽しむように人生を楽しむ心があるならば、
やがてまた春のそよ風のように、心もやわらいで、
生き甲斐も感じられてきます。
そして野山の樹々が一年一年と年輪を加えていく如く、
お互いの心も、去年よりも今年、
今年よりも来年と一年一年成長していくと思うのです。 


いつもより早い桜のシーズン。
子供のころはあまり関心はありませんでした。
年を取ったせいでしょうか桜の開花が楽しみになってきました。
そして、その後にやってくる『新緑』。
明るい緑がとても美しく心をなごませてくれます。
一冬超えて成長したなと実感します。
 

2021/03/20 3月20日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月20日
まず自分から
反省を求める者には反省を求める、
また自分たちにおいて反省すべき点があれば、
大いに反省して協力体制をとってゆく。
そういうことを誰かが言い出し、誰かがやらねばならないのに、
誰もが非常な安易感に浸ってしまって、
成りゆきまかせ、他人まかせになってしまっている。
それが日本の現状でしょう。
これでは物事は好転していきません。
きょう一日が過ぎれば、あすはあすの風が吹くだろうというような、
事なかれ主義はいつか行き詰まります。
お互いに全体として考え直そうという行き方を〃誰か〃ではなく、
まず自分が生み出さなくてはならないことを深く自覚すべきだと思うのです。


安芸高田市の一人と16人の対立・・・・。
どちらかの大人の対応で状況は変化するのではないでしょうか?
・・・とは言え、1対16。
16がまとまることはなかなか考えにくい。
・・・となると1人の大人の対応が状況を打開する?
何が正しいか?・・・よりも進むことが大切。

2021/03/19 3月19日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月19日
日本の資源は人
日本の資源は人そのものです。
いま日本から人を五千万人も取ったら、日本はまいってしまいます。
人が多いのは資源の多い姿です。
しかも、普通の資源であったらじっとしていますが、人間は働きます。
一方で費やすという点もありますけれど、
やはりそれ以上のものをつくり出すものを持っています。
われわれは、この人間が資源であるということを
はっきりと認識することが大事だと思います。
また人間という無限の資源を持っているのだということを
もっと教えなければいけないと思います。
もちろん人が多いというだけではダメで、
その質をよくすることが必要なのは言うまでもありません。


GDP世界2位と言っていたのは・・・今は昔。
現在はアメリカ22兆ドルに続いて中国15兆ドル。
3位以下は〜5兆ドルでドングリの背比べです。
世界2位は人件費が安かった時代の話です。
労働人口が多かったのですね。
幸之助翁の言われる『資源は人』が減少著しい現在、
日本経済が縮小するのは当然ということになります。
人口が減っていく予測の日本でどうやって経済立て直しを図るのか?
アメリカは移民で人口を保っているから成り立っているのでしょうね。

2021/03/18 3月18日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月18日
年功序列と抜擢
それぞれ長短のある年功序列、抜擢をどのように行なっていくかということは、
それぞれの企業の実態、情況により一概には言えないと思うが、
私自身について言えば、
だいたい年功序列70%、抜擢30%というような感じでやってきた。
これが反対に年功序列30%、抜擢70%になると非常に面白いと思うのだが、
それはやはりまだ先のことで、
今日の日本においては、年功序列を主体としつつ、
そこに適度に抜擢を加味していくことが無理のない姿だと思う。
しかし考えてみれば、抜擢の何十%かは賭けである。
だが、ときにはあえてその冒険をおかす勇気を持つことが、
企業発展の上で求められている時代であると思う。


30年以上前に亡くなった幸之助翁の現役時代のお話ですね。
昭和から平成さらに令和と時代は移り変わっています。
非常に面白いと言われていた、
『年功序列30%、抜擢70%』の時代にはいたのではないでしょうか。
これは幸之助翁の予言通りと言えるでしょう。
本音では予言ではなく水が高い方から低い方へ流れた。
・・・世界レベルではもっと先へ進んでいるのかもしれません。
・・・・・・技術系人材の海外流出が顕著度と聞きます。
 

2021/03/17 3月17日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月17日
修養に場所を選ぶな
人は若い間の心がけのいかんにより、後にずいぶん差の生ずるものである。
もし若い時代に自己実力の養成に励まず、修養に努めなかったならば、
必ず後年、後悔するときがくると思う。
しかるに若い人の間で
「この仕事は自分の性分に合わない、あの主任の下ではどうも働き甲斐がない」
と、不足をもらす人がある。
これは自己中心の物の考え方の弊害であろう。
真に自己の適所を見出すまでには、いろいろな経験を被まなければならない。
また性格、意見の異なった指導者の下で自己を磨くことによってこそ、
かえってよりよく修養が得られるものであることを、
深く知らなければならないと思う。


自分にとって『いやだな』と感じたとき・・・。
そのには新たな価値観を学ぶチャンスがあります。
・・・もちろん善悪の区別なしという意味ではありませんよ。
『いやだな』は成長のチャンスととらえて前向きに取り組みましょう。
・・・前向きに取り組みます。

2021/03/16 3月16日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月16日
60%の可能性があれば
ある仕事をある人にしてもらう場合、
その人が適任かどうかということがきわめて重要ですが、
実際には、それはなかなかわかりません。
それではどうするかということですが、
この人だったらまあ60%ぐらいはいけそうだなと思ったら、
もう適任者として決めてしまうのです。
80点までの人を求めるということも不可能ではないでしょうが、
しかしそれには非常に時間と手数がかかります。
だから、これならまあ60点ぐらいはあるなと思ったらもう、
「君大いにそれをやってくれ」というようにするわけです。
するとたいていうまくいくのです。
全部が全部ではありませんが、中には百点満点ということもあります。


幸之助翁は『60点合格』と言われていたそうです。
重要なことは過去を振り返る残り40点ではなく、
「将来に向かう『勢い』の40点ということなのだと」
言われているのではないでしょうか。
『意欲』と『勢い』が人生の成功を形成していくのですね。

2021/03/15 3月15日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月15日
会社の力を見きわめる
私は常に自分の会社の自己検討ということをしています。
要するに新しい一つの仕事を始めるにしても、
それは考えのうちに入れておくだけですぐには手をつけません。
きょう手をつけるのは、きょうの自分の食欲に合ったものだけです。
それ以上はいくらおいしくても食べません。
それが自分の腹であれば、うまく調節できますが、
事業欲は食べすぎても調節するものがありませんから、
ただ自分の良識によって調節するしか方法がありません。
だから常に自己反省をして、あわせて会社の総合力を検討し、
それにふさわしい仕事をしていこうと心がけています。
そこを見きわめることが、経営者として、非常に大事なことだと思います。


『見きわめる』とても大変なことだと感じています。
私は糖尿病でインスリン注射が必要になってしまいました。
遺伝が大きな要因でどれだけ節制をしても治ることはないそうです。
インスリンの量を決めるためこの3週間
常時血糖値を測定する器具を装着しています。
マニアックに糖質制限をしていますが・・・、
少し気を許すと上昇してしまいます。
さらに病気が進行することを考えると、
『見きわめ』続けることが私の人生のテーマの一つになりそうです。
・・・透析だけ避けたい。

2021/03/14 3月14日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月14日
人間疎外は人間が生む
現代文明における、科学技術の発達によって人間が軽視され、
忘れられているということが問題になっています。
そういった人間疎外をなくすためには、
常に人間の幸せということが前提にされなくてはなりません。
「なぜこういう新しい機械を造るか」
「それは人間の幸せのためである」
ということがいつも考えられ、それに基づく配慮がなされるならば、
どんな機械が生み出され使われても人間疎外は起こらないと思います。
現実に人間疎外のような観を呈しているのは、
機械が人間を疎外しているのではなく、人間自身が人間を大事にせず、
人間疎外を生んでいるものではないでしょうか。


機械は使い方次第ですね。
使い方は『開発理念』によってさまざまです。
「人間を幸せにするため」
「人間の命を奪うため」
真逆のスタートです。
自動運転技術は進むほどに事故が0に近づくことでしょう。
「殺略兵器は政治や宗教の違う人間同士が均衡を保つため」
という人もいますが、
・・・現実は、誰かが現実に使用して命が失われています。
『理念』はとても大切です。
軍事兵器は後々『人の幸せ』に運用しやすいと言われています。
自動運転技術の一つGPSは現在その筆頭かもしれませんね。

2021/03/13 3月13日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月13日
よしみを通じて
最近は商売の上での競争が大変激しくなり、同業者どうしでも、
ともすればお互いを競争相手とばかり考えているようです。
もちろん競争意識は必要でしょうが、
考えてみれば、誰も争うために商売をしているわけではありません。
ですから、近所に新しく同業者のお店ができたからといって、
目にカドを立てるのでなく、おおらかに迎える。
新しいお店の方も、先輩に対し謙虚な気持でいわば〃仁義〃をきる。
そういう好もしい姿は、
お客さまのお店全体に対する信用を高めることになるでしょう。
だから一方で適正な競争をしつつも、同じ道にたずさわるお店どうし、
お互いによしみを通じていくことが大切だと思うのです。


アパマンショップをオープンしたときには、
しっかりと仁義を尽くしました。
近所の不動産業者への挨拶はもちろんですが、
付き合いの深かったH不動産さんへは、
手数料でもしっかりと仁義を尽くし勉強もさせていただきました。
H社長が病気で急死された後は地盤を引き継がせていただいています。
 

2021/03/12 3月12日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月12日
得心がいく仕事を
私たちが仕事なり商売を進めていく上で、いいかげんな妥協をしない、
言いかえれば自分に得心がいくまでは仕事を進めない、
ということが非常に大事ではないかと思います。
たとえば、かりにある品物に大量の注文があったとします。
そういう場合に、
ともすれば、あとで注文が取れなくては困るからというので、
つい安易に妥協しがちになります。
けれども、そのようなときに性々にして失敗があるわけです。
ですから、いかなる人の注文であっても
自分が得心しない仕事は進めないという基本の考えをしっかり持たないと、
仕事が大きくなり扱う品物が多くなるにつれて
収拾がつかなくなってしまいかねないと思うのです。


『いい加減な妥協をしない』
とても大切ですね。
・・・しかし、
経済的理由で妥協を強いられることも度々。
しかし、しかし、
完全な妥協せず他の手段を講じながら、
私たちができる最大限を達成するための努力は怠りません。
それが小さなガス屋にもかかわらず、
システム部門を持ちソフトを自社開発している理由です。

2021/03/11 3月11日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月11日
塩の辛さはなめてみて……
たとえば水泳の先生が、三年間講義をしたとします。
それでその講義を受けた人がすぐ、泳げるかといいますと、
必ずしも泳げないと思うのです。
また、塩の辛さというものでも、塩をなめさせることをしないで、
塩は辛いぞ、と言ってもわからないでしょう。
塩の辛さはなめてみてはじめて、ああこれが塩の辛さやな、とわかるわけです。
処世のコツとでも申しますか、
お互いの人生において大切な事柄を会得するということも、
事を行なって、そのやったことを、仔細に考え検討してゆくところから、
はじめて可能になるのではないかと私は思います。


自転車も水泳も仕事だって人生って同じですね。
数々の教本はありますが、
それで上手になるなら・・・、
自転車に乗れない人や泳げない人は一人もいないはずです。
倒産する企業も一社もないはず。
上手になるためには回数しかありません。
良いことも悪いことも回数を重ねると上手になるのです。
・・・詐欺も回数を重ねて巧妙になっています。
・・・・・・還暦の私は今後十分注意します。
 

2021/03/10 3月10日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月10日
日本の伝統精神
私は日本の伝統精神はきわめてすぐれたものだと思います。
ではその伝統精神とは何か。
その一つは「和を以って貴し」とする平和愛好の精神です。
1350年も前に、この「和」の精神が聖徳太子によって掲げられています。
第二は「衆知を以って事を決す」という、つまり民主主義です。
古事記にも八百万の神々が相談して事を決したとあります。
日本は真の民主主義の本家本元だと言えるでしょう。
第三は「主座を保つ」。
古来日本人は常に主座を失わずに外来のものを消化吸収し、日本化してきました。
この和、衆知、主座という三つの柱を守っていくことは、
今後においても大切なのではないでしょうか。


「理念を待たない指導者よりも、
悪い方向の理念を持つ指導者の方がまだ良い」
と言われます。
組織のまとまりを考えると理念があるというのはとても大切です。
理念があるから「周知」「和」が成り立つのでしょうね。
・・・「和」は大切ですが、「平和」は成長を促進しませんね。

2021/03/09 3月9日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月9日
三日の手伝い
「三日の手伝い」という言葉があります。
たとえ三日間の手伝い仕事であっても、
その仕事に一生の仕事のような心構えで真剣に立ち向うならば、
そこから必ず大きなものを得ることができる、ということです。
そうしてこそあらゆる場合に直面しても動じない精神が身につくということでしょう。
そう言うと
「本業についたらもちろん一生懸命に努力する」と言う人がいるかもしれません。
しかし、私のこれまでの体験から言うと、現在与えられた、
いまの仕事に打ち込めないような心構えでは、
どこの職場に変わっても、決していい仕事はできない。
これははっきり申しあげることができると思うのです。


大学生時代のお話です。
ウエイトリフティング、空手道、柔道の3運動部寮に入寮していました。
年に数回アルバイトの話が舞い込んでくるのですが、
お中元、お歳暮シーズンに配達のバイトがありました。
私たちの部員はなぜだか一日3往復を目指して、
「今日は何件配ったか」を争っていました。
配送会社の社長から「こんなに配ったバイトいない」と言われるほど。
・・・一方ある部の部員たちは朝出たら夕方まで帰ってこないのです。
「・・・部はバイトに来ないでくれ」と言われたようです。

2021/03/08 3月8日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

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PHP総合研究所編
3月8日
利は元にあり
昔から「利は元にあり」という言葉があります。
これは利益は上手な仕入れから生まれてくるということだと思います。
まずよい品を仕入れる。
しかもできるだけ有利に適正な値で買う。
そこから利益が生まれてくる。
それを「利は元にあり」と言ったのでしょうが、
実際、仕入れはきわめて大事です。
ところが、この「利は元にあり」ということを、
ともすれば単に安く買い叩けばよいというように解釈する人があるようです。
しかし、決してそうではなく、仕入先を、
品物を買って下さるお得意先と同じように大切にしていくことが肝要だと思います。
そういう気持がないと、結局は商売は繁昌しないと言えましょう。


武蔵野の小山社長は『仕入れは社長の仕事』と言っています。
ここをおろそかにすると利益が出ないのですね。
広ガスたかたではFCなどこちらに価格決定権はありません。
・・・が、
「知らないうちに値上げされていた」ということもありません。
当社の場合『どの企業と協力関係をつくるか』が、
社長の仕入れのための仕事です。
・・・これまで住宅部門の仕入れはほぼの手つかずです。
こちらはこれから『利は元にあり』の実践です。

2021/03/07 3月7日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月7日
大西郷の遺訓
西郷隆盛が次のような遺訓を残している。
「国に功労がある人には禄を与えよ。
功労あるからといって地位を与えてはならない。
地位を与えるには、
おのずと地位を与えるにふさわしい見識がなければならない。
功労があるからといって、
見識のないものに地位を与えるということは国家崩壊のもととなる」と。
これは国のことであるが、事業経営についても同じことが言える。
あの人は会社に大きな功労がある、だから重役にしようとなりがちであるが、
この点は充分に注意しなければいけない。
あくまでも、功労ある人には賞をもって報い、
その見識ある人に地位を与えることが大事だと思う。


禄(ろく):褒美。今だと表彰や賞与ですね。
業績には表彰、賞与。
見識者には地位。
とても大切なことですね。
ここを誤ると組織が崩壊します。
武蔵野の小山さんは、
功績に対して役職を与えていますが、
部下は持たせていません。
 

2021/03/06 3月6日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月6日
不安に挑む
いつの世でも、
われわれにとって完全に安穏であるという状態はないといってよい。
お互い人間である以上、程度の差こそあれ不安動揺なしにはいられないと思う。
それが人間本来の姿である。
しかしだからといって、ただ不安動揺し、
それにおびえてなすところなくウロウロしているというのでは、
そこから何も生まれてこない。
そうではなく、不安は感じるが、
しかしその不安に敢然と闘いを挑み、これを打破していく。
むずかしい仕事、困難な要求に直面して、
一面に不安を感じるが、反面かえって心が躍る。
そしていろいろの考えを生みだしこれを克服していく。
そういうふうでありたいと思う。


『常に不安の中での人生』
これは人間の人生にとっての成長過程であり、
『死ぬまで勉強』とい通り、
死の直前まで学び続け成長を続けることを考えると、
飛行機が飛び続けるために翼に抵抗を受け続けているように、
私たちも病気にならない程度の『不安』という、
抵抗を受け続けることがまともな人生だと考えます。
 

2021/03/05 3月5日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月5日
庄屋と狩人ときつね
昔のたとえ話に庄屋と狩人ときつねの話がある。
狩人は庄屋の前ではかしこまっている。
しかし庄屋はきつねにばかされる。
きつねには弱い。
そしてきつねは鉄砲で撃たれるかもしれないから狩人はこわい。
結局この中で誰が偉いとも何ともわからない、という話である。
私は今日でもこの話は生きていると思う。
勝負に勝つ人が偉いのでも、負ける人が偉くないのでも何でもない。
教育する人が偉いのでもないし、教育を要する人ができが悪いのでもない。
それぞれやっぱり一つの生きる姿である。
そう考えれば、喜んで人に協力することができるし、
また協力を受けて仕事ができるのではないかと思うのである。


20年以上前のお話です。
当時の社員さんが協力業者の社長さんを
小馬鹿にしたような口調で指示を出しているのを見かけました。
その社長さんは青年会議所の先輩で、
年に数回飲みに連れて行ってくれている人でした。
その先輩は私が社長をしている会社とは知らなかったようです。
社員さんにはペコペコ使われていましたが、
・・・私にはもちろん、
「住吉、お前が社長の会社だったんか、よー知らんかった。
これからもよろしく」
私は先輩にペコペコ。
発注会社、請負会社だからと言って発注会社が偉いわけではない。
どの人に対しても、どの会社に対しても、どの立場でも、
誠実に関わっていきたいものです。

2021/03/04 3月4日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月4日
自分で人事をする
先日、社内で広告担当員を募集したところ、
誰も志願しないというのです。これは意外でした。
聞くところによると、
そういうことを会社に対して言いにくいのではないかということでした。
もしそうだとすると、
会社がその人の適性を見つけなければならないということになってきます。
が、社員が多くなると、人事部がいかに懸命にやっても、
一人ひとりの性格を知って適切な人事をすることは、
なかなかできないだろうと思うのです。
だからほんとうは、本人に人事をしてもらうのが一番いいのです。
〃私にはこういう適性があるのだ〃
ということを表現してもらうことが一面非常に大事だと思います。


武蔵のでは総務課長の立候補制度があります。
広ガスたかたは若い社員が多いため、
まだまだ層が薄いのが現実です。
役職立候補制度が機能するくらいの組織になると、
そのレベルは相当なものでしょう。
経営品質賞本賞を狙えるレベルでしょうね。
 

2021/03/03 3月3日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月3日
ダム経営
ダムというのは、あらためて言うまでもなく、河川の水をせきとめ、
たくわえることによって、季節や天候に左右されることなく、
常に必要な一定壁の水を使えるようにするものである。
そのダムのようなものを、経営のあらゆる面に持つことによって、
外部の諸情勢の変化があっても大きな影響を受けることなく、
常に安定的な発展を遂げていけるようにするのが〃ダム経営″の考え方である。
設備のダム、資金のダム、人員のダム、在庫のダム、技術のダム、
企画や製品開発のダムなど、いろいろな面にダム、言いかえれば、
余裕、ゆとりを持った経営をしていくことが肝要であろう。


『ゆとり経営』は大切です。・・・・・・か?
『ゆとり教育』は失敗だと考えています。
『ギリギリのゆとり』〜『ユルユルのゆとり』まで幅がありすぎですね。
『資金のゆとり』以外は行き過ぎると、
変動費や固定費がかかりすぎることになります。
次にやろうとしていることに対しての『ギリギリのゆとり』は必要ですが、
『ユルユル』だと問題です。
よく言われるのが『資金のダム=無借金』です。・・・・・が、
実は、無借金経営のことではありません。
理想は、実質無借金経営ですね。

2021/03/02 3月2日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
3月2日
魂のこもった朝礼
朝、仕事をはじめる前に朝礼をする会社や商店が多いようであるが、
この朝礼をただ惰性で行なってはいないだろうか。
会社や商店が順調にのび、世間の評判もよくなる。
銀行も金を貸してくれるし、事業もたやすくできる。
そうなってくると、最初全員が真剣であった朝礼も何となく気がゆるみ、
形だけに終わってしまいがちである。
社長も従業員も一番注意せねばならないのはこうした時期ではないかと
私は思っている。
だから、
朝礼をするならば魂のこもった朝礼というものを常に心がけねばならない。
そうでなければ朝礼を行なう価値がない。
形だけなら何にもならないと思うのである。


広ガスたかたの朝礼は魂のこもったものとはとても言えません。
まず第一に司会者の声が小さい。
発表者の声が小さい。
何社かの魂のこもった朝礼を見学させていただいたことがありますが、
司会者の声が会社中に響き渡っています。
朝礼前のラジオ体操は少し前までバラバラでしたが、
対策後はかなりそろってきました。
・・・全社員、魂のこもったラ時を体操・・・には遠いです。

2021/03/01 3月1日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

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PHP総合研究所編
3月1日
ほんとうの勇気
私は一般的に、
ほんとうの勇気というものは一つの正義に立脚しないことには、
また良心に顧みてこれが正しいと思わないことには、
湧いてこないと思うのです。
だから、勇気が足りないということは、
何が正しいかということの認識が非常にあいまいであるところから
出てきている姿ではないかという感じがします。
人びとがそれぞれに自問自答して何が正しいかということを考える。
そして、この正しさは絶対談れない、
この正しさは通さなければいけないという確固とした信念を持つならば、
そこから出てくる勇気は、
たとえ気の弱い人であっても非常に力強いものとなる。
そういうような感じを私は持っているのです。


本当の勇気とは、
私はSNSに氏名も顔写真も公表したうえでの書き込みは、
『正義』ではないかと考えるのです。
本当に正義だと思えるからこそ、
実名で書き込みができるのではないでしょうか。
顔も名前も隠しての正義づらは単なる『陰口』です。
プライベートで直接言い合ってください。
・・・マスク警察も自分の名前を名乗って注意すればよいのかな?
・・・・・・仕返しが怖くて言えなくなるのかな???

2021/02/28 2月28日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月28日
感謝の心は幸福の安全弁
感謝の念ということは、これは人間にとって非常に大切なものです。
見方によれば、すべての人間の幸福なり喜びを生み出す根源とも言えるのが、
感謝の心とも言えるでしょう。
したがって、
感謝の心のないところからは、決して幸福は生まれてこないだろうし、
結局は、人間、不幸になると思います。
感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。
つまり、幸福の安全弁とも言えるものが感謝の心とも言えるわけです。
その安全弁を失ってしまったら、
幸福の姿は、瞬時のうちにこわれ去ってしまうと言ってもいいほど、
人間にとって感謝の心は大切なものだと思うのです。


『幸福の安全弁とも言えるものが感謝。
その安全弁を失ってしまったら、
幸福の姿は、瞬時のうちにこわれ去ってしまう』
・・・心に突き刺さる3行です。
早速3KM手帳に毛筆にて書き込みました。

2021/02/27 2月27日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月27日
誠意あればこそ
先般、部品の一つに不良のある商品をお得意さんにお送りしてしまったときに、
その方が厳重に注意しなければ、
ということで会社に出向いてこられたことがあった。
しかし、実際に会社へ来てみると、
社員の人びとが一心に仕事に打ち込んでいる姿を見て、
憤慨もせず、かえって信用を深めて帰られた、という話を聞いた。
このことから私は、
誠実かつ熱心に日々の仕事に力強く取り組むということが、
いかに大きな力を持っているかということを、つくづく感じさせられた。
そういう態度というものは、見る人の心に何物かを与えるばかりでなく、
仕事そのものの成果をより高める原動力にもなると思うのである。


私も経験があります。
詳しく説明するとお店が特定できてしまうので・・・。
仕事を依頼したのですが中途半端完成度にクレームをつけに行ったのですが、
再対応をしてくれた新人さんが、
誠実に、一生懸命にクレーム仕事をする姿を目の当たりにし、
新人さんの勉強になったのならそれでいいや・・・と落ち着き、
笑顔で「ありがとう」と伝えて帰ったのです。
 

2021/02/26 2月26日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月26日
時を待っ心
行き詰まる会社をみてみますと、
たいていは仕事がヒマになったらムリをしてでも注文を取ろうとしています。
その結果、かえって大きな損をして会社の破綻を招くことになってしまうのです。
反対に、
「ヒマはヒマで仕方がない。これは一時的な現象なのだから、
この機会に日ごろ怠りがちだったお得意に対するサービスをしておこう」
とか、
「機械の手入れすべきものはしておこう」
というような態度をとっている会社は、かえって時を得て発展する。
そういう場合が多いように思います。
なかなかむずかしいことですが、時を得なければ休養して時を待つ、
そういう心境もまた大事だと思うのです。


イエローハットの創業者鍵山秀三郎氏が拡大した掃除への取り組み。
現在では多くの企業が、掃除、環境整備の大切さを理解し、
時間をかけて取り組んでいます。
あえて『時間をかけて』なのです。
一昔前だと「繁盛している飲食店はトイレも掃除が行き届いている」
と言っていましたが、
今では、トイレの汚い飲食店は論外のあつかいになってきました。
『時代は止まらない』ないことがよく分かりますね。
 

2021/02/25 2月25日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月25日
七十点以上の人間に
完全無欠な人間などあり得ないと思う。
だから、お互い人間として、一つのことに成功することもあろうし、
ときにはあやまちもあるだろう。
それは人間としてやむを得ないというか、いわば当たり前の姿だと思う。
しかしあやまちと正しいこととを通算して、
正しいことのほうが多くなるような働きなり生活を持たなければ、
やはり人間として、望ましい姿とは言えないのではなかろうか。
かりに自分を点数で表わすとどうなるだろう。
三十点のマイナス面はあるが、少なくともプラスの面が七十点ある、
というようなところまでには到達するようお互いに努力したいものである。


これまでの人生で100点の人なんて見たことがありません。
60点で合格と聞いたこともありますね。
私は50点にも遠く及んでいないと自覚しています。
しかし、
良いところは突き抜けて良い部分もあると考えており、
そういう意味では芳村詩風先生の言われる角熟人生よりもとんがった、
『とんがり人生』と言えるのかもしれません。
プラス面が30点しかなくても、
この30点は突き付けて『とがってプラス』というのもありかな・・・、
と考えています。

2021/02/24 2月24日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月24日
大阪城築造の秘訣
豊臣秀吉は、あの豪壮華麗な大阪城を、わずか一年半で築造したというが、
どうしてそんなことができたのか今日なお不思議に思われる。
しかしその大きな原因の一つは、
築造に当たって彼は「功ある者には莫大な恩賞を与えるぞ」と約束した。
そのかわり
「過怠ある者は牢に入れるだけでなく、容赦なく首を斬ってしまうぞ」
と宣言した。
首を斬られてはかなわんから、みんな必死になって働くが、
その上に莫大な恩賞が約束されているから、より一層はげみがつく。
そこにあの大阪城築造の秘訣があったとも言えよう。
〃信賞必罰〃は、昔も今も、人間の存在する限り必要なものであり、
永遠の真理を喝破した貴重な教えではなかろうか。


『信賞必罰』は私たちの成長のきっかけを明確にしてくれる手段の一つ。
とても大切です。
・・・が、今、韓国ではバレーボール選手が10年前の中学時代、
陰湿ないじめ・・・ナイフを突き付けて脅した犯罪?
で無期限の出場停止になっています。
犯した罪は確かに罪ですが、どこまで過去を引きずればよいのか?
この基準は私にはわかりません。
怪我をさせた、精神的に追い込んだ、殺人…罪の大小きさにもよるでしょうが、
過去に『傷(罪)』を持たない人がいるのでしょうか?
罪の大きさに応じた『許す仕組み』も大切だと思うのです。

2021/02/23 2月23日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月23日
道徳は「水」と同じ
戦後のわが国では「道徳教育」というと何か片寄ったふうに思われることが多いが、
私は道徳教育は、いわば「水」と同じではないかと思う。
人間は生きるためにどうしても「水」が必要である。
ところがこの水に何か不純物が混じっていて、それを飲んだ人が病気になった。
だからといって水を飲むことを一切否定してしまったらどうなるか。
大切なことは「水」そのものの価値、効用を否定してしまうことではない。
水の中の不純物を取り除くことである。
かっての道徳教育の中に誤ったところがあったからといって、
道徳教育そのものを否定してしまうことは、それこそ真実を知らぬことではないか。


武蔵野では『お金は血駅』と表現されますね。
血がなくなると死ぬのです。
幸之助翁は『道徳教育は水』と表現されています。
文章からは『水』というよりも『フィルター』の表現が良いと思います。
「水の中の不純物を取り除くことである」
道徳で不純物を取り除かない水を飲むと身体は汚染されていくのです。
最近では車の事故を起こすと逃げてしまう人が増えているように感じます。
泥水を飲んでいると犯罪を起こす、違法薬物に手を出す、
・・・最悪の結果になってしまいます。
『道徳は浄水器』ですね。
 

2021/02/22 2月22日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月22日
努力を評価しあう
販売に当たる人が、一つの商品について技術、製造の人の開発の苦心を思い、
逆に技術、製造にたずさわる人は、販売する人の努力に感謝し、
心をこめて製品をつくりあげる。
また経理の人は一円のお金にも、
それが利益となって生まれてくるまでの技術、職買、製造、販売、
その他すべての部門の人の汗の結晶というものを考え、
それを最大限に生かしてゆく。
というように、お互いの一つ一つの懸命な努力を、
いわば目頭を熱くするような思いで理解し、それを生かしあってゆく。
そして、そこに生まれた成果をお互いに喜びあっていく。
そういうものがあってはじめて全体の発展も生まれてくるのではないだろうか。


『スプレットシート』『ChatWork』を利用した、
部門間のコミニュケーションが頻繁に行われるようになりました。
これで他部門が何をやっているのか?
何をお願いしたいのか?を素早く共有できます。
もちろん対応も早くなることでしょう。
ツールを利用して対応のお礼や評価も頻繁に行われることを期待しています。
・・・Chatを確認せず「情報共有ができていない」という人は論外です。
「chatを確認していませんでした、ごめんなさい」・・・が素直。

2021/02/21 2月21日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月21日
人事を尽して天命を待つ
「人事を尽して天命を待つ」ということわざがある。
これは全く至言で、私はいまも自分に時どきその言葉を言い聞かせている。
日常いろいろめんどうな問題が起きる。
だから迷いも起きるし、悲観もする、仕事にも力が入らないことがある。
これは人間である以上避けられない。
しかしそのとき私は、自分は是と信じてやっているのだから、
あとは天命を待とう、
成果は人に決めてもらおう……こういう考え方でやっている。
小さな人間の知恵でいくら考えてみても、
どうにもならぬ問題がたくさんありすぎる。
だから迷うのは当たり前である。
そこに私は一つの諦観が必要だと思うのである。


人事を尽くして天命を待つ・・・『一つの諦観が必要』
と幸之助翁は言われています。
天命を『あきらめ観』ととらえるのが悟りを開いた人の考え方なのですね。
凡人は人事を尽くしたのだから・・・
と、『期待観』を持って待ってしまうのでしょうね。

2021/02/20 2月20日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月20日
公憤を持つ
指導者たる者、いたずらに私の感情で腹を立てるということは好ましくない。
しかし指導者としての公の立場において、何が正しいかを考えた上で、
これは許せないということに対しては大いなる怒りを持たなくてはいけない。
だから、一国の首相は首相としての怒りを持たなくてはならないし、
会社の社長は社長としての怒りを持たなくては、
ほんとうに力強い経営はできないと言ってもいい。
まして昨今のように日本といわず世界といわず、
難局に直面し、むずかしい問題が山執している折には、
指導者はすべからく私情にかられず、
公のための怒りをもって事にあたることが肝要であると思う。


社長就任から24年。
社員、お客様を幸せにする責任である、
企業経営者としての公憤はもちろんですが、
商工会や法人会などを通しより社会を俯瞰するに従い、
『公』への意識は広がっていきました。
還暦を迎える2021年はさらに『公憤』を意識しつつ、
100年企業、広ガスたかたを目指し歩み続けます。
 

2021/02/19 2月19日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月19日
最善の上にも最善がある
会社としては、常に何事も最善と思ってやっているし、
みなさんもそれに基づいて最大の努力を払っていると思います。
しかし、立場をかえて、お客様の側からいうと、
まだまだこう考えてほしい、
こうあってほしいという希望が出るのも、また当然だと思います。
そういうことを考えてみると、
ものには最善の上にさらに最善がある、限りなく上には上がある。
それを一段一段、そういう訴えを聞くたびに素直にそれを聞いて、
検討するということが永遠に必要ではないかと思うのです。
そういう意見をよく汲み上げて、改める点があれば改める、
というようにすることが必要だと思います。


何かを完成させたときには、
「これ以上ない最高なものが完成した」
と思った経験はありませんか?
私は何度もあります。
「私は経営の最高の仕組みを作り上げればあとは仕組みが経営してくれる」
と考えたことすらあります。・・・馬鹿ですね。
世の中は日々変化しているのに・・・。
・・・自身も日々成長をしているのです。
世界最高技術で完成されたものは『今』の瞬間は世界一。
明日には・・・いや、
この瞬間以降どのタイミングで『世界一だった』に代わるかわからないのです。
 

2021/02/18 2月18日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月18日
日本式民主主義を
民主主義の基本理念というものは、まことに好ましいものであり、
これを取り入れ国家国民の調和ある発展繁栄をはかっていくことは、
きわめて重要なことだと言えます。
けれども、それは日本の伝統、
国民性というものに立って行なわなくてはなりません。
基本の理念は同じでも、具体的な形体は、それぞれの国民性にしたがって、
さまざまでなくてはならない。
いわば、アメリカにはアメリカ式民主主義、フランスにはフランス式民主主義、
日本には日本式民主主義がなくてはならないと思うのです。
それを日本みずからの伝統を忘れて、
アメリカやフランスのようにやろうとしても、
根なし草の民主主義に終わってしまうでしょう。


なるほど言えてますね。
それぞれの国にそれぞれの文化、宗教があります。
どこが起源かわからないくらいの歴史と伝統です。
どこかの国の基準に合わせた『民主主義』が待ち合うとは思えません。
取り入れながらすり合わせ修正し・・・、
ここでもPDCAを回しながら、
新たな民主主義文化を創っていくことが大切なのでしょうね。
 

2021/02/18 2月17日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月17日
死も生成発展
私は、人生とは〃生成発展〃、つまり〃日々新た〃の姿であると考えています。
人間が生まれ死んでいくという一つの事象は、人間の生成発展の姿なのです。
生も発展なら死も発展です。
人間は、今まで、ただ本能的に死をおそれ、忌みきらい、
これに耐えがたい恐怖心を抱いてきました。
人情としては無理もないことと思います。
しかし、われわれは生成発展の原理にめざめ、
死はおそるべきことでも、悲しむべきことでも、つらいことでもなく、
むしろ生成発展の一過程にすぎないこと、
万事が生長する一つの姿であることを知って、
死にも厳粛な喜びを見出したいと思います。


地球上の生物。
・・・生物に限らず地球上のすべての物は、
生成発展をしていると考えています。
人間でいうと『新陳代謝』ですね。
生きているということはそれ自体が生成発展の姿ではないでしょうか。
 

2021/02/16 2月16日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月16日
最高責任者の孤独
組織の最高責任者の立場に立つと、部下はもちろん、
それまで同僚として一緒に働いてきた人びとの自分に対する見方が変わってきます。
自分は変わらなくとも、周りでは見方が変わり、
ほんとうのことを言ってくれる親友というものは、
地位が上になればなるほど少なくなるというのが現実ではないでしょうか。
そういう意味で、最高責任者は好むと好まざるとにかかわらず、
心の上にいろいろなさびしさが出てきて、
いわば孤独な立場になるということが言えます。
だからこそ、いわゆる声なき声というものに耳を傾ける謙虚さというものが、
トップに立つ者にとってはきわめて大切だと思うのです。


24年前に社長に就任して長期にわたりとても孤独でした。
安芸高田市(高田郡)は人口減少が始まり、
高齢化も進み始めていましたので、
20年後、30年後経営を考えると経営改革と意識改革が必要と考えていました。
・・・が、・・・そんなことを考える人は一人もいません。
新米社長が孤立するのは当然ですね。
一人ずつ一本釣りをしながら10年・・・
15年くらいから成果が目に見えてきたように思います。
・・・当時は広ガスたかたの社長の顔などほとんどの人が知らなかったので、
いろいろなお店で昼食をと取りながら、
普段聞けない会社のクレームをたくさん聞くこともできました。
店主が社長が目の前にいるとも知らずクレームたらたら・・・、
私を知っているお客さんがたまたまいて、
「この人がガス屋の社長だよ」・・・なんてこともありました。
すかさず「すいません」と頭を下げたのは言うまでもありません。
 

2021/02/15 2月15日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月15日
自己観照
自省の強い人は、自分というものをよく知っている。
つまり、自分で自分をよく見つめているのである。
私はこれを〃自己観照〃と呼んでいるけれども、
自分の心を一ぺん自分の身体から取り出して、
外からもう一度自分というものを見直してみる。
これができる人には、
自分というものが素直に私心なく理解できるわけである。
こういう人には、あやまちが非常に少ない。
自分にどれほどの力があるか、自分はどれほどのことができるか、
自分の適性は何か、自分の欠点はどうしたところにあるのか、
というようなことが、
ごく自然に、何ものにもとらわれることなく見出されてくると思うからである。


自分自身を『第三者の目で俯瞰』するのですね。
自分の価値観で俯瞰するのではありません。
普段の自身の価値観ではなく、
『あえて、意見の合わない人になったとしたら』
という設定が大切です。
その上で自身と第三者の自分で問答をしてみると自身が深く見えてくるのですね。

2021/02/14 2月14日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月14日
顔も商品
私はいままであまり容貌に注意せず、ゾンザイな点が多かった。
ところがたまたま銀座のある有名な理髪店に行ったところ、
そこのお店の人から次のように言われたことがあった。
「あなたは自分で自分の顔を粗末にしているが、
これは商品を汚くしているのと同じだ。
会社を代表するあなたがこんなことでは、会社の商品も売れません。
散髪のためだけでも、東京に出てくるというような心がけでなければ、
とても大を成さない」
まことにもっとも千万で、至言なる哉と大いに感心し、
それ以来、多少容貌に意を用いるようにもなった。
私はその人から貴重な当世哲学を教えられたのである。


大切ですね。
『常に見られている』という意識ですね。
自意識過剰という意味ではなく、
どのような場面でも、
私を見た人が嫌な思い感じることのないよう意識する。
という意味でとても大切だと考えています。

2021/02/13 2月13日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月13日
一人の力が伸びずして……
自分は一年にどれだけ伸びているか、技術の上に、
あるいは社会に対する物の考え方の上に、どれだけの成長があったか、
その成長の度合をはかる機械があれば、これは簡単にわかります。
しかし、一人ひとりの活動能力というか、知恵才覚というか、
そういう総合の力が伸びているかどうかをはかる機械はありません。
けれども、私は5%なり10%、あるいは15%伸びた、
と自分で言えるようでないといけないと思います。
やはり一人ひとりが、
自分の力でどれだけのことをしているかということを反省してみることが大切です。
一人ひとりの力が伸びずに社会全体の力が伸びるということはないと思うのです。


『1+1=2』が当たり前ですが、
仕事の成果など、組織的な総合力では1+1=『3』にも『4』にもなるのです。
このように算数ではありえないことが起こる要因は、
一人ひとりの『成長』の和だからですね。
もちろんデジタル機器を使うことも総合力を上げる一手ですが、
それはあくまでも道具。
デジタル機器の能力を最大限引き出すのも『人』なのですね。
 

2021/02/12 2月12日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月12日
部下の提案を喜ぶ
従業員の人びとが喜んで仕事をする姿をつくるには、上司なり先輩が、
部下なり後輩の提案を喜んで受け入れるということが大切だと思います。
それがいますぐには実際に用いることができないような提案であったとしても、
その行為なり熱意なりは十分に受け入れる。
つまり、発案をすればするほど上司が喜ぶという雰囲気が非常に大事だと思うのです。
部下の提案に対して、「いや君だめだ」と言う。
また来る。「ああ君、これもだめだ」と言うようなことでは、
「提案してもムダだ、やめておこう」ということになり、
決まった仕事しかしなくなってしまうでしょう。
それでは、進歩も向上も生まれてこないのです。


役職からの提案だけでなく、
チーム、部門での実行計画活動の中でも多くの提案が出てきます。
10年前では考えられなかった現実です。
最近のチーム活動では、
部門間コミニュケーションに関する提案も増えているように感じており、
私一人では抱えきれないテーマがたくさん進んでいます。
日を追うごとに良い組織に成長している。・・・実感。

2021/02/11 2月11日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月11日
国を愛する
わが国は戦後、相当立派な成長発展を遂げてきましたが、
不思議に愛国心という言葉がお互いの口から出ません。
ときたま出ても、あまり歓迎されない状態です。
愛国心というものは、
国を愛するあまりに他の国と戦いをすることになるという人もあります。
しかし決してそうではないと思います。
国を愛すれば愛するほど、隣人と仲よくしていこう、
友好を結んでいこう、ということになるだろうと思うのです。
お互いが自分を愛するように国を愛し、隣人を愛す、
そうすることによってそこに自分の幸せも築かれていくと思うのです。
そのような姿をお互いに盛りあげていくことが、
国民としての大きな使命ではないでしょうか。


現在は国の政策もあり、
まずはスポーツを通しての『愛国心』を意識し芽生えています。
社会的にはよみがえっている・・・の表現かな?
ある時期日本はオリンピックでメダルが取れず、
国民の興味も薄れきみでしたが、
他の国のようにメダル獲得を目指し育成にお金をかけるようになり、
多くのメダルを獲得し、日の丸が掲げられるようになりました。
小さな単位では『家族愛』、
身近な社会では『愛社精神』という言葉があります。
幸之助翁の言われる、人としての使命は成長と共に積み上げていくのですね。
・・・あくまでも小さな単位からの積み上げです。
 

2021/02/10 2月10日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月10日
同行二人
弘法大師さんが開かれた高野山にある霊場に詣でる人びとの菅笠には、
みな一様に〃同行二人〃とかいてある。
どこにいようと、どこに行こうと、自分は一人ぼっちではない、
いつもお大師さまと二人という意味である。
つまり、これら信仰三昧の人びとの心の中には、
いまもなお大師は生き生きと存在しておられるのである。
もちろん、大師の生身の身体が、そのままここにあるというわけではない。
しかし、大師はいまもなおここにおわすと感じること、
また感じようとつとめるところに、大師の教えが永遠に生きてくることになる。
真理は永遠に生きるというのは、こんな姿を言うのであろうか。


『ご先祖様への感謝を形にする』ことも同じではないかと思っています。
若いころは考えてもいませんでしたが・・・。
お墓参りや仏壇に手を合わせることがそうですね。
今ここに自分が存在している奇跡、
ご先祖様からの血が途絶えることなく自分に受け継がれてきた奇跡に感謝。
仏壇にお線香をたて感謝をあらわします。
 

2021/02/09 2月9日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月9日
一歩一歩の尊さ
仕事はいくらでもある。
あれも作りたい、これもこしらえたい、こんなものがあれば便利だ、
あんなものもできるだろう、と次から次へと考える。
そのためには人が欲しい、資金が欲しいと願うことには際限がないが、
一歩一歩進むよりほかに到達する道があろうか。
それは絶対にない。
やはり、一歩一歩のつながり以外に道はない。
坦々たる大道を一歩一歩歩んでゆけばそれでよい。
策略も政略も何もいらない。
一をことし、二を三として一歩一歩進んでゆけばついには彼岸に到達するだろう。
欲しいと願う人も一人増え、また一人増えてついには万と数えられよう。
一歩一歩の尊さをしみじみ味わわねばならぬ。


私の考える成功の秘訣は『コツコツと水路を掘り続ける』ことです。
・・・とは言え、
掘った水路は崩れやすく度々掘りなおすことに・・・・。
水前寺清子の365歩のマーチ、
「一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる」
ですね。・・・・・・年配者しか知らない。
若いころは苦労せずに成功する『コツ』が知りたかったのです。
成功の法則に興味を持ったのは『努力しないコツ』でしたが、
・・・成功のことは『コツコツ、一歩ずつ』でした。

2021/02/08 2月8日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月8日
魂を加えた価格
価格というものは、サービスとか配達とかいろいろな便宜だとか、
そういうものを総合した価値判断によって決めるべきで、
単によそがいくらだからウチはいくらにするというようなことでは、
ほんとうの商売はできないと思います。
たとえば、よそで一万円のものを、場合によっては一万五百円で売ります。
するとお客さんが〃なぜよそより高いのか〃と聞かれます。
そのときに
〃同じ製品ですが、私の方はお添え物があるのです〃
〃何を添えてくれるのか〃
〃私どもの魂を添えるのです〃
と申し上げることができるかどうか。
そのように、
お店の魂をプラスして価格を決定することがお互いの商売には必要だと思うのですが、
いかがでしょうか。


広ガスたかたでは『他社にない独自サービス』が添え物ですね。
さらにしっかりとした添え物に成長すべく、
その過程にあるのが『人』です。
『良い人』という意味ではお客様からも評価いただいています。
知識、技術、人間力は学びと経験がとても重要です。
・・・とはいえ、こちらは永遠のテーマともいえます。
日々修行、日々精進したいと思います。
 

2021/02/07 2月7日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月7日
平穏無事な日の体験
体験というものは、失敗なり成功なり何か事があったときだけに得られる、
というものでしょうか。
決してそうではないと思います。
平穏無事の一日が終わったとき、自分がきょう一日やったことは、
果たして成功だったか失敗だったかを心して考えてみると、
あれはちょっと失敗だったな、もっといい方法があったのではないか、
というようなことが必ずあると思います。
それについて思いをめぐらせば、
これはもう立派な体験と言えるのではないでしょうか。
形の上での体験だけでなく、
日々お互いがくりかえしている目にみえないささいなことも、
みずからの体験として刻々に積み重ねていく姿勢が大切だと思うのです。


『何もしないで家にこもりっきりの一日』
『平穏無事な一日』
この二つは全く異なりますね。
『何もしない一日』は収穫0なのです。
『平穏な一日』は準中に収穫ができたという結果です。
よく言われることですが、
『一日に振り返り』を積み上げることで未来の成果は大きく違いますね。
家にこもっていてもTVやPCをつかって、
情報収集、情報整理を進めれば大きな成果が見えてきますね。
 

2021/02/06 2月6日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月6日
正しい国家意識を
昨今の国際情勢は、一方で〃世界は一つ〃と言いつつも、
その一方で各国が過度の国家意識に立ち、
自国の利害を優先してしまうため、対立や紛争が一向に絶えない。
それでは日本はどうかというと、反対に国家意識がきわめて薄いため、
かえって問題が起こっているようである。
個人でも正しい自己意識、人生観を生み出し、自主性を持って生きていってこそ、
そこにはじめて他の人びとに対しても、
おごらず、へつらわず、仲よくつき合っていけるわけである。
国でも同じである。
国民が正しい国家意識を持ち、他の国ぐにと交流していくことが大切であろう。
〃過ぎたる〃もいけないが、〃及ばざる〃もいけない。


正しい国家意識って何なのだろうと考えてしまう。
北朝鮮や中国、ロシアは言うに及ばず、
日韓もどうなっていくのやら・・・。
子供のころは世代が進むにつれ良くなると信じていましたが・・・。
文大統領の政策で何十年も逆戻りしてしまいました。
トランプ前大統領はアメリカファーストと言い切る始末。
一方の日本は政治とお金問題はどこまでも続く・・・。
国ごとで政治や宗教の思想の違いもあり100%融合は考えにくい。
せめて何とか表面的な調整でもできないものか・・・。
 

2021/02/05 2月5日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月5日
喜ばれる仕事
仕事というものは、人びとに喜びを与え、
世の向上、発展を約束するものだと考えれば、
勇気藻々として進めることができると思います。
たとえば、麻雀の道具をつくっている会社の人が、
麻雀をするのはよくないことだ、と思っていたら、
その会社の経営はうまくいかないでしょう。
昼のあいだ一生懸命働いている人にとって、
晩にする一時間の麻雀は気分転換になり、喜びになるだろう、
その喜びのためにわれわれは麻雀の道具をつくって売っているのだと思ってこそ、
堂々とその仕事をやっていけるわけです。
そしてその上に、一人ひとりが喜びをもって仕事を進めていけば、
会社は自然に成功するはずだと思います。


現在は世界で知らない人のいない家庭用ゲーム機メーカーの任天堂。
昔は『花札』のメーカーでした。
任天堂の基本方針は、
「ホームエンターテインメントの分野で、
健全な企業経営を維持しつつ新しい娯楽の創造を目指しています。
事業の展開においては、世界のユーザーへ、かつて経験したことのない楽しさ、
面白さを持った娯楽を提供することを最も重視しています」
です。
『花札』屋さんが『ファミコン』出した時には全くの新事業と思いましたが、
『ホームエンターテインメント』という方針の中で、
しっかりと筋が通っているのです。
昔から変わらず家庭の娯楽で笑顔を創っているのですね。

2021/02/04 2月4日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月4日
企業は社会の公器
一般に、企業の目的は利益の追求にあると言われる。
たしかに利益は健全な事業経営を行なう上で欠かすことができない。
しかし、それ自体が究極の目的かというと、そうではない。
根本はその事業を通じて共同生活の向上をはかることであって、
その根本の使命を遂行していく上で利益が大切になってくるのである。
そういう意味で、事業経営は本質的には私の事ではなく、
公事であり、企業は社会の公器なのである。
だから、たとえ個人の企業であろうと、私の立場で考えるのでなく、
常に共同生活にプラスになるかマイナスになるかという観点からものを考え、
判断しなければならないと思うのである。


『企業は単なる金儲けの道具ではない』ということですね。
本当の成功は企業を『社会の公器』と自身位置づけられるかどうかです。
『世の中のために働く』とは言え慈善事業ではありません。
ウイン・ウインの関係が成り立ち当然のように報酬が発生します。
物を買ってお金を支払わない。
何もしないけどお金だけ請求する。
『企業は社会の公器』を意識すると当たり前のことですね。
随分以前ですが「会社は社長の物」という経営者がいましたが、
それを聞いた瞬間から取引を自粛した思い出があります。
 

2021/02/03 2月3日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月3日
人間道に立つ
われわれ人間は、相寄って共同生活を送っています。
その共同生活をうまく運ぶには、どうすればよいのか。
みんなが生かされる道を探さねばなりません。
お釈迦さまは「縁なき衆生は度し難し」と言っておられます。
しかし、なろうことならそうした諦観を超え、
お互いを〃有縁〃の輪で結びあわせることができないものかと思います。
そのためには、お互いのあるがままの姿を認めつつ、
全体として調和、共栄していくことを考えていかなければなりません。
それが人間としての道、すなわち〃人間道〃というものです。
お互いに〃人間道〃に立った生成発展の大道を、
衆知を集めて力強く歩みたいものです。


『縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅうじょうはどがたし)』
多くのセミナーや講演を受講させていただきました。
その中で『〃有縁〃の輪』拡大の支援されていると感じるのは、
3KM実践協会、日創研、武蔵野です。
アプローチは三者三様ですが、
行きつきたい先は『人間としての道、すなわち〃人間道〃』だと感じています。

2021/02/02 2月2日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月2日
まず好きになる
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、
これは商売についてもあてはまります。
商売を繁栄させたいと思えば、まず商売にみずから興味を持ち、好きになることです。
好きになれば努力することが苦にならない。
むしろ楽しくなる。
そしてただお義理や飯のタネにするために事を運ぶというのではなく、
誠心誠意それに打ち込む。
そこにこそ繁栄への一つの道があると思います。
適材適所ということが言われますが、
私は、適材適所とはそうした商売の好きな人が商売に当たるということであって、
そうなれば千人が千人とも望みを達することも決して難事ではないと思うのです。


「まず好きになる」と言われています。
『感覚的に好き』なものであれば最初から好きなので問題はありません。
そうでないことを『好き』になるためにはどうすればよいのでしょう。
『一生懸命取り組むこと』でまずは楽しくなってきます。
次はPDCAを回し課題を解決することで成果がつくれればますます楽しくなり、
『好き』というレベルになっていくのですね。
社内で一番移動の多いのは甲田さんです。
どの部署に行っても課題に真剣に取り組むことでやりがいを見つけています。
「まず好きになる」の一番の実践者です。
 

2021/02/01 2月1日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
2月1日
天は一物を与える
この世に百パーセントの不幸というものはない。
五十パーセントの不幸はあるけれども、半面そこに五十パーセントの幸せがあるわけだ。
人間はそれに気がつかなければいけない。
とく人間の感情というものは、うまくいけば有頂天になるが、悪くなったら悲観する。
これは人間の一つの弱い面だが、
それをなるべく少なくして、いつの場合でもたんたんとやる。
信念を持っていつも希望を失わないでやることだ。
「天は二物を与えず」と言うが、
逆に「なるほど、天は二物を与えないが、しかし一物は与えてくれる」
ということが言えると思う。
その与えられた一つのものを、大事にして育て上げることである。


『天は二物を与えず。
しかし、天は一物を与える。
しかも、その一物は持って生まれた封筒の中に書かれている』
40歳くらいまでに開封しないと開封はむずかしい。
その封筒を開けるヒント。
何度も登場の森信三先生の誌です。
人間の一生(人生二度なし)
職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。
しかし、
どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると、
二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると、
四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、
五十までには群を抜く。
しかし、
五十の声をきいた時には、
大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、
新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると、
六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、
月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。
すると、
七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、
それからまた、十年頑張る。
すると、
この十年が人生で最も面白い。
 

2021/01/31 1月31日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月31日
千の悩みも
経営者には、一度にいくつもの問題に直面して、
あれこれ思い悩むという場合が少なくありません。
しかし私はいままでの経験で、
人間というものはそういくつもの悩みを同時に悩めるものではないということに気づきました。
結局、一番大きな悩みに取り組むことによって、
他の悩みは第二、第三のものになってしまうのです。
だから、百の悩み、千の悩みがあっても、結局は一つだけ悩めばよい。
一つだけはどうしても払うことができないが、
それと取り組んでいくところに、人生の生きがいがあるのではないか。
そう考えて勇気を持って取り組めば、そこに生きる道が洋々と開けてくると思うのです。


瞬間、瞬間で本当に悩むことのできる課題は一つだけ。
・・・生身の人間ですもの。
・・・・・・しかし、
潜在意識に常にいくつもの問題、課題を置いておくことはできます。
瞬間で悩むのは一つですが、
常に複数の悩みを抱えヒントに出くわすと、
瞬間その悩みに頭は切り替わるということはできるのです。
ナポレオンヒルでは『潜在意識の活用』と言ってますね。
 

2021/01/30 1月30日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月30日
自分を飾らず
私は、毎日の生活を営んでゆく上において、
自分をよく見せようとお上手を言ってみたり、
言動にいろいろと粉飾することは大いに慎みたいと思います。
これは一見、簡単なことのようですが、口で言うほどたやすいことではありません。
ことに出世欲にかられる人は、自分を他人以上に見せようとする傾向が強いようです。
しかし、人はおのおのその素質が違うのですから、
いくら智恵をしぼって自分を粉飾してみたところで、
自分の生地はごまかすことはできず、必ずはげてきます。
そして、そうすれば、そのときには一ぺんに信用を落とすことになってしまうのです。
私は、正直にすることが処世の一番安全な道だと思います。


『いくら智恵をしぼって自分を粉飾してみたところで』
私もまったく同感です。
・・・最後が少し・・・・。
私は、安全は成長の妨げと考えていますので、
「少しだけよく見せようと努力し続けることが成長につながる』
で締めたいと思います。
 

2021/01/29 1月29日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月29日
先憂後楽
「先憂後楽」ということは、
天下の人びとに先んじて憂い、天下の人びとに後れて楽しむという、
為政者の心構えを言った昔の中国の人の言葉だそうである。
しかし私は、この先憂後楽ということは、単に為政者だけでなく、
お互い企業の経営者としても、
ぜひとも心がけなくてはならない大切なことだと考えている。
もちろん経営者とて、ときに休養し、遊ぶこともあるが、
そのようなときでも全く遊びに心を許してしまわず、
心は常に先憂ということでなくてはならない。
それは言いかえれば、人よりも先に考え、発意、発想することだとも言える。
経営者というものはたえず何かを発想していなくてはいけないと思うのである。


『人よりも先に考え、発意、発想する』
木野先生から聞いたお話です。
・・・谷井元社長だったかな?
パナソニックは、昔真似した電気と言われることがありました。
商品開発をソニー、サンヨーなど他メーカーが先行し、
あとで松下が『真似をする』という意味で使われていたのだそうですが、
実は製品開発は遅れてはいなかったのだそうです。
まだその新製品のマーケットがないので、
他メーカーがマーケットをつくったところへ参入する戦略だったそうです。
ソニーのウォ―クマンは製品もマーケットも完全に独占されてしまいましたね。
・・・マーケットの育成という意味では先憂とは言えそうにないですね。

 

2021/01/28 1月28日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月28日
衣食足りて礼節を知る
「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある。
これは今から二千年以上も昔の中国で言われたものだというが、
今日なお広く使われているということは、
そこに人間としての一つの真理があるからのように思える。
ところが、今日のわが国については、
「衣食足りて礼節を知る」どころか「衣食足りて礼節ますます乱る」
と言わざるをえないことが多い。
これはまさに異常な姿である。
われわれはいま、
この世の中を正常な姿に戻して社会の繁栄、人びとの幸福を生みだしていく必要がある。
そのためには、まず自己中心のものの考え方、行動をみずから反省し、
戒めあっていくことが肝要だと思う。


日本でも戦後『衣食』が不足している時代は、
盗みや窃盗ということが絶えなかったと思います。
その頃は警察だけでは取り締まることができず、
当時やくざはそれを取り締まって、
各店舗から見守り料を報酬として受け取っていたそうです。
『衣食』が足りることで礼節は良くなってきたのです。
・・・果たしてそうなのでしょうか?
未成年の殺人事件や、SNSで自殺に追い込んだ事件・・・
コロナの補助金詐欺など多岐の詐欺。
これは生活環境で生きるために仕方なく・・・とは程遠く、
私たちの心の問題ではないでしょうか?
・・・・・・その心も、
・・・現在の生活環境が大きく影響しているのかもしれませんね。

 

 

2021/01/27 1月27日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月27日
過当競争は罪悪
お互いに適正な競争はやりつつも、
過当競争はいわば罪悪として、これを排除しなくてはなりません。
特に資本力の大きな大企業、業界のリーダー的な企業ほど、
そのことを自戒しなくてはいけない。
小さな企業が少々過当競争的なことをしても、
リーダー的な企業が毅然として正しい競争に徹したならば、業界はそう混乱しないでしょう。
しかし、もしリーダー的な企業が率先して過当競争を始めたのでは、
あたかも世界大戦のごとき大混乱をもたらして業界をいちじるしく疲弊させ、
その信用を大きく失墜させることにもなります。
企業が大きければ大きいほど、業界の健全な発展に対する責任もまた大きいと言えましょう。


安売り、過度なサービスなどの過当競争は絶対に正しくありません。
体力にまかせた弱い者いじめはもってのほかです。
業界自体が衰退してしまいます。
『適正性価格』で『適正サービス』で弱い者いじめ。
これはある意味正しい。
ある意味というのは弱い者いじめのための弱い者いじめではなく、
『お客様満足拡大』の一歩としてであればという意味です。
最終的にはお客様全体へ『お客様満足』を拡大していきたいものです。

2021/01/26 1月26日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月26日
短所四分、長所六分
人間というものは、誰でも長所と短所を持っている。
だから、大勢の人を擁して仕事をしているのであれば、
それぞれに多種多様な長所と短所が見られる。
その場合、部下の短所ばかりを見たのでは、なかなか思い切って使えないし、
部下にしても面白くない。
その点、長所を見ると、その長所に従って生かし方が考えられ、ある程度大胆に使える。
部下も自分の長所が認めてもらえれば嬉しいし、知らず識らず一生懸命に働く。
しかし、もちろん長所ばかりを見て、短所を全く見ないということではいけない。
私は短所四分、長所六分ぐらいに見るのがよいのではないかと思うのである。


度々登場する、芳村詩風先生の『角熟人生』ですね。
年齢と共に角(短所)がとれて丸くなっていく円熟人生。
角はあまり気にせず長所を伸ばす『角熟人生』。
同じパワーで努力をするのであれば、
短所をなくす努力よりも長所を伸ばす努力。
もちろん短所はほったらかしという意味ではありません。
短所を意識し続けとがった鋭利な角をゆっくり削ることは大切だと言われています。
幸之助翁の言われる、
『短所四分、長所六分ぐらいに見るのがよい』
と同じですね。

2021/01/25 1月25日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月25日
融通無碍の信念
「融通無碍」という言葉がある。
これは別にむずかしい理屈でも何でもない。
いたって平凡なことと思う。
もし道を歩いていて、
その前に大きな石が落ちてきて向うへ行けない場合はどうするか。
もちろん石によじ登ってもまっすぐ行くということも一つの方法である。
しかしそこに無理が生じるのであれば、石をよけてまわり道をしてゆく。
それが融通無碍だと思う。
もちろんときにはまわり道のない場合もある。
しかしそういうときにはまた別の方法を考える。
素直に、自分の感情にとらわれないで、
この融通無碍ということをたえず心がけていくところに、
世に処していく一つの道があると思うのである。


『宇宙根源の法則』ですね。
水は高いところから低いところへ流れる。
高いところから低いところに向け水路を掘ると、
必ず水はゴールを目指します。
当たり前のことを当たり前に行うこと。
無理なことを無理やり叶えることはできません。
現在無理な事でも筋道を通していけば到達することは可能です。
どこへ行くか? 何をするか?
明確にし一歩ずつ歩みを進めることで必ず到達するのですね。

2021/01/24 1月24日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月24日
会社の信用
自分の会社の欠点と考えられることは、
社内においてお互いに誠心誠意検討しあい、
その欠点を除くことにみなが努力をすることが大事だと思います。
しかし、それを決して外部の人に不用意にもらさないという配慮が必要です。
極端に言うと、
両親にさえもらしてはいけないのだというほどの信念がなければいけないと思います。
もしも幸いにして、そういうことをみなが諒として働けば、
そうした行動から非常に強い会社の信用が生まれてくると思います。
それは会社に幸いし、会社の従業員全体に幸いし、
ひいては会社の持つ使命を遂行する力となってくると思うのです。


とても大切です。
私は『お客様の安心を崩さないため』と考えます。
そのために実行計画を作成しPDCAを回し続けるのです。
そして幸之助翁が言われる、
『そうした行動から非常に強い会社の信用が生まれ、
会社に幸いし、会社の従業員全体に幸いし、
会社の持つ使命を遂行する力となってくる』
につながります。
 

2021/01/23 1月23日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月23日
物をつくる前に人をつくる
私は、ずっと以前でしたが、当時の年若き社員に、
得意先から「松下電器は何をつくるところか」と尋ねられたならば
「松下電器は人をつくるところでございます。
あわせて電気商品をつくっております」
とこういうことを申せと言ったことがあります。
その当時、私は事業は人にあり、人をまず養成しなければならない、
人間として成長しない人を持つ事業は成功するものではない、
ということを感じており、ついそういう言葉が出たわけですが、
そういう空気は当時の社員に浸透し、
それが技術、資力、信用の貧弱さにもかかわらず、
どこよりも会社を力強く進展させる大きな原動力となったと思うのです。


システムや製品をつくるのはある意味簡単です。
・・・あくまでも『ある意味』です。
なぜならば、作りこみはある程度計算できるからです。
人の成長は、発信側受、け取り側それぞれの能力や感情、
そして意欲が関わるからですね。
ライバル企業との差別化で一番難しく真似できないのが『人』です。
しっかりと『人づくり』『組織づくり』の整った企業が強いのは当たり前ですね。
 

2021/01/22 1月22日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月22日
長年のツケを払うとき
戦後三十年間、政治の仕組み、教育のあり方、
またお互いのものの考え方、生活態度の中に、知らず識らず、
いろいろなムダや非能率が生まれ、増大してきた。
それがつもりつもって物価をジリジリと押しあげ、
とうとう今日の事態を招来したのである。
お互いに考えるべきことを考えず、
改善するべきことを改善してこなかった、
長年のたまりたまったツケがまわってきたのである。
だれが悪い、かれが悪いと責めあっているときではない。
そのツケはそれぞれの分に応じて払わなくてはならない。
その覚悟を真剣に持つことができるかどうか。
そこがきわめて大切な点だと思うのである。 


戦後30年間という書き出しなので昭和50年代に書かれたのでしょう。
『長年のたまりたまったツケがまわってきたのである。
そのツケはそれぞれの分に応じて払わなくてはならない。
その覚悟を真剣に持つことができるかどうか』
・・・平成、令和と時代は進み、
時代時代に応じて過去を修正しつつも、
新たなツケをためてきているように感じます。
これからもそれの繰り返しのなるのでしょうか?
コロナでの緊急事態宣言後の国民対応も政府の対応も・・・。
ツケを払おうとしているようには思えない。・・・私だけ?
 

2021/01/21 1月21日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月21日
当たってくだける
ある時会社で社員が集まってさかんに議論している。
どうしたのかと尋ねると、
「この製品を新しく発売するのですが、これが売れるかどうか検討しているのです」と言う。
そこで私は「それはさぐるより仕方がないのではないか。
売れるか売れないかを、ある程度議論することは必要だが、
ある程度以上は議論してみてもはじまらない。
あとは〃当たってくだけるだ。
それは買ってくれる人に尋ねるより仕方ないのではないか」と言ったのである。
ある程度考えた後は、勇気を持ってやる。
そういうことが商売だけでなく政治にも、その他あらゆる日常生活の分野においても、
ときに必要だと思うのである。


議論をしつくす事が最も大切。・・・ではないのです。
こんな場合、あんな場合、こう考える人もいる・・・・、
どこまでも尽きることはないでしょう。
大切なことは進みながら修正することです。
「PDCAをまわす」と言いますね。
「60%〜80%議論が進むと実行」
80%まで進めたらもはや完成の域と言えるのかもしれませんね。

2021/01/20 1月20日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月20日
苦情から縁がむすばれる
需要家の方からいただくおほめの手紙はもちろんありがたいけれども、
苦情の手紙をいただくのもありがたいことだと思います。
かりに苦情を言わない方はそのまま
「あそこの製品はもう買わない」ということで終わってしまうかもしれません。
しかし不満を言ってくださる方は、そのときは「もう買わない」というつもりでも、
こちらがその不満を丁重に扱って、不満の原因をつかむとともに、
誠心誠意対処すれば、その誠意が通じ、かえって縁がむすばれる場合が多いと思います。
ですから、苦情を受けたときは「縁がむすばれる好機」と考え、
一つの機会として生かしていくことが大事だと思うのです。


平原さんのVMだったと記憶します。
白木のお客様のところに訪問する際タブレットでお客様情報を確認したところ、
つい先日クレームを起こしていたことを知りました。
訪問し、最初に「先日はクレームを起こして申し訳ありませんでした」
とお詫びをしたところお客様は、
「そんなことも共有できているのか、良い会社だね。これからもよろしく」
と言っていただいたそうです。
平原さんの訪問時対応に感謝です。
 

2021/01/19 1月19日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月19日
人情の機微を知る
人間の心というものは、なかなか理屈では割り切れない。
理論的にはこうしたらいい、と考えられても、
人心はむしろその反対に動くということもあろう。
一面まことに厄介といえば厄介だが、
しかし、やはりある種の方向というか、法則的なものがあるとも考えられる。
そうしたものを、ある程度体得できるということが、
人情の機微を知るということになるのだと思う。
では、人情の機微を知るにはどうしたらいいか。
それはやはり、いろいろな体験を通じて、多くの人びととふれあうことである。
そうした体験に立ちつつ、常に素直な目で人間というものを見、
その心の動きを知るということが大切だと思う。


幸之助翁が言われる『人間の研究』の一つです。
『人情の機微』は無理を可能に動かしてしまうこともあるのです。
・・・逆もあります。
「ここに法則がある」と言われており、
この法則を知っていることで仕事だけでなく、
人間同士が関わる多くのことがうまくいくのですね。
『いろいろな体験を通じて、多くの人びととふれあうことである』
とも言われています。
積極的に多くの人と関わる意識を持ち続けることで、
後の人生が大きく変わるのです。

2021/01/18 1月18日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月18日
水道の水のように・・・
加工された水道の水は価値がある。
今日、価あるものを盗めばとがめられるのが常識だが、
通行人が門口の水道の栓をひねって存分に飲んだとしても、
とがめたという話はきかない。
直接、生命を維持する貴重な価値ある水でさえ、
その量があまりに豊富であるゆえに許されるということは、われわれに何を教えるか。
それは、すなわち生産者の使命は貴重なる生活物資を、
水道の水の如く無尽蔵たらしめることである。
いかに貴重なるものでも、量を多くして無代に等しい価格をもって提供することにある。
われわれの経営の真の使命はまさにここにあると思うのである。


幸之助翁の『水道哲学』ですね。
大量生産で多くの人に安価で製品を行き渡すことが使命だといわれました。
この哲学は現在も生き続けています。
しかし、新たな価値観として『差別化』があります。
同じものが大量にあると安いものが売れ、
希少価値のある少数のものは高いものが売れるのです。
生産数量限定の希少な車はあっという間に売り切れ、
その希少中古車の価格は新車よりも高くなるという現実です。
トヨタ2000GTという車はつい先日オークションで1億円以上の金額で落札されたそうです。

2021/01/17 1月17日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月17日
決意を持ち続ける
指導者にとって大事なことの一つは、志を持つということである。
何らかの志、決意というものがあってはじめて、事は成るのである。
だから志を立て決意をするということが必要なわけだが、
それは一度志を立て、決心すればそれでいいというものではない。
むしろ大事なのは、そうした志なり決意を持ち続けることであろう。
そのためには、やはり、たえずみずからを刺激し、
思いを新たにするようにしなくてはならない。
一度志を立て、決意することによって、
非常に偉大なことを成し遂げられるのも人間であるが、
その志、決心をなかなか貫き通せない弱さをあわせて持つのも、
これまた人間である。


私はこの年齢になって『志』とは、
‶『志』を持つ″というよりも
‶『志』が湧き上がり自覚を持つ″
が正しいような気がしています。
音楽家は「小さいころから一つの楽器をやり続けた」という人は多いのですが、
多くは「やらされていたが、いつしか楽しくなった」と聞きます。
スポーツ選手は自らという人が多い一方それで成功する人はあまりにも一握り。
「今、目の前」に与えられたもの一つのことに集中しやり続けてながら、
その中、まらはその延長に『志』を見つけ強化する。
松下さん、藤沢さん、土屋会長、田舞さん、小山さん、
ニトリの似鳥会長も「今、目の前」に集中してきたのですね。
その他多くの著名な成功者は圧倒的にこちらだと思っています。








松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月17日
苦労 

昔の言葉ですが、
「しんどいことは買ってでもせよ。苦労は買ってでもせよ。
苦労をいやがってはいけない。
苦労はむしろ買ってでもしなければならなどということを、
私どもは子どもの時分に教えられたものです。
苦労を厭(い)うというような貧困な心弱いことではいけない、
苦労はすすんでしなければならない、苦労は買ってでもしなければならない、
そうしてこそ真人間になるのだ、ほんとうの筋金入りの人間になるのだ、
単なる知識、学問ではいけないのだ、それを超えた強いものを心の根底に培って、
はじめて諸君が習った知識なり学問が生きてくるのだ、その根底なくしては学問、
知識はむしろじゃまになるのだ、諸君の出世のじゃまになるのだ、
こういうような教えを、私は聞いたことがあります。
そのときは、非常にひどいことを言うな、という感じもしたのですが、
長い人生を経て、いま顧みますと、その言葉のいかに尊いものであるかを、
しみじみと味わうのです。
『社員稼業』
自問自答
自分ははたして“筋金入りの人間”か。
これまで得た学問・知識を十分に生かせているか。
 

2021/01/16 1月16日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月16日
武士道と信頼感
昔、武士は庶民の上に置かれ、尊敬されていた。
これは一つには、
武士が武力を持っていたからとも考えられるが、それだけではない。
やはり武士は道義に厚く、武士としての精神を忘れず、
いわゆる武士道に徹することにより、
庶民の信頼と尊敬をかち得ていたものと思う。
これは会社の中でも言える。
経営者には経営者道、従業員にはいわば従業員道ともいうべきものがあると思う。
それぞれ当然やるべきことがある。
これをお互いに責任を持って貫いてゆくというところに、
信頼関係の基礎があり、その信頼関係を高めてゆく推進力があるのではないだろうか。
まずお互いの立場で、それぞれの道に徹したい。


それぞれがやるべきこと。
小山さんが言う役職別のやるべきことを整理してみました。
社長 決定とチェック
幹部 スピード実行と個々の実行チェック
担当 実行と自己管理








松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月l6日
全身全霊

いささか厳しい言い方をすれば、本業に全身全霊をささげて、
そこに喜びが湧いてこないというようなことでは、
その本業から去らなければならないという見方もできると思います。
能力の問題ではありません。
それに全身全霊を打ちこむ喜びをもつかもたないかの問題です。
力が及ばない、という人はたくさんあると思います。
しかし、及ばないなりに一心に打ちこむならば、
その姿はまことに立派なものがあると思うのです。
そういう姿が、人に感銘を与え、人を動かすことになります。
そこに知恵と力とが集まって、成果を生むことができるようになってきます。
ところが、そういうものがなかったら、いくら力があったとしても、
それだけにとどまって、大きな成果はあげられないと思います。
ですから、そういう意味で、本業に全身全霊を打ちこんで、
なお興味が湧かないというのは許されないことだといえましょう。
『経営心得帖』
自問自答
これが自分の“本業”だと言い切れないのはなぜか。
全身全霊を打ちこんで事にあたることにいまだ足らざるものがあるからではないか。
 

2021/01/15 1月15日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月15日
青春とは心の若さ
〃青春とは心の若さである。
信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動をつづけるかぎり、
青春は永遠にその人のものである〃
これは私があるヒントを得て座右の銘としてつくった言葉である。
当然ながら、人はみな毎年歳をとってゆく。
それはいわば自然の徒である。
しかし私は、精神的には、
何歳になろうとも青春時代と同じように日々新たな気持を持ち続けることができるはずだと思う。
その精神面での若さを失いたくないというのが、かねてからの私の強い願いなのである。
特に最近は、心は絶対に老いさせないということが、
個人的にも、また周囲の環境からも要請されていることを強く感じている。


本日のタイトルを見た瞬間にある詩を思い出した人も少なくないでしょう。
サムエル・ウルマンの“青春”ですね。
久々のフルバージョンです。
青春とは
真の青春とは
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
薔薇色の頬真赤な唇しなやかな身体
そういうものはたいした問題ではない
問題にすべきはつよい意思ゆたかな想像力もえあがる情熱
そういうものがあるかないか
こんこんと湧きでる泉のように
あなたの精神は今日も新鮮だろうか 
いきいきしてるだろうか
臆病な精神のなかに青春はない
大いなる愛のために発揮される
勇気と冒険心のなかにこそ青春はある
臆病な二十歳がいる既にして老人
勇気ある六十歳がいる
青春のまっただなか年を重ねただけで人は老いない
夢を失ったときはじめて老いる
歳月は皮膚にしわを刻むが
情熱を失ったとき精神はしわだらけになる
苦悩、恐怖、自己嫌悪それらは精神をしぼませごみくずに変えてしまう
誰にとっても大切なものそれは感動する心
次は何が起こるのだろうと眼を輝かせる子供のような好奇心
胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び
さあ限をとじて想いうかべてみよう
あなたの心の中にある無線基地
青空高くそびえ立つたくさん光輝くアンテナ
アンテナは受信するだろう偉大な人々からのメッセージ
崇高な大自然からのメッセージ
世界がどんなに美しく驚きに満ちているか
生きることがどんなに素晴らしいか
勇気と希望ははえみを忘れず
いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり 
あなたはいつまでも青春
だがもしあなたの心のアンテナが倒れ
雪のように冷たい皮肉と氷のように頑固な失望におおわれるならば
たとえ二十歳であったとしてもあなたは立派な老人
あなたの心のアンテナが今日も青空高くそびえ立ち
いのちのメッセージを受信しつづけるかぎり
たとえ八十歳であったとしてもあなたはつねに青春
真の青春とは若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある







松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月16日
三年はかかる

最初はつまらないと思えた仕事でも、何年間かこれに取り組んでいるうちに、
だんだんと興味が湧いてくる。
そしてそれまで自分でも気づかなかった自分の適性というものが開発されてくる。
そういうことがよく起こりえます。
つまり、仕事というものは、やればやるほど味の出てくるものだということです。
そして、そうした仕事の味が多少ともわかってくるようになるまでには、
「石の上にも三年」のことわざどおり、
やはり、普通は三年はかかるといえるのではないでしょうか。
昔、私の若かったころには、入ってすぐに辞めるというような人は、
今日に比べて少なかったように思います。
それは一つには、
仕事の種類自体がそれほど多くなかったということにもよるでしょう。
しかしそうしたこと以上に、先輩やいろいろの人から、
「石の上にも三年」のことわざをたびたび聞かされ、
また自分でもそう言い聞かせて我慢をし、辛抱をした。
そのうちに、だんだんと仕事の味、
仕事の喜びを見出すといったことであったのではないかと思います。
私は、昔も今も、
仕事のかたちは変わっても、その本質には、何ら変わりはないと思います。
『社員心得帖』
自問自答
「最低3年」と後輩に言い聞かせるだけの人生を自分ははたして歩んできただろうか。
仕事の味をわかっているだろうか。

2021/01/14 1月14日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月14日
不景気またよし
好景気は結構だが、不景気は感心しないという。
たしかに、その時点時点で見るとそうであろう。
けれども、そういう一コマ一コマであっても全体について見たら、
不景気の過程もまた偉大なる生成発展の一つであるとも考えられる。
不景気のときには苦しく困難ではあるが、
不景気なるがゆえにはじめて得られるものがある。
不景気になったために知らなかったことを知った、
ある悟りを開いたということがある。
それによって次の手が打てる。
だから不景気のときには、伸びているところも少なくない。
そういう見方をするならば、不景気もまた結構ということになると思うのである。


二宮尊徳(金次郎)の「二宮翁夜話」で紹介されていたと記憶しています。
『台風が時々来るのは良いことだ。
台風は建物などに被害を及ぼすが、
しっかりと手を入れていればそうそう壊れるものではない。
一部に腐りが出ていたり、壊れかけていると被害にあうものだ。
壊れたことで限界であったことを教えてくれる。
また、台風が来ても壊れないよう日頃の手入れが大切だということを教えてくれるのだ』
このような文章でした。
幸之助翁の言われる「不況またよし」と同じ価値観を感じます。
大きな事業を成し幸せな人生を送る人の価値観ですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月14日
ほんとうの勉強

人間というものは、とかく易きにつきやすいもので、
5年、10年と順調に伸びている状態が続くと、
どうしても、どこかにゆるみが生じて、いざというときの備えを怠りがちになる。
もちろん数多くある会社の中には、10年間順調な伸びが続いていて、
なおかつどこもゆるんでいないという会社もあるだろう。
しかし、それはよほど指導者が油断をせずに、
勝って兜の緒を締めさせているところで、そういうところは、まあ10社に1社ぐらい、
あとの9社は、だいたい社長はじめみんなの心がゆるんでいるものである。
そこへパッと不景気が来れば、ガタンと来る。そういうことが多いわけである。
だから、3年に一ぺんぐらい、ちょっとした不景気が来る、
10年に一ぺんぐらいは、大きな不景気が来るということは、
一面ではお互いの身のため、会社のためだということができると思う。
ほんとうは、好況のときにどうしていたかが不況になって生きてくるのだけれども、
やはり人間というものは、どんなに賢い人でも、
事にあたって多少つまずかないと身に入らない。
そう考えて、不況というものには逃げないでこれに立ち向かい、
社内のゆるみを引き締め、改善すべき点を徹底的に改善していくことが大事だと思う。
不況のときこそ、身にしみてほんとうの勉強ができるいい機会だということである。
『松下幸之助経営語録』
自問自答
不況や危機はいずれやってくる。
“ゆるみ”はないか。“備え”は万全か。
 

2021/01/13 1月13日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月13日
枠にとらわれず
私たちは仕事を進めていく際に、
ともすれば自分で自分の枠を決めてしまってはいないか。
たとえば、ラジオのデザインにしても、
元来、デザインは固定したものでないのだから、
三角でも円でもよいはずなのに、ほとんど箱型である。
このことに限らず、不思議なことに人間は自ら枠をつくり、
その中に入ってしまうという悪い傾向がある。
これも自己を保身する一つの行き方かもしれないが、
窮屈な枠の中で窮屈なものの考え方をしていては、
心の働きも鈍くなり、自由自在なよい智恵が出てくるものではない。
ものにはいろいろな見方がある。
時と場合に応じて自在に変えねばならない。
そこにこそ発展が生まれるのである。


木野先生から聞いたお話です。
「TVやラジオ、ステレオなどが真空管だった時代、
幸之助はこのラジオを小さくするよう技術者にいらいをしました。
試作品を見た幸之助は『大きすぎるもっと小さく』とさらに依頼をしたのです。
技術者が『真空管はこれ以上小さくできません』と答えたところ、
『真空管を使わないで作ればよい』と言いました。
結果トランジスタラジオが開発されたのです。」
枠にとらわれていては技術の革新はないという例の一つですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月13日
きょうの最善、あすの最善

最近は老舗といわれるところでもつぶれていくところが少なくないでしょう。
それは、多くの場合、過去の暖簾(のれん)にとらわれて、
社会の移り変わりに対応できないところに一つの原因があるように思うのです。
もちろん、
先代や先々代が営々として築いてきた暖簾は、店の信用がこもった大切なものです。
けれど、
変化の激しい今日、ただ過去の暖簾に頼っていてはあすの発展は生まれません。
常にお客さんの要望を適切にキャッチし、刻々とそれにこたえるよう努めて、
日々新しい信用を生み出していくことが大切なんですな。
たとえ自分の会社でヒット商品を出したとしても、それに安心するのではなく、
その商品をライバルとしてすぐつぎのよりお客様に喜ばれる商品を考えていく、
そういう日に新たな姿を生み出していくことこそ大事だと思うのです。
きょうの最善はあすになればもう最善ではない。
あすはあすの最善を生み出していかなければならないということなんですね。
『人生談義』
自問自答
日々新しい信用を生み出すことができているだろうか。
 

2021/01/12 1月12日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月12日
人生を設計する
毎日、なにがなしに仕事をしている、ということでは困ると思います。
何でもいい、何か一つの目的を持つ。
そういうものを日々持ってそして同時に、
一カ月先、あるいは一年なら一年の間には、こういうことをやってみるのだ、
という一つの自己設計とでもいうものを持つことが大切だと思います。
そして、それはうまくいく場合もありますし、うまくいかない場合もあります。
しかし、これはもう仕方がありません。
仕方がないけれども、そういうものを持っているということ、
次つぎに生んでいくということ、
それが、私は生きがいというものにつながっていくと言ってもいいと思うのです。


『追い回されながら仕事をする』
最初は誰しもそうでしょう。
まずはこなすことが大切です。
ここから先が『差』のつくところ。
「慣れたおかげでしごとがらくになった」で終わるのか?
「さらに効率の良い仕事をするために工夫・改善をする」に踏み込み成果を出す。
ただただ働いているだけでは成長はありません。
疑問を持ち、目標を明確にし実行していくことが大切なのです。
・・・ここに『差』が生まれます。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月12日
立ち上がる

今皆さんに読んでいただいているPHPの雑誌を発行して、
23年になるんです。昭和21年11月3日にPHP研究所をつくったんですが、
その翌年に機関誌を発行して、ずっと続いているんであります。
当時、私は精神的に非常な苦悩に陥りました。
政治が非常に崩れてもうどうすることもできない。
極端にいえば、自殺でもせねばならんような状態に私は追いこまれました。
しかしそのときにじっと耐えられたんですね。
そしてPHPの研究をしようということになったんです。
これは私の逃げ道であったかもしれません。
そういうふうに非常に苦しい状態に追いこまれたから、
PHPというものを考えたということもあろうと思うんですね。
そういうことがなく、戦後苦しい中にも相当の光明を見出しておったなら、
あるいはPHPは考えなかったかもしれない。
しかし光明すらも見失うほど苦しんだところにPHPを生み出したということは、
やはりとことんまで落ちてしまうのを途中で歯をくいしばって、
一つの枝にぐっとすがりついたというような姿やと思うんです。
そのすがりついたのがPHPであったと私は思うんであります。
そうでありますから、苦しいこともありましょうが、
苦しむこともよろしいと思うんです。苦しまねばならんと思います。
しかしその最後に、それに堕してしまってはならない、
苦しさだけに堕してしまってはならない。
そこでやはり何らかの境地をひらいて、そしてもう一ぺん立ち上がらないといかん。
皆さんが仕事をなさる過程には、しばしばそういうことがあろうと思います。
簡単に投げ捨ててしまう人もたくさんあるでしょう。
それでは非常に残念な結果に終わる場合が多いと思うんです。
やはり耐えて耐えて耐えていくところに非常に大きな自己錬成
というものができてきて、
立派な人間となっていくんじゃないかという感じがいたします。
『松下幸之助発言集第6巻』(昭和11年の発言より)
自問自答
残念な結果で終わる人間に
なってはいけない……。

2021/01/11 1月11日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編
松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月11日
日本のよさを知る
私は日本ほど恵まれた国はないと思うのです。
一億という人口があって、しかも一民族であり一言語である。
気候、風土も非常に好ましい状態に霞かれている。
こういう国を擁して偉大なる発展をしないというのはどうかしています。
素直に考えてやっていけば、
次つぎとこの国を生かしていく道ができてくると思うのです。
そのためにはまず自分の国というものをよく知らなければいけない。
われわれは日本を、日本人というものを知らなくてはならない。
むろん何もかもよいというのではありません。
欠点は欠点で、これは当然直さなければいけませんが、
それを差し引いても、まだ余分にいいところがだいぶ残ると思うのです。


コロナ感染拡大中の「今」の日本の姿は?
TV番組でインタビューを受けた若者は、
「友人がコロナに感染したが、
症状もなく風邪みたいなもんだとわかったので自粛するつもりありません」
と言っていました。
周りの人への感染は心配ではないですか?の問いに、
「気にしすぎていたら行動できません」
と答えていました。
・・・・・・感染拡大は収まるのでしょうか???
・・・ではありますが、
ヨーロッパやアメリカの感染拡大比較するとまだまだ小さい。
インタビューの若者たちが日本の代表ではなく、一部の見解なのでしょう。
・・・が、その一部の人たちが感染を拡大させているには違いなさそうです。
飲食店が休業要請を受け入れない場合の罰金も大切ですが、
日本の良さを失わないためにも、
行動を慎むことのできない人に罰金を科すことも必要ではないでしょうか?






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月11日
仕事が好きである

社員としての生活、特に責任ある立場に立ち、
何人もの部下をもって仕事をするというようになれば、
なかには自分の思うとおりに動いてくれない部下も出てきます。
いちいち理屈を言う人もあるし、誤解する人もあるし、
なかなか自分の意を素直にくんでくれないという場合が生じてくる。
そんなとき、人間であればだれでも、ときには〃かなわんなあ″〃困ったなあ〃〃わずらわしいな
あ〃と思います。
しかし、そう思っても、その一方でまた、
〃なんとか誤解をなくしてあの人たちを立派に育てよう、
協力してもらえるようにしよう〃と思い直し、
みずからを慰めるということが必要です。
そうでないと仕事の成功は望めないと思います。
そして、そうした思い直し、気分の切り替えができるかどうか、
それが私は、その人が仕事が好きかどうかにかかっていると思うのです。
好きであれば、それがそれほどの苦もなくできます。
一時的には〃わずらわしい、困ったな〃と思っても、
つぎの瞬間には〃その苦労を乗り切ることが面白いんだ〃
ということでかえって勇気が湧いてきます。しかし、嫌いだとそうはいきません。
嫌いな人は、だんだんその苦しさがっのってきて、頭が痛くなってくる。
そして〃もう自分はこの仕事から逃げたいなあ〃といったことになってくるわけです。
それでは仕事を全うすることはできません。
『社員心得帖』
自問自答
困ったときにあきらめず
いま一度“思い直す”ことができていたか、
できているか。
2021/01/10 1月10日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月10日
社会にやらせてもらう
お互いの仕事なり職業というのは、それぞれに自分の意志で選び、
自分の力でやっているようではあるが、
本来は社会がそれを必要としているからこそ成り立つものである。
つまり、自分がやっているのではなく、
社会にやらせてもらっているのだということが言えると思う。
床屋の仕事でも、髪をキチンとしたいという人びとの要望があって、
はじめてそれが必要とされるのである。
このことは、どんな仕事についても同じである。
そういうことを考えてみると、
そういう仕事を世間からやらせてもらえるのは、
ほんとうにありがたいことだという感謝の念も生じてくると思うのである。


確かに、需要のないところに商品・製品は生まれることはなく、
事業としても成り立ちません。
奇抜な技術を生かした製品が登場することもありますが・・・、
消えてなくなる運命を背負ってしまいます。
時代を先取りしすぎたものも同じ運命を背負います。
需要とは時代・環境に則したタイミングがあるのです。
広ガスたかたが現在あるのは、
私たちを支持していただくお客様のおかげですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月10日
心の改革

本年になりましてからは、この一月十日、本年度の経営方針につきまして、
一応のお話をいたしたのであります。
本年は非常に悪い年でありますが、
しかし、悪い年やといっていたずらに引っこみ思案になったり、
また意気消沈をしていたならば、悪い年はさらに悪くなる、それではいけない、
悪い年というものは考え方によると、非常にわれわれにものを考えさせる年である、
また、平生考えられなかったことを考える年である、
そういうことになるとわれわれは考えたい。
だから非常に悪い年は、同時に心の改革ということが行われて、
そしてそれが将来非常な発展の基礎になるんだ、
というような意味の話を申しあげたと思うのであります。
そうして考えてみますと、悪い年は必ずしも悲観する年ではない、
それは新たに出発するところのめでたい年である、
だから皆さんしっかりひとつやってください。
今日、不景気なり、その他もろもろの困難に直面はしておりますが、
その直面しているということをいたずらに恐れてはならない。
むしろこういうときにこそ、すべてにおいてものの考え方を変えて、
今まで考えつかなかったものも考えつくことができる、
ですから、この不景気を迎えたということは、
考え方によると非常に意義のある年である、というようなお話を申しあげまして、
皆さんにもよくご了承願い、会社は力強く活動に入っているのであります。
『松下幸之助発言集第25巻』(昭和33年の発言より)
自問自答
悪い年は悲観する年ではない。
めでたい年なのだ。
考え方を変えるチャンスなのだ。
 

2021/01/09 1月9日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月9日
雨が降れば傘をさす
経営者たるものは、すべて天地自然の理法に基づいて行動しなければならない。
これは何もむずかしいことを言っているのではない。
たとえば雨が降ったら傘をさすということである。
つまり集金をせねばならぬところには集金に行く、
売れないときには無理に売ろうとせずに休む、また売れるようになれば作る、
というように大勢に順応するということである。
集金すべきところから集金もせずに、
新たに資金を借りようとする人があるようだが、
金を借りるのならば、まず集金に全力を尽す。
それでもなお資金がいるときにはじめて借りる、
という至極簡単な当たり前のことを、どれだけ的確に行なうかが非常に大事なのである。


「物を買うとお金を払う」
あたりまえのことなのですが・・・。
昔は特殊な管理をしなくても回収できていました。
時代は変わりました。
税金を納めない人、NHKの受信料を払わない人、
電気代、ガス代、果ては病院への医療費まで・・・。
TV番組で、ある病院では医療費回収の特別担当者を置いているところもあるそうです。
「水は高いところから低いところへ流れる」
当たり前の流れの中に私たちの日常があります。
水の流れを断ち切ったり、
低いところから高いところに水を流そうとすると必ず痛い目に合うことでしょう。





松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月9日


君が「徳が大事である。なんとかして徳を高めたい」ということを考えれば、
もうそのことが徳の道に入っているといえます。
「徳というものはこういうものだ。こんなふうにやりなさい」
「なら、そうします」というようなものとは違う。もっとむずかしい複雑なものです。
自分で悟るしかない。その悟る過程としてこういう話をかわすことはいいわけです。
「お互い徳を高めあおう。しかし、徳ってどんなもんだろう」
「さあ、どんなもんかな」というところから始まっていく。
人間としていちばん尊いものは徳である。だから、徳を高めなくてはいかん、と。
しかし、技術は教えることができるし、習うこともできる。
けれども、徳は教えることも習うこともできない。自分で悟るしかない。
前にお釈迦さんが悟った話をしたでしょう。お釈迦さんでも、修行して、
いかに艱難辛苦しても、悟れないときは悟れないわけです。
悟れるときは、何の苦労もせずに悟れた。
けれど、私が思うには、お釈迦さんは終始一貫
「悟りをひらきたい。この宇宙というものについての道を知りたい」
という要求だけは強かったわけですね。
死にかけて、倒れて気絶するというその瞬間でも、
それだけは忘れずに求めていたのだと思います。
それで、菩提樹の下でホッと悟りをひらいた。
そんなもんですからね、君がそういうことを考えることはいいと思うし、
私に質問していること、その過程を踏んでいるわけです。
だから、そういう心がまえでやっていってください。私もしっかりやるから。
『リーダーを志す君へー松下政経塾塾長誰話録』
自問自答
大事だと思うことを要求する!
自分に強く要求する!
自分で悟る!
 

2021/01/08 1月8日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月8日
祈る思い
みずから何もせずしてただ神仏にご利益を願うというようなことは、
人間としてとるべき態度ではないと思う。
また、そんな都合のよいご利益というものはあり得ないだろう。
しかし人間がほんとうに真剣に何かに取り組み、
ぜひとも成功させたい、させねばならないと思うとき、
そこにおのずと何ものかに祈るというような気持が湧き起こってくるのではないか。
それは神仏に祈念するというかたちをとる場合もあろうし、
自分なりにそれに準ずるものを設定して願うという場合もあろう。
そういうことは一つの真剣さの現われであり、
またみずからの決意を高めるという意味からも、大いにあっていいことだ。


神仏に願い事をする『願掛け』は、
「ただでお願いをする」ということではありません。
『自分の大切なものを差し出す代りに願いをかなえて下さい』ということなのです。
「お供え物」「お賽銭」であったり、
「何か大切なものを断ちます」「差し出すものがないのでお百度を踏みます」なのですね。
大成功経営者に神仏を敬う人が多いですね。
松下幸之助翁も熱心な信者でした。




松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月8日
大志と"足もと”

「青年よ大志を抱け」という古い言葉があります。これは非常に大事なことです。
青年が大志を抱いて励んでいくということは、
きわめて大切なことだと思うのであります。
しかし、ただこの「青年よ大志を抱け」という言葉だけに浮かれてはならない
という感じもいたします。
この、大志を抱くということを、ぼく自身がどのように考えていたかと申しますと、
実は私は、皆さんの年ごろのときに、
「青年よ大志を抱け」というような言葉に励まされたことはないんです。
私の二十歳のころを顧みますと、ともかくも生活を安定させたいというような、
ごく平凡な願いであったんです。
もちろんそうは申しましても、
その生活に対しては、ただなにげなしにやるというのではなく、
きょう一日をよくしたい、きょう一日を一所懸命やってみたいというようなことは、
真剣に考えておったように思うんでありますが、
大志を抱いて、その仕事についたということは、正直なところないと思うのです。
しかし、約五十年たって考えてみますと、
大志を抱いて仕事をして成功したということはいえないけれども、
その日その日というものを、まじめにやってきたということによって、
大志をもって仕事に取り組んだのと同じような成果をあげてきたのではないか
という感じがします。
そういう自分の体験から見ますと、大志を抱くということも、
それ自体はまことに大事で立派なことですが、大志を抱くがために、
遠く遠方をみつめて、きょう一日の足もとを顧みないというような場合も、
私は相当あるんやないかという感じがします。
大志を抱いて成功しないという人もある。
大志を抱かずして一日一日を績み重ねて、
ついに大志を抱いたと同じような成果をあげるという人もある。
私の場合はどちらかというと、大志をもたずして、
大志を抱いた人と同じような成果をあげたことになるんやないか
という感じがいたします。    
『松下幸之助発言集第11巻』(昭和42年の発言より)
自問自答
抱いた大志は大切にしたい。
でも、きょう一日の自分の“足もと”も大切にしなければー。

2021/01/07 1月7日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月7日
熱意は磁石
いかに才能があっても、知識があっても、
熱意の乏しい人は画ける餅に等しいのです。
反対に、少々知識が乏しく、才能に乏しい点があっても、
一生懸命というか、強い熱意があれば、そこから次つぎとものが生まれてきます。
その人自身が生まなくても、
その姿を見て思わぬ援助、目に見えない加勢というものが自然に生まれてきます。
それが才能の乏しさを補い、知識の乏しさを補って、
その人をして仕事を進行せしめる、全うさせる、ということになるわけです。
あたかも磁石が周囲の鉄粉を引きつけるように、
熱心さは周囲の人を引きつけ、周囲の情勢も大きく動かしていくと思うのです。


業績=能力×心の姿勢×意欲×意欲
という公式があります。
『意欲』は二乗なのですね。
幸之助翁の言われる熱意とは『心の姿勢』×『意欲』×『意欲』
『心の姿勢』は目には見えません。
形、行動をとりつくろえばとりあえずは何とかなるでしょう。
『意欲』を周りの人に評価してもらうには・・・、
『継続』ですね。
継続できない=意欲0という評価になってしまうかも・・・。
能力0の人はいないでしょう。
業績という成果が出ない=『意欲』の問題です。
意欲0だと掛け算なので答えは0になってしまいます。
人を引き付ける磁力=熱意は意欲が最も大切ということですね。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月7日
志を失わない

やることなすことが裏目にばかり出る。
懸命に努力しているのに、どうもうまくいかない。
そのような状況に陥って頭を悩ますことが、長い人生にはときにあります。
そんなときに大事なのは、やはり志を失わず地道な努力を続けること。
およそ物事というものは、すぐにうまくいくということはめったにあるものではない。
根気よく辛抱強く、地道な努力をたゆまず続けていくことによって、
はじめてそれなりの成果があがるものだという気がします。
私が二十二歳で独立し、
自分で考案したソケットの製造販売を始めたときもそうでした。
四カ月ほどかかつてつくりあげたソケットも、
売れたのは当時のお金でたった十円足らず。
仕事を続けるどころか、
あすの生計をどうするかという状態にまで追いこまれてしまいました。
もしそのときに、もうダメだということでその仕事をあきらめてしまっていたら、
今日の私も、松下電器という企業もなかったのはいうまでもありません。
しかし私は、それが考えに考えぬいたすえに強く決心して始めた仕事だけに、
何としてもやめてしまう気になれず、なんとかよりよいソケットをつくれないかと、
苦しい生活の中で、改良の努力を続けました。そうこうするうちに年の瀬も迫って、
窮状はさらにつのったのですが、そこへ思いもかけず、ソケットの技術を生かして、
扇風機の部品の一つである碍盤(※がいばん)というものをつくってくれないか、
という注文が舞いこんできたのです。
そのおかげでどうにか行きづまりが打開できて、
事業を軌道に乗せる道がひらけたのでした。
※扇風機の速度調整スイッチを取り付ける絶縁盤。
『人生心得帖』
自問自答
根気、辛抱、地道、結局はそれが“注文”を呼びこむ。
やめないことが、結局は成功を呼びこむ。

2021/01/06 1月6日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

 [愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月6日
素直な心とは
素直な心とはどういう心であるのかといいますと、
それは単に人にさからわず、従順であるというようなことだけではありません。
むしろ本当の意味の素直さというものは、
力強く、種極的な内容を持つものだと思います。
つまり、素直な心とは、私心なくくもりのない心というか、
一つのことにとらわれずに、
物事をあるがままに見ようとする心といえるでしょう。
そういう心からは、物事の実相をつかむ力も生まれてくるのではないかと思うのです。
だから、素直な心というものは、真理をつかむ働きのある心だと思います。
物事の真実を見きわめて、それに適応していく心だと思うのです。


松下幸之助翁の『素直』とは、
私心なくくもりのない心
一つのことにとらわれずに、物事をあるがままに見ようとする心
真理をつかむ働きのある心
物事の真実を見きわめて、それに適応していく心
だと言われているのですね。
私は経営理念のなかで『健善』と表現しています。
さらに幸之助翁は『素直』だけをテーマに一冊の本を書かれています。
・・・とても奥深い。






松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月6日
死ぬに死ねない

志を大きくもって、一所懸命にやったら、必ず成功します。
松下電器は、初めは、いわば自分が食べていくために仕事をしたわけです。
だから大きな工場をつくるとかは、夢にも思いませんでした。
せめて、病気になっても食うことができるようにということだけを考えたのです。
それが今日の松下電器にまでなった。
政経塾は、それとは違い、最初から志をもって、
全身全霊を打ちこんでやろうということを決意してやっているわけです。
だから、成功を信じて私の志は変わらないのです。
私は、敗戦のときはいっさいの財産を凍結されました。
さらに、仕事もないのに一万五千人の従業員を抱え、
給料を払わなければならなかったりして、日本一の借金王にもなりました。
そんなどうしょうもないときもありましたが、それでも今日あることを得たのです。
艱難が汝を玉にするということわざがありますが、
人生にはどうにもならないこともあります。
もう逃げるに逃げられない、死ぬに死ねないということもあるのです。
それでも志さえ失わずにいれば、やれるわけです。
『君に志はあるかー松下政経塾塾長問答集』
自問自答
志とは何か?
もうどうにもならない、逃げるに逃げられない、
死ぬに死ねないというときに自分を支えてくれるものではないか。

2021/01/05 1月5日 松下幸之助一日一話  PHP総合研究所編

松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月5日
先見性を養う
先見性を持つことは指導者にとってきわめて大切なことだ。
先見性を持てない人は指導者としての資格がないといってもいいほどである。
時代というものは刻々と移り変わっていく。
昨日是とされたことが、今日は時代遅れだということも少なくない。
だから、その時代の移り行く方向を見極め、変わっていく姿を予見しつつ、
それに対応する手段を打っていくことによって、
初めて国家の安泰もあり、企業の発展もある。
一つの事態に直面して、慌ててそれに対する方針を考えるようなことでは、
物事は決してうまくいかない。心して先見性を養いたい。


先見性を養うためには何をすればよいのでしょう?
何かの出来事に対してこれから先何が起こるか?
たくさんシュミレーションしてみます。
1度や2度ではありません。
日々その出来事自体が刻々と変化し続けます。
その度何度も何度もシュミレーションしていくのです。
これを一つの出来事だけでなく、
いろいろな出来事に対してのシュミレーションをを行い、
現実にどう変化していったかを確認して検証します。
ここでもPDCAを回し続けるということですね。
少しづつ養われていくことでしょう。




松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月5日


私は人はすべて希望を失ってはいけない、いいかえると、
あすに夢をもてと言いたい。
この夢をもつということが、
人生においてどんなに大切なことかわからないと常々考えている。
私は昔から、非常な夢の持ち主である。だから早くいえば、
仕事もいっさい夢から出ているわけだ。
よく人から「あんたの趣味は何ですか」と聞かれるが、
私は「私には趣味はないですな。
まあ、しいていえば、夢が趣味ということになりますかな」と、
答えることにしている。
実際、夢ほどすばらしいものはない。
空想はいくらでも描けるし、きりはない。
広い未開の地に行って、そこの開拓王になることだってできるし、
大発明をして社会に非常な貢献をすることもできるし、
あるいは巨万の富をもつことも夢では成り立つ。
私みたいに芸のない者は、夢でも描かんことにはしょうがないかもしれないが、
そういう意味で空想もまた楽しいものだと思っている。
これを私の夢の哲学とでも名づけようか。
『仕事の夢 暮しの夢』
自問自答
「仕事は夢から出ている」「夢が趣味」という
人生もいいのではないかー。
 

2021/01/04 1月4日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

[愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編
1月4日
はじめに言葉あり
「はじめに言葉あり」という言葉がある。
聖書の中にあるそうで、私はその深い意味はよく知らないが、
これは経営にもあてはまることではないかと思う。  
つまり、経営者、指導者はまずはじめに言葉を持たなくてはならない。
言いかえれば、一つの発想をし、目標をみなに示すということである。
あとの具体的なことは、それぞれ担当の部署なり社員なりに考えてもらえばいい。
しかし、最初に発想し、それを言葉にすることは、経営者がみずからやらなくてはいけないと思う。
そしてそれは、企業経営だけでなく、日本の国全体として望まれることであろう。


これは木野先生が言われていた、
『はじめにに理念あり』のことですね。
「理念達成する方法は山ほどあるがどこへ向かうのかを明確にする『理念』。
これはトップにしかできない仕事だ」
と言われたそうです。
その元になっているのは「はじめに言葉あり」だったのでしょう。・・・たぶん。





松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月4日
運命に優遇される人

私に、あなたのような子どもがおるならば、あるいは孫がおるならば、
私は自分の体験をすっかり話し、そして、やはり言うでしょう。
言ってやりたいと思います。
「おまえにはおまえの考えがあるだろう。
しかし、もし、わしの言うことに多少の真理があり、共鳴するところがあるなら、
おまえもそんなつもりでやってみないか」
自分の適性に生きて、
喜びをもってきょうの日の仕事に徹するーそれが勇気のある人だと私は思うのです。
一つのことでも、こんな仕事はという、とざされた考え方もあれば、
こんな仕事をすることができると考える、ひらかれた心もある。
前者は運命につぶされ、後者は運命に従って運命に優遇される人なのです。
あなたはどこまでも後者でなければなりません。
『若さに贈る』
自問自答
眼前の仕事に対して、前向きな“ひらかれた心”
取り組むことができているだろうか。
 

2021/01/03 1月3日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

[愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月3日
不確実な時代はない
不確実性の時代と人はよく言います。
事実、 思わぬことが次つぎと起こって混乱することがよくありますが、
私は不確実性ということは肯定しません。
なぜなら、 不確実な現象は全部人間自身の活動の所産であり、
人間自身が不確実な考えを持ち、
不確実な行動をするところに起こってくるものだと思うからです。  
だから、不確実な考えや行動をやめたら、確実になってくる。
そういう自覚で仕事をすることが大切だと思います。     
未来 は‶確実性の時代″だという発想の転換、
未来に対処する基本的姿勢の転換こそ、
今日、私たちお互いの緊急重要事ではないかと思うのです。


まさに今。
コロナ渦は不確実な時代そのものせす。
経済が大切なのか?
人の命が大切なのか?
もちろん経済は大切ですが経済そのものは死にません。
・・・個々の店舗、企業では残念な立ち位置に追いやられることもあるでしょう。
人の命を第一に考えつつ、個々に手厚い補助を差し伸べ、
後々経済全体の立て直しを図ることが大切だと私は思うのです。
不確実な時代だからこそ、『より確実』を探し続けることだと・・・。




松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月3日
成功は運のせい

もっとも私は〃運〃というようなものを否定するわけではない。
むしろそういうものがお互い人間の上には、
目には見えなくても働いているのではないかと考えている。
私自身の経営については、このように考えてやってきた。
すなわち物事がうまくいったときは
〃これは運がよかったのだ〃と考え、
うまくいかなかったときは〃その原因は自分にある〃と考えるようにしてきた。
つまり、成功は運のせいだが、失敗は自分のせいだということである。
物事がうまくいったときに、それを自分の力でやったのだと考えると、
そこにおごりや油断が生じて、つぎに失敗を招きやすい。
実際、成功といっても、それは結果での話であって、
その過程には小さな失敗というものがいろいろある。
それらは一歩過てば大きな失敗に結びつきかねないものであるが、
おごりや油断があると、そういうものが見えなくなってしまう。
けれども、〃これは運がよかったから成功したのだ〃と考えれば、
そうした小さな失敗についても、一つひとつ反省することになってくる。
反対に、うまくいかなかったときに、
それを運のせいにして〃運が悪かった〃ということになれば、
その失敗の経験が生きてこない。
自分のやり方に過ちがあったと考えれば、
そこにいろいろ反省もできて、同じ過ちはくり返さなくなり、
文字どおり「失敗は成功の母」ということになってくる。
そして、そのように〃失敗の原因はわれにあり〃という考えに徹するならば、
そうした原因を事前になくしていこうという配慮ができるようにもなる。
だから、それだけ失敗も少なくなって、
どういう状況下にあっても経営が順調にいくという姿になってくるわけである。
『実践経営哲学』
自問自答
失敗を運のせいにしていなかったか。
成功を自分“だけ”の力によるものだと
思いこんでいなかったか・・・。

 

2021/01/02 1月2日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

[愛蔵版]松下幸之助一日一話

PHP総合研究所編

1月2日
信念は偉大なことを成し遂げる
私は、弘法大師の開かれた高野山にのぼって、非常に教えられたことがあります。
いまでこそ自動車道路も電車もケーブルもできていて、
便利といえば便利ですが、お山を開かれた千百数十年前に、
あれだけへんぴなところを開拓し、
そこに道場をたてるという弘法大師のご執念というか、
信念というものは、想像もできないほど強いものがあったと思うのです。
ものは、想像もできないほど強いものがあったと思うのです。
われわれはなかなか弘法大師さんの境地にふれることはできません。
けれども、私はそのとき、やはり人の心、一念、
信念というものは偉大なことを成し遂げるものだということを痛切に感じて、
私も自分の分に応じた一念、信念を持たなければいけないなと感じたのです。


数年かけバイクで四国八十八ヶ所の八十八番を終え、一番寺に。
そして高野山に向かうため最終フェリーに乗船し、
下船後、何とか宿を見つけ翌日高野山へ。
経営に悩みの多い日々を送っていた時期でしたので、
時々会社を離れ経営を俯瞰する時間になっていたと思います。
多くの研修に参加し少しづつ思いが信念に成長していったころです。



松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月2日
自分の意志

若いあなたがたに言っていいことかどうかわからないが、私はこう思っている。
人間は、見方によれば、90%までは運命によって決められている、と言ってよい。
残り10%を自分の意志で左右することができるのだ、と。
90%は決まっているのでは努力のしがいがない。
努力によって、自分の運命を100%変えることができると言って、青年を激励したい。
それを、ほとんど決まっているのだと言ってしまったのでは面白くない気もします。
しかし、ここを突き抜けていくと、ばたばたしなくていい。いわゆる安心立命がある。
私は、世の多くの人々と同じく、困難多き人生を経てきたと言ってもよいけれど、
そうした諸困難を、ことごとく自力で克服したとは思わない。
そういう状況におかれたからこうなったのだと思う。
そういう運命だったことを承認するだけである。
だから、今ある自分を誇る必要も気負う必要もない。そう考えているのです。
どうにかなる10%を努力すれば、その10%は非常な効果がある。
だが、ばたばたしても10%の違いではないか。
『若さに贈る』
自問自答
人生は、自分の意志で左右できる部分が
10%“しか”ないと考えるか、
10%‘‘も”あると考えるか。
 

 

2021/01/01 1月1日 [愛蔵版]松下幸之助一日一話 PHP総合研究所編

明けましておめでとうございます。

2021年は『松下幸之助一日一話』をお届けします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年のの続きが残っています1月17日まで掲載します。


[愛蔵版]松下幸之助一日一話
PHP総合研究所編

1月1日  
心あらたまる正月

 竹にフシがなければ、ズンベラボウで、とりとめがなくて、
風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。
竹にはやはりフシがいるのである。
同様に、流れる歳月にもやはりフシがいる。
ともすれば、とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。
せめて年に一回はフシをつくって、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。
そういう意味では、お正月は意義深くて、おめでたくて、心もあらたまる。
日ごろ考えられないことも考えたい。
無沙汰のお詫びもしてみたい。
そして、新たな勇気と希望も生み出したい。
すがすがしくて、さわやかで、お正月はいいものである。


毎年更新し続ける3KM手帳は、私たちの『フシ』の一つですね。
昨年暮れに完成した3KM手帳を元旦に読み直すことで、
しっかりとした節になるのですね。
幸之助翁の言われる、
『新たな勇気と希望も生み出し、
すがすがしく、さわやかな、お正月』にしたいですね

松下幸之助 成功の金言365
松下幸之助[著]
PHP研究所[編]
1月1日
成功

私はいろいろな人から、よく思いもよらぬことを聞かされる。
「あなたの事業経営の秘訣は?」
「あなたの金儲けのコツはどこにあるのか」
「億万長者になるには、何か特別なやり方があるのですか」
「人使いの上手な手には、どんな方法がありますか」
等々、まるで、私が経営の神様か、金儲けの天才でもあるかのような質問攻めである。
私は、そんなとき、よく言うのだが、世の中には、そんな秘訣とか、コツとか、
それさえ心得ていれば何でもできるという当意妙法なんて、
絶対にありえない、と考えている。
私に言わせると人間万事、世の中のすべては、
天の摂理で決まるのが90%、あとの10%だけが、人間のなしうる限界だと思うのである。
こんなことを言うと、「おまえは運命論者」だと決めつけられそうだが、
私の言う90%天の摂理論は、世間でよく言う「運命論」とは、
ちょっとニュアンスが違うのである。
つまり、私の言いたいことは、「絶対に無理をしない」ことなのである。
宇宙大自然に逆らわず、
むしろ宇宙や大自然にとけこんで、これと一体になりきってしまう。
これが人間のほんとの姿であり、その結果あらわれてくるものが、
世の中で言う成功とか成就とか、
あるいは億万長者ということになるのではなかろうか。
だから、非常に簡単なことである。
『仕事の夢暮しの夢』
自問自答
「成功の秘訣はない」「人間のなしうることには限界がある」と考える。
「絶対に無理をしない」ようにする-
それが成功の秘訣なのだろうか⁉